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インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究 : 開会挨拶

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Academic year: 2021

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7 開会挨拶 渡辺 公三(立命館大学副学長/先端総合学術研究科教授) 司会(安田) 企画に先立ちまして、立命館大学副学長・渡辺公三教授より開 会のご挨拶をいただきます。渡辺先生、お願いいたします。 渡辺 ただいまご紹介いただきました、立命館大学副学長 の渡辺公三と申します。本日は、立命館大学人間科学研究 所年次総会、および文部科学省私立大学戦略的研究基盤形 成支援事業「インクルーシブ社会に向けた支援の<学= 実>連環型研究」プロジェクト成果報告会にお越しいただ き、誠にありがとうございます。本学は、これまで人間科 学研究所を中心として、ヒューマンサービスの分野で地域に開かれた研究を長 年にわたって推進してまいりました。例えば、文部科学省学術フロンティア推 進事業「対人援助のための人間環境デザイン」あるいはオープンリサーチセン ター整備事業「臨床人間科学の構築プロジェクト」などを通じ、高齢者、障害 者、介護者などのウェルビーイングを向上させるための実践的研究に取り組ん でまいりました。そして、2013 年度には文部科学省私立大学戦略的研究基盤 形成支援事業に「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究」 プロジェクトが採択されました。このプロジェクトでは、本学のこれまでの臨 床人間科学的な研究の蓄積と私立総合大学としての学融的な、あるいは学融合 的な、学問の融合を図る、そうした知の結集に加え、実践家、実務家、あるい は支援者、被支援者の壁を超えた協働によって、必要な人に必要な支援がくま なくいきわたる包摂的社会の実現に向けた活動を 3 年間推進してまいりまし た。このプロジェクトが今年で最終年度を迎え、本日の報告会を開催させてい ただくことになりました。 さて、本日お越しの皆様はもうご存知かと思いますが、少しだけ本学の紹介 をさせていただきたいと思います。立命館大学は 1869 年に西園寺公望公が設 立した、私塾、立命館、それを淵源として、1900 年に中川小十郎が設立した

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8 京都法政学校にその源を ることができます。現在、NHK 朝の連続テレビ小 説『あさが来た』では、大同生命の創設者の女性の広岡浅子さんを主人公とし て放映されておりますが、あの広岡さんも中川小十郎には密接な共同関係が あったという方でありまして、ドラマにそのうち中川小十郎が出てくるのを楽 しみにしております。そうした長い歴史を持った私立大学であります。そして 今、立命館大学は 2020 年を目指した学園像として R2020 という学園ビジョン を 推 進 し て お り ま す。 そ の 重 要 な キ ー ワ ー ド、 キ ャ ッ チ フ レ ー ズ と し て Creating a Future Beyond Borders 、そういう言葉を今使っております。こ

れを一言で若者語に翻訳したときには、「超えていけ。」という言葉になります。 まさに様々な境界、ボーダーを超えて多様な人々が学内外から集まり様々な問 題に取り組んでいく、そうした姿勢を大学の基本に置きたいと考えております。 本日、成果報告を行う本プロジェクトの目的は、実践家、実務家あるいは支 援者、被支援者といった、まさにボーダーを超えた協働によって我が国の歴史、 社会歴史的文脈に則した新しい社会的包摂のあり方を広く社会に提示すること です。 大学役員として毎週の理事会に出ておりますと、色々思うところもございま すが、今日、プログラムを見させていただきまして、非常に多様な問題に多様 な形で取り組んでおられるということを改めて強く感じさせていただきまし た。中でもざっと先ほどプログラムを見させていただきまして、第 1 部の後に 行われるポスターセッションの演題の一つである「ネガティブ気分におけるポ ジティブ出来事の想起」といったタイトルを見ますと、ぜひ日々の生活の中に 生かしたいと私などは思ってしまうのですが、そうした本当に多様な日々の生 活に密着したテーマで取り組んでおられるということを強く感じさせていただ きました。 この報告会に参加される皆様が、Beyond Borders を掲げる本学において、 様々なボーダー、境界を超えて、新しい包摂社会の実現に向けて成果や課題を 共有し、今後の展望を見出されることを強く期待し、また確信しております。 それでは、本日の報告会で皆様が刺激的かつ充実したお時間を過ごされること を心から期待して、私からのご挨拶に代えさせていただきたいと思います。ご 清聴ありがとうございました。

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