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2 目 次. 前 書 き 3. 棋 盤 と 駒 3. 駒 の 種 類 4. 駒 の 動 き 5. 対 局 の 進 行 6. 駒 の 配 置 6. 手 番 の 動 作 6. 盤 上 の 駒 の 移 動 6. 駒 の 成 不 成 8. 持 ち 駒 の 使 用 9. 持 ち 時 間 9. 手 合 割 9.

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将棋

7110061

橋本 浩平

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目次

. 前書き 3 . 将棋盤と駒 3 . 駒の種類 4 . 駒の動き 5 . 対局の進行 6 . 駒の配置 6 . 手番の動作 6 . 盤上の駒の移動 6 . 駒の成・不成 8 . 持ち駒の使用 9 . 持ち時間 9 . 手合割 9 . 勝敗の決め方 10 . 反則行為 11 . 将棋に由来する慣用表現 14 . 将棋の格言 15

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前書き

日本では、将棋はチェスやシャンチーなどと区別するため日本将棋ともいいます。特に日本の「本 将棋」には「持ち駒」の観念があることが特徴とされています。何故ならこれは、諸外国の将棋類 似のゲームにも例のない独特のルールだからです(ただし、持ち駒を利用したチェス派生のゲーム も考案されているようです)。 国際将棋フォーラムや世界コンピュータ将棋選手権の開催などもあって、日本国外への普及も少 しずつ進んでいます。 現代の日本では、いわゆる本将棋(81マスの将棋盤と40枚の将棋駒を使用)が普及してい います。また、はさみ将棋やまわり将棋など本将棋のほかにも将棋の盤と駒を利用して別のルール での遊び方もあり、それらは変則将棋と呼ばれます。 歴史的には「大将棋」(225マスの将棋盤と130枚の将棋駒を使用)、「中将棋」(144 マスの将棋盤と92枚の将棋駒を使用)、「小将棋」(81マスの将棋盤と42枚の将棋駒を使用) などが指されていたこともあり、これらの将棋は現代の将棋に対して「古将棋」と呼ばれます。現代 でもわずかではありますが古将棋愛好家は存在します。他には、小将棋から派生したと思われる朝 倉将棋が福井県を中心として残されており、主に福井県内のイベントなどで朝倉将棋の大会が開か れています。

将棋盤と駒

将棋の対局には縦横 9 マスずつに区切られた将棋盤と将棋駒を使用します。対局者は将棋盤を 挟んで向かい合って対局することになりますが、このとき将棋盤の自分側から 3 段目までのマスを 自陣、相手側から 3 段目までのマスを敵陣と呼びます。 他の将棋に類するゲーム(チェスなど)とは違って駒に色分けはなく、敵味方共通の駒を用います。 駒は五角形で向きが存在し、一局を通じて自分の駒と相手の駒は常に向き合う方向に配置されます。 そのため駒の向いている方向によって、その駒が現在自分と相手のどちらに属しているかがわかり ます。そして「持ち駒」のルールによって、駒が敵味方どちらに属しているかは目まぐるしく変わる ことになります。 盤上の駒は一局を通じて常に 1 つのマスに入っています(囲碁のように線の交点に配置されるわ けではありません)。1 つのマスに複数の駒が存在したり、1 つの駒が 2 つ以上のマスに同時に存 在することはできません。他の将棋に類するゲーム(チェスなど)と違い、駒に色分けなどはなく、 敵味方共通の駒を用います。ただし駒は五角形で向きが存在しており、一局を通じて自分の駒と 相手の駒は常に向き合う方向に配置されます。したがって、駒の向いている方向によって、その駒 が現在自分と相手のどちらに属しているかが表されることになります。「持ち駒」のルールによって、 駒が敵味方どちらに属しているかは目まぐるしく変わります。 盤上の駒は一局を通じて常に 1 つのマスに入っています。1 つのマスに複数の駒が存在したり、 1 つの駒が 2 つ以上のマスに同時に存在することはありません。

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駒の種類

将棋の駒は玉将(玉)及び王将(王)、飛車(飛)、角行(角)、金将(金)、銀将(銀)、桂馬 (桂)、香車(香)、歩兵(歩)の 8 種類で、それぞれ動ける範囲が決まっています(玉将と王将 の駒の動きは同じで、機能上は完全に同視されます)。 一般的に一組の将棋駒には玉将と王将が 1 枚ずつ入って構成されています。慣例として上位者 が王将、下位者が玉将を用います。ただし、二つとも玉将である「双玉」と呼ばれるものもあります。 なお、駒の種類である玉将の「玉」、金将の「金」、銀将の「銀」はいずれも宝物の意味であるた め、本来は 2 つとも玉将で構成されている双玉であったと考えられています。したがって、将棋で「王 様」と呼ぶのは厳密には正しくないと言われます(そのため、一般的に棋譜読み上げでも玉将と王 将を区別せず「ぎょく」と読み上げます。また、一般的には自分側の玉将(王将)のことを「自玉」、 相手側の玉将(王将)のことは「相手玉」といいます。ただし、玉将(王将)に効きのかかる手は「王 手」と言い、「玉手」と言うことは普通はありません)。 将棋駒のうち、飛、角、銀、桂、香、歩については敵陣内への移動・敵陣内での移動・敵陣内 からの移動の際に成ることを選択することができ、これによって以下のように駒の動きが変化します (成りを選択した時点で駒を裏返す)。 将棋駒のうち、一方向に向かって何マスでも進めることのできる飛車、竜(成った飛車)、角、馬(成っ た角)、香のことを総称して「走り駒」といいます。 玉、王以外の大きな駒である飛車、角行はまとめて「大駒(おおごま)」と呼ばれていて、金将、 銀将をまとめて「金物駒(かなものごま)」と呼ぶことがあります。それぞれ、戦術において似た役 割の駒をまとめた言い方でもあります。 「駒の利き」とは盤上にある各駒の効力が及んでいる範囲(機能している範囲)をいい、各駒 の移動可能となっている範囲に相当します。

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駒の動き

玉将(ぎょくしょう)、王将(おうしょう) 全方向に 1 マス動けます。 飛車(ひしゃ)、飛(ひ) 縦横に何マスでも動くことができます。駒を飛び越えることはできません。 竜王(りゅうおう)、竜(りゅう) 飛 + 銀の動きです。 角行(かくぎょう)、角(かく) 斜めに何マスでも動くことができます。駒を飛び越えることはできません。 竜馬(りゅうめ、りゅうま)、馬(うま) 角 + 金の動き。 金将(きんしょう)、金(きん) 縦横と斜め前に 1 マス動くことができます。 銀将(ぎんしょう)、銀(ぎん) 前と斜めに 1 マス動くことができます。 成銀(なりぎん) 金と同じ動きができます。 桂馬(けいま)、桂(けい) 前へ 2、横へ 1 の位置に動くことができます。その際、駒を飛び越えることができます。 成桂(なりけい) 金と同じ動きができます。 香車(きょうしゃ、きょうす)、香(きょう) 前に何マスでも動くことができます。駒を飛び越えることはできません。 成香(なりきょう) 金と同じ動きができます。 歩兵(ふひょう)、歩(ふ) 前に 1 マスだけ動くことができます。 と金(ときん)、と(と) 金と同じ動きができます。

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対局の進行

将棋は対局者が相互に自らの駒を動かすことによってゲームが進められます。 対局において先に駒を動かし始める側の対局者を先手、そうでない側の対局者を後手といいま す。将棋では一局を通じて先手と後手が交互に盤上にある自分の駒のいずれか 1 つを一度動かす か、持ち駒(相手から取って自分の駒となった駒。後述)を 1 つ盤上に置くことを 1 回ずつ繰り返 します。この手順における一回の動作(盤上の駒を動かす又は持ち駒を盤上に置く)を「一手」と 呼び、動詞としては盤上の駒を動かす場合には「指す」、持ち駒を盤上に置く場合には「打つ」と いいます。 「将棋を打つ」という表現がされることがありますが、将棋は「指す」ものであって「打つ」も のではありません。ただし、持ち駒を盤面に配置することは「打つ」といいます(多くのテーブルゲー ム類の中で「指す」と言う表現を用いるのは将棋類のゲームのみ)。

駒の配置

将棋の対局において、駒は対局者各20枚ずつの計40枚を使用します。対局者間の棋力の差 によって手合割(ハンデ)を考慮する必要もあり、対局者間の棋力の差が大きい場合には駒落ち(棋 力で上回る側に属する駒の一部を盤上から除外した状態での対局)となりますが、基本的には駒を 落さずに対局者各20枚ずつ対等に駒を持つ「平手(ひらて)」で指します。 将棋の対局を始めるには、まず、駒を盤上の定められた位置(初形の位置)に配置します。将 棋の正式な礼法では、対局者のうち上位者が駒袋に入った駒を盤の中央に取り出し、対局者はそ れぞれ自陣に駒を並べていきます。慣例として上位者が王将、下位者が玉将を使用します。

手番の動作

自分の番(手番)が来たら必ず盤上の自分の駒のいずれか 1 つを一回動かすか、持ち駒を 1 つ だけ盤上に打たなければなりません。二手続けて指したり(二手指し)、自分の駒を全く移動せず、 持ち駒も打たない(パスする)ことはできません。

盤上の駒の移動

盤上にある自分の駒は、その駒の種類に応じて駒の動きに書かれている範囲内に存在するマスで あれば、どこにでも移動させることができることができます。ただし、以下のような制限があります。 本来の駒の動きの範囲内に含まれていても、盤上に存在しないマスには移動できないので、そ れぞれの駒の利きは盤上にあるマスの範囲に限られます。したがって、飛、角、香などの走り駒の 移動できる範囲は盤の端のマスまでになります。また、盤の端に近い位置にある駒は移動できる範 囲がマスのある範囲に限られます。 駒の移動においては、それぞれの駒は原則として他の駒を飛び越して移動することができず(た

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だし桂馬は例外)、また、盤上の駒は常に 1 つのマスに 1 つの駒しか入ることができないことから 次のような制約があります。 自分の駒を移動させることができる範囲内に他の自分の駒が既に存在する場合、その駒によって 塞がれているマスには入れません。また、他の駒を飛び越すことはできないので、他の自分の駒を 飛び越してその先のマスへと移動することもできません(自分の駒が移動可能な範囲は他の自分の 駒が存在するマスの 1 つ手前のマスまでとなります)。 自分の駒を移動させることができる範囲内に相手の駒が既に入っている場合、その相手の駒を捕 獲して自分の「持ち駒」とした上で、自分の駒をその相手の駒が存在したマスの位置に動かすこと ができます。したがって、自分の駒が移動可能な範囲は、その相手の駒が存在するマスにまで及ぶ ことになります。ただし、他の駒を飛び越すことはできないので、飛、角、香などの走り駒であっても、 移動範囲を塞いでいる相手の駒を取った上でそのマスに移動することはできますが、移動範囲を塞

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桂馬については他の駒とは異なり移動可能なマスが元のマスから離れた場所にあるため、周囲の マスに他の駒があっても、それを飛び越して移動することができます。ただし、桂馬の移動可能な マスに既に自分の他の駒が入っていて塞がれている場合は移動できません。なお、桂馬の移動可 能なマスに先に入っている駒が相手の駒である場合には、その相手の駒を取ってそのマスへ移動す ることができます。 また、玉将の位置との関係で、自分の駒を移動させることによって自玉を相手駒の利きにさらすこ と場合は、禁じ手のため移動できません。

駒の成・不成

盤上の相手側 3 段を敵陣と呼びますが、玉(王)と金以外の駒(飛、角、銀、桂、香、歩)は、 敵陣内へ入るとき、敵陣内で移動するとき、あるいは敵陣内から出るときに「成る」(駒を裏返す) ことを選択することができます。こうして成った駒は成駒と呼びます。成駒となることによって移動可 能な範囲が変化します。具体的には、成りによって、飛は竜王(竜)、角は竜馬(馬)となり、そ れぞれ飛・角の元々の駒の動きに加え全方向 1 マスの範囲にも動けるようになります。また、成り によって、銀は成銀、桂は成桂、香は成香、歩はと金となり、以後、これらの駒は金と同様に扱わ れます。歩が成った場合には金と同様に扱われますので、同じ縦の列に成った歩(と金)と歩が並 んでも、二歩の反則にはならなくなります。 成りは強制ではなく、反則に該当する場合(行き所のない駒になる場合など)を除いて、成らな いこと(「不成(ならず・ふなり)」と称する)を選択することもできます。一度、不成を選択した場 合であっても、以後、その駒が成る要件(敵陣に入るとき、敵陣の中で動くとき、敵陣から出るとき) を満たすたびに、その都度、成ることを選択することができます。駒が成ることを選択することがで きるのは駒が成る要件を満たしたとき(敵陣に入るとき、敵陣の中で動くとき、敵陣から出るとき) のみです。したがって、いったん成らないまま敵陣を出た駒は再度敵陣に入るまで成りを選択するこ とができません。また、一度成ることを選択した駒は相手に取られるまで成駒のままで、相手の持 ち駒となるまで元の駒の動きに戻すことはできません。 移動させた駒について成ることを選択した場合には、それを表示するため、動かした先のマスに 駒を裏返して配置する(不成を選択した場合には裏返さずそのまま配置する)。銀、桂、香の駒の 裏面には「金」の字が崩して書いてある(歩の裏面の「と」も本来は「金」あるいは同音の「今」 の字を崩したもの)が、もともとの駒の種類が分からなくならないように各駒の種類に応じて裏面の 「金」の字体は変えてある。 前述のように成るか成らないかは任意で、強制ではありません。銀、桂、香は、成ってしまうと元々 移動が可能だった位置に移動できなくなるため不都合を生じることがあります(例えば銀が成ると 真後ろと左右の位置には移動できるようになるが、両方の斜め後方の位置には動かせなくなる)の で、実際の対局では成るか成らないかは慎重な検討を要することも多々あります。しかし、飛、角、 歩については、成っても元々移動が可能だった位置に移動できなくなるという不都合を生じることは

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ないので、成りが選択されることがほとんどです。ただし、まれに将棋の終盤において、駒が成っ て利きの範囲が広がることで相手の玉将が逃げることができずに一つのマスに釘付けの状態になり、 (盤上の駒では詰ませることができず、持ち駒が歩のみであるなどの理由で)相手の玉将を詰ませ る手段が後述の反則手である打ち歩詰め以外にはなくなってしまうという局面を生じることがあり、 このような打ち歩詰めの手順となる局面を回避するために、あえて駒を成らない場合もあります。そ の逆に、成ることによって自玉に詰みが生じるのを回避するために、あえて駒を成らない場合もあり ます(大抵は、成ってしまうと自玉の打ち歩詰めが解消されてしまうケース)。 成駒の効果が継続するのは相手に取られるまでで、持ち駒となった場合には駒は成る前の状態に 戻ります。成駒となっていた相手の駒を取った場合にも成った状態でその駒を打つことはできず、ま た、持ち駒を敵陣内に打つ場合も成る前の状態の駒で打つ必要があります。

持ち駒の使用

取得した駒は、持ち駒として再利用できます。 持ち駒(自分の駒が移動した際に捕獲して得た駒)は盤上の空いているマスであれば、禁じ手に なる場合(二歩や行き所のない駒となる場合)を除いて、好きなところに打つことができます。

持ち時間

プロの公式戦では持ち時間を定め、ストップウオッチまたは対局時計(チェスクロック)を用い、 時間切れによる勝敗を厳正に定めています。公式戦では、名人戦では9時間、NHK 杯では10分 というように棋戦ごとに持ち時間が決められていますが、残り時間を使い果たした場合は 1 手当た りの制限時間が30秒から 1 分となります。プロの公式戦以外では持ち時間なしで最初から 1 手当 たり○秒以内で指したり、あるいは持ち時間がなくなれば即負けの対局もあります。

手合割

対局者の棋力の差によってはハンデキャップ付きの対局も行われます。棋力の差が非常に大きい 場合、上位者が駒の一部を取り除いて対局します。この駒の一部を取り除くことを駒落ちと言います。 駒落ちにおいては棋力の差により、1枚、または2枚の駒を落とすものから、飛車・角行に加え、 金将・銀将・桂馬・香車まで落とす十枚落ちまでの手合割があります。特殊なものとして、上手が 玉将 1 枚だけになる「裸玉」(19枚落ち)、上手が19枚落ち+持駒に歩 3 枚を持つだけの「歩 三兵」や、金落ち・銀落ちといった特殊な駒落ちが指されることもありますが、あまり一般的ではあ りません。 駒落ち戦の場合には「先手」や「後手」ではなく、駒を落とした方を上手(うわて)、落とされ た方を下手(したて)といい、上手から指し始めます。

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勝敗の決め方

将棋は原則として互いに自らの駒で相手の玉将(王将)を捕獲することを目指し、一方の玉将(王 将)が相手の駒に捕獲されてしまうことが不可避な状態(詰み)となれば勝敗が決まります。伝統 的に「実際に王を取る」ことは忌避されたため、どちらか一方が逆転不可能と判断した時点で投降 することにより対局を終了する習慣になっています(投了)。自玉が詰まされることが確定的となっ たときのほか、攻め合いで相手より早く玉を詰ますことができない場合、相手の受けが強くて一連 の攻めが続かなくなった場合、相手の攻めを受け切れない場合、攻防に必要な駒を相手にほとん ど取られてしまった場合など、自身の勝利がほぼなくなったと思われる場合に投了することになりま す。原則的には詰みと投了によって勝敗が確定しますが、勝敗の決し方には以下のようなものがあ ります。 ・どちらかの対局者が以下の状態になった場合には、その対局者の負けとなり、もう一方の対局 者の勝ちとなります。 ・詰み(自玉に王手がかかっており、合法な指し手が存在しない状態) ・投了(勝利不可能と判断して負けを認めた) ・時間切れ(持ち時間がなくなった) ・反則行為(反則を行ったことを指摘された) ・ルール違反(基本ルールに反する動作を行った) ・禁手(ルールで禁止された手を指した) ・連続王手の千日手(相手玉への王手の連続によって千日手が成立した) ・相入玉の点数不足(相入玉に対局者同士が合意し、点数計算で 24 点未満となった) ・被入玉宣言(条件を満たした状態で対戦相手が入玉を宣言した) 以下の状態になった場合には、引き分けになります。 ・連続王手以外の千日手(連続王手以外で同一局面が 4 回現れた) ・持将棋(相入玉に対局者同士が合意し、点数計算で両者ともに 24 点以上となった)

千日手

同一局面が 4 回現れた場合千日手となります。同一局面とは、「盤面・両者の持駒・手番」が すべて同一の場合のことをいいます。千日手は原則として無勝負・指し直しですが、一方が王手の 連続で千日手となった場合は、王手をかけていた側の負けになります。これは、千日手が成立した 手番に関係ないため、自身が指した手で千日手が成立して負けが決まることもあれば、相手が指し た手で千日手が成立して負けが決まることもあります。通常の禁手のように、自分が指した手で負け が決まるとは限らないため、ルールでは「禁じられた手」ではなくて「禁じられた局面」と表記して います。連続王手の千日手は通常の禁手とは異なる特殊な規定のため、双方連続王手の千日手や 最後の審判 ( 詰将棋作品 ) といった状況においてルールの不備が指摘されています。

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持将棋

先後両者の玉(王)が互いに入玉し、玉が詰む見込みがなくなった場合、両者が合意したら判 定により勝敗を決める場合があります。この判定法により引き分けとなる場合があり、これを持将 棋といいます。判定の方法は他にもありますが、プロの公式戦においては、大駒 1 枚につき 5 点、 小駒 1 枚につき 1 点とし、24 点未満なら負けというルールとなっています。

反則行為

次に挙げる行為は反則と決められており、着手した場合直ちに負けになります。対局中であれば、 反則行為が行われた時点ではそれに気付かずに手が進められても、後になって反則に気付き指摘 された時点で勝敗が決定します。ただし、対局相手が反則に気づかないまま投了・終局した際は 投了が優先されます。また、対局中の助言は一切禁止されますが、反則行為が行われた場合に限 り第三者がそれを指摘しても問題ありません。 反則によって決着した場合は、その時点で反則者が投了したものとする。

ルール違反

2 手続けて指す(二手指し)、ルール上移動できない位置に駒を移動する、駒を成れない状況で 成ってしまう、玉や金を成ってしまう、成り駒を盤上で裏返し元の駒に戻す、成り駒を打つ(持ち駒 を裏返して打つ)、持ち駒を駒台に乗せず手に隠し持つあるいは将棋盤や駒台の陰に置く(隠し駒) などの基本ルールに反する行為は当然違反となります。いったん着手した手を変える行為(待った と呼ばれる)も基本的には即負けとなります。駒から手を離した時点で着手が完了となるため、一 旦駒を動かしても手を離さなければ、その時点では元に戻して別の手を指しても問題ありません。 ただし、仲間同士の気楽な対局や駒落ちなど指導を目的とする対局の場合は、例外的に許可され る場合もあります。しかし、一般的には「待った」をマナー違反とみなすので、注意が必要です。

マナー違反

「トイレに行く」と言って、立ち上がるとき故意に足を盤にぶつけて盤上をグシャグシャにするな どといった行為は禁止されています。

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禁じ手

基本ルールには反していなくても、特別に禁止されている手を行うことは違反です。

連続王手の千日手

連続王手での千日手は王手している側が指し手を変更しなければいけませんが、これを行わずに 千日手が成立してしまった場合は反則となります。そもそも千日手が成立した時点で反則になるた め、対戦相手が指し手によって反則が確定する場合もあります。 禁じ手は以下の通りです。

二歩

成っていない歩兵を 2 枚以上同じ縦の列に配置することはできません。

行き所のない駒の配置の禁止

盤上の駒を行き先のない(動けない)状態にするのは反則となります。ただし、味方の駒に進路 を塞がれて一時的に動けないという場合は問題ありません。打つ場合、不成で進む場合ともに敵陣 1 段目と 2 段目の桂馬、1 段目の香車・歩兵は配置してはいけません。そのため、盤上の桂馬・香車・ 歩兵がその場所に進む場合は必ず成らなければいけません。

打ち歩詰め

持ち駒の歩を打って玉を詰ませるのは反則行為となります(つまり、歩の駒を打った状態で相手 の玉が詰んでしまってはいけません)。ただし、歩による王手が詰め手順の最終手でなければ、歩 を打っての王手は反則ではありません。そのため、歩を打って王手をかけたのちの連続王手で最終 的に「詰み」が成立することは問題はありません。またあくまで対象は持ち駒の歩なので、盤上の 歩を突いて玉を詰ます突き歩詰めも反則ではありません。

自玉を相手駒の利きにさらす手

自らの着手の後、自らの玉が王手のかかった状態にあってはいけません。相手に王手された場合 は王手を回避しなければいけません。また、意図的に玉を相手の駒の利きに移動してはいけません。 玉以外の駒を移動させた結果、玉が相手の駒(香車、飛車(竜王)、角行(竜馬))の利きにさら されるようにするのもいけません。

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その他、特殊な反則

・持ち駒を成駒の状態で打った(成銀を金と見間違えて打ったという事例があります)。 ・駒を飛び越える位置に角を動かした。 ・自分が取った駒を相手の駒台に乗せた。 ・盤上から駒台に移ってしまった香車を持ち駒として使用した(服の袖が当たったことが原因で す)。 ・後手が先に指した(これは「自分の手番ではないのに指している」ことから、二手指しの一種 にあたり、「0 手目」という架空の後手の指し手と合わせて 2 手となります。棋譜上は「並べた状態 のまま投了」の扱いとなります)。 ・相手の駒を取った後、別の場所に駒を動かした。 ・いったん不成で敵陣に置いたように見えた駒を持ち直し、成りに変えた。 ・自分で自分の駒を取った。 という反則が知られています。 また、「王手をするときには『王手』と言わなければいけない」と誤認する人は多いですが、そういっ たルールは存在しません。

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将棋に由来する慣用表現

・王手 次に相手の玉将を取れる状態を表す用語から転じて、あと 1 勝で優勝などの場面で用います。ま た、相手もあと 1 勝で優勝という状況になったときには「逆王手」という表現が用いられることもあ りますが、将棋における「逆王手」とは意味が異なります(将棋の場合、逆王手をかけることによっ て、自玉の王手を解消しつつ同時に敵玉に王手がかかった状態となりますが、一般的に慣用表現と して使われる「逆王手」は双方ともに王手がかかった状態なので、本来の意味とは異なります)。 ・詰んでいる いかなる手を指そうとも王手の連続で詰みになってしまうことを表す用語から転じて、事実上勝敗 は決している状態、また進退窮まる状態のことをいいます。、まだ抵抗の余地はあるが何をしても結 局は負ける、または苦境を脱することができないという場合に用いられます。 ・待った 相手が指した手をやめてもらうことを待ったと言い、相手の行動に制約をかけることをいいます。 「待ったなし」とは待ったを許さない真剣勝負のことで、やり直しの利かないことをいいます。 ・持ち駒、手駒、駒 対戦相手から奪って自分の物とした駒のことをいいます。「手駒」や「駒」ともいいます。「駒が 足りない」のような使い方をします。 ・捨て駒 利益のために駒損を覚悟で相手に取らせる駒のことをいいます。全体の利益を考えてあえて犠牲 として見捨てる味方のことをいいます。 ・高飛車 飛車を定位置から二間または三間前に出して中央を制圧する戦法のことををいいます。が、最近 は将棋の戦法に関しては「浮き飛車」という呼称が多くなり、戦法としての高飛車という呼称はほと んど使われなくなりました。また、飛車の様子から高圧的な性格のさまを「高飛車な態度」のよう に使われています。1990年代には、これを略した「タカビー」という言葉も生まれました。 ・成金 歩兵が成って「と金」となることから、急に金持ちになった庶民のことをいい、多くの場合は相 手を妬んだりさげすむなどの意味で使われます。 ・将棋倒し 大勢の人ごみがあるきっかけで連鎖的に倒れることをいいます。駒を立てて並べ連鎖的に倒す遊 びに由来します。古くから使用されてきた表現ですが、2001年に発生した明石花火大会歩道橋 事故の際には、将棋のイメージが悪くなるとして日本将棋連盟が報道関係各社にこの言葉を使用し ないように依頼し、これを受けて実際に使用の自主規制が行われ、言葉狩りと批判を受けました。

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将棋の格言

・受けは金、攻めは銀 金将は守りに、銀将は攻めに使うのが最も駒の性質に合った活用法であるといわれています。 ・要の金を狙え 玉を攻めるときは直接王手するよりも、その側にいる金を攻める方が有効打になりやすいです。 ・一段金に飛車捨てあり 金が自陣の一段目にある場合は敵に飛車を打たれる隙がないので、自分から飛車を捨てる手が 可能になるということです。羽生善治によれば、飛車角交換はそれ自体はそう不利ではありませんが、 飛車を打ち込まれて桂香を取られ、飛車桂香・角交換になる場合が多く、通常は損です。しかし、 一段金ならその筋を避け得る場合もあります。 ・角の頭は丸い 斜めによくきく角であるが、一歩前には進めない弱点があることから。 ・馬の守りは金銀三枚 馬を守りに使うと金銀三枚分の効果があると言われています。 ・金は斜めに誘え 敵の金を斜め上に誘うようにすると、金は斜め後ろには動けないのですぐには元の位置に戻れず、 結果的に敵の守りを弱めることができるということです。 ・金は引く手に好手あり 金は下方への利きが弱いことから、引くことにより金将の持つ上部に強いという機能が発揮され やすいことから。「金はななめに誘え」の逆です。 ・と金は引いて使え と金は引いて使うと効果が大きいと言われています。「金は引く手に好手あり」の応用です。 ・と金は金と同じで金以上 と金は金と同じ動きをしますが、相手に取られると歩になるので金以上の価値があると言われて います。 ・俗手の好手 変にしゃれた手よりも誰でも思いつく手のほうが好手である事が多いものです。 ・一歩千金 歩でも局面によっては、金以上の必要性を示すこともあります。安易にたかが歩と考えるのは視 野を狭めてしまいます。

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参照

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