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「子ども・子育て新システム」における「こども指針(仮称)」に関する一考察 : 「こども指針(仮称)ワーキングチーム」における議事録の分析を通して

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全文

(1)

子 ど も ・子 育 て 新 シ ス テ ム 」に お け る 「こ ど も 指 針(仮 称)」 に 関 す る 一・

考 察

∼ 「こど も指 針(仮 称)ワ ーキ ングチ ー ム」に お け る議 事 録 の分 析 を通 して ∼

A speculation regarding "child guideline (tentative) " in the "child-raising system"

—Through an analysis of minutes from meetings of "child guideline (tentative) working team"

野 仁

Hitomi

Hirano

要 旨:本 研 究 は 、 平 成22年9月 か ら平 成23年6月 ま で の 間 に 、 合 計6回 開 催 さ れ た 「子 ど も ・子 育 て 新 シ ス テ ム検 討 会 議 作 業 グ ル ー プ 」、 「こ ど も指 針(仮 称)ワ ー キ ン グ チ ー ム 」 会 合 の 内 容 か ら 、 「こ ど も指 針(仮 称)」 に 盛 り込 ま れ る 内 容 を 推 測 す る も の で あ る。 キ ー ワ ー ド:子 ど も ・子 育 て 新 シ ス テ ム こ ど も指 針(仮 称)ワ ー キ ン グ チ ー ム 会 合 議 事 録 1.は じ め に 内 閣 府 は 、 平 成22年6月 少 子 化 社 会 対 策 会 議 に お い て 、 「子 ど も ・子 育 て 新 シ ス テ ム 」(以 下 、 「新 シ ス テ ム 」 と 記 す 。)の 基 本 制 度 案 要 綱 を 受 け て 、 検 討 会 議 作 業 グ ル ー プ(副 大 臣 、 政 務 官 級 会 議)の 下 に 、 「基 本 制 度 ワ ー キ ン グ チ ー ム 」、 「幼 保 一 体 化 ワ ー キ ン グ チ ー ム 」、 「こ ど も 指 針 (仮 称)ワ ー キ ン グ チ ー ム 」3つ の ワ ー キ ン グ チ ー ム を 設 置 し た 。 こ れ ら の チ ー ム は 以 下 の よ う な 枠 割 を 担 っ て い る。 「基 本 制 度 ワ ー キ ン グ チ ー ム 」 は 、 「新 シ ス テ ム 」 の 検 討 に 当 た って 、 全 体 像 や 「子 ど も ・子 育 て 会 議(仮 称)」 の 運 営 の 在 り 方 等 に つ い て 関 係 者 と 意 見 交 換 等 を 行 う こ と を 目 的 と し て 設 置 さ れ た 。 こ の 会 合 は、 平 成22年4月 か ら平 成24年1月 ま で に20回 開 催 さ れ て い る。 「幼 保 一 体 化 ワ ー キ ン グ チ ー ム 」 は 、 こ ど も 園(仮 称)の 機 能 の 在 り方 な ど 、 幼 保 一 体 化 の 具 体 的 な 仕 組 み を 専 門 的 に 検 討 す る こ と を 目 的 と し て 設 置 さ れ た 。 平 成22年10月 か ら平 成23年5月 の 間 に9回 会 合 が 開 催 さ れ 、 そ の 内 容 の 検 討 状 況 に つ い て は 、 必 要 に 応 じて 、 「基 本 制 度 ワ ー キ ン グ チ ー ム」 に 報 告 さ れ て い る。 「こ ど も指 針(仮 称)ワ ー キ ン グ チ ー ム 」 は 、 専 門 的 検 討 が 必 要 で あ り、 ま た 期 間 を 要 す る 「こ ど も指 針(仮 称)」 に つ い て 、 先 行 し て 議 論 を 開 始 す る と い う 目 的 で 設 置 さ れ た 。 検 討 状 況 に つ い て は 、 必 要 に 応 じ て 、 「基 本 制 度 ワ ー キ ン グ チ ー ム 」 に 各 委 員 の 意 見 集 約 や 議 事 内 容 が 報 告

(2)

され た。 この 会 合 は、 平 成22年9月

か ら平 成23年6月

ま で の 間 に6回 開催 さ れ て い る。

これ らの3つ

の ワー キ ン グ チ ー ム で そ れ ぞ れ の 課 題 につ い て検 討 した 結 果 、 「子 ど も は社 会 の

希 望 で あ り、 未 来 を つ くる力 で あ る。」 と称 して、 平 成24年1月31日

付 で 「

新 シ ス テ ム に関 す る

基 本 制 度 と りま とめ(案)」

を策 定 した。 これ を受 け て 内 閣 府 は、 恒 久 財 源 を 得 て 平 成25年 度 を

目途 に 「

新 シス テ ム」 へ の 本格 実 施 検 討 を視 野 に い れ た準 備 を進 め て い る。

そ して 、平 成24年3月30日

に、 「

新 シス テ ム」 関 連 の3つ の 法 案(①

総 合 こ ど も園 法 案 」

、 ②

子 ど も ・子 育 て 支 援 法 案 」

、 ⑧ 「

子 ど も ・子 育 て 支援 法 及 び総 合 こど も園法 の施 行 に伴 う関係 法

律 の 整 備 等 に関 す る法 律 案 」)を 、 通 常 国 会 に提 出 した。 国 会 で 審 議 が 行 わ れ て いた 「

新 シス テ

ム」 関連 の3法 案 は、 平 成24年6月

にな って、 民 主 ・自民 ・公 明3党 に よ る修正 協 議 が は じま り、

同 年6月15日 に、 修 正 が くわ え られ ① 、3党 合 意 の も と衆 議 院 を同 年6月26日 に通 過 し、 参 議 院 で

審 議 され る こ と とな った。

この 「

新 シス テ ム」 が施 行 され るよ うに な った 時、 最 も影 響 を受 け る こ とに な る の は現 場 の保

育者 た ちで あ る。 保 育者 た ち は、 「どの よ うに保育 内容 が変 わ るの か」 「

雇用 形 態 の変 化 や 現 在持 っ

て い る資格 で仕 事 が続 け られ るの か」 とい った疑 問 や、 そ れ に伴 って生 じる保 護 者 や子 ど もへ の

対 応 の 変化 な どに つ い て 懸念 を抱 い て い る。 「こ ど も指 針(仮 称)」 の 内容 に つ い て は、 議 事 録 や

会 議 の 様 子 な どが情 報 公 開 され て い るが、 法 制 上 の取 扱 い や給 付 設 計 ・事 業 内容 が前 面 に 出 て、

保 育 内 容 に つ い て は、 現 場 の保 育 者 に と って は大 変 わ か りづ らい もの とな って い る。

本 研 究 で は、 法 案 通 過 後 、 「

幼 稚 園教 育 要 領 」

、 「

保 育 所 保 育 指 針 」(以 下 、 「

要 領 」、 「

指 針 」 と

記 す 。)が どの よ うに改 訂 さ れ、 新 た な 幼 保 連 携 型 認 定 こ ど も園 、 幼 稚 園 、 保 育 所 、 小 規 模 保 育

等 へ の対 応 を意 識 した もの とな って い くの か を知 るた め に、 「こ ど も指 針(仮 称)」 に つ い て、 先

行 して議 論 を重 ね た、6回 の 「こ ど も指 針(仮 称)ワ ー キ ング チ ー ム」(以 下 、 「

本 ワ ーキ ン グチ ー

ム」 と記 す 。)に お け る会 合 の議 事 録 の 内 容 を検 討 す る こ とで 、 「

子 ど も指 針(仮 称)」 に盛 り込

ま れ る内 容 を 考 察 す る こ とを 目的 とす る。

2.「

子 ど も ・子 育 て 新 シ ス テ ム 検 討 会 議 作 業 グ ル ー プ 」、 「こ ど も 指 針(仮

称)ワ

キ ン グ チ ー ム 」 会 合 議 事 録 か ら み る 「こ ど も指 針(仮

称)」 の 内 容

1)第1回

会 合議 事 録 か ら

第1回 会 合 は、平 成22年9月29日(水)17:00∼19:29ま

で 開催 さ れ て い る。

議 事 内 容 は、(1)会

議 の運 営 につ いて 、(2)子

ど も ・子 育 て新 シス テ ム の基 本 制 度 案 要 綱 に

つ い て 、(3)こ

ど も指 針(仮 称)の 検 討 につ いて 、(4)意

見 交 換 で あ った。

この 会 合 で 配 布 され た 資料 は、 質 、 量 と もに大 変 多 く、 資料1∼10、

参 考 資 料 の参 考1∼6ま

で 、 合 計16種 類 が用 意 され た②。 「こど も指 針(仮

称)」 の 検 討 に当 た って、 基 本 制 度 案 要 綱 に基

づ い て 、 「要 領 」 と 「

指 針 」 を 統 合 して 、 整 合 性 を 持 た せ て 一 貫 性 の あ る新 た な 指 針 を創 設 す る

(3)

とい う こ とを 念 頭 に 置 い て 整理 、 検 討 す る と きに参 考 とな る資料 が 中心 で あ った。 ま た、 制 度 論

は除 い た 「

社 会 保 障審 議 会 の 少 子 化 部 会 第 一 次 報 告 」 は、 新 た な制 度 体 系 が 目指 す 、 「

新 シス テ

ム」 の 土 台 で あ る 「こ ど も指 針(仮 称)」 の 内容 を 考 え て い く基 礎 資 料 と して 大 変 意 味 が あ る も

の だ と考 え られ る③。

この 他 、 「こ ど も指 針(仮 称)」 に 関 わ る こ と と して、 幼 保 一 体 化 とい う項 目の掲 載 の な か で取

り扱 わ れ て い る、 「

幼 稚 園 、 保 育 所 、 認 定 こ ど も園 の垣 根 を 取 り払 い、 す な わ ち 「

保 育 に欠 け る

要 件 」 を撤 廃 して、 新 た な指 針 に基 づ き幼 児 教 育 と保 育 を と もに提 供 す る 「こ ど も園(仮 称)」

に 一 体 化 す る。』 と い う文 面 は、 一 部 現 行 と異 な る内 容 と な って い る。(例 え ば、 以 前 は 「

総 合 こ

ど も園 」 と称 さ れ て い た が 、 現 行 は 「

幼 保 連 携 型 認 定 こど も園 」 で あ る点 が こ れ に あ た る。)最

新 法 案④も参 照 しつ つ 、 「す べ て の子 ど もに 質 の高 い幼 児 教 育 ・保 育 を保 障 す る と と もに、 家 庭 に

お け る子 育 て 教 育 に も資 す る た め、 「

要 領 」 と 「

指 針 」 を 統 合 して 、 一 貫 性 を 確 保 した新 た な指

針 を 創 設 す る。」 こ と と な っ た。

2)第2回

会 合議 事 録 か ら

第2回 会 合 ⑤は、 平 成22年11月11日(木)9:32∼12:00ま

で 開 催 さ れ た。 議 事 内容 は、(1)

「こ ど も指 針(仮 称)」 に盛 り込 む べ き 「

子 ど も ・子 育 て に関 す る理 念 等 」 につ い て、(2)教

育 ・

保 育 の 定 義 に つ い て、(3)「

こ ど も指 針(仮 称)」 の構 成 等 につ いて で あ る。

この 会 合 で は、 「こ ど も指 針(仮 称)」 に盛 り込 む べ き 「

子 ど も ・子 育 て に 関 す る理 念 」 に つ い

て 議 論 を 深 め る た め の 資料 が 配 布 さ れ た。 「

児 童 の権 利 条 約 」 や 「

児 童 憲 章 」 な ど に関 す る資 料

が 準 備 され 、 そ れ らを 踏 まえ なが らそ の精 神 を 「こ ど も指 針(仮 称)」 に盛 り込 ん で い く内容 が

議 論 され た。

「児 童 福 祉 法⑥」 や 「

児 童 の権 利 条 約 ⑦

」 の よ うに、 子 ど もが す べ て の大 人 た ち に愛 さ れ る必 要

性 に つ い て 様 々 な 角度 か ら書 か れ て い る もの が用 意 さ れ て い る。 子 ど もは社 会 の希 望 で あ り、 未

来 を つ くる力 で あ る とい う子 育 て の基 本 が盛 り込 まれ て お り⑧、 「こ ど も指 針(仮 称)」 の理 念 を

検 討 す るの に 必要 な材 料 提 供 で あ った と考 え られ る。

3)第3回

会 合議 事 録 か ら

第3回 会 合 ⑨は、 平 成22年12月13日(月)9:32∼12:00ま

で 開催 され た。 議 事 は、(1)教

育 ・

保 育 の 定 義 に つ い て(2)「

こ ど も指 針(仮 称)」 の構 成 等 に つ い て で あ る。

この 会 合 で の議 事 内容 は、(1)教

育 ・保 育 の定 義 に つ い て(2)「

こ ど も指 針(仮 称)」 の構

成 等 につ いて 行 わ れ た。 そ の た め に準 備 説 明 され た 資 料 は、 「

教 育 ・保 育 の定 義 につ いて 補 足 資

料(案)」 、 「こ ど も指 針(仮 称)の

構 成 等 につ い て(案)」

で あ る。 「

法 制 上 の扱 い」 をす る うえ

で 、 こ ど も園(仮 称)の 位 置付 け を説 明 す る過 程 に お い て、 学 校 と して の幼 稚 園、 児 童 福 祉 施 設

と して の 保 育 所 そ れ ぞ れ の 役 割 や 位 置 付 け が わ か る資 料 提 示 が さ れ た。 これ らの資 料 は、(案)

とい う形 で 整 理 、 構 成 され た もの が準 備 さ れ た。 案 の提 示 は、 各委 員 の考 え を 聞 き整 理 した うえ

(4)

で 教 育 ・保 育 の定 義 や 「こ ど も指 針(仮 称)」 内容 の構 成 につ いて 、 視 点 を ず ら さず に議 論 が で

き る役 割 を 果 た して い た と考 え る。 ま た、 学 校 教 育 と児 童 福 祉 を一 体 的 に提 供 す る施 設 の役 割 を

各 委 員 が 理解 しや す い よ うに学 校 教 育 と児 童 福 祉 を対 比 的 に見 る こ とが で きる表 が配 布 さ れ た。

4)第4回

会 合議 事録 か ら

第4回 会 合⑩は、 平 成23年2月16日(水)9:32∼11:55ま

で 開 催 され た。 議 事 内 容 は、(1)教

育 時 間 ・保 育 時 間 に つ い て、(2)子

ど も の発 達(発 達 の特 性 、 発 達 過 程)に つ いて で あ る。

この 会 合 で 配 布 され た 「

教 育 時 間 ・保 育 時 間 の基 準 上 の取 扱 い」 に つ い て の資 料 は、 現 状 把 握

に 役 立 ち、 実 態 を踏 まえ た検 討 を して い くの に現 行 の時 間 根 拠 の説 明 が され て お り⑪、 今 後 の総

合 施 設 に お け る教 育 時 間 ・保 育 時 間 を決 定 して い く うえ で 非 常 に役 立 つ と考 え られ る。 総 合 施

設⑫で は、 幼 稚 園 と保 育 所 の機 能 を 併 せ 持 つ た め、 そ れ ぞ れ の 保 育 時 間 を決 定 して い く必 要 性 が

あ るか らで あ る。

子 ど もの 発 達(発 達 の特 性 、 発 達 過 程)に

つ い て の 資料 は、 現 行 の 「

要 領 」 と 「

指 針 」 の記 述

を 使 って説 明 され て お り、 各 施 設 で の子 ど もの発 達 に応 じた 内容 の現 状 が理 解 で きる。 そ れ を踏

ま え て 、論 点 が 絞 り込 ま れ て い きや す くな り、 現 行 の状 況 を基 に整 合 性 を もた せ る た め に役 立 つ

もの で あ る とい え る。 「

要 領 」・「

指 針 」 は平 成20年3月 に 改訂 さ れ て、 大 綱 化 して ほ ぼ そ ろ って い

るが 、 現 行 の 記 述 に お い て、 「

要 領 」 に は発 達 につ いて の記 述 が な いの に対 し、 「

指 針 」 に は発 達

過 程 に つ い て の 章 を 設 けて記 述 を行 って い る。 この発 達 に つ い て の記 述 の有 無 の違 い に み られ る

よ うに 、 今 後 様 々 な 個所 に つ い て議 論 し整 合 性 を もた せ る必 要 が あ る。 「こ ど も指 針(仮 称)」 に

は、 丁 寧 な 記 述 を し、 各 年 齢 の発 達 が保 護 者 や保 育 者 に わ か りや す い 内容 の記 述 が望 ま れ る と考

え られ る。 会 合報 告 資料 か ら は、 内容 説 明 の解 説 書 を作 成 して二 段 階 で取 扱 い、 現 場 の保 育 者 に

役 立 つ 「こど も指 針(仮

称)」 の 作 成 を考 え て い る こ とが 読 み 取 れ る。 解 説 書 は、 保 育 展 開 や指

導 案 作 成 に も重 要 とな る部 分 な の で、 丁 寧 に取 り扱 って い くべ きで あ る と考 え られ る。

5)第5回

会 合議 事 録 か ら

第5回 会 合 ⑬は、 平 成23年5月26日(木)10:00∼12:13ま

で 開催 され た。 議 題 は、(1)教

育 ・

養 護 の ね らい及 び 内容 に つ いて 、(2)家

庭 ・地 域 との連 携 、 子 育 て 支 援 、 小 学 校 と の連 携 ・接

続 に つ い て で あ った。

この 会 合 で 配 布 さ れ た 資料 「

教 育 ・養 護 の ね らい 及 び内 容(案)」

は、 教 育 と養 護 の基 本 的 な

性 格 の 違 い が 理 解 で き る もの で あ る。 この 資料 ⑭か ら、 教 育 部 分 の5領 域 ⑮は今 後 も発 達 を と らえ

る窓 の役 割 を果 たす もの だ とい う位 置 付 けが な さ れ て い る こ とが わ か る。 子 ど もの生 活 や遊 び は、

総 合 的 に 領域 の 内 容 が絡 み 合 って展 開 さ れ る もの で あ る。 委 員 は、 領 域 を重 視 して くる意 味 を理

解 し確認 し合 って い る こ とが議 事 録 の 内容 か らわ か る。 した が って、 教 育 の 内容 は5領 域 を窓 と

して 構 成 をす る とい う こ とが 明 確 に な り、 今 後 も5領 域 か ら教 育 の 内 容(子

ど もが 経 験 す る な か

み)を 決 め て い くこ とが考 え られ る。

(5)

6)第6回

会 合議 事録 か ら

第6回 会 合⑯は、 平 成23年6月13日(月)9:30∼11:48ま

で 開 催 され た。 議 事 内 容 は、(1)

子 ど も ・子 育 て に 関 す る指 針 につ い て、(2)本

ワー キ ング チ ー ム に お け る これ まで の議 論 の整

理 で あ る。

この 会 合 で 配 布 され た 資料 は、 「こ ど も指 針(仮 称)」 に つ い て、 位 置 づ け な ど の整 理 を ど の よ

うに した らよ いか と い う こ との案 を記 した 資料 で あ る。 この 「

指 針 」 の内 容 は2つ あ る。1つ

は、

子 ど も ・子 育 て に 関 す る大 きな理 念 で あ り、 も う1つ は、 幼 稚 園、 保 育 所 、 あ る い は総 合 施 設 に

加 え て 多 様 な保 育 事 業 ⑰も今 回 の 「

新 シ ス テ ム」 に お い て 創 設 され る とい う もの で あ る。 理 念 と

各施 設 等 に お け る指導 ・援 助 の基 準 を 具 体化 す る必 要 が あ る とい う内容 が 理 解 で き る資 料 で あ る。

会 合 に 出 席 して い る委 員 の立 場 の違 い に よ って そ れ ぞ れ が イ メ ー ジす る 内容 の ズ レを解 決 で きる

情 報 の 提 供 とな った と考 え られ る。

各 施 設 の 位 置 づ け を理 解 す る た め に事 務 局 よ り、 「この 「新 シ ス テ ム」 の全 体 像 と して は、 新

シス テ ムに 関 す る基 本 指針(仮 称)が

あ り、 そ れ を踏 ま え た上 で の こど も園(仮 称)等

の指 定 基

準 が あ る。 こ ど も園 の 中 に は、 幼 稚 園、 保 育 所 、 総 合 施 設 あ るい は こ うい った認 可 を取 った もの

以 外 の 客観 的基 準 を 満 た した そ の他 の施 設 。 す べ て含 ま れ るわ け だ が、 そ うい った 中 で具 現 化 さ

れ る』(第6回

会 合 議 事 録3頁 参 照)と

い う説 明 が され た。

上 記 内 容 を受 けて、 保 育現 場 に お け る具 体 的 な指 導 法 、 援 助 の方 法 に つ い て は、 幼 児 段 階 で は

特 に 養護 が前 提 とな る。 幼稚 園、 保 育 所 、 こ ど も園 の い ず れ に お い て も養 護 の比 重 は高 い た め、

保 育 者 は養護 を正 し く理 解 す る必 要 が あ る。 どの施 設 に お い て も 「

要 領 」 と 「

指 針 」 の整 合 性 を

図 る うえ で 、 養護 と教 育 に つ い て理 解 し、 養 護 と教 育 が一 体 的 に お こな わ れ る こ とが重 要 な ポ イ

ン トで あ る こ とが 、委 員 の意 見 か ら も確 認 で きた。 この こ とは、 「こ ど も指 針(仮 称)」 に お い て

も、 丁 寧 に取 り扱 わ れ る内容 で あ る こ とが この会 合 で議 論 さ れ て い る。

7)「 こ ど も指 針(仮 称)ワ

ー キ ン グ チ ーム 」 にお け る意 見 集 約

第6回 会 合 議 事 録 に は、 「

子 ど も指 針(仮 称)ワ

ー キ ング チ ー ム に お け る これ まで の議 論 の整

理 」(第6回

会 合 議 事 録2頁 参 照)と

して 、5回

の ワー キ ング チ ー ム に お け る議 論 の 意 見 を集 約

した もの が 提 示 され て お り、 そ の 資料 の 中 の言 葉 を 引用 しポ イ ン トを ま とめ る と以 下 の よ うに な

る。

事 務 局 は配 布 資料 に つ い て 「

全 体 像 と して子 ど も ・子 育 て に 関 す る理 念 の部 分 と、 施 設 に お け

る指 導 ・援 助 の基 準 と して 大 き く理 念 に は2つ あ る」 と述 べ て い る。

理 念 の 部 分 に つ い て の 意 見 集約

全般 的には、子 ど も ・子育 ての理念 につ いて は、文化的価値 と哲学を示す ミッションステー トメ ン ト、

乳 児期か らの教育や良質経験 の重要性、 子 どもの最善 の利益 と民主 的市民 としての子 どもの理念、家

庭 との連携、 保護者 の責務、 国や地方公共 団体 の責務 について記述 すべ きである。

(6)

② 子 ど も ・子 育 て の理 念 は 「子 ど も視 点 の 書 き方 、 あ る い は実 践 者 視 点 の書 き方 、 親 視 点 の 書 き方 、 地 域 視 点 の 書 き方 が 考 え られ る。 今 回 の 整 理 で 言 う と、 実 践 者 と して の書 き方 に相 当 す る も のが 各 施 設 に お け る指 導 ・援 助 の基 準 と い う こ とで あ り、 そ れ 以 外 の こ と の全 般 的 な 理 念 が 理 念 的 な も ので は な い か。」 とい った意 見 が 出 さ れ て い る。 子 ど も ・子 育 て の 理 念 そ の も の に つ い て の 意 見 集 約 家 庭 や 地 域 の す べ て の 子 ど も ・家 庭 を 対 象 とす る も ので あ る けれ ど も、 家 庭 教 育 を縛 る もの に な らな い よ う、 法 的拘 束 性 は持 た せ な い よ うに す べ き で あ る。 子 ど も に 関 して の 意 見 集 約 ① 子 ど も は 「育 て られ る」 とい う側 面 と 「育 つ 」 と い う側 面 が あ る。 「チ ル ド レ ン ・フ ァー ス ト」 と い う言 葉 は主 体 の 要 素 が 強 い け れ ど も、 子 ど もを ど う と らえ る の か、 子 ど も論 を 検 討 す る こ とが 必 要 で あ る。 ② これ か らの乳 幼児 期 の子 ど もに ど うあ って ほ しい の か を述 べ る こ とが必 要 で あ る。 ③ 乳 幼 児 期 の 教 育 の基 本 的 理 念 は、 一 人 ひ と りの 子 ど も は違 って い て、 そ れ で よ い とい う こ と、 一 人 ひ と りの よ さ や可 能 性 を十 分生 か す こ とが重 要 で あ る。 家 庭 に つ い て の 意 見 集 約 ① 家 庭 教 育 の 大 切 さ を述 べ る こ とが必 要 で あ る。 家 庭 の あ り方 に つ い て何 らか の 形 を 示 さな い限 り、 好 き勝 手 に す る こ とが個 人 の権 利 だ とい う こ とに対 す る歯 ど め に は な らな い の で あ る。 ② 一 方 で 、 家 庭 に ど こま で介 入 す る か 、 干 渉 す るか は非 常 に難 しい 問題 で あ り、 あ ま り家 庭 へ の干 渉 と 取 られ な い よ うに す る こ とが重 要 で あ る。 ③ 家 庭 や子 育 て に優 しい社 会 を つ く って い く視 点 が必 要 で あ る。 ④ 「子 育 て は つ ら い、 大 変 だ 」 と い うの で は な く、 「子 育 て は楽 しい、 子 ど もを 育 て る こ と に よ って 親 も育 つ」 とい う、 子 ど もを育 て る喜 び を意 識 で きる よ うに す る こ とが必 要 で あ る。 ⑤ 保 護 者 に子 育 て の責 任 が あ る こ と と、 保 護 者 が 目分 で 子 育 てす る こ とは イ コ ール で は な い と い うと ら え方 を す べ きで あ る。 ⑥ 親 の 子 育 て の第 一 義 的 責 任 を確 認 した上 で 、 さ ま ざ ま な立 場 に あ る子 ど もた ち の 健 や か な 育 ち を支 え て い く視 点 を社 会 の仕 組 み と考 え る べ き で あ る。 地 域 等 に つ い て の 意 見 集 約 ① 子 ど もが 育 つ 場 と して地 域 の ネ ッ トワー クづ くり、 コ ミュ ニ テ ィー づ く り。 子 育 て は地 域 の 中で 親 同 士 、 地域 の人 た ち との つ な が りが で きる こ とで あ る。 ② 地 域 の 中 へ の参 加 意 識 が 重 要 で あ る。 地 域 の 子 育 て 支 援 につ い て わ か りや す く示 して ほ しい。 幼 児 教 育 の 質 を書 き込 む こ とに よ り、 子 育 て 関係 者 間 で共 通 認 識 を持 て る よ うに す る こと が必 要 で あ る。 施 設 に お け る 指 導 ・援 助 の 基 準 に つ い て の 意 見 集 約 全 般 と して の 基 準 と して は、0歳 か ら主 と して 就 学 前 の乳 幼 児 を対 象 とす べ きで あ る。 そ の 際 、0歳 か ら18歳 ま で を 見通 す こ と も必 要 で あ る。 基 準 の 構 成 や 内 容 に つ い て の 意 見 集 約 ① これ まで は ぐ くまれ て き た 「要 領 」、 「指 針 」 の 考 え方 を生 かす こ とが必 要 で あ る。 この2つ につ い て は、 これ ま で 大綱 化 して きて い るの で、 そ れ を生 か して大 綱 化 の方 向 で検 討 す べ き で あ る。 ② 質 保 障 の観 点 か ら、 施 設 の基 準 に つ い て は法 的拘 束 力 を持 つ 内容 ・方 法 を規 定 す べ き で あ る。 ③ 質 を ど う評 価 す るの か検 討 が必 要 で あ る。

(7)

④ 乳 児 を 含 め て 良 質 経 験 が 必 要 とい って も、 何 が 良 質 の経 験 な の か議 論 が な い ま ま だ と、 結 局 預 か っ て い る こ とだ け に な る とい え る。 ⑤ 保 護 者 に もわ か りや す く理 解 で き るよ うに 記 述 す べ きで あ る。 発 達 障害 、 イ ン クル ー ジ ョ ン、 食 育 の 重 要 性 な ど で あ る。 名 称 に つ い て の 意 見 集 約 ① 施 設 で 提 供 す る内 容 を示 す もの に つ い て は 、 「養 護 ・教 育 要 領 」 と い った 名称 、 全 体 と して は、 「子 ど も ・子育 て指 針」 な の で あ る。 ② 「要 領」 と 「指 針 」 とい う2つ の 表 現 が あ る けれ ど も、 そ こで 新 しい形 で の 「保 育 要 領 」 と い う名 前 な ど も含 め て考 え て は ど うか とい う こ とで あ る。 そ の 他 に つ い て の 意 見 集 約 ① 子 ど もに ど の よ うな良 質 な生 活 を保 障 す る の か とい う観 点 か ら考 え る べ きで あ る。 ② 家 庭 や地 域 で の生 活 の連 続性 を踏 ま え て、 全 体 と して施 設 で過 ごす 時 間 を考 え る こと が必 要 で あ る。 ③ 一 人 ひ と り の子 ど もの活 動 を集 団 と して 保 障 す る と き に、 一 定 の時 間、 子 ど もた ち全 員 が 集 団 と して 参 加 しな けれ ば な らな い時 間、 い わ ば今 ま で 「コ ア タ イ ム」 と言 って い た 時 間 は確 実 に必 要 で あ る。 子 ど もの経 験 と して ど うい う活 動 の 時 間 を保 障 す る こ とが必 要 な の か で あ る。 ④ 子 ど もの 発達 に応 じた子 ど もの質 を保 障 す る とい う観 点 か ら時 間 や 日数 を考 え る こと が必 要 で あ る。 ⑤ 子 ど もの視 点 か らの 時 間 や 日数 。 具 体 的 な 時 間 に つ い て は、4時 間 プ ラス ア ル フ ァで あ る。 ⑥ 親 の 働 き方 を考 え る こ とが必 要 で あ る。 ⑦ 親 が 子育 て に参 加 す る こ とが で きる よ うに す る こ とを考 え る こと が必 要 で あ る。 子 ど も の 発 達 の 特 性 に つ い て の 意 見 集 約 ① 子 ど もの 発 達 は諸 領 域 、 つ ま り5領 域 が お 互 い に関 わ り あ って 育 って い く もの で あ る。 実 際 の子 ど も の 姿 と重 ね な が ら、 発 達 の諸 領 域 が い か に 関 連 性 を有 して い る か を押 さ え た上 で 、 総 合 的 に子 ど もの 発 達 や発 達 過 程 を考 え る こ とが必 要 で あ る。 ②5領 域 は教 科 で は な い の で、 全 体 を 見 な が らの 窓 だ と い うこ と で、 幼 児教 育 の 子 ど もの 発 達 につ い て は 、 連 続 的 に上 が って い くと い う こ とで は な くて 、 行 っ た り来 た り しな が ら、 しか も個 々人 に よ っ て 差 が あ りな が ら育 つ とい う こ とを理 解 す る こ とが必 要 で あ る。 ③ 子 ど もの さ ま ざ ま な側 面 が相 互 に一 人 の人 格 と して ど う関 わ って い くの か押 さ え る こ とが必 要 で あ る。 ④0歳 の育 ち が あ って3歳 が あ る。0歳 は何 もわ か らな い の で は な く、 十 分 わ か って い る の で あ る。 0,1,2歳 とい う中 で学 ん で い く こ とを理 解 す る こ とが必 要 で あ る。 ⑤ 子 ど もの 発 達 をわ か りや す く示 す と、 親 は 「で き る、 で き な い」 を チ ェ ッ ク しな けれ ば い け な い の か と思 い が ち な の で、 そ うで は な い とい う こ とを理 解 して も ら う こ とが必 要 で あ る。 ⑥ 解 説 書 の必 要 性 な ど、 大 綱 化 と解 説 書 の 関連 が必 要 で あ る。 教 育 の ね ら い 、 内 容 に つ い て の 意 見 集 約 ① 領 域 で 発 達 す る ので は な く、 さ ま ざ ま な こ とが 関 わ りあ って総 合 的 に 発達 して い く こ とを まず 前 提 と して書 くべ きで あ る。 ② 内 容 につ いて は、 「要 領 」 に指 導 す る事 項 が 書 か れ て いて 、 「指 針 」 に は そ うい つた こ とが 書 か れ て い な い の で 整合 性 を 図 る こ とが必 要 で あ る。 ③ 養 護 と教 育 は 表 裏 一 体 だが 、 「指 針 」 で は 、 養 護 に関 わ るね ら い ・内容 、 教 育 に関 わ る ね ら い ・内容 を 分 けて 示 す こ と に よ り、 養 護 は どの よ うな もの か 、 教 育 は何 を指 す の か を 明 確 にす る こ とが 必 要 で あ る。

(8)

養 護 の ね ら い 内 容 に つ い て の 意 見 集 約 ① 「生 命 の 保 持 」 「情 緒 の安 定 」 は、 す べ て の 年 齢 に関 わ る大 事 な こ とで あ り、3歳 未 満 児 だ け に限 定 さ れ て い る こ とで は な い こ とを 明確 に す べ きで あ る。 ② 長 時 間 同 じ場 で 保 育 を受 け る とな った と き に は、 養 護 につ い て は、 基 準 で 丁 寧 に 示 す こ とが 重 要 で あ る。 ③ 保 育 者 の 一 人 ひ と りが 丁 寧 に子 ど もに対 して して い くこ とが 本 質 で あ る こ とを 明 示 す る こ とが 必 要 で あ る。 そ うで な い と、 教 育 は 「何 か させ る もの 」、 養 護 は 「世 話 をす る もの 」 と い った と らえ 方 を さ れ て しま う リス クが生 じて くる の で あ る。 ④ 幼 児 期 は、保 護 者 との 関 係 が子 ど もの情 緒 に大 変 関係 して くる の で、 そ の点 を 明記 す べ き で あ る。 ⑤ 策 定 に 当 た って は、 専 門 家 の知 見 を生 か した 内容 が必 要 で あ る。 家 庭 ・地 域 と の 連 携 、 子 育 て 支 援 に つ い て の 意 見 集 約 ① 子 育 て 支援 が な ぜ必 要 か とい う背 景 を 明示 す る こ とが重 要 で あ る。 ② こ う した 背景 の下 に、 新 しい施 設 が果 た す役 割 を 明確 に位 置づ け る こと が必 要 で あ る。 ③ 子 育 て 支援 に つ い て は、 基 礎 自治 体 で あ る市 町村 の役 割 を 明示 す る こ とが重 要 で あ る。 ④ 要 保 護 児童 へ の対 応 に つ い て の 明記 が必 要 で あ る。 ⑤ 子 育 て 支 援 を 「サ ー ビス」 と して と らえ るの で は な く、 親 が親 と して成 長 して い く、 子 育 て をす る喜 び を 味 わ え る とい う意 味 で と らえ る こ とが重 要 で あ る。 ⑥ 子 育 て 支 援 は、 き め細 か な地 域 の拠 点 にな る こ と に よ り、 施 設 が虐 待 等 の 予 防 に も大 切 な ア ンテ ナ と して の役 割 を 果 た す こ とが必 要 で あ る。 ⑦ 就 労 して い る親 と就 労 して い な い親 が一 緒 に何 か す る こ と は本 当 に難 しい け れ ど も、 親 同 士 が 親 し く な って、 一 緒 に子 ど もを 育 て よ う とい う意 識 を持 て る よ うにす る こ とが必 要 で あ る。 ⑧ こど もを一 緒 に育 て て い こ う とい うネ ッ トワー クを ど うつ く って い くか が課 題 で あ る。 ⑨ ま た 、地 域 との 関 わ りの重 要 性 で あ るが、 現 実 に は働 く親 は非 常 に忙 しい と い う理 解 が必 要 で あ る。 ⑩ ワー ク ・ライ フ ・バ ラ ンス を踏 ま え て子 育 て支 援 の仕 方 を考 え る こ とが必 要 で あ る。 ⑪ 親 同 士 の コ ミュニ ケ ー シ ョ ンが必 要 性 で あ る。 小 学 校 と の 連 携 ・接 続 に つ い て の 意 見 集 約 ① 乳 児 か らの学 び が あ り、0歳 か ら幼 児 期 ま で 、 更 に は小 学 校 か ら18歳 ま で とい う形 の 中 で 、 す べ てが 学 び とい う前 提 で解 釈 して い く こ とが大 切 で あ る。 ② 学 び の 芽 生 え か ら、 自覚 的 な学 び とい う子 ど もの 発 達 の プ ロ セ ス と施 設 の 基準 との 整 合 性 を も たせ て い か な けれ ば な らな い の で あ る。 ③ 小 学 校 教 育 の前 倒 しで は な く、 子 ど もの 発 達 に応 じた学 び と して接 続 が必 要 な こ とを 保 護 者 に もわ か るよ うに す べ きで あ る。 ④ 子 ど もの 発達 に つ い て小 学 校 の教 員 と理 解 を共 有 で きる よ うに す る こ とが重 要 で あ る。 ⑤ 小 学 校 との 連 携 ・接 続 は古 くて新 しい課 題 で あ り、 こ れ ま で の経 緯 ・経 験 ・積 み 重 ね も踏 ま えて 検 討 して い く こ とが重 要 で あ る。 ⑥ 子 ど もの 自立 を急 ぐ方 向 で解 釈 さ れ な い よ う、 子 ど もが 現 在 を最 もよ く生 き、 望 ま しい未 来 をつ く り 出 す 力 の基 礎 を培 う、 今 が大 事 だ とい った哲 学 を記 述 す る べ き で あ る。 ⑦ 養 護 の側 面 を接 続 期 に お い て も重 視 す べ きで あ る。 ⑧ 子 ど も た ちが 小 学 校 に安 心 して つ な が り、 教 育 を 受 け られ る よ うな シス テ ム化 、 ネ ッ トワ ー ク化 、 が 必 要 で あ る。

(9)

3.「

こ ど も 指 針(仮

称)ワ

ー キ ン グ チ ー ム 」 委 員 の 意 見 集 約 か ら 、 「こ ど も 指 針(仮

称)」 に盛 り込 ま れ る 内 容 の 考 察

「こ ど も指 針(仮 称)」 ワー キ ン グチ ー ム会 合 の議 論 内容 か ら、 「こ ど も指 針(仮 称)」 に盛 り

込 ま れ る大枠 の イ メ ー ジを 整理 して み る と、 前 述 した 「

理 念 部 分 の意 見 集 約 」 か ら、 最 初 の部 分

で あ る程 度 の 子 育 て に 関 す る理 念 を書 く とい う こ とが推 測 さ れ る。 こ こで書 か れ る理 念 は、 各 保

育 施 設 だ けで な く、 家庭 で の子 育 て に つ い て も参 考 とな る内容 で あ り、 そ れ を参 考 と して保 育 し

て い って も らい た い とい う こ とが意 図 さ れ て い る とい え る。 そ の こ とか ら子 ど も ・子 育 て の理 念

は、 子 ど も視 点 、 実 践者 視 点 、 親 視 点 、 地 域 視 点 の書 き方 が考 え られ る。 そ の根 拠 は、 意 見 集 約

部 分 の 「乳 児 期 か らの教 育 や 良 質経 験 の重 要 性 、 子 ど もの最 善 の利 益 と民 主 的市 民 と して の子 ど

もの 理 念 、 家 庭 との連 携 、 保護 者 の責 務 、 国 や地 方 公 共 団体 の責 務 に つ い て記 述 す べ き とい った

意 見 」 が 参 考 とな って い る。 ま た、 「

子 ど も に関 して の意 見 集 約 」 の 部 分 で もわ か る よ う に、 「

幼 児 期 の 教 育 の基 本 的理 念 は、 一 人 ひ と りの子 ど もは違 って い て、 そ れ で よ い とい う こ と、 一 人

ひ と りの よ さ や可 能 性 を 十 分 生 か す こ とが重 要 だ な ど と言 わ れ て い る。」 とい う点 か らす る と、

どん な 子 ど もに 育 って ほ しい の か、 子 ど もを大 切 に す る社 会 の在 り方 、 子 ど もの権 利 保 障、 乳 幼

児 期 の重 要 性 な どが子 ど もに 関 して の理 念 と して書 き込 ま れ る と考 え られ る。 そ して、 子 育 て に

関 す る理 念 と して 、乳 幼 児 期 の教 育 の意 義 及 び役 割 、 家 庭 の意 義 及 び役 割 、 集 団 で の学 び ・育 ち

の 支 援 の意 義 及 び 役割 、 施 設 に お け る教 育 ・保 育 で の意 義 及 び役 割 、 子 育 て を通 じた親 育 ち支 援

の 重 要 性 な どが書 き込 ま れ る と考 え られ る。

次 に 、意 見集 約 資料 の 「

基 準 の構 成 や 内容 に つ い て の意 見 」 の 内容 は、 各 施 設 に お け る よ り専

門 的 で 具 体 的 な基 準 を、 現 行 の 「

要 領 」 や 「

指 針 」 の重 な って い る共 通 部 分 を イ メ ー ジ して議 論

を 重 ね た 内 容 が 盛 り込 ま れ る と考 え られ る。 この ワー キ ン グチ ー ム会 合 時期 で は、 幼 保 を一 体 と

した 総 合 こ ど も園(仮 称)構 想 を前 提 に議 論 さ れ て い るた め、 意 見 集 約 資料 の 「

教 育 の ね らい、

内 容 に つ い て の意 見」 や 「養護 の ね らい 内容 に つ い て の意 見 」 の 内容 は、 幼 保 の重 な り部 分 を意

識 し調 整 しよ う とい う考 え が基 礎 に な って い る。 そ の た め、 重 な り合 い部 分 の 内容 を書 き込 む と

きに 意 識 され て い るの が、 幼稚 園 は 「

学 校 教 育 法 」 で あ り、 保 育 所 は 「

児 童 福 祉 法 」 とい う法 律

に 関 わ る部 分 の保 育 内容 で あ る。 この 時点 で は、 こ こ にか か る部 分 を 解 決 す る た め に、 「

総 合 施

設 法(仮 称)」 をつ くって 対 応 して い くこ と に な る と内 閣 府 は考 え て い た と いえ る。

何年 か の範 囲 で 、総 合施 設 が 大 方 を 占め て い く とい う予 想 の も と、 「

総 合施 設 保 育 要 領(仮 称)」

た る もの を 策 定 し告 示化 す る とい う方 向性 を示 す 内容 が 「

本 ワー キ ング チ ー ム」 の会 合 で議 論 さ

れ て い た が 、三 党 合意 で 法案 が成 立 して か らは、 総 合 施 設 へ の移 行 は手 挙 げ方 式 とな り、 総 合 こ

ど も園(仮 称)で

はな く従 来 か らあ った認 定 こ ど も園 を生 か した形 で、 幼 保 連 携 型 認 定 こど も園

と して 、 総 合 こ ど も園 に代 わ る内容 を ほぼ踏 ま え た もの が幼 保 一 体 型 施 設 と して、 実 施 の方 向 に

向 か って い る。

(10)

この よ うな 現 状 を 踏 ま え つ つ、 「こ ど も指 針(仮 称)」 の理 念 に続 く他 の 内容 に つ い て も、6回

会合 で提 示 され た意 見集 約 を参 考 に しなが ら推 測 して い く と、理 念 に続 いて、 施 設 に お け る指導 ・

援 助 の 基 準 や 内容 が考 え られ る。 基 準 の構 成 内 容 は、 「

要 領 」 や 「

指 針 」 の考 え 方 を十 分 に生 か

し、 大 綱 化 の方 向 で検 討 して い く こ とに な る こ とが考 え られ る。 こ こで は、 教 育 、 保 育 の定 義 や

そ れ に と もな って 、養 護 と教 育 の一 体 的 な保 育 に つ い て等 、 保 育 の原 理 的 な 内容 も記 述 さ れ る こ

とが推 測 で き る。 また、 各 施 設 で の 教 育 時 間 や保 育 時 間 につ い て も明 確 に され る と推 測 で き るが 、

対 象 とな る施 設 の 持 つ特 徴 を考 慮 した きめ細 か な 時 間 内容 に な る と考 え られ る。

次 に 教 育 ・保 育 の 内容 構 成 が挙 げ られ るが、 この部 分 は 「

要 領 」 と 「

指 針 」 の重 な り と異 な り

の 整 合 性 を 持 た せ る こ との 大 変 さ や、 これ ま で育 ま れ て きた 「

要 領 」 や 「

指 針 」 の歴 史 を ど の よ

う に して い くか と い う難 題 解 決 へ の 努 力 の結 果 が 表 れ る と こ ろ で あ る。 会 合 内 の 議 論 の結 果 、

「こど も指 針(仮 称)」 の 教 育 の ね らい及 び 内 容 につ いて は、 「

子 ど もの発 達 の特 性 につ い て の意

見 」 の 中 で 、 「

子 ど も の発 達 は諸 領 域 、 つ ま り5領 域 が お互 い に 関 わ りあ って育 って い く。 実 際 の

子 ど もの 姿 と重 ね な が ら、 発達 の諸 領 域 が い か に 関連 性 を有 して い るか を押 さ え た上 で、 総 合 的

に 子 ど もの 発 達 や 発達 過程 を考 え る こ とが必 要 で あ る。」 と いわ れ 、 現 行 の 「

要 領 」 及 び 「

指 針 」

と同 様5領 域 、 「

健 康 」 「人 間 関 係 」 「

環 境 」 「

言 葉 」 「表 現 」 で 構 成 す る とい う方 向 が 示 さ れ た の

で あ る。 そ の な か で、 「

要 領 」

、 「

指 針 」 で 一 部 異 な って い る各 領 域 の 構 成 につ いて 、 「こど も指 針

(仮 称)」 で は、① そ の 整 合性 を 更 に 図 り、 各 領 域 を 「

領 域 の意 義 付 け」 「

ね らい」 「内容 」 で構 成

す る こ と、 ② 現 行 の 「

要 領 」 の 「

内 容 の取 扱 い」 や 「

指 針」 の 「

保 育 実 施 上 の 配慮 事 項 」 を基 に、

そ の 整 合 性 を 更 に 図 り、 教 育 の 「内容 に」 関係 深 い留 意 事 項 を そ れ ぞ れ の領 域 ご とに規 定 す る こ

と、 ③ そ して、 「

要 領 」 と 「

指 針 」 で 一 部 異 な って い る内 容 項 目や 表 記 に つ い て は、 そ の整 合 性

を 図 り、 原 則 と して共 通化 す る こ とが決 定 され た の で あ る。

次 に 、 発 達 に 応 じた教 育 の 内容 に つ い て で あ る。 前 述 した 「

小 学 校 との連 携 ・接 続 に つ い て の

意 見集 約」 か らみ る と、 学 び の解 釈 に つ い て は、 発 達 の プ ロセ ス と施 設 の基 準 の整 合 性 が議 論 さ

れ て い る。 幼 稚 園 は、 満3歳 児 か ら小 学 校 就 学 前 の 幼 児 に対 して幼 稚 園 教 育 を行 って きた。 「

領 」 で は従 来 か ら幼稚 園教 育 の基 本 と して、 幼 児 に育 つ こ とが期 待 さ れ る心 情 、 意 慾 、 態 度 な ど

の ね らい を 達 成 す るた め に、 教 師 が指 導 し、 幼 児 が身 に つ け て い く こ とが望 ま れ る もの を全 年 齢

共 通 の 教 育 の 内 容 と して 示 して い る。 一 方 、 「

指 針 」 で は、 第2章

子 ど もの 発 達 」 で 、 「1.乳

幼 児 期 の 発 達 の特 性」 を あ げ、 「2.発 達 過 程 」 で はお お む ね8つ の 区分 と して発 達 過 程 を示 し、

第3章

保 育 の 内容 」 の 、 「1.保

育 の ね らい及 び 内容 」 につ いて で は、 養 護 と教 育 の ね らい及

び 内 容 と して 、 乳 幼児 期 に 育 ち経 験 す る こ とが望 ま れ る基 本 的 な事 項 を、 全 年 齢 共 通 の事 項 と し

て 示 して い る。 現 行 の 「要 領 」 及 び 「

指 針 」 の 教 育 の 内容 を踏 ま え て 整 合 性 を は か り、 「こど も

指 針(仮 称)」 で は、 乳 幼 児 の 発 達 に お け る教 育 内容 を 規 定 した もの を載 せ て い くこ とが 推 測 さ

れ る。

(11)

次 に 、 指 導 計 画 を作 成 して保 育 を お こな う必 要 が あ る こ とに つ い て の 内容 が あ げ られ る。

平 成20年3月

に 告 示 され た 「

要 領 」 で は 「

指 導 計 画」、 「

指 針 」 で は 「

保 育 の計 画 」 と表 記 さ れ

て い るが、 共 に教 育 や保 育 を行 う上 で 計 画 を事 前 に作 成 して行 う こ との必 要 性 が 明記 さ れ て い る。

この 内 容 に 関 して 、 「こ ど も指 針(仮 称)」 で も取 扱 い に つ い て の 内容 が記 載 さ れ計 画 的 に保 育 を

行 う こ との重 要 性 が記 述 され る と考 え られ る。 ま た、 障害 の あ る子 ど もの保 育 、 家 庭 ・地 域 との

連携 、 子 育 て 支 援 も視 野 に いれ た もの を計 画 的 に行 うこ とな ど も盛 り込 まれ て い くと考 え られ る。

こ こで も 「

要 領 」 と 「

指 針 」 の 内 容 に差 異 が あ る た め、幼 保 を一 体 的 に考 え た もの が必 要 と な る。

指 針 」 の 計 画 の 中 に は、 保 育 内 容 の 自 己評 価 な ど もあ るの で 、 専 門 性 を意 識 した 内 容 とす る た

め に は、 はず せ な い 内容 で あ る。

「要 領」 に つ い て は、 上 記 内容 で ほ とん ど押 さ え られ た が、 「

指 針 」 の み に記 載 され て い る5章

健 康 及 び安 全 」、6章

「保護 者 に対 す る支援 」、7章 「

職 員 の資 質 向上 」 に 関 す る 内容 が今 後 ど の

よ うに取 り扱 わ れ て い くか に つ い て は今 回 の会 議 録 か らは読 み取 れ な か った。 さ ま ざ ま な立 場 か

ら多 様 な意 見 が 出 され、 各 委 員 の意 見 を くみ取 りな が ら1つ の 「こ ど も指 針(仮 称)」 に して い く

の は とて も大 変 な 作 業 で あ る。 しか しな が ら、 議 論 の 内容 が影 響 し、 反 映 さ れ て形 作 られ て い く

の は確 か な こ とで あ る。

4.お

わ り に

本 稿 で は、 この先 、 「

要 領 」 や 「

指 針 」 が ど の よ うに 改 訂 され 、 新 た な幼 保 連 携 型 認 定 こど も

園 、 幼 稚 園 、 保 育 所、 小 規模 保 育 等 へ の対 応 を意 識 した もの とな って い くの か を考 え る た め に、

本 ワ ー キ ン グチ ー ム」 に お け る会 合6回

分 の議 事 録 か ら、 「

子 ど も指 針(仮 称)」 に盛 り込 ま れ

る内 容 を 推 測 す る こ とを 目的 と して論 じて きた。

そ の 結 果 、 今 ま で並 行 的 に 行 わ れ て い た 「

要 領 」 と 「

指 針 」 の 改定 作 業 に お い て、 そ の 内容 は

時 代 や 社 会情 勢 の動 向 に よ って大 綱 化 され、 同 じ フ ロア で議 論 し歩 み寄 る こ とで、 変 化 して き た

状 況 が 理 解 で きた。

改 定 ・改訂 は、 そ の 時代 の保 育 を よ りよ く して い くた め に現 場 と密 接 に結 び つ い て い る こ と も

明 らか とな った。

同 じ幼 児 教 育 な の だ か ら、 幼保 を一 体 化 した い と願 う立 場 、 そ う と も言 え な い立 場 が あ り、 な

か な か1つ に な れ な い 幼保 の垣 根 を こえ た議 論 は、 「

要 領 」 ・ 「

指 針 」 を 「

子 ど も指 針(仮 称)」

と して ま とめ 、 幼 保一 体 化 を推 進 す る うえ で必 要 な プ ロセ ス で あ った と考 え られ る。

しか し、 結 果 と して本 会議 内容 の議 事 録 か らは、 「こ ど も指 針(仮 称)」 で幼 保 が一 本 化 さ れ る

とい う よ り、 「

要 領 」

、 「

指 針 」 は現 行 の もの を基 本 と し、 対 象 の施 設 に適 した 内 容 を若 干 手 直 し

した 形 で新 た に 告 示 し、 新 た に で き る総 合施 設 に対 して は、 「

総 合 こ ど も園 保 育 要 領(仮 称)」 を

告 示 化 して 各 施 設 が 「

要 領 」 「

指 針 」 「

総 合 こ ど も園 保 育 要 領(仮 称)」 の3つ の なか で 適 して い

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る も の を 参 考 に して 就 学 前 の 子 ど も を 保 育 す る と い う こ と に な る で あ ろ う こ と が 推 測 さ れ る 。 今 後 の 動 向 か ら 目 が 離 せ な い 状 況 で あ る が 、 「こ ど も 指 針(仮 称)」 と し て 、 日本 の 保 育 を 進 め る 基 礎 と な る 保 育 の 指 針 が 、1つ に な っ て い く こ と へ の 現 場 の 期 待 は 大 き い と考 え る 。 [註] ① 伊 藤 周 平(鹿 児 島 大)報 告 に よ る新 シス テ ム関 連 法 案 の 修 正 内容(以 下 「修 正案 」 とい う)に つ い て以 下 の よ う に ま とめ て い る。 「① 総 合 こ ど も園 法 案 を 撤 回 し、 認 定 子 ど も園 法(就 学 前 の子 ど も に関 す る 教 育 、 保 育 等 総 合 的 な提 供 の推 進 に関 す る法 律)の 一 部 改 正 案 に よ り、(i)幼 保 連 携 型 認 定 こ ど も園 を単 一 の 施 設 と して 認 可 ・指 導 監 督 等 を一 体 化 した うえ で 、 学 校 お よ び 児童 福 祉 施 設 と して 法 的 に位 置 づ け る こ と、(ii)新 た な 幼 保 連 携 型 認 定 こ ど も園 につ い て は 、 既 存 の幼 稚 園 お よ び保 育 所 か らの 移 行 は 義 務 づ け な い こ と、iii)新 た な 幼 保 連 携 型 認 定 こ ど も園 の設 置 主 体 は、 国 、 公 共 団 体 、 学 校 法 人 ま た は、 社 会 福 祉 法 人 とす る こ と、 ② 子 ど も ・子 育 て 支 援 法 案 につ い て は、(i)認 定 こ ど も園 、 幼 稚 園 、 保 育 所 を 通 じた共 通 の給 付(施 設 型 給 付)お よ び 小 規 模 保 育 等 へ の給 付(地 域 型 保 育 給 付)を 創 設 し、 これ ら の施 設 ・事 業 につ いて 財 政 支 援 を行 う こ と、(ii)市 町 村 が 保 育 の 実 施 義 務 を担 う こ と に も とつ く措 置 と して 、 民 間 保 育 所 に つ い て は 、 現 行 どお り、 市 町 村 が 委 託 費 を払 い 、 利 用 者 負 担 の 徴 収 も市 町 村 が お こな う こ と、(iii)保 育 の必 要 性 を 市 町 村 が 客 観 的 に認 定 す る仕 組 み を導 入 す る こ と、(iv)指 定 制 度 に 代 え て 、 都 道 府 県 に よ る認 可 制 を前 提 と し、 社 会 福 祉 法 人 及 び学 校 法 人以 外 の 者(株 式 会 社 な ど の営 利 法 人)に 対 して は、 認 可 基 準 の 適 合 に 加 え て 、 経 済 的 基 礎 、 社 会 的信 望 、 社 会 福 祉 事 業 の知 識 経 験 に 関 す る条 件 を 満 たす こと を求 め、 欠格 事 由 に該 当 す る場 合 や供 給 過 剰 に よ る受 給 調 整 が 必 要 な場 合 を 除 き、 認 可 す る こ と な ど の修 正 を加 え、 ③ 関 係 法 律 の整 備 法 案 につ い て は 、 児 童 福 祉 法24条 等 につ い て 、 市 町 村 が 保 育 の 実 施 義 務 を 引 き続 き担 う こ と とす る な ど の修 正 を 行 う、 な ど と な っ て い る(「 社 会 保 障 と税 の 一 体 改 革 関 連 法 案 に関 す る3党 合意 文 書 」2012年6月15日)。(月 刊 「保 育 情 報 」No.428.JU L.2012.) ② こ こで の 資 料 は、1∼3ま で が検 討 体 制 、 制 度 案 の 要 綱 、 今 後 の ス ケ ジ ュー ル 関 係 の 資 料 で あ る。4∼5 が こ ど も指 針 にか か る検 討 事 項 と当面 の検 討 ス ケ ジ ュ ー ル資 料 で あ る。6∼9ま で が 関 係 の 基 本 的 な資 料 で あ る。10は 本 日 の構 成 員 か ら事 前 に提 出 され た もの を ま と め た資 料 で あ る。 ま た 参 考 資 料 は、 子 ど も ・子 育 て 新 シ ス テ ム検 討 会 議 に つ い て とい う資 料 、 体 制 図 、 基 礎 的 な 資料 デ ー タ編 ・施 策 編 、 指 針 に 関連 して とい う こ とで 日本 保育 協 会 青 年 部 が ま とめ た提 言 で あ る ③ 新 た な 制 度 体 系 が 目指 す もの と して、 す べ て の 子 ど も の健 や か な育 ち の 支援 を基 本 に置 く、 国 民 の希 望 す る結 婚 、 出 産 、 子 育 てが 実 現 で き る社 会 と して い く。 未 来 へ の投 資 と して 将 来 の わ が くに の担 い手 の 育成 の基 礎 を築 い て い く こ とが あ げ られ て い る。 ④ 子 ど も ・子 育 て 関 連3法 案:「 総 合 こ ど も園 法 」 「子 ど も ・子 育 て支 援 法 案 要 綱 」 「子 ど も ・子 育 て 支 援 法及 び 総合 こ ど も園法 の施 行 に伴 う関係 法 律 の整 備 等 に 関す る法 律 案 要 綱 」 ⑤ 配 布 資 料 は、1∼4で 、 参 考 資料 は2つ で 合 計6種 類 配 布 さ れ た。 資 料1は 、 こ ど も指 針(仮 称)に 盛 り込 む べ き 「子 ど も ・子 育 て に 関 す る理 念 等 」 につ い て(案)」、 資 料2は 、 「教 育 ・保 育 の 定 義 につ い て (案)、 資 料3は 、 「こ ど も指 針(仮 称)の 構 成 等 に つ い て(案)」、 資 料4は 各 委 員 か ら提 出 され て い る資 料 を ま とめ た もの あ る。 参 考 資料 と して配 布 した 参 考1は 、 昭 和22年 度 に 出 さ れ た 「保 育 要 領 幼 児 教 育 の 手 び き一 」 を 抜 粋 した もの。 参 考2は 、 「平 成22年 度 版 家 庭 教 育 手 帳 」 を 抜 粋 した もの で あ る。 参 考 資 料2つ は、 「幼 児 期 の教 育 と小 学 校 教 育 の 円 滑 な接 続 の在 り方 につ い て(報 告)の ポ イ ン ト」 と報 告 で あ った。 ⑥ 「児 童 福 祉 法 」 に お い て は、 「す べ て の 国 民 は、 児 童 が 心 身 と もに健 や か に生 ま れ 、 且 つ 、 育 成 され る よ う努 め な け れ ば な らな い」 とさ れ て お り、 「す べ て の児 童 は、 ひ と し くそ の生 活 を 保 障 さ れ 、 愛 護 さ れ な け れ ば な らな い」 とさ れ て い る。 ⑦ 「児 童 の 権 利 条 約 」 に お い て は 「児童 の 教 育 が 次 の こ と を指 向す べ き こ とに 同意 す る」 と い う中 で 、 「児 童 の 人 格 、 才 能 並 び に精 神 的及 び 身体 的 な 能 力 を そ の可 能 な最 大 限 度 ま で発 達 させ る こ と」 な どが うた わ れ て い る。

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⑧ 子 育 て の基 本 と は、 「子 ど もが 、 そ れ ぞ れ の 個 性 と能 力 を十 分 に発 揮 す る こ と、 人 の気 持 ち を 理 解 し互 い を 認 め 合 い、 共 に生 き る こ とが で き るよ う にな る こ と、 こ の よ うな子 ど もの 健 や か な 育 ち は、 子 ど も の親 の み な らず 、 今 の社 会 を構 成 す るす べ て の 大 人 に と って 、 願 いで あ り、 ま た 喜 び で あ る。 そ して 、 子 ど もの 健 や か な 育 ち は、 我 が 国 に と って の 最 大 の 資 源 で あ る 「人 」 づ く りの基 礎 で あ り、 子 ど もの育 ち を支 援 す る」 こ とは、 未 来 へ の投 資 で あ る。 ⑨ 配 布 資 料 は、3種 類 で あ った。 資料1は 「教 育 ・保 育 の定 義 につ い て補 足 資料(案)」 、 資 料2は 「こ ど も指 針(仮 称)の 構 成 等 に つ い て(案)」 、 資 料3は 「各 委 員 か ら提 出 さ れ た 資料 を ま とめ た も の」 で あ る。 ま た 、 参 考 配 布 の資 料1∼5が あ り、 参 考 の1は 、 「教 育 ・保 育 の定 義 に つ い て」、 参 考 の2は 、 「昭 和22年 度 保 育 要 領 幼 児 教 育 一 の手 引 き」。 参 考 の3は 、 「平 成22年 度 版 家 庭 教 育 手 帳(乳 幼 児 編)」。 参 考 の4、5は1回 目、2回 目 の こど も指針(仮 称)ワ ー キ ング チ ー ム に お け る各 委 員 か らの 主 な意 見 を ま とめ た もの で あ る。 ⑩ 配 布 資 料 は、3種 類 で あ った。 資 料1は 「教 育 時 間 ・保 育 時 間 につ いて 」、 資 料2-1は 「子 ど も の発 達 に つ い て 」、 資 料2-2は 「要 領 解 説 」、 資 料2-3は 、 「指 針 解 説 」、 資料3は 「各 委 員 会 提 出資 料 」、 参 考 資 料 が3種 類 配 布 され た。 参 考1は 「第3回 こ ど も指 針(仮 称)ワ ー キ ン グチ ー ム にお け る各 委 員 か らの主 な意 見 」 参考2-1「 幼 保 一体 化 につ いて 」、 参考2-2「1月24日 の幼 保 一 体 化 ワ ーキ ン グチ ー ム 資料 」 で あ る。 ⑪ 「教 育 時 間 ・保 育 時 間 の基 準 」 に つ い て は、 幼 稚 園 の1日 の教 育 課 程 に 係 る教 育 時 間 は幼 稚 園 教 育 要 領 に お い て4時 間 を 標 準 とす る と さ れ て い る。 ま た 、 地 域 の実 態 、 保 護 者 か らの要 請 ・要 望 に よ り、 標 準 の 教 育 課 程 の終 了 後 に希 望 者 を対 象 に行 う教 育 活 動 、 「預 か り保 育 」 が 行 わ れ て い る。 保 育 所 の 「1 日保 育 時 間 」 は児 童 福 祉 施 設 の最 低 基 準 に お い て 、1日 につ き8時 間 を原 則 とす る。 そ の 地 方 に お け る 乳 児 ま た は幼 児 の 保 護 者 の労 働 時 間、 そ の 他 家 庭 の 状 況 等 を考 慮 して、 保 育 所 の 長 が 定 め る と い うふ う に最 低 基 準 で 規 定 して い る。 延 長 保 育 の 事 業 実 施 要 綱 で は、11時 間 の 開所 時 間 の 前 後 に行 う補 助 対 象 とす る。 保 育 所 の開 所 時 間 は11時 間 が 標準 。 また 、 夜 間 保 育 所 の 開所 時 間 はお お む ね11時 間 と され て い る。 ⑫ 総 合 施 設 につ いて は、 この会 議 の あ った 時 期 で は幼 稚 園 と保 育 所 の機 能 を併 せ 持 つ 施 設 の 名 称 を 「総 合 こ ど も園(仮 称)」 と して扱 って い た が 、 三 党 合 意 後 は 「幼 保 連 携 型 認 定 こど も園 」 と した。 本 稿 で は、 混乱 を さ け るた め に 「総 合 施 設 」 とす る。 ⑬ 配 布 資 料 は、6種 類 で あ った。 資 料1-1「 教 育 ・養 護 のね らい及 び 内容(案)」 。 資 料1-2「 要 領 ・ 指針 対 照 表(教 育 ・養 護 の ね らい及 び 内 容 関係)」。 資 料1-3「 平 成11年 指 針(抄)(保 育 の 内 容 関係)」。 資料2「 家 庭 ・地 域 と の連 携 、 子 育 て支 援 に つ い て(案)」。 資料3-1「 小 学 校 との 連 携 ・接 続 につ い て (案)」。 資 料3-2は 、 参 考 資 料 と して 、 「第4回 こど も指 針(仮 称)ワ ーキ ング チ ー ム に お け る各 委 員 か らの お もな意 見 を ま とめ た もの が配 布 。 ⑭ この 資 料 の 根 拠 と な る法 律 は、 「教 育 基 本 法 」11条 、 「学 校 教 育 法 」22条 、23条 と 「児 童 福 祉 法 」39条 等 で あ り、 これ らに基 づ い て、 幼 児 教 育 ・保 育 の現 状 を説 明 して い る。 ⑮5領 域 は、 教 育 内容 の 「健 康」 「人 間 関係 」 「環 境 」 「言 葉 」 「表 現 」 で あ る。 ⑯ 配 布 資 料 は、7種 類 で あ った。 資料1-1「 子 ど も ・子 育 て に関 す る指 針 に つ い て(案)」 。 資 料1-2 は、 資 料1-1の 参 考 資 料 で あ る。 資料2-1は 「子 ど も指 針(仮 称)ワ ー キ ン グチ ー ム にお け る こ れ ま で の議 論 の整 理(案)」 、 資料2-2は 、 「子 ど も ・子 育 て に関 す る理念 」 に 関 す る参 考 資料 、 資料2-3は 、 「施 設 に お け る指 導 ・援 助 の 基 準 」 関 係 の 参 考 資 料 。 資 料 の資料2-3は 、 委 員 か ら事 前 に提 出 され た意 見 資料 で あ る。 な お、 参 考 資料 は、 第5回 会 合 に お け る各 委 員 か らの主 な意 見 を ま とめ た もの で あ る。 ⑰ 多様 な 保育 事 業 とは、 小 規 模 保 育 事 業 、 家 庭 的保 育 事 業 、 居 宅 訪 問型 保 育 事 業 等 を指 す 。 [参考 文 献] ・内 閣府 ホ ー ム ペ ー ジhttp://www8 .cao.go.jp/shoushi/10motto/08kosodata/index.html#wg ・内 閣府 政策 統括 官(共 生 社 会 政 策 担 当)付 少 子 化 対 策 担 当 ・子 ど も ・子 育 て新 シス テ ム検 討 会 議 作 業 グ ル ー プ ・子 ど も指針(仮 称)ワ ー キ ン グチ ー ム第1回 会 合 ∼第6回 会 合議 事 録 。 ・ 「子 ど も ・子 育 て新 シス テ ム に つ い て」 資 料42011年5月12日 内 閣府 ・基 本 制 度 ワ ー キ ン グ チ ー ム(第11回)「 子 ど も ・子 育 て新 シス テ ム に つ い て 」 参 考22011年5月18日

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内 閣 府 ※2011年5月12日 社 会 保 障 改革 に 関 す る集 中検 討 会 議(第 六 回)資 料4 ・基 本 制 度 ワー キ ング チ ー ム(第20回)資 料1「 子 ど も ・子 育 て 新 シス テ ムに 関 す る基 本 制 度 と りま と め」 (案)2012年1月24日 内 閣府 ・基 本 制 度 ワー キ ング チ ー ム(第20回)資 料2「 子 ど も ・子 育 て 新 シス テ ムに 関 す る基 本 制 度 と りま と め」 (案)(説 明 資料)2012年1月31日 内 閣府 ・基 本 制 度 ワー キ ン グチ ー ム(第20回)資 料3「 補 足 説 明 資料 」2012年1月31日 内閣 府 ・全 国 厚 生 労 働 関 係 部 局 長 会 議(厚 生 分 科 会)説 明 資 料 ∼ 子 ど も ・こ と建 て 新 シ ス テ ム につ い て∼2012 年1月20日 内 閣府 ・平 成24年 度 現 代 保 育 研 究 所 第1回 研 修会 資 料 資 料3「 子 ど も ・子 育 て新 シス テ ム関 連 三 法 案 」 社 団 法人 全 国保 育 士 養 成 協 議 会2012年6月30日 ・平 成24年 度 現 代 保 育 研 究 所 第1回 研 修会 資 料 資 料4時 事 通 信 記 事 「社 会 保 障 と税 の 一 体 化 改 革 関 連 法案 に 関 す る三 党合 意 文 書 全文(2012.6.19)」 社 団法 人 全 国保 育 士 養 成 協 議 会2012年6月30日 ・津金 美 智子 「子 ど も ・子 育 て 関連3法 案 に つ い て」 保 育 者 養 成 研 究 会2012年7月 ・ 「月刊 保 育情 報No.428∼430」 保 育 研 究 所2012年 。

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