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高 橋 和 雄 * ・中 村 聖 三 * 松 木 理 ‑ **

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(1)

長崎広域行政計画 ( 平成 1 3 年〜平成 1 7 年)策定のための 社会基盤施設の現状 と課題

高 橋 和 雄 * ・中 村 聖 三 * 松 木 理 ‑ **

I n ve s t i ga t i o no nPr e s e n tSi t ua t i o nsa ndPr o bl e m o fl nf r a s t mc t ur e s t oMa kePl a no fNa ga s a kil n t e gr a t e dAd mi ni s t r a t i o no f

La r geRe gi o n ( 2 0 01 ‑2 0 0 4 )

by

Ka z u oTAKAHAS HI *,S h o z oNAKAMURA*a n dRi i c h i MATS UKI **

Thepl a no fNa ga s a kii nt e gr a t e da dmi ni s t r a t i ono fl a r ger e gl O nWa sr e ne we di n2 0 0 0.I mpr o ve me nt o fi nf r as t mc t ur e sa ndl i vi nge nvi r o nme nt swe r ei nve s t i ga t e dbyt hea ut hor s . I nt hi spa pe r , t hepr e s e nts i t u‑

a t i ona ndpr o bl e msoft r a ns por t a t i onne t wor ks ,l a ndus e,i nf o m a t i onf ac i l i t i e s , r i ve randwa t e rr e s o ur c e s , di s as t e rpr e ve nt i onf ac i l i t i e s ,hous l ngI mpr o ve me nt ,gr e e nS pa c e, Wa t e rS uppl y,uni ve r s a ldes i gn,a ndf i r e f i ght i nga ndf i r s ta i df ac i l i t i e sa r edi s c us s e d.Fi na l l y,f unda me nt a lpo l i c yi ss ho wn.

1. まえが き

長崎地域広域市町村圏協議 会は,長崎市 を中核 とす る 1 市 1 0 町 ( 長与町,時津町,琴海町,大瀬戸町,外 海町,香焼町,伊王島町,高島町,野母崎町,三和町) を圏域 とし,圏域の一体的発展のため振興整備計画 を 共 同 して作成 し,その実施に関す る連絡調整 を 目的 と して昭和48年 4月に設置 された広域行政の協議体であ る。長崎地域広域市町村圏協議会では,協議会結成時 の昭和48年 ,昭和55 年,昭和61 年 お よび平成 8年の 4 次にわた り広域行政圏計画を策定 して きた。

第 4 次長 崎地域 広域 行政 圏計画 日 は ,21 世 紀 初 頭 に向けての時代潮流の方 向性 を見極め,本圏域の もつ 自然的,歴 史的 および社会経済的な特性 を最大限に活 か して地域のア イデンテ ィテ ィの確立 に努め,地域住 民の豊 かで 決適 な生活 を実現す るために,広域行政 と

して取 り組 むべ き目標 とこれを達成す るために,必要

な施策 を策定 す るものであ った。平成 1 2 年 には,平成 1 3 年 〜1 7 年 にかけての長崎地域広域行政圏計画の基本 計画書 2 )が策定 された。著者 らは,快 適 ・安 全 ・清 潔な生活圏作 りの施策の一部 を担 当 した。具体的には, 広域交通 ネ ッ トワー ク,土地利用,高度情報化,河川 ・ 水資源,防 災対策 ,住環境 ,公園 ・緑地,ユニバーサ ルデザ インお よび消防 ・防災の現状 と課題 を明 らかに し,施策の方針 を示 した。本論文では,以上の ような 施策の策定 に向けての現状 と課題 ,施策の方針 につい ての著者 らの素案 を示す。

2. 広域交通 ネ ッ トワーク

長崎市 を中心 とす る広域交通体系は, 一般国道34号, 2 0 2 号 ,2 06 号 お よび 49 9 号 を道路交通軸 とし, J R 長 崎本線 を含めた広域幹線交通網 に よ り周辺市町村か ら 長崎市に対す る求心的 ネ ットワー クを形成 している。

平成 1 3 年 1 0 月2 6 日受理

*社会開発工学科 ( De par t me nto fCi vi lEngi ne e r i ng)

**大学院博士前期課程環境 システム工学専攻 ( Gr adua t eSt ude nt , De pa r t me ntofEnvi r onme nt a lSys t e ms

Engi ne e r i ng)

(2)

1 5 8 高橋 和雄 ・中村 聖三 ・松木 理‑

道路 の整備 はかな りの ピ ッチで進 め られつつあ るが ( 秦 ‑ 1 , 2) ,幹線道路 は地形的特性 な どの理 由に よ り環状線や副線 に乏 しいため,道路網のネ ッ トワー ク形成が急務 になっている。本圏域 は半島 ・離 島域の ため,長崎市周辺の町において も幹線道路の容量が不 足 し,交通混雑が 日常的に生 じている。 また,都心部 においては,都市計画道路の整備が必要で,南北交通 や斜面市街地の交通 を支 える必要 があ る。特 に,高齢 化 が著 しい斜面市街地 の交通対策 は大 きな課題 であ る。 また,周辺市町村のベ ットタウニ /化 に伴 って人 口 の ドーナツ化が進み,地形的な制約 か ら様 々な都市機 能 とともに交通網 が狭隆 な都市部 に集 中 してい るた め,道路交通の輪換,道路周辺環境 な どの弊害が生 じ, 産業や生活な どの支障 をきた している。 さらに,離 島

においては交通アクセスが容易でな く,経済活動のみ な らず消防 ・医療活動の障害 となっている。

今後 とも本圏域 では,「長崎県幹線道路協議会」や

「 長崎都市圏パー ソン トリップ調査」 において策定 さ れた21 世紀を展望 した総合的な都市交通のマスタープ ランに基づ く交通体系を確立 してい くことが求め られ る。高速道路や地域高規格道路 か らなる都市間 ・都市 計画道路,バ イパスな どの都市 内交通網の整備,公共 交通な ど輸送体系の整備,駐車場, ター ミナルな どの 主要交通関連施設の計画的な配置な どが必要である。

また,道路交通が十分でない本圏域の交通対策 とし て,通勤,通学の足 としてバ ス,鉄道,路面電車な ど の交通体系を整備 し,バ ス運行の定時性 を確保するた めの運行システムの確立,公共交通空 自地域の解消が 必要であ る。路面電車は市民の足 として,さらに観光 都市 としての魅 力を高め る役割 を果た してお り,今後 も路線の延長,サービスの向上の促進 を図る必要があ る。

さ らに,公共交通体系 としてバ ス,鉄道,路面電串, タクシー と自動車交通の役割を分担 しなが ら,公共交 通機関 としてネ ッ トワー ク としての整備 をすることが 必要である。た とえば,パー クアン ドライ ド,交通結 節点の円滑化,乗換券の発行 ,バ ス共通 IC な ど各機 関の協 力 と連携 した取組 みがな されなければな らな い。 また, 自動車騒音や 自動車排気ガス( 二酸化窒素) の環境基準 も長崎市街地 では十分 に満足 されていない 地点 もみ られ る。 この ように,環境面か らもパー クア ン ドライ ド,モーダルシフ トな どの交通需要マネージ メン トな どの ソフ ト対策や低騒音の舗装の敷設な どの 対策が望まれている。なお,道路利用者のニーズは車 中心 か ら人中心に移行 し,安心 して暮せ る生活空間 と

しての整備が求め られている。歩道のバ リアフ リー化

な どの整備が必要 とされる。

また,鉄道は広域交通の役割 とともに,市街地や通 勤圏の拡大 に伴 う近距離輸送の需要 も高いので,関連 施設の充実やサービスの向上,他の交通機関 との連結 強化な どを図 る必要がある。九州新幹線長崎ルー ト建 設は,国土の均衡あ る発展 と九州地方の一体的浮揚 を 図ることが期待 され るため,早期着工 を 目指 した取組

表 ‑ 1 圏域内の国 ・県道別改良率

( 平成1 2 年 4 月) 路線名 実延長 改良済延長 改良率

( m ) ( m ) ( % ) 国 道 34 号 1 8, 1 74. 0 1 8, 1 7 4. 0 1 00. 0 国 道 202 号 62, 747. 8 58, 211. 6 92. 8 国 道 206 号 29, 5 04. 2 29, 504. 2 1 00. 0 国 道 207 号 1 8, 622. 8 1 4, 861. 8 79. 8 国 道 251 .号 7, 734. 4 6, 055. 0 78. 3 国 道 324 号 7, 577. 2 7, 577. 2 1 00. 0 国 道 499 号 28, 7 60. 5 25, 349. 2 88. 1 大 瀬 戸 西 彼 線 9, 01 2. 7 8, 734. 7 96. 9 長 崎 畝 刈 線 7, 7 58. 3 7, 758. 3 1 00. 0 香 焼 江 川 線 6, 387. 2 4, 82 4. 7 75. 5 長 崎 多 良 見 線 9, 040. 6 9, 040. 6 1 00. 0 野 母 崎 宿 線 46, 823. 9 30, 1 59. 5 64. 4 東 長 崎 長 与 線 1 3, 624. 0 1 2, 1 44. 9 89. 1 神 ノ浦港長浦線 1 5, 687. 6 8, 577. 7 5 4. 7 道 ノ尾停車場線 485. 0 0. 0

0 .0

長 崎 式 見 港 線 1 3, 555. 6 l l, 42 0 . 4 84. 3 長 与 大 橋 町 線 5, 1 62. 9 5, 1 62. 9 1 00. 0 長崎漁港村松線 6, 939. 8 1, 500. 7 21. 6 伊 王 . 島 線 2, 270. 0 1, 606. 8 70. 8 南 島 線 3, 081. 7 1, 737. 2 56. 4 奥 ノ 平 時 津 線 1 7, 2 41. 7 ll, 697. 7 67. 9 深 堀 三 和 線 6, 582. 8 2, 481. 0 37. 7 肩 山 公 園 線 1 4, 71 3. 9 502. 6 3. 4 昭 和 馬 町 線 6, 860. 4 6, 860 . 4 1 00. 0 神 ノ島飽 ノ浦線 2, 708. 7 208. 7 7. 7 小 ケ倉 田 上 線 2, 957. 0 2, 957. 0 1 00. 0 樺 島 港 脇 岬 線 1, 398. 8 1, 044. 3 7 4. 7 形 上 宮 浦 港 線 2, 9 85. 4 2, 985. 4 1 00. 0

資料 :「平成 1 2 年度道路現況表」

表 ‑2 都市計画道路の整備状況

都 市 名 路線数 計画延長 ( m) 改良延長 施工済 ( m) 未施工 延 ( m) 改良率 長 ( %) 長 崎 市 6 0 1 56, 1 7 0 93, 97962, 1 91 60. 2 時 津 町 1 0 1 8, 93 0 7, 969 1 0, 961 42. 1 長 与 町 1 5 1 3, 63 0 7, 550 6, 08 0 55. 4 香 焼 町 2 4, 480 895 3, 5 85 2 0. 0 伊王島町 1 2, 259 2, 259 0 1 00. 0

三 和 町 3 4, 340 0 4, 34 0 0. 0

琴 海 町 ‑ ‑ ‑ ‑ ‑

計 91 1 99, 809 11 2, 65287, 1 57 56. 4

資料 :長崎県 「 長崎県の都市計画 」1 9 9 7 版

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みが必要である。

本圏域は五 島灘,橘湾 お よび大村湾 に面 してい るた め,船舶の高速化,大型化への対応や旅客線 ・ター ミ ナルのバ リアフ リー化を行い,離 島住民の利便性 を図 る必要があ る。

3. 土地利用

土地 は限 られた資源であ り,地域住民が将来 にわた って生活や生産活動 な どの諸活動 の共通する基盤 であ る。圏域全体にわた り地域の 自然的,社会的,経済的 お よび文化的条件 を十分把握 しなか ら有効適切な接続 可能 な都市的土地利用を計画的 に実施す ることが必要 である。 このため, 自然が豊 かな この圏域では土地の 形状変更を前提 とす る都市計画区域 と,土地 の性状 を 現状維持 を原則 とす る農村漁業地域 との相互間の調整 を十分 に行 い,合理的な土地利用 を図る必要 があ る。

現在 ,長崎都市計画区域 は 2 市 4 町 ( 長 崎市 ,諌早 市 ,長与町 ,時津町, 多良見町 ,香焼 町)が単位 とな って,地域地区,都市施設 お よび市街地開発事業 か ら な る都市計画が決め られている( 表 ‑ 3) 。 しか し,本 圏域 お よび都市計画区域 に無関係に各 々の市町が行政 区域内での土地利用計画お よび施設配置計画 を行 って いるのが現状である.都市計画マ スタープランの策定 がなされた市町では,土地利用 に対 して議論 がな され ているものの広域的な位置付けはあま りなされていな い状況であ る。 したがって,重複す る施設や利用が少 ない施設 が生ず る恐 れがあ るため, これ らについて点 検 を行 うとともに,今後予定す る施設計画について広 域的な観点 か ら洗い直 しを行 う必要があ る。一方 ,安 全で安心で きる土地利用の観点 か らは,災害 に対す る 地域 ご との特性 を踏 まえた諸榛能の分散,バ ックア ッ プシステムの整備,オープンスペー スの確保 を図 るこ

とが必要である。

表 ‑ 3 都市計画区域の現状

( 平成1 2 年 3 月 31 日現在)

市町村名 都市計画 区 域 総面積 都市計画 区域の占 め る割 合 都市計画 人 口 面 D ⅠD 債 用途面積 ( ha) ( ha) ( o ol ( 千人) ( ha) ( ha)

長 崎 市 24,1 28 24,1 28 1 00 . 0 428. 0 4, 370 230 5, 949. 0

香 焼 町 449 449 1 00 . 0 4. 8 31 475. 6. 6 0

伊王島町 225 225 1 00. 0 1. 2

高 島 町 1 27 1 27 1 00. 0 1

.

0

三 和 町 821 2, 1 74 37. 8 1 2. 6

長 与町 1, 342 2, 875 46. 7 35. 8

時 津 町 2, 058 2, 058 1 00. 0 28.1 1 70 453. 0

資料 : 長崎県土木部都市計画課調べ

本圏域は人 口の急激 な増加に伴 う住環境整備や無秩 序な開発,水資源の不足に悩む地域 と人 口の流 出に よ る過疎化地域 ,高度な土地利用が必要な市街地 と各市 町固有の課題 を抱 えている。 これ らは各市町のみの対 応では不十分であ り,圏域全体で対応す る必要 がある。

また,農地 については減反 お よび後継者の不在 ,担 い手の高齢化のため,みかん畑や水 田な ど耕作放棄地 ( 遊休農地 )が増大 しているため, これ らの活用が課 題 とな っている。 さらに,農地や山林な どが持 ってい る公益的な機能 ( 土地の保全,水源の確保,良好 な景 観 の形成な ど)が低下 し,山村 について も平成 6 年の 渇水に よる枯木の放置や耕作者 の不在 による水路の維 持管理 が不十分な ことな ど,災害や荒廃の恐 れ も心配 され る。

4. 高度情報化

高齢化や国際化の進行,東京一極集中の是正,経済 構造の変革 ,行政サー ビスな どの対応 も含め,高度情 報化社会の構築 に向けて,情報通信基盤の整備促進 が 図 られている。本圏域 において も,半 島お よび離 島域 の地理的なハンデ ィキ ャップを克服 し,地域 間交流, 圏域 内交流 お よび ネ ッ トワー クの形成 を図 るため,情 報基盤整備 が必要 であ る。 また,市民サー ビスの向上 とペーパー レス化 な どの事務の簡素化を行 うため,高 度情報 システムを市町で構築す るこ とが望 まれ る。本 圏域では,情報公開条例を導入 している自治体は長崎 市 と大瀬戸町 に留 まってい る.現在の ところ,ホーム ページを開設 しているのは長崎市,長与町,伊王 島町 お よび高島町 に留 まってお り,情報 アクセスはまだ完 備 していない。

長崎市では公共施設案内予約,庁 内情報通信 ネ ッ ト ワー クお よび都市情報 か らなる高度情報 システムが一 部活動 してい る.今後 ,本圏域間でのネ ッ トワー ク化 が望 まれ る。

最近 では,映像 メデ ィアがコンピ ュー タグラフ ィッ クスや仮想現実感な どの新 しい映像技術の登場 に伴 っ て,映像系の情報通信環境が著 し く進歩 し,映像新時 代 を迎 えている。本圏域 において も,コンベ ンシ ョン シテ ィ構想な ど実現のためのニ ュー メデ ィアの活用が 必要であ る。

5. 河J l 卜 水資源

本圏域は急峻 な山岳 が多 く,大 きな河川がな く離 島

も含む地形 のために,圏域 内では水資源の状況 に大 き

な地域格差 があるが,全体的には水資源 に恵 まれない

地域であ る。 さらに,山か ら海 までの距離が短 く, し

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1 6 0 高橋 和雄 ・中村 聖三 ・松木 理‑

か も勾配 が急であ るため大雨時 には激流 となって流下 し,氾濫やがけ崩 れ,土石流 とい った災害 が しば しば 発生 している。 この ように,長崎市 とその周辺は,治 水,利水上 きわめて不利な地形的お よび地理的状況 に あ る。

このため, この本圏域では治水安全度 を上 げ るため の河川改修工事が必要 であ る( 表 ‑ 4) 。 なお,河川は 生命の源であ る水 を中心 としたあ らゆ る自然環境を凝 縮 した空間であ り,動植物 の貴重な生息 ・生育空間 と なってい る。 また,災害の再発防止,あ るいは未然 に 抑止するための河川の改修や整備 にあた って,生物の 生息空間 に配慮 した石材護岸や植物護岸 ,堤防の緑化 な ど水辺環境の保全 ( 多 自然型川づ くり)に努め る必 要 がある。 また,河川は都市部 において貴重 な 自然 と 人 とのふれあいの場 で もあ り,緩傾斜護岸,遊歩道 な どの整備 に よ り,河川空間内のア メニテ ィや景観 ・親 水性 を向上 させ る必要 があ る。

近年 の下水道の普及,生活水準の向上 ,核家族化の 進展 あるいは産業の発達 な どに伴 い,水需要 は今後 も 増加す ることが予想 され る。 また,平成 6 年 の ような 渇水が起 こる と市民生活 に深刻 な影響 を与 える。また, 地下水利用 において も汚染や地盤沈下 な どに留意す る

ことが益 々必要 となっている。 さ らに多 目的 ダムの建 設 を中心 とす る水資 源開発 が大 きな課題 とな って い る。 ダム建設 な どによる新 たな水資源開発 を巡 る環境 は,以前 に も増 して厳 し くなっている。水資源の安定 的な確保 は地域の将来 を左右す る大 きな課題 であるこ とか ら今後は水資源 としての積極的な雨水利用や水の 有効利用, 循環利用 としての再生水利用が求め られ る。

表 ‑ 4 河川の整備状況 ( 2 級河川のみ) ( 平成 1 1 年度末)

市町村 名 区間延長 要改修 ( 血 1 改修済 延長 ( h ) 河 改修率 ( % ) 川 主 要 河 川 名

長 崎 市 香 焼 町 伊王島町 高 島 町

野母崎町 6 3. 2. 7 8 4 7. 0 2 7 4. 0 1 中島 択川 , ,江川 滞上川, 鹿尾川, 八郎川 三 和 町 6̲ 0 3. 3 5 5. 0 高崎川 長与川

多良見町 l l . 3 1 0. 9 9 6. 5 長 与 町 1 2. 4 7. 6 61 . 3

時 津 町 5. 3 0 0 子 々川,時津川 琴 海 町 1 3. 0 l l. 2 8 6. 2 村松川

大瀬戸町 1 3. 0 5. 7 4 3. 8 雪浦川、多以 良川 外 海 町 6̲ 3 2. 5 3 9, 7 神浦川

資料 :長崎県資料

6. 防災対策

本圏域 は丘陵 と山が海岸線 に迫 ってお り,一般的 に 地形 が急傾斜で平地 に乏 し く家屋. は債斜面 に沿 って山 腹 に向い特異な市街地 を形成 し,土砂 災害危険予想地 区 も他都市 に比べて非常 に多い。 また河川は山の谷合 をぬ って海 に注いでいるため,河道勾配が大 き く,河 道が短 い状況であ る。 この ような地形条件のため,集 中豪雨時の溢水,市街地の氾濫 ,土石流,斜面の崩壊 , 地すべ り,台風 による高潮お よび強風 な どに対 して, 被害 を受けやすい都市構造 となっている。 このため本 圏域 は,風水害 に弱い地域特性 を持つ。

また,地形的特性 か ら道路網ネ ッ トワー クの形成 が 不十分で,災害時 におけ る孤立の危険性の高 さも指摘 されている。斜面市街地 では道路 が狭 いため,消火活 動や応急給水が困難であ る地 区 も多 く,土砂災害,也 震災害を受けた場合の災害時の応急活動がで きない恐 れがあ る。 このため,風水害 ,地震災害 を含めた一貫 性のある地域防災計画を作成す る とともに,防災業務 の充実強化を図 るこ とが重要 であ り,計画は 自己完結 型ではな く,広域支援体制 も視野 に入れた ものを策定 す るこ とが重要であ る。

防災体制 については, とくに迅速で的確 な初動体制 の確立が必要である。このため,雨量 ,水量のテ レメー タ伝送 に よる迅速 な把握 ,監視 カメラ,防災ヘ リコプ ターな どの情報収集 システム,防災情報無線 な どによ る情報伝達システムの構築が必要 であ る。 しか しなが ら, このシステムの老朽化や,未導入の町が見受 け ら れ るため,システムの更新 ・整備 を図 る必要 があ る。

災害が同時多発的 に生ずることや孤立地 区が出やす い地形であ るこ とを考慮 する と,本圏域では初動期 に おいて近隣の助 け合いが被害 を最小限 に くい止め るた めに, 自主防災組織の育成,防災意識 の高揚,企莱や 地域 におけ る防災訓練 を行 うな ど,市民 と行政 が一体 とな った防災活動 の実現 を図 るこ とが必要 であ る。 ま た, 日常 におけ る啓発,非常時におけ る防災活動の拠 点 とな る食 料 ,医療 品の備蓄機 能 を持 った防災 セ ン ターな ど防災の柱 となる施設 も必要である。 しか し, 自主防災組織 の結成率は低 く,防災セン ター も具体的 な計画作成 までは至 っていない。

その他,山間部 におけ る治山 ・砂防事業の推進 ,河

川 ・防波堤 の整備 とともに,低地 ,市街地の雨水渠の

整備 ,公園 ・緑地 な どのオープンスペースの確保 ,痩

築物 の不燃化促進 , 狭隆道路の改良, 道路のネ ッ トワー

クの形成, ライフラインのブ ロ ック化,多ルー ト化 な

ど都市の安全の向上 を図 るこ とが重要 であ る。長崎県

は阪神 ・淡路大震災後 に地震防災アセス メン トを実施

(5)

し,被害想定 に基づいた地震対策 を策定 しているが, 市町の地震対策の見直 しや新 たな策定は遅 れてい る状 況 にあ る。

7 .住環境

生活の最 も基本的な基盤 であ る住宅や住宅を取 り巻 く住環境 の整備 は , 「長崎 らしさに溢 れた豊 かな郷土 づ くり」の実現 に欠 かせない。長崎県では住宅 ・住環 境 に計画的整備 を図 るため,昭和 41 年度以来 ,現在 ま で 7 期にわた って住宅建設 5 箇年計画 に基づ き,住宅 政策 を行 って きている。 この結果,住宅事情は着実 に 改善 されたが, 戸数面では充足 している とはいえない。

しか し,平坦地 が少ない こ とに よる厳 しい土地条件な どに よ り,長崎県の住宅事情は,全国平均 と比較 して も低水準 にあ る。特 に,長崎市 は県内の各市中で居住 水準率が最 も低 い状況 にな っている。また, 一戸建 て ・ 長屋 ( 持ち家)の敷地面積 は,長崎市の場合 ,5 9 n fで 全国平均や長崎県平均 を大 き く下回 ってお り,また, 非木造民営借家の家賃な どの指標 では大都市圏並 みの 水準 とな って いる 。 幅4. 0m 以上の道路 に接 している 敷地 の割合は県全体では 3 6. 6 % ( 全国平均 5 8. 6 %) と 非常 に少ない水準 とな っている。

長崎の代表的な斜面地 の人口は減少 しているが,高 齢者の人 口は増加の傾 向にある。長崎近郊の町では人 口が急増 し, ミニ開発や水資源 ・道路網の不足が問題 とな っている。一万 ,離 島お よびかつての炭鉱地 では, 人 口の定常的な減少や高齢化 といった課題 を抱 えてい る。

今後 も市民が豊 かさを実感で きる住宅 ・住環境の整 備 を進めて行 くため,住宅の質の向上 お よび良好な住 環境の整備 を軸 としなが ら,高齢者社会への対応や若 年層の定住な ど地域の政策課題 への対応 に配慮 し,宿 祉政策 ,地域振興政策,産業政策 な どと連携 を取 りつ つ各市町の地域の実情 に適切 に対応 した住宅供給 を推 進 する必要があ る。 さ らに,平成 1 0 年度 に制度化 され た高齢者 向け優 良賃貸住宅制度な どを活用 し,民間賃 貸住宅の供給 を計画 してい くことが必要であ る。

8. 公園 ・緑地

公園 ・緑地 は,道路 ・広場 と一体 とな って ともに, 海への接点 として親水性 を有す る海浜公園 として都市 の骨格 を形成 し,市街地 におけ るオープンスペース と して重要な役割 を担 っている。 また,環境 の保存 , レ ク リエーシ ョンの場 ,景観形成 ,災害時の緩衝地帯 , 避難 ・救援の活動の場 な どさまざまな楼能 を有 してい る。 さ らに,市街地の外周 にあ っては都市の無秩序 な

スプ ロールを防止 し,阪神 ・淡路大震 災において も公 図 ・緑地 の都 市 防 災 に果 たす重要性 が指摘 されて い

る。

本圏域 においては,‑部 を除いて第 6 次都市公園等 整備 7 箇年計画 ( 平成 8‑1 4 年) におけ る 7. 9n f / 人 ( 全国平均)の整備水準 を実現 していない。特 に,長 崎市 においては地形的制約 か ら狭隆 な市街地 に都市機 能 が集中 し,市街化区域 内に公図 ・緑地 が少 ない状況 にあ る。近年 ,公園 ・緑地 は,都市計画区域外の集落 地域 において も, 自由に利用で きるオープンスペー ス や交通事故の危険性 な どか ら安心 して利用で きる空間 として整備要望が高 まってお り,構成市町の協 力の下 で,本圏域全体のバ ランスが保 たれ るよう配置 ・整備 す るこ とが望 まれ る。

また,本圏域 は半 島,海岸線 ,海洋な どか ら形成 さ れ る美 しい 自然環境 に恵 まれている。 これを生 か し, 海洋 レク リエーシ ョンや海浜 レジ ャー施設の整備 を含 む公園 ・緑地の整備 を行 い,本圏域の魅力の向上 お よ び広域 レク リエーシ ョン需要 に応 える必要 があ る。そ のためには,公園 ・緑地 をつな ぐ広域 ネ ッ トワー クの 考 え方の導 入 も望 まれる。

9. 上水違

本圏域の上水道普及率は平成 1 1 年度末時点で 9 7. 5 % に達 してお り,県平均の 9 7. 7 % をやや下回 っている。

この うちの 3. 2 % ( 給 水人 口が 1 7, 5 87 人)は簡 易水道 であ る。

本 圏域 は地形上 の特性 か ら水量 の確保 は制 約 があ り,渇水時 には給水制限 をせざるを得 ない地域 が少な くないのが現状 である。核家族化 の進行,水洗化の普 及な ど生活水準の向上や ライフスタイルの変化 お よび 産業振興 と相 まって,今後水需要は増大す るこ とが予 想 され る。 このため,既存の水道施設 の効率的な維持 運営 を図 り,圏域住民が水の有限性 お よび貴重性 を認 識 し,有効利用を図る必要があ る。

平成 1 1 年度の有効率は上水道 8 8. 5 % で全国平均 91. 3

% ( 平成 1 0 年度末)をかな り下回 ってお り,今後石綿 セ メン ト管や老朽管の改善を図 る必要 がある。 また, 限 られた上水道 を有効 に活用す るためには,節水意識 や節水機器の普及な ど節水型社会づ くりを推進す るこ

とが求め られている。

長 期 的 に水の有効利 用の観点 か ら,圏域 全体 を カ

バーす る給水 ネ ッ トワー クの確立が望 まれるが,圏域

内において豊富 で安定 した水源 を新 たに求め るこ とは

難 しいので,県央地域 を含む 2 市 6 町で広域的 に水道

を整備す る南部広域水道整備事業の計画が進 め られて

(6)

1 6 2 高橋 和雄 ・中村 聖三 ・枚木 理‑

いる。

1 0 . ユニバーサルデザ イン

障害のあ る人や高齢者 な どを含むすべての人 々が安 心 して暮せ る地域社会の実現 (ノーマ ライゼーシ ョン) は早急 に迫 られてい る。 こうした社会 を実現す るため には,高齢者 ・障害者な どの行動 を妨げている障害 を 取 り除 き, すべての人 々が 自らの意志 で 自由に行動 し, あ らゆ る分野の活動 に参加で きるよう 「 長崎県福祉の まちづ くり条例」 が平成 1 0 年 4 月 に施行 された。 この 条例 に基づいて,特定生活関連施設 に該 当す る病院, 百貨店 ,ホテル,銀行,駅 ,官公庁な ど多 くの人 々が 利用す る建物 ( 一定規模 以上の施設)や道路 ,公園な どについて,出入 口のスロープ化,車椅子 トイレな ど を整備 す るバ リアフ リー化の整備 に着手 している。バ リアフ リー化 にあた っては,広報 ,啓発,バ リアフ リー 化 に対 す る支援 も必要であ る。

さらに,高齢者 向けの福祉サー ビス付 き住宅 ( シル バーハ ウジング)や協 同居住住宅 ( コレクテ ィブハ ウ ジング)の整備 ,低床型バ スや電車の導入,音声案 内 な ど公共交通機関のバ リアフ リー化が必要であ る。長 崎県所有管理施設 のバ リアフ リー化率は平成 1 0 年度で 69. 0 % であるが,歩道,住宅な どの整備 は 1 0. 0 % 程度 である。長崎県長期総合計画 ( 2 001 ‑2 01 0 年)の 「す べての人 にや さ しい社会づ くりの推進」 と連携 した整 備 を図 るこ とが課題 となる。

ll.消防 ・防災業務

本圏域 における建物の高層化や過密化 , 宅地の増大, 高齢者 ・独居老人世帯の増加,危険物 の増加 な どによ る地域生活環境 が変化 している。 また, これに伴 い防 災,消防,救急 に対す るニーズが増大,多様化 し,潤 防力の整備のあ り方 に大 きな影響 を及ぼ している。 し たがって,消防施設 お よび人員の効率的な整備充実 を 進 めてい く必要 があ る。

消防施設 については,国の指針 を もとに整備 を進 め て きているが,高層建築物,地下街,危険物施設 な ど におけ る災害 に対処す るため,消防ポンプ車,は しご 付 き消防 自動車 お よび化学車の充実,長崎県の防災ヘ リコプ ターの活用 を図 る必要 があ るO さ らに,高度情 報化社会 に即応 した適切で効果的 な消防救急活動 を行 うため,必要 な情報 の迅速 な収集 ,伝達 を行 う消防救 急通信指令施設 について更新 を図 る必要 がある。一万, 消防水利 については,消火栓や防火水槽 の施設 が整備 されているが,阪神 ・淡路大震災の教訓 を もとに水利 の多元化の推進 も検討 す る必要 があ る。

常備消防力については,広域消防事務の受託者であ る長崎市 と委託者 である 1 0 町が協 力 して各 々の立場 で 広域消防体制の拡充 ・強化 を図 る必要 があ る。非常備 消防力 ( 消防団) について も各市町村 が密接 な連絡 を 取 りなが ら消防団の施設充実,機動 力の強化 お よび活 性化対策を図 る必要 があ る。現在 ,消防団負の高齢化 や若 い層の確保 が困難に よ り,常備消防力への依存 が 高まってい る。

また,本圏域では 自主的な防火組織 としての婦人防 火クラブ, 自衛消防隊な どがあ り,地域や職場 におけ る防火活動 に重要 な役割 を果 している。今後 も行政 と 一体 になった防火体制をめざ して,各組織の育成 を図 りつつ防火訓練の促進や防火知識 の普及 に努めてい く 必要 がある。

救急活動 については,交通事故 ・急病 を中心 に増加 する傾 向にあ ることか ら, よ り円滑で適切な救急業務 の実施が求め られている。 このため,今後 も資機材の 整備充実,隊員の資質向上,医療機関 とのネ ッ トワー

クの強化な どに努め る必要 があ る。

1 2. 基本方針

(1)広域交通のネ ッ トワー クの整備

本圏域の活性化 ,一体化のため,広域的な都市間の 高規格幹線道路お よび県内の拠点間を連結す る地域高 規格道路の整備促進 をす る。交通混雑 が慢性化 する都 市部 では,都市内交通の分散をバ イパ スや環状道路 を 整備 し,地 区内道路 を都市計画道路 と認定 して整備す る。 さ らに,公共交通検閲のサー ビス充実 と連携 を図 り,九州新幹線長崎ルー トの早期着工 を要請 す る。 あ わせて圏域 内の離 島航路の整備 , 改善 を図 る とともに, 観光,生活 お よび レジ ャーの面 か らの港湾の拡充 ・整 備 を促進す る。離 島 ・半 島地域 では,居住環境の利便 性 を支 える広域行政圏のネ ッ トワー クを整備 す る。

(2 )土地利用の計画的推進

土地利用計画 および都市施設配置計画 については, 各市町 の独 自の計画は もちろん,圏域全体 を視野 に入 れた有効 ・適切 な土地利 用 を総 合的 かつ計 画的 に行 う。 また,豊 かな 自然 と共生する接続可能 な土地利用 を創 出す るため,都市計画道路の整備お よび遊休農地 の利活用 を図 る とともに,広域 で施設 の共 同利用がで

きる個性 ある街づ くりを 目指す。

(3 )高度情報化の推進

本圏域 内の住民の生活や構成市町間の情報交換 お よ

び産業経済活動 に重要 な役割 を果 たす高度情報化 に向

けて,国や県の支援 を得なが ら情報基盤整備の促進 を

図 る。長崎市 では,テ レ トピア構想 ,ニ ュー メデ ィア,

(7)

コ ミュニテ ィ構想 , インテ リジ ェン ト構想 な どの指定 を受 け,高度情報化 への取組 みを進 めている ところで あ り, これ らのシ ステム を本圏域 において も活用 で き るように整備す る。

(4 )河川 ・水資源の整備 ・開発

本圏域 では河川 災害の危険性 が高 いため,河川整備 お よび 多 目的 ダムの整備 を推進 す る。 また,水源 ・河 川お よび水源地 周辺地域 におけ る汚水排水路 な どの整 備 を図 る とともに,護岸 な どの整備 や環境美化 を図 る な ど水環境 に配慮 した河川整備 に努め る。 さ らに,広 域的水源の確保 に努 め る とともに,水の有効利用のた め雨水利用施設 ,雨水浸透施設 お よび再生水利用施設 の導 入を検討 す る。

(5 )防 災対策 の充実

災害 の多様化 ,高齢化 な どの社会環境 の変化 に対応 した防 災体制 を構築 す るため,防 災計画 を抜 本的 に見 直す。また,防 災意識 の高揚 のため,防 災知識 の普及 ・ 啓発 と初動 期 におけ る自主防 災組織 の育成 ・支援 を積 極的 に行 う。 さ らに,土地利用 お よび都市計画 に よる 土地利用用途 の純 化 お よび都市施設 の防 災の強化 に よ って,都市 の安全性 の向上 を図 る。また,治山,砂防, 治水事業 な どに よる防災施設 の整備 ,総 合治水対策 に よる保 水機能 や一時貯留対策 ,河川氾濫や土石流 に対 す る予警報 体制 を充実す る。

(6 )豊 か さを実感 で きる住環境の整備

長崎県住宅建設 5 箇年計画 に基づ いて,良好 な住宅 ス ト ソクの形 成,良好 な住環境 の形 成 ,高齢化社会 へ の対応 ,地域 の政策課題 への対応 を基本 目標 とし,良 好 で 多様 な住宅の供給 お よび快適 な居住環境 を創 出す る。 さ らに,本圏域 の土地利 用計画 とも有棟的 に関連 させ なが ら,公的住宅の建設 ,住宅用地の建設 お よび 民間住宅の建設 を促進 す る。

(7 )潤 いのあ る公 園 ・緑地 の整備

中核都市 や都市的地域 においては,広域的 バ ラン ス の とれた公園 ・緑地 の配置 ・整 備 を図 る とともに,都 市計画区域 外の農 山漁村地域 において も公園 を計画的 に配置 し,充実 を図 る。 さ らに,圏域 内で相互 に利 用 しあ うこ とを前提 に ネ ッ トワー ク化 を図 る とともに, 周囲の景観 と環境 にあ った特 色 あ る公図 ・線地 を整 備 す る。 また,同時 に圏域 全体の イメー ジア ップにつな が る ように工夫 す る。

(8 )上水道の整備 と普及促進

水資源の安定的確保 を行 うため,既存水道施設 の改 良 ・整備 に よ り,水の有効利用 を図 りなが ら水道 の広 域化 を促進 す る。 また,海水淡水化 ,下水処理 水の再 利用 ,雨水利用 な ど,水の有効利用 を推進 す るこ とで 本圏域住民 の節 水意識 の向上 を図 り,節水対策の徹底

を推進す る。

(9 )ユニバーサルデザ インの まちづ くりの推進 バ リアフ リー施設 や歩 行空 間の整備 ,高齢者 向けの 公的賃貸住宅の供給 を図 り,福祉の まちづ くりを推進 す る。

(1 0)消防 ・防 災業務 の充実

消防施設 の整備 ・充実 を行 う とともに広域 消防体制 を拡充 ・強化す る。 また,阪神 ・淡路大震 災を教訓 と した防災基本計画 に基づ いて,消防施設 お よび広域支 援体制 を見直 し,充実 ・強化 してい く。消防団につい て も各市 町 が密接 な連絡調整 を しなか ら,消防団の活 性 化対策 な どを推進 す る。 また,増 加 が予想 され る救 急業務 については, 医療機関 との連携 を強化 し, 迅速 ・ 適切 な救急体制 を充実 す る。

13. まとめ

本調査 に よって長崎地域広域 行政 圏¢) 社会基盤 施設 の現状 と課題 と施策の方針が明確 に された。本 圏域 は 都市部 ,離 島部 ,農村部 と性格 の異 な る地域 か ら構成 されてい る。市町村の行政単位 を超 えて眺 め る と,お 互 いの弱点 を補 い,また利点 を生か しあえる条件 を備 えてい る。施設 の広域的利用,役割分担 な どについて 協議 す るこ とが望 まれ る。市町村 合併の話 も一万 で進 んでい るが, ここではふれていない。地域 の特性 や生 活圏 を十 分 に反映 した取組みが望 まれ る。

最後 に,本調査の機会 を与 えて頂 いた ( 財)九州経済 調査協会 に感謝 申 し上 げ ます。 また,資料 の提供 を頂 いた長崎 県土木部 各課 お よび関係市町の担 当課 にお礼 を申 し上 げ る。

参 考 文 献

1 )長崎地域広域市町村圏協議 会 :第 4 次長崎地域広 域行政 圏計画 一海 と文化が響 き合 う国際都市圏 をめ ざ して,全 1 79 貢,平成 8 年 5 月

2 )長崎地域広域市町村 圏協議 会 :長崎地域広域行政 圏計画 基本計画書 [ 計画期間 平成 1 3 年 度〜

平成 1 7 年度],全 1 42 頁,平成1 3 年 3 月

参照

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○道路・交通施設の方針 ○公園・緑地整備の方針 ○河川・下水道整備の方針 ○景観形成の方針 都市づくりの方針

所属 役職 氏名 備考 飯田市 市長 牧野 光朗 国土交通省 中部地方整備局 飯田国道事務所 所長 柴山 智和 国土交通省 中部地方整備局 道路部 地域道路課 課長

対象者 補助率

ま え が き

3.骨格道路の整備促進

土地区 整理事業 → 駅前東土地区 整理事業 整備方針 :安全 安心 快適 都市交流 移動 交通環境 基幹事業. 道路 市道 改築又