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3 ねらい より高い目標を目指し 希望と勇気をもって着実にやり抜こうとする態度を育てる 4 他の教育活動等との関連事前指導帰りの会 アンケート調査 ( 挫折してしまったことについて ) アンケート調査 ( 部活動の様子について ) 部活動生徒一人一人の部活動の参加の様子について情報を集める 道徳の時

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Academic year: 2021

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第2学年 道徳学習指導案

平成26年6月17日(火)第5校時 1 主題名 強い意志 1-(2) 資料名 「心の涼風」(出典「彩の国の道徳(中学校)自分をみつめて」埼玉県教育委員会) 2 主題設定の理由 (1)ねらいとする道徳的価値について 本主題は、内容項目1-(2)「より高い目標を目指し、希望と勇気をもって着実 にやり抜く強い意志 をもつ。」ことをねらいとしている。人間としてよりよく生きる ためには、目標や希望をもつことが大切である。日常生活の中のほんの小さな目標で あっても、それが達成されたときには満足感を覚え、自信と勇気が起こるものである。 このような達成感は、自己の可能性を伸ばし、人生を切り開いていく原動力となり、 次のより高い目標に向かって努力する意欲を引き起こすことにもなる。このことを積 み重ねる中で、人生の理想や目標を達成しようとする強い意志を育みたいと 考え、本 主題を設定した。 (2)生徒の実態について 本学級の生徒は、明るく前向きな生徒が多い。男女の仲もよく、落ち着いた生活を している。学習については、目標を立てて計画的に取り組む生徒がいる一方、勉強に 対する意欲が見られなくなってきている生徒もいる。授業では、答えがあるものにつ いては、よく手を挙げて発表する。しかし、自分の意見となるとなかなか手が挙がら ない。 また、掃除をはじめ当番活動においては、自分の役割を確実にやり遂げる生徒が多 い。 部活動は、ほとんどの生徒が運動部に所属し、一生懸命練習に励んでいる。事前の アンケートでは、くじけたり、あきらめてしまったことに、部活動に関する内容も多 かった。 (3)資料の活用について 本資料は、主人公の康雄、親友の誠を中心とした部活動(陸上競技)に関する話で ある。三年生の最後の大会の直前、主人公・康雄が練習中に左腿を痛めてしまう。大 会三日前に練習を始めるがうまくいかず出場を辞退すると親友・誠に告げる。一度は 練習を休み大会出場をあきらめる。誠からの手紙や陸上ノートを見て自分の心の弱さ に気付き、大会に出場するが、転倒してしまう。あきらめずにゴールした康雄の心の 中には涼風が吹いていたという話である。主人公の挫折やそれを克服する姿に共感さ せ、目標に向かって努力することの喜びや最後まで取り組むことの充実感を味わわせ、 希望や勇気をもって着実にやり抜こうとする態度を育てたい。

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3 ねらい より高い目標を目指し、希望と勇気をもって着実にやり抜こうとする態度 を育てる。 4 他の教育活動等との関連 事前指導 帰りの会…アンケート調査(挫折してしまったことについて) アンケート調査(部活動の様子について) 部活動 生徒一人一人の部活動の参加の様子について情報を集める。 道徳の時間 資料名「心の涼風」 より高い目標を目指し、希望と勇気をもって着実にやり抜こうとす る態度を育てる。 事後指導 帰りの会…「私たちの道徳」p18「理想通りにいかない現実もある」 を読む。 家庭との連携 家庭訪問を生かし、粘り強く継続していることがあるか確認する。 5 学習指導過程 段 階 学習活動と主な発問 予想される生徒の反応 ●指導上の留意点 ☆評価の観点 導 入 1 事 前 の ア ン ケ ー ト か ら、クラスの状況を確認 する。 ○「途中であきらめてしま ったことがないか」につ い て の ア ン ケ ー ト 結 果 を見てみましょう。 ・部活動のこと ・勉強のこと ・ゲームのこと ● 本 時 の 課 題 を も た せ 、 資 料への関心を高める。 ● 具 体 的 に 個 人 が 特 定 さ れ るものは避ける。 ● 挫 折 の 内 容 に は あ ま り 深 入りしない。 ☆ 資 料 へ の 関 心 を 高 め る こ とができたか。 展 開 2 資料「心の涼風」の範 読を 聞き 、 心情 が表 れ て いるところに線を引く。 ○資料の大要を知る。 ○資料の範読を聞く。 (8 分) ○ 線 を 引 い た 場 所 を 発 表 する。 ● 感 動 し た と こ ろ 、 印 象 に 残 っ た と こ ろ 、 話 し 合 っ て み た い と こ ろ を 資 料 に サ イ ド ラ イ ン を 引 く こ と が で き る よ う に ゆ っ く り 範読する。 ● 範 読 後 少 し 間 を お き 、 そ の 間 に サ イ ド ラ イ ン を 引 い て い る と こ ろ を 机 間 巡 視しながら把握する。 ● 同 じ と こ ろ に 線 を 引 い た 生 徒 に 挙 手 さ せ 、 把 握 す る。 登場人物 主人公:康雄 親友(ライバル):誠 三 年 生 最 後 の 部 活 動 の 大 会に向けての話。 主人公・康雄の行動から、「挫 折」を克服し、何かをやり遂 げ よ う よ う と す る こ と が 自 分 に と っ て ど ん な 意 味 が あ るのか考えましょう。

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開 3 話題について話し合 う ( 内 容 を 確 認 し な が ら 振り返る) *二人の目標は何か? * け が を し て し ま い 治 療 に専念。練習に参加でき たのはいつからか? *調子よく走っている誠、 焦 り を 感 じ た 康 雄 は ど のように考えたか。 *そんな時、1年生からの 親友で、よきライバルの 誠は何を言ったのか。 *それに対して、主人公は 何と言ったのか? * 次 の 日 、 主 人 公 は 練 習 に 出 な か っ た 。 下 駄 箱 の 靴 を 急 い で 履 く と そ こに何があったのか *何て書いてあったのか。 ・自己最高記録 ・大会の 3 日前 ・ハードル出場を辞退し、 100mに専念する。 ・「康雄はただうまくいか ない自分から逃げたい だけだろ。もう一度、 ちゃんと考えたほうが いいって!」 ・「何だよ。誠はハードル が 得 意 だ か ら そ ん な こ とが言えるんだよ。 ・ ふ ざ け る な 。 人 の 気 持 ちも知らないくせに。 ・ 練 習 が う ま く い っ て い る 奴 に 俺 の 気 持 ち な ん てわからない。 ・ 練 習 し た く て も で き な くて悔しい。 ・仕方ないだろう ・誠からの手紙 ・康雄の気持ちも考えずに いろいろ言ってごめん。 でも、やっぱり俺はお前 と一緒に大会に出たい。 もう一度、ハードル頑張 ってみないか? ・今さら遅い(誠に対する わだかまり) ・誠にすまない。ありがた い。(誠に対する感謝) ・一緒に出たいが自信がな い。(自分に対する不安) ☆ 登 場 人 物 に 共 感 し よ う と し て い る か 。 ま た 、 発 表 し よ う と い う 気 持 ち に な っているか。 ● 自 分 の こ と を 考 え て く い て く れ る 誠 に 対 し て す ま な い 気 持 ち や 自 分 に 結 果 が 出 ず 自 信 が 持 て な い こ と な ど 、 揺 れ て い る 心 の 内を感じとらせる。 ① グ ラ ン ド を 走 り 去 る 主人公は、どんな気持 ちだっただろう。 ② こ の と き の 主 人 公 の 気 持 ち は ど ん な 気 持 ちだったのだろう。

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開 *眠ってしまい、ふと目覚 め、そばにあったノート は何のノートか。 (補助発問) 康雄は、入部当時からの 記 録 が 書 い て あ る ノ ー ト を 見 て ど ん な こ と に 気 付 いたのだろうか。 → 自 分 自 身 に 負 け る っ てどういうことか *こうして、110mハー ドルの大会に参加した。 しかし、結果は転倒して しまう。 (補助発問) たとえ、よい結果が出 な く て も 何 か を や り 遂 げることは、自分にとっ て ど ん な 意 味 が あ る の だろうか。 ・陸上ノート ・入部当時からの記録 ・もう一度、ハードルをや ってみよう。 ・誠に謝ろう。 頑張ろう。 ( 康 雄 は や る 気 が 湧 い て きたんだね。) ・本当は自分自身に負けて いたこと ・結果ばかりを気にしてい たこと ・結果が悪いとかっこ悪い ということ ・ 最後の大会だから走り きるぞ。 ・3年間のしめくくりだ。 ・とにかくゴールするぞ。 ・みんなが待ってくれてい る。 ・自分に負けたくない。 ・意地。 ・ 無 様 な 姿 を 見 せ た く な い。 ・ 自 分 自 身 に 自 信 が 持 て る。 ・満足感が持てる。 ・生活が充実する。 ・自分自身を成長させてく れる。 ● 結 果 を 気 に す る ば か り に 、 自 分 自 身 に 負 け て い た こ と を 受 け 入 れ 、 や る 気 を 取 り 戻 し て い る 主 人 公 の 気 持 ち を 感 じ と ら せ る。 ● す ぐ に 起 き 上 が り や っ と の 思 い で ゴ ー ル し た 康 雄 の 心情をとらえさせる。 ● 感 情 を 込 め て 演 じ さ せ る。 ● 堂 々 演 じ て く れ そ う な 生 徒を指名する。 ● 演 じ や す い 雰 囲 気 づ く り に努める。 ●演技後は、拍手をおくる。 ● 転 倒 し て し ま っ た が 、 逃 げ ず に ハ ー ド ル で 大 会 に 出 場 で き た 喜 び と と も に 最 後 ま で 取 り 組 ん だ 充 実 感をとらえさせる。 ③ 「 康 雄 は ノ ー ト を 持 つ 手 に 自 然 と 力 が 入 る の を 感 じ た 」 と あ る が 、 こ の と き の 康 雄 の 気 持 ち は ど う だ っ た の だ ろ う。 ④ す ぐ に 起 き 上 っ た 康 雄の気持ちは、どうだっ たのだろう。

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開 4 こ の 時 間 を 通 し て 感 じたこと、考えたこと、 特 に 心 掛 け て い き た い ことなどを記入させる。 ○ 今 日 の 授 業 で 考 え た こ と を 用 紙 に 書 い て み よ う。 ● ね ら い に 迫 っ た 考 え を 発 表させる。 ☆ よ り 高 い 目 標 を 目 指 し 、 希 望 と 勇 気 を も っ て 着 実 に や り 抜 こ う と す る 態 度 を 育 て る こ と が で き た か。 ま と め 5 資 料 を と お し て 感 じ た こ と を も と に 自 己 を 見つめる。 ○ ゲ ス ト テ ィ ー チ ャ ー の 話 を 聞 き 、 自 分 の 生 き 方 を 見つめさせる。 6 評価の観点 ・資料への関心を高めることができたか。 ・話し合いの柱のねらいに迫ることができたか。 ・より高い目標を目指し、希望と勇気をもって着実にやり抜こうとする道徳的実践力を 育てることができたか。 7 板書計画 心 の 涼 風 主 人 公 ・ 康 雄 友 人 ・ 誠 ① グ ラ ン ド を 走 り 去 る 主 人 公 の 気 持 ち ・ 生 徒 の 反 応 ・ ・ ② 誠 か ら の 手 紙 を 見 た と き の 主 人 公 の 気 持 ち ・ 生 徒 の 反 応 ・ ・ ③ 「 康 夫 は ノ ー ト を 持 つ 手 に 自 然 と 力 が 入 っ た 」 ・ 生 徒 の 反 応 ・ ・ ④ 康 夫 は ど ん な 気 持 ち で 誠 達 の 方 へ 寄 っ て い っ た の だ ろ う 。 ・ 生 徒 の 反 応 ・ ・ 切り返しの発問や補助発 問で深まった考え 写 真 ・ 絵 切 り 返し の 発 問 や 補助 発問で深まった考え 切り返しの発問や補助発 問で深まった考え アンケート結果など 切 り 返 し の 発 問 や 場面絵など 補 助 発 問 で 深 ま っ た考え 悪い結果でも、それには必ず意味があり、自分で乗り越えたことが 自分自身を成長さ せてくれることを話したい。

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8 資料分析表 ①資料名 「心の涼風」(出典 彩の国の道徳(中学校)自分を見つめて」 埼玉県教育員会) ②条件・状況 ③支援の流れ <話題につなげたい場面> <キーワード> <考えさせたい心の内> 登場人物 主人公:康雄 友人:誠 陸上部顧問:中嶋先生 状況設定 ・康雄・誠 共に陸上部の3 年生。最後の大会が近い。 ・2人は親友であるが、ライバルでもある。 ・110M ハードルを専門とする康雄は、誠にまだ1度も勝ったことがない。 ・最後の大会では、自己最高記録を目指そうと言い合っている。 ・ただ、康雄は、左腿に痛みがあり、気になっている。 ・顧問から、あせらずしっかり治して大会に臨もうと、医者の診察を勧められた。 ・治療のために練習をしば らく休み、復帰したその 日 も う ま く い か な か っ た。投げやりになる康雄 に誠が、もう一度ちゃん とやろうと声をかける。 康雄は、グランドを走り 去っていく。 ・心配してくれるのはあり がたいが、どうしても焦 りが出てしまう。 ・全くうまくいかない。 ・間に合うわけない。ハー ド ル は も と も と 苦 手 。 100m に 専 念 し よ う か な。 ・康雄は、ただうまくいか な い 自 分 か ら 逃 げ た い だけだろう。 ・勢いに任せてそう言う。 ・焦りがありうまくいかな い。でもしょうがない。 ・長い間、部活を休んだの だ か ら う ま く は い か な い。 ・いつも負けている誠には 言われたくない。ふざけ るなという怒りにも似た 心情。 ・言い訳ばかりと言われ、 やってられるかという思 い。 ・次の日は、練習に出なか った。下足の中には、手 紙 が 入 っ て い た こ と に 家で気付く。 ・手紙を読んで、しばらく その場を動けなかった。 ・ちくしょう、大会前なの に何をやっているんだ。 俺は。でもなぁ。 ・康雄の気持ちも考えずに いろいろ言った。 ・やっぱり俺はお前と一緒 に大会に出たい。もう一 度 ハ ー ド ル を 頑 張 ら な いか。 ・言いようのない複雑な気 持ちが康雄をおそう。 ・しばらくその場を動けな かった。 ・誠の気持ちを受け入れら れ な か っ た こ と が 悔 し い。 ・俺も誠と一緒に大会に出 たい。 ・誠にすまない。誠に対す る感謝の気持ち。

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④ねらいとする人間像 内容項目1-(2)強い意思 より高い目標を目指し、希望と勇気をもって着実にやり抜こうとする態度を育てる。 ・ 康 雄 は 部 屋 で 寝 こ ろ ん だ ま ま 眠 っ て し ま っ た。 ・ふと目覚めて何気なく、 陸上ノートを見た。 ・ 康 雄 は 、 じ っ と 考 え 込 ん だ 。 今 度 が 最 後 の 大 会だ。 ・ 自 分 自 身 と の 勝 負 に 負 け た の で は な い か と 感 じている。 ・ 最 後 の 大 会 が こ の ま ま で い い の か 。 そ ん な は ずはないだろう。もう1 回、がんばるぞ。 ・最初は、ひどい記録だな ぁ。 ・ 誠 の こ と を 意 識 し す ぎ た。 ・伸びない記録にとらわれ ていた。 ・本当は、自分自身に負け ていたのではないか。 ・今度の大会が最後か・・・。 ・ノートを持つ手に自然と 力が入るのを感じた。 ・大会当日、110m ハー ド ル の ス タ ー ト ラ イ ンに立っている。 ・行ける。自己最高記録 が 出 せ る か も し れ な い。そう思ったとたん に転倒。 ・ 康 雄 は す ぐ に 起 き 上 り、残りのハードルを 必 死 に ま た い で ゴ ー ル。 ・みんなが待っていると こ ろ に 足 を 引 き ず り な が ら 誠 た ち の 輪 に 入っていく。 ・今までの全てをかける。 ・ や り 遂 げ る こ と が ま ず は大切なんだ。 ・ 行 け る 。 自 己 最 高 記 録 が 出 せ る か も し れ な い 。 康 雄 は 、 す ぐ に 起 き 上 り 、 残 り の ハ ー ド ル を 必 死 に ま た ぎ 、 や っ と の 思 い で フ ィ ニ ッ シュ。 ・ 誠 た ち の 輪 に 入 っ て い く 康 雄 の 心 の 中 に は 、 涼風が吹いていた。 ・ 今 、 す べ て を か け る ん だ 。 や り 遂 げ る こ と が 大切なんだ。 ・ 転 倒 し 、 も う 記 録 は 期 待できない。それでも、 最 後 ま で や り 遂 げ る ん だ。 ・ み ん な の 期 待 や 心 配 に も 応 え た い 。 無 様 な 姿 は、見せないぞ。

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