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局所体のアーベル拡大について

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Academic year: 2021

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(1)局所体のアーベル拡大について’ 教科・領域学教育学専攻.   自然系コース   M1 0 1 7 4H   庄  田  保  雄.  本論文では局所体のアーベル拡大につ. 割を演じるヘンゼルの補睡と,それから導. いて考察する.大域体を局所化して得られ. かれる結果について述べる.完備離散付値. る局所体Kのアーベル拡大のありさまが. 体Kの付値環。の元を係数とする多項式. 乗法群K#に映し出される一端をかいま. が,剰余体で互いに素な2つの多項式の積. 見ることが本論文の目的である.局所体の. に分解できれば,oでも分解できるという. 不分岐アーベル拡大のガロア群がノルム. のがヘンゼルの補題である.これより「K. 剰余群と同型になることの証明を与え,ま. 係数モニック既約多項式の定数項が。の. た,局所体の有限次アーベル拡大と,乗法. 元であれば,すべての係数が。の元であ. 群の指数有限な開部分群が1対1に対応. る」などの著しい結果が導かれる.. し,そのガロア群がノルム剰余群と同型に.  §2.3では付値体(K,μ)の付値リの有限. なることなどの結果を展望する.. 次拡大ムベの延長μが与えられたとき,μ.  .1章では,後章で用いる,群,環,体,ガ. の剰余体Fがμの剰余体の部分体と見な. ロア理論の基本事項,代数的整数論の基本. せる’ことを示した後,剰余次数∫(μ/リ),分. 事項,および付値論の基本事項について述. 岐指数ε(μル)を定義する.さらに,(K,レ). べる.. が完備離散付値体の場合は,ムベの延長.  2章では,完備離散付値体について考察. μが一意に定まり,完備離散付値となるこ. する1. と,剰余次数,分岐指数が有限で,その積.  §2.1では付値から定まる付値環,素イデ. ∫(μル)ε(μル)が工/Kの拡大次数[ム=K]. アル,剰余体の概念を導入する.特に離散. に一致することなどを示す1またKの2. 付値体では素イデアルが単項イデアルと. つの有限次拡大の間のK同型が,それら. なること,完備離散付値体では付値環の任. の剰余体の間のF同型を誘導することも. 意の元が完全代表系を係数とする素元の. 示す.. べき級数として表されることなどを示す..  §2.4では完備離散付値体Kの不分岐.  §2.クでは本論文の理論展開上重要な役. 拡大,完全分岐拡大を定義し,rKの剰余. 一326一.

(2) 体Fの任意の有限次分離拡大Eに対し. の有限次拡大に同型であり,等標数の局所. て,Kの不分岐拡大ムで,その剰余件軋. 体が有限体Fを係数体とするLaurent級. が五とF同型になるものが存在する」こ. 数体F((士))に同型であることを示す.ま. と,不分岐拡大工/Kについて「工/κが. た,任意の自然数ηに対し,Kのη次不. ガロア拡大であることと,工の剰余件班. 分岐拡大κ。がK同型を除いて一意に. がんの剰余体Fのガロア拡大であるこ. 存在すること,κηがんのη次巡回拡. ととが同値である」こと,「ガロア群の同. 大であること,Ga1(Kれ/κ)がノルム剰余. 型Ga1(工/K)竺Ga1(凡/F)が成り立つ」. 群κ‡/NK、/K(K茸)に同型であること,な. こと,などを示す.. どを示す..  3章では,完備離散付値体(κ,吹)の付.  §4.2では,前節までに示した諸定理を基. 値環DKの高次単数群について考察する.. に,2つの定理. §3.1では,単数群ひκ:昨)と高次単数 【同型定理】局所体の有限次アー. 群ψ)(乞≧1)を定義し,同型. ベル拡大のガロア群はノルム剰  σK/昨)皇F‡, ひ宴)/σ妄十1)窒F. 余群に同型である.. を示す.§3.2では,ηが剰余体Fの標数. 【存在定理】局所体の有限次ア」. と互いに素な自然数のとき,等式ψ〕=. ベル拡大と,局所体の乗法群の指. (ひ妄〕)nが成/立つことを示す・1…で は,ch(F)=ρ>0,かつ。h(κ)=0の. 数有限な開部分群が1対1に対 応する.. とき,e=〃K(ρ)とおくと,任意の整数. 3>、三、と任意の自然数ηに対して,等. 式ザ」(剛ρが成/立つことを 示す.§3.4では,κの有限次不分岐拡大ム. の乞次単数群吋)のノルム写像による像 がKの乞次単数群σ妄)に一致すること,. 単数群のノルム剰余と剰余体のノルム剰 余の同型σκ/凡/κ(σ几)竺F*/NE、ノF(珂). を中心に,局所体のアーベル拡大について, 展望する..  §4.3では,§4.2の結果の応用として,Qp. の有限次アーベル拡大が円分拡大の部分体 であることを示す.これはクロネッカー・. ウェーバーの定理「有理数体Qの有限次 アーベル拡大は円分体の部分体である」の Qρ板ともいえるものである。. が成り立つことなどを示す、.  4章では,局所体Kのアーベル拡大の ありさまが乗法群K#に映し出される一 端をかいま見る.  §4.1セは,混標数の局所体がρ進数体Q、. 1327一. 主任指導教員 枠山 廣. 指導教員松山廣.

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