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会長あいさつ

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Academic year: 2021

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あ い さ つ

会長あいさつ

A greeting from President of Okayama Association for Laboratory Animal Science

国枝 哲夫

Tetsuo Kunieda

岡山大学大学院環境生命科学研究科

Graduate School

of Natural Science and Technology, Okayama University

昨年の岡山実験動物研究会の活動を振り返る と、この1年間は研究会にとって大きな意味のあ る年だった様に思われます。すなわち、6 月 26 日に川崎医科大学で開催された第 69 回研究会、 12 月 11 日に岡山理科大学にて開催された第 70 回研究会は、それぞれ岡山実験動物研究会の今後 の活動を展望する上で重要な意味を持っていた と考えています。 川崎医科大学の大熊誠太郎会員、三上崇徳会員 の世話役で開催された第 69 回研究会では、特別 企画として「動物実験と社会-適切な動物実験の 実施体制を考える-」と題したシンポジウムを企 画し、文部科学省研究振興局ライフサイエンス課 の勝股靖貴氏より「研究機関等における動物実験 等の実施に関する基本指針について」、公私立大 学動物実験施設協議会会長である京都府立医科 大学大学院医学研究科実験動物センターの喜多 正和氏より「動物実験を実施している研究機関等 の責務について」、岡山大学自然生命科学研究支 援センター動物資源部門の樅木勝巳氏より「岡山 大学における動物実験に関わる機関管理体制の 構築」の3題の講演をいただきました。現在、動 物実験の実施にあたっては動物愛護の精神に基 づいた社会的にも法的にも許容される適正な動 物実験を実施することが不可欠となっています が、第 69 回研究会における企画では、これらの 動物実験の適正な実施に関連した情報を広く会 員に提供できたのではないかと考えています。今 後も、適正な動物実験実施のために必要な情報の 交換の場として研究会が機能していくことが重 要と考えています。特に、岡山県内で動物実験を 実施している多様な研究機関の情報交換の場と して、また、広く中国、四国地方の実験動物関係 機関の情報交換の場としての機能を果たしてい くことができればと考えています。なお、第 69 回研究会に際しては、最近問題となることの多い 論文の盗用、剽窃などの研究不正に対して研究会 としても明確な基準を示した方がいいとの指摘 を会員より受けています。重要な問題ですので、 今後、時間をかけて研究会でも検討していくこと が必要と考えています。 岡山理科大学の織田銑一会員、愛甲博美会員、 城ヶ原貴通会員、目加田和之会員を世話役として 開催された第 70 回研究会では、研究会例会とと もに日本実験動物学会との共催により、第4 回実 験動物科学シンポジウムが開催されました。この シンポジウムは毎年、日本実験動物学会が地域の 研究会等と共催により、実験動物科学に関わる特 定のテーマについて開催されているもので、今回 は「新たな疾患モデル動物が切り開く橋渡し研 究」と題して1.スンクスの疾患モデルとしての 可能性を探る、2.新しいモデル動物-ツパイ, フ ェレット、3.トランスレーショナルリサーチの ための新たなモデル動物と作出の3セッション で計8 名の演者の方から講演いただきました。日 本実験動物学会は、実験動物に関する日本におけ る中心的な学術団体として、実験動物科学の発展 にこれまで多大な貢献をしています。岡山実験動 物研究会は、地域の学術団体としてこれまでにお ける実験動物科学の発展に貢献できるよう努力 してきましたが、他の地域の実験動物研究会と比 べると、全国的な情報発信という点では見劣りす る感は否めませんでした。しかし、今回日本実験 動物学会との共催でシンポジウムを開催するこ とで、岡山実験動物研究会の存在と活動を全国に 知っていただくことができたのではないかと思 います。今後も日本実験動物学会との連携を強め るとともに、他の地域実験動物研究会との交流も 深め、岡山実験動物研究会の活動を全国にアピー ルできればと考えています。 以上、昨年の研究会活動を振り返ると、この 1 年間の研究会活動をさらに発展させることで、岡 山実験動物研究会の今後の活動の新たな展望が 見えてくるのはないかと考えています。 1 0123456789

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