から逆解析的に引張強度を同定した.なお,試験体数は
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(2) 土木学会第67回年次学術講演会(平成24年9月). Ⅴ‑253. 図-2 破壊形式の種類 表-1 破壊形式と実験値および計算値のせん断強度. 図-3 曲げ強度とせん断強度の関係 fs3=10.44MPa,fs4=9.33MPa である.小阪ら 2)は,上記の提 案式における圧縮強度と引張強度とせん断強度との関連 を評価しており,実験値と計算値のせん断強度の比の平 均値はそれぞれ fs/fs1=1.27,fs/fs2=0.63,fs/fs3= 0.87,τ/fs4=0.97 であった.実験結果と比較すると,圧縮強度と引張強度 との関連から,本せん断試験によりある程度妥当なせん 断強度が測定できると判断できる. また,図-3 に実験値と計算値の曲げ強度とせん断強 度の関係を示す.なお,曲げ強度の計算値はコンクリー トの割裂引張強度と曲げ強度の関係 3)から算出した(図 -3 参照) .タイプ A のせん断強度は,計算値のそれと比 壊形式を示す.タイプ A に着目すると,破壊形式③が 10. 較して若干低い傾向にあることから,曲げの影響を少な. 体中 1 体にのみ確認され,他は破壊形式①であった.せ. からず含んでいる可能性がある.しかし,タイプ B のせ. ん断強度をみると,破壊形式③が確認されたものは明ら. ん断強度は,概ね妥当な関係を示している.今後,上下. かに低い値を示している.一方,タイプ B では破壊形式. 部治具のずれ δ を適切に調節可能なシステムにすること. ②が多く,試験機の限界荷重(2.5kN)を超えるものもあ. で曲げやねじりの影響を極力小さくし,信頼性のさらな. らわれ大きくばらついていた.破壊形式①が生じた試験. る向上を目指す.. 体は,その数は少ないが,せん断強度はタイプ A のそれ. 4.まとめ. より大きく,ばらつきが小さいことがわかる.これらの. メソスケールの直接せん断試験法を開発した.破壊形. ことから,破壊形式②と③のせん断強度は,曲げやねじ. 式と各種強度間の関連性の観点から,本試験法の妥当性. りの影響を大きく受けたものであり本論文では適切なせ. を判断した結果,おおむね妥当なせん断強度を得ること. ん断強度ではないと判断した.. ができることがわかった.. 3.2 せん断強度と既往の提案式による計算値の比較. 5.参考文献. 破壊形式①のひび割れ分布が確認されたせん断強度に. 1) 三浦泰人,佐藤靖彦:NaCl 溶液に浸漬させたモルタ. 2). のみ着目し,既往の提案式 による計算値からせん断強. ルの引張特性とそのモデル化,日本材料学会,コン. 度の妥当性を評価する.なお,この提案式は,10cm~20cm. クリート構造物の補修,補強,アップグレード論文. 程度のスケールのコンクリートを対象としたものである.. 報告集,第 11 巻,pp.43-50,2011,10. 本論文では,着目する 5mm の領域においても,圧縮強. 2) 小阪ら:コンクリートの直接せん断強度について,. 度・引張強度・せん断強度の関連性は保たれているもの. 日本建築学会東海支部研究報告,pp.9-12,昭和 44 年. として考察を進める.表-1 に実験値と計算値のせん断. 3) Sandor Popovics: strength and related properties of. 強度の比を示す.また,同表には,4 つの提案式を示し. concrete a quantitative approach, John Wiley & Sons,. ており,それぞれ,fs1, fs2, fs3, fs4:計算値のせん断強度,fc’:. 1921. 実験値の圧縮強度,ft:実験値の引張強度である.提案式. 4) 日本コンクリート工学協会:切欠きはりを用いたコ. から算出された計算値は,fs1=7.23MPa,fs2=14.47MPa,. ‑506‑. ンクリートの破壊エネルギー試験方法,2003.
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