人 体 の ヤ ン グ 率 の 経 年 的 変 化
(
付,老人の歩行姿勢について)
1
は じめに
ロボ ッ トは,サイバネチ ック理論(
Cy
be
me
t
i
c
s
The
o
ry,1947,舵を繰つ る理論,大戟中 メキシコ の生 理 学 者A.
Ro
s
e
n
bl
ue
t
h
が ア メ リカMI
T大 学の数学者N.Wi
e
ne
r
と開発 した理論)の負帰還 (Ne
ga
t
i
veFe
e
d
ba
c
k)
を用いた,硬 い鉄鋼で作 られた無機物 であって,生体のヤング率 (バネ) の よ うな経年 的変化 もな く,生体の運動の強 さや 複雑 さに即応す るヤソグ率の生理的な調整 も変化 も出来 ない。生体的な周波数の特性 もない。 ロボ ッ トには,生体の よ うな滑 らか さや柔 らか さもな く,又瞬間的に手を刀の よ うに硬 くして木 板や瓦を割 るよ うな急激な行動 もで きない。 生 体 は,筆 者 の 他 の 論文
(1)(2)に示 した よ うに,静 止の状態では,その受動的 性質 として,電気的には体 液を60%'含み,交流電気の 周波数fの変化 に従 って変 化す る電 気 的交流 抵抗R -と交流容量 C(例,Jl'ネ,-1
/コ ン デ ン サ C)的 抵 抗 の-i
X
-か ら成 っている。 総 合 抵抗 に相 当 す るィ ./ビー ダ ンスZEはZE -Rrj
X
fの関係がある。Xf-1/2方fCであ る。Rt:-X
fの軌跡 は,いわゆ るCo
l
e-
Col
e
の半 円を示 し,生体が 自ら自分の体重 またはその一部 分の重 さ m (例, コイル)とバネ(1/C)ヤング 率に2
7rfをか けた り割 った りして,周波数fなる 1) ズム運動 を行 えば,鰹動的な生活発電が周波数f で生体の表 面 に現われる。 この場合,2
7rf肌 -Mtを交流誘導抵抗 (例 : 心臓 の重 さ)といい,一j
Xf
+j
M,
-0(
XE
-M,
)
杏 共振状態 (例 :心臓 の重 さと,,'ネがバ ランスの と菊
池
志 げ子
れている状態)にあるとい う。 重力のない宇宙空間では,人体 の重量 の 邪 は 無 くなるので,運動が難 しくなる。 人体を静止の状態 にお き,運動重量 三m の影響 の+j
M
.(電気誘導抵抗 :重 さ)がない場合, コー ル ・コールのRf:-Ⅹ
.曲線の凹部(1)(2)に当る周波 数f
r
e
l
a
X(緩和周波数)が認め られ る。f
,
e
l
a
Xは若年に高 く,高年 に低 く,激 しい運動を 行 う場合には高 く,疲れると低 くなって,坐体の バ ネの強 さ (ヤ ング率e
)
や機敏度(
Swi
f
t
ne
s
s
,Qui
c
kn
e
s
soft
heMus
c
l
eRe
s
po
ns
i
bi
l
i
t
y)
と比例 す るこ 人体の手掌には,五本の指先でキ ャ ッチした冷 熱,軽重,圧力の大小,物の表面の粗密なぞの感 覚を遠位列四個 と近位列四個 (三個 と豆状骨) の 手根骨 に伝 え,更にその元 にある二個 の前腕骨 と その根元の一個の上腕骨 に伝 えつつ,積算計量を 行 う。
(3)人工 ロボ ッ トの場合で5
指-→手首関節-1
前腕-肘関節-
l上廉-肩関節 とな るが, よ り 人間的に改良す る為 には,五指-手首関節の問に 八個 (四個 十三個+d)
の手根骨に相当す る局所的 マイクロ ・コンピュータの設置が必要である。足 部 について も同 じことが言 える。図1a
, bは手 骨 と上肢骨を示 した。 動物では,刺戟R
に対す る感覚S
はl
o
gR
で表 ー (1)菊池志げ子 :生体の皮膚抵抗,上田女子短大紀 要に昭和58年3月15日寄稿。 (2)菊池志げ子 :心臓挿動,呼吸および筋運動の電 気的応答およびスペク トラム分析,長野大学紀要 に昭和58年8月,第 5巻第 1号,39-55頁。 (3)菊池志げ子,手根骨および足根骨の重量比につ いて,人頬学,人類遺伝学,体質学,昭和34年10 月,91-95頁。*
人体の水分は乳幼児では約80-70%,老人では 約50%,女性は男性より5%位い少いとされている。/図1a 上肢の骨 (大島新治) 図Ib 手骨 (掌側面 左) (久保田 くら) - わ されるとい う,Weber-Fechnerの 自然対数別 に 倣 い,生体の運動 も微細 な運動か ら大運動 に到 る まで,中間の運動区間を短縮す るよ うな対数的● な 速 さで且滑 らかに移行す ることが出来 る。更に そ の中間の中運動を取 り出 してズーム (拡大) し て微調整 しつつその中運動 に微妙な変化を与 える こ とが出来 る。 人体 と- ムスクの呼吸運動や下肢 の屈伸運動に よる生活電流の周波数のスペ ク トラム分布を調べ て見 ると,そのなかの高調波の振幅分布は明 らか に対数的 もしくは準対数的であ った。(このため人 体 は徴呼吸か らす ぐに大呼吸に移れ るのである。)(2) 人体 は,上記の運動の外断続的,階段的,繰 り 返 し的な運動 も可能であ る。 声帯では,音の高低,強弱 も自由に制御で き, 鍛錬す ることもで きる。Weber-Fechnerは音 に関 しては,500-40,000Hzの音の強 さと,聴力の間 に対数則を認めた。 人体 は,歌や音響にあわせて,聴力 と運動 (坐 活発電の強 さ)が対数的 に作用す る。いわゆる リ ズ ミック ・ダンスがそれで,音響 リズムな しの運 動 よ りエネルギーの浪費が少ない。
2
人体 の身長 ,体 重,脈 持 数 の 経年的変化 に関 する統計に就 て 表1
は,St
r
a
t
z
の人体 の充実期 と伸張期 に,菊 池の追記を入れて区分 した ものである。 図2
は,昭和3
5
年度の東京都杉並西保健所管内 の0-2
歳児男子の身長 と体重の小統計の経月変 化 の図である。(ほかに も加藤外3
名小児保健 ・栄 養実習書4
2
頁,発育曲線,昭和4
7
年第一出版があ る。う 表2は昭和19年の 日本男性の身長,体重,脈持 数の大統計表 (栗山,吉永氏 ・本邦児童発育標準 値)を基 にした ものであ る。 以上 の3つの統計表1,図2,表2について, 次の事が知 られ る。0-2
歳児の うち,知恵熱を出す1
歳児の前後 に,身長,休重の (杉並西保健所の小統計では) 波がある。図2参照。 各個体については,身長の伸 びが少ない ときに は,体重が急に増 し,身長の伸 びが多い ときには 体重の増加が少 くなる。 (初期の充実期 と伸張期) 統計の区画を 0歳,0.5歳,1歳,2歳の よ うに 別 けて,大統計を とると表2
の よ うな大 きな波が でて くる。*
対 数的 :桁 数 の多 い数 の÷算 と×算 を一算 と+算に直す こと,つま り縮めること。例えは 10 6×106-10 6+6-100-1の如 し。 - 62-霊 乳幼 児期 (芸芸完≡芸 ::::12.531) 大統計に現われ るo 均大釈汁に平 J的三重5 言7, 中性 児童期両性 児 童期 ((≡ :悪霊芸張芸 …悪霊芸 1≡: 言責8.::諾 大統計 には小変化 は現われ ないo大統計 に現われ る ツ 成 熟 期成 人 期 弾 力の増 加期飽 和 期 21-216-20才8才 経机 照 帥 8 50 cm 身 長 セ ン チ メ ー ト ル ー 5 4 3 2 日 日日 4 kg 休 垂 キ ロ グ
ラ
ム 図(男子) (昭和32
乳幼 児身体 発育値5年 5月) 平均平均 r > ,_
I 身 大 _-.′
■
中
一.一一r∫
.
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I_
小/
ノ
r ′′
′
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メ 体重 大 ノ■
一
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_
●一′●一一●′i/_中
一_∫
ノ′
小
′ .r-■
′ ′′
′
一
′
∫
′
′
∫
一」●
0 1月 2月 3月4月 5月 6月7月 8月 9月10月11月1年 1月 2月 3月4月 5月6月 7月 8月 9月10月11月 2年 一・一 一 月 例 図2 0- 2才 児男子の 身長 と体 重の小統計2-15歳 まで のStratzの2つ の充実期 と2つ の伸張期の変化 は,個人差が大 きいので,表
2
の 大統計上には波 として現われていなかった。 日大園友教授 の最近 の調査によると,少年期に おける身長 と体重 との著 るしい増加は, 4- 6月 の春季 に起 るとい う。1歳児を中央 とす る7:0.5歳 児の初期充実期 および1.
5-2
歳 児の初期伸張期 (菊池)(4)は,大統計の表2お よび図3の上 に明瞭 に存在 した。 園友 によれば昭和58年の今 日では, 日本人の思 春期の始 ま りは男子で13-16歳 に,女子で11-14 歳に早 まって早熟傾向になった。文部省の発育表 による最近の青少年の身長,体重 の増加は著 るし いが,統計は18歳で止 まってお り,脈持数が記 さ れていない。従 って本論文の計算に使用す ること はで きなか った。3
人体のヤング率の経年的変化の計算方法 C7) 人体 の弾 性 ヤ ング率e
(人体 の バ ネ の強 さ)書とは,重心長 (足先 きか ら膳 までの高 さで身 長の約2/3,h
.
)
が100cmで,体重の50kgがかか った時 には,横 臥時の身長 よ りもAh-0.667cm 縮 むか ら,両足首 の断面積 のAを約69cm2とし て, e-695Lk2gxX.モ0606=A
i ) ー体重 ×重心長 血 望竺 Ax縮長 cm2 cm e=50kgX150cmの重心長の人 69cm2×1cmの縮長 〔1〕 は筋,腔,靭帯の外,弾性軟骨,内臓,皮慮なぞ があ る。芝亀吉の物理常数表 によれば,ヤ ング率 e(kg/cm2) は, 象牙 (骨):900生皮(張力):150 (圧力):90 川島(6)によれば筋 肉:5-6である。 従 って人体の等価 ヤング率e
′(人体のみかけの ヤング率)は,骨 と骨格 と腔,靭帯,筋 肉,内臓, 皮膚 なぞか ら構成 され,次の数式 に使 う。(
1)
人体 を電気 モデル に擬 した機械 モデル と し,電気モデルに対比 され る機械 イソビーダンス (総合抵抗)zf,粘性抵抗rf,弾性バネ抵抗ⅩE, 重 さ抵抗mfを設定す る。接尾字fは周波数依存 を示す。接頭字jの-jは図面上 は直角 に下 の方 向に,+jは上の方向を示す。次式 は人体を機械等 価 した場合の構造式で Z.-rf-jxE+imf 綜 合 17サ ツーJてネ 重 さ (人体の運動生態が現わ され る) 〔2〕 いま人体 において,心臓持動周波数fをペ ース として リズムを とり,歩行なぞの軽い慣れた運動 を行い,筋,腔その他の摩擦部分に充分な滑液を 与 えて,しなやかに動 くと,機械抵抗rfは極小ま たは 0となるので 1'X.+jmE考0(身体の歩行特性)であ る。 〔3〕 ⅩEは (人体 ヤング率e
)
/
2
7
rf
(抵抗量 オーム)で あ り,m,は27
T
fHm (抵抗量 オーム)であ る.那 は人体の総重量 m oの うち, この滑 らかな リズ ム運動に参加す る有効重量であって,筆者 は これ -108.7kg/cm2のヤング率 となる。 但 し,人体の うちの筋 肉の重 さは36-40% (1/ 3-1/2.5)であ る。
(
5
)
荷重(kg)とちぢみAh(cm)とが,Hooke(フ ッ ク)の法則に従い比例す る限界を弾性限界 と云い, 上 記 の108.7kg/cm2の約2倍 の値 と仮 定 し体 重 50kgの人 は計算上 なお150kgの荷重 を 自分の膳 のあた りの体 の重心 (足元 か ら100cmの所)まで 持ち上げることが出来 るが,その代 りに重心長h
o
はAh-2cm(2%)は ど縮む。(フ ックの法則) 人体 のヤング率e
は,鍛錬や神経の集中なぞに よって大 きくす ることが出来 る。鍛 えられ る部分 - 6 4-(4)菊池志げ子,二歳児に与える環量の重要性につ いて。上田女子短大紀要に昭和58年3月15日寄 稿。 (5)大島新治,図説人体の構造と扱能,新思潮社, 1980,118j30 (6)川嶋昭司,図説生理学の基礎,新思潮杜,1982, 93頁。*
弾性ヤング率 Cの外に,と り(Shear),ねじれ (Torsion),曲げ(Bending)なぞの弾性剛性率 ns,nT,nBなぞがある。生体に弾性が失われると 浮腫 (む くみ)を生ずる。脚気 (かっけ)の場合, 圧 迫点 が凹む の はそ の例 で あ る。即 ち塑 性 (Plasticity)が生ずる。 ** 27r:360o角で,円を1周することを示す。表 2(昭和19年 日本人男性) 項目 脈 持 身 長 重 量 複振子 とし腕長ての等価片 腕長/復振子 としての等身長価両 身体の等価ヤ ング率 筋肉の等価ヤ ング率 午
節
パ ル ス/分 パルス/秒 Eo (cm) 三mo(kg) E'-1.5E(cdm).p 22'/Eo e'(/Akg/AcmZ)e(′/k4g′c0-emZ)′′0
112530 2.2.(A-ル ツ)083167 49.1 3.04 7.93 0ー3231 24.500′A 0ー613 0.5 58.1 7.67 8.58 0.2953 51.100 1.278 1 113 1.883 73.2 9.17 10.50 0ー2868 55.800 1.395 2 100 1.662 81.3 ll.02 13ー41 0.3298 52.500 1.315 5 96 1.600 100.3 15.65 14.55 0.2900 68.800 1.720 7 92 1.583 110.4 18.70 15.84 0ー2870 75.500 1.888 10 88 1.467 124.6 24.80 17ー31 0.2778 95.700 2.393 15 84 1.400 146.6 39.75 19.00 0.2592 133,700 3.343 22 76 1.267 165.0 53ー50 23.21 0.2813 147.300 3ー683 40 `71 1.183 162_0 51.80 26.59 0.3284 124.500 3.113 60 66 1.100 160.0 50.00 30ー77 0.3846 103.800 2.595 を m。の1/23であ る と仮 定 した。(7)m は身体 の 運動部分の形 (丸 い頭や水平 に した腕) に よって 慣性 (楕性)能率 Ⅰを用 いなければな らないが,歩 行運動は簡単 なため (頭 や腕 を回転 しない)重 さ だ けの振動形 とした。 2WE-
ノ
雷
eE-(2方f)Imf kg/Acm2 (人体 のヤソグ率)〔4〕
表2
と図3
では,昭和1
9
年発表 の 日本 人の平均 の身長,体重/23,脈持数 の大統計表 か ら〔4
〕式 を用 いて計 算 した ものであ る。 (体重/23は片腕 の 重 さ と等 しいが,ゆ るや かな歩行運動では, この 重 さが四肢 に分散 して有 効重量が出来た と考 え ら れ る。) 表2の右 端 の列 の数字 と,図3の左列 の5.0kg/ cm2,2.5kg/cm2の表示 とは,等価 ヤ ソグ率〔e′f〕 のかかる無 負荷生体 の有効断面積全 体A
を (23× 40)cm2と仮 定 した もので,こ うすれば,人体 の筋 肉の等価 ヤ ング率e
′′の値 と大体近 くな る。 ((6リ11 嶋 に よればe′′-5-6kg/cm2であ る とい う。) る。 身長175cm,体 重75kgの 日本女子 バ レーの選 手 が,生体バネ 〔e′〕を使 って75cmの高 さに飛 び 上 って ブロ ック ・プ レイを した とす る。 この場合,本計算方法 に よれは, そ の時の リズ ム周波数fと体重 邪。/23と等価 ヤ ング率 〔e']だ けが必要であ って, その結果 として跳 躍 の高 さh (その位置 エネルギ ーは邪 G。
h
(重 さ肌O(g)×
重力G。
×高 さh(
m)
-XCal),従 って身長J
。
)
が発 生 す るのである。 この式 に最 もよ く合 う運動 に重量 あげがあ る。 いま,200kgの重量 のバ ーベルを,リズ ムに乗 っ→ 本研究 の 方法 を下 記 の運動 形態 に適 用 して み (7) 菊池志げ子,骨格を基準 とした人体の固有運動 について,人類学,人頬遺伝学体質学論文集,昭 和34年10月,67-68頁。 (8)名大高木健太部外1,改訂新版,生理学入門, 昭和43年朝倉書店,151頁によれば,筋肉の効率を 25%としてお られるOそ こで全身重量 m Dと比 較す ると,運動に有効な筋肉の重量 三m は m o の約1/ll.5となる。その価は筆者のそれの1/23の 2倍に当る。肪 ヤ ング率 全身 ヤ ング率
点
も
硬
く
扇
巾
o
kg 2 4 6 8 10 15 20 30 40 50 60才 告の年 齢 , 図3 人体ヤング率の経年的変化 →て一気 に持 ち上 げ よ うとす るとき, リズム周波数 fは心持数f。(約1Hz
)
の4倍 とな り,全身にf-4
f。のふ るえが起 る。これは筋 肉に強縮(
Te
t
a
n
u
s
)
を起 したのであ って,その時の人体の見かけのヤ ング率e
′は,有効断面積両足A
にかか り,次式の 如 く。
,-2
0
0
kg髪,
(
2
3
2
)
,
W
'
4
f
o)2kg/
Ac
m
2,f
。-1
Hz
〔5
〕
-5.
5
トン/
Ac
m
2(
2
,3
秒の短 い問) のよ うに e'は大 き くなる。(
2
3
)
は2
0
0
kg
の重 さを 体各部 の筋 肉に分担 させたための分散値。更に重 さを2
0
k
g
ふや して2
2
0
kg
とす る と,全身のふ る え(
ユ
i
t
t
e
r
)
は5
f
oと多 くなると共 に突然撃絹が起 こり,ふ るえが止 ま り,不応期 に入 る。筋 肉の不 応周波数は3
0
Hz
((6)川嶋,1
9
1
-1
9
2
頁)であるか ら,人体の全身不応周波数の5
Hz
は,筋 肉の不応 周波数3
0
Hz
の約1
/
6
である。 この時の人体の見かけ (計算上)の極限ヤング 率e'Umltは9.
4
1
トン/
Ac
m
2 である。 この時人体は疲労 と体内の潤いのな くな った滑液のため,茄 肉等や内臓 の機械的 ブレーキ 抵抗 のrrは大 きくな る。(7)そ して全身 のふ るえ,J
i
t
t
e
r
は止 ま り,5
f
。
-0
となる。(バーベルは保持 出来 な くなる。)-6
6-# 3(6)J・48 コマネズミ 600-300/分-10- 5Ⅰも 興奮時や運動時に ダイコクネズ ミ 250-150/分-4.2-2.5Hz はこの数字の数倍 幼 児(0歳) 145-130/分 -2.42-2.17fk 早 くなるo 成 人 72-66/分-1.2-1.1Hz 象 30-25/分-0.5-0.42Hz * 川嶋, 48頁その他から。 その ときの全身の運動重量 三mは荷重重量の 邪 O の
1
/
2
3
とす る と, 0-慧 -(2g,.)2(身体の不応期)〔6〕 不応期の機 械抵抗 rfは r,
,
-
J両
kg/
A′
c
m
2- J4X9
41
0x2
0
0kg/
A'
c
m
2-2.
7
4
4
トソ/運動部の摩擦表面積c
m
2〔7〕
として計算 され る。 この場 合,選手 の身長 とかBa
r
be
ll(バ ーベル)を投げ出 した時の高 さh
なぞ には, あま り関係 しない。 この計算方 法 に必要 な ものは, rF',2
7rfm f-m,
I
,
孟 -xf.の 3要素だけであるo蓑 2と図 3は この よ うに して作 られた。図3
の 告と♀の破線は, 近時人体の身長,体重 の増加 による補正 曲線を示 している。4
人体 の等価腕長の計算 歩行運動 に際 し,両腕を交互に心持数に同調 し て振 って リズ ミカルに歩 く場合を考 える。上肢(上 腕 と前腕 と手 )は,肘関節に吊された等重量の分 布 (丸い棒 の よ うな もの)の複振子(
Co
mpo
und
Pe
nd
ul
u
m,C
.
p.
) とす る。その振子の周波数は, 心持数 と等 しい とす る。心持数は,その生物の大 小によって,蓑 3
のよ うに異 る。 いま肩か ら吊 られた肘 までの上腕部分は半固定 され,肘か ら指先 までの腕長約1
/
2
gの半分1
/
4(
脂 先か ら)の所 に重心があるとし,それを (細い糸 に吊された お もりの)単振子(
Si
mpl
ePe
ndu
l
um
, p.)として振 れは,重心長 は肘か ら指先 の半分の所 であるか らl,-1
/
41(
単振子の長 さ-1
/
4
腕長) である。 〔6〕 但 し J。は次式か ら算出 した。 (高年者の歩行の場合)27rf。Id -脂 (G。は地球 の重力で9
8
0
c
m/
s
e
c
.
s
e
e
.
)
l′′。Ⅰ。-2l。完(1/2)Il
-4l
p〔7〕
人体の等価院長J'は,腕全体 に等重量分布 が あるとして,その J′は複振子の式か ら肘 か ら先だ けを とって計算す ると 成人の l'-1.5l c.。.となるヽ
〔8〕 鷲等笠Dq,ll・'',i:55icc:
A
I
〔9〕0
歳児 よ り6
0
歳 までのすべての 日本人男性の経 年的等価腕長の大統計値を計算で きるよ うな, ラ .まい式 は見当 らない。 しか し上記 〔8〕式 を用いて, J′を等価片腕長 として,等価両腕長 を2g
′
⊆3
g。.。.〔
1
0
〕
として,表 2お よび図 3に示 した。(9)(この方法を 用 いると体重の増 える年齢 と身長 の伸 び る年齢が 判 る。(実際の両腕長は3Jc.p. よりも少 し大 きい。 とい うことは,腕 の振 りは肘関節 よ りも少 し上 ま で及んでいるか らである。)5
機 械 的抵 抗 と機 械 的弾性 率 につ いて 運動選手はその体質 として,機械的 イソビーダ ソスzf ∠ drを もっている。それを分解す ると zf∠
卓,-r,i.Xf+jmf ( ∠ 少,は zfの位相角)〔
1
1
〕
となる。ある種の運動を繰 り返 し,身体 (筋 肉等) を慣 らす と,運動 はなめ らかにな り (エネルギ ー の浪費 は少 な くな り),機械的抵抗 r,は小 さ くな る。他方鍛錬によって,身体 (筋 肉等) のバネの 強 さの抵抗 に相当す るXfの項 は大 き くなる。とい うことは不要 な水分や脂肪分を取 り去 って,人体 ナンデ ソサの容量C
を小 さ くして Xを大 き くす (9)菊池志げ子,年齢別の日本人男性の等価弾性常数および等価腕長について,人類学,人煩遺伝学, 体質学論文集,昭和
3
4
年1
0
月,1
0
1
-1
0
3
頁。 る,(筋骨を達 しくす る)とい うことである。 これ を式で示す と1
/2
7T,C'讐 )Ⅹ,となる。 全身を使 った大運動を行 う場合 には,x.完 mf, 即 ちバ ネの強 さの抵抗Ⅹ.に見合 う重 さの抵 抗 の mfが必要である。す も う取 りの場合,X,∼∼m,とバ ランスの とれた力士 は強 いが,XF≧ m,の場合は弱 い。 人体 は リズムに乗 った場合 には,意外 な能力を 発起す る。ある運動の リズ ム周波数fの時 に,綜合 インピーダンスzfの位相∠
卓の中心が常 に 0か 小 さくなるよ うにす ること,換言すれば,人体の 運動部分のⅩEとmtの値 を同程度 とし,互 にその 大 きさを増減 して,互にそのエネルギーをむだな く リズ ミカルに増減す ること,である。 運動選手の必要条件は,相 当大 きな体重 とバネ カがあ って,それが トレーニソグによって, リズ ムと敏捷度を もつ ことである。敏捷度 は電気的に 交流 インピーダンス ・アナライザを用 いて,身体 の運動部分の周波数特性 を計 ることによって求め られ る。(10) この際, 自己運動発電 に対 し,大運動量が流れ て大 きなエネルギーの消耗が起 り,筋 肉はグ リコ ーゲンその他を消費す る。 宇宙空間では,飛行士 はその全身的運動時,メ ネの項 の1.X,に対抗す る体重 の項 の+jm,が無 重力の為 に失われ るので,運動は困幾す る。(慣れ が必要である。慣れ とは重力抵抗の代 りに慣性抵 抗を上手 に使 うことであ る。) 宇宙飛行士が静止 していて も,身体内部では 口 の阻噛運動, 冒,腸 の嬬動なぞの外,心臓持動や 呼吸運動,血行等があ って,血流や排湛 なぞに多 少 の変調を生ず るとの ことである。6 表 2と図 3の説明
図3(表2)は,人体のヤング率e
′の経年変化 を,昭和1
9
年の 日本人男性の大統計の中の体重 と 心持数 を使 って計算 した場合 を示 した もので あ る。 それか ら約4
0
年後 の今 日では,事情が変 って き た。例 えば最近 の 日本人は,7-
11歳で器用 さが,1
2-1
4
歳で粘 り強 さが,1
5
歳で身体の強 さが増加 す る といわれた。 (昭和58年3月27日夜7時半,NHK
教養番組の放送,厚 生年金病院,森健男氏) 同NHK
放送3
月2
0
日の 面 白ゼ ミナ ール にお いて 日本大学 の園友教授 は現代の 日本の少年少女 は男1
3-1
6
歳,女1
1-1
4
歳 で思春期を迎 え,蛋 白 質の摂取量 も毎 日男8
5g
,女8
0g
を要す るとの事 である。従 って国民の栄 養 の向上その他,環壁の 変化 に伴 い,早熟傾向 とな っているので,上記 日 本人男性の経年的等価 ヤ ング率e
′の曲線は, もっ と左の若年側に移 され るべ きである。図3の 告の 補正破線 曲線参照。 それ と同時に, 日本人女性のe
′曲線 も設定 し, 日本人男性 の e′曲線の左 側 に早 熟的 に記 すべ き である。図3
の♀の補正破 線 曲線参照。 日本人の可聴度 (図3
のAu
d,
Audi
bi
l
i
t
y)
曲線 について も,生体のバネの強 さ e′曲線 とよ く似て いる。 日本大学の富 田寛教授 は,2
0
年来,人体の可聴 度Aud.
の研究を行 い,40
歳代か らは8,
0
0
0
Hz
以 上が,そ して最近80
歳代か らは50
0
Hz
以上が難聴 域 に入 るとされた。 乳 幼 児 の聴 力 は,新 生 児-9
0--6
0
dB, 1
カ 月-5
0
dB,3
カ月-4
0
dB,6
カ月-3
0
dB,1
年-2
0
dB,3
年-1
0
dB
,やがてO
d
13になる。音源は懐 中時計。(ll) 胎児で も,既 に羊水中 を通過 して聞 こえる母の 心臓音その他外部か ら来 る低音に対 し(
8
0
歳代の 高年者程度の),可聴度があ ることが最近報告 され て い る。古 くか らは,1
0-1
2
歳 の 少 年 時 に は2
0,
0
0
0Hz
の超高音 が可聡 である とされ てい る。 図3
のAud.
曲線は,それ らのデータを勘案 して作 った。 記憶細胞 に充電 す る電 圧 Ⅴ は6-1
2
歳 の時期 を 以 て ピ ー ク と さ れ る。そ の 時 期 に 印 加(
I
mpr
e
s
s
)
された強い印象 は計算上 は1
5
0年保つ とい う。 普通記憶 してか ら再生で きるまでの時間を忘却 曲線 とい う。高齢者が今聞 いた ことはす ぐ忘れ る→ (lq)(2)と同じ (ll)加藤静子外3名,小児保健 ・栄養実習書,昭和4
7
年,第一出版,66頁。- 6
8-→が,昔記憶 した ことはおぼえている。 これは記憶 細胞 に充電 す る電圧 Ⅴ が経年 的 に下 降す るか ら であ る。図3の Ⅴ 曲線参照。Ⅴ が下が ると頭脳 コ ンピュータ も働かな くな り,識別,判断,計算, 決断,勇気, 計画等の諸機能 は低下 し混乱す るこ とがわか る。 7 老人 の歩行姿勢について 成人人体 には,約