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ミエリン塩基性タンパクの免疫特異部位について

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Academic year: 2021

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142  ブドウ球菌や連鎖球菌外毒素(SEs, TSST・1, SPE− A)はヒトやマウスのMHCクラスII分子に直接結合 し,この複合体を特定のVβをもつT細胞が認識して 活性化される.さらに,これらの抗原の種類によりVβ が特定されることも判明した.これらの抗原とT細胞 間の認識機構を究明する目的で我々は,22種類のヒト Vβ特異的プライマーを用いたPCR法によりこれを 定量した.その結果,Kappler等の同様な実験結果 (Proc Natl Acad Sci USA 86:8941−8945,1989)と ほぼ同じであった.若干の違いは,SEBで刺激したと きVβ13.2陽性細胞が,SEEで刺激したときVβ16陽 性細胞がそれぞれ増加していた点である.これらの違 いは日本人特有のものであるかもしれない.  12.EBウイルスのウサギ眼感染実験における抗体 の推移     (第二病院眼科)       亀井 裕子・宮永 嘉隆     (日本医大微生物免疫)       渡理 英二・高橋めぐみ  我々はEpstein−Barrウイルス(EBV)をウサギ眼硝 子体中に注入することにより,EBV特異抗原に対する 抗体が上昇することをすでに報告している.今回は, ウサギに対するEBV感染についてさらに検討する目 的で,初期抗体の推移,抗体価の長期的推移,PCR法

を用いた眼局所におけるEBVの消長の検討を行っ

た,実験には白色ウサギ,EBV感染B95・8細胞(予研 分与株)を用い,抗体価の測定は蛍光抗体法にて VCA, EAに対する抗体について検討した.その結果, EBVを硝子体に注入することにより,免疫学的一時応 答,ならびに二次応答が惹起されることが確認された. また,注入されたEBVは少なくとも3日は眼局所に とどまっており,EBV注入眼を注入後24時問目に摘出 しても抗体が上昇することが確認された.EBVがいか なるメカニズムで抗体産生系に取り込まれるかについ ては,今後さらに検討を重ねる必要がある,  13.ミエリン塩基性タンパクの免疫特異部位につい て     (脳神経センター神経内科)       太田 宏平・清水 優子・江島 光彦・       田中 久恵・植田 美加・大橋 高志・       丸山 勝一  ミエリン塩基性タンパク(MBP)は強い脳炎惹起性 を有するが,その抗原特異部位は,例えば,アレルギー 性実験性脳脊髄炎では動物の種,系統で異なっている. 一方,ヒトの場合はこの検討はまだ不充分であるが, 本研究では日本人のMBPの免疫特異部位について検 索し,これまで主に欧米人で報告されたMBPの免疫 特異部位と比較検討した.その結果,日本人健常成人

のMBPに対するTcellの出現頻度は短期Tcellク

ローニング法では約4%と欧米人のそれと変わりがな かった.また,MBP反応性Tcell lineの抗原特異部 位の検討では欧米人で報告されたMBPアミノ酸配列 の84∼102,143∼168に対し多数のTcell lineが特異 的反応を示した.このことより,ヒトMBPの抗原特異 部位は,人種を越えて共通である可能性があると考え られた. 一1056一

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