日本ヒューレット・パッカード株式会社
Open Source/Linux技術文書
LifeKeeper for Linux
インストレーションガイド
HPE MSA1040 SAS Storageマルチパス編(第1版)
日本ヒューレット・パッカード株式会社 2016年2月22日
2 目次
[本ドキュメントについて] ...3
1.環境 ...4
2.設定手順 ...4
2-1. MSA1040 SAS と DL380p Gen8 でマルチパス共有ディスクの構成を構築 ...5
2-2.ノード 1 とノード 2 に Red Hat Enterprise Linux 6.6 をインストール ...5
2-3.SPP(Service Pack for ProLiant)の適用 ...6
2-4. MSA1040(SAS モデル) Storage の設定 ...7
2-5.ノード 1 で Device Mapper Multipath のインストール・設定 ...14
2-6.ノード 2 で Device Mapper Multipath のインストール・設定 ...16
2-7.ネットワークの確立 ...18
2-8.ノード(ホスト名)の名前解決設定 ...18
2-9./etc/fstab ファイルの編集 ...18
2-10. LifeKeeper for Linux で使用するポート ...18
2-11.SELinux の無効化 ...18 2-12.LifeKeeper のインストール ...19 2-13.License Key のインストール ...25 2-14.LifeKeeper の起動と停止 ...26 2-15.LifeKeeper GUI の起動 ...27 2-16.クラスターの設定 ...29 2-17.ファイルシステムリソースの作成 ...35
3
[本ドキュメントについて]
本ドキュメントの内容については充分チェックをしておりますが、その正確性を保証す る物ではありません。また、将来、予告なしに変更することがあります。 本ドキュメントの使用で生じるいかなる結果も利用者の責任となります。日本ヒュー レット・パッカード株式会社は、本ドキュメントの内容に一切の責任を負いません。 本ドキュメントの技術情報は、ハードウェア構成、OS、アプリケーションなど使用環境 により大幅に数値が変化する場合がありますので、十分なテストを個別に実施されるこ とを強くお薦め致します。 本ドキュメント内で表示・記載されている会社名・サービス名・商品名等は各社の商標 又は登録商標です。 本ドキュメントで提供する資料は、日本の著作権法、条約及び他国の著作権法にいう著 作権により保護されています。4 本ドキュメントは、HPE MSA1040ストレージと2台のProLiantサーバーでマルチパス共有ディ スクを構成した環境に対して、LifeKeeper for Linux v9.0.1クラスターを導入し、マルチ パス共有ディスクをファイルシステムリソースとしてリソース登録するためのガイドです。
注)当資料が対象とするバージョン以外のOS、Device Mapper Multipath、LifeKeeper for Linuxをご使用の場合は、インストールや設定の手順が異なる場合があります。その場合は、 ご使用のバージョンのマニュアルやRelease Notes等に記載された手順に従ってください。
1.環境
実際に使用した環境は、以下になります。
H/W環境
サーバー:HPE ProLiant DL380p Gen8
CPU:Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2690 v2 @3 GHz メモリ:64GB
RAIDコントローラ:SmartアレイP420i/1GB FBWCコントローラ SAS用ホストバスアダプター:HPE H221 PCIe 3.0 SAS HBA ストレージシステム:HPE MSA1040 SAS
S/W環境
O/S:Red Hat Enterprise Linux 6.6 kernel-2.6.32-504.el6.x86_64 クラスターソフトウェア:LifeKeeper for Linux v9.0.1
SAS HBA用ドライバー:mpt2sas version 16.101.00.00
DMMP ソフトウェア: device-mapper-multipath-0.4.9-80.el6.x86_64 2台のサーバー(DL380p Gen8)でクラスターを構成します。各サーバーのOSや設定は同一にし ます。それぞれのサーバー上の OS,ホストを、本ドキュメントではクラスターに所属するホ ストを示すノード1、ノード2と表記します。
2.設定手順
実際の手順の流れは以下になります。1) MSA1040 SASとDL380p Gen8でマルチパス共有ディスクの構成を構築 2) ノード1とノード2にRed Hat Enterprise Linux 6.6をインストール 3) SPP(Service Pack for ProLiant)の適用
4) MSA1040(SASモデル) Storageの設定
5) ノード1でDevice Mapper Multipathのインストール・設定 6) ノード2でDevice Mapper Multipathのインストール・設定 7) ネットワークの確立
8) ノード(ホスト名)の名前解決設定 9) /etc/fstabファイルの編集
10) LifeKeeper for Linux で使用するポート 11) SELinuxの無効化 12) LifeKeeperのインストール 13) License Keyのインストール 14) LifeKeeperの起動と停止 15) LifeKeeper GUIの起動 16) クラスターの設定 17) ファイルシステムリソースの作成
5 各項目の具体的な作業内容を以降に記述します。
2-1. MSA1040 SAS と DL380p Gen8 でマルチパス共有ディスクの構成を構築
サーバー(DL380p Gen8)とストレージ(MSA1040)を使用してクラスターを構成します。それぞ れのノードからコントローラ1/コントローラ2に対して1本ずつ SAS ケーブルを接続しマ ルチパス構成を組みます。
2-2.ノード 1 とノード 2 に Red Hat Enterprise Linux 6.6 をインストール
ノード1とノード2にRed Hat Enterprise Linux 6.6をインストールします。この時、今回の 構成で必要となる以下のパッケージをインストールしてください。 bzip2-1.0.5-7.el6_0.x86_64.rpm iproute-2.6.32-32.el6.x86_64.rpm iputils-20071127-17.el6_4.2.x86_64.rpm patch-2.6-6.el6.x86_64.rpm redhat-lsb-4.0-7.el6.x86_64.rpm sg3_utils-1.28-6.el6.x86_64.rpm sg3_utils-libs-1.28-6.el6.x86_64.rpm device-mapper-multipath-0.4.9-80.el6.x86_64.rpm device-mapper-multipath-libs-0.4.9-80.el6.x86_64.rpm
6
2-3.SPP(Service Pack for ProLiant)の適用
以下のサイトを参考にして、各ノードにSPPを適用してください。SPPに含まれているドライ バーよりも新しいバージョンのドライバーが個別に提供されている場合は、新しいバージョ ンのドライバーを適用することを推奨します。 http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/linux/mainstream/support/doc/gener al/mgmt/index.html#psp SPP適用後、ノードを停止します。 # shutdown –h now
7
2-4. MSA1040(SAS モデル) Storage の設定
Storage Management Utility(SMU)にログインして、MSA1040 Storageの設定を行います。コ ントローラネットワークポートに割り当てられた初期IPアドレスや、SMUへのログインに必 要なアカウントについては、「HPE MSA1040 ユーザーガイド」をご確認ください。
A) SMUにブラウザーからアクセスしてログインします。
8 C) ディスクのグループ化(RAID構築)を行う為、”POOLS”タブに移動します。
9 E) “Add Disk Group”画面が表示されます。RAIDレベルなどディスクグループを作成する
際の設定情報を選択し、右下の“Add”をクリックします。
10 G) 作成したディスクグループを使用して、ボリュームを作成します。Actionメニューから、
“Create Volumes”を選択します。
H) “Create Volumes”画面が表示されます。作成するボリューム数やVolume Nameを入力 し“OK”をクリックします。
11 I) “Volumes”タブに移動し、作成したボリュームを確認してください。
J) DL380p Gen8の電源を投入して、BIOSからSASコントローラがMSA1040を認識している事 を確認してください。
12 L) 認識した ホストIDにボリュームをマッピングする為、Actionメニューから“Map Initiators”を選択します。 M) “Map”画面が表示されます。ホストIDを選択して、ホストIDに割り当てるボリューム を選択して、“Map”をクリックしてマッピングします。マッピングが完了してから、 “OK”を押します。
13 N) “HOSTS”タブで、マッピングした情報が表示されます。マッピングが完了すると、OS
からもディスクが認識されます。dmesgコマンドやfdiskコマンドを使用して、割り当て られたディスクを確認してください。
14
2-5.ノード 1 で Device Mapper Multipath のインストール・設定
ホストに割り当てられたディスクは、各HBAに認識している為、同じディスクが各HBA経由で 重複して認識されます。この重複したデバイスをOSでマルチパス・デバイスとして認識させ るため、Device Mapper Multipath(DMMP)パッケージのインストール・およびDMMPの設定を 行います。以下を実行してください。
A) ノード1にrootでログインします。
B) device-mapper-multipathとdevice-mapper-multipath-libsの2つがインストールされ ているか確認して、入っていなければインストールしてください。
確認:
# rpm -qa | grep multipath
device-mapper-multipath-0.4.9-80.el6.x86_64 device-mapper-multipath-libs-0.4.9-80.el6.x86_64 インストール: # rpm –ivh device-mapper-multipath-0.4.9-80.el6.x86_64.rpm # rpm –ivh device-mapper-multipath-libs-0.4.9-80.el6.x86_64.rpm C) multipath.confファイルのテンプレートを/etcにコピーします。 # cp /usr/share/doc/device-mapper-multipath-0.4.9/multipath.conf /etc D) /etc/multipath.confファイルが作成されるので、MSA1040用に編集します。今回は、以 下のように編集していますが、実際の環境に合わせて編集してください。 defaults { user_friendly_names yes } blacklist {
wwid 3600508b1001cec660720fc77b78ad145 <-- 非共有ディスクを WWID で登 録
}
devices {
device {
vendor "HP"
product "MSA 1040 SAS" path_grouping_policy group_by_prio
getuid_callout "/lib/udev/scsi_id --whitelisted --device=/dev/%n" prio alua path_selector "round-robin 0" path_checker tur hardware_handler "0" failback immediate rr_weight uniform rr_min_io_rq 1
15 no_path_retry 18
} }
E) multipathdデーモンを起動し、再起動後も自動的に起動するよう設定します。 # service multipathd start
# chkconfig multipathd on F) MSA1040に作成したLUN(volume)に対応したmultipath deviceが、/dev/mapper下に生 成されている事を確認します。今回の環境では、multipath device名に、システム定義 によるuser_friendly_name(mpatha、mpathb、mpathc・・・mpath + アルファベットの 形式)を使用しています。 # ls /dev/mapper/ -l 合計 0
crw-rw---- 1 root root 10, 58 1 月 21 17:11 2016 control
lrwxrwxrwx 1 root root 7 1 月 21 17:20 2016 mpatha -> ../dm-2
lrwxrwxrwx 1 root root 7 1 月 21 17:11 2016 vg_pd061-lv_root -> ../dm-0 lrwxrwxrwx 1 root root 7 1 月 21 17:11 2016 vg_pd061-lv_swap -> ../dm-1
G) multipath device(/dev/mapper/mpatha等)毎に、2本のpath、即ち2個のblock device (/dev/sdb等)が構成されている事を確認します。
# multipath -l
mpatha (3600c0ff000262be6bbf2615602000000) dm-2 HP,MSA 1040 SAS size=33G features='0' hwhandler='0' wp=rw
|-+- policy='round-robin 0' prio=1 status=active | `- 2:0:0:6 sdf 8:80 active ready running `-+- policy='round-robin 0' prio=1 status=enabled `- 3:0:0:6 sdae 65:224 active ready running
H) multipath deviceを構成しているblock deviceの1つとmultipath deviceに対してパー ティションを作成します。
# fdisk /dev/mapper/mpatha
I) パーティションが正常に作成されているか確認します。 # ll /dev/mapper/ | grep mpatha
lrwxrwxrwx 1 root root 7 1 月 21 17:20 2016 mpatha -> ../dm-2 lrwxrwxrwx 1 root root 7 1 月 21 17:20 2016 mpathap1 -> ../dm-3
J) 該当デバイスに対してファイルシステムを作成します。下記はext4ファイルシステムを 作成する例です。 # mkfs.ext4 /dev/mapper/mpathap1 K) マウントポイントを作成します。 # mkdir /data L) ファイルシステムをmountし、正常にマウント出来る事を確認します。 # mount /dev/mapper/mpathap1 /data
16 M) 正常にファイルを作成できることを確認します。
N) 動作確認終了後はアンマウントします。 # umount /data
2-6.ノード 2 で Device Mapper Multipath のインストール・設定
ノード2でDevice Mapper Multipathのインストール・設定を行います。以下を実行してくだ さい。
A) ノード2にrootでログインします。
B) device-mapper-multipathとdevice-mapper-multipath-libsの2つがインストールされ ているか確認して、入っていなければインストールしてください。
確認:
# rpm -qa | grep multipath
device-mapper-multipath-0.4.9-80.el6.x86_64 device-mapper-multipath-libs-0.4.9-80.el6.x86_64 インストール: # rpm –ivh device-mapper-multipath-0.4.9-80.el6.x86_64.rpm # rpm –ivh device-mapper-multipath-libs-0.4.9-80.el6.x86_64.rpm C) multipath.conf ファイルのテンプレートを/etcにコピーします。 # cp /usr/share/doc/device-mapper-multipath-0.4.9/multipath.conf /etc D) /etc/multipath.confファイルが作成されるので、MSA1040用に編集します。今回は、以 下のように編集していますが、実際の環境に合わせて編集してください。 defaults { user_friendly_names yes } blacklist {
wwid 3600508b1001cec660720fc77b78ad145 <-- 非共有ディスクを WWID で 登録
}
devices {
device {
vendor "HP"
product "MSA 1040 SAS" path_grouping_policy group_by_prio
getuid_callout "/lib/udev/scsi_id --whitelisted --device=/dev/%n" prio alua path_selector "round-robin 0" path_checker tur hardware_handler "0" failback immediate
17 rr_weight uniform rr_min_io_rq 1 no_path_retry 18 } } E) multipathdデーモンを起動し、再起動後も自動的に起動するよう設定します。 # service multipathd start
# chkconfig multipathd on F) MSA1040に作成したLUN(volume)に対応したmultipath deviceが、/dev/mapper下に生 成されている事を確認します。今回の環境では、multipath device名に、システム定義 によるuser_friendly_name(mpatha、mpathb、mpathc・・・mpath + アルファベットの 形式)を使用しています。 # ls /dev/mapper/ -l 合計 0
crw-rw---- 1 root root 10, 58 1 月 21 17:11 2016 control
lrwxrwxrwx 1 root root 7 1 月 21 17:20 2016 mpatha -> ../dm-2 lrwxrwxrwx 1 root root 7 1 月 21 17:20 2016 mpathap1 -> ../dm-3
lrwxrwxrwx 1 root root 7 1 月 21 17:11 2016 vg_pd061-lv_root -> ../dm-0 lrwxrwxrwx 1 root root 7 1 月 21 17:11 2016 vg_pd061-lv_swap -> ../dm-1
G) multipath device(/dev/mapper/mpatha等)毎に、2本のpath、即ち2個のblock device (/dev/sdb等)が構成されている事を確認します。
# multipath -l
mpatha (3600c0ff000262be6bbf2615602000000) dm-2 HP,MSA 1040 SAS size=33G features='0' hwhandler='0' wp=rw
|-+- policy='round-robin 0' prio=1 status=active | `- 2:0:0:6 sdf 8:80 active ready running `-+- policy='round-robin 0' prio=1 status=enabled `- 3:0:0:6 sdae 65:224 active ready running
H) マウントポントを作成します。マウントポイント名は、必ずノード1と同一にしてくだ さい。
# mkdir /data
I) ファイルシステムをmountし、正常にマウント出来る事を確認します。 # mount /dev/mapper/mpathap1 /data
J) 先ほど、ノード1で作成したファイルが正常に見える事を確認します。 K) 動作確認終了後はアンマウントします。
18
2-7.ネットワークの確立
LifeKeeper for Linuxでは、コミュニケーションパスを2経路以上設定します。その際、ノー ド間のネットワークを別々のネットワークセグメントとなるよう設定して、それぞれのネッ トワークでpingによる疎通が可能である事を確認してください。
2-8.ノード(ホスト名)の名前解決設定
LifeKeeperのGUIでは、ホスト名を使用して通信を行います。その為、ノード間ではDNSや /etc/hostsを使用して名前解決できるようにしてください。2-9./etc/fstab ファイルの編集
/etc/fstabファイルにラベル名を使用している場合は、ブロックデバイス名に変更します。 LifeKeeperでは/etc/fstab内では、ラベル名ではなく、ブロックデバイス名を使用すること が推奨されています。2-10. LifeKeeper for Linux で使用するポート
LifeKeeper for Linux では、以下のポートを使用して、設定や運用を行いますので、これ らのポートでの通信が行えるよう設定を行ってください。 7365(TCP) : コミュニケーションパスの通信で使用 81(TCP) : GUI サーバープロセスで使用 82(TCP) : GUI サーバープロセスで使用 1024(TCP) ~ : GUI のための RMI 通信で使用 10001(TCP) ~ : データリプリケーションで使用
2-11.SELinux の無効化
LifeKeeper for Linux は、SELinux を無効化しない限りインストールが行えません。 /etc/selinux/config ファイルを編集し、以下のパラメータの値を“disabled”に変更して ください。
SELINUX=disabled
19
2-12.LifeKeeper のインストール
LifeKeeper のインストールは、インストール CD に含まれる setup スクリプトを実行するこ とによって行われます。スクリプトは対話形式となっており、各内容に対して Yes か No を 選択して進行します。この章では setup スクリプトによる LifeKeeper のインストール方法 を記載しています。 A) setup スクリプトの実行 製品の CD-ROM を任意のディレクトリにマウントします。続いて sps_xxx.img(xxx はバー ジョン番号)を任意のディレクトリにマウントし、setup を実行します。以下は CD イメー ジをマウントする際の操作例です。# mount /dev/cdrom /media/cdrom # cd /media/cdrom
# mount sps_xxx.img /mnt –t iso9660 –o loop # cd /mnt/ # ./setup LifeKeeper のインストールを開始する場合は、Enter キーを押してください。 B) LifeKeeper の基本パッケージのインストール ディストリビューションに対応した LifeKeeper のパッケージのインストールが開始されま す。Enter キーを押してください。
20 C) Java パッケージのインストール
LifeKeeper の GUI クライアントで使用する Java パッケージをインストールします。Enter キーを押してください。
D) DataKeeper 用途のカーネルモジュールのインストール
DataKeeper for Linux を使用する場合は、DataKeeper 用のカーネルモジュールをインストー ルする必要があります。DataKeeper を使用する場合は、Enter キーを押してください。 DataKeeper を使用しない場合は n を入力し、Enter キーを押してください。
今回のように、マルチパス構成の共有ディスクをリソースとして登録する場合は必要ありま せん。
21 E) NFS の設定 LifeKeeper で NFS サービスを保護する場合は、“Y”を選択して HA 用に NFS を設定する必要 があります。NFS サービスを保護しない場合は、n を入力し、Enter キーを押してください。 F) 必須パッケージのインストール LifeKeeper の動作に必要なパッケージをインストールします。Enter キーを押し、全ての パッケージをインストールしてください。
22 G) SPS core パッケージのインストール
SPS core パッケージをインストールします。Enter キーを押し、インストールを実行してく ださい。
23 H) LifeKeeper GUI クライアントのグループとログインユーザの設定
GUI クライアントの操作に必要なユーザー、グループを作成します。y を入力し Enter キー を押すと必要なユーザー、グループが自動的に作成されます。 任意のグループ ID を割り当てたい場合は以下のプロンプトで n を入力してください。そし て setup スクリプトが完了した後、後述する注意に書かれている内容を参照しユーザーグ ループの設定を行なってください。 I) ライセンスキーインストールの確認 以下のステップで y を入力すると、ライセンスキーを入力する画面に移ります。 既にインストールに使用できるライセンスキーがある場合には、yを入力してライセンス キーの情報を入力してください。ライセンスキーを取得していない場合には、n を入力して、 setup 終了後にライセンスキーを lkkeyins コマンドでインストールするようにしてくださ い。
24 J) オプションの Recovery Kit パッケージのインストール
このステップでは構築するクラスタシステムにあわせてオプションの Recovery Kit を選択 してインストールします。インストールしたいパッケージにカーソルを合わせてスペース キーを押してください。インストールパッケージとして選択されます。必要であれば、他の Recovery Kit も同様に選択します。選択した状態で Enter キーを押すと、次の画面でイン ストールするパッケージが表示されインストールを開始することができます。
今回は DMMP デバイスをリソースとして登録する為、lkDMMP Device Mapper (DM) Multipath Recovery Kit をインストールしてください。
パッケージのインストールが成功すると以下のメッセージが表示されますので、Enter を入 力し、setup スクリプトを終了してください。
25 K) インストール完了後は、LifeKeeper の実行コマンドパスや MAN ページは、環境変数とし
て登録されていません。その為、以下のユーザー環境変数(PATH および MANPATH)を root ユーザーの環境変数として登録してください。
PATH=$PATH:/opt/LifeKeeper/bin MANPATH=$MANPATH:/opt/LifeKeeper/man
L) もう一台のノードでも、A)から K)の手順を同じように実行してください。
2-13.License Key のインストール
LifeKeeper のインストールが完了しましたら、以下の手順で各ノードに License Key をイ ンストールしてください。
A) LifeKeeper ソフトウェアに同梱されている Entitlement/Activation ID で、
https://license.steeleye.com/portal/にアクセスして、各ノードの License Key を入 手してください。
B) 入手した License Key を各ノードにコピーして、root で以下のコマンドを実行してくだ さい。
# lkkeyins < License Key ファイル>
D) 「LifeKeeper license key installation was successful!」と表示されれば、License Key のインストールは成功です。
26
2-14.LifeKeeper の起動と停止
LifeKeeper を起動するために、両ノードで以下のコマンドを実行してください。 A) LifeKeeper を起動するには、lkstart コマンドを実行します。 B) LifeKeeper の起動確認を行います。起動確認は、lktest コマンドを実行します。 C) LifeKeeper を停止するには、lkstop コマンドを実行します。27
2-15.LifeKeeper GUI の起動
A) GUI へのログインが行えましたら、以下のコマンドを実行して LifeKeeper GUI を起動し ます。 # lkGUIapp & コマンドを実行後、GUI クライアントが起動しログイン画面が立ち上がります。 Server Name には実行したノード名が入ります。ログインユーザ名とパスワードは LifeKeeper の管理ユーザーの情報を入力します。管理ユーザーの情報は初期設定として OS のスーパーユーザ(root)とそのパスワードが設定されます。
28 B) ログイン後以下の画面が表示されます。
29
2-16.クラスターの設定
各ノードに LifeKeeper をインストールした後は、各ノードをクラスターノードとして登録 します。またクラスターとして登録したノード間では、コミュニケーションパスを構成する 必要があります。以下に、この 2 つの作業手順を説明します。 A) クラスターノードを登録します。スタンバイノードとなるノードを登録します。上部の メニューから、”File”-> “Connect..”を選択します。Cluster Connect の画面が開 きますので、Server Name には追加するノードのノード名を入力してください。ログイ ンユーザ名とパスワードは LifeKeeper の管理ユーザーの情報を入力してください。30 B) 追加したサーバーが表示されます。この後、コミュニケーションパスを作成します。
C) コミュニケーションパスの作成は、上部のメニューから、“Edit”->“Server”-> “Create Comm Path”を選択します。以下の画面が出力するので、確認して“Next”を押します。
31 D) リモートノードを選択します。
E) コミュニケーションパスデバイスタイプを選択します。TCP が推奨となる為、特別な理 由が無い限りは TCP で作成してください。
32 F) コミュニケーションパスとして登録するローカルノードの IP アドレスを選択します。
33 H) プライオリティを設定します。1 を設定したコミュニケーションパスは優先的に利用さ
れるコミュニケーションパスとなります。
I) 以下の様に表示されますと作成成功です。“Next”をクリックした後、“Done”をクリッ クして、コミュニケーションパスが完成となります。
34 J) LifeKeeper のコミュニケーションは 2 経路以上設定する事を推奨しています。その為、
C) から I) の手順で、もう一経路のコミュニケーションパスを作成してください。
K) コミュニケーションは、ノードのプロパティからステータスを確認してください。正常 に作成された場合、State が Alive となります。
35
2-17.ファイルシステムリソースの作成
クラスター構成が完了しましたら、クラスターで保護するリソースを作成します。今回は、 MSA1040SAS を DMMP で認識したディスクをリソースとして登録します。 A) 作成した DMMP デバイス(/dev/mapper/mpathap1)を/data ディレクトリにマウントしま す。# mount -t ext4 /dev/mapper/mpathap1 /data
B) マウントしたディレクトリを対象に、ファイルシステムリソースの作成を開始します。 上部のメニューから、Edit > Server > Create Resource Hierarch を選択してくださ い。以下の画面が起動します。
36 C) Switchback type を選択します。後から変更も可能なため、初期設定とします。
37 E) /dev/mapper/mpathap1 をマウントしたディレクトリを確認します。
F) リソースのタブ名を入力します。初期値はマウントポイントとなります。Create Instance をクリックすると、リソース作成が開始されます。
38 G) リソースが作成されます。エラーとなった場合は、以下のログから原因を判断し対処し てください。 H) リソース作成が完了しましたら、リソースの拡張を行う画面に代わります。拡張先の ノードを選択してください。また、Accept Defaults を選択する事で、この先の選択を すべてデフォルトでの選択として自動化することが出来ます。
39 I) 自動的にリソース作成が完了します。2ノードクラスターの場合、“Finish”を選択し
て、次の画面で“Done”を選択する事でリソース作成が完了となります。