4-8
水象
4-8-1
現況調査
(1)調査内容
水象に係る現地調査の内容を表4-8-1に、現地調査地点の位置を図4-8-1に示す。
表4-8-1 水象に係る現地調査の内容
調査項目 調査方法 調査地点 調査時期
河 川 流 量 、 水 温 、
透視度、臭 気、
色相
「水質調査方 法」等に 定める方 法
宇谷川2地 点
・予定地雨水流入前 ・寝屋川合流前
寝屋川2地 点
・宇谷川合流前 ・宇谷川合流後
・夏季
平成24年7月9日
・冬季
■
:水象調査地点(4地点)←
:雨水の流下方向■
■
■
寝
屋
川
■
宇谷川
宇谷川
(寝屋川合流前)
寝屋川
(宇谷川合流前)
寝屋川
(宇谷川合流後)
宇谷川
(2)調査結果
水象の夏季と冬季の調査結果を表4-8-2(1)及び表4-8-2(2)に、各調査地点の状況写真を 図4-8-2に示す。
宇谷川は、上流の地点である予定地雨水流入前、下流の地点である寝屋川合流前ともに
コンクリート三面張り河川であり、水深は浅く、夏季の流量は両地点ともに0.003m
3/s
、冬
季の流量は両地点ともに0.002m
3/s
であった。
寝屋川は、上流の地点である宇谷川合流前、下流の地点である宇谷川合流後ともに、河
道内に土砂が堆積し、堆積した土砂に植生が認められる。流路はこれらの土砂や植生の間
に形成されており、夏季の流量は宇谷川合流前が0.069m
3/s
、宇谷川合流後が0.072 m
3/s
、
冬季の流量は宇谷川合流前が0.018m
3/s
、宇谷川合流後が0.022m
3/s
であった。
表4-8-2(1) 水象の調査結果 夏季(調査日:平成24年7月9日)
表4-8-2(2) 水象の調査結果 冬季(調査日:平成25年1月23日)
流量 m
3
/s 0.003 0.003 0.069 0.072 -
水温 ℃ 23.6 25.3 28.6 26.8 -
透視度 cm 70 60 100以上 80 -
臭気 - 無臭 無臭 無臭 無臭 -
色相 - 微白色透明 微灰黒色透明 微黄土色透明 微黄土色透明 -
宇谷川
(寝屋川合流前)
環境基準
(C類型) 寝屋川
(宇谷川合流前)
寝屋川
(宇谷川合流後) 調査地点
宇谷川
(予定地雨水流入前)
水
象
単位 項目
流量 m
3
/s 0.002 0.002 0.018 0.022 -
水温 ℃ 9.0 9.4 9.2 8.8 -
透視度 cm 100以上 100以上 100以上 100以上 -
臭気 - 無臭 無臭 無臭 無臭 -
色相 - 無色透明 無色透明 微黄色透明 無色透明 -
水
象
単位 項目
宇谷川
(寝屋川合流前)
環境基準
(C類型) 寝屋川
(宇谷川合流前)
寝屋川
(宇谷川合流後) 調査地点
宇谷川
【宇谷川(建設予定地雨水流入前)】 【宇谷川(寝屋川合流前)】
【寝屋川(宇谷川合流前)】 【寝屋川(宇谷川合流後)】
4-8-2
施設の存在による水象の変化の予測及び影響の分析
(1)予測項目
予測項目は、新焼却施設の存在による河川水量及び水位の変化の程度とした。
(2)予測地域
予測地域は、現地調査を実施した宇谷川及び寝屋川とした。
(3)予測方法
現地調査の結果及びごみ処理施設建設基本計画を踏まえ、新焼却施設の存在による水象
への影響を定性的に予測した。
(4)予測結果
流量の現地調査結果を模式図に整理すると図4-8-3に示すとおりである。現焼却施設で は、プラント排水については循環再利用し、その他の排水については公共下水道に放流し
ている ことか ら、 宇谷川 の流量 は、現 クリ ーンセ ンター の上流 側と 下流側 で同じ であっ た。
新焼却施設では、施設内で発生する排水については施設内で再利用し、余剰排水は公共
下水道に放流する計画であるため、排水の放流による河川流量及び水位の変化はない。雨
水排水 につい ては 、現況 と同様 に、雨 水側 溝を通 じて建 設予定 地北 側の宇 谷川に 流出す る。
自然地の改変を行うような場合には、雨水流出量の変化が想定されるが、新焼却施設の建
設予定 地は現 クリ ーンセ ンター の敷地 内で 、現在 はスト ックヤ ード 等とし て利用 してお り、
アスファルト又はコンクリート舗装がなされており 、新焼却施設においてもアスファルト
又はコンクリートで舗装することから雨水流出量は現況とほとんど変わらない。
このため、新焼却施設の存在により河川水量及び水位が変化することはなく、水象に影
響を与えるものではないと予測される。
図4-8-3 流量の現地調査結果
夏季 冬季 夏季 冬季
寝屋川 (宇谷川合流後)
0.072 0.022 寝屋川
(宇谷川合流前)
0.069 0.018
夏季 冬季
宇谷川 (寝屋川合流前)
0.003 0.002
(雨水のみ)
夏季 冬季
単位:m
3/s 宇谷川
(予定地雨水流入前)
(5)影響の分析
① 影響の分析方法
影響の分析は、予測の結果を踏まえ、新焼却施 設の存在による河川流量及び水位への影
響が実行可能な範囲内で回避され、または低減されているものであるか否かについて検討
した。
また、生活環境の保全上の目標と予測結果を対比して、その整合性を検討した。
② 影響の分析結果
ア 影響の回避または低減に係る分析
新焼却施設の存在による水象への影響については、次のとおり環境保全措置を実施する
ことから、実行可能な範囲内で回避できる。
【水象に係る環境保全措置】
・施設内で発生する排水については施設内で再利用し、余剰排水は下水道法施行令を遵
守した水質処理を行い、公共下水道に放流する。
イ 生活環境の保全上の目標との整合性
水象に係る生活環境の保全上の目標は、「現況の河川流量及び水位を著しく変化させな
いこと。」とした。
新焼却 施設で は、 現焼 却 施設と 同様に 施設 内で 発 生する 排水を 宇谷 川へ 放 流しな いこと、
建設予定地は現況においてアスファルト又はコンクリート舗装がなされており、新焼却施
設においてもアスファルト又はコンクリートで舗装することから雨水流出量は現況とほと
んど変わらないため、新焼却施設の存在により河川水量及び水位が変化することはなく、