街なか回遊性向上に向けた短期的都市交通施策
◇
都心内においては、
ト
ラ
フ
ィ
ッ
ク
ゾーンシステムの考え方を取り
入れ、
都心内の自動車交通
の減少により
、
都心内の交通空間を、
歩行者・
自転車・
公共交通優先の空間に再生し
、
人で
にぎわう
、
歩いて楽し
い都心空間の創生をめざし
ます。
(
都市交通戦略)
街なか回遊性の最終的な目標到達地点
岡 山 駅
市民病院 市役所
西
川
緑
道
公
園
岡山城 後楽園 カルチャーゾーン
県庁
徒歩・自転車 ・公共交通優先
環状公共交通 (バス・LRT)
環状公共交通
(バス・LRT)
自動車の 都心への 流出入抑制 岡
山 駅
市民病院 市役所
西
川
緑
道
公
園
岡山城 後楽園 カルチャーゾーン
県庁
徒歩・自転車 ・公共交通優先
環状公共交通 (バス・LRT)
環状公共交通
(バス・LRT)
自動車の 都心への 流出入抑制
手軽に公共交通でアクセスできる街なか
クルマが少なく“ 人” が主役の街なか
徒歩、自転車、公共交通で 自由に回遊できる街なか
より多くの人が、より長く、より多くのスポットを 回遊する賑わいのある街なかの実現
各種施策の総合的な展開
◇ 公共交通アクセス向上対策 ◇ 通過交通排除対策 ◇ 公共交通利便向上対策 ◇ 歩行者回遊性向上対策 ◇ 自転車回遊性向上対策 ◇ 市民合意形成対策 等
【
資料3
】
公共交通利用者の 減少
公共交通の サービス水準の低下
都市機能の郊外流出 自動車依存度の増大
回遊性の低下など 都心部の優位性の低下
「バスより車」意識
公共交通の
「分かりやすさ」の不足
「クルマ中心」の 都心交通空間
都市交通を巡る負のスパイ
ラ
ル
「分かりやすさ」と
「分かりやすさ」と
「使いやすさ」の向上
「使いやすさ」の向上
“ 人” に主眼をおいた
“ 人” に主眼をおいた
交通空間の再編
交通空間の再編
公共交通利用に向けた
公共交通利用に向けた
市民意識の啓発
市民意識の啓発
公共交通利用者の増大
自動車流入量の抑制
サービ
ス水準の向上
街なか回遊性の向上
正の連鎖への足がかり
公共交通に対する
「市民共有の財産」意識の高まり
速効対策の基本的考え方
◇
『
ク
ルマが主役』
の交通体系から
、
『
” 人” に着目し
た、
公共交通と
自転車が主役』
の交通体系
に転換する“ 第一歩” と
し
て、
その足がかり
と
なる施策・
対策を実施。
③“ 人” に主眼を
おいた交通空間の再編
③“ 人” に主眼を
おいた交通空間の再編
①公共交通利用に向けた市民意識の啓発
①公共交通利用に向けた市民意識の啓発
¾従来型の一方向性の行政広報に加え、双方向性の意識啓発施策である「モビリティマネジメント」施策に 着目し、様々な階層を対象に試行的取組を重ねつつ、車から公共交通への利用転換を促進。
②公共交通の「
分かり
やすさ
」
と
「
使いやすさ
」
の向上
②公共交通の「
分かり
やすさ
」
と
「
使いやすさ
」
の向上
※ 公共交通の具体的な情報を直接市民に届け、公共交通の利用体験や「かしこい車の使い方」を思考頂くコミュニケーション施策。
¾駅におけるバス乗り場の分かりにくさや、各社ごとにばらばらで分かりにくい時刻表、路線番号など、公共 交通を利用する上である種の「敷居」となっている事項について、市民目線、利用者目線で解消。
¾バス等のサービス水準の向上や車等からの乗り継ぎ利便性向上など、公共交通の「使いやすさ」について も、社会実験手法も活用しながら各種の取組を積極的に展開。
¾現在、自動車が主役となっている都心部における交通空間について、段階的に、人が主役の空間へと再 構築。特に、岡山に適した自転車に着目した施策を総合的に展開。
速効対策メニューの一例
◇ 戦略に基づく各種自転車施策の推進
−自転車ネットワークの整備
−小規模多頻度駐輪スペースの整備
−コミュニティサイクルの導入
−サイクリングロードの活用、拡充
−自転車マナーアップの取組 等
◇ 歩行者専用道の試行的導入など、快適 な歩行空間の整備 等 ◇ 自転車先進都市に向けた取組
−自転車先進都市実行戦略の策定
−自転車ネットワークの段階的整備
(通行帯の矢印・誘導、段差解消 等)
−コミュニ テ ィサ イ ク ル 導入社会実験の実施
−歩道等の段差解消
−小規模多頻度駐輪スペース設置に 向けた社会実験の実施
−自転車マナーアップの取組 等
◇ サインの充実等歩行環境の向上 等
③“ 人” に主眼をおいた
③“ 人” に主眼をおいた
交通空間の再編
交通空間の再編
別添2
別添2
◇ 岡山駅バスターミナルの分かりにくさの 解消(いわゆる「方面別化」)
◇ バス運行に関する各種社会実験の実施
◇ 簡易なハ ゙ス ロ ケ ー シ ョン シ ス テ ム の導入
◇ バスの定時性向上に資する渋滞ポイン ト対策
◇ 各社ごとにまちまちな路線番号、行き先 表示等の工夫など、バスの「分かりやす さ」を向上させる各種取組 等 ◇ パークアンドライド施設等の充実
等
②バス等の「分かりやすさ」
②バス等の「分かりやすさ」
と「使いやすさ」の向上
と「使いやすさ」の向上
◇ 学校教育との連携
◇ 企業を対象とした通勤モビリティマネジ メントの実施
◇ 商業施設等との連携による都心部への 公共交通利用促進活動 等 ◇ 転入者に対するバスマップ等の配布
◇ 小学生に対するバスマップ等の配布
◇ スマート通勤の充実
◇ 親子交通探検隊の実施 等
①公共交通利用に向けた
①公共交通利用に向けた
市民意識の啓発
市民意識の啓発
別添1
別添1
テーマ 既に準備の整っている施策 実現に向けて準備を行う施策
岡山モビリ
ティ
マネジメ
ント
実行計画
◇ 今後、公共交通主体の交通体系を目指していくためには、公共交通の必要性を理解し、市民全体で支える 意識、いわば、「みんなの公共交通」とでもいうべき市民コンセンサスの形成が不可欠。
◇ しかしながら、公共交通機関はある程度充実しているにもかかわらず、本市の交通状況は、自動車に過度 に依存する一方、公共交通は“ 必要性の理解” どころか“ 十分な利用すらされていない” 状況。
◇ これは、公共交通のある種の“ 分かりにくさ” もハードルとなり、『市民に利便性等を十分知られてい ないこと』も大きな要因の一つ。
◇ 今後、公共交通主体の交通体系を目指していくためには、公共交通の必要性を理解し、市民全体で支える 意識、いわば、「みんなの公共交通」とでもいうべき市民コンセンサスの形成が不可欠。
◇ しかしながら、公共交通機関はある程度充実しているにもかかわらず、本市の交通状況は、自動車に過度 に依存する一方、公共交通は“ 必要性の理解” どころか“ 十分な利用すらされていない” 状況。
◇ これは、公共交通のある種の“ 分かりにくさ” もハードルとなり、『市民に利便性等を十分知られてい
ないこと』も大きな要因の一つ。
各種の交通施策・事業の実施とあわせ、市民や地域に公共交通の必要性・重要性にかかる理解や利用促 進を直接働きかけ、自発的な交通行動の転換を誘導する「モビリティマネジメント施策」が有効。「モビリティマネジメント施策」
知
る
必要性を
実感する
みんなの公共交通意識
を
共有する
使
う
◇ 岡山市における自動車交通の実態を見ると、通勤交 通を代表に都心部に発生集中する交通流動が極めて 多い。
◇ 環状線の整備水準が低いこともあり、各放射道路の 都心流入箇所の多くは主要渋滞ポイントとなっており、 都心に向かう多くの市民が日常的に交通問題を実感。
◇ 一方、バス、鉄道などの公共交通も都心部及び都心 部から放射方向にネットワークを形成。
都心に発生・
集中する自動車交通に
着目し
た対策の実施
¾道路渋滞との対比という意味で、公共交 通の“ ありがたさ” の実感が容易
¾道路渋滞の解消効果が期待可能
¾代替可能な交通手段の存在
別添1
モビ
リ
テ
ィ
マネジメ
ント
の対象と
取組の基本的方向
市民全般
◇ 広報、HP等を活用した幅広い情報提供と、転入時など機会を捉えたモビリティマ ネジメント施策の実施 等
児童・生徒
◇ 小中学校むけの教材作成による幅広い取組と、親子交通探検隊や総合学習の実 践などの象徴的な取組の実施 等 ⇒児童を介した保護者層への波及効果
企業・従業者
◇ 協力企業を対象としたプログラムの実施や、企業の幅広い参画によるスマート通 勤等の取組の実施 等
大学・学生
◇ 協力の得られる大学を対象とした、新入生向けの取組や、短期間、自動車通学を 抑制する社会実験の実施 等
通学目的
通勤目的
業務目的
買物等私用目的
◇ 都心等には多くの大学。 ◇ 都市圏通勤交通の約7
割が自動車利用。
◇ 都市圏業務交通の約
9割が自動車利用。
◇ 都市圏私用交通の約
6割が自動車利用。
商業・買い物客
◇ 公共交通を利用した買い物客へのインセンティブの付与など、商業者との連携に よる公共交通利用促進活動の実施 等
学校教育と
の連携によ
る
底上げ
市
民
全
般
大学・学生
※ 車通学者は多くはない。
企
業 ・ 従
業
者
商業者・買物客等
「自転車先進都市おかやま」の実現
○
自転車は、
地形が平坦で、
雨が少なく
温暖な本市に極めて適し
た交通手段。
○
以下のコ
ンセプト
から
戦略的に自転車対策を展開し
、
全国のさ
きがけと
なる先導的
な自転車都市を実現。
○
自転車は、
地形が平坦で、
雨が少なく
温暖な本市に極めて適し
た交通手段。
○
以下のコ
ンセプト
から
戦略的に自転車対策を展開し
、
全国のさ
きがけと
なる先導的
な自転車都市を実現。
自転車先進都市のコ
ンセプト
自転車先進都市のコ
ンセプト
「走る」
快適で安全に走行できる都市
「走る」
「走る」
快適で安全に走行できる都市
「停める」
放置自転車のない美し
い都市
「停める」
「停める」
放置自転車のない美し
い都市
「借りる」
手軽に道具と
し
て借り
ら
れる都市
「借りる」
「借りる」
手軽に道具と
し
て借り
ら
れる都市
「楽しむ」
サイ
ク
リ
ングが楽し
める都市
「楽しむ」
「楽しむ」
サイ
ク
リ
ングが楽し
める都市
「学ぶ」
自転車マナーが徹底し
た都市
「学ぶ」
「学ぶ」
自転車マナーが徹底し
た都市
別添2
走る
自転車すいすい ネットワーク形成 プロジェクト
停める
放置自転車撲滅 プロジェクト
借り
る
コミュニ テ ィサ イ クル シ ス テ ム 導入プロジェクト
楽し
む
自転車専用道整備 プロジェクト
学ぶ
自転車マナーアップ プロジェクト
H
2
3
年度
自
転
車
先
進
都
市
お
か
や
ま
実
行
戦
略
の
策
定
自転車専用レーンの整備等
☆市内中心部の段差解消事業 ☆先行的、試行的な自転車専用
レーンの整備
路上駐輪場設置実験
☆公共空間や商店街等において、 路上の駐輪場設置社会実験を 実施
コミュニティサイクル 有料化の社会実験
• 学
識
者
な
ど
自
転
車
政
策
に
関
す
る
専
門
家
を
結
集
し
た
策
定
委
員
会
の
設
立
自
転
車
先
進
都
市
お
か
や
ま
の
実
現
H
2
4
年度∼
市内中心部等の自転車走行空間 のネットワーク化
☆実行戦略に基づき1kmスクエアを中心に 自転車走行空間の整備
駐輪スペースの確保と徹底した 放置自転車対策の実施
☆民地や既存公共空間を活用した駐輪スペース の確保
☆集中的な放置自転車対策の実施
市内中心部のコミュニティサイクルの実現
☆民間との協力による最先端のシステムによる コミュニティサイクルの導入
吉備路自転車道・吉備高原 自転車道を中心としたサイク リングロードの整備
サイクリングロード整備方針の検討
☆河川空間等を活用したサイクリングロードネット ワークの検討
☆ネットワークの活用方策の検討
街頭広報・交通安全教室等の実施
☆街頭広報(啓発チラシの配布) ☆交通安全教室の開催
自転車安全利用促進の意識づくり
☆ルール・マナーの啓発や教育活動を 関係 行政機関や地域住民等と連携 し意識向上を促す
実行戦略の策定と リーディング事業の実施