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麟文化的景観研究集会(第2回)の

   開催

 景観研究室では、2009年12月18 ・19日の2日間に 渡り、文化的景観研究集会(第2回)「生きたもの としての文化的景観一変化のシステムをいかに読む か」を開催し、200名余りの参加を得ました。文化 的景観は、物理的なモノありきではなく、読解によ って浮かび上がってくる領域的なまとまりであるこ と、そしてそれが時間をかけて徐々に形成されたも ので、現在も生き、変化しながらもアイデンティテ ィを保ち続ける、いわば生き物のごとき性格を有す るものです。本年度の研究集会では、「生きたもの」

としての文化的景観における変化のシステムのとら え方を、議論の主題として設定しました。

 1日目は、「文化的景観における変化のシステム」

をテーマとしました。文化的景観における変化の現 象把握としては、横張真氏による近江八幡の水郷景 観における葦原の変遷が示唆に富んでいます。 50年 間の葦原の領域を追いかけると、明らかに場所が移 動していながら、面積の総和には大きな変化がない ことが明らかにされました。

 変化に関しては有形の要素が問題にされやすいわ けですが、文化的景観は有形と無形の要素が相互に 絡み合いながら成り立っているものであるため、2 日目は、有形と無形の関係、つまりモノとコトの関 係をテーマとしました。モノにこだわりすぎると、

変化を必然とする文化的景観の本質を見誤ることが 指摘されましたが、言い換えれば、モノとコトを横 断的にとらえねば文化的景観の価値評価はなしえな い、という提言と受け取ることができます。

 モノとコトとのバランスを、いかに現状の保護制 度によって担保していくのか。この議論を次年度以 降の活動に活かしたく思っています。

      (文化遺産部 清水重敦)

文化的景観研究集会(第2回)における総合討議

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参照

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