• 検索結果がありません。

Watershed 法を用いたカラー画像の 領域分割に関する研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Watershed 法を用いたカラー画像の 領域分割に関する研究"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

博 士 ( 工 学 ) 趙    延 軍

     学位論文 題名

Watershed 法を用いたカラー画像の 領域分割に関する研究

学位論文内容の要旨

  本 論文 は,Watershed法を 用いた領域分割に関する研究成果をまとめたもの である.

  近年,デジタル技術の進歩とともに,多くの高度化された製品が開発された.

例としてロポットシステム,予防安全 のための自動車の自動運転システムをど を挙げることができる.高度化された 製品は人々の生活品質を大幅に引き上げ ることができる.その中で画像,音声 をどのマルチメデイアの処理技術は重要 を役割を果たしている.画像処理技術 により,機械は周囲の環境に適応した行 動をし,人間の仕事を部分的に代行す ることができる.現在の画像処理技術で は画像中の物体特徴を抽出して,それ を記述することを重要視する.このよう を技術は内容に基づく画像処理と呼ば れている.

  領域分割は,内容に基づく画像処理 の前処理として,特徴が類似した連結領 域に 画像 を分 割す る 操作 であ る. 画像中の対象物をーっあるいは複数の領域 に分割することは,画像の認識,分類 ,抽出をどの処理に有用である.領域分 割の 良否 は, 内容 に 基づ く画 像処 理に大きを影響を与えるため,近年でも領 域分 割の 精度 向上 に 関連 する 研究 が続いている.認識された物体を背景から 切り出す場合は,閉じた,単一の領域 分割線が必要である.このようを領域は Watershed法によって原則的には簡単に得られる.

  Watershed法は,最初に地 質学において地質形態や外貌を叙述するために導 入された.画像の画素の輝度値,その 極小値,極大値はそれぞれ地形の海抜高 度,谷底,峰に対応する.画像を地形 とみをし,その谷底から水を注入し,形 成される複数の水域の隣接部分をWatershed(分水嶺)と呼ぱれる境界とする・

Watershed法は,基本的かつ 単純を手法と考えられる領域成長法の一種と見る ことが出来る.領域成長法においては,(未処理の)画素1個を作業始点として 設定して,近傍画素を取り込みをがら 領域を成長させる.この場合,始点の選 択法,成長の手順に任意性があり,同 じ画像を処理しても複数の異をる結果が 得ら れる 可能性がある.これに対してWatershed法においては,作業始点は画 像によって一意に与えられ,また,成 長の手順も地形を想定した水域の広がり

(2)

を模擬することにより,一意に与えられる.これらの性質はWatershed 法の重 要を特徴である.

   しかし,Watershed 法にはニつの問題がある.第一に,自然画像では一見し て平坦に見える部分でもわずかを輝度値の変化があるため,極小値をとる画素 が多い.そのため,極小値の総数に等しい個数の領域が生じてしまい,過剰分 割に至る.第二に,Watershed 法では,領域が極小値から極大値へと成長する ため,輝度値が広義単調を範囲全体をーつの領域とみをしてしまう.このこと は未分割の原因とをり得る.そこで,本論文はWatershed 法に注目し,その問 題 点 を 指 摘 し た 上 で , カ ラ ー 画 像 の 領 域 分 割 法 を 提 案 す る .    本論文の第2 章で, Watershed 法を用いた領域分割を紹介した上で,過剰分 割・未分割の問題を指摘する.また,実験により,領域分割に対する影響を確 認する.第3 章では,色エッジ法を紹介し,差分フィルタを用いた色差による 色エッジの検出法を提案し,提案手法を用いて得られた実験結果を示す.第4 章では,3 章に提案した色エッジの検出法を用いた領域分割を説明する.実験 により,Watershed 法は過剰分割と未分割とに対して有効であることを確認す る.また,Watershed 法を適用して得られる領域分割結果を初期領域として定 義する.第5 章では,隣接領域統合法を説明する.エラー抑制の視点から統合 の問題点を指摘する.領域統合の実験により,問題点を示す.第6 章では,5 章に説明した領域統合の問題点に対し,領域情報を記録する領域モデルの定義 し,並列実行の領域統合法を提案する.Watershed 法の過剰分割を解決する対 策として,この手法を用いる.第7 章では,領域分割に対する評価指標を紹介 する.更に, Watershed 法の過剰分割・未分割を対策とした色エッジの強度画 像と並列実行の領域統合を評価する.比較実験を行いことで,提案手法の有効 性を示す.最後に第8 章において,本研究の成果について要約し,論文全体を まとめる・

   以上を要約すると,本論文は内容に基づく画像処理において重要を前処理で

ある領域分割に適した基本性能を有するWatershed 法について詳細を検討を行

い , そ の 問 題 点 を 指 摘 し た 上 で , 解 決 法 を 提 案 し て い る .

(3)

学 位論文審査の要旨 主査

副査 副査 副査

教授 教授 教授 助教授

北 島 山 本 荒 木 長谷山

学 位 論 文 題 名

秀夫     強 健治 美紀

Watershed 法を 用 い たカ ラ ー 画像 の      領 域 分 割 に 関 す る 研 究

  本論文は,博士課程在学中に著者が行ったWatershed法を用いた領域分割に関する 研究成果をまとめたものである.

    画像処理は信号処理のために開発された線形フアルタリング理論にその基礎をお くことは確かであるが,近年では更に高度な処理が要求されている,その最も顕著教 例が画像認識である.そこでは画像中の物体特徴を抽出して,それを適当を方法によ り記述し,その記述を通じて他の画像中の物体との比較が行われる,この過程におい ては最早線形フィルタリング理論に依拠する処理方式は完全に無効であって,新たを 枠組みを必要とする.  .

  著者が行った研究は高度を画像処理の準備として位置づけられる.与えられた画像 を解析して,その中に描かれた物体あるいは物体の部分を構成する連結した画素の集 合(以下では領域と呼ぶ)を抽出する処理(以下では領域分割と呼ぶ)に関し,既存 技 術 の 問 題 点 を 調 査 し , そ の 解 決 法 を 提 案 し , そ の 有 効性 を 実 証し た ,   領域分割の良否は,認識等の,画像内容に基づく画像処理に大きを影響を与えるた め.これまでも活発に研究が行われ,現在も領域分割の精度向上に関連する研究が続 いている.認識された物体を背景から切り出すためには,閉じた,単一の領域分割線 が必要である.著者は,このようを領域はWatershed法によって簡単に得られること に注目した,

  W祉ershed法は,最初に地質学において地質形態や外貌を叙述するために導入され た.画像の画素の輝度値,その極小値,極大値はそれぞれ地形の海抜高度,谷底,峰に 対応する.画像を地形とみをし,その谷底から水を注入し,形成される複数の水域の 隣接部分をW・atershed(分水嶺)と呼ばれる境界とする.Watershed法は,基本的か つ単純な手法と考えられる領域成長法の一種と見ることが出来る.領域成長法におい

1116

(4)

ては ,(未処理の)画素1個を作 業始点として設定して,近傍画素を取り込みをがら領 域を 成長させる.この場合,始点 の選択法,成長の手順に任意性があり,同じ画像を処 理 して も 複数 の異 をる結果が得られる 可能性がある.これに対し てWatershed法にお いて は,作業始点は画像によって 一意に与えられ,また,成長の手順も地形を想定した 水 域の 広 がり を模 擬することにより, 一意に与えられる.これら の性質はWatershed 法 の重 要 を特 徴で ある.Watershed法 自体は以前から存在するが, 著者のこのようを Watershed法の位置づけは正確を ものであると評価する.

  著者 はWatershed法にはニつの問題 があることを指摘した.第一 に,自然画像では 一見 して平坦に見える部分でもわ ずかを輝度値の変化がある ため,極小値をとる画素 が多 い,そのため,極小値の総数 に等しい個数の領域が生じ てしまい,過剰分割に至 る .第 二 に,Watershed法では.領域 が極小値から極大値へと成長 するため,輝度値 が広 義単調を範囲全体をーつの領 域とみをしてしまう.この ことは未分割の原因とを り 得る . 著者 はWatershed法の上記問 題点を指摘した上で,カラー 画像の領域分割法 を提 案した.

  以下 , 各章 にお ける 著 述内 容を 総括 する ,第2章で,Watershed法を用いた領域分 割を 紹介した上で,過剰分割・未 分割の問題を指摘した.ま た,実験により,領域分 割 に対 す る影 響を 確認した.第3章で は,色エッジ法を紹介し,差 分フアルタを用い た色 差による色エッジの検出法を 提案し,提案手法を用いて 得られた実験結果を示し た .第4章 では ,3章に 提 案し た色 エッ ジの 検出法を用いた領域分 割を説明した.実 験 によ り ,Watershed法は過剰分割と 未分割とに対して有効である ことを確認した.

ま た,Watershed法を適用して得られ る領域分割結果を初期領域と して定義した.第 5章で は, 隣接 領 域統合法を説明した .エラー抑制の視点から統合 の問題点を指摘し た .領 域 統合 の実 験に よ り, 問題 点を 示し た.第6章では,5章に 説明した領域統合 の問 題点に対し,領域情報を記録 する領域モデルを定義し, 並列実行の領域統合法を 提 案し た ,Watershed法の過剰分割を 解決する対策として,この手 法を採用すること を 提案 し た. 第7章で は, 領域 分割 に 対す る評価指標を紹介した .更に,Watershed 法の 過剰分割・未分割を対策とし た色エッジの強度画像と並 列実行の領域統合を評価 し た. 比 較実 験を 行い,提案手法の有 効性を示した,最後に第8章 において,本研究 の成 果を要約し,論文全体のまと めを行った.

  以 上を要約すると,著者は画像 認識に代表される高度画像 処理において重要を前処 理 であ る ,画 像の 領域分割に適した基 本性能を有するWatershed法 について詳細を検 討を 行い,その問題点を指摘し, その有効を解決法を提案し た.本研究を通じて画像 処理 ,情報メディア工学ヘ大きを 貢献をしたので,博士(工 学)の学位を授与される 資格 があるものと判定する,

1117

参照

関連したドキュメント

また、注意事項は誤った取り扱いをすると生じると想定される内容を「 警告」「 注意」の 2

 処分の違法を主張したとしても、処分の効力あるいは法効果を争うことに

このように資本主義経済における競争の作用を二つに分けたうえで, 『資本

必要な食物を購入したり,寺院の現金を村民や他

ある周波数帯域を時間軸方向で複数に分割し,各時分割された周波数帯域をタイムスロット

第一の場合については︑同院はいわゆる留保付き合憲の手法を使い︑適用領域を限定した︒それに従うと︑将来に

★分割によりその調査手法や評価が全体を対象とした 場合と変わることがないように調査計画を立案する必要 がある。..

(1)  研究課題に関して、 資料を収集し、 実験、 測定、 調査、 実践を行い、 分析する能力を身につけて いる.