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44 松崎公信, 他 頸部, 胸部に異常を認めず, 腹部正中に手術痕を認めた 神経学的には意識レベルの低下のほか, 明らかな麻痺を認めなかった 羽ばたき振戦は認めなかった 入院時検査所見 (Table 1): 試験紙法による尿検査では蛋白, 糖が1 で検出され, ケトン体は ± であった 血液ガス分

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Academic year: 2021

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は じ め に  アルコール性ケトアシドーシス(alcoholic ketoacidosis: AKA)は,アルコール多飲のある患者に生じる酸塩基 平衡異常症であるが,糖尿病性ケトアシドーシスとは 異なり,重度のアシドーシスと高ケトン血症にも関わ らず意識清明であることが多いとされる[1]. 今回, 我々は,意識障害を主訴として搬送され,来院時にアシ ドーシスに加えて著明な低血糖を呈したAKAの症例 を経験したため,その機序について考察を加えて報告 する. 症例:55歳,男性 主訴:意識障害 現病歴:10代の頃からアルコール大量摂取歴があり, 特に30歳以降は5合/日以上を連日摂取していた.54 歳時にアルコール離脱けいれんを生じ,それを契機に 失職,以降は2合/日に減酒しているが,断酒はできず にいた.来院7日前から食事摂取が徐々に減少し,1日 1回,即席麺を摂取するのみの状態であった. 体重は 52 kgあったものが,来院時には48 kgに減少していた. 2013年10月6日夜,部屋から呻き声が聞こえたため, 同居する13歳の娘が駆けつけたところ,意識のない状 態で倒れているのを発見され,当院に救急搬送となっ た.けいれんは認めなかった. 既往歴:35歳時に交通事故で多臓器損傷を生じ,開腹 手術を施行された.54歳時にアルコール離脱けいれ んの既往があり,それ以降複合ビタミン製剤を近医で 処方されている. 生活歴:喫煙は1日15本,飲酒は焼酎1日2合,食事は ほとんど食べていない. 入院時理学所見: 身長は169 cm,体重は48 kgで,body mass indexは16.8と,るいそうを認めた. 意識はJapan coma scaleで3点,Glasgow coma scaleでは7点(eye opening: 4,verbal response: 2,motor response: 1)で,開眼はあるが 反応の無い状態だった. 血圧123/81 mmHg,脈拍89 / 分で整,体温36.8°C,呼吸数20回/分,明らかな大呼吸 はなく,SpO2は室内気で99%だった.身体所見では頭 [症 例 報 告]

アルコール性ケトアシドーシスの急性期に著明な低血糖を呈した 1 例

松崎 公信,白石 渉

*

,岩永 育貴,山本 明史

地域医療機能推進機構 九州病院 神経内科 要   旨:症例は55歳,アルコール多飲歴のある男性で,来院の数日前からほとんど食事を摂取していなかった. 自宅で突然意識障害を呈し当院に救急搬送された.来院時は意識障害を呈しており,検査所見で著明な低血糖とβ-ヒドロキシ酪酸優位のケトアシドーシスを認めた.生活状況も勘案してアルコール性ケトアシドーシス(AKA)と 診断した. ブドウ糖投与と補液で症状は速やかに改善した.AKAは腹痛,悪心,嘔吐などの症状を呈するが,アシ ドーシスの程度に比して意識清明であることが多いとされる.しかし本症例では,低血糖を合併したために意識障 害を呈した.本症例の低血糖の原因として,経口摂取不良の関与が疑われた.アルコール多飲状態では,糖質摂取量 の低下,糖新生の抑制,肝グリコーゲンの貯蔵不足などの要因から本症例のように低血糖を生じ,時にAKAと合併す る.今回われわれは,AKAに著明な低血糖を合併した症例を経験したため,考察を加えて報告する. キーワード:アルコール性ケトアシドーシス,AKA,低血糖,β-ヒドロキシ酪酸,アルコール依存症. (2014年10月14日 受付, 2015年1月16日 受理) *対応著者: 白石 渉,地域医療機能推進機構 九州病院 神経内科,〒806-8501 福岡県北九州市八幡西区岸の浦1丁目8番1号, Tel: 093-641-5111,Fax: 093-642-1868,E-mail: [email protected]

(2)

頸部,胸部に異常を認めず,腹部正中に手術痕を認め た.神経学的には意識レベルの低下のほか,明らかな 麻痺を認めなかった.羽ばたき振戦は認めなかった. 入院時検査所見(Table 1):試験紙法による尿検査では 蛋白,糖が1+で検出され,ケトン体は±であった.血 液ガス分析では高乳酸血症とアニオンギャップ開大性 の代謝性アシドーシスを認めた.血算で大球性変化を 認めたが貧血はなかった.生化学では著明な低血糖を 認め,アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ,アラ ニンアミノトランスフェラーゼ,γ-GTPの上昇を認め た.その他,低カリウム血症,低カルシウム血症,低マ グネシウム血症を認め,食事摂取不良を反映したもの と考えた.来院2日後の血液検体でケトン体を提出し たところβ-ヒドロキシ酢酸優位のケトン体増加を認め た.同日に甲状腺ホルモン,副腎皮質刺激ホルモン,コ ルチゾールを測定したが,いずれも正常範囲内であっ た. 心電図,胸部レントゲン写真,頭部CT,頭部MRI 検査では明らかな異常を認めなかった.脳波検査を施 行したところ,α波の徐波化を認めるのみで,てんかん 性の鋭波・棘波の出現は認めなかった.腹部CT検査, 腹部超音波検査では高度の脂肪肝を認めるのみで,膵 腫瘍を含む腫瘍性病変は認めなかった. 入院後経過:病歴と検査結果から,アルコール性ケト アシドーシス(AKA)に低血糖を合併した病態と診断 した.低血糖に対して50%ブドウ糖液を20 ml静脈投 与したところ,意識障害は速やかに改善した.その後, 3号液に50%ブドウ糖液を溶解し,1日1,500 mlの補液 を行った. 定期的に血糖を測定し,血糖値が70 mg/dl 以下となった際には適宜50%ブドウ糖20 mlを静脈投 与した.また,硫酸マグネシウム製剤の経静脈投与を 行い,経口摂取可能となった後は内服でマグネシウム の投与を継続した. 入院翌日には経口摂取可能とな り,その後は低血糖,意識障害は再発しなかった. 入 院4日後の採血では随時血糖156 mg/dl,カリウム4.5 mEq/l,カルシウム9.7 mg/dl,マグネシウム1.9 mg/dlと 改善を認めた.血液ガスの再検は行っていない.低血 糖の原因検索として体幹部のCT検査,腹部エコー検査 を施行したが,高度の脂肪肝の他に明らかな腫瘍性病 変などの異常を見いだせなかった.画像上は脂肪肝の 所見を認めたものの,血液検査上の肝機能障害は軽微 であり,肝障害による低血糖の可能性は低いと判断し た. 経口血糖降下薬を含む薬物の摂取歴は無かった. 低血糖の原因として膵腫瘍,薬剤性,肝機能障害などは 否定的で,病歴と合わせてアルコール多飲と食事摂取 不足によるものと結論付けた.食生活の是正および禁 酒を指導し,第7病日に退院した.退院後,アルコール

Table 1. Laboratory findings on admission

<Blood gas analysis> <Biochemistry> <Hormone (2days after admission) >

pO2 108 mmHg TP 6.6 g/dl TSH 4.12 μIU/ml

pCO2 35.8 〃 Alb 4 〃 FT4 41.13 ng/dl

pH 7.292 T-bil 1 mg/dl ACTH 34.5 pg/ml

HCO3- 16.8 mmol/l AST 161 IU/l Cortisol 14.3 μg/ml

Lactic acid 75 mg/dl ALT 48 〃

BE -8.5 mmol/l LDH 262 〃 <Keton body (2days after admission) >

γ-GTP 221 〃 Acetoacetate 80 μmol/l

<Hematology> BUN 9 mg/dl 3-OHBA 431 〃

WBC 8100 /μl Cr 0.57 〃 RBC 348×104 Na 141 mEq/l Hb 13.5 g/dl K 3.3 〃 MCV 112.9 fl Ca 7.8 mg/gl Plt 14.0×104/μl Mg 1.5 mg/dl Glu 19 〃 <Urinalysis> NH3 37 μg/dl Protein (1+) VitaminB1 51 ng/ml Sugar (1+) VitaminB12 1,480 〃

Occult blood ( - ) Foreic acid 1.5 〃

Ketone body ( ± )

pO2: oxygen partial pressure, pCO2: carbon dioxide partial pressure, HCO3-: bicarbonate, BE: base excess, WBC: white blood cell, RBC:

red blood cell, Hb: hemoglobin, MCV: mean corpuscular volume, Plt: platelet, TP: total protein, Alb: albumin, T-bil: total bilirubin, AST: aspartate aminotransferase, ALT: alanine aminotransferase, LDH: lactate dehydrogenase, γ-GTP: γ-glutamyltransferase, BUN: blood urea nitrogen, Cr: creatinine, Na: sodium, K: potassium, Ca: calcium (corrected for albumin level), Mg: magnesium, Glu: glucose, NH3:

(3)

依存症の専門外来を有する精神科への受診を指示して いる. 考     察  中年男性の突然死の35%は大酒家であり,剖検して も死因不明なものが多い[2]. これらは大酒家突然死 症候群と呼ばれ,一部にアルコール性ケトアシドーシ ス(alcoholic ketoacidosis: AKA)の関与が考えられてい る[3].AKAとは長期的なアルコール多飲・食事摂取 不足にある者がアニオンギャップ開大性の代謝性アシ ドーシスを生ずるものである. 症状には悪心・嘔吐・ 腹痛などがあるが,意識は清明なことが多いとされる [1]. 診断基準は存在しないものの,病歴,代謝性アシ ドーシス,β-ヒドロキシ酪酸優位のケトン体上昇の証明 で診断されることが多い.試験紙法による尿中ケトン 体検査はアセト酢酸を測定するため,β-ヒドロキシ酪酸 優位のケトーシスを示す本疾患では偽陰性を示すこと があり[3],アルコール摂取に関する病歴聴取が重要で ある. 本症例においても,過去のアルコール離脱けい れんの既往や継続的な飲酒習慣,そして入院7日前から の食事摂取状況の変化などの病歴から,腹痛や嘔吐な どの消化器症状はなかったものの,AKAを疑った.本 症例のケトアシドーシスに関しては,来院時の試験紙 法の検査では,尿中ケトン体は±であったが,血液検査 によってケトン体上昇が確認された.本症例において は,病歴聴取でアルコールと食事に関する情報を得ら れたため,早期からAKAを疑うことができた.  AKAの治療に関しては糖質を含んだ輸液と電解質 管理で,早期から適切な治療を行うことで救命できる が,診断・治療が遅れた際には膵炎や横紋筋融解症,多 臓器不全,突然死を来す症例もあり[4],早期の診断,治 療が重要である. 本症例のようにAKAに低血糖を合 併した報告は散見され[5-7],意識障害により本人から の病歴聴取が困難となり診断をより難渋させる.本症 例においては,通報者の娘から生活状況を聴取するこ とができたため,早期からAKAを疑い,補液,ブドウ糖 の投与により後遺症や他臓器障害の出現なく救命する に至った.本症例が意識障害を呈した理由は低血糖が 原因であったと考えられるが,AKAにおける低血糖の 発症については以下の機序が考えられている.  アルコールは肝臓においてアセトアルデヒドを経 て酢酸へ酸化され,さらにはアセチル-CoAとなるが, その過程で酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレ オチド(nicotinamide adenine dinucleotide: NAD)が還元

型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド:(reduced

nicotinamide adenine dinucleotide: NADH)に還元され, NADH/NAD比が上昇する.NAD→NADHの反応は tricarboxylic acid(TCA)回路や糖新生など生体内での 種々の代謝過程で行われており,NADH/NAD比の上昇 はTCA回路,糖新生を抑制する. また,アルコール依 存に伴う慢性的な摂食不足はグリコーゲン貯蔵量の減 少,インスリン分泌低下,抗ストレスホルモン分泌を促 す.すると脂質のβ酸化が促進され,アセチル-CoAが 上昇する.また,アセチル-CoAはエタノール代謝の過 程でも生じる.β酸化とエタノールの代謝で産生され たアセチル-CoAは通常はTCA回路で消費されるが, 先に述べたNADH/NAD比上昇によるTCA回路抑制か ら,アセチル-CoAはTCA回路での消費を受けずアセ ト酢酸へと代謝される.ここで,NADH/NAD比が高い と,アセト酢酸はβ-ヒドロキシ酪酸に代謝されやすい ため,β-ヒドロキシ酪酸優位のケトアシドーシスを来 すことになる.さらに,アルコール代謝によるNADH/ NAD比の上昇は糖新生の抑制を加速し,前述のグリ コーゲン貯蔵量の低下と併せて低血糖となる[1, 7] (Fig. 1).  前述のように,一般的にAKAにおいては糖尿病性ケ トアシドーシスと比較して意識清明なことが多いとさ れているが[1],高度の食事摂取不良が併存する場合 には,本症例のように低血糖に伴う意識障害を認める 場合があり,診断,治療を難渋させ,治療の遅れに繋が りうる.本症例においては,来院時にアシドーシスを 認めており,来院2日後の血液検査でβ-ヒドロキシ酪 酸優位のケトン体増加を認めたことから,AKAが存在 していたことが確実である.本症例においては,アル コールの継続的な摂取に加えて,もともと少なかった 食事摂取量が入院前にさらに減少したことから,患者 体内において上述のような代謝が行われ,グリコーゲ ン貯蔵の低下,糖新生の抑制,β-ヒドロキシ酪酸優位の ケトン体増加を生じ,AKAに伴う低血糖を発症したと 推測された. 抗ストレスホルモンの分泌に関しては, 来院2 日目に各種のホルモン値を測定したが,その時 点では正常であった. また,AKAに関しては,海外の 報告と比較し,本邦においては低血糖の合併が多いと する報告もあり[3],特に注意が必要である.  また,本症例では以前にもアルコール離脱けいれん による入院歴があったが,精神科への受診はしていな かった.AKA患者では精神科との連携が遅れたため に患者が死亡の転帰をたどることがあり[8],アルコー ル関連疾患においては,精神科との連携が重要と考え られ,本症例も専門外来を有する精神科への受診を手 配している.

(4)

 今回,われわれはアルコールの過剰摂取および食事 摂取不良により高度のアシドーシスと低血糖を来した 症例を経験した.アルコール性ケトアシドーシスは一 般に意識障害を来すことは少ないとされるが,低血糖 を合併することで意識障害を呈する場合があり,病歴 聴取をより困難にし,AKAの診断が遅れる可能性があ る.アルコール性ケトアシドーシスは重篤化すると死 亡率が高く,低血糖患者を診た際には,アルコール依存 症の病態が背後に隠れている可能性も考えて診療にあ たる必要がある. 利 益 相 反  本症例報告に関して,開示すべき利益相反関係はない. 引 用 文 献

1 . McGuire LC, Cruickshank AM & Munro PT (2006): Alcoholic ketoacidosis. Emerg Med J 23: 417-420 2 . 杠岳文(1997):大酒家と急死-大酒家突然死症候 群の提唱-.日本臨床55(特別号):639-642 3 . 横山雅子,堀進悟,青木克憲,藤島清太郎,木村裕 之,鈴木昌,相川直樹(2002):救急患者におけるア ルコール性ケトアシドーシスとアルコール性ケ トーシスの検討.日救急医会誌 13: 711-717 4 . Yanagawa Y, Sakamoto T & Okada Y (2008): Six

cas-es of sudden cardiac arrcas-est in alcoholic ketoacidosis. Intern Med 47: 113-117 5 . 小林康夫(2003):持続的血液濾過透析が著効した 致死的アルコール性ケトアシドーシスの1救命例. 蘇生 22: 125-128 6 . 竹本正明,伊藤敏孝,山本晃,武居哲洋(2012):汎 血球減少を合併したアルコール性ケトアシドー シスの1症例.日救急医会誌 23: 259-264 7 . 鈴木圭,玉井康将,浦出伸治,伊野和子,菅原由美 子,片山直之,星野有(2010):高脂肪食摂取後に低 血糖発作を来したアルコール性ケトアシドーシ スの1例.日救急医会誌 21: 792-798 8 . 光成誉明,中野実,大野謙介,青山有佳,高橋栄治, 中村光伸,鈴木大輔,鈴木裕之(2011):アルコール性 ケトアシドーシスを繰り返した1例.ICUとCCU 35: 493-496

 

Fig. 1. Pathophysiological concept of alcoholic ketoacidosis and hypoglycemia in this case. A: Alcoholism results in poor

intake of carbohydrate and hormonal changes, such as suppression of insulin with increased antagonistic hormones. B: NAD is reduced to NADH during the metabolism of alcohol. Chronic alcohol metabolism increases the NADH/NAD ratio, which inhibits hepatic gluconeogenesis and the TCA cycle. C: Alcohol is metabolized to acetate, which consequently forms acetyl CoA. D: AcAC tends to metabolize into 3-OHBA when high NADH/NAD ratio exists, which causes ketoacidosis with high a 3-OHBA/AcAC ra-tio. E: Shortness of glycogen storage and gluconeogenesis results in hypoglycemia. TCA: tricarboxylic acid, NAD: nicotinamide adenine dinucleotide, NADH: reduced form of NAD, CoA: coenzyme, AcAC: Acetoacetate, 3-OHBA: β-hydroxybutyrate.

Glycogen storage ↓ Gluconeogenesis ↓ hypoglycemia Carbohydrate intake ↓ Glycogen ↓ insulin ↓ Antagonistic hormone (e.g. glucagon) ↑

Alcohol Acetaldehyde ↑ Acetate ↑

NAD→NADH NAD→NADH

AcAC ↑ 3-OHBA ↑ NADH→NAD NADH / NAD ratio ↑ Acetyl CoA ↑

+

Ketoacidosis with high 3-OHBA / AcAC ratio – + + A TCA cycle ↓ β-oxidation ↑ B C D E

(5)

A Case of Alcoholic Ketoacidosis Accompanied with Severe Hypoglycemia

Tadanobu M

atsuzaki

, Wataru S

hiraishi

, Yasutaka I

wanaga

and Akifumi Y

amamoto

Department of neurology, JCHO (Japan Community Health care Organization) Kyushu Hospital, Yahatanishi-ku, Kitakyushu 806-8501, Japan

Abstract : We report a 55 year old Japanese man with a history of alcohol abuse, who was in a near fasting state for the

previous few days. He was admitted to our hospital with abrupt disturbance of consciousness. He presented

distur-bance of consciousness with extreme hypoglycemia and ketoacidosis with high β-hydroxybutyric acid concentration.

Taking into account his living history, we diagnosed with alcoholic ketoacidosis (AKA). Symptoms ameliorated with

glucose injection and fluid loading. AKA patients show abdominal pain, nausea or vomiting, but they are usually

alert and lucid despite the severe acidosis. This case, however, presented comatose status caused by hypoglycemia.

Poor oral intake of this patient was assumed to be the cause of hypoglycemia. Alcoholism may cause hypoglycemia

accompanying with AKA, due to a low carbohydrate intake, the inhibition of gluconeogenesis, and reduced

hepatic-glycogen storage as seen in this case. Here, we report a case of AKA that demonstrated hypoglycemia with the

literature review.

Key words: alcoholic ketoacidosis, AKA, hypoglycemia, β-hydroxybutyric acid, alcoholism.

Table 1.  Laboratory findings on admission
Fig. 1.  Pathophysiological concept of alcoholic ketoacidosis and hypoglycemia in this case

参照

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