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温州ミカンの生理的落果におよぼすしゃ光および薬剤摘果の影響-香川大学学術情報リポジトリ

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香川大学農学部学術報告第罰巻第61月203∼210,1977 203

温州ミカンの生理的落果におよぼす

しゃ光および薬剤摘果の影響

夷部 桂,杉村 和則,葦渾 正義

THE EFFECT OF SHADING AND CHEMICAL THINNING ON

PHYSIOLOGICAL DROPPING OF SATSUMA MANDARIN FRUITS

Katsura MANABE,KazunoriSuGIMURA

and MasayoshiAsHIZAWA

Effects ofshadingandchemicalthinningon the physiologicalfruit drops wereinvestigated

for Satsuma Mandarinin1975and1976. Trees were shaded with black cheese cloth for5

0r・10days during the monthsJune toJuly.In case of chemical application,individual

blanches were treated with either NAA or BIHN atabout30daysafter fullbloom and theIe・

afterthe trees were shaded forlO days.

Shadingof the5−days period atthe stageof physiologlCalfruit drop affected setting con,

siderably,nOtably the shadingat the firstandmiddleofJuly resultedin the drop of most

fruits. Application of NAA or BIHN and followlng Shading remarkablyincreased the fruit

dropplng,COmpared with non−ShadingCOntrOIs.

It wassuggestedfromtheseresults thatduringJune drop period bad weather,eVenifit

is very short,SeVerelyaffectsfruit settingof Satsuma Mandarin.

温州ミ.カンの8∼9年生樹へ生理的落果期に・,黒色カソレイレヤでしゃ光および摘果剤の散布をおこない,その落果 匿およぼす彫轡を観察した小 生理的落果期には5日間のしや光でも落果が増加し,とくに第2次落果期の7月上旬ないし中旬のしゃ光樹ではいち ぢるしかった。 摘果剤(NAA,BIHN)の散布後にしや光した場合には,落果が一個増加した つまり,6∼7月の生理的落果期にほ,日偲と落果との間に麿接な関係があり,短期間の天候不良でも落果に.大きく 影響するこ・とが認められた・ 緒 言 筆者らは温州ミカン樹を6∼7月の生理的落果期に,蟄天や雨天の連続になぞらえて,旬別にしゃ光(光線透過率 約20%)したところ,落果がいちぢるしく増加し,とく紅7月上旬ないし中旬のしゃ光ではほとんど落果したことを報 告した(1ユ)・6∼7月は梅雨期紅当り曇天ないし雨天の日が多いが,それでもこの実験のよう紅ユ0日間も続くことほま れである.魯天・雨天の5日前後の連続はしばしば発生するので,この場合の時期別の落果状態を明らかにすること ほ,実際の栽培上紅重要である. また,近年摘果作菜の省力化のため紅,薬剤摘果の研究が進み,実用化がはかられているが,摘果剤の散布適期ほ6 月中旬頃とされているので,その後7月中旬頃の梅雨明け期までの間に天候不良の続く年にほ,かえって落果が過多と

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真部 桂,杉村 和則,輩澤 正義 香川大学農学部学術報告 204 なり,減収をまねくこ.とが予恕される. 梅雨期に.おける短期間の天候不良の場合の生理的落果の時期別な差異,およびこのような場合に.おける摘果剤の効果 程度については,未だ研究に乏しい有様である二 本研究隠上述の2点を明らかに.するため,1975と76の両年に実用的な立場より観察をおこなった・ 材料および方法 香川大学農学部付属腺場果樹園の林温州の8∼9年生樹を用いた. 1.1975年の実験:第2次生理落果期の6月下旬・7月上旬および中旬に,5日および10日間しゃ光した区と榛準 (無しゃ光)区の計7試験区を設けた・しゃ光は樹冠全体を黒色カン1/イシヤ(ダイワポクpp2700,しや光率…約80 %)で被覆しておこなった.なお,忠夫・雨天の時の明るさほ晴天のおよそ15∼20%である・ このような光線不足の状態における摘果剤の効果をみるため,それぞれ、の区の一−・部の側枝へカン1ノイジヤの被覆前 に,NAA200ppm液を散布した.処理始期と収穫期に着果数を調べ,始期の着果率を100としてあらわした・処理期間 中の日照時間と降雨盈ほ渓験地より平坦・約9Km西方の,高松地方気象台の観測値を引用した 2.1976年の実験:生理的落果のいちぢるしい第1次落果の後期(6月16日)∼第2次落果の中期(7月7日)に・,5∼ 6日づつしゃ光した4区,第2次落果期に入ってから11日間しゃ光した区と棟準(無しゃ光)区の計6試験区を設けた・ しゃ光は前年の実験と同様に,黒色カンレイジヤで樹冠を被覆しておこなった・しゃ光の処理始期と終期および生理 的落果のほほ終了した7月29日に着果数を調べ,着果率および落果率を静出した・ 実験期間中の日照時間と降雨盈は高松地方気象台の観測値を引用した・ 前年の実験紅引続いて,光線不足ゐ状態に.おける摘果剤の効果程度をみるため,箆2次落果期紅入ってから,枝別に Ethre1200ppm,NAA200ppm,BIHN(Bendroquinrene)500∼2・000ppm液を散布した後,黒色カンL/イVヤで しや光をおこなった試験区を設け,・その後の落果率を調べた なお,別々これらの摘果剤を果実と葉へ別々紅塗布して,処理別に・よる効果程度をも検討した・ 実 験 結 果 1.1975年の実験:第2次生理落果期に時期別・期間別にしゃ光およびNAAを散布した場合の,着果率の減少状 態は第1図のとおりである・ ●−−−−一山■標準(自然光)区 ←−−h一一標準+NAA区 粁 ̄叫¶十く 0日しゃ光区 ぐ つ5日しゃ光区 欠−−−−メJO日しゃ光+NAA区 O−−−t−・C5日しゃ光LNAA区 着 果 率 % 60 40

ラ∠.

一見。子了

一考 71/.

(処理時) (処理時) (処理時) 罪1図 欝2次落果期におけるしゃ光・NAA散布による着果率の減少状態1975年

(3)

努29巻欝61号(1977) 温州ミカンの生理的落果,しゃ光,薬剤摘果 205 処理開始期の着果率を100とすると,6月下旬処理の場合の着果率の減少は5日しゃ光区が約50%,10日しゃ光区が 約65%で相当に.いちぢるしい,5日しゃ光+NAAおよぴ10日しゃ光+NAAの両区ではさらにいちぢるしく,収穫期 における着果率は駒お∼10%に過ぎない.しゃ光およびしゃ光十NAAに.よる着果率の減少ほ,6月下旬処理の場合よ りも7月上旬処理の場合の方がやや大である.なお,しゃ光期間の長短と着果率の減少とゐ間紅ほ,6月下旬処理の5 日しゃ光+NAA区>10日しゃ光+NAA区,およぴ7月中旬処理の5日しゃ光区>10日しら光区のよう紅,逆の場合も あるが,これは個体差とみるぺきであろうu 要するに,第2次落果期に.は.しゃ光やNAAに対するミ.カン樹の反応ほはなほだ鋭敏で,5日間のように短期のしゃ 光およびこれに.NAAの散布でも,着果率のいちぢるしい減少をきたすことが認められた・ しゃ光処理期間中の日照時間と降雨患は第2図のとおりで,1日平均日照時間ほ6月下旬5.5,7月上旬い6・2,中 称7.8時間で,過少日照が4∼5日も連続することほなかった。 平均日照時間 く 14 12 10 る 6 4 2 0 日 照 時 間 h ‰ 〝 ■0 20 常2園 しゃ光処理期間中の日周時間と降雨盈1975年 2.1976年の実験 (1)しゃ光の影響:第1次落果の後期∼第2次落果期(6月16日∼7月26日)における標準(無しゃ光)樹の着果 率の減少状態は,算3図のとおりである.供試3樹ともよく似た減少傾向を示し,第2次落果のはぼ終了時紅は35∼50 %(調査始期の着果率を100とする)の減少を示した・ l次落果期 2次落果期 ‰ 2−

26 ㍍

7 16 第3凰 標準(自然光)樹の樹別着果率の減少状態 (6月16日の着果率を100とする)

(4)

真部 桂,杉村 和則,肇渾 正義 香川大学農学部学術報告 0 0 0 0 0 0 0 00 6 4 2 1準落果期 2次落果期 S(しゃ光期間) ノトーー・−…・H−一● E /′・ / ′≠  ̄プ′【二⊇== −▼ ̄◆■’■■ ̄▼−■− ̄一 ∠ 。/− L_−−−

q 雲ーイで㌣ ̄岬∵

♂享

0 =ニ三ヨ 0

/二ニニ

0 4 20 落 100 80 60 果 40 20 0 王00 率 80 60 40 20 % 0 】00 80 60 40 20 0 ノ●−−−−−一一−・・・・−● r

2■ 26 % 7 帽 26 葦4図 第1∼2次落果期に.おけるしゃ光の時期別の落果状態1976年 短期しゃ光の時期別の落果状態は,第4図のとおりである.しゃ光処理後の落果率の増加ほ,しゃ光A区(6月16∼ 21日の5日間しゃ光)・B区(6月21∼26日)・C区(6月26日′・・7月2日)の3区では,供試樹に.よる個体差が相当 に大であったが,D区(7月2∼7日)およびE区(C+Dの期間)でほ小で,よく揃っていた. 次に,供試樹間の個体差の小さなD・Eの両区,およびE区との関連ということでC区の計3区について,処理後の 平均落果率を示すと,欝5図のとおりである.第2次落果のはぼ終了時における落果率はD区が約30%であったが,E 区ほこの約2.5倍に達し,いちぢるしく高かった.なお,D区およびE区に対応するそれぞれの標準区の落果率は,と もにしゃ光したものの約2分の1に過ぎなかったい この実験期間中の日脚寺間と降雨量は第6図のとおりで,1日平均日原時間はC区の期間が11.5時間で最も長く,A ・B・Dの3区の期間は4・3∼6.3時間であった.このように日照時間は試験区の期間で相当大きく開いたが,前述の 標準樹の着果率の減少状態(第3図)よりして,落果にはさしたる影啓をおよぽしていないと認められる.

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207 温州ミカンの生理的落果,しゃ光,薬剤摘果 第餌巻第61号(1977) 第5図 第2次落果期におけるしゃ光の期間別の落果状態1976年 00 4 2 ∧U 4 2 0 6 日 照 時 間 = 第6区l実験期間中の日照時間と降雨盈1976年 0 0 0 0 落 8 果 6 率 4 % 2 0 ‰ 芳 7 ●0 ′川 寛7図 摘果剤散布の落果状態 散布…−…6月26日(票語義芭警光

(6)

真部 桂,杉村 和則,深澤 正義 香川大学農学部学術報告 208 (2)薬剤摘果の影智:EthrelおよびBIHNの散布後の落果状態は贋7図のとおりである・E200ppm区でほ散布 後急速紅落果し,9日後にはすぺて落果したりなお,散布後のしゃ光と無しゃ光の間に.は差がなかったが,こ・れは余り 紅も落果が急速なためである.BIHN500ppm区の落果は綬慢で,しゃ光(11日間)の場合の落果率は無しゃ光の場合 の2倍をこえ,1975年のNAA散布と同様に.,しゃ光によって落果の増加するこ・とを認めた 0 0 2 4 率 % N ︵U 旧−00区 B 2 NO 旧100区 B l −晋 NAAふ区 E⋮ZOO区 .無処理区 館8図 摘果剤散布14日後の落果率 散布6月26日 調査7月10日 次に,BIHNの500∼2000ppmの散布14日後の落果率は,第8図のようで,無しゃ光の場合紅は濃度間の差が少ない が,しゃ光の場合にほ大となり,漉度とは逆比例の傾向を示した・こ・の関係については今後さらに検討して明確にんた い.なお,BIHNは用い方に.よってはNAAとほぼ同程度の効果が期待される・ 果 0 2 率 %

E E NAA BIHN E E NAA BIHN

100区200区200区500区100区200区皇00区 500区 果 実 乗 算9図 薬剤の種類と落果状態 処矧・・6月30日 これらの摘果剤の処理の部位による効果の差異をみた結果は,第9図のようで,果実のみに・散布しても効果はある が,果実付近の葉へ散布した方が効果がやや高いようである・

(7)

第29巻欝61号(197ア) 温州ミカンの生理的落果,しゃ光,薬剤描果 209 考 案 梶瀾(10)はカキの生理的落果の機構紅ついで詳らかな観察むおぢ.ない,主な原因ほ光線で,降雨の続く場合には落果 をおこすが,水ほ問題でなく,環状剥皮や摘花・果は.栄養関係を良好紅して,落果を少なくすることを述、ぺている.こ・ のことより6∼7月の天候不良把よる光合成の低下が,果実の栄養傭件を悪化させるので,落果を誘起するものと考え られてきた.筆者ら(1‡)ほ.,温州ミカンの生理的落果も日照の多少と密接な関係のあることを認めた.生理的落果は6 ∼7月の天候不良によって誘起されるといっても,実際紅はその期間が問題であるので,木実験ではとの点に.ついでみ たところ,5日間のしゃ光でも落果が相当紅増加し,その落果程度は6月より7月の方がいちぢるしレ、ことを観察し た.この短期間のしゃ光によって生理的落果の増加することほ,高橋ら〈17)のカキ平核蘭に.おける結果と一億した.5 日前後の盈天ないし雨天の連続ほ,8∼7月のいわゆる梅雨期に.ほそれ程珍らしくないので,実際の栽培において十分 な注意が必要である.なお,DAVISら(2)ほ果実のアプサ・インン酸のレベルは日照などの環境条件によって変動し,・そ・ の結果落果を促進し跨り,しなかったりすることを指摘しており.高橋ら(17)ほ平核無が短期のしゃ光で落果を増加す ることより,光合成の低下紅ともなう栄養條件の悪化の外紅,生長抑制物資(アプサイレン酸)のレベルの上昇と,オ キンンあるいは汐ベレリンのレベルの低下を考える必要があると述べ,永澤ら(12)ほジベ レリン処理によって落果の抑 制されることを観察している.温州ミカンの生理的落果においても,直接的にほ内生ホルモンの増加またほ減少による ところが大きいと思われるが,今後の研究によって明らか紅したい. 次に.,カンキツの薬剤摘果については広瀬ら(6,ア),その他多くの報告(1・3【4・い8・鋸13・15・1¢)がある.温州ミカンの 摘果割としては.NAAの有望なことが認められ,その摘果機構および実用化の研究が進められている.摘果剤の処理効 果のあらわれかたは年に.より,また槻や枝紅よって相違しており,安心して一便用し得ないのが最大の欠点であるが,こ の処理効果の相違は魔の栄養條件紅よるところが大きいと思われる.野間ら(14)は樹体の栄養條件に差異をつくるため, 光線透過率約45・35・25%の3種のしゃ光を年間を通じておこなった.処理2年目のミカン樹へNAAを散布したとこ ろ,しゃ光程度の大きなはど摘果効果のいちちるしいことを認めている.本実験でほ野間らの実験とほ異なり,摘果剤 の散布後紅蜃天ないし雨天になぞらえ/て光線透過率20%のしゃ光をおこなった..摘果効果はしゃ光紅よっで一層増大 し,摘果剤の散布後に天候不良の続く場合には注意を要することを認めた“なお,生理的落果期の短期しゃ光の影響は, 樹紅よって相当紅異なる場合が認められたが,若木を用いたため,樹体の栄養候件の相違が一層はっきりあらわれたも のと思われる. 結論として,6∼7月の生理的落果期に・ほ,5日ほどの天候不良でも落果が相当に増加し,摘果剤散布後の天候不良 は落果を一層増加し,着果の過少になる恐れがあるので注意を要する. 引 用 文 献 (1)CROSBY,D.G.,TANG,C・S・:J・Agr・Fbod Cぁの明.,17,1291−1293(1969)小 (2)DAVIS,L・A・,HEINZ,D・E・,A工)DICOTT■, F‖T.:PJα〝fタカ.γ・Sよ〃才一.,43,1389−1394(1968). (3)ERICKSON,LC,BRANNAMAN,BnL・,HIELD, H..Z.リM丑LER,M.D.:β〃∼.Gαg.,114,122 −130(1952) (4)HENDERSHOTr,C・H・:クγβ(・A7形βγ・ふ鋸・ 肋れ∫ぐよい,帥,241一別6(1962) (5)HIEL工〉,H.Z,CoGGINS,C・W・JI∴・,KNAPP, r..C.F.,BuRNS,R.M.:Cα/≠/.C∠わ〃gタ・., 51,312一誕3(1966) (6)広瀬和栄,山本正孝,池田 勇,大畑徳輔:園試 報,B12,13−40(1972). (7) ,大畑徳輔:園試報,B12, 55−62(1972)… (8)岩崎桂三,萩本 宏,野間 盟,永澤勝雄:関学 雄,39,32−36(1970). (9)岩崎藤助,七條寅之助,伊産廃昭:蘭学碓,31, 1−12(1961). (10)梶涌 実:関学雑,12(3),159−178(1941)い13 (1),1−4(1942).14(り,1−6(1946). (11)島部 桂,輩渾正義,中條利明:香川大農学報, 28(60),195−201(1977). (12)永滞勝鯉,高橋英蕾,野崎勝:千葉大国学報,16 (1),9−16(1968). (13)仙,大野正夫,野間 豊,大場隆司:千柴 犬国学報,16,1−8(1969).

(8)

真部 桂,杉村 和則,聾澤 正義 香川大学農学部学術報告 210 (14)野間 豊,大野正夫,永澤勝雄:千葉大園学報, (16)鈴木邦彦,広瀬和栄:果試報,B4,83−・98(1977). 20,19一別(1972)・ (17)高橋英昔,井上裕吉,永澤勝雄:千葉大関学報, (15)RoBINSON,B・J・,FoRMAN,M.,ADDICOT,F. 19,13p21(1971). T.:タJα乃≠Pカ.γざ査¢J.,43,1321−1323(1968). (1977年5月31日 受理)

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