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高尿酸血症を含めた生活習慣病に対するチーム医療

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Academic year: 2021

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(1)210. 痛風と核酸代謝 第 42 巻 第 2 号(平成 30 年). シンポジウム1− 7. 高尿酸血症を含めた生活習慣病に対するチーム医療 根本 友紀. 高尿酸血症・痛風は代表的な生活習慣病であり, 生活習慣の是正を目的とした非薬物療法としての 生活指導が重要な役割を有することが高尿酸血 症・痛風の治療ガイドラインでも示されている.. (J-STOP-MetS 1)とメタボリックシンドロームに 対する適切な生活指導法を明らかにする介入研究 (J-STOP-MetS 2)より構成される. 今回 J-STOP-MetS 2 に参加したメタボリックシ. 生活指導においては,食事療法,飲酒制限,運動. ンドローム患者のデータより,体重が 5% 以上減. の推奨が中心となり,肥満の解消は血清尿酸値を. 少した群では血圧,脂質代謝,肝機能,血清尿酸. 低下させる効果が期待される.そのため日々生活. 値が有意に改善したが,5% 減少しなかった群で. 指導に関わる我々コメディカルが果たす役割は. は改善がみられなかったという結果を示した.こ. 大きい.. れは,肥満の改善が血清尿酸値の低下に関係して. 東北労災病院に設置されている治療就労両立. いることを示唆しているが,この中で我々は,大. 支援センターは,肥満,高血圧,脂質異常症,. 幅な減量に成功したにもかかわらず血清尿酸値が. 糖代謝異常,高尿酸血症などの生活習慣病患者に. 悪化した症例を経験した.. 対し生活指導を行う専門施設である.我々は指導 に際し,動脈壁硬化度,体脂肪量や骨格筋量など. 通常,有酸素運動を行うことで内臓脂肪が減少し, インスリン抵抗性が改善する.これにより,血圧. の体組成,骨密度の計測,アンケート調査などを. の低下,HDL コレステロールの上昇,耐糖能が. 行い指導の基礎資料としている.指導対象となる. 改善し,結果としてメタボリックシンドロームの. 患者背景も様々であり,複数の生活習慣病を合併. 改善につながるとされている.一方,過度な食事. している症例や重症例も少なくない.このような. 制限による減量や強い負荷の運動を行うことで血. 中で当センターでは,医師,保健師,管理栄養士,. 清尿酸値が上昇し,また関節組織への物理的加重. 理学療法士がそれぞれ関わることで,専門性を. が増大し,痛風発作を誘発しうることも知られて. 生かしたチーム指導が可能となっている.. いる.. 以前,全国の労災病院勤労者予防医療センター. 本症例では,短期間での大幅な減量,また強負. (現,治療就労両立支援センター)では,メタボ. 荷ではなくても有酸素運動の比重が大きかったこ. リックシンドロームに対する適切な生活指導を確. となどにより血清尿酸値の上昇につながった可能. 立するための多施設共同研究(Japanese Study To. 性が考えられた.急激に減量が達成できている症. Organize Proper Life style Modification for Metabolic. 例においては,血清尿酸値に着目しなくてはなら. Syndrome : J-STOP-MetS)を 実 施 し た. こ れ は,. ないことを教えてくれた貴重な症例であり,今回. メタボリックシンドロームを引き起こす要因を. 報告した.. -. アンケート調査により明らかにする横断研究 東北労災病院 治療就労両立支援センター Yuki Nemoto.

(2) Gout and Nucleic Acid Metabolism Vol.42 No.2(2018). 参考文献 日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改定委員会: 高 尿 酸 血 症・ 痛 風 の 治 療 ガ イ ド ラ イ ン 第 2 版. メディカルレビュー社.2015.. 211.

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