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これからの日本のために 財政を考える 令和2年7月

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(1)

これからの日本のために これからの日本のために

財政を考える

財政を考える

(2)

▼ 高齢化が急速に進み、社会保障費は年々増加しています。

 一方、財源は確保できておらず、子どもたちの世代に 負担を先送りし続けています。

▼ 現在、この先送りの状況を打開し、社会保障制度を 次世代に引き渡すため、様々な取組を進めています。

次世代に明るい未来を残すため、

わたしたちが今、何ができるか 一緒に考えてみませんか?

消費税率引上げによる増収分は 全て社会保障に充てられています。

はじめに

(3)

目 次

| 日本の財政の状況

1

予算はどのような分野に使われているのか

�������������� 1

2

財政はどのくらい借金に依存しているのか

�������������� 2

3

どのくらい借金に依存してきたのか

����������������� 3

4

日本の借金を諸外国と比べると

�������������������� 4

| 高齢化で増え続ける社会保障費

5

なぜ財政は悪化したのか(財政構造の変化)①

������������ 5

6

なぜ財政は悪化したのか(財政構造の変化)②

����������� 6

7

増大する社会保障とは何か

���������������������� 7

8

なぜ社会保障費は増えるのか

��������������������� 8

9

社会保障費は今後も増えるのか

�������������������� 9

| 持続可能な社会保障制度の構築に向けて

10

消費税率引上げによる増収分はどのように使われるのか①

����� 10

11

消費税率引上げによる増収分はどのように使われるのか②

����� 11

12

社会保障費を賄うのになぜ消費税なのか

�������������� 12

13

あるべき受益と負担のバランスとは

���������������� 13

※各図表で使用している計数については、四捨五入のため、端数において合計とは一致しないものがあります。

(4)

社会保障

34.9%

(35.9兆円)

一般会計 歳出総額

(102.7兆円)

地方交付税 交付金等

15.4%

(15.8兆円)

国債費

22.7%

(23.4兆円)

公共事業6.7%

(6.9兆円)

文教及び科学振興

(5.5兆円)5.4%

5.2%防衛

(5.3兆円)

その他9.7%

(10.0兆円)

予算はどのような分野に 使われているのか

1

〔Ⅰ.日本の財政の状況 〕

【2020年度当初予算】

(注1)当初予算ベース。

(注2)計数は、「臨時・特別の措置」に係る計数を含んだもの。

2020年度当初予算の国の一般会計歳出102.7兆円は、主に、①社会保障、

②国債費、③地方交付税交付金等に使われており、これらで約3/4を占め ています。

①「社会保障」:年金、医療、介護、子ども・子育て等のための支出

②「国債費」  : 国債の償還(国の借金の元本の返済)と利払いを行うための 経費

③「地方交付税交付金等」: どこでも一定のサービス水準が維持されるよう、

国が調整して地方団体に配分する経費

(5)

公債金

31.7%

(32.6兆円)

消費税

21.2%

(21.7兆円)

所得税

19.0%

(19.6兆円)

法人税

11.8%

(12.1兆円)

一般会計 歳入総額

(102.7兆円)

その他収入

(6.6兆円)6.4%

その他税収

(10.2兆円)9.9%

財政はどのくらい借金に 依存しているのか

2

〔Ⅰ.日本の財政の状況 〕

2020年度当初予算の国の一般会計歳入102.7兆円は、①税収等と

②公債金(借金)で構成されています。

●現在、

①税収等では歳出全体の約2/3しか賄えておらず、残りの約1/3は、

②公債金(借金)に依存しています。

●この借金の返済には将来世代の税収等が充てられることになるため、将来世代

へ負担を先送りしています。

①「税収等」:所得税、法人税、消費税等の税による収入とその他の収入

②「公債金」:歳入の不足分を賄うため、国債(借金)により調達される収入

【2020年度当初予算】

(注1)当初予算ベース。

(注2)計数は、「臨時・特別の措置」に係る計数を含んだもの。

(6)

6.3

国債発行額

一般会計税収

借金で穴埋め 160

140

120

100

80

60

40

20

01975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020

(年度)

(1990年度)

69.3

(2020年度)

160.3

60.1 63.5

90.2

(兆円)

一般会計歳出

どのくらい借金に依存してきたのか

3

〔Ⅰ.日本の財政の状況 〕

●これまで、

歳出は一貫して伸び続ける一方、税収はバブル経済が崩壊した 1990年度を境に伸び悩み、その差はワニの口のように開いてしまいました。

また、その差は借金である公債の発行で穴埋めされてきました。

(注1)2018年度までは決算、2019年度は補正後予算、2020年度は第2次補正後予算による。

(注2)2019年度・2020年度の計数は、「臨時・特別の措置」に係る計数を含んだもの。

(注3)簡略化のため、その他収入については捨象。

(7)

(対GDP比:%)

(年)

250 日本

200

150

100

50

0

イギリス カナダ フランス アメリカ イタリア

ドイツ

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

日本の借金を諸外国と比べると

4

〔Ⅰ.日本の財政の状況 〕

(出典) 2004年から2010年までの計数はIMF“World Economic Outlook Database”(2019年10月)、

2011年以降の計数はIMF“Fiscal Monitor”(2020年4月15日公表)

(注)2019年、2020年についてはIMFの予測値を含む。

主な国の債務残高

●財政の持続可能性を見る上では、 税収を生み出す元となる国の経済規模

(GDP)に対して、総額でどのぐらいの借金をしているかが重要です。

●我が国の債務残高はGDPの2倍を超えており、主要先進国の中で最も高い

水準にあります。

(8)

1990年度 66.2

兆円

2020年度 102.7

兆円

1990年度 66.2

兆円

2020年度 102.7

兆円

+2.6兆円 公共事業、教育、

防衛など 25.1兆円

地方交付税 交付金 15.3兆円

国債費 14.3兆円

歳出

歳入

公共事業、教育、

防衛など 27.6兆円

地方交付税 交付金等 15.8兆円

国債費 23.4兆円

税収などの収入60.6兆円

※税収:58.0兆円

公債金 5.6兆円

税収などの収入70.1兆円

※税収:63.5兆円

+36.4兆円 +9.1兆円

+9.5兆円 +27.0兆円

+24.2兆円

公債金 32.6兆円 社会保障

35.9兆円 社会保障

11.6兆円

+0.5兆円

なぜ財政は悪化したのか

(財政構造の変化)❶

5

〔 Ⅱ.高齢化で増え続ける社会保障費 〕

1990 年度と現在の歳出を比較すると、社会保障費が大きく伸びている 一方で、公共事業や教育など他の経費は横ばいとなっています。

●歳入を見ると、税収などの収入の増加はわずかであるのに対し、借金である

公債金が約6倍と大幅に増加しています。

(注1)当初予算ベース

(注2)2020年度は、「臨時・特別の措置」に係る計数を含んだもの。

(9)

国債費

地方交付税 交付金等

社会保障

その他

公共事業、

教育、

防衛など

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

(%)

(年度)

1.5 11.1

18.8

68.6

3.5

14.1

21.6

60.8

12.7

18.8

16.0

52.5

20.7

16.6

23.0

39.8

24.0

19.7

17.7

38.5

22.7

34.9

15.4

26.9

2020 2000

1990 1980

1970 1960

なぜ財政は悪化したのか

(財政構造の変化)❷

6

〔 Ⅱ.高齢化で増え続ける社会保障費 〕

●歳出構造を1960年度にさかのぼって更に長期的に見ると、国債費と社会

保障費の割合が増大しています。

●一方、 公共事業や教育、 防衛などの政策経費の割合は一貫して大幅な

減少が続いています。

(注1)2000年度までは決算、2020年度は当初予算による。

(注2)2020年度は、「臨時・特別の措置」に係る計数を含んだもの。

(10)

男:81歳

(平均寿命) 女:87歳

(平均寿命)

子ども・子育て等

社会保障の役割と受益する世代 社会保障給付費の財源

介 護

11.6兆円 56.9兆円

39.6兆円

15.6兆円

医 療 年 金

123.7 兆円

令和元年度

財源120.3兆円

+資産収入 資産収入等

(単位:兆円)

借金

税金

税金+借金 48.8

保険料 71.5 老後の生活の安定の

ための年金の支給

高齢などにより、寝たき りや認知症等で介護が必 要になったときのリスク を社会全体で支え合う

病気やケガをしたとき のリスクを社会全体で 支え合う

保育所の整備や 児童手当の支給

65歳

増大する社会保障とは何か

7

〔 Ⅱ.高齢化で増え続ける社会保障費 〕

●社会保障は、

年金、医療、介護、子ども・子育てなどの分野に分けられ、

国の一般会計歳出の約1/3を占める我が国最大の支出項目となっています。

●社会保障制度の基本は保険料による支え合いですが、保険料のみでは負担が

現役世代に集中してしまうため、税金や借金も充てています。このうちの多く は借金に頼っており、私たちの子や孫の世代に負担を先送りしている状況です。

(出典)厚生労働省(当初予算ベース)

(11)

なぜ社会保障費は増えるのか

8

〔 Ⅱ.高齢化で増え続ける社会保障費 〕

●日本は、他国に類をみない速度で高齢化が進んでいます。

●高齢化に伴い社会保障の費用は増え続け、税金や借金に頼る分も増えてい

ます。

40 35 30 25 20 15 10 5 0

(%)

1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050(年)

日本

イギリス フランス アメリカ ドイツ

(2020年)

28.9

1990年度 2017年度

50

兆円

16

兆円

税金+借金

(参考)保険料

40 兆円

1.8

3.1

71 兆円

日本の高齢化率

(高齢化率=総人口に占める65歳以上人口の割合)

社会保障給付をまかなう 税金や借金の増加

(出典) 日本:総務省「人口推計」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年4月推計)」

諸外国:国連“World Population Prospects 2019”

(出典)国立社会保障・人口問題研究所「平成29年度社会保障費用統計」

(12)

年齢別の人口数

65〜74歳

75歳以上

2017年

1,767万人 1,497万人

1,748万人 2,180万人 2025年

+約432万人

▲約270万人

65〜74歳

75歳以上

55.7万円 8.1万円 4.9万円 1.4万円

92.2万円 33.5万円 46.7万円 13.7万円 1人当たり

国民医療費 1人当たり

国庫負担 1人当たり

介護費 1人当たり 国庫負担 医療(2017年) 介護(2017年)

約10倍 約4倍

75歳以上になると、

1人当たりの医療や介護の 費用が急増。

約10年で75歳以上人口が急増。

社会保障費は今後も増えるのか

9

〔 Ⅱ.高齢化で増え続ける社会保障費 〕

●今後、 高齢化はさらに進展し、

いわゆる「団塊の世代」が 2022 年には 後期高齢者である75 歳以上となりはじめます。

75歳以上になると、1人当たりの医療や介護の費用は急増することから 持続可能な社会保障制度を作るために残された時間はわずかです。

75歳以上人口の増加と1人当たり医療費介護費

(出典) 年齢階級別の人口は総務省「人口推計」、国立社会保障・人口問題研究所「将来推計人口(出生中位・死亡中位)」

国民医療費は厚生労働省「平成28年度国民医療費の概況」

介護費は、厚生労働省「介護給付費実態調査(平成28年度)」、総務省「人口推計」

(13)

<一体改革前>

消費税の使い道 は高齢者中心

消費税の増収分は全額を社会保障に充当し、

「全世代型」

の社会保障制度に転換

<一体改革・新しい経済政策パッケージ後>

新たに待機児童の解消や幼児教育・保育の無償化などにも 消費税を充当し、使途を子育て世代にも拡大。

より充実・

安心な老後 より子育ての

しやすい環境

支え手の 広がり

・少子化対策

・女性・高齢者も働きやすい環境づくり

消費税率引上げによる増収分は どのように使われるのか①

10

〔 Ⅲ.持続可能な社会保障制度の構築に向けて 〕

●少子高齢化や財源の不足といった状況に対応した社会保障とするため、

現在、「社会保障と税の一体改革」を行っています。

●消費税率引上げによる増収分は全て社会保障に充て、 待機児童の解消や

幼児教育・保育の無償化など子育て世代のためにも充当し、「全世代型」の 社会保障に転換します。

(14)

介護保険料の軽減

年金生活者支援給付金 の支給

所得が低い高齢者の保険料 の軽減を強化

介護人材の処遇改善により、

介護の受け皿を確保

所得が低い年金受給者に対して 最大年6万円を給付

介護職員の処遇改善 待機児童の解消

2020年度末までに32万人分 の受け皿を拡充

幼児教育・保育の無償化

3歳から5歳までの全ての子供たちの 幼稚園・保育所・認定こども園の費用 を無償化(0歳〜2歳児についても、

所得が低い家庭を対象として無償化)

高等教育の無償化

所得が低い家庭の真に必要な子供 たちに対し、授業料減免・給付型 奨学金支給

消費税率引上げによる増収分は どのように使われるのか②

11

〔 Ⅲ.持続可能な社会保障制度の構築に向けて 〕

消費税率8%→10%への引上げにより行われる主な施策

(15)

(兆円)

1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020

30 25 20 15 10 5 0

法人税 消費税

所得税

(年度)

社会保障費を賄うのに なぜ消費税なのか

12

〔 Ⅲ.持続可能な社会保障制度の構築に向けて 〕

●日本の社会保障制度は原則として社会保険料で費用を負担することを基本と

していますが、働く世代に負担が集中する面もあります。

●こうした中で、 国民が広く受益する社会保障の費用をあらゆる世代が広く

公平に分かち合い、社会保障の安定した財源を確保する観点から、消費税 を社会保障の財源としています。また、税収が景気の変化に左右されにくく 安定していることも消費税の特徴です。

<法人税の特徴>

税収が景気の動向に比較的左右されやすい特徴があります。

<所得税の特徴>

勤労世代が主に負担します。

なお、勤労世帯は、今後減少していくことが見込まれています。

<消費税の特徴>

景気の変化に左右されにくく、税収が安定しています。

働く世代など特定の人に負担が集中することがありません。

(注)2018年度以前は決算額、2019年度は補正後予算額、2020年度は予算額である。

(16)

あるべき受益と負担のバランスとは

13

〔 Ⅲ.持続可能な社会保障制度の構築に向けて 〕

●諸外国と比較すると、日本は、社会保障支出(国民の受益)に比べて、

国民 負担率(税・社会保険料等の負担)は低いのが現状です。

●高齢化に伴う社会保障の給付の増加と国民の負担の関係について、引き続き、

国民全体で議論していく必要があります。

主な国の国民負担率(対GDP比)【2017】

主な国の受益(社会保障支出)と負担(国民負担率)のバランス

(GDP比)【2015】

(%)

フランス イタリア ドイツ イギリス 日本 アメリカ

0 10 20 30 40 50

48 42 41 34

32 27

(%) 35

30 25 20 15 10 5

低負担 高負担

社会保障支 出︵国民の受益︶

高福祉

低福祉 20 25 30 35 40 45 50(%)

国民負担率(税・社会保険料等の負担)

フランス 日本

(2060年) 

イギリス ドイツ イタリア アメリカ

日本

(出典)OECD“National Accounts”、“Revenue Statistics”、内閣府「国民経済計算」等

受益と負担のバランスを回復するためには、

以下の3つを組み合わせた改革が必要。

① 経済規模(GDP)を大きくする

② 社会保障支出を見直す

③ 国民負担を見直す

(17)

 | 参考資料

1

日本の少子高齢化はどのように進んでいるのか

����������� 15

2

諸外国の支出と税収の規模はどうなっているのか

���������� 16

3

プライマリーバランスとは何か

������������������� 17

4

日本はどのように財政健全化を図っていくのか

����������� 18

(18)

日本の少子高齢化はどのように 進んでいるのか

1

〔 参考資料 〕

●我が国は、人口に占める高齢者の割合が増加する

「高齢化」と、出生率の 低下により若年者人口が減少する「少子化」が同時に進行する少子高齢化 社会となっています。

●約50年後までに、65歳以上人口は、ほぼ横ばいで推移する一方で、20歳~64歳

人口は、大幅に減少し、高齢化率は10%程度上昇することが見込まれています。

12,000

10,000

8,000

6,000

4,000

2,000

0

(万人)

(年度)

(R42)2060

(S25)1950 1960

(S35)1970

(S45)1980

(S55)1990

(H2)2000

(H12)2010

(H22)2020

(R2) 2030

(R12)2040

(R22)2050

(R32)

(2020年)

12,532

50年後

(2065年)

8,808 19歳以下人口

20〜64歳人口

65歳以上人口

1,237

(14%)

4,189

(48%)

3,381

(38%)

2,072

(17%)

6,841

(55%)

3,619

(29%)

(出典)総務省「国勢調査」、「人口推計」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年4月推計)」

(19)

  1  フランス   2  フィンランド   3  デンマーク   4  オーストリア   5  ノルウェー   6  イタリア   7  スウェーデン   8  ベルギー   9  ドイツ  10  ギリシャ  11  日本  12  オランダ  13  ポルトガル  14  スロベニア  15  ルクセンブルク  16  スペイン  17  英国  18  スロバキア  19  ポーランド  20  チェコ  21  ハンガリー  22  エストニア  23  アイスランド  24  オーストラリア  25  米国  26  リトアニア  27  イスラエル  28  スイス  29  ラトビア  30  アイルランド  31  韓国  32  チリ

0 20 40

(%)

  1  ハンガリー   2  アイスランド   3  ベルギー   4  フランス   5  イスラエル   6  ラトビア   7  ギリシャ   8  スウェーデン   9  フィンランド  10  ポルトガル  11  ノルウェー  12  米国  13  エストニア  14  イタリア  15  オーストリア  16  スロベニア  17  デンマーク  18  ポーランド  19  スロバキア  20  チェコ  21  ルクセンブルク  22  韓国  23  オランダ  24  オーストラリア  25  スペイン  26  スイス  27  英国  28  ドイツ  29  リトアニア  30  チリ  31  日本  32  アイルランド

0 20 40

(%)

  1  デンマーク   2  スウェーデン   3  アイスランド   4  フィンランド   5  ベルギー   6  フランス   7  イタリア   8  ノルウェー   9  オーストラリア  10  ギリシャ  11  イスラエル  12  オーストリア  13  ルクセンブルク  14  英国  15  ハンガリー  16  ポルトガル  17  オランダ  18  ドイツ  19  ラトビア  20  スペイン  21  スイス  22  スロベニア  23  エストニア  24  ポーランド  25  米国  26  チェコ  27  韓国  28  チリ  29  日本  30  アイルランド  31  スロバキア  32  リトアニア

0 20 40 60

(%)

社会保障支出

(対GDP比) 社会保障以外の支出

(対GDP比)

【2017年】

32.3 31.7 30.8 28.7 28.4 27.5 26.8 26.8 26.7 24.7 23.6 23.5 23.4 22.8 22.7 22.6 22.4 21.8 21.1 19.4 18.6 18.0 17.4 17.2 17.0 16.8 16.4 15.7 15.3 14.5 11.1 10.2

27.8 25.6 25.1 24.1 23.1 22.8 22.7 22.4 22.1 21.9 21.7 21.1 21.0 20.9 20.4 20.4 20.4 20.0 19.7 19.5 19.2 19.2 19.0 19.0 18.6 18.5 18.0 17.7 16.2 15.2 14.9 11.5

46.1 34.4 34.1 31.0 30.4 29.5 29.2 28.5 27.9 27.4 27.3 27.2 26.9 26.6 25.6 25.0 24.9 23.6 23.0 22.5 21.8 21.8 21.5 21.3 20.6 19.9 18.8 18.7 18.7 18.7 18.7 17.2

租税収入

(対GDP比)

諸外国の支出と税収の規模は どうなっているのか

2

〔 参考資料 〕

財政構造を諸外国と比較すると、現在の日本の社会保障支出の規模は 対GDP比で国際的に中程度であるのに対し、社会保障以外の支出規模は 低い水準であり、これらを賄う税収の規模も低い水準となっています。

(出典)OECD“National Accounts”、”Revenue Statistics”、内閣府「国民経済計算」等

(20)

我が国の2020年度の一般会計第2次補正後予算で考えてみると、

「政策的経費」とは、歳出総額から国債費を除いた136.2兆円、

「税収等」とは、 歳入総額から公債金を除いた70.1兆円であり、

PBは66.1兆円の赤字になっています。

プライマリーバランスとは何か

3

〔 参考資料 〕

●プライマリーバランス(PB)とは、社会保障や公共事業をはじめ様々な行政

サービスを提供するための経費(政策的経費)を、税収等で賄えているか どうかを示す指標です。現在、日本のPBは赤字であり、政策的経費を借金 で賄っている状況です。

●この日本の財政の状況を家計にたとえると、 毎月、

新たな借金をして、

給料収入(税収等)を上回る生活費(政策的経費)を支出している状況です。

(歳入) (歳出)

新たな借金

生活費を賄うため に借金をしている

(=PB赤字)

過去の借金の 元本返済

利払費

税収等

(=給料収入)

政策的経費

(=生活費)

(歳入) (歳出)

新たな借金

生活費を給料 収入等で賄う

(=PB均衡)

過去の借金の 元本返済

利払費

税収等

(=給料収入)

政策的経費

(=生活費)

財政の現状 プライマリーバランスが 均衡した状態

(21)

・ 全世代型社会保障制度を着実に構築するため、総合的な議論を進め、

 2020年度の「骨太方針」において、政策を取りまとめ、改革を具体化。

 基盤強化期間内(2019年度~2021年度)から改革を実行に移す。

・ 計画の中間時点(2021年度)で進捗状況の評価を行い、

 2025年度に向け、その後の歳出・歳入改革の取組に反映。

日本はどのように財政健全化を 図っていくのか

4

〔 参考資料 〕

●政府は、「新経済・財政再生計画」に基づき、「経済再生なくして財政健全化

なし」との基本方針の下、歳出改革等に取り組んでいます。

2025年度

社会保障 関係費 同時に

非社会保障 関係費 地方の歳出

水準

国・地方を合わせた

プライマリーバランス(PB)を黒字化

2019~2021年度の間、経済・物価動向等を踏まえ、

社会保障関係費の実質的な増加を高齢化による増加分に 相当する伸びにおさめる

債務残高対GDP比の安定的な引下げ

経済・物価動向等を踏まえつつ、施策の優先順位の洗い直し、

無駄の徹底排除と予算の重点化など、これまでどおり歳出改革の 取組を継続

地方の財源について、2018年度の計画の水準を下回らないよう 実質的に同水準を確保

「新経済・財政再生計画」

(2018年6月策定)

のポイント

財政健全化目標

2019~2021年度の予算編成における歳出改革の方針

目標の実現に向けて

(22)

MEMO

(23)

MEMO

(24)

〒100-8940 東京都千代田区霞が関3-1-1

財務省ホームページ

https://www.mof.go.jp/

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参照

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