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日本 に お け る トラ ン ポ リン競 技 規 則 の変 遷(4)

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85

日本 に お け る トラ ン ポ リン競 技 規 則 の変 遷(4)

田 野 有 一

我 国 に お け る トラ ン ポ リ ン競 技 規 則 の 六 回 目 の改 訂 に あ た る 「 第 七 改 訂 版 競 技 規 則 」 〔 筆 者 自身 に よ る呼 称 〕 は,1987年(昭62)1月 か ら1992年(平

4)12月 ま で の 六 年 間 に 日本 国 内 で の 全 国 規 模 の 競 技 会 に お い て 適 用 さ れ た 。

JTA(1)制 定 の こ の 規 則 集 は,冊 子 体 裁 も そ れ ま で のB5判 の い わ ゆ る ソ ー ト判"か らB6判 のXNハ ン ドブ ッ ク判"へ と変 わ り,コ ンパ ク ト化 され た 。 表 紙 に は,「CompetitionRulesforTRAMPOLINING」 とxx初 の 欧文 表 記"で,そ の 下 方 に 「TECHNICALCOMMITTEEJTA」 と記 さ れ, 競 技 団 体 の ロ ゴマ ー ク も印 刷 され て い る 。 、

規 則 集 と して の記 載 内 容 に つ い て 見 る と,「 競 技 規 則 」の条 項 記 述 に引 き続 き,演 技 姿 勢 とベ ッ ド面 で の 移 動 に関 す る 「 減 点 基 準 の 簡 略 図」,「公 認 審 判 員 規 則 」 が(第 五 改 訂 版 と同 様 の形 式 で)掲 載 さ れ て お り,こ れ ら に続 い て

「 種 目難 度 表 」 と 「 審 判 実 績 」(記 録 簿)が 新 た に加 え られ

,こ れ は以 前 に は 見 られ な い改 訂 版 の特 色 の 一 つ とな っ て い る。

競 技 規 則 の 条 項 記 述 に 先 立 ち,『FIT(2)ト ラ ン ポ リ ン競 技 規 則;1987年1 月1日 よ り効 力 を発 す る』 との記 述 が あ り,こ れ また我 国 で の か つ て の規 則 集 に は見 られ な い 。 敢 え てXXFIT競 技 規 則 …"と 記 した 訳 は,JTAがFITに 加 盟 した,1972年 以 後 に お け る数 度 にお よぶ我 国 で の競 技 規 則 の殆 どの 改 訂 が,FITの 改 訂 に起 因 して い る か ら に他 な らな い か らで あ ろ う。 つ ま り,こ れ はFIT制 定 の競 技 規 則 に準 拠 す る姿 勢 の 表 れ で あ る。

本 稿 で は,1981年(昭56)か ら1956年(昭61)12月 まで の約5年8ヵ 月

の 問 に適 用 さ れ た 第 六 版 規 則 集(3)(5回 目の 改 訂 。本 稿 で は 旧版 に相 当 す る。)

と,第 七 版 規 則 集(6回 目の 改 訂 。 本 稿 で は新 版 に相 当。)に お け る 改 訂 内容

(2)

表1‑a競 技 規 則 の 内 容 比 較(そ の1)

改訂項目 1981(S56).5〜1986(S61).12 1987(S62).1〜1992(H4).12

・B5判 ・B6判

,「FITト ラ ン ポ リ ン競 技 規 則 」

規 則 集 ・表題 … 日本 トラ ンポ リン協会 規則 集 ・表 題 …00〃Zρ θ魏 勿 η1軌165∫0γ

(冊 子 体 裁) TRAルfPOLINING‑TECH2VICAL

COM雁7フEEノ 阻 一 規則記述前の記述

「この競 技規則 集 は ,日本 トランポ リン協会 が主催 す るすべ ての競技 会 に適 用 す る」

「FITト ラ ン ポ リ ン競 技 規 則 」1987年1月 1日 よ り効 力 を 発 す る 。

・第1回 目の 自由演技 は規定 演技得 点の 最 ・(約10人 つ つ の グ ル ー プ に 分 け られ た) も低 い選手 か ら始 める。同 点の場 合 は抽 各 グルー プは次 のグル ープが予 選 を行 う 選 に よ り試 技順 を決定 す る。*L2.2 前 に規 定演技 と第1回 目の 自由演技 を行

個 人 競 技 う。*1.2.1

・自 由演 技 の試技順 は規定 演技 の試技 順 と 同 じ。*1.2.1。1

・1つ の トラ ン ポ リ ン チ ー ム は4名 の 女 子 ・1つ の トラ ン ポ リ ンチ ー ム は最 小 限3名 又 は男子 で編成 され る。*2.1 の女子 又 は男子,ま た最 大限4名 の女子

又 は男 子 で 編 成 さ れ る。*2.1.1

・そ のチー ムの全 選手 は,1回 の規 定演技 ・そ のチーム の各々 の選手 は,1回 の規 定 と1回 の 自由演 技 を行 なわ な ければ な ら 演技 と2回 の 自由演技 を行 なわな けれ ば

な い。*2.2 な ら な い 。*2.2

団 体 競 技 ・チ ーム得点 は ,規 定演 技 と第1回 の 自由 ・チー ム得点 は各々 の演技(規 定 演技,1 演技 の得 点に よ り計算 され る。*2.3 回 目自由演技,2回 目自由演技)ご とに,

そ のチー ムの上位3名 の得点 が合計 され た も の で あ る 。*2.3

・ 世 界 ・各地域 ・各 国 にお ける競 技会 で は 規則2.3に 基づ き規定演 技 と第1回 の 自 由演技 の得 点 によ り計算 され る。

*2.3.1

公認 ス ポ ッター

装 ・一定 の トレーニ ングス ゥー ツ と運 動靴 又 は白の足首 よ り下 をおお う もの でな けれ ばな らない。*6.3

・一 定 の トレ ー ニ ン グ ウ ェ ア と運 動 靴 を 着 用 す る 。*6.3

・こ れ らの 規 則(6 .1,6.2,6.4)に 違 反 し ・こ れ らの 規 則(6 .1,6.2,6.4)に 違 反 し

選 手 た場 合 は失格 とす る。*6.5 た場合 は失 格 とす る。 この決 定 は主 審が イ 了うo*6.5

・競技 カー ドに は ,自 由演技種 目お よび難 ・ 競 技 カー ドに書 く種 目名 及 び難 度 点 は 競 技 カ ー ド 度 点を記 入 しなけれ ばな らない 。*7.1 FIT規 定 の公 式 種 目 並 びに難 度 点 を使

用 し な けれ ば な らな い 。*7.1.1

ト ラ ン ポ リ ン ・トラ ン ポ リ ン の 規 格 はJ ,T.Aの 示 す 基 準 に従 わ な け れ ば な ら な い 。*8.1

・トラ ンポ リ ンの規 格 はFITの 示 す基 準 に従 わな けれ ばな らな い。*8.1

・安 全 の為 に競 技 主 催 者 はウ ォー ミ ング ・競技 主催者 は ウォー ミング ア ップ期 間及 ア ップ期 間及 び競技 の問,少 な くとも8 び 競 技 の 問,フ ロ ア ・マ ネ ジ ャ ー 及 び 少 名 の経験 あ るスポ ッター を配置 しな けれ な くとも8名 の経験 あるス ポ ッタ ーを任

安 全 ば な ら な い 。*10.1 命 し な けれ ば な ら な い 。*10,1

・主審 と競 技委 員長 は,ス ポ ッターの行 動 ・主 審 と フ ロ ア ・マ ネ ジ ャ ー は ス ポ ッタ ー

を コ ン トロ ー ル す る必 要 が あ る 。*10.2 を監督 す る責任が あ る。*10.3

(3)

日本 に お け る トラ ンポ リン競 技 規則 の変 遷(4)

表1‑b競 技 規 則 の 内 容 比 較(そ の2)

87

改訂項目 1981(S56).5〜1986(S61).12 1987(S62).1〜1992(H4)。12

・競 技 中に 自分 の スポ ッターや コー チが選 ・規 則23 .4.1(演 技 審 判 員 の 義 務 「主 審 の 手 に話 しか け るこ とは許 され ない。 この 指示 に よる減点 」の項)に 転 記 規 則が 守 られなか った場 合 は,主 審 の指

示 で副 主審 及び1審 か ら6審 までの 演技 審 判 員 に よ っ て1回 に っ き0.3ポ イ ン ト 減 点 さ れ る 。*10.5

・トラ ンポ リンの 端 は,安 全 台 又 は着 地 ・トラ ン ポ リ ンの端 は,安 全 台 又 は 着地 マ ッ トを使用 しなけれ ばな らない。 その マ ッ トを使 用 しな ければ な らな い。 その 安 全 規 格 は競 技委 員会 に よっ て決 め られ たJ. 規 格 は競 技 委員 会 に よって 決 め られ た T.Aサ イ ズ に 適 し て な け れ ば な ら な い 。 FITサ イズ に適 してな けれ ばな らな い。

*10.7 *10.6

・ス ポ ッ タ ー マ ッ ト は 選 手 の 指 定 し た ス ポッタ ーのみが 使用 を許可 され る。 その 規 格 は競 技 委員 会 に よって 決 め られ た FITサ イズ に適 してな ければ な らな い。

*10.7

ウ ォ ー ミ ン グ ア ツ プ

・全 て の選手 は,各 競 技 に入 る前 に1回30 秒 間 の練 習 が許可 され る。

*14.2

・選手 は,各 競技 に入 る前 に,約10人 づ っ の グル ープ に分 け られ,1人1回30秒 間 の練 習が許 される。*14.2

・選 手 は最初 の技 を始 め る前 に好 きなだ け ・主審 の合 図が あった後 ,選 手 は1分 以 内 何 回 で も準備 の ジャ ンプ を行 うことが出 に最初 の種 目に入 らな けれ ば な らな い。

来 る。*15.2 こ れ に違 反 す れ ば 規 則23.4.4に よ り各 演

技審 判員 より0.1減点 され る。 〔 後 略〕

*15.2

演 技 の 開 始 ・最 初 の技 を始 め る前の予備 跳躍 のや り直 ・主審 の演技 開始 の合 図後1分30秒 を経過 しは1回 だ け認 め られ る。2回 目には各 して も,なお演技 を開 始 しなか った場合, 演 技審 判員 に よ り1.0減点 される。3回 目 主審 の指 示 によっ て演技審 判員 は演技 点 は認 め られ ない。 よ り0.5の減点 を行 う。また予備跳 躍 は演

*附 則 …28.4 技 とみ な さな い 。*附 則 …27.3

・以下 の項 目は,各 姿 勢 に求 め られ る最低 の定 義 であ る。*16.6

・伸 び型 …上 体 と大腿 は135度 以上 開 い て い な け れ ば な らな い 。*16.6.1

・えび型 …上体 と大腿 は完全 に折 りた たん

演 技 中 の 姿 勢 だ状 態 また は135度以 内 で なけれ ばな ら

ない。また大腿 と下肢 の角度 は135度以上 で な けれ ば な らな い 。*16.6.2

・抱 え型 …上体 と大腿 の角度 及び大 腿 と下 肢 の角 度 は135度 以 内で な け らば な らな

し)o*16.6.3 同 じ 技 の 反 復

・「抱 え型 」 と 「 パ ッ ク 」姿 勢 は 同 一 の 姿 勢 と み な さ れ る。*17,2.1

・(シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 に お い て)ペ ア ー

演 技 の 中 断 の内の一 人が もう一 人の種 目 よ りも半分

以 上進 んだ種 目 をしてい る場合 は違 った

種 目 と み な さ れ る。*18.1.7.1

(4)

表1‑c競 技 規 則 の 内 容 比 較(そ の3)

改訂項目 1981(S56).5〜1986(S61).12 1987(S62).1〜1992(H4).12

・シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 に お い て,2人 の 選 手 は両 者共最終 種 目の後,も う1回 ス トレー トジ ャンプ を行 うか静止 す るか の ど ち ら か を 行 わ な け れ ば 規 則25.3.3に よ り減 点 さ れ る 。*19.3

〈 注意 〉「同時性審 判員 の義務 」の項 中…

演 技 の 終 了

・10種 目 の 後,両 者 が 同 じ 動 作(静 止 又 は ス ト レ ー トジ ャ ン プ)を し な い 場 合0.2 の 減 点 。*25.3.3

・演技 が 中断 し,そ の最 終種 目が ス トレー トジ ャンプの場 合,演 技 の中問 に入れ た 難 度 の な い フ ィ ー トバ ウ ン ス と は み な さ ず,演 技終 了後 の ス トレー トジャ ンプ と

み な す 。*19.5

・同 時性得 点 は電 気機器 具 によ って算出 さ れ る。主審 はこの算 出され た得点 に対 し 責 任 を負 う。*20。2.8.1

・電 気器具 に故障 が あった場 合 または器具

採 点(同 時性得 点 を使 用 し な い 場 合,9審 ・10審 ・11審3

の評 価) 者 の中間 得点 が2倍 され 同時性得 点 とな

る 。*20.2.8.3

・競 技中 に電気器 具 の故 障が 起 きた場合 , その競技 中の すべ ての得点 は,9審 ・10 審 ・11審3者 の中聞得 点 を使 って計算 さ

れ るo*20.2.8.3.1

・個 人競技 の場 合 ,も し副 主審 と1審 〜4 ・個人 競技 の場合 ,も し1審 〜5審 の演技 審 の演技 審判 員の3つ の 中間 点の差異 が 審判 員の3つ の中間 点の差 異が次 の場合 次 の 場 合 よ り も大 き い 時 は,20.3.2の 規 よ り も大 きい 時 は,20.3.2の 規 則 が 適 用 則 が 適 用 され る 。*20.3.1 さ れ る。*20.3.1

9.0点 以上 の中 間得点 に対 して0.1点 〔同 左 〕*20.3.1.1

*20.3.1.1

評 価 点 の 差 異 8.5〜8.9の 中 間 得 点 に 対 し て0.2点 〔同 左 〕*20.3.1.2

個 人 *20.3 .1.2

8.4点 以下 の中 間得点 に対 して0.3点 〔同 左 〕*20.3.1.3

*20.3.1.3 [注 意 … 規 則21.1.2.1]

・3つ の 中間得点 を比較 して ,採 点 の一 方 も し く は 両 方 の 得 点 が20.3.1.1,20.3.

1.2,20.3.1.3の 規 則 に 示 さ れ て い る 「中 間 点の差 異の許容 範 囲」か ら外れ て いる 場 合 は,中 間 点 を3倍 す る 。*20.3.2

・審 判 員,9審 と10審 〔 … 中 略 … 〕 は 同 時 ・電 気器具 に故 障が あった場 合 また は器 具 性 の欠 如 を評 価 し,そ の2つ の得点 の合 を使 用 し な い 場 合,9審 ・10審 ・11審3 シン ク ロナ イズ ド 計 は,そ の両 得点 の違 いが余 り大 き くな 者 の中間 得点が2倍 され同 時性得 点 とな

けれ ば非 同時性 の減点得 点 とな る。

る 。 前 掲 …*20.2.8.3

*20.2.10

(5)

日本 に お け る トラ ン ポ リ ン競 技 規 則 の変 遷(4)

表1‑d競 技 規 則 の 内容 比 較(そ の4)

89

改訂項目 1981(S56).5〜1986(S61).12 1987(S62).1〜1992(H4).12

・シンク ロナイズ ド競技 にお ける非 同時性 の評価 差異 が0.3点 よ り大 きい場合 は, 9審 ・10審の2つ の採 点 に副主 審 の採 点 を加 えて3で 割 り,出た数 を合計 減点 評 価 点 の 差 異 と し て 倍 にす る。*20.3.3

シン ク ロナ イズ ド ・非同時性 に対 す る減点得 点 は ,演 技 得 ・シン クロナイ ズ ド競技 で は ,同 時 性得 点

点 か ら差 引 か れ …*20.2.12 が演技点 ・難 度点 に加 算 され る。

*演 技 得点 一非 同時性減 点+難 度点=最 *演 技得 点+同 時性 得点+難 度点=最 終

終得点 得 点*20.2.9.2

・個 人競 技の演 技審 判員(1審 〜4審+副 ・個人 競技 の演技 審判 員(1審 〜5審)

主 審)*21.3.1 *21.1.2.1

・シ ンクロナ イズ ド競 技 の演技審 判員 ・シン クロナイ ズ ド競技 の演 技審判 員

*21.3.2 トラ ン ポ リ ンNo.1(1審 ・2審 ・3審) トラ ン ポ リ ンNo.1(1審 ・2審 ・5審) トラ ン ポ リ ンNo.2(4審 ・5審 ・6審)

*2L3.2.1 *21.1.2.2

トラ ン ポ リ ンNo.2(3審 ・4審 ・6審)

*21.3.2.2

審 判 団(構 成)

・同 時 性 審 判 員(9審 ・10審)*21 .5 ・同 時 性 審 判 員(9審 ・10審 ・11審)3

*21.1.4

〈 注意 〉 「 評 価点 の差 異」 の項 中 … ・副主 審 はシ ンクロナ イズ ド競技 中の副 主

・審 判員 がそ の任 に不 適格 であ る ことが 審1*21.1.5

わかれ ば,主 審 は彼 を解任 しなけれ ばな ・審判 員 はその任 に不適 格 と判 断 された場

ら な い。*20.3.4 合 は解任 され る。 この決定 は主審 の勧告

に よ り調 停 員 が 行 う。*21,5

〈 注意 〉 「 主 審 の義 務」 の項 中…

・不 適格 な審判 員の解任 の決 断 を下 す。

*22.6

主 審 の 義 務 ・調停 員会議 を召 集 し,そ の議 長 を務 め る。

*22.6 (主審 の指示 に よ り…)

・自由演技 にお いて,そ の演技 の中 にス ト

1

レー ト ジ ャ ン プ が 入 っ た 場 合,そ の た び ご と に1.0点*23.4.2

演技審判員の義務 ・規則15 .2に よる時 間制 限 を越 えた場 合

0.1点*23.4.4

〈注 意>1.規 則15.2「 演 技 の 開 始 」の 項 (前掲)参 照

2.規 則27。3(前 掲)参 照

・演 技 の 間 に ス トレ ー トジ ャ ン プ が 入 っ て い ないか ど うか を確認 し,入 って い る場

難度審判員の義務 合 は 主 審 に 報 告 す る 。*24.5

・シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 中 ,2人 が 同 じ動

作 を 行 って い るか ど うか をチ ェ ックす

る。*24.6

(6)

表1‑e競 技 規 則 の 内 容 比 較(そ の5)

改訂項目 1981(S56).5〜1986(S61).12 1987(S62).1〜1992 (H4).12

・個 々 の 演 技 点 を採 点 す る 。*26 .1

・シンク ロナイズ ド競技 にお け る非 同時性 の採 点 をす る。*26.2

副 主 審 の 義 務 ・個 人競技 において,選 手 がベ ッ ド以外 の

いか なる物 に触 れ た場合 はただ ち に主審

に報告 す る。 *26,2

・シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 中, トラ ン ポ リン

No.2を 監 視 す る 。 *26.3

・Bク ラ ス:難 度 の な い フ ィ ー トバ ウ ン ス ・Bク ラ ス:難 度 の な い フ ィ ー トバ ウ ン ス を2っ 目 か ら 一 〇.3点*28.1.2 を2つ 目 か ら 一 〇.5点 *27.1.2

・Cク ラ ス:難 度 の な い フ ィ ー トバ ウ ン ス を3つ 目 か ら 一 〇.2点*28.1.3

附 則

・ダ ブ ル カ ウ ン ト

B,Cク ラ ス に お い て,ダ ブ ル カ ウ ン ト を0.5以 下 の宙返 り種 目に限 り1回 認 め る。但 し,そ の技 の連続 は認 めな い。連 続 した場合,難 度 点 は加 算 されな い。

*28.3

の考 察 を進 め る もの で あ る。

表1‑a〜 表1‑eは,そ れ ぞ れ の規 則 内容 につ い て,項 目別 に比 較 した もの で あ る。 前 者(旧 版)で は,A.一 般 規 則,B.競 技 方 法,C.審 判 団 と3つ に大 別 され て い る の に対 し て,後 者(新 版)で は,A.一 般 規 則,B.

競 技 方 法 の2つ に大 別 さ れ,審 判 団 に 関 す る規 則 はB.の 競 技 方 法 に包 含 記 述 さ れ て い る。

本 稿 で は,6回 目 の改 訂 に あた る 「 第 七 版 規 則 」 に お い て 改 訂 さ れ た 項 目 中,特 に重 要 と考 え られ る点 に 着 目 し,そ れ ら の項 目 に 関 し て考 察 を加 え た 。

1.個 人 競 技

1)約10名 に編 成 さ れ た 各 々 の グ ル ー プが,規 定 演 技 に 引 き続 い て 自 由 演 技 を実 施 す る。

2)こ の場 合 の 自由 演 技 の試 技 順 は,規 定 の試 技 順 と同 じ。

(7)

日本 に お け る トラ ン ポ リ ン競 技 規 則 の変 遷(4) 9ヱ

3)第1グ ル ー プ の規 定 と 自 由 の2演 技 が 終 了 した 後 に,同 様 の 方 式 に よ り第2グ ル ー プ の試 技 とな る。 … に改 訂 され た 。 選 手 に とっ て は体 調 調 整 の 面 か ら考 え て,従 前 よ り はむ し ろ好 ま しい 環 境 に な った 筈 で あ る。 何 故 な ら,そ れ まで の 方 式 で は全 選 手 が 規 定 演 技 を終 え た後 に,そ の 規 定 演 技 得 点 の低 い 者 か ら順 に 自 由演 技 が 実 施 され た 訳 だ か ら, 参 加 選 手 数 に影 響 さ れ る 自由 演 技 まで の 時 間 的 問 題(待 ち時 間),ま た 全 選 手 の規 定 演 技 終 了 時 点 で な けれ ば,自 由 演 技 の 試 技 順 さ え判 らな い … とい う精 神 的 問題(不 安 感)な どが,新 方 式 で は これ らが 一 挙 に解 消 さ れ る こ とに繋 が っ た 訳 で あ る。 な お,予 選 得 点(規 定 演 技 得 点+自 由演 技 得 点)の 高 得 点 者 順 に10名 が 決 勝 に 進 み,予 選 得 点 の 低 い者 か ら順 に 決勝 演 技 に 臨 み,予 選 得 点 と決勝 演 技 得 点 との合 計 に よ る順 位 の決 定 方 式 は従 前 どお りで あ る。

2.団 体 競 技

1)チ ー ム編 成 の人 数 が 変 更 さ れ,そ れ まで の 「4名 編 成 」 か ら 「3名

〜4名 編 成 」 に改 め られ る。(チ ー ム得 点 算 出 方 法 に関 し て は,従 前 どお り上 位3名 の 得 点 に よ る。)

2)演 技 回数(試 技 数)が 変 更 さ れ,「 自 由演 技2」 が 新 た に加 え られ, 計3回 の試 技 方 法 に改 訂 され る。 … の2点 で あ る。

チ ー ム 編 成 人 数 の 変 更 に よ り,結 果 的 に は 「最 小 限3名 で の 編 成 」 も可 能 とな っ た 訳 で あ り,チ ー ム編 成 の 可 能 性 の 拡 大 に 繋 が っ た こ とは言 う まで も な い。 が,こ の改 訂 の 狙 い が 爪 団 体 競 技 戦 に お け るチ ー ム数 の 増 加"で あ っ た の か ど うか は定 か で な い 。

と こ ろで2)の 「自 由演 技2(4)の 新 設 」 に関 して は,そ の得 点 算 出 方 法 に 関 す る記 述 〔 規 則2.3,な らび に規 則2.3.1〕 に は問 題 点 が あ る と言 わ ざ る を

え な い 。 とい うの も,規 則2.3… 『 チ ー ム得 点 は各 々 の 演 技(規 定 演 技,第1

回 目 自由 演 技,第2回 目 自 由 演 技)ご と に,そ の チ ー ム の上 位3名 の得 点 が

合 計 され た もの で あ る。』 との記 述 に続 く,規 則2.3.1『 世 界(5)・ 各 地 域(6)・ 各

(8)

国 に お け る競 技 会 で は規 則2.3に 基 づ き規 定 演 技 と第1回 の 自 由演 技 の 得 点 に よ り算 出 さ れ る』 とあ る 中 の,地 域 に 関 す るXNフ ァ ジ ー表 現"と 「 第1回 」 の 表 記 が 因 とな る"不 明 確 さ"か ら,解 釈 の し よ う に よ っ て は次 の よ うな こ

とが 考 え られ よ う。

そ の一 つ は規 則2.3.1が,「 世 界 選 手 権 を 除 く各 種 の競 技 会 」へ の,い わ ぼ 黙自 由 裁 量"の 余 地 を残 した もの で あ る との解 釈 が 成 り立 っ

。 しか し なが ら,

「 世 界 選 手 権 」 等 の競 技 会 に お い て は 隈 決 勝 演 技 と して の)第2回 目 の 自由 演 技"を 含 め 「 演 技 回 数 は3回 」 と し,こ れ ら3っ の(各 々 の)上 位3名 の 合 計 得 点 を も っ て順 位 を決 定 す る方 法 が考 え られ る。 これ と は別 に,世 界 選 手 権 を も含 む 全 て の競 技 会 に お い て,第1・ 第2目 自由 演 技 を実 施 し,そ の 得 点 算 出 方 法(順 位 決 定)は,規 定 演 技 得 点 に1つ の 自 由得 点(こ の場 合, 第1・ 第2い ず れ か の 高 得 点 を 採 用)を 加 算 す る 方 法 も考 え られ る。

さ らに は,『 そ の チ ー ム の各 々 の 選 手 は1回 の規 定 演 技 と,2回 の 自 由演 技 を行 わ な けれ ば な らな い 』 との規 則22を 原 則 と して お き な が ら,実 際 面 で は,1回 目の 自 由演 技 を もっ て 算 出 す る 方 法 で あ る 。 少 な く と も解 釈 の し よ うに よ っ て は以 上 の三 通 りが 可 能 とな る訳 で あ る。

い ず れ の 方 法 に して も,チ ー ム を構 成 す る選 手 に と って,競 技 の 展 開上, また,順 位 決 定 に直 結 す る演 技 は極 め て重 要 な問 題 とな る。

付 言 す る な ら ば,団 体 競 技 の み な らず,個 人 競 技 や シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 に も出 場 す る選 手 の側 か らす れ ば,こ れ らの 合 計 試 技 本 数 や 採 択 決 定 に直 接 繋 が る演 技 内容 は,ど れ を とっ て も気 を許 す こ とが で き な い。

した が っ て,こ れ らの 問 題 は 当該 選 手 に と って は,心 身 両 面 に お け る ス タ ミナ(競 技 力)に 著 し く関 わ る リス ク を抱 え込 む こ とに な る。

各 種 の ス ポ ー ツ に お け る競 技 規 則 は,い つ の 時 代 に あ って も,そ れ に関 係

す る者 に とっ て は優 劣 の判 定 を も含 ん だ 死 活 問題 で あ る。 そ の ス ポ ー ツ の も

つ文 化 性 そ の もの の進 化 ・衰 退 に 繋 が る極 め て 強 い影 響 力 を もつ。 それ だ け

に,競 技 規 則 と し て記 述 され る具 体 的 事 象 へ の 対 処 方 法 と判 断 基 準 の説 得

力 ・合 法 性 が求 め られ る所 以 で もあ る。 そ う した 意 味 で も,競 技 規 則 の 記 述

(9)

日本 に お け る トラ ン ポ リン競 技 規 則 の 変遷(4) 93

方 法 や 表 記 上 で の 文 言 の使 い 分 け は,特 段 の 注 意 ・配 慮 を要 す る 。 況 ん や, 外 国 文 の和 訳 化 に際 して も同 様 で あ る。 幾 通 り もの解 釈 が 可 能 で あ った り,

そ れ が 因 で混 乱 に陥 り不 安 感 な どが助 長 さ れ た りす る よ う な文 言 表 現 は,厳 に避 け られ な けれ ぼ な らな い 。 典 拠 の 明 確 性 は,競 技 規 則 に こそ求 め られ な け れ ぼ な らな い 。

3.主 審 の 任 務 の 増 加,権 限 の 強 化

1)選 手 の服 装 違 反 に 関 す るxx失 格 か 否 か"の 決 定 。 2)調 停 員 会 議 の招 集 。

3)調 停 員 会 議 に お け る議 長 。

選 手 の 服 装 に 関 し て は,今 回 の改 訂 前 の規 則 に も男 女 別 に記 述 され て は い る もの の,違 反 選 手 に対 す る処 分 決 定 権 者 の記 載 は な い 。 こ の第 六 改 訂 に よ り,服 装 違 反 選 手 へ の失 格 通 告 は 主審 で あ る 旨 が 明 記 され た 。 調 停 員 会 議 に つ い て も 同様 で あ り,改 訂 前 の規 則 で は招 集 権 者,議 長 に関 す る記 述 は見 ら れ な い 。 が,こ の た び の 改 訂 で そ れ らが 明 確 に され て い る。

4.FIT規 定,な ら び にFIT基 準 の 準 用

競 技 カ ー ド に 記 載 す る 種 目 名 や 難 度 点 は 「FIT規 定 」 に よ る こ と 〔 規 則 7.1.1〕,使 用 器 具 の 規 格 は 「FIT基 準 」 に 従 う こ と 〔 規 則8.1〕,補 助 台 上 の 安 全 マ ッ トや ス ポ ッ タ ー マ ッ トに つ い て も 「FITサ イ ズ 」 に 適 し て い る こ と

〔規 則10.6,規 則10.7〕 な ど,こ れ ら に 関 す る そ れ ま で の 規 則 上 の 「J.TA」

は 全 て 「FIT」 に 書 き 替 え ら れ た 。

前 述 し た と お り,本 改 訂 版 で の 各 規 則(項 目)に 先 立 ち 「FITト ラ ン ポ リ ン 競 技 規 則;1987年1月1日 よ り効 力 を 発 す る 」 と の 記 載 か ら も,FIT規 定 ・基 準 の 準 用 化 が 如 実 で あ る 。

1978年(昭53)に 発 足 し た 「検 定 工 場 会(7)」が 制 度 化 さ れ,た び 重 な る 器

(10)

具 ・用 具 の改 善 指 向 の結 果,諸 外 国 に 匹 敵 す る製 造 技 術 レベ ル の 向上 に よ る 器 具 の 製 品 化 が進 み,こ れ が 我 国 の トラ ン ポ リ ン競 技 界 の発 展 に大 き く貢 献

し て きた 。

爾 来,8年 を経 過 し,JTAは 公 認 検 定 器 具 規 格 の 変 更 を行 った の で あ る。

それ はFIT基 準 の準 用 に ほか な らな い。そ の 内 容 をみ る と,フ レー ム よ りも 爪 ベ ッ ド"に 関 す る変 更 が 主 で あ る

競 技 会 で 使 用 す る器 具 ・用 具 は,選 手 に とっ て 最 も重 要 視 され る。 と りわ け,ト ラ ン ポ リ ン競 技 の性 格 上,ジ ャ ンプ の た び に着 床 ・ 離 床 の繰 り返 しの, 瞬 時 に お け る対 ベ ッ ドの"込 み 動 作"は,演 技 の善 し悪 しに 直 接 影 響 を及 ぼ し,こ れ が 技 の捌 き方(即 ち 演 技 力)と して 評 価 判 定 さ れ,優 劣 の決 め 手 と な る。 か か る意 味 で,選 手 達 はベ ッ ドの 材 質 ・弾 性 ・張 力 な ど に対 して 異 常 と も思 わ れ る ほ ど神 経 質 に な る。

実 際 の と ころ,こ れ らの ご く僅 か な違 い(差)で あ っ て も,選 手 自身 は け っ し て軽 視 した り見 逃 した り は し な い。 果 た し て この 際 に現 れ る微 妙 な踏 み の 差 は,関 係 者 の 間 で は い わ ゆ る"感 性"と して と ら え られ,逸 早 く この感 覚

を身 に付 けた 者 が優 位 に立 つ と さ え評 され る傾 向 に あ る。

種 々 の ス ポ ー ツ の 中 で も,器 具 ・用 具 を媒 体 とす る競 技 ス ポ ー ツ に お け る レベ ル の 向 上 ・進 展 は,正 に"器 具 ・用 具 の 開発 技 術(能 力)と 相 剋 関係"

に あ る。 今 回 のベ ッ ド規 格 ・寸 度 の変 更 は,表IIに 示 す とお り,テ ー プ 仕様 の 場 合 に は 「6mm→7mm±1mm(ス タ ンス16mm以 内)」,ス トリ ン グ

ス仕 様 の 場 合 に は 「2mm→3mm±1mm(ス タ ンス10mm以 内)」 … へ

とそ れ ぞ れ 変 更 とな った 。 ご く僅 か な数 値 とは い え,ベ ッ ド仕様 に対 す る新

た な許 容 の 設 定 と,テ ー プ ベ ッ ドに ス タ ン スが 設 定 され た訳 で あ る。 この こ

とは数 種 類 の製 品 化 が 可 能 とな った こ と を意 味 し,事 実,検 定 工 場 会 を組 織

す る4メ ー カ ー は凌 ぎ を 削 っ て 自社 製 品 の 開 発 に乗 り出 した 。 こ う した一 方

で,選 手 達 は 開発 ・製 品化 され た 新 ベ ッ ド と自分 自身 との一 体 感 の体 得(慣

れ)に よ り時 間 をか け,そ の 成 果 を競 技 会 で 発 表 す る こ と とな った 。

(11)

日本 に お け る トラ ン ポ リン競 技 規 則 の 変遷(4) 95

表II変 更前 と変更 後 に おけ る公 認検 定器 具 規格 及び 寸度 公 式競 技 検 定 品(ラ ー ジ ・サ イ ズ)

1986年(昭 和61年)ま で 1987年(昭 和62年)よ り

フ レ ー ム

長 さ5,050mm±60mm 長 さ5,050mm±60mm

幅2,910mm±50mm 幅2,910mm±50mm

高 さ1,155mm±20mm

‑Omm

高 さ1,155mm±5mm

・ベ ッ ド ・ス プ リング の張 り及 び演 技 に 充 分 耐 え得 る強度 を有 す る

・ベ ッ ド ・ス プ リ ング の張 り及 び演 技 に 充分 耐 え得 る強度 を有 す る

・安 全 の 為 ,フ レ ー ム の 角 は丸 く す る 。

ベ ッ ド

長 さ4,280mm±60mm 長 さ4,280mm±60mm

幅2,140mm±50mm 幅2,140mm±50mm

テ ー プ6mm テ ー プ7mm±1mm

ス タ ン ス16mm以 内

ス ト リ ン グ ス2mm

ス タ ン ス16mm以 内

ス ト リ ン グ ス3mm±1mm

I

ス タ ン ス10mm以 内

・1本 の バ ン ド の 張 力175kg以 上 。 ・ペ ッ ド は 使 用 に充 分 耐 え る こ と。

・1本 の バ ン ドの 張 力175kg以 上 。

5.予 備 跳 躍 に対 す る時 間 的 制 約 の 設 定

(演技 開始 の 際 の)予 備 跳 躍 に 関 す る改 訂 前 の 規 則 で は 「 選 手 は最 初 の 技 を 始 め る 前 に,好 きな だ け何 回 で もジ ャ ン プ を行 う こ とが で き る」 〔 規 則15.2〕

と し,さ らに附 則 部 分 に お い て 予 備 跳 躍 の"や り直 しの 回 数"に つ い て の規 則 を設 け,「 最 初 の 技 を始 め る前 の 予 備 跳 躍 の や り直 し は1回 だ け認 め ら れ る。2回 目 に は各 演 技 審 判 に よ り1.0減 点 さ れ る。3回 目 は認 め られ な い」

〔 規 則28.4〕 と定 め て いた 。

この 度 の改 訂 で は,こ れ らの 回 数 制 限 が 時 間 的 制 約 へ と変 更 さ れ て い る。

基 本 的 に は1分 以 内 で 演 技 に 入 る こ と(減 点 な し)と し,こ れ を超 えた 場 合 の減 点 対 象 を2つ に 区分 した 。 そ の一 つ は 「1分01秒 か ら1分29秒 まで を 減 点0.1」,も う一 つ は 「1分30秒 を超 えた 場 合 は減 点0.5」 と改 め られ た 。

選 手 に とっ て演 技 開 始(最 初 の技 の 入 り)に お け る予 備 跳 躍 は,(前 述 の)

(12)

「 ベ ッ ド と 自身 との一 体 感 」 に加 え ,「 納 得 の い く高 さ を得 る」 とい っ た 点 に お い て,極 め て大 切 な前 提 条件 とな る。

トラ ン ポ リン競 技 に お い て は,体 操 競 技 や フ ィギ ュ ア ・ス ケ ー ト競 技 な ど に み られ る,例 え 演 技 中 の(過 失 に よ る)中 断 が あ っ た と して も,そ の 中 断 後 に再 び 演 技 を続 け る こ とが認 め られ て い る規 則 を有 す る ス ポ ー ツ競 技 と は 違 い,一 度,最 初 の 技 に入 っ た が 最 後,も し も中 断 した 場 合 に は,け っ して 演 技 の再 開(続 行)は 認 め られ な い。 演 技 の 中 断 は,即 ち演 技 終 了 を意 味 す る との判 断 が 下 さ れ る訳 で あ る。それ だ け に予 備 ジ ャ ン プ に お い て,'心 身 の 安 定 感"を 得,か つ 爪 十 分 な 高 さ"を も って 臨 む最 初 の技(入 り技)は,勝 敗 に直 結 す る重 要 な カ ギ とな る。 トラ ンポ リン競 技 で の予 備 跳 躍 は,ス キー

(ジ ャ ン プ)競 技 に お け る ア プ ロー チ を下 降 中 の そ れ に よ く似 て お り,や り直 しが き か な い 。 そ の意 味 で は 爪 酷 で 非 情 な ス ポ ー ツ"と 言 え る。

6.演 技 中 の 姿 勢 に 関 す る 「 型 区 分 」 の 明 文 化

姿 勢 の型 と は,「 抱 え型 」,「蝦 型(え びが た)」,「伸 び型 」,「パ ック」 の 四 型 を意 味 して い る。 改 訂 前 で の規 則 に よれ ば,

① 四型 共 通 点 …脚 部 は きち ん と揃 え 足 及 び爪 先 は伸 ば す こ と。

② 抱 え型 と蝦 型 の 共 通 点 … 上 体 と大 腿 は90度 以 内 の 角 度 で あ る こ と。

(但 し,捻 り宙 返 りの場 合 を除 く)

③ 抱 え型 … 膝 よ り下 の脚 部 を抱 え る こ と。

(但 し,捻 り宙 返 りの場 合 を除 く)

④ パ ッ ク…a)上 体 と大 腿 は90度 か ら120度 に 曲 げ られ て い る こ と。

b)捻 りを伴 っ た2回 以 上 の 宙 返 りの み に許 され る。

… とあ る 。 一 方 ,改 訂 後 の規 則 に お け る表 記 中,改 訂 前 とで 表 記 が 変 わ っ た 点 は, 1)抱 え型 と蝦 型 の 共 通 点 … 上 体 と大 腿 は90度 以 内 の 角 度 で あ る こ と。

(但 し,捻 りを伴 っ た 複 数 の宙 返 りの場 合 を除 く)

(13)

日本 にお け る トラ ンポ リン競 技規 則 の変遷(4) 97

2)抱 え型 …a)膝 よ り下 の 脚 部 に触 れ る こ と。

(但 し,捻 りを伴 っ た 複 数 の宙 返 りの場 合 を除 く) b)上 体 と大 腿 の角 度 及 び 大 腿 と下 肢 との 角 度 は135度 以

内 で あ る こ と。 〔 最 低 定 義 〕

3)伸 び 型 …上 体 と大 腿 は135度 以 上 開 い て い る こ と。 〔 最 低 定 義 〕 4)蝦 型 …a)上 体 と大 腿 は完 全 に 折 りた た ん だ 状 態,ま た は135度

以 内 で あ る こ と。 〔 最 低 定 義 〕

b)大 腿 と下 肢 との 角 度 は135度 以 上 で あ る こ と。 〔 最 低 定 義 〕

5)パ ッ ク…a)捻 りを伴 っ た 複 数 の宙 返 りを行 う場 合 の形 を さ して い う。

b)抱 え型 と同一 の 姿 勢 とみ な さ れ る。

… で あ る 。 こ こで は抱 え型,蝦 型 の 共 通 点 にみ られ る 黙 但 し書 き"部 分 に 注 意 を払 う 必 要 が あ る。 改 訂 前 で は 「 捻 り宙 返 りの 場 合 を 除 く」 との表 記 で あ り,『1回

の宙 返 りを も含 む 』 こ とに な る。 例 を 「Barani(8)」に とれ ば,こ の 技 は 「 上 体 と大 腿 は90度 以 内 の 角 度 で な けれ ば な ら な い」 とす る姿 勢 規 定 の"除 外 の対 象 技"と な る。 と こ ろ が,改 訂 後 で は 「 複 数 の 宙 返 りの場 合 を除 く」 との表 記 に 変 わ り,「Barani」 は逆 に この 姿 勢 規 定 のxx対 象 技"と な る訳 で あ る。

これ と同 様 な の が,抱 え型(の み)の 姿 勢 規 定 表 記 … … 「 膝 よ り下 の 脚 部 を抱 え る(触 れ る)こ と」 の 胆 し書 き"に み られ る 「 捻 り宙 返 りの 場 合 を 除 く」(改 訂 前)の 表 記 は,「 複 数 の宙 返 りの場 合 を除 く」(改 訂 後)と の 表 記 とな り,や は り 「Barani」 の よ うな技 の扱 い 方 が 変 っ た の で あ る。 つ ま り, 改 訂 前 の 規 則 で は,「Barani」 をル ー テ ィー ン(9)に組 入 れ て 実施 した場 合,た

とえ膝 よ り下 の脚 部 を抱 え(触 れ)な くて も減 点 対 象 と は な らな か っ た が,

改 訂 後 にお い て は これ が減 点 対 象 と され た 。 この場 合 の減 点 は,黙技 の こ な し

及 び コ ン トロ ー ル の まず さ"に 対 す る規 則 〔23.3.1…改 訂 の 前 後 と も〕 が 適

用 さ れ,各 演 技 審 判 員 に よ り0.1〜0.5の 範 囲 で 減 点 され る。

(14)

一・ 方 ,こ れ ら演 技 中 の 姿 勢 に 関 す る表 記 内容 の 中 で も,各 姿 勢 に対 し て求 め られ る 「 最 低 定 義 の設 定 」 〔 規 則16.6.1〜16.6.3〕 は,第 七 改 訂 版 規 則 集 に み られ る特 徴 の 一 つ とい え る。

7.演 技 の 中 断(10)扱 い に1項 目 を 追 加

シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 にお け る非 同 時 性 に 関 し て,「 中 断 」とす る 旨の1項 目 が追 加 さ れ た 。 同 時 性 審 判 員 に よ る二 人 の 選 手 に よ るベ ッ ドへ の 踏 み込 み や 離 床 時 点 で の 誤 差,す な わ ち 「 着 地 」に対 す る減 点 方 法 は,高 さが50cm以 内 で あ れ ば0.1〜0.3,こ れ を越 え る場 合 に は0.4〜0.5の 減 点 が な さ れ る。こ れ は規 則 改 訂 前 も改 訂 後 も同 様 で あ る。 しか し,試 技 中 の 「 ペ ア の 内 の一 人 が も う一 人 の種 目 よ り も半 分 以 上 進 ん だ 種 目 を し て い る場 合 は,違 った 種 目

とみ な され る 」 〔 新 規 則18.1.7.1〕 との 項 目が 新 た に付 け加 え られ た 。 こ こで 表 記 され た 「 半 分 以 上 進 ん だ …」 との 判 断 基 準 は,一 人 が ジ ャ ンプ の最 高 点 に達 し他 時 点 で,も う一 人 はベ ッ ドが 最 も沈 み込 ん だ 時 点,も し く は そ れ 以 上 の誤 差(ズ レ!)を 意 味 す る。

シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 で の 「 違 った 種 目 を行 った 場 合 に は,中 断 した もの とみ な す 」 〔 規 則18.1.7〕 は従 前 どお りで あ る。

8.演 技 の 終 了 に対 す る新 た な減 点 項 目の 追 加

改 訂 前 に は 記 述 の な い2項 目 が加 え られ た 。 この 内 の1項 目 は,シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 で の 最 終 種 目後 に お け る二 人 の 終 了 方 法 の違 い に対 す る減 点 で あ る。一 人 は チ ェ ッ クバ ウ ンス(11)の形 で 終 了 し,も う一 人 は ス トレー トバ ウ ンス(12)を行 い 終 了 した 場 合 に は,「10種 目の 後,両 者 が 同 じ動 作(静 止 また は ス トレ ー トジ ャ ンプ)を し な い場 合 は0.2の 減 点 」 〔 規 則25.3.3〕 が 適 用 さ れ る こ と とな った 。

も う1項 目 は,個 人 競 技 に お け る 中 断 演 技 の 際 の 最 終 種 目 が ス トレ ー ト

(15)

日本 にお け る トラ ンポ リン競 技規 則 の変 遷(4) 99

ジ ャ ン プ の 場 合 の判 断 基 準 を明 確 に した も の で あ る。 そ の 「ス トレ ー トジ ャ ン プ は 演 技 の 中 間 に入 れ た難 度 の な い フ ィ ー トバ ウ ン ス と はみ な さ ず,演 技 終 了 後 の ス トレ ー トジ ャ ン プ とみ な す」 〔 規 則19.5〕 と明記 し,演 技 審 判 員 が い た ず ら に混 乱 しな い よ う配 慮 を加 え た も の と推 察 す る。

9.同 時性 得 点 の算 出 に電 気 機器 を採 用

(後 で述 べ るが)シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 に お け る同 時 性 審 判 員 数 の増 加 に 伴 い,そ の 得 点 の算 出 方 法 が そ れ まで 以 上 に複 雑 化 す る こ と に よ る対 処 策 と も考 え られ る。 しか しな が ら この 一 方 で,電 気 機 器 の 導 入(使 用)を 義 務 づ けて い る訳 で は な い。 使 用 しな い 場 合 や 電 気 機 器 が 故 障 した場 合 の計 算 方 法 の 記 述 もみ られ る。

10.シ ン ク ロナ イ ズ ド競 技 に お け る 最 終 得 点 算 出 方 法 の 改 訂

改 訂 前 は,非 同 時 性 に対 す る減 点 得 点 は,(ト ラ ン ポ リ ン)No.1とNo.2の 各 々 の 中 間 得 点 を合 計 した 演 技 得 点 か ら非 同 時 性 に対 す る減 点 得 点 を マ イ ナ ス す る最 終 算 出 方 法 が採 られ て い た 。この 方 法 は規 定 演 技 の 際 の 方 法 で あ る。

自由 演 技 の場 合 に は この 得 点 に難 度 点 を加 算 し た の で あ る。 っ ま り,演 技 得 点 か ら 爪マ イ ナ ス した り,さ らに プ ラ ス した り…"し て い た 訳 で あ る。

これ が 今 回 の 改 訂 に よ り"加 算 方 法 の み"の 方 法 に改 め られ た 。 す な わ ち, 同 時 性 審 判 員 に よ る 「 非 同 時 性 に対 す る減 点 得 点 」は,「 同 時 性 に対 す る加 点 得 点 」 を もっ て 算 出 され る方 法 に切 り換 え られ た の で あ る。

そ の 手 法 は,各 同 時 性 審 判 員 が10点(同 時 性 が満 点 の 意)か ら非 同 時 性 の 減 点 合 計 を差 引 く とい う も の で あ る。 これ に よ り,演 技 得 点+同 時 性 得 点+

難 度 点=最 終 得 点 とい う方 法 に変 わ った 。

(16)

11.審 判 団(13)の 構 成 メ ン バ ー を 改 訂

改 訂 前 の個 人 競 技 の演 技 審 判 員 と は,1審 か ら4審 まで の4名 に副 主 審 が 加 わ っ た5名 を さ し て い た 。 が,改 訂 後 は この 演 技 審 判 構 成 員 か ら副 主 審 が 除 外 され,こ れ に代 わ り新 た に5審 が 配 置 さ れ た 。 改 訂 前 で は2名 の 副 主 審 が 配 置 され て お り,こ の 内 の 「 個 々 の 演 技 点 を採 点 す る(任 に あ っ た)副 主 審1名 」が 除 外 さ れ,残 りの1名 は,「 シ ンク ロナ イ ズ ド競 技 中 の副 主 審 」 と

い う形 で 配 置 され る こ と とな っ た。

一 方 ,シ ン ク ロナ イ ズ ド競 技 に お け る演 技 審 判 員 の人 数 は,改 訂 の 前 後 と も に6名 と変 化 はみ られ な い が,各 々 の 審 判 員 が 担 うべ き採 点 台(ト ラ ン ポ リン 台)が 変 わ った 。 改 訂 前 に はNo.1を 担 当 し て い た1審 ・2審 ・5審 が 改 訂 後 に は1審 ・2審 ・3審 へ,No。2を 担 当 して い た3審 ・4審 ・6審 が 改 訂 後 に は4審 ・5審 ・6審 へ と数 字 順 に 変 わ り,紛 らわ しさ が 解 消 さ れ た 。

さ ら に は,(前 記 の 如 く)シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 に お け る同 時 性 審 判 員 が1 名 増 員 され,そ の名 称 は9審 ・10審 ・11審 と定 め られ た。 これ に伴 い 改 訂 前

に は複 雑 だ っ た 「同 時 性 の評 価 に大 きな 差 異 が 生 じた 際 の 算 出 上 の 問題 点 」

〔 改 訂 前 規 則20.3.3を 参 照 〕 も解 消 し,同 時 性 得 点 の算 出 方 法 が 単 純 化 さ れ た 。 つ ま り,改 訂 後 は9審 ・10審 ・11審 の3者 の 中 間 点 が2倍 さ れ,こ れ が 同 時 性 得 点 と して計 上 さ れ,演 技 点 に加 算 さ れ る こ と とな っ た 。

今 回 の 審 判 団 の 改 訂 は,以 上 の よ うな 増 員 や 削 員 は あ っ た も の の,結 果 的 に は総 数(13名)に 変 化 は み られ ず,改 訂 前 に比 べ 極 め て解 りや す い審 判 組 織 に改 善 され た とい え る。

12.「 演 技 審 判 員 の 義 務 」 の 項 に,主 審 の 指 示 に よ る減 点 項 目 を 整 理

改 訂 前 の 規 則 に は 「 主 審 の 指 示 に よ る減 点 」 と して ま とめ られ た 項 目 は み

られ な い 。 改 訂 後 は 「 演 技 審 判 員 の義 務 」 〔 規 則23〕 の 中 に,「 主 審 の 指 示 に

よ り以 下 の減 点 を行 う」 〔 規 則23.4〕 との表 記 が な さ れ,次 の4項 目 が こ こ に

(17)

日本 に お け る トラ ン ポ リ ン競 技 規 則 の 変遷(4) 101

ま とめ られ て い る。

1)選 手 が 演 技 中,ス ポ ッ ター(14)また は コー チ か ら話 しか け られ た り,何 等 か の合 図 を受 け た場 合,そ の た び ご とに0.3点 〔 規 則23.4.1〕

2)自 由 演 技 に お い て,そ の演 技 の 中 に ス トレ ー トジ ャ ン プ が 入 っ た 場

合,そ の た び ご とに1.0点 〔 規 則23.4.2〕

3)規 則19。4に よ る追 加 の 技 が あ った 場 合1.0点 〔 規 則23.4.3〕

4)規 則15.2に よ る 時 間 制 限 を越 えた 場 合0.1点 〔 規 則23.4。4〕

この4項 目 中,1)に つ い て は,改 訂 前 で は 「10.安 全 」項 の規 則10.5に, 3)は 「19.演 技 の 終 了 」項 の規 則19.4に そ れ ぞ れ 記 述 が あ り,こ れ らは今 回 の改 訂 で この項 に転 記,集 約 され た形 を採 られ て い る。

また,2)と3)に 関 して は,と も に新 た に 設 け られ た 項 目 と して 本 項 に 記 述 され て い る 。 と りわ け,2)に っ い て は演 技 終 了 と は解 釈 せ ず に,あ く まで 一 連 の 運 動 と して と ら え,ス トレー トジ ャ ン プ1本 につ き1.0点 の 減 点 措 置 を講 じ て い るの が 特 徴 的 で あ る。

しか し なが ら,例 え ぼ この 項 目が 適 用 さ れ た場 合,結 果 的 に 当該 選 手 が 上 位 の座 を収 め る こ と は不 可 能 で あ ろ うが,筆 者 と し て は演 技 の 中 断 に も匹 敵 す る ほ どの もの で あ ろ う と考 え る。 も し も或 る選 手 が,こ の 規 則 を 十 分 承 知 の 上 で利 用 す る とす る な ら,自 己 の有 す る最 高 難 度 技 を ル ー テ ィ ー ン に組 入 れ,そ の技 の前 に ス トレ ー トジ ャ ン プ を故 意 的 に 行 い,次 に最 高 難 度 技 を試 み た 場 合,こ の部 分 に関 す る限 りで は1,0点 の減 点 で 済 む こ とに な る訳 で あ る。 果 た し て そ れ は 黙 続 行 演 技"と して と らえ て よ い もの で あ ろ うか 。 筆 者 に は,少 な か らず疑 問 が 残 る とこ ろ で あ る。

13.難 度 審 判 員 の 義 務 と し て 新 た に2項 目 を追 加

改 訂 後 は,個 人 競 技 に お け る 「 演 技 中 で の ス トレー トジ ャ ン プ の有 無 」 の

確 認 〔 規 則24.5〕 と,シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 に お け る 「2人 の 演 技 内 容 の

チ ェ ッ ク」,即 ち前 記 の 演 技 姿 勢 に関 す る"型 の 区 分"を も含 め た 動 作 の確 認

(18)

〔 規 則24.6〕 の2業 務 が 新 た に加 え られ て い る。

前 者 は,(前 述 の)主 審 の 指 示 に よ る 「 演 技 審 判 員 の 義 務 」 とし て 明記 され た 「自 由 演 技 中 に ス トレ ー トジ ャ ン プ が 入 っ た場 合,そ の た び ご とに1.0点 の 減 点 」 〔 規 則23.4.2〕 の基 とな る,演 技 中 で の"ス トレー トジ ャ ン プ の 有 無 の 判 断 者 は難 度 審 判 員"で あ る こ とが 明 確 とな っ た 。 実 際 場 面 に お い て,難 度 審 判 員 が 演 技 中 で ス トレ ー トジ ャ ンプ が 挿 入 さ れ た と判 断 した 場 合 は,そ の 旨 を主 審 に報 告,こ れ に よ り主 審 が演 技 審 判 員 に対 し指 示 を出 し,各 演 技 審 判 員 に よ り1.0点 の 減 点 を課 す … とい う一 連 の 流 れ が は っ き りし た。

後 者 は,改 訂 前 の 「 規 定 ・ 自 由 の 両 演 技 の 展 開 を チ ェ ッ ク す る」 〔 規 則24.2〕

との 表 記 を,単 に新 項 目 を起 こ し て表 記 方 法 を変 えた にす ぎ な い 。

14.副 主審 の義 務 内容 が 変 更

改 訂 前 に み られ る 「 個 々 の 演 技 点 を採 点 す る」 〔 規 則26.1〕 と 「シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 にお け る非 同 時 性 の 」を採 点 す る 〔 規 則26.2〕 の 項 目 が 削 除 さ れ, 今 回 の 改 訂 で,前 者 に 関 し て は 「 個 人 競 技 にお い て,選 手 が ベ ッ ド以 外 の い か な る物 に触 れ た場 合 はた だ ち に主 審 に 報 告 す る 」 〔 規 則26.2〕 と,ま た後 者 に つ い て は 「シ ン ク ロナ イ ズ ド競 技 中,ト ラ ンポ リンNo.2を 監 視 す る」 〔 規 則26.3〕 とそ の 任 務 内容(義 務 内 容)が 改 め られ て い る。 これ ら は第 六 改 訂 の 大 き な特 徴 の 一 つ で あ る。(*本 稿 の 「 審 判 団 の構 成 メ ンバ ー を改 訂 」を 参 照)

15.附 則 項 目の 内 容 が 一 変

改 訂 前 で の 競 技 レ ベ ル の 差 に よ る3ク ラ ス(A,B,C)設 定 が 縮 小 さ れ,

AとBの2ク ラ ス 設 定 に 変 更 さ れ た 。 ま た,Bク ラ ス の 自 由 演 技 の 際 の 「難

度 の な い フ ィ ー トバ ウ ン ス 」 実 施 に 対 す る 減 点 が,2つ 目 か ら(そ れ ま で の

0.3か ら)0.5に 引 き上 げ られ た 。Aク ラ ス で の 「1つ 入 れ る度 に0.5の 減 点 」

(19)

日本 にお ける トラ ンポ リン競 技規 則 の変 遷(4) 一ZO3

に は変 更 が み られ な い 。 さ ら に こ の一 方 で 「ダ ブ ル カ ウ ン ト(15)」 に関 す る項 目が す べ て 削 除 さ れ,結 果 的 にBク ラ ス にお け る"実 質 的 な格 上 げ"が 窺 え る。 この 附 則 に み られ るXXCク ラ ス の撤 廃"と,Bク ラ ス で のxxペナ ル テ ィー 付 加 とダ ブ ル カ ウ ン ト無 し"と い った 改 訂 は,言 う まで もな く我 国 に お け る

黙 競 技 力 の ア ップ"を 指 向 した 姿 を 如 実 に示 して い る

今 回 の 改 訂 に お い て も,附 則 〔 規 則27〕 と し て掲 げ られ た,い わ ば 『日本 国 内 専 用 ル ー ル 』は,(第 五 改 訂 時 と同様 に)競 技 規 則 全 体 か らみ れ ば ご く僅 か で あ り,他 の殆 ど はFIT制 定 の競 技 規 則 の和 訳 版 とい え る。

毎 年,世 界 各 国 で 繰 り広 げ られ る 国 際 競 技 会 に お い て適 用 され るFIT規 則 は,当 然 の こ と なが ら,我 国 に お い て も これ に準 拠 した 規 則 を も って 日常 的 に展 開 さ れ て い な け れ ぼ 世 界 に通 用 す る選 手 も輩 出 で き な い し,ま た そ れ以 後 にお け る世 界 の動 向 を推 し量 る こ と もで きな い。

これ ま で 「日本 に お け る トラ ンポ リン競 技 規 則 の変 遷 」 と題 し,そ の規 則 内容 の 移 り変 わ りを詳 細 に分 析 して きた 。 と同 時 に,そ れ ぞ れ の規 則 の適 用 期 間 にっ い て も調 査 を加 えて きた 。 今 回 の改 訂 版(第 六 改 訂)の 適 用 期 間 は 6年 間 で あ るが,全 体 的 に は 「2年 未 満 か ら6年 」 と長 短 様 々 で あ る。 言 っ て み れ ば 、 猫 の 目"状 態 に も似 て お り,ま るで ア メ ーバ ー の よ う に そ の姿 ・ 内容 を変 え今 日 に至 っ て い る こ とが 解 る。

しか し,ト ラ ンポ リン競 技 界 の 関係 者 に とっ て は,そ れ だ け に 目が 放 せ ず, 常 に そ の改 訂 内 容 に注 意 を払 う態 度 が 求 め られ る。 人 為 的 か つ非 日常 的 な ス ポ ー ツ と評 さ れ,運 動 の"量 よ り質 を競 う"こ の 競 技 が もっ 性 格 上,こ れ は い わ ば宿 命 な の で あ る 。 人 間 が 空 中 に一 過 性 の 美 を描 き,そ れ を人 間 が 優 劣 判 定 す る … この こ と自体,人 類 が 求 め て止 まな い 黙 限 界 へ の 挑 戦"の 証 しで

もあ る。

さて,次 に本 稿 に お い て 考 察 を進 めて き た(我 国 で は第 七 版 に あ た る)ト

ラ ンポ リン競 技 規 則 が 適 用 さ れ た 期 間,す な わ ち1987年 〜1992年 の 間 に お

(20)

け る,日 本 の トラ ン ポ リ ン競 技 界 の社 会 的 背 景 と諸 事 象 につ い て,改 め て 眺 め て み た い。

そ うす る こ とが,そ の 時 々 で 繰 り広 げ らた数 々 の 出来 事 と様 相 が,果 た し て どの よ う に して そ れ 以 後 の 競 技 力 向 上 対 策 に連 動 し て い った の か とい った 点 を知 る上 で極 め て 重 要 で あ る と考 え るか らで あ る。

延 い て は,そ れ が 日本 の トラ ン ポ リ ン競 技 界 全 体 の,そ れ 以 後 に与 えた 影 響 な ど を考 察 す る上 で も重 要 な意 味 を もっ と考 え る。

"市 民 権 獲 得"と"マ イ ナ ー ス ポ ー ツ 脱 却"を 目指 したJTA活 動

1987年,当 時JTA会 長 の任 に あ っ た塩 川 正 十 郎 氏(16)は,こ の年 度 の 協 会 の 最 大 目標 とし て,財 団 法 人;日 本 体 育 協 会 〔 以 下,日 体 協 と称 す る 〕 へ の 正 式 加 盟 と,国 民 体 育 大 会 〔 以 下,国 体 と称 す る〕 へ の参 加 … の二 つ を掲 げ た 。これ らに 関 し,こ の 前 年 度 に発 足 し た24の 都 道 府 県 トラ ン ポ リン協 会 の 誕 生 を絶 賛 し,こ れ と既 存 協 会(11団 体)を 合 わ せ る と 「JTA加 盟 の協 会 数 が35」 に達 した事 実 を挙 げ,沃 躍 進 の年"で あ っ た と評 して い る。(17)

この一 方 で,当 時JTA理 事 長 の大 林 正 憲 氏(18)は,日 体 協 へ の 正 式 加 盟 申 請 の 条 件 と して,「32以 上 の 都 道 府 県 協 会 の 都 道 府 県 体 育 協 会 に加 盟 」 を 強 調 し,関 係 者 に対 し 「 一 致 協 力 体 制 の必 要 性 」 を訴 えて い る。(19)

以 後,JTAは 日体 協 に対 し加 盟 申 請 を試 み た が,残 念 な が ら認 め られ る ま で に は至 ら なか っ た 。そ の 理 由 と して は,①35に 及 ぶ都 道 府 県 協 会 中,都 道 府 県 体 協 加 盟 協 会 は僅 か4協 会 にす ぎ な い こ と。 ② 全 国 大 会 に繋 が る 「国 体 ミニ ・ブ ロ ッ ク競 技 会 」 に相 当 す る全 国 規 模 の競 技 体 系 が 無 い こ と… の 二 点 が 指 摘 され た 。(20)

翌 年 の1玖88年,JTAは これ 以 後 の進 む べ き方 向性 の 転 換 が 求 め られ る こ

と とな り,し た が っ て この1年 の 具 体 的 な 目標 を,① 各 市 町村 で の協 会 組 織

の 強 化 。② 都 道 府 県 協 会 の都 道 府 県 体 協 へ の加 盟 推 進 。 ③ 国体 ミニ ・ブ ロ ッ

クで の シ ャ トル 競 技 会 の 開催 … の三 点(21)と した 。 こ の時 点 を境 と してXXJTA

(21)

日本 に お け る トラ ン ポ リ ン競 技 規則 の変 遷(4) 一ZO5

の新 た な 歩 み"が 始 ま っ た とい え る。

1989年,日 体 協 は 「 大 改 革 」 を断 行 した 。 そ の 内 容 は,「JOC(22)の 独 立 」 と 「 寄 附行 為 改 革 」 の二 点 で あ り,結 果 的 に は 『日体 協 へ の加 盟 条 件 の緩 和 』 とい う形 に な っ て 表 れ た。(23)

これ らの 影 響 で,1990年,JTAは 日体 協 か ら'準 加 盟"を 認 め ら る。 これ に至 る経 過 は,5県 の体 協 加 盟 実 績 と35都 道 府 県協 会 組 織 が,(日 体 協 へ の 加 盟 条 件 緩 和 の具 体 的 内容 と して 挙 げ られ て い た)次 に 掲 げ る 「3条 件(24)を 満 た せ ば準 加 盟 を認 め,保 護 育 成 して い く」 と され た こ と に起 因 して い る。

そ の3条 件 と は,以 下 の とお りで あ る。

① 法 人 格 を持 つ 競 技 団体 は,数 県以 上 の都 道 府 県 体 協 の 加 盟 実 績,及 び 10県(1/5)以 上 の都 道 府 県 支 部 組 織 の整 備 実 績 を有 す る こ と。

② 任 意 団 体 は12県(1/4)以 上 の都 道 府 県 体 協 の 加 盟 実 績,及 び16県 (1/3)以 上 の 都 道 府 県 支 部 組 織 の 整 備 実 績 を有 す る こ と。

③ 上 記 の条 件 を満 た さな い 競 技 団体 に お い て も,1県 以 上 の都 道 府 県 体 協 の 加 盟 実 績,及 び 数 県 以 上 の都 道 府 県支 部 組 織 の整 備 実 績 を有 す る

こ と。

こ う した 背 景 に は,ソ ウ ル 五 輪 に お け る 日本 の 大 敗 が 国 会 を は じめ世 間 に ス ポ ー ツ 行 政 の在 り方 が 問 わ れ た 点 と,ニ ュ ー ス ポー ツ の 台 頭 とい う 黙 時 勢 の 波 の影 響"を 受 け,こ れ が 寄 附 行 為 の 改 革,即 ち 「 加 盟 条 件 の緩 和 」 とい う形 に連 動 した 点 が あ る 。

1991年,JTAの 役 員 改 選 に よ り新 会 長 に就 任 した森 喜 朗 氏(25)は,設 立 20年 目 を迎 え たJTAの'揺 藍 期"が 終 了 した こ と を告 げ た 。 一 方,新 理 事 長 の 長 谷 川 輝 紀 氏(26)は,日 体 協 へ の 正 式 加 盟,普 及 指 導 員 の 国 家 的 イ ヴ ェ ン ト へ の参 加,魅 力 あ る競 技 会 の 開 催 … の 三 点 を掲 げ,こ れ が 果 た す べ き 自分 の 任 務 で あ る こ と を強 調 して い る。(27)

翌1992年,JTAは 協 会 設 立20周 年 式 典 を挙 行 し た 際,「JTAの 社 団 法 人 化 」 と 「日体 協 へ の 正 式 加 盟 」 を表 明 。 法 人 化 に 向 けた"準 備 委 員 会 の設 立"

と,填 体 的 活 動 内容"を 基 に した 「 マ イ ナ ー ス ポ ー ツ脱 却 」 と 「ス ポ ー ツ と

(22)

し て の市 民権 獲 得 」 の 二 っ が 当 面 の 目標 で あ る こ と を告 げ た。(28)

国 際 舞 台 へ の積 極 的参 加 と競 技 レベ ル の 向 上

表III国 際 競 技 会 に お け る 日本 選 手 の 足 跡(1987年 〜1992年)

西暦(元号) (参加)国際競技会名 開催 国

(獲i得順 位,メ ダ ル 数)

女 子

(獲得 順 位,メ ダル 数) '87年(昭62) 4thパ ン ・パ シ フ ィ ッ

ク選 手 権

オ ー ス ト ラ リア '88年(昭63) 15th世 界 選 手 権 大 会 ア メ リカ

'89年(平1)

3rdワ ー ル ドゲ ー ム ス 西 ドイ ツ 個 …23(初 参 加) 個 …12/21(初 参 加) 5thパ ン ・パ シ フ ィ ッ

ク選 手 権

日本(大 阪) 団 …1,個 …1/3/

6/7シ …1/3

団 …1,個 …1/4/7 シ …1/2

世界年齢別競技大会 同 上 金11,銀13,銅6(計30)

'90年(平2)

16th世 界 選手権大会 西 ドイ ツ 個 …16/20/28/56 団 …6,シ …5/9

個 …19/20/24/31 団 …6,シ …11/16 12nd世 界年齢別競技大会 ドイ ツ 金2,銀3,銅1(計6)

'91年(平3)

6thパ ン ・パ シ フ ィ ッ ク選 手 権

オ ー ス ト ラ リア

団 …2,個 …4/5/6 シ …4

団 …2,個 …3/4/6 シ …3

世界年齢別競技大 会 同 上 金8,銀6,銅7(計21) '91ド ブ ロ エ フ ス キ ー

カ ツ プ

ソ ビエ ト

'92年(平4)

17th世 界選手権大会 ニ ユ ー ジ ー ラ ン ド

個 …8/20/34/53 団 …7,シ …14/16

個 …11/21/24/28 団 …4,シ …12/16 13rd世 界年齢別競技大会 同 上 金4,銀5,銅3(計12)

*獲 得1頂位,メ ダ ル 数 欄 の 「 個 」は個 人,「 団 」は 団 体,「 シ 」は シ ン ク ロ ナ イ ズ ド,/

の 前 後 の 数 字 は 獲 得 順 位,金 ・銀 ・銅 は メ ダ ル の獲 得 数 を 示 す 。

表IIIは,1987年 か ら1992年 に お け る各 種 の 国 際競 技 会 で の 日本 選 手 の足 跡 を示 した 。 毎 年 世 界 に挑 戦 し続 けた 日本 の 姿 を窺 い 知 る こ とが で き る。

我 国 が1972年(昭47)にFITに 加 盟 す る と同 時 に,初 の世 界 選 手 権(第 7回 大 会)に 参 加 して 以 来,徐 々 に国 際 舞 台 で の経 験 を積 み上 げ,そ の競 技 レベ ル を 向上 させ て い った 。1980年(昭55)に 開 催 され た第11回 世 界 選 手 権 大 会 の シ ン ク ロ ナ イ ズ ド競 技 にお い て,松 本 ・ 岩 下 ペ ア が 「 初 の メ ダ ル(銅)」

を獲 得 した 。 それ まで 幾 度 とな く夢 見 た"最 大 イ ヴ ェ ン トで の メ ダ ル"を 手

(23)

日本 にお け る トラ ンポ リン競 技 規則 の変 遷(4) 107

中 に した の で あ る。 そ して1987年(昭62),JTA理 事 長 の大 林 正 憲 氏 がFIT の理 事 に就 任,日 本 か ら はxx初 のFIT役 員"の 誕 生 とな り,同 氏 へ の期 待 感 が さ ら に強 まっ た 。 この よ う に し て徐 々 に 日本 の競 技 力 と組 織 力 の面 にお い て,世 界 の国 々 か ら高 く評 価 され る よ う に な っ た 。

日本 は この年 に開 催 さ れ た 第4回 パ ン ・パ シ フ ィ ッ ク選 手 権(29),そ の 翌 年 の 第15回 世 界 選 手 権,な らび に 同 年 齢 別 競 技 会 と,問 をお か ず 参 加 出場 し, 我 国 の競 技 水 準 を世 界 に ア ッ ピー ル した 。

こ う した 一 方 で,1988年,世 界 の トラ ン ポ リ ン競 技 界 に と って 大 きな 出 来 事 が 起 こ った 。 そ れ は ソ ウル ・ オ リ ン ピ ッ ク時 に 開 催 さ れ た,第94回10C総 会 に お い て,「FITが10Cの 承 認 団 体 」 と して 認 め られ た こ とで あ る。

この こ とは,近 い 将 来 に お い て 「 五 輪 種 目 に採 用 され る 可 能 性 」 が 出 て き た こ とを意 味 して お り,関 係 者 一 同が 糖 一 段 階突 破"の 感 激 に浸 っ た 。

し か しな が ら,(前 記 の)大 林 氏 は,「 こ の 出来 事 を手 放 しで 喜 ぶ 訳 に は い か な い。 これ まで に も10Cに 承 認 され,未 だ 五 輪 の プ ロ グ ラ ム に入 っ て い な い 種 目 が 沢 山 あ る。(30)」との 警 告 を発 した 。

1989年,第3回 ワ ー ル ドゲ ー ム ズ(31)に初 参 加 。折 し も同年 の8月,第5回 パ ン ・パ シ フ ィ ック選 手 権 が 日本 で 開催(於 ・大 阪 府 立 体 育 館)さ れ,爪 国 際 ス ポ ー ツ ・トラ ンポ リン"を 世 間 に知 ら し め る絶 好 の 機 会 とな った 。

この大 事 業 の主 管 は,1984年 の第13回 世 界 選 手 権 に 続 い て 二 度 目 に 当 た る。 国 際 的 な ビ ッグ ・イ ヴ ェ ン トを担 え る とい う こ とは,換 言 す る な ら,当 該 国 の存 在 価 値 と実 力 が,FITを は じめ世 界 の 関係 者 か ら認 め られ た こ とに

他 な らな い 。

1990年 の第16回 世 界 選 手 権 ・同年 齢 別 競 技 会,ま た そ の翌 年 に開 催 され た

ドブ ロ エ フス キ ー カ ッ プ,第6回 パ ン ・パ シ フ ィ ッ ク選 手 権 ・同 年 齢 別 競 技

会,さ ら に は1992年 の第17回 世 界 選 手 権,同 年 齢 別 競 技 会 … へ と,日 本 は

毎 年,こ れ らの 国 際 競 技 会 に積 極 的 に参 加,こ れ が 今 日の 競 技 力 に 繋 が っ た 。

(24)

(1)FederationInternationalTrampolineの 略 称 。 国 際 ト ラ ン ポ リ ン連 盟 の こ と。

(2)JapanTrampolineAssociationの 略 称 。 日本 トラ ン ポ リン協 会 の こ と。1972 年(昭47)に 設 立 さ れ,初 代 会 長 に は浜 田 靖 一 氏 が 就 任 。 設 立 と 同 時 に,こ の 前 身 団 体(我 国 で は初 の トラ ン ポ リ ン 団 体)で あ っ た 「日本 トラ ン ポ リ ン研 究 会 」 は,発 展 的 解 消 と い う形 が と られ,そ の 任 を終 え た 。

(3)1981年(昭56)に 発 行 さ れ た 「日本 トラ ン ポ リ ン協 会 規 則 集 」 中 の,「 トラ ン ポ リ ン競 技 規 則 」を さ す 。 この 規 則 集 に は,競 技 規 則 の ほ か に 「公 認 審 判 員 規 則 」 が 掲 載,編 集 さ れ て い る 。

(4)決 勝 演 技(戦)を 意 味 す る 。 俗 にxxフ ァ イ ナ ル"と も呼 ば れ,決 勝 進 出 の選 手 に よ り実 施 され る。

(5)世 界 的 な規 模 の 競 技 会 に は オ リ ン ピ ッ ク を は じ め,世 界 選 手 権,同 ・年 齢 別 競 技 会,ワ ー ル ドゲ ー ム ス 等 が これ に 相 当 す る。

(6)(こ こで い う)地 域 的 な 競 技 会 と し て は,パ ン ・パ シ フ ィ ッ ク 選 手 権,同 ・年 齢 別 競 技 大 会,ヨ ー ロ ッパ 選 手 権 大 会 等 が あ げ られ る。

(7)「 日本 に お け る トラ ン ポ リ ン競 技 規 則 の 変 遷(2)」 田 野 有 一,小 樽 商 科 大 学 人 文 研 究 第84輯,1992.8,P.144,18行 〜21行 。

(8)「 トラ ン ポ リ ン用 語 」 藤 田 一 郎,宮 田和 久,田 野 有 一,伊 藤 直 樹,細 川 賢 一, 伊 熊 克 己 共 著,文 化 書 房 博 文 社,1986.4,P.5,20行 〜24行 。

→ 〔BARANI〕 … 前 方 宙 返 り1/2捻 り。1980年 代 後 半 にJCEBARANI氏 の 名 前 を 取 っ て つ け た もの で あ る 。綴 り はBARANDY,BARANNI,BARANIな ど が あ る 。

(9)(8)に 同 じ。P.49,23行 〜24行 。 → 〔ROUTINE〕 … 演 技 の こ と。 一 つ の 課 題 の 組 合 わ せ を連 続 実 行(実 施)す る こ と。

⑩ 「FITト ラ ン ポ リ ン競 技 規 則 」JTA,1987,P,6,24行 〜38行 。

→ 〔 演 技 の 中 断 〕 …18 .1次 の様 な場 合,選 手 の 演 技 は 中 断 した もの とみ な す 。 18.1.1規 定 演 技 に お い て,選 手 が 競 技 カ ー ドに 記 載 し た1頂序 及 び 型 に よ っ て 演

技 を行 わ な い 場 合 。

18.1.2ト ラ ン ポ リ ンの ベ ッ ド に 明 ら か に 同 時 に両 足 で 着 地 し な か っ た 場 合 。 18.1.3着 地 後 た だ ち に 次 の 運 動 に 継 続 す る の に ベ ッ ドの 弾 性 を 利 用 し な い で

運 動 が 途 切 れ た 場 合 。

18.1.4演 技 中,身 体 の 一 部 が ベ ッ ド以 外 の もの に触 れ た 場 合 。 18.1.5ス ポ ッ タ ー の 身 体,ま た は ス ポ ッタ ー マ ッ トに触 れ た 場 合 。 18.1.6演 技 中,不 安 定 な 状 態 か ら トラ ン ポ リ ン を離 れ た 場 合 。

18.1.7シ ン ク ロ ナ イ ズ ド演 技 に お い て,パ ー トナ ー と違 っ た 種 目 を 行 っ た 場 合 。

18.1.7.1ペ ア の 内 の 一 人 が,も う一 人 の 種 目 よ り も半 分 以 上 進 ん だ 種 目 を し て い る場 合 は,違 っ た 種 目 と み な さ れ る 。

⑪(8)に 同 じ。P.10,23行 〜26行 。 → 〔CHECKBOUNCE〕 … ベ ッ ド上 で の 止 ま り方 の技 術 を さ し,膝 の 急 激 な 屈 伸 に よ りベ ッ ドの 反 発 力 を こ ろ し 止 ま る方 法 を .い う。 ニ ー ブ レ イ ク(KNEEBREAK)と 同 意 語 に 用 い る。

(12)(8)に 同 じ 。P.55,35行 〜P.56,2行 。 → 〔STRAIGHTBOUNCE〕 … トラ ン

ポ リ ン運 動 の 最 も基 本 か つ 重 要 とな る 「垂 直 跳 び 」 を い う。

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