『眠れる美女』論(二〇〇三年度卒業論文要旨集)
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(2) ﹃眠れる美女﹄. 〇一五四. は、雑誌﹃新潮﹄. 近代文学研究室. ﹃眠れる美女﹄論. 川端康成の. 吉田めぐみ に一九六〇年一. 月から一九六一年一一月までに一七回にわたって発表された。 が新潮社. その間の、一九六〇年七月から一二月までは休載している。の ち、一九六一年一一月三〇日に単行本﹃眠れる美女﹄ より刊行された。 本作品について、田口茂氏は、川端と主人公である﹁江口﹂ を重ね合わせており、主題は、︵母体憧懐︶であると述べている。 しかし、﹁江口﹂の︵インセスト的願望︶が表れていることから、. と相反する. ︵処女性︶. が含まれている. 川端と﹁江口﹂を完全に重ね合わせて見ることは難しい。また、 本作品には、︵母体性︶. に最期. を与える存在であり、 ︵エロス︶ と ︵タナトス︶ の. は﹁江口﹂. ことから、﹁江口﹂が求めていたのは、︵母体性︶と ︵処女性︶. の融合した女性であることがわかる。 ︵救済︶. 先行研究において、辻本千鶴氏は、︵母︶ の. 融合であるとしている。しかし、 本作品の不気味なエンディン は. ︵エロス︶. と ︵仏性︶. の融合であり、永久に. グからわかるように、﹁江口﹂は ︵救済︶されていない。﹁江口﹂ にとって ︵母︶. が主題であり、川端 である部分が抽出された作品である。. の孤独︶. 得ることが出来ない。本作品は、 永久に ︵救済︶ されることの ︵孤児︶. ない ︵︽老い︾と︽孤児の精神︾. の性格の.
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〔付記〕
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