「 空所 」 概念と読みの交流
上越教育大学教職大学院 松 本 修
問題の所在
松本修 ( 2 01 0) " は、山元隆春 ( 2 0 0 5) ' 2 、桃原子英子 ( 2 0 0 8 , 2 0 0 9)' 3を踏 まえて、読
みの交流 を促すための (問い )が必要 とす る要件の検討 を行 った
。金子みすずの 「 私 と小 鳥 と鈴 と 」 の授業実践 において学習者が案出 した く問い )等の検討 を通 じて、理論的に導 き出 された 「 読みの交流 を促す (問い )を基礎づ ける 5 つの要件 」 が、読みの交流のため の (問い )の有効性 の検討 に実際 にたえ られる ものであるか を分析 し、一定の効力 を持つ
ものであることを確認 した。その 5 つの要件 は以下の ような ものである
。a 表層へ の着 目
:テ クス トの表層的特徴 に着 目す る 「 問い」であること b 部分 テ クス トへの着 目
:部分テ クス トが指定 されていることによって、読みの リソースの共有が なされて いること
C