特定外来生物防除等推進事業に係る 平成 29 年度関東地方アルゼンチンアリ防除等業務 仕様書 1.業務の目的 特定外来生物の国内における分布拡大を防ぎ、生物多様性の保全を図る上で は、リスクの懸念されるエリアにおいての早期発見、早期防除が重要である。 関東地方では現在アルゼンチンアリの侵入が確認されているが、限定的な分布 であり、各侵入地域において、周辺を含めた生息状況をモニタリングにより把 握し防除を実施することは、地域での根絶と拡散防止に向けた重要な取り組み となる。 本業務は、防除の主体となる各機関・団体の連絡調整するための連絡会議を 開催するとともに、専門家の助言を得ながら、侵入初期の対策を関係行政機関 に提言するための情報をとりまとめる。 2.業務の内容 (1)業務実施計画書の作成及び提出 請負者は、本業務の目的を十分理解した上で、業務着手前に業務の内容、 作業工程表、実施体制等を記載した業務実施計画書を作成し、関東地方環境 事務所担当官(以下、「環境省担当官」という。)に提出し、了承を得るこ と。2 人日程度(内業)を想定。 (2)打ち合わせの実施 環境省及び請負者の打合せは次の時期に実施する。打合せを実施した場合、 請負者において速やかに打合せ記録簿を作成し、その内容については環境省担 当者の承諾を得ることとする。2 人日程度(外業 1 人日、内業 1 人日)を想定。 ・業務着手時 ・環境省または請負者の双方またはいずれかが必要と認めたとき。 ・業務成果とりまとめ時 (3)平成 29 年度関東地方アルゼンチンアリ対策連絡会議の開催運営 連絡会議出席者は、アルゼンチンアリの防除主体を対象とする。会議におい て各主体が事業発注しているコンサルタント等が同席し、各説明などを行うこ とは差し支えない。 開催にあたっては、事前準備、会議運営などは以下の内容とし、環境省担当 官と調整を図り業務を進めること。 別添3
1)対象機関との日程調整について 開催日は平成 29 年 12 月~1月の間とし、対象機関とスケジュール調整を行 うこと。また、出席依頼文書作成・発送等の補助も行うこと。1人日程度(内 業)を想定。 2)開催場所 連絡会議開催場所は、関東地方環境事務所で開催することを想定する。なお、 連絡会議は4時間程度を予定している。会場進行、資料作成、配布資料の用意、 議事録の作成など、総合支援を行うこと。また、調査で得た情報について、環 境省より資料の提供や説明等の依頼があった際は速やかに対応すること。13 人日程度(外業 3 人日、内業 10 人日)を想定。 (4)関係機関への情報提供 1)これまでの成果の整理 アルゼンチンアリが新たに確認された地域において、初期防除を促すため に必要な対策に関する情報を関係行政機関に提供できるようにこれまでの防 除対策等の取り組みをとりまとめる。5 人日程度(内業)を想定。 2)新たに確認された生息地周辺の関係機関への情報提供 新たな生息地において、1)で整理された情報を関係機関に提供する。必 要に応じて、(1)の連絡会議への参加を促す。1人日程度(内業)を想定。 (5)アルゼンチンアリ確認地点における現地調査及び現状確認 平成 28 年度以降に確認されたアルゼンチンアリ確認地点において、踏査モ ニタリング調査(※1)及び定点トラップ調査(※2)を、関係行政機関と ともに実施し、アリの生息状況について、共通認識を醸成させる。調査ルー ト及びアルゼンチンアリの確認地点については GPS で記録した上で地図上 (S1:5000 以上)にプロットし、生息密度を併記した図面を作成すること。ま た、調査時に生息空間の温度等の環境測定及び写真による記録を行うこと。 なお、調査日程は、環境省担当者及び関係行政機関と協議の上決定する。 調査実施エリア(別添1) 調査内容 実施回数 東京都品川区八潮エリア 踏査モニタリング調査 2 回程度 横浜市大黒埠頭エリア 踏査モニタリング調査 定点トラップ調査 2 回程度 1 回程度
(※1)踏査モニタリング調査は、同定可能な知見者が、6 月~2 月頃の間に調 査を行う。調査エリア内で生息の可能性が高いと思われる地点を図面及 び現地の状況から抽出し、これを中心に全域をある程度網羅的に調査す ること。調査は 1 回あたり、2 人日程度(外業 1 人日、内業 1 人日)を想 定。 (※2)定点トラップ調査は、6 月~2 月頃の間に調査を行い、設置数は 1 回 50 個程度を想定。捕獲されたアリ類の同定と個体数の計測を行う。種につ いては、アルゼンチンアリとその他のアリ類という2分類に分けて同定 を行い、個体数については、一つのトラップでの捕獲数が1個体から 99 個体であった場合は個体数を計測し、100 個体以上の場合は 100 個体以上 として記録すること。調査は 1 回あたり、3 人日程度(外業 2 人日(設置 1 人日、回収 1 人日)、内業 1 人日)を想定。 なお、同定に疑義がある場合には、サンプルを採取し、文献等を用いて確実 な同定を行うこと。なお、アルゼンチンアリ以外の特定外来生物である外来ア リ類が発見された場合は可能な限りアルゼンチンアリと同様の手順で記録を 行う。 (6)報告書作成 業務の実施内容についてとりまとめ、踏査ルート及び、特定外来生物の発見地点を 記載した報告書を作成し提出すること。5 人日程度(内業)を想定。 3.業務履行期限 契約締結日~平成 30 年 3 月 23 日 4.成果物 紙媒体:報告書 20 部(A4版 30 頁程度 くるみ製本) 電子媒体:報告書の電子データを収納した電子媒体(DVD-R)2式) 報告書等(業務上発生するパンフレット・冊子等の印刷物を含む。)及びそ の電子データの仕様及び記載事項は、別添によること。 提出場所:関東地方環境事務所野生生物課 5.著作権等の扱い (1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所 有権(以下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
(2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人 格権を行使しないものとする。 (3)成果物の中に請負者が権利を有する著作物等(以下「既存著作物」とい う。)が含まれている場合、その著作権請負者に留保されるが、可能な限 り、環境省が第三者に二次利用することを許諾することを含めて、無償で 既存著作物の利用を許諾する。 (4)成果物の中に第三者の著作物が含まれている場合、その著作権は第三者 に留保されるが、請負者は可能な限り、環境省が第三者に二次利用するこ とを許諾することを含めて、第三者から利用許諾を取得する。 (5)成果物納品の際には、第三者が二次利用できる箇所とできない箇所の区 別がつくように留意するものとする。 (6)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既 存著作物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続 を行うものとする。 6.情報セキュリティの確保 請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。 (1) 請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策 とその実施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出するこ と。 (2) 請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情 報の機密性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。 また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担 当官からの指示に応じて適切に取り扱うこと。 (3) 請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリテ ィ対策の履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に 係る情報セキュリティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当 官の行う情報セキュリティ対策に関する監査を受け入れること。 (4) 請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により 不要になった場合には、確実に返却し又は廃棄すること。 また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担 当官からの指示に応じて適切に廃棄すること。 (5) 請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ 対策を報告すること。 (参考)環境省情報セキュリティポリシー http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
7.その他 (1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生 じたとき、あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官 と速やかに協議しその指示に従うこと。 (2)静的コンテンツのみのホームページ作成に当たっては、「環境省ウェブサ イト作成ガイドライン」及び受注後に提供される「環境省ホームページ対 応基準書」に基づくこと。 また、「環境省ウェブサイト作成ガイドライン」は以下の URL において公 開している。 http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/web_gl/ (3)会議運営を含む業務 会議運営を含む業務にあっては、「環境物品等の調達の推進に関する基 本方針」(平成 29 年 2 月 7 日閣議決定)の「会議運営」の判断の基準を満 たすこと。 (4)本業務を行うに当たって、入札参加希望者は、必要に応じて「特定外来 生物防除等推進事業に係る平成 28 年度関東地方アルゼンチンアリ防除等業 務」に係る資料を、所定の手続きを経て環境省内で閲覧することを可能と する。 資料閲覧を希望する者は、以下の連絡先に予め連絡の上、訪問日時及び 閲覧希望資料を調整すること。 ただし、コピーや写真撮影等の行為は禁止する。また、閲覧を希望する 資料であっても、「特定外来生物防除等推進事業に係る平成 28 年度関東地 方アルゼンチンアリ防除等業務」における情報セキュリティ保護等の観点 から、提示できない場合がある。 連絡先:関東地方環境事務所 野生生物課 源関(TEL:048-600-0817)
(別添) 1.報告書等の仕様及び記載事項 報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 29 年 2 月 7 日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を 満たすこと。 なお、「資材確認票」(基本方針 206 頁、表3参照)及び「オフセット印刷 又はデジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 207 頁、 表4参照)を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要があ る場合は、以下の表示例を参考に、裏表紙等に表示すること。 リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判 断の基準にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]の みを用いて作製しています。 なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本 方針(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html) を参考に適切な表示を行うこと。 1.電子データの仕様 (1)Microsoft 社 Windows10 上で表示可能なものとする。 (2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。 ・文章;Microsoft 社 Word(ファイル形式は「Office2010(バージョン 14)」 以降で作成したもの) ・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は「Office2010 (バージョン 14)」以降で作成したもの) ・画像;BMP 形式又は JPEG 形式 (3)(2)による 成果物 に加え、「 PDF ファイル形式」による成果物を作 成すること。 (4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を 収納ケース及び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。 (5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこ と。 3.その他 成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は 無償で速やかに必要な措置を講ずること。
(別添1) 東京都品川区八潮エリア
横浜市大黒埠頭エリア