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4/1 4/8 4/15 4/22 4/29 5/6 5/13 5/20 4/1 4/8 4/15 4/22 4/29 5/6 5/13 5/20 第 1 表 4 月上旬 ~5 月中旬の気温と日射量の平年比 ( 福井 ) 平均気温 平年差 平均日射量 平年比 備考 ( ) ( ) (MJ/ m2 /

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Ⅰ 水稲 実況 5月の連休時は多照であったが、その後、気象状況の変動が大きく、10 日~11 日は大雤警報が 出されるなど降雤が続いた。育苗では、大きな病害発生はみられず、苗質が前年よりも改善され たものが多かったようであるが、4月の育苗では苗の草丈不足や根張りの不良、5月の育苗では、 徒長やヤケ苗、葉齢の不揃い等が散見された。気象状況の変動を受け、移植時期や播種時期、本 田管理の差により、生育差が大きい傾向となっている。 1 移植栽培 1)移植後の気象と生育 4月上中旬は、降水量は尐なく、日照は多め、気温は低い傾向となった。下旬は日照が尐なく なった。5月上旬は 2 日以降晴れや曇りとなり、日射は回復した。9 日までは晴れて暖かくほぼ 平年並以上の気温となったが、10 日~11 日には大雤警報が出されるなど 2 日間で降水量 174mm のまとまった降雤があり、冠水する育苗ハウスもあった。(第1表、第1図、第2図)。 5月中旬移植用のコシヒカリ育苗では、前年よりも育苗管理が徹底されたためか概ね良好な苗 となり、根のマット形成も良好なものが多かった。ただ、一部で温度管理や水管理が不備なもの 等では徒長や苗の葉が焼けたものがみられた。また、育苗用床土の窒素施肥量を減肥しなかった ところで徒長苗となった。逆に、コシヒカリと同じ肥料の尐ない床土を使い育苗されたハナエチ ゼンを中心に、育苗期間の低温寡照の影響もあり、前年ほどではなかったが、やはり苗丈が伸び なかった、根張りが悪かった、という事例があった。移植後の生育では、連休植え、コシヒカリ の適期田植えともに活着は良好であった。5月10~11日に大雤が降ったため、その直前に除 草剤を田植え同時散布した圃場では除草効果低下が懸念されるため、今後の雑草の生育に注意が 必要である。 農試気象対策試験(5 月 2 日移植)では、5 月 27 日現在、草丈がやや大きく、茎数が尐ない状 況となっている。深水傾向で推移したことが影響したと思われた。また、移植時の葉齢のバラツ キが大きいことが、現在、生育ムラにつながっているようである。5 月 20 日移植のものでは 5 月 27 日現在、活着根が伸長し、4 葉目が抽出中となっている。しかし、まだ葉色は淡い。 県下各地の生育基準圃の生育調査結果でも、5月上旬移植では草丈がやや大きく、茎数は平年 並~やや尐ない傾向となっている。5月中旬移植では、ほぼ前年並の生育となっている。5月中 旬が低温であったことの影響が出ているようである。また、5 月後半となって雤が多いこともあ り、やや深水傾向となっている圃場も目立つ。

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第1表 4月上旬~5月中旬の気温と日射量の平年比(福井) 平均気温 (℃) 平年差 (℃) 平均日射量 (MJ/㎡/日) 平年比 (%) 備 考 4月上旬 10.0 -0.7 18.3 122 3/31~4/7 降水量 0mm 4月中旬 10.6 -2.2 17.9 114 4/12~4/17 降水量 0mm、最低気温 12 日 0.9℃ 4月下旬 12.5 -2.3 12.3 71 最低気温 17 日 2.1℃、21 日 3.8℃ 5月上旬 16.8 -0.1 17.5 100 降水量 10 日 87.5mm、11 日 76.5mm 5月中旬 18.5 1.2 20.7 123 最高気温 19 日 28.4℃、20 日 28.6℃ 第1図 平均気温(福井、4月~5月) 第2図 日射量(福井、4月~5月) (図中の本年の値はいずれも5月22日までのデータ) 第2表 農試 気象対策試験の生育状況(5月26日現在) 項目 品種名 移植日 (月/日) 草丈(cm) 茎数(本/株) 葉齢(枚) 葉色 23 年 平年 比 23 年 平年 比 23 年 平年 比 23 年 平年 比 ハナエチゼン 5/2 コシヒカリ 5/2 コシヒカリ 5/20 イクヒカリ 5/2 あきさかり 5/2 日本晴 5/2 注)コシヒカリの 5/20 移植の括弧内の平年値は 5/10~5/30 頃移植の値(平均 5/16) 0 5 10 15 20 25 4/1 4/8 4/15 4/22 4/29 5/6 5/13 5/20 平均気温(℃) 平年値(℃) 0 5 10 15 20 25 30 4/1 4/8 4/15 4/22 4/29 5/6 5/13 5/20 日射量(MJ/㎡・day)

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2 湛水直播栽培の生育 1)苗立ち期の生育状況と除草剤散布 播種は4月25日頃から5月15日頃まで行われた。この期間の気温の経過は穏やかで、、出 芽、苗立ちは全般に良好だったと見られる。5月10~11日の大雤の影響も小さかった。 2)現在の生育状況 農試の5月13日播種のものでは、5月26日現在、2 葉目抽出~展開中となっており、例年 に比べて生育の進度はやや遅めとなっている。県内各地の湛水直播圃場でも、2 葉目展開中~3 葉目抽出中となっているものが多いようである。 直播圃場でも、苗立ち数の違いが生育の違いとなっているが、圃場による茎数の差が大きい状 態で、湛水直播の生育基準圃における茎数は 40 本/㎡~106 本/㎡程度となっている。 また、現地では、コエカワや表層剥離の発生圃場はみられているが前年よりは尐ないようであ る。稲の生育遅れ等の関係で除草剤散布が遅くなった圃場ではノビエの葉齢が進んでいたために 殺草されずにヒエが残っているものもみられる。さらに、湛水直播栽培を数年継続した圃場で雑 草発生が増加しているという報告もあり、その要因と対応策の検討も必要である。 3 病害虫発生状況 5月下旬現在、葉いもちの発生は確認されていない。また、害虫では、イネミズゾウムシ、イ ネゾウムシ、イネヒメハモグリバエ等が県内各地で発生が確認されている。特に、5 月後半の気 温がやや低めで、雤が多く、圃場の水深がやや深めとなったためか、イネヒメハモグリバエの発 生が目立つ。 対策 気象予報では、これから1ヶ月は気温は平年並と予測されており、特に、5月末頃はやや高い。 そこで、生育状況や病害虫発生に注意し、栽培管理が後手にならないよう留意する。 1 移植栽培 1)水管理 5月上旬に移植されたものでは、既に分げつも始まっており、茎数が増加している。 本田での栽植密度は、近年、疎植化傾向にあるが、栽植密度が異なっても面積あたり目標茎数 は大きく変わることはないと思われる。面積あたりの生育量がどれくらいかを意識して管理する。 具体的には中干しまでは、分げつ発生を促進し、稲体の徒長を抑制する。特に、活着が遅れた り、分げつの発生が遅い圃場を中心に、晴れた日の日中は浅水にして地温を高め、分げつ発生を

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促進する。遅くなってからの分げつは、茎が細くなりやすく、登熟の良い大きな穂をつけにくい。 また、一般的に幼穂形成期に3枚以上の葉をつけた茎でないと穂ができないといわれ、小さい分 げつは穂をつけずに枯れてしまう無効分げつとなる。 5月中旬移植のものでは、新葉の抽出展開、新根の伸長もはじまっている。やはり浅水にして 地温上昇を図り分げつ発生を促進する。目標茎数が確保されたら、中干しにはいる。 2)溝切り・中干し 5月上旬に移植されたものでは、6月上旬のうちに溝切りをする。特に圃場の大区画化が進む 地域では、圃場内での均一な水管理を速やかに行うためには大切である。 目標茎数が確保されたら、速やかに中干しを行う。中干し開始時期は品種や圃場条件によって も異なるが、概ね茎数が 350 本~420 本/㎡程度が目安となる。5月上旬移植では、6 月 10 日頃に 目標茎数が確保されると思われる。中干しの程度は、湿田ではやや強めに(土壌表面にヒビが入 る程度)、乾田では弱めに、が基本であるが,生育過剰の場合は強くするなど、稲の状態をみて 調整することも必要となる。中干しは、幼穂形成期直前まで継続する。ただし、幼穂形成期直前 まで田の様子を見に行かずに入水しなくて良いというものでない。この頃は一般的に雤が多く、 排水を中心に考える時期であるが、カラ梅雤の場合は、表面の土のヒビが大きくなりすぎないよ う、表面の土が白く乾かないように、様子を見ながら、時々通水が必要な場合もある。特に、砂 質の地力の低い浅耕田では、干しすぎないように注意が必要である。 5月中旬移植コシヒカリでは、目標茎数は 350 本~380 本/㎡程度と5月中旬移植並~やや尐な い。さらに5月中旬移植では、5月上旬移植よりも草丈が小さかったり、茎が細いうちに茎数が 増加することが多いので、稲体が小さくみえる。そのため中干しの時期が稲の生育段階に比べて 遅れがちとなりやすい。そのため茎数増加に、より注意が必要である。5 月 15 日頃の移植栽培で は、6 月 20 日頃に目標茎数が確保される時期となると思われる。先に述べたように、幼穂形成期 の頃に3枚以上の葉が付いた分げつ(≒幼穂形成期の約3週間前に出てきた分げつ)でなければ 無効分げつとなる可能性が高い。したがって、株できが遅くても、6月25日頃までには中干し を開始し、稲体の健全化を図る必要がある。 生育状況には年次差や地域差、圃場差があることを認識し、中干し開始時期が近づいたら、必 ず生育量の把握を行い、生育に応じた管理作業に心がける。 中干しの目的は、①過剰分げつを抑制し無効茎数を尐なくすること、②土壌の還元を抑制し、 根腐れを防止し、根張りを促進すること、③土をある程度硬くして地耐力を向上させることで収 穫直前までの間断通水を可能とすること、である。これらの目的を達成できるように管理作業を 行う。 中干しの頃は梅雤時期と重なるので、充分に干せないことが多い。圃場の乾き方や梅雤時期の 雤の降り方をみながら、圃場の管理を行う。

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2)病害虫防除 今のところ、病害の発生は多くはない。害虫については、イネミズゾウムシやイネゾウムシ、 イネヒメハモグリバエ等が県内各地で発生している。 今後気温の上昇や梅雤入り後の多雤・寡照に伴って、葉いもちの発生が懸念される。山間の日 照が短かく稲体が軟弱となりやすいところや常発地、遅植えや直播栽培では、特に注意する。補 植用の置き苗が残っている場合は、置き苗が葉いもちの発生源となるので、早急に撤去する。い もち病予防粒剤は6月上旬のうちに施用する。中旬に入り、中干しの最中では、粒剤施用後の水 管理が困難となる。苗箱施薬してある圃場については、基本的には本田での粒剤散布の必要はな いが、発病していないか注意し、病斑がみられたときは、早急に治療効果のある薬剤で防除する。 また、いままでのところ、イクヒカリでいもち病の発生は確認されていないが、作付開始から年 数が経過し、作付面積も拡大しているので、発病に注意が必要である。 害虫についても、全体的な発生は多くなくても、局所的に多発することがあるので、発生に注 意し、早めに対処する。 また、ニカメイチュウについては、被害の多い地域は限定されてはいるが、近年その被害地域 が拡大しており、注意が必要である。前年は福井平野北部の西側で被害が大きかったが、本年の フェロモントラップでの誘殺数はこれまでのところ前年の約 2 倍とかなり多い。1化期の防除時 期は、粉剤や液剤では 6 月 20 日頃、粒剤では 6 月 10 日頃である。前年発生が多かった地域とそ の周辺地域では、地域全体で防除することが大切である。 3)雑草対策 初期剤や中期剤(初中期剤)散布後に雑草発生がみられる場合は、後期除草剤で対応する。ノ ビエにはクリンチャーやヒエクリーン、広葉雑草にはバサグラン、両方みられるときはクリンチ ャーバスやワイドアタック SC、ヒエクリーンバサグランというように、発生している草種に応じ た剤を選択する。除草剤の使用にあたっては、使用基準を守る。 4)農薬使用上の注意点 農薬使用にあたっては、使用時期・使用回数・使用量・使用法といった使用基準を遵守する。 同一薬剤や同系統薬剤の連用によって、薬剤に抵抗性が生ずる場合もあるので注意する。 5)早生の穂肥(分施体系の場合) 6月下旬となると早生品種の幼穂形成期となる。分施体系の場合、幼穂長が 2mm となったのを 確認して、穂肥を施肥する。

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2 直播栽培 1)水管理、中干し 浅水管理で分げつを促進する。湛水直播栽培では茎の生長点の位置が移植栽培に比べて浅いの で、茎数が増加しやすい。また、晩植栽培と同様、草丈が短く、茎が細いうちに目標茎数となる ので、生育量を見誤りやすい。そのため茎数の確認により、中干しを遅れないようにする。中干 しの開始時期の目安は茎数が 300 本~350 本/㎡程度となったときである。(通常では、5 月上旬 移植栽培での中干し開始時期とあまり違わない。)苗立数が多かったところや地力の高いところ で、遅れないように特に注意が必要となる。また、圃場内の苗立ち数の差は移植より大きいので、 今後、圃場ごとの生育状況を適切に把握して生育に応じた管理作業を実施する。 2)病害虫防除、雑草防除 直播栽培では、移植栽培よりも稲体が軟弱となりやすい。そのため、葉いもちや害虫が発生し やすく、被害も大きくなりやすいので注意が必要である。 6月前半が低温となる予測はないが、深水になる所についてはイネヒメハモグリバエにも注意 する。 また、除草剤散布時期が遅れ、残草がみられる圃場も散見される。後期除草剤は、残った雑草 の草種に応じて、直播栽培に登録のある薬剤を選択する。 薬剤使用にあたっては、使用基準を必ず守る。 3)新技術「中期深水による茎数抑制」について 農業試験場作物部から出された新技術「中期深水による茎数抑制」を行う圃場では、5~6 葉期 頃になったら茎数を確認し、6 葉期(5月1日播種で6月10日頃)から水深 10cm 程度とし、茎 数の抑制を図る。その後、9 葉期(6月末頃)から幼穂形成期直前まで中干しを行って、根の健 全化や地耐力の向上を図る。茎数調査で極端に茎数が尐ない場合は深水を行わず、浅水管理で茎 数増加を促す。 また本技術では、除草剤散布回数を減らせる可能性があるが、既に発生している雑草は、深水 によって枯死することはない。深水開始時期に、雑草発生の有無を調査し、雑草発生がみられる 場合は2回目の除草剤散布を行う必要がある。 なお本技術は、砂質土で水持ちの悪い圃場ではその効果が劣るので、水持ちの良い圃場で行う。 本年も県内各地の水稲生育調査結果等を基に「稲作情報」を提供しているので、 最新の「稲作情報」を参考に、栽培管理や指導を実施して下さい。

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Ⅱ 麦、大豆等 実 況 1 大麦 3~4月の低温で平年より出穂はやや遅く、嶺北平坦地で4月下旬から5月上旬、奥越地区で5月中 旬、嶺南地域では4月下旬であった。5月に入り高温が続き、登熟は進んだものの、成熟期は例年より やや遅れ、嶺北平坦地で6月上旬、奥越地区で6月中旬、嶺北地域も6月上旬となる見込みである。 5月20日時点では倒伏はなく、赤かび病の発生はごくわずかである。 2 夏そば 降雨等により播種時期がやや遅れた地域が見られる。また、播種後の降雨により発芽苗立ちが不良と なった事例が認められる。しかし、苗立ちした個体については生育は順調である。 3 気象条件     2011年の半旬別気象状況(福井地方気象台) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 1・1 1・4 2・1 2・4 3・1 3・4 4・1 4・4 5・1 5・4 平均気温の推移 2011年 平年値 ℃ 0 5 10 15 20 25 30 1・1 1・4 2・1 2・4 3・1 3・4 4・1 4・4 5・1 5・4 最高気温の推移 2011年 平年値 ℃ -4 -3 -2 -1 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 1・1 1・4 2・1 2・4 3・1 3・4 4・1 4・4 5・1 5・4 最低気温の推移 2011年 平年値 ℃ 0 10 20 30 40 50 60 1・1 1・4 2・1 2・4 3・1 3・4 4・1 4・4 5・1 5・4 日照時間の推移 2011年 平年値 h 0 20 40 60 80 100 120 140 160 1・1 1・4 2・1 2・4 3・1 3・4 4・1 4・4 5・1 5・4 降水量の推移 2011年 平年値 mm 0 5 10 15 20 25 30 1・1 1・4 2・1 2・4 3・1 3・4 4・1 4・4 5・1 5・4 日射量の推移 2011年 平年値 mj/㎡

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対 策 1 大麦 6月初めから順次収穫が始まる。収穫作業は、大麦栽培で仕上げの作業となる。播種作業から始まり これまで努めてきた高品質麦生産を確保・維持できるかどうかは、収穫作業にかかっている。 (1)品質を重視して、適期に収穫 品質を重視して、収穫時の穀粒水分は30%以下を原則とする(カントリ-利用上の指針は 25%以下)。 早刈りは空洞麦の発生が多くなる。一方、収穫適期を過ぎると稈折れ、首折れが増加して穀粒損失が増 すとともに、雨によって色沢が悪くなるので注意する。 (2)収穫適期 登熟過程における穀粒水分の低下は図のとおりである。出穂期の翌日から毎日の気温を積算し750℃ となった日がおおよそ成熟期となり、出穂期~成熟期までの期間は概ね 40~42 日であるが、年によっ て、生育の良否によって10 日程度前後する(図)。 成熟期が近づいたら圃場で調査を行い、穀粒水分や形態を調べる。穀粒水分が55~40%くらいまで は1.2~1.6%/日、40%以下から収穫適期までは 2.1~3.2%/日の割合で低下する傾向があることから、 次式による収穫適期の予測がある程度可能である。しかし、40%以下になると晴天日には 1 日に5~ 6%と急激に低下するので、この点に留意する。 D=(W-40)/1.4+4 …… 水分 30%以下 ただし、D:調査日から収穫適期までの予測日数(日) W:調査日の穀粒水分(≦50%) …… 55%までは可能 穀粒水分の測定は、絶乾法(105℃で 24 時間通風乾燥して、穀粒重とその減尐量とから水分割合を 求める方法)が良いが、30%以下になれば携帯型の電気抵抗式水分計でも可能である。 成熟期における形態的な特徴としては、①全体的には穂軸や茎葉が完全に黄化している、②粒につい ては爪先で押しつぶしたとき弾力性がなく、ろうの硬さになっている、こと等である。 図 ファイバースノウとミノリムギの 出穂後日数と穀粒水分との関係

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出穂後日数

ファイバ-スノウ(’00)

ミノリムギ(’00)

ファイバ-スノウ('99)

ミノリムギ('99)

系列5

30 図 出穂後日数と穀粒水分との関係の 年次ならびに生育状態による変異 品種はミノリムギ。穀粒水分の一時的な上昇は 1mm 以上の降雨による土壌水分 0 20 40 60 80 30 35 40 45 50 出穂後日数 穀 粒 水 分 ( % ) '96生育良 '02生育良 '02生育標準 30

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2 大豆 ここ 10 年、本県大豆の作付面積は 1,200~ 1,900ha の間、単収は 80~180kg/10a の間で推移し、 気象や栽培管理が影響し、年次変動が大きい。 大豆の収量品質を安定させる上では、土づくり意 識の向上による地力や土壌pH の改善、ならびに湿 害防止、夏期のかん水、病害虫防除など、これらの 1つ1つの基本技術の実施が不可欠である。 「耕うん同時畝立て播種」は、水ストレス軽減技 術として期待されており、その導入面積の拡大によ る湿害軽減が期待される。併せて、地力低下圃場で の対策として、栽植密度を高める「狭畦密植無培土栽培」も、当面の収量向上対策として期待される。 本年は、前作大麦の成熟、収穫が遅れたため、大豆播種が7~10 日程度遅れる場合がある見込みで ある。大豆晩播では個体が小さく群落生育量が不足するので、播種量を増やし、個体数で群落生育量を 確保する。また、大豆個体が小さい場合に有望な栽培法としては、狭畦密植栽培がある。 <大豆栽培基本技術> (ア)排水対策の徹底 溝を手直しして活用する。排水口(水戸尻)が額縁明渠底面より高い場合は、切り下げを行なう。 (イ)土壌改良資材の施用によるpHの適正化 酸度矯正とカルシウムの補給のため、石灰類を施用する。 県内の水田は近年酸性化が進んでいるため、石灰類の施用は必須である。 ※ ダイズの生育に好適なpHは6~6.5である。 (ウ) 麦藁鋤き込みによる土づくり 麦藁は有機物資源となるだけでなく、土が膨軟となり通気性が高まって発芽・初期生育の向上にも つながるので、確実に鋤きこむ。 (エ)深耕 深耕により根域の拡大と養水分の安定吸収を図る。 (オ)フタスジヒメハムシの初期防除 フタスジヒメハムシは生育初期の葉を食害し、その被害が大 きいと初期生育が不十分となる。大豆は初期生育の安定確保が 収量、品質に大きく影響するため、被害防止対策として、クル 0 50 100 150 200 1000 1200 1400 1600 1800 2000 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 20 年 21 年 22 年 単収 (k g/ 1 0a ) 栽培面積 (h a) 大豆の栽培面積、単収の推移 作付面積 単収 フタスジヒメハムシによる葉の食害 図 大麦の成熟期判定の目安

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ーザーFS 水和剤を種子塗布処理する。 (カ)培土 培土の適期実施により、倒伏防止と除草を図る。 (キ)乾燥時の畝間灌水の徹底 大豆は梅雨明け後に、莢の伸長、登熟が行なわれる。こ の時期の水ストレスは、莢の落下や登熟不良、青立ちの 原因となるため、葉が裏返り始めたら、畝間灌水を実施 する。 ※ 畝上部にまでかん水したら、早急に排水する。 (参考:平成 19 年畝間灌水試験結果) (ク)病害虫防除 8/20 頃にフタスジヒメハムシ・カメムシ防除、9/10 頃にカメムシ防除を実施する。また、7/下に ウコンノメイガによる葉巻きが見られたら、適宜防除を散布する。 (ケ)収穫 収穫前に、青立ち株、雑草を除去する。また、水分22%で収穫し、亀甲じわの発生低減を図る。 3 夏そば 夏型品種では開花しつつある。収穫は、秋作ソバと同様に、黒化率 80%を目安に行うことを基本と するが、梅雨の降雨と重なる場合には早期収穫(黒化率40~70%での収穫、普通収穫の1~2週間前) を組み合わせ、玄ソバの品質低下を避ける。 図1 8月の降水量と日照時間(福井) 0 10 20 30 40 50 60 70 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 降水 量( mm ) 0 2 4 6 8 10 12 14 日照 時間 ( h r) 降水量 日照時間 図2 畝間灌水試験葉色(SPAD値)の推移 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 8/8 8/15 8/22 8/29 9/5 9/12 9/19 SP A D 値 灌水 無灌水 表 成熟期・収量調査結果 ちりめん皺 慣行比 大粒 中粒 小粒 率 cm 莢/節 kg/10a kg/10a % % % % g % % 灌水 52.0 1.56 631 362 118 60 35 5 35.0 18.7 12.9 無灌水 59.6 1.33 541 308 100 41 49 10 32.4 31.0 6.3 注 主茎長、節当たり莢数は生育中庸な5株平均。 区 主茎長 節当たり莢数 全重 粗粒重 粒大比率 百粒重 裂皮率

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Ⅲ 野 菜

実 況 1 施 設 野 菜 果 菜 類 (1) ト マ ト 若 狭 地 区 で は 2 月 上 旬 に 定 植 し た 圃 場 で は 5 月 上 旬 か ら 収 穫 が 始 ま っ て お り 、例 年 よ り 1 週 間 程 度 遅 く な っ て い る 。(昨 年 4 月 23 日 ~ 収 穫 開 始 )。2 月 下 旬 に 定 植 し た 圃 場 で は 6 段 目 が 開 花 期 と な っ て い る 。福 井 地 区 で は 2 月 下 旬 に 定 植 し た 圃 場 で 、草 丈 220 ㎝ 、 葉 数 30 枚 、 7 段 果 房 開 花 期 と な っ て い る 。 5 月 上 旬 か ら 収 穫 が 始 ま っ て お り 5 月 16 日 か ら 選 果 場 が 稼 働 し て い る 。 灰 色 か び が 微 発 で あ る 。 南 越 地 区 で は 3 月 上 旬 に 定 植 し た 圃 場 で 1 段 目 収 穫 開 始 、 5~ 6 段 目 が 開 花 期 な っ て い る 。 一 部 で 草 勢 が 低 下 し て い る 。 1 月 末 定 植 で 2 段 目 収 穫 中 、 8 段 開 花 中 で あ る 。 (2) ミ デ ィ ト マ ト 福 井・坂 井・南 越・二 州・若 狭 地 区 の 土 耕 半 促 成 栽 培 は 3 月 中 旬 ~ 4 月 上 旬 に か け て 定 植 さ れ た も の が 5~ 7 段 開 花 期 と な っ て い る 。 定 植 後 の 低 温 に よ り 生 育 が 緩 慢 な 圃 場 や 樹 勢 が 弱 い 圃 場 が あ っ た が 、5 月 の 天 候 の 回 復 と と も に 生 育 は 概 ね 平 年 並 み と な っ て お り 1 段 目 が 着 色 期 と な っ て い る 。奥 越 地 区 で は 4 月 下 旬 か ら 定 植 さ れ 現 在 1 番 花 房 が 開 花 中 と な っ て い る 。水 稲 育 苗 ハ ウ ス で は 5 月 1 8 日 に 苗 を 配 布 し て お り 順 次 定 植 す る 予 定 と な っ て い る 。全 体 的 に は 病 害 虫 の 発 生 は 少 な い も の の 一 部 の 圃 場 で 葉 か び 病 、灰 色 か び 病 微 発 、 ア ザ ミ ウ マ 類 、 ア ブ ラ ム シ 類 が 極 微 ~ 少 発 で あ る 。 坂 井 地 区 の 2 月 23 日 に 定 植 し た 樽 栽 培 が 5 月 18 日 か ら 出 荷 が 始 ま っ て い る 。 樽 栽 培 で 葉 か び 病 微 発 で あ る 。 (3) キ ュ ウ リ 若 狭 地 区 で は 3 月 上 旬 に 定 植 し た 圃 場 で 4 月 11日 か ら 収 穫 が 始 ま っ て お り 現 在 中 段 を 収 穫 中 で あ る 。 一 部 で う ど ん こ 病 が 微 発 で あ る 。 福 井 地 区 で は 3 月 10日 定 植 が 5月 上 旬 に 主 枝 摘 心( 23節 前 後 )終 了 と な っ て い る 。現 在 、主 枝 20節 、側 枝 10節 を 収 穫 中 と な っ て い る 。 菌 核 病 、 灰 色 か び 病 小 発 、 う ど ん こ 病 微 発 で あ る 。 丹 生 地 区 は 3 月 下 旬 に 、 二 州 地 区 で は 4 月 上 旬 定 植 が 低 温 に よ り 生 育 が 遅 れ て お り 草 丈 は 100~ 150㎝ と な っ て い る 。5月 下 旬 よ り 収 穫 が 始 ま っ て い る 。南 越 地 区 で は 3月 末 定 植 が 親 つ る 22節 で 摘 心 と な っ て い る 。 す で に 4月 25日 か ら 収 穫 開 始 ( 現 在 15~ 18節 を 収 穫 中 ) な っ て い る 。 (4) ハ ウ ス ス イ カ 砂 丘 地 で は 3 月 15日 か ら 、坂 井 北 部 丘 陵 地 で は 3 月 19日 か ら 定 植 が 開 始 さ れ 、定 植 後 は 低 温 の 影 響 で 生 育 は 緩 慢 で あ っ た が 、そ の 後 の 好 天 に よ り 生 育 は 平 年 並 み に 回 復 と な っ て い る 。開 花・着 果 状 況 は 、丘 陵 地 で 4月 25日 か ら 始 ま り 多 く は 5月 初 旬 か ら の 開 花 と な っ て い る 。着 果 状 況 は 4月 末 の 開 花 は 良 好 で 果 形 も 良 い が ご く わ ず か で 、5月 2~ 5日 の 開 花 は 着 果 不 良 ま た は 極 端 な 変 形 果 で 着 果 状 況 は 悪 く な っ て い る 。( 次 の 花 も 着 果 せ ず 、 着 果 率 は 低 い 状 況 )。5月 5~ 10日 の 開 花 は 比 較 的 ミ ツ バ チ の 活 動 や 花 粉 の 発 生 状 況 も よ く 着 果 は 良 く な っ て い る 。 5月 10~ 11日 の 開 花 は 大 雨 影 響 で 着 果 不 良 と な っ て い る 。 全 体 に 5月 初 め の 開 花 と な っ た 作 型 は 着 果 率 が 7割 程 度 と な っ て い る 。特 に 草 勢 の 強 い と こ ろ 、 圃 場 の 低 い と こ ろ は 着 果 状 況 は 悪 く な っ て い る 。 開 花 ピ ー ク は 5月 6~ 9日 頃 と 平 年 よ り 1週 間 遅 く な っ て い る 。 4月 定 植 は 5月 17日 頃 か ら 開 花 が 始 ま っ て お り 、 着 果 は 良 好 で あ る が 、両 性 花 が 多 く な っ て い る 。ア ブ ラ ム シ 、菌 核 病 が 一 部 で 微 発 で あ る 。砂 丘 地 で は 、4月 下 旬 の 開 花 は 順 調 に 着 果 し た が 、5月 2~ 5日 の 花 は ほ と ん ど 落 果 と な っ て い る 。

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着 果 状 況 は 非 常 に 悪 く 、 バ ラ つ き も 大 き い 。 4月 下 旬 着 果 で 果 径 18×17cmに と な っ て い る 。 う ど ん こ 病 少 発 で あ る 。 (5) メ ロ ン 坂 井 北 部 丘 陵 地 の プ リ ン ス メ ロ ン は 3 月 19日 か ら 定 植 さ れ 、生 育 は 平 年 並 み で 、4 月 15日 か ら 着 果 開 始 と な っ て い る 。 ( 昨 年 4 月 17日 ~ ) 5月 27日 か ら 本 格 的 に 出 荷 開 始 さ れ る 計 画 に な っ て い る 。坂 井 北 部 丘 陵 地 の ア ー ル ス メ ロ ン は 昨 年 と 同 時 期 の 3 月 19日 頃 か ら 、 砂 丘 地 で は 4 月 2 日 頃 か ら の 定 植 と な っ て い る 。 開 花 は 丘 陵 地 で は 4月 28~ 始 ま っ た が 、5月 1~ 5日 頃 の 花 は 夜 間 の 低 温 等 の 影 響 で 花 落 し て い る 。5月 12日 以 降 の 開 花 を 中 心 に 着 果 と な っ て い る 。現 在 4 月 に 着 果 縦 ~ 横 ネ ッ ト が 出 始 め に な っ て い る 。べ ト 病 が 微 発 で あ る 。砂 丘 地 で は 5月 10日 ま で の 花 は 落 ち て し ま っ た が 、5月 12~ 13日 を 中 心 に 着 果 と な っ て い る 。 生 育 に や や バ ラ つ き が 見 ら れ る 。 奥 越 地 区 で は 低 温 で 生 育 が 遅 れ 、 昨 年 よ り 4 日 程 度 遅 い 4 月 中 旬 か ら 定 植 が 行 わ れ 、5月 中 旬 か ら 着 果 始 め と な っ て い る 。 ア ン デ ス メ ロ ン は 3月 27日( 盛 期 4月 3日 )か ら 定 植 さ れ 、4月 28日( 盛 期 5月 7日 )か ら の 着 果 と な っ て い る 。現 在 、摘 果 作 業 中 と な っ て い る 。マ ル セ イ ユ メ ロ ン は 坂 井 丘 陵 地 で 3 月 23日 ( 盛 期 3月 29日 ) か ら 定 植 さ れ 、 4 月 17日 か ら の 着 果 と な っ て い る 。 ( 昨 年 4 月 20日 か ら )。早 い と こ ろ で ネ ッ ト 完 成 期 と な っ て い る 。や や 小 玉 傾 向 で 推 移 し て い る 。べ と 病 小 発 、菌 核 病 局 中 発 で あ る 。鯖 江 市 で 4月 3~ 5日 に か け て 定 植 と な っ て い る 。 定 植 後 の 低 温 に よ る 生 育 遅 れ 、 一 部 で 高 温 よ る 葉 焼 が 見 ら れ る 。 5月 10日 よ り 着 果 し 始 め と な っ て い る 。 (6) 高 設 栽 培 イ チ ゴ 収 穫 終 期 で 3 ~ 4 番 果 房 を 収 穫 中 と な っ て い る 。 全 体 的 に 小 粒 傾 向 に な っ て き て い る 。 一 部 の 施 設 で は5月 中 旬 で 収 穫 終 え て い る 。 収 穫 は 6月 中 旬 ま で 続 く 見 込 み と な っ て い る 。 地 域 に よ り 発 病 の 差 は あ る も の の 、 う ど ん こ 病 少 発 、 炭 疽 病 が 中 発 、 ア ブ ラ ム 類 、 チ ビ ク ロ キ ノ コ バ エ 等 が 少 ~ 微 発 、 ハ ダ ニ 類 が 一 部 局 多 発 で あ る 。 (7) 一 寸 ソ ラ マ メ 坂 井 地 区 で は 10月 下 旬 ~ 11月 上 旬 に 定 植 さ れ た も の が 、 草 丈 1 ~ 1.5m 、 分 枝 数 5~ 7 本 で 4月 下 旬 か ら 収 穫 が 始 ま り 5月 上 中 旬 が 盛 期 と な っ て い る 。 葉 根 菜 類 (1) 軟 弱 野 菜 福 井 地 区 で は 、 ホ ウ レ ン ソ ウ 、 コ マ ツ ナ の 生 育 は 概 ね 順 調 で あ る 。 た だ し 、 や や 徒 長 気 味 の 圃 場 が 見 ら れ る 。坂 井 地 区 で は ホ ウ レ ン ソ ウ で 5月 に 入 り 生 育 が 極 端 に 促 進 さ れ 30日 で 収 穫 と な り 、 株 張 り 悪 く 徒 長 し 過 ぎ で 廃 棄 し た ハ ウ ス も 散 見 さ れ て い る 。 ホ ウ レ ン ソ ウ ケ ナ ガ コ ナ ダ ニ 、 ア ブ ラ ム シ 、 ア ザ ミ ウ マ 類 が 微 ~ 少 発 で あ る 。 坂 井 地 区 で は マ ル ト ビ ム シ 局 多 発 で あ る 。 (2) 春 ダ イ コ ン ( ハ ウ ス 栽 培 ) 砂 丘 地 で は 2月 4日 か ら 播 種( 15日 頃 に 播 種 ピ ー ク )し た も の は 、生 育 前 半 は 低 温 で 生 育 が 遅 れ た も の の 、4 月 に 入 り 回 復 し て お り 平 年 並 み の 4月 28日 か ら 出 荷 と な っ て い る 。 (3) コ カ ブ 砂 丘 地 で は 天 候 の 影 響 な く 順 調 な 出 荷 と な っ て い る 。 (4) ニ ン ジ ン 砂 丘 地 で は 2 月 19日 に 播 種 さ れ 、 葉 数 9~ 10枚 、 葉 長 36.3㎝ の 生 育 と な っ て い る 。 ア ブ ラ ム シ が 微 初 で あ る 。

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2 露 地 野 菜 果 菜 類 (1) ピ ー マ ン 丹 生 地 区 で は 4 月 下 旬 か ら 順 次 定 植 さ れ 、 接 ぎ 木 苗 は 5 月 上 旬 に 定 植 し て い る 。 自 根 、 接 ぎ 木 苗 と も 生 育 は 良 好 で あ る 。 (2) ス イ カ 丘 陵 地 で は 4月 下 旬 定 植 で 、つ る 長 1m~ 2mで 平 年 よ り 葉 が 小 さ く 茎 細 く な っ て い る 。生 育 量 は 小 さ く 5~ 7日 程 度 の 遅 れ 気 味 と な っ て い る 。 し か し 、 5月 第 4半 旬 の 好 天 に よ り 生 育 が 大 き く 促 進 さ れ て き て い る 。早 い 人 で 5月 19日 か ら ト ン ネ ル 除 去 開 始( 裾 喚 起 )と な っ て お り ( 多 く は 5月 月 23日 頃 か ら 除 去 ) 6月 上 旬 に 開 花 見 込 み で あ る 。 砂 丘 地 で は 4月 5 日 、 8日 、 10日 に 定 植 と な っ て お り 、 早 い も の で 葉 数 16~ 17枚 、 つ る 長 130㎝ と な っ て い る 。ト ン ネ ル 除 去 は 5月 21日 か ら 行 っ て い る 。平 年 よ り 10日 遅 く な っ て い る 。武 生 地 区 で は 5月 3~ 8日 に か け て 定 植 が 行 わ れ 、分 枝 数 3~ 4、つ る 長 さ 30㎝ と な っ て い る 。丹 生 地 区 で は 5 月 5 日 頃 か ら 定 植 と な っ て お り 活 着 は 良 好 で ト ン ネ ル で 保 温 中 と な っ て い る 。 (3) ナ ス 若 狭 地 区 で は 、5月 10日 ~ 16日 に 定 植 と な っ て い る 。定 植 後 の 低 温 に よ り 活 着 が 遅 れ と な っ て い る 。 ま た 、 強 風 に よ る 葉 茎 の 傷 み 、 一 部 に 生 長 点 の 損 傷 が 見 ら れ た が 現 在 回 復 中 と な っ て い る 。 奥 越 地 区 で は 平 年 並 み の 4 月 20日 に 定 植 が 始 ま っ て い る 。 例 年 4月 20 日 に は ト ン ネ ル 除 去 す る が 現 在 継 続 中 と な っ て い る 。 草 丈 4 6 ㎝ 2 番 花 開 花 中 、 生 育 は 良 好 と な っ て い る 。 (4) カ ボ チ ャ 丘 陵 地 の ト ン ネ ル 栽 培 で は 、4 月 6 日 か ら 定 植 さ れ て い る 。一 部 で 定 植 後 に 高 温 障 害 も 見 ら れ た が 、生 育 は 良 好 と な っ て い る 。丹 生 地 区 で は 5 月 上 旬 に 定 植 完 了 活 着 は 良 好 と な っ て い る 。 (5) 一 寸 ソ ラ マ メ 若 狭 地 区 で は 、春 先 の 低 温 に よ り 草 丈 は 短 く 着 果 段 数 も 8~ 13段 と 地 域 、個 体 差 が み ら れ る 。 収 穫 時 期 も 5月 25日 か ら で 例 年 よ り 約 7日 遅 れ 、 ま た 収 穫 量 も 減 少 す る 見 込 み と な っ て い る 。 一 部 で 赤 色 斑 点 病 称 発 で あ る 。 坂 井 地 区 で は 生 育 の 良 い 圃 場 で 若 莢 10~ 15cm 程 度 と な っ て い る 。平 年 よ り 生 育 が 遅 く 、低 収 の 見 込 み で あ る 。収 穫 開 始 は 5月 末 か ら の 予 定 し て い る 。 5/11の 大 雨 後 赤 色 斑 点 病 が 少 ~ 中 発 で あ る 。 一 部 の 圃 場 で 立 ち 枯 れ 病 多 発 で あ る 。 (6) ナ ス 南 越 地 区 で は 、 5 月 中 旬 定 植 、 本 葉 7~ 8 枚 、 草 丈 25 ㎝ と な っ て い る 。 葉 菜 類 (1) ブ ロ ッ コ リ ー 丘 陵 地 の 秋 ま き ( 越 冬 ) の 作 型 は 、 4 月 末 で 収 穫 終 了 と な っ て い る 。 収 穫 量 は 前 年 よ り 少 な く な る 見 込 み で あ る 。 春 ま き の 作 型 で は 福 井 地 区 で は 3 月 下 旬 ~ 4 月 上 旬 に か け て 定 植 さ れ 、 葉 数 11~ 15枚 、 草 丈 10~ 14㎝ 、 6 割 の 株 で 花 蕾 ( 1 ~ 2 ㎝ ) の 確 認 と な っ て い る 。 例 年 よ り や や 遅 く な っ て い る 。 南 越 地 区 で は 4 月 中 旬 か ら 定 植 開 始 、 若 狭 地 区 で は 4 月 上 中 旬 に 定 植 さ れ た が 本 葉 8~ 13枚 と 生 育 は や や 遅 れ と な っ て い る 。福 井 地 区 で コ ナ ガ 少 発 で あ る 。 (2) ネ ギ 奥 越 地 区 の 夏 ま き ( 越 冬 ) の 作 型 で は 本 葉 が 4 ~ 5 枚 程 度 と な り 5 月 17日 か ら 青 ネ ギ と し て 出 荷 と な っ て い る 。 白 ネ ギ は 5 月 2 3 日 か ら 軟 白 2 0 ㎝ 規 格 で 出 荷 し て い る 。

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抽 台 が 序 々 に 始 ま っ て い る 。春 ま き の 作 型 は 奥 越 地 区 で は 4 月 上 旬 定 植 苗 で 草 丈 2 7 ㎝ と 例 年 並 み の 生 育 と な っ て い る 。一 部 の 圃 場 で 霜 に よ る 生 育 遅 延 や 5 月 中 旬 の 大 雨 に よ り 根 の 損 傷 で カ ル シ ュ ウ ム 欠 乏 症 が 見 ら れ る 。坂 井 地 区 で は 4 月 上 旬 定 植 は 順 調 に 生 育 と な っ て い る 。 福 井 地 区 で は 4 月 7 日 か ら 定 植 さ れ 、 順 次 土 入 れ 作 業 を 行 っ て い る 。 若 狭 地 区 で は 5月 定 植 が 5月 18日 か ら 開 始 と な っ て い る 。 4月 定 植 の も の は 現 在 草 丈 25~ 35㎝ と な っ て お り 生 育 は 良 好 と な っ て い る 。 二 州 地 区 で は 5月 上 中 旬 に 定 植 と な っ て い る 。 (3) キ ャ ベ ツ 福 井 地 区 の 秋 ま き( 越 冬 )の 作 型 で 5 月 中 旬 か ら 収 穫 開 始 と な っ て い る 。例 年 よ り 1 週 間 程 度 遅 く な っ て い る 。 ア オ ム シ が 少 発 で あ る 。 (4) シ ソ 福 井 市 木 田 地 区 で は 3 月 中 旬 か ら 播 種 さ れ 、草 丈 7 ㎝ で 平 年 よ り や や 遅 れ 気 味 と な っ て い る 。 (5) ス ィ ー ト コ ー ン 永 平 寺 町 で は 4 月 15日 か ら 定 植 が 始 ま り 、 早 い も の で 草 丈 45㎝ 、 葉 数 8.5枚 程 度 の 生 育 と な っ て い る 。若 狭 地 区 で は 、4月 末 か ら 5月 中 旬 に か け て 順 次 播 種 さ れ 、4月 末 に つ い て 出 芽 始 め と な っ て い る 。 根 菜 類 他 (1) カ ン シ ョ 坂 井 地 区 で は 4 月 29日 か ら 定 植 が 始 ま っ て お り 5月 中 旬 時 で 40%の 進 捗 率 と な っ て い る 。 (2) ダ イ コ ン 砂 丘 地 で は 3 月 10日 の 播 種 で 5 月 23日 か ら 収 穫 始 め と な っ て い る 。 平 年 よ り 5日 程 度 遅 れ て い る 。 (3) サ ト イ モ 大 野 市 内 の 4 月 上 旬 定 植 の も の で 地 上 部 出 芽 始 め 、葉 数 1枚 程 度 と な っ て い る 。勝 山 地 区 で は 圃 場 準 備 が 遅 れ た た め 、 4月 下 旬 頃 か ら の 定 植 に な っ て い る 。 (4) ニ ン ジ ン 砂 丘 地 の 3 月 20日 播 種 し た も の は 、 葉 数 7枚 、 葉 長 12㎝ に な っ て い る 。 ア ブ ラ ム シ 微 初 で あ る 。 丘 陵 地 の 3 月 29日 播 種 し た も の は 葉 数 5枚 、 葉 長 10㎝ と 生 育 や や 遅 れ と な っ て い る 。 (5) タ マ ネ ギ 永 平 寺 町 で は 草 丈 60㎝ 、球 径 5㎝ 、と う 立 ち は 少 な く な っ て い る 。白 色 疫 病 、べ と 病 が 小 発 で あ る 。 (6) ニ ン ニ ク 永 平 寺 町 で は 葉 長 90 ㎝ 、茎 径 2.5 ㎝ 、球 径 3.6 ㎝ 、葉 数 8.2 枚 で 生 育 は 遅 気 味 と な っ て い る 。 (7) ラ ッ キ ョ ウ 葉 長 45 ㎝ 程 度 。球 の 肥 大 は 平 年 と 比 べ る と や や 小 ぶ り と な っ て い る 。収 穫 時 期 を 遅 ら せ て 肥 大 を 確 保 し て い る 。5 月 26 日 か ら 収 穫 開 始 の 予 定 と な っ て い る 。三 年 子 は 大 雪 の 影 響 で 分 球 は 少 な い 上 に 今 年 は さ び 病 被 害 が 少 な い こ と か ら 大 粒 に な る 見 込 み で あ る 。 灰 色 か び 病 、 さ び 病 微 発 で あ る 。

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対 策 春 先 の 低 温 に よ り 生 育 遅 れ や 樹 勢 が 弱 い 圃 場 が あ る た め 、 気 象 や 生 育 状 況 に 応 じ た こ ま め な 管 理 ( 温 度 、 か ん 水 、 施 肥 等 ) を 行 う 。 曇 天 が 続 く と 軟 弱 に 育 ち や す く 、 病 害 の 発 生 も 多 く な り や す い 。 ま た 、 土 壌 水 分 の 過 多 や 日 照 不 足 は 根 群 を 衰 弱 さ せ て 草 勢 の 低 下 を 起 し や す い 。 さ ら に 、 降 雨 に よ る 急 激 な 土 壌 水 分 の 変 化 に よ っ て 果 菜 類 の 食 味 低 下 や 裂 果 を 発 生 さ せ る 等 品 質 低 下 を 招 き や す く な る 。 こ の た め 、 梅 雨 入 り 前 に 排 水 対 策 を 徹 底 す る と と も に 、 ハ ウ ス 換 気 、 整 枝 、 摘 葉 、 追 肥 、 防 除 等 の 適 正 な 管 理 を 行 な う 。 1 施 設 野 菜 果 菜 類 (1) ト マ ト 上 段 花 房 の 肥 大 期 と な る の で 、土 壌 水 分 を 確 保 し 、込 み 合 っ た と こ ろ の 葉 を 摘 除 ま た は 剪 葉 す る と と も に 、換 気 を 十 分 に し て ハ ウ ス 内 の 気 温 や 湿 度 を 下 げ 、養 分 消 耗 の 抑 制 と 葉 か び 病 、灰 色 か び 病 等 の 発 生 防 止 に 努 め る 。ま た 、土 壌 水 分 の 急 激 な 上 昇 は 裂 果 の 原 因 に な る の で 、 ハ ウ ス 周 囲 の 排 水 溝 を 整 備 し て 降 雨 等 の 浸 透 を 防 ぐ 。 (2) ミ デ ィ ト マ ト 高 夜 温・日 照 不 足 で 糖 度 の 上 昇 が 悪 く な る の で 、ハ ウ ス 換 気 、摘 葉 を 行 う 。ま た 、潅 水 を 控 え め に し て 糖 度 の 上 昇 を 促 進 す る が 、特 に 水 田 地 帯 の ハ ウ ス で は 周 辺 水 田 か ら の 浸 水 や 多 雨 に よ る 地 下 水 の 上 昇 が 糖 度 低 下 や 裂 果 の 原 因 と な る の で 、ハ ウ ス 周 囲 の 排 水 溝 を 整 備 し 、ハ ウ ス 内 土 壌 の 乾 燥 に 努 め る 。さ ら に 、葉 か び 病 、灰 色 か び 病 、オ ン シ ツ コ ナ ジ ラ ミ 、ミ カ ン キ イ ロ ア ザ ミ ウ マ 等 の 防 除 を 徹 底 し て 、健 全 な 葉 を 維 持 し 、草 勢 や 果 実 品 質 の 低 下 を 防 ぐ 。特 に 、ミ カ ン キ イ ロ ア ザ ミ ウ マ は 金 粉 果 の 発 生 原 因 や ト マ ト 黄 化 え そ ウ イ ル ス を 媒 介 す る の で 注 意 す る 。 抑 制 栽 培 で は 高 温 期 の 植 付 け に な る が 、定 植 し た 苗 の 活 着 遅 れ や 極 端 な 萎 れ は 落 花 や 上 段 の 花 数 減 少 の 原 因 と な る の で 、植 付 け 前 に 十 分 潅 水 し 、土 壌 水 分 の 確 保 と 適 切 な 遮 光 に よ る 植 物 体 温 の 低 下 を 図 る 。特 に 、プ ラ グ 苗 に よ る 定 植 で は 、過 度 の か ん 水 で 上 根 中 心 の 草 姿 と な り や す い た め 、活 着 ま で は 根 が 地 下 部 に い き わ た る よ う 手 か ん 水 等 こ ま め な か ん 水 管 理 を 実 施 す る 。 (3) キ ュ ウ リ 草 勢 が 低 下 す る と 曲 が り 果 や 尻 細 り 果 等 が 多 く な る の で 、着 果 量 を 考 慮 し な が ら 追 肥 、 潅 水 を 行 う 。ま た 、親 づ る の 摘 葉 、子 づ る や 孫 づ る の 整 枝 等 を 行 っ て 日 当 た り や 通 風 を 良 く す る と と も に ハ ウ ス 換 気 を 十 分 に し て 、生 育 の 安 定 と 灰 色 か び 病 や べ と 病 の 予 防 に 努 め る 。な お 、摘 葉 は 1 度 に 多 く の 葉 を 摘 除 す る と 草 勢 を 低 下 さ せ る の で 、1 回 当 り 2 枚 程 度 と す る 。 (4) ス イ カ 肥 大 が 急 激 に 進 む 開 花 後 25 日 間 程 度 は 土 壌 水 分 を 確 保 す る が 、 そ の 後 は 糖 度 上 昇 を 促 進 す る た め 潅 水 を 控 え め に す る 。し か し 、極 端 な 草 勢 低 下 は 食 味 を 悪 く す る の で 、収 穫 期 ま で に 著 し く 草 勢 が 低 下 し な い よ う 適 宜 潅 水 を 行 う 。 ま た 、果 実 の 肥 大 盛 期 を 過 ぎ る と 再 び つ る 先 に 着 果 し て 肥 大 を 始 め 、収 穫 す る 果 実 の 肥 大 や 品 質 を 低 下 さ せ る の で 、必 ず 摘 果 し て お く 。さ ら に 、収 穫 の 2 週 間 程 度 前 に 玉 倒 し を し て 果 実 底 部 の 着 色 を 促 す と と も に 、 病 害 虫 防 除 を 行 っ て 健 全 葉 を 確 保 す る 。 (5) ネ ッ ト メ ロ ン ネ ッ ト 完 成 期 以 降 に 養 水 分 が 過 剰 に な る と 、2 次 肥 大 に よ る 稜 角 果 や 微 細 な ネ ッ ト が 発 生 す る 原 因 に な る 。ま た 、収 穫 前 の 土 壌 水 分 過 剰 は 糖 度 不 足 や 裂 果 の 原 因 に な る の で 、

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潅 水 を 控 え 目 に す る 。し か し 、土 壌 乾 燥 に よ る 石 灰 吸 収 抑 制 や 草 勢 低 下 は 発 酵 果 の 原 因 に な る の で( ま た 低 温 の 場 合 も 発 生 す る の で )注 意 す る 。ま た 、つ る 枯 病 、菌 核 病 等 の 防 除 を 行 う 。 葉 根 菜 類 (1) 軟 弱 野 菜 ホ ウ レ ン ソ ウ 等 は 高 温 に よ っ て 急 激 に 生 育 が 進 む た め 、収 穫 遅 れ に な ら な い よ う 計 画 的 な 収 穫 に 努 め る 。な お 、こ れ か ら 播 種 す る 場 合 は 、高 温 や 日 照 不 足 に よ っ て 徒 長 し や す い の で 、播 種 密 度 を 下 げ る と と も に 、換 気 を 十 分 に 行 い 、多 潅 水 を 避 け る 。ま た 、高 温 の た め 収 穫 適 期 幅 が 狭 く な る の で 、 段 播 き を 徹 底 す る 。 2 露 地 野 菜 果 菜 類 (1) ス イ カ 梅 雨 入 り 前 の 6 月 上 旬 に 一 斉 着 果 さ せ 、着 果 後 早 め に 追 肥 を 行 い 、潅 水 量 を 増 や し て 果 実 肥 大 を 促 す 。着 果 が 梅 雨 に 入 る 場 合 は 、花 が 雨 に 遭 わ な い よ う に ト ン ネ ル 等 で 雨 よ け を 行 う 。ま た ソ フ ト ボ ー ル 大 に な っ た ら 果 形 の 良 い も の を 2 つ る に 1 果 を 残 し て 着 果 標 識 を 立 て 、他 の 果 実 を 摘 除 す る 。さ ら に 、着 果 後 は 根 群 発 達 が 悪 く な っ て 収 穫 前 の 急 激 な 草 勢 低 下 や 病 害 を 発 生 さ せ や す く な る の で 、着 果 節 位 よ り つ る 先 の 側 枝 を 放 任 し て 根 群 の 維 持 を 図 る と と も に 、 つ る 枯 病 等 の 病 害 防 除 を 徹 底 す る 。 (2) ナ ス 、 ピ ー マ ン 収 穫 開 始 頃 か ら 追 肥 を 始 め る と と も に 、土 壌 水 分 を 確 保 し て 、草 勢 の 維 持 と 果 実 品 質 の 向 上 に 努 め る 。特 に 土 壌 水 分 の 不 足 は 、果 実 肥 大 を 悪 く す る だ け で な く 、日 焼 け 果 や 尻 腐 れ 果 の 発 生 を 助 長 す る の で 、畦 間( 通 路 )が 常 に 湿 っ て い る 程 度 に 潅 水 を 行 う 。ま た 、梅 雨 か ら 盛 夏 を 越 え て 秋 ま で 長 期 に 栽 培 さ れ る ナ ス や ピ ー マ ン は 根 群 の 健 全 化 が 特 に 重 要 で あ り 、排 水 対 策 を 徹 底 す る 。さ ら に 、病 害 虫 防 除 を 徹 底 し て 健 全 葉 の 確 保 に 努 め る 。 (3) キ ュ ウ リ 初 期 生 育 確 保 の た め 主 枝 は 7 節 目 位 か ら 着 果 さ せ 、収 穫 始 め 頃 か ら 追 肥 を 行 う 。梅 雨 に 入 る と べ と 病 が 発 生 し や す く な る の で 、込 み 合 っ た と こ ろ の 摘 葉 を 行 っ て 通 風 を 良 く し 、 予 防 散 布 を 徹 底 す る 。 (4) カ ボ チ ャ 親 づ る で は 12~ 15節 、 子 づ る で は 8 ~ 10節 に 着 果 さ せ る の で 、 着 果 節 位 ま で の 側 枝 や 雌 花 は 早 め に 除 去 す る 。 ま た 、 開 花 期 に 訪 花 昆 虫 が 少 な い 場 合 は 午 前 9 時 頃 ま で に 人 工 交 配 を 行 う 。 1 番 果 の 着 果 が 確 認 さ れ た ら 次 の 果 実 を 摘 除 し 、 果 実 が 野 球 ボ ー ル 大 に な っ た 頃 に 、草 勢 が 弱 く 、つ る 先 が 立 っ て い な け れ ば 、つ る 先 付 近 に 追 肥 を 行 う 。 (5) イ チ ゴ 親 株 は 発 生 し た ラ ン ナ ー を 20c m 程 度 の 間 隔 に 配 置 す る 。 土 が 乾 燥 す る と ラ ン ナ ー の 発 生 が 悪 い の で 、適 宜 潅 水 を 行 う 。ハ ダ ニ・ア ブ ラ ム シ の 防 除 を 徹 底 す る 。薬 剤 抵 抗 性 を 回 避 す る た め 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 い も 類 (1) サ ト イ モ 6 月 中 旬 頃 か ら 子 い も が 着 生 し 始 め る の で 、覆 土 が 浅 い 場 合 は 土 寄 せ を 行 い 、過 剰 な 子 い も の 着 生 を 押 さ え て 肥 大 を 促 す 。ま た 、ア ブ ラ ム シ や ハ ダ ニ の 防 除 を 行 い 、健 全 葉

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を 確 保 す る 。 (2) カ ン シ ョ 植 付 け が 遅 れ る と 地 温 が 上 が り す ぎ て い も の 形 成 が 悪 く な る の で 、6 月 中 旬 ま で に 定 植 を 終 え る 。ま た 、定 植 は 曇 天 や 夕 方 行 い 、株 元 に 土 を 置 い て 萎 れ た 葉 が マ ル チ に 接 し な い よ う に す る 。 3 入 梅 前 お よ び 梅 雨 期 の 管 理 (1) 草 勢 維 持 対 策 ア ハ ウ ス や 圃 場 周 囲 の 排 水 溝 、 畝 間 を 整 備 し 、 雨 水 等 を 速 や か に 排 水 し て 、 畝 間 に 滞 水 し な い よ う に す る 。 イ 草 勢 、 葉 色 、 果 実 肥 大 速 度 等 を み な が ら 適 宜 追 肥 を 行 う 。 ウ 夜 間 の 温 度 が 高 い 時 は 、 換 気 を 十 分 に 行 っ て 呼 吸 に よ る 養 分 消 耗 を 抑 制 す る 。 エ 整 枝 、 摘 葉 等 を 行 い 採 光 を 良 く す る 。 (2) 病 害 虫 防 止 対 策 ア ハ ウ ス の 破 損 部 分 を 補 修 し 、 雨 漏 り に よ る 作 物 の 濡 れ を 防 ぐ 。 イ 強 風 時 の 降 雨 の 場 合 は 、 ハ ウ ス を 閉 め て 雨 が 吹 き 込 ま な い よ う に す る 。 ウ 整 枝 、 摘 葉 等 は 晴 天 日 に 行 い 、 傷 口 を 早 く 乾 か す よ う に す る と と も に 、 採 光 、 通 風 を 良 く す る 。 エ マ ル チ や 敷 き わ ら を し て 作 物 へ の 雨 に よ る 土 の 跳 ね 上 が り を 防 ぐ 。 オ マ ル チ 上 に 水 溜 り が で き る 場 合 は 、 穴 を 開 け て 排 水 す る 。 カ 雨 が 連 続 す る 場 合 に は 、 雨 の 止 み 間 に 病 害 の 予 防 散 布 を 行 う 。 キ 高 温 で 害 虫 が 発 生 し や す く な る の で 防 除 を 徹 底 す る 。

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地区名 福井 作目 作型 主要品種 地区・面積 作業状況と生育概況(定植、活着、草丈、開花等) 病害虫発生状況 出荷状況と品質 トマト 半促成 麗容+サポート 東安居 約4ha 土耕栽培の早いもので草丈220cm、葉数30枚、7段花房開花期となっている。 5月上旬~収穫開始、5月16日~選果場稼働。 灰色かび病:尐発 出荷量:150ケース程度 単価800円/ケース 軟弱野菜 施設周年 ホウナ: ミラージュほか コマツナ: ナカマチほか 東安居 北部 生育はおおむね順調であるが、やや軟弱気味の圃場が見られる。 一部のハウスでは土壌消毒を実施している。 ケナガコナダニ:微発 アザミウマ類:微発 ホウレンソウ 1日4,000~5,000束出荷 1束80円前後 コマツナ 1日2,000束前後出荷 1束40円前後 キュウリ 半促成 モンドール 約1ha佐野 4月末~5月上旬に23節前後で摘心作業実施。現在、主枝20節前後、10節前後の側枝の収穫中。 菌核病、灰色かび:少発うどんこ病:微発 100~150ケース/日 @1400円/箱 ダイコン 露地 美春、貴宮 白方 約2.0ha 3月12日播種で根径6cm程度、5月末~収穫予定。 - - 華小町 白方 約1.0ha 3月18日定植で草丈120~130cm、6~7段開花期となっている。 1段果房着色開始。 5月27日目揃会。 - - 華小町 福井市南部 0.2ha 3月20日定植で草丈135cm、葉数16枚、第4花房開花中。第1花房の結実数は尐ない。果実 径は3cm程度。 アザミウマ類:極微発 - ジャガイモ 露地 デジマ(50%) サヤカ(25%) ニシユタカ(2 白方 約0.2ha 4月10日前後に定植。 草丈25~30cm。 - - 白ネギ 露地 ホワイトスター JA福井市管内 約4.0ha (見込み) 1/26~播種、4/7~定植され、その後追肥、土入れ作業が実施されている。 - - キャベツ 露地 春 YR春空、SE 清水 0.7ha 北部 2.3ha 収穫始め(5/18調査時点で約10%、早いところで30%程度)。前年より遅れている(前年は5 月上旬~収穫開始)球の直径10~18cm。 1~2割収穫 アオムシ:尐発 ブロッコリー 露地 春 グランドーム 緑帝 北部 1.5ha 草丈10~14cm、葉数11~15枚、約6割の株で花蕾確認、1~2cmのものが多い(前年2~3cm、 遅い?) コナガ:尐発 - 紅ほっぺ 北部 6a 紅ほっぺ 東安居 7a 章姫 白方 3a タマネギ 露地 七宝甘70 永平寺 約3.0ha 草丈60cm、7葉、球径5cm前後、「とう立ち」は尐ない。 白色疫、べと病:尐発 - ニンニク 露地 ホワイト六片 永平寺 約1.5ha 草丈90cm、茎径2.5cm、球径3.6cm、8.2葉前後で生育は遅れ気味。 葉枯、春腐病:尐発 - スイートコー ン 露地 ピクニックコーン 永平寺 3.5ha 早いもので草丈45cm、葉数8.5枚。 - - シソ 露地 木田チリメンシソ 木田 0.8ha 3月中旬播種で草丈7cm。平年よりやや遅れ気味。 - - 半促成 イチゴ 施設 現在、4番花を収穫中(紅ほっぺ)。若干、奇形が見られる。収穫は6月中~下旬までの予 定。 白方の章姫は収穫終了期。 ハダニ:尐発 1日100パック前後出荷 野菜の生育状況(23年5月) ミディトマト

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地区名 坂井 作目 作型 主要品種 地区・面積 作業状況と生育概況(定植、活着、草丈、開花等) 病害虫発生状況 出荷状況と品質 章姫 あわら市丘陵地 11a 8/31~9/1メリクローン苗定植      10/4ポット苗定植:11/5頃開花(尐々)11/15頃からハチ導入。     現在 3番果収穫中。6月中頃で収穫終了予定。 アブラムシ 微発   うど んこ病 尐発     ヨトウムシ 微発 チビクロバネキノコバ エ 尐発 章姫、紅ほっぺ 坂井町 23a 8/21~メリクロン苗を定植。9/10~自家育苗苗を定植。5月中頃で収穫終了。 うどんこ病少発 ハウス、 半促成 春のだんらん 丘陵地 14ha ごく一部4/25頃開花始め、多くは5/初の開花始め(3/20定植)。4月の着果は良好で果形 も良いがごくわずか。5/2~5の開花は着果不良または、極端な変形果で非常に着果状 況は悪い(次の花も着果せず、着果率は低い)。5/5以降は比較的ミツバチの活動や花粉 の状況もよく着果は良い。5/10~11開花は大雨で着果不良。全体に5月初めの開花と なった作型は着果率7割程度。とくに草勢の強いところ、圃場の低いところは着果状況悪 い。開花ピークは5/6~9頃と平年より1週間遅い。 4月定植は5/17頃から開花が始まっており、着果は良好であるが、両性花が多い。 アブラムシ 一部で微発 菌核病 一部で微発 ハウス、 半促成 縞無双H 浜四郷 1.2ha 3/15~定植(購入苗)。定植日から3/中下旬の低温で初期生育は遅れたが、4月の好天 で生育量が回復。4/下旬の花は順調に着果したが、5/2~5の花はほとんど落果。着果 状況は非常に悪く、バラつきも大きい。4/下旬着果で果径18×17cmくらい。 うどんこ病少発 露地 味きらら 丘陵地 つる長1m~2m。平年より葉が小さく茎細い。生育量は小さく5~7日程度の遅れ。5月第4 半旬は生育が大きく促進された。早い人で5/19トンネル除去、多くは5/23頃除去予定、6 月上旬開花。 特に無し 露地 夢きらら 浜四郷 7.8ha 4/5、8、10定植。 5/17生育調査で葉数16~17枚。つる長130㎝。 5/21~トンネル除去の見込み(平年より10日遅れ。 特に無し プリンス ハウス、 半促成 プリンスPF あわら市丘陵地 192a 播種開始 穂木2/5~、台木2/13~,3/19~定植(3/22頃盛期)、4/15頃~着果 5/27~本格的な出荷開始 べと病 少 マルセイユ ハウス、 半促成 マルセイユ あわら市丘陵地 303a 2/20~播種開始 3/23~定植(3/29頃盛期)、4/17頃~着果 はやいところでネット完成期 やや小玉傾向 べと病 少 菌核病 局中 アンデス ハウス、 半促成 HN27 あわら市丘陵地 217a 2/25~播種開始、3/27~定植(4/3頃盛期)、4/28~着果開始(盛期5/7頃)現在摘果 特に無し ハウス、 半促成 アールス系 [アールスモネ早春晩秋] [ベネチア夏Ⅰ] [アールスナイト夏Ⅱ] あわら市丘陵地 約2.6ha 2/23~播種開始。3/19~定植 (3/25頃盛期)本葉15~16枚。4月28~頃から開花始。5/1~5ころまでは花落ちしてしまった。5/12~を中心に着果。現在4月に着果縦~横ネッ トが出始めた。 べと病 微発 アブラムシ、菌核病 局多 ハウス、 半促成 アールス系 [アールスナイト春秋系] 浜四郷 0.7ha 4/2から定植始。4/9盛期(平年より5日ほど遅め)。5/10までの花は落ちてしまったが、5/12~13を中心に着果。ややバラつきが見られる。 開花期に水を切ったが果柄が長くなった。 特に無し イチゴ ハウス スイカ アールス 野菜の生育状況(23年5月)

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地区名 坂井 作目 作型 主要品種 地区・面積 作業状況と生育概況(定植、活着、草丈、開花等) 病害虫発生状況 出荷状況と品質 ハウス 役者紀行 浜四郷 1.5ha 2/4~播種始、2/15頃ピーク。前半の遅れは4月の好天で回復。4/28出荷始。 日量約300c/s/ 単価秀L900円/c/s 露地 YR鉄人 浜四郷 4.0ha 3/10~播種。 後半の肥大が緩慢で出荷は5/23から開始。(平年より5日ほど遅め) コナガ初発 コカブ ハウス 白かもめ 白鷹 京小町 玉里 浜四郷 8.3ha 順調な出荷。 日量100c/s、秀Lで80円 カンショ 露地 とみつ金時 あわら市丘陵地 約25ha 2/12~ウイルスフリー苗育苗床定植 堆肥散布、畦立て等ほ場準備中 4/29~定植開始 進捗率40% 特に無し 翔彩 浜四郷 0.7ha ハウス2/19播種。露地3/20~播種始。ハウス:葉数9~10枚、葉長36.6㎝ 露地:葉数7枚、葉長12㎝ アブラムシ微発 翔彩 波松 0.4ha 露地 3/29播種 葉数5枚 葉長10cm ミディトマト 半促成 越のルビー 華小町 丸岡町 48a 品種比率 小町:ルビー:クィン=83 : 14 : 3 たる栽培(25a)2/1~ 育苗開始 2月23~27日定植。5月18日から出荷開始。 土耕栽培早い所で3月11日定植で5段開花。低段果房で着色。低温の影響で生育にばら 樽栽培で葉かび病微発 半促成 華小町 華クイン 坂井町 25a 半促成 越のルビー 華小町 華クイン あわら市 77a 半促成 華クイン 華小町 春江町 27a 品種比率 小町:クイン=85:15 3月10日定植で7段開花、0段果オレンジ色。3月下旬定植で5段開花。全般に樹勢は強 め。 一部で葉かび病、灰色かび病微発 ホウレンソウ ハウス トラッド7ほか 加戸 5月は極端に生育が促進され、30日程度で収穫と早すぎ。株張り悪く徒長、伸びすぎて廃棄したハウスも散見。 ケナガ、アブラムシ微~少発 コマツナ ハウス 生育促進 マルトビムシ局多発 ネギ 露地 ホワイトスター あわら市丘陵地 4月定植のチェーンポット苗の初期生育は良好。 ラッキョウ 3年子 一年掘 ラクダ系在来種 浜四郷 葉長45㎝程度。球の肥大は平年と比べるとやや小ぶり。収穫時期を遅らせて肥大を待った。大雪の影響で分球は少ない上に今年はさび病被害が少ないことから、三年子は大粒 になる見込み。 灰色かび病 微発 さび病 微発 5/26目揃会・出荷始 ハウス越冬 10/25すぎから定植始め(11/7頃まで) 草丈=1~1.5m 摘芯ずみ 分枝数=ハウス5~7本 ハウスでは上段開花。早い所で4月下旬から収穫、4月末ころから出荷、5月上中旬に出 荷最盛。 露地越冬 若莢10~15cm程度。平年より生育遅く、低収。5月末~収穫開始。 赤色斑点病5/11の大雨後に発生、 少~中発 一部圃場で、立ち枯れ病多発 6/1目揃え会 ブロッコ リー 春穫り 盛緑 番堂野、波松 他 4.0ha 播種8月下旬、定植9月下旬~10月下旬(プラグ苗本葉3枚) 越冬期間中は生育停滞。葉傷みあり。2月中~追肥 本葉13~14枚 株張り35~40㎝ 低温続きのため生育はやや遅い。 収穫3月20日~4月末 花蕾は2L中心で比較的大きい。 特に無し 日量1500~2000kg 一寸ソラマメ ハウス陵西 加戸、坂井、丸 岡、あわら ニンジン 春播き ダイコン 野菜の生育状況(23年5月)

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地区名 奥越 作目 作型 主要品種 地区・面積 作業状況と生育概況(定植、活着、草丈、開花等) 病害虫発生状況 出荷状況と品質 サトイモ 露地 大野在来 大野市 勝山市 110ha(計画) 4月上旬定植で地上部出芽はじめ、葉数1枚程度。 特に勝山地区では圃場準備が遅れ4月下旬頃からの定植となった。 露地 ホワイトスター 大野市 勝山市 28ha(計 画) 4月上旬定植で草丈27cm程度(昨年28cm)、葉鞘径6mm(昨年5mm)。 霜による生育遅延や、5/中旬の大雨後により根が傷んだのかカルシウム欠乏症などが一部 発生している。 露地 (越冬) 羽緑一本太 大野市 勝山市 2ha(計画) 5/17から青ネギとして出荷開始。 白ネギは5/23~軟白20cm規格で出荷開始予定。 抽台が徐々に始まっている。 越冬ネギ(青)1000円/箱程度 白ネギ 500~800円/箱 ナス 露地夏秋 千両2号 大野市 勝山市 2.0ha(計画) 草丈46cm程度、葉数12枚、2番花開花。概ね生育順調。 昨年は5月20日頃にトンネル撤去したが現在もトンネルのまま管理中。 ミディトマト 夏秋 華小町 華クイン 華ロケット 勝山市 0.75ha(計画) 4月下旬定植:1段目開花 生育概ね順調 5月18日苗配布 水稲育苗終了後 順次定植予定 メロン 施設 アールスナイト他 勝山市若猪野 大野市上野 1.3ha 4月中旬定植:着果初め 生育概ね順調 地区名 丹南(南越) 作目 作型 主要品種 地区・面積 作業状況と生育概況(定植、活着、草丈、開花等) 病害虫発生状況 出荷状況と品質 大玉トマト (越前市、鯖 江市、南越 前町) 半促成、 抑制 桃太郎コルト、ヨーク 促成RW:桃太郎ファ イト 土耕:麗容、りんか 武生:a 鯖江:57a JA越前たけふ春トマト部会 3/5~3/20定植  りんか 1段目収穫開始 5~6段開花 一部で草勢低下  麗容 1段目収穫開始 5~6段開花  RW桃太郎ヨーク 1月末定植 2段目収穫 8段開花  5/23日目揃会 出荷開始  RW:半促成、定植順次開始 一番花着果肥大期、三番花房開花期 JA越前たけふ  5/23目揃い会 その後選果場 開始 ミディトマト 半促成 鯖江、今立: 華小町 池田: 華小町、越のルビー 鯖江:90a 今立21a 池田: 鯖江:3/下~一部で定植開始  低温による活着不良,高温害による葉枯れが一部で散見 される(昨年ほどでない)。早いところで1段目着果期 1段目はキク果が多め。   今 立:4月上旬から一部定植開始 一部で低温による活着不良、また高温による葉枯れがみら れる。早いところで1段目着果期 イチゴ 促成 章姫(一部紅ほっぺ) 武生:21a 鯖江:12a 武生:章姫 小粒多く、着色早い。ダニ多発。 鯖江全域:白ろう果尐発したが、現在回復中 今咲いている花(3-4番)で終了しそう な生育状態 ハダニ局多発・うどんこ・灰色かび 病尐発 野菜の生育状況(23年5月) 野菜の生育状況(23年5月) 白ネギ

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マルセイユメ ロン 半促成 マルセイユ 3月3日から本格的播種、4月3日頃から定植開始 3-5の間に定植した人多い(天気よ かったため)定植後の低温等により活着が遅れ気味になっている。また、日中のハウス内 高温により一部で葉枯れが発生 4月下旬から順次みつばち導入開始 一部で株元になん ぷ病発生し、対応中 5月10日ごろからようやく着果開始 なんぷ病微発 ブロッコリー 初夏どり 鯖江 3月上旬から播種が始まった。やや徒長ぎみの感じ。高温によりやいてしまったところ一 部あり。撒きなおし。17日の積雪等、圃場準備ができず、育苗をどうにか引っ張りながら (育苗は順調 ハウス内気温高いため生育がやや早い)、どうにか定植作業を実施中 実 施後の夜間の低温や雨が少ないことから、活着、生育がなかなか進まない状況現在、早 いところで本葉11枚程度 3月上旬播種で早期出蕾発生 スイカ 露地 縞無双、味きらら、祭 ばやし777 台木 ドン K、かちどき 越前市:10ha 多くが5月3~8日で定植。連続キャップ。子づる長いもので30cm、分枝数3~4。一部で葉 焼けあるが例年より少ない。 キュウリ 半促成 ときわ節成 台木 ときわZ2 武生 3月末定植、4月25日頃から収穫開始。親つる22節、2m付近でほぼ摘芯済み。子つるも早 いものでは摘芯済み。親つるの15~18節を収穫中。 ナス 露地 千両2号 越前市、南越前 町 5月中旬定植。本葉7~8枚、草丈25cm。

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地区名 丹南(丹生) 作目 作型 为要品種 地区・面積 作業状況と生育概況(定植、活着、草丈、開花等) 病害虫発生状況 出荷状況と品質 ピーマン 露地 グリーン300 宮崎 他 接ぎ木苗(台木:台パワー)が5月上旬に定植された。 自根苗、接ぎ木苗ともに活着は良好である。 台木を変更したが、台負け現象は見られない。 キュウリ ハウス 半促成 シャープ7 織田 他 ハウスものは草丈150cmくらい(大きいもの)で、春先低温条件であったため、節間も狭 く、雌花の着生も悪く、着果位置が高くなっている。6月になってから収穫予定。 露地は6/3より苗の配布予定。 一部圃場でつる枯病少発~中発 出荷は例年より遅れ、早い物で 5月下旬の見込み スイカ 露地 味きらら (大玉) 大和小町クール (小玉) 宮崎 5月上旬に苗が搬入され定植された。穴あけトンネル、テクテクキャップで保温中。 苗質が良かったため、活着は昨年度より良好である。 イチゴ 高設 章姫 紅ほっぺ 高設:朝日、宮 崎:6a 朝日の高設イチゴは炭疽病により、株が枯れ、収量は昨年より尐ない見込み。(前年比5 割) 元親株が搬入され、育苗苗の育成準備中である。 宮崎の高設イチゴは、管理者が水田作業で多忙で、収穫等が遅れ気味。 (管理者はおそらく交代する予定) 朝日:炭疽病中発 宮崎:ハダニ、アブラムシ坪状に多 発、うどんこ病小発 カボチャ 露地 平安小菊 朝日 5月上旬に定植が完了した。活着は今のところ良好。 一部苗に生理障害と思える葉焼けが 小発 タケノコ 露地 宮崎 5/25収穫終了  38t (前年118t) 地区名 二州 作目 作型 主要品種 地区・面積 作業状況と生育概況(定植、活着、草丈、開花等) 病害虫発生状況 出荷状況と品質 キュウリ 半促成 アルファ節成 敦賀 4月1日苗配布、4月上旬定植。 5月20日現在、草丈100~130cm、为枝収穫開始 白ネギ ホワイトスター 敦賀 100a 2月21、22日に共同播種し、芽出し後各自で育苗。 5月6~10日定植。土入れ中。 三方 100a 3月10日JAが播種し各自で育苗。 5月16~定植。 ミディトマト 華小町 敦賀 7a ポット苗 3月23日配布 5月20日現在 草丈100㎝、4段開花。 アブラムシ類少発 黒エダマメ たんくろう 美浜 敦賀 5月上旬から本格的に播種、現在早いところで本葉展開始め 4月に播種したものは降雨の影響で発芽悪い。 野菜の生育状況(23年5月) 野菜の生育状況(23年5月)

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5日平均 10日平均 14日平均 15日平均 20日平均 30日平均 4/8〜5/12 0.152 0.163 0.089 0.055 0.005 0.096. 

4/6~12 4/13~19 4/20~26 4/27~5/3 5/4~10 5/11~17 5/18~24 5/25~31 平日 昼 平日 夜. 土日 昼

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