魚群を対象としたHerding Algorithmの誘導性能に関する一考察
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(2) 情報処理学会第 81 回全国大会. Dynamic Parallel 魚の向きが っており,群れの中 での魚の位置が変動する.∆ro と ∆ra が比較的大 きい時に発現する.. 700. Ave. number of time steps when HA terminated. Highly Parallel 魚の向きが著しく っており,群れ の中での魚の位置に変動が少ない.∆ro と ∆ra が 両方とも非常に大きい時に発現する.. 600. ts = 550. 500 400 300 200 Highly Parallel Dynamic Parallel. 100 0 10. 15. Torus Swarm 20. 25. 30. 35. 40. 45. 50. Total number of fish (N). 図 4: HA 終了時の平均タイムステップ数. Torus 向きは不 いだが,魚が渦を巻く群れ.∆ro が 比較的小さく,∆ra が比較的大きい時に発現する. 群れの重心に対して各魚の角運動量が高い.. Standard dev. of time steps when HA terminated. 1200 1000. 4. 実験方法および実験結果. 4.1 実験方法 1 辺が L の立方体の 3D 空間内に,N 匹の魚の初期 位置及び各魚の初期方向を,各魚が少なくとも 1 匹は それぞれの感覚領域内に捉えられるようにランダムに 与える.捕食者は (L, L, L) の位置に配置され,誘導す べき目的地は原点に配置される.なお,この空間は障 害物の無い開かれた空間である.群れの状態を安定さ せるために 500 タイムステップ (ts) の準備期間をとっ た後,各 ts 毎に捕食者と魚を移動規則に従って相互作 用させる.8, 000 ts 以内に目的地へと誘導できれば成 功,8, 000 ts を超えると失敗として扱い,HA のシミュ レーションを終了する.N ∈ [10, 50] の 4 つの群れの 型に HA を適用して,各状況下で 50 回の計算機実験を 行い,成功率と,HA 終了時の平均 ts 数を調査した. 4.2 実験結果 Torus と Swarm では,N ∈ [10, 50] で成功率は 100% であった.それに対し,群れの魚の向きが っている Highly Parallel や Dynamic Parallel では,失敗は N > 41 で計 4 回のみで,99.90%の高い成功率を示した. 図 4 は,4 つの型の魚群に対する,HA 終了時の平均 ts 数を表している.Highly Parallel の N = 10 の場合 を除き,4 つの群れの型に共通して,HA 終了までの平 均 ts 数は 550 ts 以内であることが分かる. 図 5 は,4 つの型の魚群に対する,HA 終了時の ts 数 の標準偏差を表している.魚の方向が不 いな群れの 型である Torus や Swarm に対する HA 終了時の ts 数. Torus. Dynamic Parallel. Swarm. 600 400 200. Swarm 向きが不 いな群れ.∆ro がほぼ 0 で,魚同 士でほとんど向きを えない時に発現する. 3.2 捕食の脅威がある場合 魚が捕食者の脅威を感じた場合にとる行動は,2002 年に Oboshi らによって提案されたモデルを参考にし ている [4].図 3 に示すように,魚が死角を考慮しない 半径 R の視界の内側に捕食者を捉えた時,捕食を逃れ るための逃避行動を行う.この場合,上述した Couzin らのモデルの行動規則に加えて,捕食者が進む向きに 対して垂直な向きへ進む行動 C と,捕食者から直接逃 れるために捕食者に対して反発する行動 D を行う.. Highly Parallel. 800. 0 10. 15. 20. 25. 30. 35. 40. 45. 50. Total number of fish (N). 図 5: HA 終了時のタイムステップ数の標準偏差 の標準偏差は,魚の方向が っている Highly Parallel や Dynamic Parallel に対する HA 終了時の ts 数の標 準偏差と比較して小さいことが分かる.このことから, 群れの魚の向きが不 いな魚群の方が安定した ts 数で 目的地まで誘導できると言える.. 5. まとめ. 本研究では,本来は羊の群れを誘導対象とする HA を,4 つの型の魚群に適用してその誘導性能を評価した. 魚の視界を考慮した HA を用いることで,N ∈ [10, 50] の 4 つの型全ての魚群を,99.95%の高い誘導率で目的 地へと誘導することができた.今後,現実世界での応 用のため,より大きなサイズの魚群や,捕食の脅威が ある場合も視界に死角を有する魚など,より現実的な モデルの魚群に対する HA の誘導性能を調査したい.. 参考文献 [1] Str¨ombom, D., Mann, R. P., Wilson, A. M., Hailes, S., Morton, A. J., Sumpter, D. J. T. and King, A. J.: Solving the shepherding problem: heuristics for herding autonomous, interacting agents, J. Royal Soc. Interface, Vol. 11, No. 100 (2014). [2] Hoshi, H., Iimura, I., Nakayama, S., Moriyama, Y. and Ishibashi, K.: Computer Simulation Based Robustness Comparison Regarding Agents’ Moving-Speeds in Two- and Three-Dimensional Herding Algorithms, in Proc. Joint 10th Int. Conf. on SCIS and 19th ISIS, pp. 1319–1326 (2018). [3] Couzin, I. D., Krause, J., James, R., Ruxton, G. D. and Franks, N. R.: Collective Memory and Spatial Sorting in Animal Groups, J. Theor. Biol., Vol. 218, No. 1, pp. 1–11 (2002). [4] Oboshi, T., Kato, S., Mutoh, A. and Itoh, H.: Collective or Scattering: Evolving Schooling Behaviors to Escape from Predator, in Proc. the Eighth Int. Conf. on Artificial Life, ICAL 2003, pp. 386– 389 (2003).. 1-164. Copyright 2019 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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