農家の階層、部落財政及び農村財政
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(2) . 北 海 道 学 芸 大 学 紀 要 (第一部). 第6 巻 第 2 号. 2月 昭和30年1. 農家の階層、 部落財政及び農村財政 門. 間. 董. 吉. 北海道学芸大学旭川分校経済研究室. 4oNMA : Toldchi卦. Survey Research ofC1 assof Farmers ,. l lage Finance Buraku Finance and Vi. 第一部 農家の階層区分と部落財政. く 役 職につ る 各種 翻 に 〕卿 卿 雌 鯛ョ 富 麗. 〔一〕 序. 論. 農 家の階層. 力の差. 〔一〕 序. 論. 1月 から翌年3月までわたく しは傾斜地畑作農家と平坦地畑作農家の経済状態を比較す 9年1 昭和2 る為に実態調査を行った。 それは北海道総合開発委員会事務局農林水産班より委託されたものであ った。 この調査中、 部落財政に関する資料を入手した。 それは部落費支 出内訳の明細書と部落費負 担割合明細 書とであった。 これらの資料と部 落でのき>とり調 査を基にしてわたく しは次の ことが. らを以下で分析 したいとおもう。 正しく反映している 1 , 部落費負担割合をきめる為になされた農家の等級区分は農家の経済力を かo. 2 . 部落における各種役職についている農民はどの階層からでているか。 いるか。 3 . 部落財政は何に、 どれほど支出しているか、 それはいかなる役割をはたして 別町の西南部に 士別は旧士 ある 南 士別 町で , わたくしが調 査の対象として選んだ部落は士別市南 。 位し、 剣淵村と境を接している500町歩、 90戸ばかりの部 落である。 士別駅より西南に約1 里の地 点にあり、 部落の中央部を国道が、 東部を宗谷線が南北に通ってい る。 部落の周囲を剣淵川が流れ ており、 剣淵川流域は地力が高く、 平坦地水田、 畑地帯 となっている。 中央部 はや 高台となって おり、 重粘土地帯で地力はや 劣る。 西部は傾斜地畑作地帯 で地力最も低 く、 農家数も少ない。 この部落は明治の終り頃 から大正の初めにかけて開拓された。 この部落の南部から中央部にかけ. ては剣淵 屯田兵の演習地であった。 中央部から南部にかけては農場として発達 し、 西部傾斜地帯は 民有未墾地処分法の適用をうけて開拓せられた。 この傾斜地帯には 岐阜団体、 富山団体が入植した 為に今でも実行組合名としてその名残りをとどめている。 中央部 から南部地帯にかけては福島県出. 身者が多い。 農場小作人として入植 し、 農地改革で自作農になった者が比較的多く、 最初から自己 の所有地を開拓した農家はきわめて少ない。 大正から昭和の初めにかけては丘陵地帯の農家は除虫菊栽培によって裕福であったといわれる。 その当時は平 坦地帯は土地改良が行われず、 水田は冷害にあう ことが多く、 地力も低く貧困農家が :代がすぎさると共に地力も衰え、 全くの貧 多かった。 しかし、 現在では丘陵地帯は除虫菊の黄金時 - 92 -.
(3) . 農家の階層、 部落財政及び農村財政 困農家に転落し、 低位生産地帯と化してしまった。 それにひきかえて、 平坦地帯は土地改良が行わ れた為にかつての低位生産地帯は高位生産地帯に変り、 特に剣淵川流域の農家は部落で上位にある も の が 多く なっ て いる。. この部落の農家は七つの実行組合に分けられて組織されている。 第一組合は剣淵川流域にあり部. 落の西部から南部にわたっている。 第二組合は中央地帯の高台にある。 第三組合は北部の傾斜地と 高台にまたがっている。 第四組合は剣淵川流域の畑作地帯で部落の東部にある。 第五組合は第一と 第二組合の間にはさまり平坦地帯にある。 白山、 岐阜組合は傾斜地帯のみにある。. 一般的に云って、 第一、 第四組合の農家は経済力が高く、 白山、 岐阜組合の農家は経済力はきわ めて低い。 前者と後者は対照的である。 第一、 第四組合に次ぐのは第五、 第二、 第三組合の順であ る。 しかし、 各組合共に農家の経済力の差はかなり著しく、 階層分解がかなり進んでいるようにみ. うけられる。 農民自身このことをよく認識しているのであって、 これが農家に等級をつけて部落費 負担に差をつけさせることにしたのである。. 3町歩、 原野72町歩、 山林5 8町。 畑作地帯であ 0町歩、 畑27 90町歩。 水田5 この部落の総面積は4 31町歩) 2 9町歩) 9町歩) る。 主要な畑作物は馬鈴薯、 燕麦 (各5 、 クロバ← ( 、 その他飼 、 ビート (. 4 15町歩) 2町歩) 6町歩) 料作物 ( 。 ビー トは第四組合農家 (平坦地畑作地帯) に 、 除虫菊 ( 、 アマ (. 多く、 アマ、 除虫菊は傾斜地畑作農家、 白山、 岐阜組合に多い。 部落は十の班に組織されている。 班には班長がおり、 実行組合と班とは構成員が異っている。 農協青年部、 愛郷同志会のメ ンバー. (中堅農民) によって実行組合と班の編成を一致させようとする運動がなされているが、 まだ成功 していないようであった。 農家間の感情対立がこれを妨げている様子である。. この部落には農家間の縁故関係がきわめて多く、 また同族関係もかなりある。 実行組合や班をこ えていくつかの グループに分けることができる位である。 この 点本州の農村にかなり似ているとい. える。 農民は部落、 実行組合、 縁故という様 々なきづなによって制約されて自由なる活動はほとん ど見られない。 他方では農民間の貧富の差は益々大きくなってきており、 中農の貧農化、 貧農の脱. 落、 富農の資本蓄積が進んでいる。 以下部落の等級区分をもとにして農家の階層分解の実態を明か に しよ う。. 〔二〕 農家の等級扇分と農家の経済力の蓬 部落費の負担割合をきめるのにこの部 落では部落総会において農家に等級をつけることにしてい る。 この等級区分は毎年行われる。 等級は過去三 ヵ年間の経済状態をもとにしてきめられる。 表に. 9年と30年の等級をかふげた。30年は29年の等級構成をかえている。 は2 9年の等級にひ 2 9年にくらべて30年の等級があがった農家は第四実行組合に多い。28年の水害が2. びいたが、 30年ではそれは考慮外におかれたので、 もともと生産力の高い平坦地畑作地帯の農家で ある第四組合農家の等級は高くされたのである。 等級の高い農家は第一、 第四、 第五組合に多く、 低い農家は白山、 岐阜、 第三組合に多い。 しか し、 どの組合にも等級の低い農家がみうけられる。 , 各組合とも階層分析がかなり進んでいることが わか る。. この等級区分は部落民全体の評価によって行われる。 部落民全体がみた眼はそう狂わないのでは ないだろうか。 わたく しがあげた規準によってそれを確めてみようとおも う。 1耕地面積、{ 1 }土地評価額、( 2 経済力の指標としてあげた規準は次の如くである。{ 3厚L牛飼育頭数 、 1農手借入額、{ 4農機具、( 5 }農作物所得、 7 )信用評定貸付限度額、{ ( (剛特別経費、( 9 )農協経由農作物 8 , 金借 回農林漁業金融公庫資金借入額 回冷水害営農資 入額 販売額、 、 。 これらは市役所、 農協、 農民 3一 -9.
(4) . 門. 間 .董. 吉. てもらった。 それ 同盟の資料によった。 そのほかに、 部落の有力者によって農家の経済力を評価し は生活状態による区分、 経済 発展の能力による区分及び労働雇被傭関係による区分である。 傾斜度、 土地 経営耕 地面積の大小は農家の経済力に差をつける主要な要因の一つである。 地質、 をつけ加 地評価額 改良なども大きな要因であるから、 面積の大小のみでは不充分である。 そこで土 れるか えた。 固定資産税賦課 の基礎として評価されたものであ る。 種々の条件を考慮して評価さ ら、 評価額の大小は農家の経済力の指標として有効であるとおもう。 購入 乳牛飼育頭数の多小、 飼育の有無は今日、 農家の経済力の指標としてきわめて重要である。 農は また酪 資金、 設備資金、 信用、 土地を或る程度以上もたなければ乳牛を飼うことはできない。 農を望んでい 災害に対する抵抗度を強め農家の転落を防止する役割を果しており、 多くの農家は酪 る状態である。 農機具は資本蓄積の指標である。 購入時期、 方法も重要であるが、 ここでは省略した。 資本蓄積 は収益が基礎である。 収益のある農家は上層農家、 経済力の高い農家である。 農作物所得は税務署査定のものである。 これは次のようにして算出される。. 農作物の単位価格×作付反則×反当収量- 生産費 生産費、 単位価格は税務署によって決定される。 反当収量は税務署と農民同盟の協定によってきめ られる。 反当収量は協定値と実収値で異なり、 この差 が農家によって異なるのが普通である。 経済 の 力の高い農家ほ ど有利である。 従って経済力 の高い農家の所得 の過少評価度は経済力の低い農家 の これは農家 大きい 。 それより非常に大きい。 経済力の高い農家ほ ど税金のか らない闇所得額は 貧富の差を益々大きくする働きをする。 特別経費は雇入労賃、 トラ クター使用料、 土地改良の為の石灰代、 土管代、 土功組合費な どから なる。 粗所得からこの特別経費をひいた残りが総所得となる。 これから各種の控除額をひいた残り が所得税の課税標準となる。 農作物所得 が高くとも特別経費が大きければ農業所得は農作物所得 が 低く、 特別経費も小さい農家の所得と同 じ程度にな るか、 低くなることもありうる。 特別経費控除 は農業助成策 であり、 上層農家に 有利な作用をする。 信用評定貸付限度額は農家の信用度=経済力を示す。 短期農業金融制度としての農業手形融資の 最高額を示す。 これは次の ようにして算 出される。 農協出資金×5十農協 定期貯金×2十 農協経由農産物販売額 -期限内未償還額=信用評定貸付限. 度額. 借りたい 経済力 の高い農家ほど限度額は大きい。 借りる必要度 の小さい農家ほどよけい借りられ、 とおもう経済力 の低い農家はあまり借りられない 仕組みである。 農協経由農産物販売額は信用評定貸付限度額決定の一要因である。 経済力の高い農家は農産物の. 商品化率が高く、 しかも農協経由で販売される額は大きい。 米、 ビー ト、 馬鈴 薯、 牛乳などは上層 農家の主要なる販売物である。 彼らは現金の必要に迫られる度合いは下層農家に比して低いから直 接商人に売る割合は少ないとおもわれる。 農協経由で売れば農手借入額も大きくなるのだが、 それ は上層農家に有利になるように 仕組まれている。 冷水害営農 資金は冷水害によって農手借入額の返済が困難になった農家に主として貸付けられた といわれる。 農家は短期資金を長期 (三ヵ年) 資金に切替えることによって危機 を一時的にのがれ が高いの たわけである。 上層農家は営農資金を借りる必要はあまりないとおもわれる。 最も必要度 からである 。 下層農家 は中農層である。 貧農への転落を防ごうとするし、 農業に対する熱意も強い では借りよ うとするものと全然借 りようとしないものとに分かれるのではないだろうか。 熱意の有 無、 能力の有無がその原因であるとおもう。 4- 【9.
(5) . 農家の階層、 部落財政及び農村財政 農林漁業金融公庫資金の借入額の大小は主として土地改良費の大小をあらわす。 農家は農業投資 資金の大部分を政府補 助金によって賄い、 不足分を農林漁業金融公庫から借りるの である。 土地改. 良に熱心なのは上層農家であり、 下層になるにつれて土地改良に対する熱意と能力が低下すると考 えられる。 農家の等級 区分 農家85戸は1級から24級まで区分されている。1 級から10級までを第一グループとし、 上層農家 6級から24級までを第三グループ、 下層農 家 群、 11級から15級までを第二グルー プ、 中層農家群、 1 くこ と に し よ プ の相違を各指標によってみてゆ 群と三つのグルー プに分けて、 各グルー の経済力 う。 こ のよ う に 区 分 して み る と、 第 一 グル ー プ27戸、 第二 グ ル ー プ27戸、 り、 各 グル ー プ の 農 家 数 は ほ ゞ 同 一 と な る こ とが わ か る。. 第一グルー プには3町未満 の農家はなく、 6 町以上の農. 経営耕地面積 経営耕地面積階層別農家数 (単位戸). 巨 町未満 第一グループ 第二グループ 第三グルー プ. 計. 3町~5町. 0. 10. 4. 13. 17. 14. 21. 37. 発け~6町. 6町以上. 3 6. 14. 27. 4. 27. 0. 31. 18. 85. 0 9. 家が半数をしめている。 第二 グルー プになると3町-5町. ^ 晋 一. が最も多く、 6 町以上は少な く、 3 町未満も4戸ばかりあ る。. 第三グルー プでは5町以上 は なく、 3 町未満の方が3町. 昭和29年農業基本調査より. - 5 町 よ り多 く な って い る。. 各グループの相違はまず耕地 面積にはっきりとあらわれて. 土地評価額 土地評価額階層別農家数 (単位戸) ZU刀 門 3 U力以 不 明 上 未満 ~20万円 ~30万円. IU灯 門 IQ力 門 3. 7. 4. 12. 第一グルー プ 第ニグル【フ 第三グルーフ. 15. 7. 計‐. 22. 26. 第 三 グ ル ー プ31戸 と な. 7. 8 2 17. n V. lo. . ▲. 2. 7 t. 0 12. 8. い る。. 計. 第一グループでは30万円以 0万円以 0戸で、 1 上の農家が1. 27 27. 下の農家はわずか3戸しかな. 31. い。 第 二 グ ルー プで は10一20. 85. 万円の農家が12戸 で 最 も 多 く、 30万円以上の農家は少な. 市役所税務課固定資産税帳簿より. 5戸で零細土地所有は この面でも明らかにみられる。 土 い。 第三グループでは10万円未満の農家が1 、 上層農は 地評価額の差は固定資産額の差となってあ らわれる。 下層農を1とすれば、 中層農は 2 3 の割合となる。 これは経営耕地面積の比率よりも大きい。. 乳牛飼育頭数 第 一 グループ では3頭 以上. 飼っている農家が9戸あるo. 乳牛飼育数別農家数 (単位戸) 1 頭 lo 頭 .. . ≧ 1 雲 孝 司 繋 三 . 7戸中6戸防乳牛 -プでは2. . なると乳牛飼育農家はゎづか. 鱒 二開. 1 計 . 墾. 59. . 2. 什 フ 〔 乙. 3頭以上. 頭. 5. 9. 4. 0. 2 デ1 ▲ ;. 6. 11. . 昭和2 9年市役所農政課農業実態調査より -9 5-. 80 9. 計. 27 27. て 蓋 31. 85 .
(6) 30. 年 年 等級 等級. 29. 耕 地 面 積畝. 67564 200 398 一 576一 165 0 32 61 99 50 妙 241 3. 1 - 一 - 1 - 11- -. - 111 一 , -. 11 -. ー. タ. モ ー. 6 22 7. 第三 第四. 0 22 3. 00. 6 25 44 2. 217 282. :. 11111 ー : 一 一 一 , ニ 一. 1 = 1. - : ;. 11- -. 1. :. :. 第 一 グル ー プ. -. , :. -. ー 一 -. ニ. 84 22. 柘 69 一. ?名. 18 34 9. 秀男. 22 14 24. 雄 口 % 一 一 名 29 05 2 27. 一. 一 30 引 68 60 97. ? う” 10 23. 2. 一. ? 敵w 99副 62. 86 30. 25 68 45. 87 42 26. 一. 72. %. 04 41 42 31. 一. 43 16. ? 名肌. 妙. 税 87 52 23. 発. ”. 95. 45 2 69. 86 35 95. ?” W ?途. 一. ?・. ?瀞. 9. 61 91 87. 一%. 77 55 65 鋭 37. 69 7 3. 引 節. 71. 05 男 65 7668 3 203 纏綿. 91 23 84. 77 95. 965080 04 08 6 匁 6 33 88 47. 978 3 64 470 3. 58 33 8 2 31 40 000 78 ?・ 73 9 80 一. 18 20 02. ?%. 2. % 9 1. 68 47 64 48 男 72 ?労 ?. 43 一 8 一: 一 6 60. 1 - 一 -. 一 一 一 - -. - 一 , ニ : -【 1 ー 1 , 一 : : - 一. 一 一 : : 一 一 3 1 一. 23=. 第第第第 2222 1 二 20 三 25 23 五 19 五 19 45 第二 20 2. 186 23 205 173 198. 1 1 一 【 一 2 , 一 -. 99000 490 4270 666 33 3 45. 2. 引13 5068 888 546 150 111 678 第第第 7 一 111 28 7888 一 五五四 0 158 第第 1 9 99 ,3 16 12 9 0 573 0 1. 11 11一 一 - 一 , - 一 ニ 一 2 一 , ニ ー 一 : ニ 111 ー 11一 ー 1 ,. 機. 穀. 脱. 1. 郡. 一. 10. 46 36 82. 644. 10. 秒. 樽 一 41. 4 1 一 14 74 14. 鑓. 25. 34 13. 80 22 25 68 万. 節 男. 84 25 20 30 31. 30 30 節. 一. 32. - - 46 一 等. 一 - -. -. 35. 一 一 一 -. 30. 2. 万 男. 07 09. 51. 11. 1 1 i. 4 4. 11. 4 333 1 11. 3 4. 33 1 1111 1111 5一( 乙. 11111 111 4 1一1 1 ▲ 444 1 2. 44 1 1 111 1 11 1一. 1 3 4 1 1. 1 ▲1 ▲ 11111 1111ニ 1 3 23 1 1. 節税 21 5【^ ソ 21 ム. 64 32 繋 妙 14. 骸 56 34. 05 21. 19 倣. 発 覚 42. 16 50. 12 % 50. # 噺 確 28 29評定 蛸搬轍 28経販 農状態の 力 経力 上闘 モミ 人 人 鞘 猷労働屋 暇 瓢 年 年信 限度缶 鴫 繍 由 年農 力 力 農 年 畜 家 年 特 被済上の 上の ぎ の 総 所得 農 売 貸 ズ 粉 霧機 散 』 産 発 作 の区 区 展区 廠 粉機 用 付 額 区分 生 リ機 璽 現 榊 榊協千物額 活分 傭分 能分 柵 榊 千円 千円 円. 農家の等級と農家の経済力. 第第 91 325 14 111 五四四 11 16778567 56776 一 妙1 181 0055 123 1 一 第第第 112 486993 11 一 21 一 77 34 五 , 4 1 一 9 四 37 15 1. 678 第一 五四 4 13 一 第 1111 4655 4 第第第 4 55 9 o 10 一. 一 一. 7 3 5. 数 機. 増 乳頭 発 価牛飼育 璽 動. 第第第第第 だ9 95074 1 12 1112 66 一 11111 23 532 2 8 一 四五四 69 250 3 3 2205 38 4 5 680 5 3 名 4. 実 農 農 家の 番号 行 家の番号 組 合 名. .
(7) 2 28. 35 3 17 2. 5 5. 4. 第四 三299 第 2. 男 54. 0 22 3 4. 540 285 2 59 577 530. 三. 白第. 五山. 48 第第 一 二22222 6 4 砂鶏 12 55 阜 岐岐 阜 引 57 55 5 2 第四. 43 名 45 46 47. 44. 33. 伽甥. 0 39 弼 籾 糊 2 1 4. 第五一 222 0 第第 4. 二 四. 222. 22. 2 2. 一 159. 153 36 240. 聡 1 99. 2 0 7 妙 7 1 1 0 1 1 2 1 9. 鶏 脂 肪. 650 2 2 4 総鋤 雌. 39 鞘 41 42. 発. %. 第四 22 33 白山山 白第第 267. 蹴 鰍 鵬 2 9 6 組. 第. 88. 眺. 37. 1. 26 4. 徹 税21 98 69 務 班3%. . . . . =. - - - - ,. :. 一 一 一 =. :. - - 一 一 ,. - - - - -. 一 - 一: 一- - - -. 1 一. ニ. ニ. ー. 一 一 ニ. 一 一 一 一 一. 1 一 : - - 11 , 【. , - 1 - -. 機. 穀. 脱. - - - - -. - - - :. - - - - -. ー ー 一. ニ. - 一 一 一 ー. れ 98 89 鑓 妬. 05 27 86 49 53. - . ー :. , 。. ー ニ. 25 ,. 2 2 :. , , ,. ,. 24 6 5 - 繋 - 60副 10 67農外. 84 : 一 57 一 11 31 27 ー 一 用. =. グ ル. - -. 79 6 % : 2 一 一 口. B 3 31 一 : 一. 2 23 3. 81 8 1 ‘ 6. 一. 一 :. m 7 0. 14. 復 復 37 7 3 m 2 0 口国 ”. , , - 一 “ 3 5 珍 9 1. 一. 5 32 31 27. 機 静 男 50 64. β 63 74 32 25. 30 62 れ 4 15. 41. 95 1. 26. 28. 雛 年 費年 畜年 産 年 特年 総所 総所 作 晒 撫 繋 得千 得 榊 留 冊 円. 6 1 層 - 63 1 , 74 - 間 紗 -- - 29 -. - . , - : - 一 -. . 1. - 1 :. -: -- - : -- - - 1 - , - - 一 冊. - - - :. - - - - -. -. - - 1 -. .. モ 人 人 ミ 力 力 ズ 粉 散 リ機 霧機 粉 機. 農 家の等級 と農家の経済力 =. , - : 一 , 一 - 一 一. 頭 発 動 数 機. 弼 甥 6 7 4 伽 4 70. 22. 1 111. 耕地 土評 年等級 価 面 地額 積. 30. 第一 ニ 22 3 11 白山 5 第第 003 2 222 一 五一. 白山. 1. 第四 阜五 111 8五 岐 8 第第 99. 年 等級. 29. 男 34 35. 籾. 28 29 30 31. 組 番号 合 名. 農家の実 行. . ”. 一. 65. 32 38. 35 倣. 引 78 卯 15 発. 27 男 7 1 7 2 86. 紗 7 4 禽. 01 95. 69. 34 56 卯 75. 5. ー. %. 一 一. 64 18. 12. 一. 7 41. 2 3. 妬 “ m 66 鰻. 如 6. 30 64 15. 33. 49 25. 9. 一. -. 等. 一 30 54 40. 一 ‐ 3 5. 一 20 86. 15. 一 一. 一 r 78 30 39. 30 39 樽 節. 22. 節. 62 53 24. ‐. 131. 階 “ ” 班. 6 15. β 39. 引 25 82. 節 220 細. 1989. 149. 筋. 芳男. 籾. 鯵 ‐. 285. 摘 1 2. 農状 由 農作 物 年農 売 家態 のの 生区 協 額 活 分 円. 28経販. 3. 4一. 34. 3 4. 2 2. 212. 11. 3 33. 2 1 2. 21. 3. 1 2 1 2. 44. 4. 4 5一. 2 3. 3 2 3. 5 J4 22. 5. 5. 44. 1一 3 4 3 4. 3. 4 4 44. 経力 済上 発の 展区 能 分. . . . . .
(8) ℃ 仰 ーー. 1 1. 80 81 82 83 84 85. 79. 75 76 77 78. 74. 加 71 だ 7 3. 砂. 66 67 68. 65. 0 6 6 1 税 務 税. 労 56 労 58 労. 年 等 級. 30. 畝. 耕 地 ・ 面 積. 30. 22. 然7. 岐. 山阜. 2 22. 22 3 4. 1683 355 1. 第五 33 20 22333 旧50 岐阜 ” 2 第第白 245 22 1 一 三3333. 第 第三. -. 一 一 =. 一. 一. 一 - -. 一. -. 2. 一 :. 一. 一 - -. 一. . 一 ー. 一 一 一 ニ. :. 一. 一 :. 一. 一 一 一. 一. 一 :. 一. 一: 一 - -. 一 一. 一. :. 一. :. : 一. 56 一 一 : : - - 一 一 - 一 一 一 切一: -:. ”. 一 =. 一 一. 一 - -. 一. 一. 一 一 一. ,. 一 一 一. 一 , 一 一. ,. :. ::=. :. ,. 一. 一 一. - -. : 一. 1. ,.. 3. 節 一. 46 42. 62 : 一 一: 一. 一 一. 65. 一. 一. .一. : 19 .: :・. 旧 9. 1. ;提. 55. 396. 一. 43. 一 一. - -. :. 一 一 : 4 1 39 一 一 勝濃 外 9 1. 一 - -. 25. - -. 一 口. 87 11 29. 男 一 ,,. 一 男 一 一 28 一 一 0農 外19 2 24 2 一 一. 37. 一. ‐4 8 50 58. 73 76 81 総 54. 90. 1 1. 男 67 等彫. 柵. 千円. 榊. 総 60 国. 39 6. 一. 37 3. 一. 22 20 35. 10 一 ー 1 3 労 一 一 18. 妙 30 32 引 38. 7. 2. 節 一. 一 一 3 1. 一 2 4. 一如 一. 22 19 38. 23. 52 ‐ 13. 一 - -. 57. 一 一. 38 お 38 一 1 5. 9. 一. 一 . 一. 15 15 28. 21 54 勝. 節 一. 94 樽 21 鶏 29. - - - - 10. 一 一. 5. 一. 17. 23 6. 一 4. 37. 43 38. ロ ー. -. - - - -. 24. 28. 力 力 上 上 の区分 の区分. 3. 3 3 44. 3. 54. 44. 4. 222 5 3. 一. 一 1 3. 7. 24. 65. 1 ▲. 2 2 1. 23. 3. 一 一. 4 4 一. 4 一一. 4 一 4 一. 3. 33333. 3. 3 3 3 2. 3. 4443333. 4 一. 44 一1333. 4 44. 5542 3 =”労. 嬢 = 街 14 41. 11 6. 21. 432 一 一. “ 1 ・2 11 4 迄 33. 92 11 等 87 男. 322 52 3222 44 J 56 〆 ’ 26 13 ^%乙 4 4 18 3. 額 円. 売. 販. 搬 轍 経 農状 態労働雇 略輪 解 〈家の闘 上の 経済 年農 協 酪 農由作猷 発 の区 現 冊 物千活生分 被傭分区 展能. %% 34 犯卯 29 % 34 31 - 劣勢 一 発 46. 男 55 期 15 一. 4 8 柳 2 8 1 一芳 6 ”. 22 50 48. 92 70 76 42 12. 678. 一 狸 74 . 10 ・ 1鱒 9 35 48 5 砂総 4 引 9 2 軽. 総鑓 105 ← m 刀 32 兆 T00 ▲ 9 万 0. 円. 蛸 噺 2 8 9評限 定 度円 年 2 年 畜瞥 滋 年信用 鰍 総 所得千 貸 農 産 付 額 報 璽. 1 :. 一 一. 一 一 一. 一. - - -. 一. :. : 【. - 一. 一. 一. 一. 一. -. 一 一 - -. 9 4 : 222 0 111 名6 3333 300 1 一 2 始55 T3 ▲ 一 12 努 21 一. 29 00 33. 一 第ニニ. 第第 四. 第第. ー. 一 - -. 機. 断 年 農 作 戦. モ 人 人 ミ 力 力 ズ 粉 散 リ機 霧 粉 機. 一 一 一. 26032 紗 一 : 28 6 1 2000 刀 80 総% 2271 2 . ^ 1 2 11. 山山山四三 白自白 99 33 12 11. 第二 白山. 2 2 22 99. 機. 穀. 脱. 一 一 :一 :ニ :. ー. ー タ. モ. 農 家 の 等 級 と 農 家 の 経 済 力 皿 第 三 グ ル ーフ. 一 2 一 1B1 : ▲ - 94 -. 一. 332 ▲ 4682 .58 % (等′ 一 ”. 幻. %00. 男5 47 ● 332 75 9 999 2103 一 郡 35 11 303 36. 7 11 8 18. 第第第 五一 2 五 8 999 111. 第第 五一 22 68. 2. 白山 22 77 566 11 第白 五山. 2. ▲ 一 =. 増 乳頭 発 価牛飼 動 綴 紹育数 機. 第一 2222 6666 “0 1鑓. 188 111 24502.24 第第第白 ^ 一 6 T2 ▲ 25 ニ (鮎乙 26 95 11 ー 発8 山 2 18 7. 農 実 農 29 家の 家の番番行 年 組合 等 級 号 名 号. コ. .
(9) . 農家の階層、 部落財政及び農村財政 3 戸 で、 1 割 に しか 当 ら な い。. 等級の高い農家ほどより多くの牛を飼っており、 等級が下るにつれて牛を飼う農家はへり、 16級 以下になると牛を飼う農家はほとん どなくなる。 経済力の差は乳牛飼育の有無、 頭数に明らかにあ らわれ て い る。. 農機 具所有. 発動機、 モーターをもっている農家は全体で各25戸しかないが、 大半は第一グループの農家であ る。 第三グループでは両者ともわづか1戸しかない。 第三グループに多い農機具は人力散粉機であ 農機具所有農家数 (単位戸) 発動機モーター1脱穀機. ー 馨変三 キ 亭 E 25. 計. n 乙. 青島ズ1会議. 5. ^ U. I 25. 3. 工. 罰亭. 19. 1 ▲. 人. 散 粉機. 9 1. 3 7 8. 7. 18. 昭和2 9年市役所農業実態調査書より るから、 農家の資本蓄 積額がいかに少ないかゞ推測される。. る。 人力粉霧機、 モミズリ機 は全体でも少ないが、 第二、 第三グル←プには各1戸しか なく、 第一グルー プ農家によ って大部分がしめ ら れ て い. る。 全般的に農機具所有は少 ないが、 この部落は士別市で. は生産力の高い地域なのであ. 農作物所得. 農作物所得は一般的に低水準にある。 第三グループでは5万円未満の農家が最も多く、 第二グル ープでは5万円-10万円の農家が、 第一グ レープでは15万円以上の農家が最も多い。 第一グループ では10万 円以 下 の 農 家 が約 半. 農作物所得階層別農家数 (単位戸). 数もあり・ 各階層にひろく分. 1 5万 民E不 明 日+ 。~ 5万円 1 1竺 島円 r 1昭男円. 散 して い る。 こ れ は水 害 に よ. 菱 三 割iEギilー 蟹 雲翻謝話“三 星 計. 所得の減少分を補っているか ら、 これ の ない 下 層 農 家 とく. -. 3 oー. 3 41. 6. ‘. , 2」. 3ー 8 5. 農民同盟農業所得調査書 (昭和28年) より. らべれば粗所得は一般に高くなっている。 これが上層農家の転落を阻止するのである。 下層農の所 得にくらべて上層農の所得は査定の上では3 倍になっているが、 実際はもっと倍率が高いのであっ て所得 上 の 差 は極 め て 大 き い と い う こ と が で き る。. 特 別. 経. 費. 特別経費が5万円以上の農家は14戸だが、 うち9戸は第一グルー プにある。 どのグルー プも各階 層に分かれているが、 経費の内訳は第一グル←プと第二、 第三グルー プでは異なっているようにお 特別経費階層別農家数 (単位戸). io 第一グループ 第二グルー プ. 9. 第三グループ. 13 1 23. 不明. 計 27 十. ,2E. 2. 1,01. 2 3. lo. , 41. F 農民同盟農業所得調査書 ( 昭和28年) より - 99 一. 費、 トラク タ ー 使用 料 が 主 な. 31 ー”. 経費であるが、 第二、 第三グ ループでは雇入労 賃 費 は な. 8「 フ. く、 トラク タ ー 使用 料 も あ ま. 27 十 7. もわれる。 即ち、 第一グルー プでは雇入労賃費、 土地改良. りない。 また、 特別経費を支 出し・ てい ない農 家は第一グル.
(10) . 間. 門. 董. 吉. -ブではわづか1戸しかないが、 第二、 第三グループになるに つれてこの農家は多くなる。 経済力 のない農家は一般に特別経 費を支出する力がない。 経済力が高まるにつれて特別経費も多くなる。 こ う い っ て よい で あ ろ う。. 信用評定貸付限度額. ここにおいても各グループの特徴がはっきりみられる。 第一 グループは10万円以上の信用をもつ 7戸をしめている。 特に9戸は15万円以上の信用を有している。 他のグループにはこ 農家が27戸中1 のような農家はない。 第二 グ 信用評定貸付限度額階層別農家数 (単位戸) 0万円の ループでは5万円一1 10万円~ i5万円以上 計 5万円未満5『 奮 間の信用をもつ農家が過半数 万円 15万円 9 8 27 lo 0 第一グループ をしめている。 第三グルー プ 第二グルー プ 第三グルー プ. 4. 16. 20. 8. 計. 24. 34. 7. 0. 3. 0. になると大半は5万円未満の 信用 しかもたない。 経済力の. 31 85. 9. 18. 27. 違いは信用額の違いとなって あらわれていることが明かで. 29年) より 農業協同組合金融証明票 (. あろう。. 農手借入額. 信用評定貸付限度額にくらべて、 農手借入額は一般に少ない。15万円以上では約半数、 10万円- 0戸に増加 している。 両 15万円では丁度半数となっている。 その逆に5万円未満の農家は24戸から4 13戸のうち10戸は第一 1 0 農家 者の違いが最も大 きいのは第二グループである。 万円以上借りている グループの農家である。 経済力の ある農家がよけい借りている。 第二 グループでは5万円未満と5. 万 円-10万 円 の農 家 は 同 数 と. 農業手形借入額階層別農家数 (単位戸). な っ て い る が・ 第 三 グ ル ー プ. になると5万 円未満の農家が 8 割近くとなっている。 経済. 力が低くなるにつれて借入額 は 減 っ て き て い る の で あ る。. 1 計 1 o万円1 ・ o~・ 5万円1 5万円以上 コ5~・ ー 万円未満. -. 第一 ル ープ-. -. ii 1“ 仁多! ▲ 繁多; 計. 短期運転資金は経営 規模に正. 1. ,1. 3 2ヨ. f. 1. 7. g1 8 B 91. 1 85. 4. 農業協同組合農業手形台帳より (昭和29年). 比 例 して い る。 しか し、 上層. 農家では借りる必要がないにもか わらず、 借りている農家があり、 下層農家には借りたくても借 りられないでいる農家があるといわれ、 この制度は上層農家に有利にできているといえる。 農林漁業金融公庫資金借入額 まず、 この資金を借りていない農家が85戸中24戸もあり、 その数は第三グループが最も多く、 第. 二、 第一グループになるにつれてその数は減っていることがわかる。 上層農家で土地改良を行わな い農家は少なく、 下層になる 農林漁業金融公庫資金借入額階層別農家数 (単位戸) にしたがって土地改良をしな 3万円未流 言 3~5万円 5万円以上 計 い農家がふえている。3 万円 第一 グルドプ 第ニグル←フ 第三グループ. 十. . 16 - --‐ ‐ .-. -- ‐ ● . - - 」 ” ● ● ′ { ′ ▼. 言 ヤ. ヒ. 2 41. 8. 7. 9. 27. 11. 6. 5. 27. 0 31 i1 4 - ‐・.・ 品 ハ .. - ▲ } . - - -- - ‐ ・ ′ ” . ‐朋 3 ol 41 85 1 71 1. 農業協同組合農林漁業資金借入台帳より -100「. 未満の借入農家は30戸、 各グ ル ー プ と も ほ ゞ 同 数。 3 万円. -5 万円の層では第一グルー プが 多 く な っ て き て お る。 し. かし、 各グループ間の差は少.
(11) . 農家の階層、 部落財政及び農村財政 な い。 5 万円以上になると第三グループにはなくなり 第一グループと第二グループとの差は大き 、. くなっている。 農業投資の規模も経済力 に正比例しているといえよう。. 冷水害営農資金借入額. 営農資金を借りていない農家31戸のうち第一グループ、 第三グループはほゞ同数 第二グループ 、 はその半数となっている。 割合からいえば、 第一グループが最も多く、 第三グループがこれにつ ぎ、 第二グループが最も少な 冷水害営農資金借入額階層別農家数 (単位戸) い。 上層農家にはその必要が 0 3万円未満 3~5万円 5万円以上 計 ない農家が多く、 中層農家に 4 9 2 12 第一グループ 27 はその必要がある農家が多い 7 8 6 第二グルー プ 第三グルー プ. 13. 計. 31. 6. 4. 9 20. 27. 5. 1 3. 21. といえよう。 金額についてみ. 31. る と、 第 一 グ ル ー プ では 3 万. 85. 円-5 万円の農家が9戸で最. も多く、 他の階層の農家はき , わめて少ない。 第ニグル←プでは各階層の農家数はほゞ同じである。5 万円以上の農家数は第二グ ループが最も多く、 第一グループは最少である。 営農資金借入額は農家の経済力と正比例の関係に 農業協同組合営農資金借入台帳より (昭和29年2月). はない。 中間層が最も多く借 りており、 上層が最も少ないのである。 中間層の借金が他の層にくら べて特にふえていることがわかる。 農協経由農産物販売額. こ こ に お い て も 各 グ ルー プ 間 の 差 が は っ き り と み と め られ る。 即ち、 第 一 グ ル ー プ で は20万 円以. 上の販売額を有する農家が18戸、 第二グループでは6戸、 第三グループではわづか1 戸となってい る。 5 万円以下の農家数は第 農協経由農作物販売額階層別農家数 (単位戸) - グ ル ← プ では ゎ づ か . 戸 し. かないが、 第二グループにな. 5~1 - 。~5万円-. る と11戸 に ふえ、 第 三 グ ル ー. 第一グループー. 農家 熟ま第-、 第ニグループ. ー一. プ に な る と そ の 数 は21戸 と な. は ほ ゞ ひ と しく、 第 三 グル ー. 膨導 引 計. 1. ,ー. 1 0勢 4 2 0~ 1 3 0万以 ~ 計 1 円 円 碧円 上. ,モ. ョ. ー. 巨. … IE E E E B T 3 31. 10. 51 型 Lノリ , 押 一. 農業協同組合金融証明票より. 85 -. プはきわめて少ない。 農協経由で売る農産物の金額は経済力に正比例する。 経済力 が高まるにつれ て販売額は累積的に大きくなる。 経済力が高い農家 ,で、 経済力の低い農家より販売額が少ない農家. が若干あるが、 これは例外であろう。 以上は市役所、 農協、 農民同盟の諸資料によるものである。 いわば客観的な数量による農家の区. 分である。 次に主観的な区分をする。 これは部落の有力者に判定してもらったものである。85戸の 農家をまわることができなかったのでそのぅめあわせとして部落の有力者に相談して各農家を次の 三つの規準によって区分してもらった。 ) 生活状態による区分 g 1 5 1から( }まで五つの階層に分けた。 これは( 1 ) 過去の蓄積がある為に災害にあっても直ちに窮乏しない。 年々黒字を出しているので生活 (. にゆとりがあり、 資本蓄積もできる農家。 2 ( } 農業経営からの収入で生活ができ、 赤字も黒字も出していない、 現状維持の農家。 資本蓄 1 1ほ どはない。 積はほとん どできないが、 転落もしない。 災害に対する抵抗度は{ -lol -.
(12) . . 門 ・間. 董・ 吉. 2は り弱い。 現状維 { 1 農業経営だけからの収入では 生活が少し困る。 災害に対する抵抗度は{ 3 , 持ではなく生活程度が下ってくる。 感 農業収入が少ない為に どうしても賃労働しなければならず、 経済力 は弱く、 災害にあえば 窮乏は必然である。 農業に対する熱意も一般にうすい。 どうにか農業に しがみついて生きて い る 農 家。. 5 } 農業収入並に農外収入をあわせても生活が苦しく、 経済力 は極めて弱く、 脱落一歩手前の { 貧困農家である。. 第一、 第二グループには勿 )の農家 5 }の農家はない。 陸 論( も第一にはなく第 ニグル← プ. 生活状態による農家の区分 (単位戸) 2. 第一グループ 第二グルー プ 第三グルー プ. 計. 3. 25. 2. 0. 6. lo. lo. 、( 4 )の農 に 1 戸 しか な い。 ( 、 5. 家は第 三グループに13戸もあ り4割に当る。 総戸数からみ 4 1 5 }の農家の割合 は15 れば( 、(. lo. ー. 31 3. 2 0 l o , 81 2. 4. ,o. 85. %にすぎない。 1 0 プ 戸ある に各 第三グルー ( 。 これは中の下といったと 3 )の農家は第一グループにはない。 第二、 . 0戸、 第三グループに6戸で第一グル←プはわづか 2 )の農家は総数18戸 だが第二グループに1 ころ。{ 1 1の農家 )と判定されている。 第二、 第 三グルー プには{ ] 2 戸 だけ。 第 一グループの大部分の農家は( 1 )とみられている。 これは等級査定において過小に評価されたの は 少 な い。 しか し、 8 戸ばかり( であろう。 過去3ヵ 年の実績が悪かった為とおもわれる。 主観的な評価と客観的な数字とはほゞ- 致していることがわかった。 全体的にみて中以上の農家の方がそれ以下の農家より多いのはこの部 落が士別市でも高位生産力地帯 とみられるゆえんであろう。 そこにおいても14戸ほ ど生活困難な農 部落の有力 者の評価より. 家があることは注目しな ければならない。 回 労働雇・被傭関係上の区分 こ こでは農民を七つの階層に区分 した。 1-1 ) 経済力が高く、 経営 規模が大きい為に常傭労働者をおいている農家。 (富農) ( 112 ( ) 経営 規模はそう大きくなく、 経済力も高くないが、 労力不足 の為にやむを えず常傭労 働 者 を お い て い る 農 家。. (2) 季節労働者をおいて いる農家。 (富裕中農). (3) 農繁期に臨時的に労働者を傭う農家。 (中農) (4) 労働者を傭いもせず、 働きにも出ない農家。 (中農) 5-1) 経営 規模が小さい為に、 経済力が低く、どう しても賃労働に出なければならない農家。 ( (貧農). (5-2) 経 営 規 模 は 小 さ. 労働雇傭関係による農家の区分. く な く、 経 済 力 も 低. I 1~2 1~1. 2. i位戸) Q1. 4. 3. . 5~2 5 ー1E一 ~2 5~I 計. E . 積 常傭、 季節{ -労働者をおく. 農 家は わ づ か 7 戸 に す ぎず、. 6戸 しかな 臨時に傭う農家も1. 第一グル ←プ 第ニグルーフ 第三グルー プ. 計. 4. 0. 1. 1. 1. 0. 0. 0. 0. 5 ョ. 1. 部落有力者の談話より 一102-. 1. ( ソ 11 / b 16 1 ▲ 18. 1 6. 45. 2 2 3. 7. 5 鴎, 。1 8.
(13) . 農家の階層、 部落財政及び農村財政 く、 労働者を傭って農業を経営している農家は割合に少ない 。 これは自家労働力が充分に ある為 と、 大規模経営 がない為である。 また賃労働に出る農 家も割合に少ない。 部落の有力者ともなれば部落の全農家の動向をよく つか. んでいるか ら、 この判定に間違いはないと考えられる。 賃労働に出る農家が少ないのは農家が生活 に困らないからであろうか。 前に生活状態によって農家を区分した時 (4 5 )即ち生活に困る農 、 ) 、( 家は14戸あった。 やむをえず働きに出る農家は1 0戸しかない。 あとの 4戸は生活に困っても働きに. も 出 な い で い る こ と に な る。. 最も数が多いのは傭いもしなければ傭われもしない農家である この45戸は生活状態区分の( 2 ) 。 、 3 () の農家数にほゞ近い。 各グループの特徴を みると、 第 -グループでは労働者を傭う農 家が14戸で最も多い 第二グルー 。 プでは労働雇、 被傭関係をもたない農 家が最も多い 第三グループ では賃労働に出る農 家が9戸で 。 それ は労働雇被傭関係のない農家の半数にすぎない。 労働関係だけからみれば中農が最も多く、 富農及び貧農は割合に少ないといえる 。 例経済発展能力上の農家の区分. ここで経済発展能力とは土地改良、 農機具購入、 酪農導入などの農業投資キ資本蓄積をなしうる. 力 の こ と で ある。 ここ で は ニ つ の 階層 に 区分 して も ら った。. (1)…自力で農業投資ができる農家。 補助を必要としない農家。 現実にはこの層が最も多く補助 を う け 借 入を 行 っ て いる。. (2)…一部分補助を必要とする農家。 余分の収入があまりないから自力のみでは不可能な農家。 (3)…全面的に補助を必要とする農家。 現実には最も補助が少なく、 借入も少ない農家。 第一グルー プの大部分の農家は全然助成を必 経済発展能力上の農家の区分 (単位戸) 2. 3. 計. 第一グルー プ 第二グループ 第三グル← プ. 25. 2. 7. 13. 7. 27. 3. 9. 19. 31. 計. 35. 24. 26. 85. 部落の有力者の評価より. 0. 27. 要 と しな い も の と 判 定 さ れてい る。 全 面 的に 助. 助を必要とする農家はない。 第二グループにな 1 2 ると( )の農家はずっと少なくな っている。( ). 3戸で の農家(若干の補助を必要とする農家)が1. 3 1 最も多い。 ( )の農家と( )の農家数は同 じであ 3)の農家即ち全額補助 る。 第三グループでは( がなければ資本蓄積ができず、 経済力を高める. ことができない農家が19戸もある。 自力でやれる農家は3戸あると判定きれている。 第三グループ の農家で第二 グループの農家よリカがあると認められている農家が若干あるわけだが、 これは判定. の誤りではなくて、 主として地域 (傾斜地か平坦地か) の相違が考慮されて等級区分が行われてい る為に生 じたものであると考えられる。 傾斜地帯の農家で第二グループに入っている農 家は同 じ地. 域での実行組合内で上位にある為に、 平坦地帯の組合で下位にある農家よりも高い等級がつけられ ている。 しかし、 前者は後者よりも力がないと有力者に判断されているのである。 従って前者の等 級は後者の等級より低くすべきが妥当であるとおもわれる。. 以上は農家の等級は農家の経済力を正しく反映しているかどうかの検討である。 結論として、 大体において等級は経済力を正しく反映しているといえる。 しかし中級及び下級農 家の一部については等級が実力以上のもの、 またはその逆のものが若干認められる。 以上の分析から明らかにされた事実を要約すれば次の如くである。 (1) 農家の階層分解はかなり進んでいる。 (2) 一般に平坦地帯農家と傾斜地農家の経済力には大きな差が認められる。 03- -1.
(14) . 門. 間. 董. 吉. (3) 平坦地帯でも農家に は大きな差が生じている。 これらの制度は農民層の (4) 上層農家は課税方式、 金融制度、 補助制度上有利な地位に ある。 分解を促進するように考えられる。 (5) 上層農家は立地条件のよい所にある。 ー プは上層とみてよい。 (6) 農家を 三つのグルー プに分け、 上・中・下層としたが、 第一グル プには中層に入 第二グルー プの中には下層に入れるべき農家が若干認められる。 第三グルー 後者は平坦地帯の れてもよい とおもわれる農家が若干ある。 前者は傾斜地帯 の農家であり、 農 家 であ る。. 〔三〕 部落における各種役職につく農家の階層 各種役職は部落をこえるも のと部落 内のものと二つに分けられる。 .農業委員 会、 .農業共済協同組合、 3 ,農業協同組合、 2 部落をこえる団体、 機関の役職には、 1 ,有線放 .税務行政委員、 9 4 .農民同盟な どの役員、 8 .貸付牛償還組合、 7 .土功組合、 6 .森林組合、 5 送運営委員、 10 .神社委員がある。 .農 .青年団、 7 ,婦人会、 6 ,土地改良組合、 5 部落内には、 1 .P・T・A・4 .実行組合、 3 ,部落会、 2 協青年部の役員 がある。 各種役職につい ている農家の階層と等級は次 の通りである。 各種役職についている農家の等級. 役. 等級1 『 1 1 1 3. 名. l 哉 f. 第一 前町会議員、 土地改良組合理事、 土功組合理事 第一 部落会の副会長、 会計 第四 前 P・T・A会長. 第四 第四実行組合長、 連合実行組合長 4 第一 第一班長、 前実行組合長 5 第二暗 第一 P・T,A会長、 農業委員、 農協信用評定委員、 第二階 渠組合長 5 第一 神社委員、 農林省統計調査事務所調査員 5 第五 部落会長、 農業共済組合理事 7 第五 第五実行組合長、P・T・A会 計、西南土地改良組合理事 8 第一 農業共済協同組合評価委員、 第二班長 8 第一 第一実行組合長 9 貸付牛償還組 第二. 議離員村 有線放送 暮 墨竪騨繊鰹農饗素 掻 行 、 躍澱 運営委員. こ の 表 を み て気 が つく こと. は各種役職の上層 農民による 独占と 集中である。 部落をこ. える各種役職についている農 0級以内である。 家はすべて1 0 また、 部落内の主な役職も1 級以内の農民によって しめら れている。 実行組合長、 班長 には各組合、 各班の地域性と 構成農家の関係で10級以下の 農家がなっている 場 合 が あ る。. 主要な役職につくに は経済. 的にも時間的にも余裕がある 農家に限られている。 これら. の役職は知識と政治力とを必要とする。 それは一朝一 夕にして得られるものではない。 また、 市 役所や組合で発言力をうるにはいくつもの役を兼ね、 連続的に役職についていることが 必 要 で あ. る。 仕事になれ、 顔のつながりをうるには長期間同一役職についていなければならない。 そのよう な者でなければ部落代表として部落に有利なとりきめをすることはできないのである。 主要役職の 集中化は現在の財政・経済・政治制度の下では必然的に生ずる現 象である。 バ 婦人会、 青年団の役員は上層農家の主婦、 子弟によってしめられている。 家の経済力が ックと な っ て い る の で あ る。. 大部分の中・下層農民はこれらの上層農民の世話になるわけであるが、 それは中・下層農民の上 層農民に対する抵抗力を弱め、 上層農民による部落支配力を強めるものである。 両者の利害対立は -104一.
(15) . . 農家の階層、 部落財政及び農村財政 容易に爆発しえなく なる。 下層農民は窮乏 しながらも独占資本に対する斗争を上層農民に. よって妨 げられ、 労働者との提携も妨げられて困窮生活に甘ん じざるをえない 。 部落という地縁的な共同体組織は下層農民 の階級意識をにぶらせ 斗争心を弱め 農民全体が独 、 、 占資本に対する斗争を不可能にして いるo 「部落の平和の為に」 という行動原則が打破され ない限 り下層農 家の窮乏を解決 することはできないであろう 部落の上層農民が御用団体の役職について 。 反農民的な行動 (意識的 であれ、 無意識的であれ) をとって いる限り 農村の貧困 独占資本によ 、 、 る農村収奪を打ち破ることはできないであろう 上層農民は自己の演じている役割を認識して下層 。 農民と協力することがその生きる途であるとおもう 。 〔四〕 部 落 財 政 の 実 態 1 . 部落費負担額 部落費負担額のきめかたに二種類ある 均等割と等級割である 実際には等級割のみできめる場 。 。 合と、 均等割できめる場合と、 両者をまぜる場合と三つの方法のうち どれかが経費の性格によっ 、 て適用されている。 例えば、 新年会費、 神社祭典費などの負担額決定には均等割が適用されてい る。 一般的な部落経費は等級割が用いられている 。 等級割の基本金額は次の通りである。 1 級が2 95円、 14級までは1級下る毎に15円あて減少する 15級から2 3級までは各級の金額の差 。 1 は 0円と な る。 23級 が10円 で、 24級 は 5 円下ってわづか5円となっている 等級間の金額の差はき 。 わめて小さいといえよう。 金額もわずかなものである。 最高のものでも300 円たらずである 1 。 5級 0 0 円以下の小額 である。 この等級の決定には相当な時間がか る と の こ と であ る が 金 額 以下は1 、 の差よりも各農家の相対的地位、 農家間の バランスをとるのに苦労するのであろう 。 このような等級をもうけて各農 家の部落費負担額に差をつけるのは農民の心理的効果をねらった ものなのであろう。 農家間の経済力の差があるのに、 負担割合を均一にすることは下層農の不満を 買い、 部落費の徴収を困難にし、 部落の行事に対 して非協力的態度をとらせることにするであろ う。 わづかでも負担額に差をつければ中・下層農は納得するのである 。 農民自身、 農家ほど段階のあるものはない、 農家間のハンディキャップは益々大きくなるであろ うと認めている。 農家間の経済力の相違、 要求の相違がはっきりと認め られているのだから 各農 、 家の違った要求を同時にみたすにはいかにしたらよいかということが農民にとって大きな問題であ る。 部落という団体に上層・中農・下層をとわず全農家が統合されているのであるから 農民の団 、 結を単に地域だけで結ばず、 利益で結ぶようにすることが望ましい 現在の役場 農協 部落はす 。 、 、. 等級 金 客野誉 295円 280 265 250 235 220 205 190 175. 3 1. 1 3 3 1 3 3 4. 等級別基本負担金額 イ ×。. 等級. 金 額 戸数 ィ. 885. lo. 160円. 280. 11. 145. 265. 12. 130. 750. 13. i15. 705. 14. loo. 220. 15. 90. 615. 16. 80. 570. 17. 70. 700. 18. 60. 5 7 8 2 4 6 4 4 3. 05一 -1. イ×ロ. 等級. 金 客引戸恐. 800. 19. 50円. 1 015 , 1 040 ,. 20. 40. 21. 30. 230. 22. 20. 400. 23. lo. 540. 24. 5. 320 280 180. 6. 3 4 2 4 1. 1 1. 計. 85. イ× ロ 300 120 120 40 40 5. 10 415 ,.
(16) . 門. 間. 董. 吉. ベて上層農民に特に有利となっている。 これらの機関をして各層 の農民に、 特に下層農民に多く の 利益を与えさせるようにするにはいかにすべきかを考えることが重要な問題である。 2 . 部落費支 出の内訳 )市財政の部落に対する負担転稼を 部落費はその性格によって次の二つにわけ ることができる。 名 意味す る経費、 回部落の固有事務及び事業費。. ) 市財政の部 落に対する負担転稼を意 味する経費 g i 部落では市役所から道路補修費補助金をもらい、 それで部 落の責任で道路を修理する。 市役 所からもらう補 助金の一部 は更に部落の下部機構である班に対 してそのま 流され、 他は直接道路 だ 補修に支 出される。 市財政は少額の補 助金で事がすむし、 部落ではいくらかでももらった方が得 と考 し、 部落の道路を部落で直すのは当り前だ、 市に頼んでもそう簡単にしてくれるものではない の政 えているのであろう。 農村財政はその成立の当初から財源難によって窮乏していた (国家財政 うな考え方が誤 策の結 果) の で、 農民はこう考えるようになったの であろう。 ここで農民がこのよ あるこ りであること、 道路修理は役場の仕事であること、 それを役場が怠るのは農民側にも責任が と を 考 え る べ き で あ る。. i 選挙費 ここで選挙費とは選挙の 後の立会人に対する慰労会費である。 金額は少ない。 i 00 円をかけたが、 市役所からもらった委託料 は わ づ か 2 i i i 成人式の費用 成人式の費用は 4 ,. 1 000 円にすぎな い。 , ,. i v 移 動公民館費. 3 0 円しかもらわないが、 費用も接待費65 00 これは成人式委託料と同 じく 1 ,. 円 にす ぎず、 差 ひ き 347 円 の プ ラスで あ っ た。. の v 招魂祭々典費 部落は部 落民から割当額を 徴収して市役所に納入している。 部落は市役所 下部機関として市役所の仕事の代理を している。 i 赤い羽根 募金、 宝くじ売捌き 部落は市役所から割当てられてくる赤い羽根募金、 宝くじ売 v 捌きを代行している。 全く市役所は部落という 便利な下請機関を利用している。 宝くじの場合はわ ずかの手数料をもらうが、 赤い羽根の場合は無報酬 で市役所にかわって部落会が仕事をする。 i i 消防後援会負担金 外廓団体たる消防後援会に対する負担金を部落として支出している。 v i 衛生検査 費 市の衛生検査を代行した各班長の慰労費。 i i v 700 円を 士別 神 社 に 渡 し、 そ の ほ 000 円、 祭典費 4 i , x 士別神社諸費負坦金 士別神社負担金 5 ,. 600円 を 支 出 して い る。 か神輿お渡りの費用 1, ◎ 部落の固有事務及び事業 費 i 部 落神 社 維 持 ・ 祭 典 費 i i 遺 族 慰安 映画 会 i i i 敬老 会 助 成 費 iv. 青年 団 助 成 費. v. 部落 会 維 持 費. vi 新. 年. 会. 費. 5 280円 , 1 000円 , 7 500円 , 1 000円 , 12 737円 , 2670円. 以上の支出内 訳をみてきがつくことは ”) 神社関係の費用が多い こと @ 各種の慰労 会の酒食費が多い こと. う 部落財政は農家の経済発展、 生活安定の為にはほとんど金をつか っていないこと そ に } 市役所 は部落というものを大変よく利用 していること 欝 部落財政の規模は極めて小 さくて農民の為よりは市役所の為に奉 仕していること 06- 一1.
(17) . 農家の階層、 部落財政及び農村財政 9年部落会計報告書 (単位円) 昭和2 年月日 21. 摘. 要. 部落総会報告残. 総会当日の雑費 26 1 4線道路助成 金. …. 部落経費徴収. 新年会費徴収1戸30円. 糞. 婦人会費徴収 婦人会会計1 度 役員手当 (会長会計) 神社屋根雪降し謝礼. 収. 入. 713 12 ,. lo 180 ,. 670 2 , 2 670 ,. 神社の御供え. 合成酒 3升. 18 26. りんご. 370. その他 調味料. 320. 727. 保健所助成金の余り. 16 ‘ ク 18 20 ‘ 7 25. 3ヶ 部落用タバ コ灰皿2. 士別神社負担金内納 保険映画会 衛生検査慰労費 各班長出席酒2升菓子 文房具費 士別神社負担金徴収 ″. 祭典費1戸5 0円. 30 2 8年度移動公民館委 託料. 〃. 成人式委託料. 28 ″ 9. 395 300 280 155 90 140. 〃. 市役所納入. 400 120 7 , 750 4 ,. 婦人会費徴収 婦人会会計渡 家屋用材払下申請代書代 1 4線道路拡張申請代書代 赤い羽根募金徴収 市議選挙諸費. lo. 1 500 , 653. 11. 内訳. 227. 835 5 000 , 600. 6. 12 9. 750. 035 5 , 700 4 ,. 計. 部落神社さい銭. などである。 07- -1. 2 820 , 250 500. 9 921 ,. 菓子 3ヶ 合成酒 リト 魚その他9人前 , あげ豆腐調味料 5升 白米2 .. 1 482 , 245 395 355 212 275 loo 6 230 , 1 900 ,. 88. 部落神社修理大工へ菓子 29年末残高. 1 000 , 1 000 ’. 220 2 820 ,. 文房具 募金厚生課へ納入 3 2 8年度消防後援会費残払 4. 4 380 ′ 1 000 ’. 120. 4. 30. 7 120 ,. 1 185 , 1 105 ,. 御供餅御鰯米 神宮招待費 その他. 247. 1 415 , i05. 1 360 ,. 合成酒 1升 米 代 2升 菓 子 4斤 豆腐あげ天ぷら. 御酒 3升 御供物. 144. 4 541 , 9 6 ,90. 130 1 000 ’. ,. 部落祭典費徴収 3 部落祭典費 内訳 神官謝礼. 280. 婦人会敬老会開催助成 移動公民館開館接待費. 700 380. 砂利運搬運転手昼食費 招魂祭々典費徴収. 300. 200. 27 2 8年度道路砂利数補助金. 20. 280. 菓 子 合成酒. 30. 14. 出 520. 魚. 600. 内訳. 宝く じ手数料. 市長選挙諸費. 300. 遺族慰安映画会の接待費. 27. 8. 青年団農事視察補助. 支. 4 00. つく だ煮. 380 380. 入. 祭典費納入 祭典神輿お渡り御神酒 〃 玉串料謝礼 〃 御供物 17 帳簿一冊. 内訳. 700. するめ. 食事賄代 宝くじ60枚手数料. 8. 収. 15. 30. 4 200 , 1 150 ,. 濡米 牛乳 I 部落用湯ノミ3 0ケ 〃 お盆 2 枚. 24. 1 200 ,. 要. 5. 2 670 , 460. 菓 子 みかん. 18. 7 277. 2 670 , lo 000 ’. 摘. 年月日. 300. 新年会の経費 事務引継ぎ雑費 成人式諸費用 内訳. 出. 500. … 13. 支. loo 79 268 ,. 68 369 ,. 10 899 ,.
(18) . 門. 間. 董. 吉. 前にみた如く、 部落の各農家の経済力には大きな差が生じており、 この差は益々大きくな りつ ある。 部落財政はこの経済的な動きに対して何らの働きかけをも行っていない。 転落しつ ある農 家を 部 落 財 政 は 救 済 しよ う と は しな い。 困 窮 して い る 農 家に 救 の 手 を さ しの べ よう と しな いo これ. らの農家に対 しては部落費の負担額を小さ くしてやっている丈である。 部落という組織は市役所の下部機関として市財政に協力せしめられている。 それは独占資本を利 するのに役立っている。 また独占資本の代理者、 追従者である上層農民に利益を与える。 大部分の 中・下層農民にとっては役に立たない組織で ある。 部落機構を動かすものがたとえ中・下層農民で あったとしても、 現在の資本主義制度の下では財政は独占資本に握られ、 その利益の為 に運営され 上層農民は独占資本に従属してわずかの利益の分配にあずかっている限り、 部落は市財政の下請を. やらされることには変りない。 しかし、 独占資本の農村収奪機構を中・下層農民ばかりでなく上層 農民も理解し、 独占資本の収奪から免れる為に努力 し、 独占資本に対する利益のわけまい を要求す るならば、 どの層の農民も現在より高い経済力をもちうるであろうし、 生活水準を高 めうるであろ う。 それは労イ動者階級との協力なしには成功しない。 部落の団結を独占資本の利益の為にではなく農民の全階層の利益の為に強化すること が 望 ま し い。 現在の部落財政の果している役割をかえて、 農民の為のものにすることが必要である。 各階層 の利害関係は異なっているし、 要求も異な っている。 これらの相違をよく認めた上で全階層の農民 が協力できるような方針をうちたて>、 部落が一体となって独占資本に対 してその収奪機構をかえ てゆくようにすることが農民の利益を増大 せしめる唯一っの途である。 上層 農民ばかりでなく中・ 下層の農民にもみられる誤った部落観、 財政観、 政治意識を清算しない限り、 彼ら自身の生活を向 上させることは到底不可能である。 農民の貧困、 市財政の窮乏、 赤字は農民の責任ではなく、 独占 資本の収奪の結果である ことを考え、 だまっていては決して誰も援助してくれるものではなく、 白 から立上って要求をしなければ貧困からまぬかれることはできないことを悟るべきである。. 第二部 農 村 財 政 の 実 態 〔一〕 一般的概況 〔二〕 財 政 支 出 1 ( 1 歳出の概 況 2 ( ) 基準財政需要額と歳出予算額の 比較 3 ) 歳出の内訳 ( { } 行政機関運営費 ィ や} 投資的経費 (a) 行政施設費 (b) 教育文化施設費 (c ) 交通施設費 (d) 社会福祉施設費. (e) 町有財産増殖費 f ( ) 経済機関に対する投資 内 藤業助成費 { ニ 1 国、 道財政資金獲得運動費 〔三〕 歳入の内訳 { 1 } 歳入の構造 税 { 2 ) 町 ( ) 町 民 税 ィ 回 固定資産税 い ) 納税組合 債 ( 3 ) 町 〔四〕 町財政の問題点. 〔一〕 美瑛町の一般的概況 1 648 平方粁の広大な面積をもっている。 地勢は概ね丘陵波 5粁、 67 美瑛町は東西44粁、 南北 26 , , 状地帯 で各陵丘間の平坦部を美瑛川外五つの川が貫流してい る。 土地を所有別に見ると 国 有 地 は. 6% を 占 め て い る。 公 有 地 は極 めて 少 348 6 町 で 47 7% を 占め て お り、 民 有 地 は 22 354 の町 で 50 34 . . , . , 1%、 田 は 667 り 畑 が 25 . い。 (26 .4 .1) 国 有地 の 大 半 は 山 林 で あ る。 民 有 地 の . % は 山 林 原 野 で あ 、. 5% にすぎない。. 一108一.
(19) . 農家の階層、 部落財政及び農村財政 明治33年神楽村より分村して戸長役場をおいた。 大正4年4月 1 日二級村制をしき 大正11年4 、 月 1日に一級村になった。 昭和15年町制施行。 明治26年に殖民区劃を設定し、 同27年1戸7名が入殖 し5 町歩を開墾した 明治2 9年には中央部 。 が開発され在住は5 8戸となった。 明治32年鉄道が開通 し 郵便局が開設され 小学校が設置され 、 、 た。 明治33年 には 戸 数は 297 戸 人 口 1171 名 に増 加 した そ して 耕 地は 454 町歩 と った な 、 , 。 。 明治. 4 0年に7師団の演習場が当村に設けられた 明治4 5年の戸数は 1 157 3 名に増え、 水 55 ,戸、 人口 5 。 , , 田は 275 町 歩、 畑 は 2 6 36町歩に拡張された 大正14年には戸数は 2138 戸 人 口 は 12280名 とな , 。 , 、 , り、 明治45年の二倍に増加した。 昭和20年の戸数は 2612 戸 人 口 16500名 で この20年 の増 間 加率 , 、 , はその前の14年間の増加率よりは るかに低い 戦後の緊急開拓と共に人 難文増加し 26 年には 。 、. 20 867 名 と な り戸 数 は 3634 戸 と 1000 戸 ば か り増 加 した , 665 町歩 は 1 668 町 , , 。 耕 地 も20年 の 田 1 , , 歩で変化はないが、 畑は 7 4 4 5 8 1 歩 か 3 0 町 ら 歩 7 0 0 町 に 増 加 して い る , 町歩が新に開拓されたの , 。 であ る。. 産業別戸数 第一次産業 第二次産業 第三次産業 無. ぎ 業 こ 計. 6 7茅. 2 385 , 361. lo I ・. 644. 18 2 .. 149. 4 2 . 3 539 loo 0 , .. 昭和25年世界センサス 専兼副農家戸数 戸. 専. 業. 第一種兼業 第二種兼業 . だ^ コ % 30 l . 81 4 19只 ) 402. 61 7 . 8 2 .. 100 0 ,. 28 .1 農業基本調査 .7. 主要農作物作付反別、 実収高 作付 実収高 種 類 反別. 稲 類 麦. 水 麦 燕. ト←モロ コ シ. 大. 豆. イ. ン ゲ ン. 小. 豆. エ. ン ド ウ ノミ. ソ イ. ナ キ. ビ. 馬. 鈴. 薯. 石 町 1 130 402 31 , , 1 366 7 415 、 , 1 894 985 , 8 527 2 ,19 714 967 6 , 024 562 4 , 277 1 914 ,. 145 1 019 , 77 452 87 516 3017 836 , , 664. 実収高は米石換算 2 5年農業調査. 産業別 戸数構成を見ると、 第一次産業の割合はあま り 高 く な い。 第二次産業が1割占めているのは農村としてはかなり多い方 である。 第三次産業が2割近くもあるということは市街地が発達 して い る こ と を 示 めす も の で あ る。. 農家を専兼別 に見ると、 専業農家がわずかに3割にすぎず、 6 割余りは第一種兼業農家である。 これは農 家経済の窮乏化のあら われであると思われ る。 主要農作物作付反別実収高を見ると水稲を除けば、 麦類、 燕麦. 大豆、 馬鈴 薯が主である。 ビー ト、 アマ等の特用作物の作付けは 4町歩、 後者は4 2町でしかない。 比較的少く前者は2 6年について見ると牛1頭をおく農家104戸、 家畜飼育農家は2. 2 頭以上の農家は3 3戸にすぎず、 全農家の 6% にすぎない。 馬は. 1 950 戸 が も っ て お り全 体 の 8 割 を 占 め て い る。 ,. 目小作別農家数をみると2 0年には自作農は5割未満であったが. 23年 に は 7 割 を こ し、 26年 に は 8 割 を こ してい る。 ′ 」・作は23年 の 3 割 か ら23年の 1 4割、 26年 の 6 分 5 厘 へ と 年々 減 少 して い る , 。. 目小作及び小自作も漸次減少している。. “農家数年別比較 目小作男 自 作 20 年 2 3 年 26 年. 」 793戸 1 40 2 070 ,. 自作兼小作ョ小作兼自作1 小 作 1 計. 戸B孝 戸 !誓 誓 言 喜 言慶. 耕地面積広狭別農家戸 数を年別に比較 してみると、 2 0町歩以上 の農 家は年々わずかながら減少して、 2 6年には2戸しかなくなり. 15町 ~20町 歩 の農 家 は15戸 か ら 9 戸 に 10町~15町 の 農 家は 144 、. 3戸に減少 し、 1 0町歩以上の農家は全体で1 戸から9 67戸から1 04 3戸も減少 している。 戸と6 -109「.
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