6.6 芳香族ポリアミド系繊維 ジュート 紙 ゴム プラスチック又はこれらのひも ガラス糸 テープ 帆布テープ 耐火テープ シース あじろがい装 テンションメンバ

( i )

F 8 7 0 1 J

艦

船

用

電

線

制定 昭和31.2.13 改 正 平 成 00 . 0. 0 _

目 次

1. 適用範囲 ･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 1 2. 引用規格 ･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 1 3. 種類・記号 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 2 4. 性能 ･････････････････････････････････････････････････････････････････････････ 12 5. 構造 ･････････････････････････････････････････････････････････････････････････ 18 5.1 導体 ････････････････････････････････････････････････････････････････････････ 18 5.2 絶縁体 ･･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 18 5.3 セパレータ層・テープ層・耐火層 ･･････････････････････････････････････････････ 19 5.4 光ファイバコード ････････････････････････････････････････････････････････････ 20 5.5 編組 ････････････････････････････････････････････････････････････････････････ 20 5.6 識別 ････････････････････････････････････････････････････････････････････････ 20 5.7 耐張索 ･･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 25 5.8 補強線 ･･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 25 5.9 対より・3個より ･････････････････････････････････････････････････････････････ 26 5.10 より合せ ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 26 5.11 遮蔽 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 26 5.12 外部導体 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 26 5.13 シース ･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 26 5.14 補強層 ･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 29 5.15 あじろがい装 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････ 29 5.16 ペイント ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 29 5.17 防食層 ･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 29 5.18 ガラス編組上の塗料 ･････････････････････････････････････････････････････････ 29 5.19 仕上り外径・許容差 ･････････････････････････････････････････････････････････ 30 6. 材料 ･････････････････････････････････････････････････････････････････････････ 30 6.1 導体 ････････････････････････････････････････････････････････････････････････ 30 6.2 絶縁体 ･･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 30 6.3 光ファイバ素線 ･･････････････････････････････････････････････････････････････ 34 6.4 ポリアミド樹脂 ･･････････････････････････････････････････････････････････････ 34 6.5 綿糸・合成繊維 ･･････････････････････････････････････････････････････････････ 34

( ii ) 6.8 ガラス糸 ････････････････････････････････････････････････････････････････････ 35 6.9 テープ ･･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 35 6.10 帆布テープ ･････････････････････････････････････････････････････････････････ 35 6.11 耐火テープ ･････････････････････････････････････････････････････････････････ 35 6.12 シース ･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 35 6.13 あじろがい装 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････ 39 6.14 テンションメンバ ･･･････････････････････････････････････････････････････････ 40 6.15 水密コンパウンド ･･･････････････････････････････････････････････････････････ 40 6.16 ペイント ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 40 7. 試験方法 ･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 40 7.1 構造試験 ････････････････････････････････････････････････････････････････････ 40 7.2 導体抵抗試験 ････････････････････････････････････････････････････････････････ 40 7.3 耐電圧試験 ･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 40 7.4 絶縁抵抗試験 ････････････････････････････････････････････････････････････････ 41 7.5 光ファイバの損失試験 ････････････････････････････････････････････････････････ 41 7.6 光ファイバの帯域試験 ････････････････････････････････････････････････････････ 41 7.7 屈曲試験 ････････････････････････････････････････････････････････････････････ 41 7.8 低温屈曲試験 ････････････････････････････････････････････････････････････････ 42 7.9 水密試験 ････････････････････････････････････････････････････････････････････ 42 7.10 滴下試験 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 42 7.11 ひねり試験 ･････････････････････････････････････････････････････････････････ 42 7.12 衝撃試験 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 42 7.13 静電容量試験 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････ 43 7.14 特性インピーダンス試験 ･････････････････････････････････････････････････････ 43 7.15 熱起電力試験 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････ 43 7.16 難燃試験 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 43 7.17 耐炎試験 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 43 7.18 耐火試験 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 43 7.19 耐張力試験 ･････････････････････････････････････････････････････････････････ 48 7.20 表面伝達インピーダンス試験 ･････････････････････････････････････････････････ 48 7.21 EMPレスポンス試験 ･･････････････････････････････････････････････････････････ 51 7.22 伝送特性試験 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････ 51 7.23 材料試験 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････ 52 8. 呼び方 ･･･････････････････････････････････････････････････････････････････････ 59

( iii )

( iv ) 空 白

F 8 7 0 1 J

艦

船

用

電

線

制定 昭和31.2.13 改 正 平 成 0 0 . 0 . 0 _ 1. 適用範囲 この規格は，艦船に使用する電線について規定する。 2. 引用規格 次に掲げる規格は，この規格に引用されることによって，この規格の規定の一部を構成する。これ らの引用規格は，その最新版を適用する。 JIS A 1304 建築構造部分の耐火試験方法 JIS C 1602 熱電対 JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法 JIS C 3102 電気用軟銅線 JIS C 3152 すずめっき軟銅線 JIS C 3410 船用電線 JIS C 3501 高周波同軸ケーブル JIS C 3521 通信ケーブル用難燃シース燃焼性試験方法 JIS C 6822 光ファイバ構造パラメータ試験方法 JIS C 6823 光ファイバ損失試験方法 JIS C 6824 マルチモード光ファイバ帯域試験方法 JIS C 6832 石英系マルチモード光ファイバ素線 JIS C 6835 石英系シングルモード光ファイバ素線 JIS C 8305 鋼製電線管 JIS G 3522 ピアノ線 JIS G 4309 ステンレス鋼線 JIS K 6920-1 プラスチック－ポリアミド（PA）成形用及び押出用材料－第１部：呼び方のシステム 及び仕様表記の基礎 JIS K 7201-2 プラスチック－酸素指数による燃焼性の試験方法－第２部：室温における試験 JIS K 8001 試薬試験方法通則 JIS K 8223 過塩素酸（試薬） JIS K 8541 硝酸（試薬） JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄（Ⅲ）・12水（試薬） JIS K 8984 硫酸銅（Ⅱ） （試薬） JIS Z 8704 温度測定方法 ― 電気的方法

Part1：Generic specification 3. 種類・記号 種類及び記号は，表１のとおりとする。 表１－種類・記号 種類 記号 付表番号 660 V 単心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル H－SPOC １ 660 V ２心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル H－DPOC ２ 660 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル H－TPOC ３ 660 V ４心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル H－FPOC ４ 250 V 単心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル L－SPOC ５ 250 V ２心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル L－DPOC 250 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル L－TPOC 1 000 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル SH－TPOC ６ 1 000 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （一括遮蔽付） SH－TPOCS ７ 6 600 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル 6600V－TPOC ８ 660 V 多心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル H－MPOC ９ 250 V 多心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル L－MPOC １０ 19心消磁用EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい 装ケーブル DGPAC １１ 19心消磁用EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースケーブル DGPA １２ 19心消磁用EPゴム絶縁鉛被ポリオレフィンエラストマー防食ケーブル DGPLA １３ 660 V 多心ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケー ブル MEOC １４ 250 V 電話用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケ ーブル L－TTEOC １５ 交話用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル MTTEOC １６ 660 V 単心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （一括遮蔽付） H－SPOCS １７ 660 V ２心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （一括遮蔽付） H－DPOCS 660 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （一括遮蔽付） H－TPOCS

表１－種類・記号（続き） 種類 記号 付表番号 660 V ２心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （各心遮蔽付） H－DPOC－S １８ 660 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （各心遮蔽付） H－TPOC－S 250 V 単心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （一括遮蔽付） L－SPOCS １９ 250 V ２心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （一括遮蔽付） L－DPOCS 250 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （一括遮蔽付） L－TPOCS 250 V ２心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （各心遮蔽付） L－DPOC－S ２０ 250 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （各心遮蔽付） L－TPOC－S 660 V 多心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （一括遮蔽付） H－MPOCS ２１ 660 V 多心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （各心遮蔽付） H－MPOC－S ２２ 250 V 多心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （一括遮蔽付） L－MPOCS ２３ 250 V 多心EPゴム絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル （各心遮蔽付） L－MPOC－S ２４ 250 V 電話用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケ ーブル（一括遮蔽付） L－TTEOCS ２５ 250 V 電話用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケ ーブル（各対遮蔽付） L－TTEOC－S ２６ コンピュータ用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装 ケーブル（一括遮蔽付） MTTEOCS ２７ コンピュータ用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースケーブル（一 括遮蔽付） MTTEOS ２８ コンピュータ用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースケーブル（各 対及び一括遮蔽付） M22TTEOS－S ２９

表１－種類・記号（続き） 種類 記号 付表番号 250 V 多心ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケー ブル（各心遮蔽付） MEOC－S ３０ 250 V 電子機器用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい 装ケーブル（各対遮蔽付） TTEOC－S ３１ 250 V 電子機器用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースケーブル （各対遮蔽付） TTEO－S ３２ 600 V ３個より多心ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろが い装ケーブル（各３個より遮蔽付） M３EOC－S ３３ 1 100 V 単心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース可とうケ ーブル HSPAP ３４ 660 V 単心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース可とうケー ブル SPAP ３５ 660 V ２心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースキャブタイ ヤコード DPAP ３６ 660 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースキャブタイ ヤコード TPAP 660 V ４心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースキャブタイ ヤコード FPAP 660 V ２心EPゴム絶縁クロロプレンゴムシースキャブタイヤコード DPNP ３７ 660 V ３心EPゴム絶縁クロロプレンゴムシースキャブタイヤコード TPNP 660 V ４心EPゴム絶縁クロロプレンゴムシースキャブタイヤコード FPNP 600 V 単心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースキャブタイ ヤケーブル ２PACT ３８ 660 V 単心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースキャブタイ ヤケーブル SPA ３９ 660 V ２心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースキャブタイ ヤケーブル DPA ４０ 660 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースキャブタイ ヤケーブル TPA ４１ 660 V 単心軟質アルミニウム合金導体EPゴム絶縁クロロプレンゴムシ ースキャブタイヤケーブル Al－SPN ４２ 660 V 単心軟質アルミニウム合金導体EPゴム絶縁ポリオレフィンエラ ストマーシースキャブタイヤケーブル Al－SPA ４３

表１－種類・記号（続き） 種類 記号 付表番号 660 V ３心軟質アルミニウム合金導体EPゴム絶縁ポリオレフィンエラ ストマーシースキャブタイヤケーブル Al－TPA ４４ 450 V ２心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース可とうケー ブル DPAT ４５ 450 V ３心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース可とうケー ブル TPAT ４６ 450 V 多心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース可とうケー ブル MPAT ４７ 250 V 無電池式電話用EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース 可とうケーブル TTPAT ４８ 水中電動ポンプ用４心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース キャブタイヤケーブル WP－FPAP ４９ 125 V 艦内通信用EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースキャ ブタイヤコード（一括遮蔽付） ICPAS ５０ 250 V 多心EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース可とうケー ブル（各対遮蔽付） MPAT－S ５１ 250 V ２心EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル L－DPF ５２ 600 V ２心ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装耐火 ケーブル FP－DEOC ５３ 600 V ３心ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装耐火 ケーブル FP－TEOC 補償導線（一般用） CAEOC ５４ 補償導線（耐熱用） CASIC ５５ 艦内光通信用石英系マルチモード光ファイバポリオレフィンシースあ じろがい装ケーブル SGI－OC ５６ 艦内光通信用石英系シングルモード光ファイバポリオレフィンシース あじろがい装ケーブル SSMA－OC ５７ ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースRG形同軸ケーブル NH－RG/U ５８ カテゴリー５LAN用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろが い装ケーブル NH－FTP５－４ ５９ エンハンスドカテゴリー５LAN用ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシ ースあじろがい装ケーブル NH－FTP５E－４ ６０

表１－種類・記号（続き） 種類 記号 付表番号 660 V 単心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル H－SXJ ６１ 660 V 単心耐熱エラストマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシ ースケーブル 660 V ２心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル H－DXJ ６２ 660 V ２心耐熱エラストマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシ ースケーブル 660 V ３心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル H－TXJ ６３ 660 V ３心耐熱エラストマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシ ースケーブル 660 V ４心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル H－FXJ ６４ 660 V ４心耐熱エラストマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシ ースケーブル 6 600 V ３心EPゴム絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシースケー ブル 6600 V－TPJ ６５ 660 V 多心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル H－MXJ ６６ 660 V ２心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル（一括遮蔽付） H－DXJS ６７ 660 V ２心耐熱エラストマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシ ースケーブル（一括遮蔽付） 660 V ３心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル（一括遮蔽付） H－TXJS ６８ 660 V ３心耐熱エラストマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシ ースケーブル（一括遮蔽付） 660 V ４心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル（一括遮蔽付） H－FXJS ６９ 660 V ４心耐熱エラストマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシ ースケーブル（一括遮蔽付）

表１－種類・記号（続き） 種類 記号 付表番号 660 V ２心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル（各心及び一括遮蔽付） H－DXJS－S ７０ 660 V ３心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル（各心及び一括遮蔽付） H－TXJS－S 660 V 多心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル（一括遮蔽付） H－MXJS ７１ 660 V 多心耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシース ケーブル（各心及び一括遮蔽付） H－MXJS－S ７２ 660 V 制御用多対耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマー シースケーブル（一括遮蔽付） H－TTXJS ７３ 660 V 制御用多対耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマー シースケーブル（各対及び一括遮蔽付） H－TTXJS－S ７４ 250 V 電話用耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシー スケーブル（一括遮蔽付） L－TTXJS ７５ 250 V 電話用耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシー スケーブル（各対及び一括遮蔽付） L－TTXJS－S ７６ 交話用耐熱ポリマー絶縁耐熱ポリオレフィンエラストマーシースケー ブル（一括遮蔽付） MTTXJS ７７ 250 V 電子機器用ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースケーブ ル（各対及び一括遮蔽付） TTEUS－S ７８ 600 V ３個より多心ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースケー ブル（各３個より及び一括遮蔽付） M３EUS－S ７９ 補償導線（一般用） CAEUS ８０ 補償導線（耐熱用） CASIS ８１ 測温抵抗体用導線 CUEUS ８２ 660 V ２心ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシース耐火ケーブル FP－DEU ８３ 660 V ３心ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシース耐火ケーブル FP－TEU 660 V ２心ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシース耐火ケーブル （一括遮蔽付） FP－DEUS ８４ 660 V ３心ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシース耐火ケーブル （一括遮蔽付） FP－TEUS

表１－種類・記号（続き） 種類 記号 付表番号 艦内光通信用石英系マルチモード光ファイバ抗張力体編組形強化ポリ オレフィンシースケーブル SGI－KU ８５ 艦内光通信用石英系マルチモード光ファイバアラミド編組抗張力体強 化ポリオレフィンシースケーブル SGI－FU ８６ 艦内光通信用石英系シングルモード光ファイバアラミド編組抗張力体 強化ポリオレフィンシースケーブル SSMA－FU ８７ 艦内光通信用石英系マルチモード光ファイバ強化ポリオレフィンシー スケーブル SGI－U ８８ 艦内光通信用石英系マルチモード光ファイバポリオレフィンシース可 とうケーブル SGI－AT ８９ ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースRG形同軸ケーブル NHU－RG/U ９０ ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースRG形３重同軸ケーブル NHU－RG/U－TXE ９１ ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースRG形多心同軸ケーブル （一括遮蔽付） NHU－RG/US ９２ 発泡架橋ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシース３重同軸ケーブ ル NHU－EFTXF ９３ テレビ受信装置用発泡ポリエチレン絶縁同軸ケーブル NHU－S－７C－FB ９４ テレビ受信装置用発泡ポリエチレン絶縁同軸ケーブル（一括遮蔽付） NHU－S－７C－FB －S ９５ データ通信用多対ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースケーブ ル（各対及び一括遮蔽付） NHU－２SUS ９６ データ通信用多対ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースケーブ ル（一括遮蔽付） NHU－２AU ９７ データ通信用多対ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースケーブ ル（一括遮蔽付） NHU－２U ９８ 制御用多心ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースケーブル（一 括遮蔽付） NHU－MUS ９９ ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシース多心同軸ケーブル（一括 遮蔽付） NHU－１S50MUS １００ ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシース多心同軸ケーブル（一括 遮蔽付） NHU－１S75MUS １０１

表１－種類・記号（続き） 種類 記号 付表番号 カテゴリー５LAN用ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースケーブ ル NHU－FTP５－４ １０２ カテゴリー５LAN用ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシースケーブ ル（遮蔽付） NHU－FTP５S－４ １０３ エンハンスドカテゴリー５LAN用ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィン シースケーブル NHU－FTP５E－４ １０４ エンハンスドカテゴリー５LAN用ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィン シースケーブル（遮蔽付） NHU－FTP５ES－４ １０５ エンハンスドカテゴリー５LAN用ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィン シースマルチケーブル NHU－MFTP５E－12 １０６ 10BASE－５用発泡ポリエチレン絶縁強化ポリオレフィンシース同軸ケ ーブル NHU－6.15/2.17 EFCXF １０７ 備考１ EPは，エチレンプロピレンを表す。 ２ ２PACTは，２種EPゴム絶縁キャブタイヤケーブル相当品である。 ３ M22TTはAWG22サイズ導体仕様のコンピュータ用ケーブルを表す。なお，AWGとはAmerican Wire Gaugeの略で，460milをAWG4/0，５milをAWG36とし，その間を等比に39段階に分けたもので ある。 ４ RG/UはRadio Guaide/Universalの略であり，MIL－C－17にてRG－/Uの記号で表されている。 ５ FTP５及びFTP５Eはフォイルドツイストペアのカテゴリー５及びエンハンスドカテゴリー５ のLANケーブルであることを表す。 ６ 表１の記号に使用した分類及び分類名は，表２による。

表２－分類・分類名 分類 分類名 記号 電圧 AC 660 V，DC 1 000 V H－ AC 250 V，DC 450 V L－ DC 1 100 V H AC 1 000 V，DC 1 500 V SH－ 線心数又は主な用途 単心（ 電灯用，動力用 ） S ２心（ 電灯用，動力用 ） D ３心（ 電灯用，動力用 ） T ４心（ 電灯用，動力用 ） F 多心（ 制御用 ） M 消磁用 DG 線心数又は主な用途 電話用，電子機器用又は無電池式電話用 TT 交話用又はコンピュータ用 MTT 艦内通信用 IC ３個より多心 M3 水中電動ポンプ用 WP－ 耐火用 FP－ 熱電対補償用 CA 測温抵抗体用 CU 艦内光通信用マルチモード光ファイバ SGI－ 艦内光通信用シングルモード光ファイバ SSMA－ 材料 導体 軟質アルミニウム合金線 Al 絶縁体 EPゴム絶縁 P ポリエチレン絶縁 E 難燃けい素ゴム絶縁 SI 耐熱ポリマー又は耐熱エラストマー絶縁 X シース ポリオレフィンシース O ポリオレフィンエラストマーシース A 強化ポリオレフィンシース U 耐熱ポリオレフィンエラストマーシース J 鉛被 L ふっ素ゴムシース F クロロプレンシース N が い装 あ じろ が い 装 C

表２－分類・分類名（続き） 分類 分類名 記号 そ の他 一 括遮 蔽 S 各 心， 各 対 又は 各 ３ 個 よ り 遮蔽 －S 可 とう 用 P 特 殊可 と う 用 T 抗 張力 体 編 組 K アラミド編組抗張力体 F ノンハロゲン難燃 NH AWG22サイズ導体仕様コンピュータ用 M22TT フォイルドツイストペア カテゴリー５ FTP５ フォイルドツイストペア エンハンスド カテゴリー５ FTP５E RG形同軸 RG

4. 性能 性能は，表３のとおりとする。 表３－性能 項目 性能 試験方法 適用箇条番号 導体抵抗 付表の値以下 7.2 耐電圧 付表の試験電圧に規定時間耐えなければならない。 7.3 絶縁抵抗 付表の値以上 7.4 マルチモード 光ファイバ の伝送特性 損失 SGI－OC SGI－KU SGI－FU 波長850 nmの時〔Lは，ケーブル長（km）とする。〕

1≦

L

：3.0

dB/km 以下

0.2≦

L＜1：2.875×L＋0.125 dB 以下

L＜0.2 ：0.7 dB 以下

波長1 300 nmの時〔Lは，ケーブル長（km）とする。〕

1≦

L

：1.0

dB/km 以下

0.2≦

L＜1：0.875×L＋0.125 dB 以下

L＜0.2 ：0.3

dB 以下 7.5 損失 SGI－U SGI－AT 波長850 nm の時〔Lはケーブル長（km）とする。〕

0.4＜

L ：3.5 dB/km 以下

L≦0.4 ：3.0×L＋0.2 dB 以下

帯域 SGI－OC SGI－KU SGI－FU 波長850 nm及び波長1 300 nmの時〔Lは，ケーブル長 （km）とする。〕

1＜

L ：500/L MHz 以上

0.4＜

L≦1：500/√

L

MHz 以上

L≦0.4 ：790 MHz 以上

7.6 帯域 SGI－U SGI－AT 波長850 nm の時〔Lはケーブル長（km）とする。〕

1＜

L ：200/L MHz 以上

0.4＜

L≦1 ：200/√L MHz 以上

L≦0.4 ：316 MHz 以上

シングルモー ド光ファイバ の伝送特性 損失 波長1 300 nm の時〔Lはケーブル長（km）とする。〕

1≦

L ：0.5 dB/km 以下

0.2≦

L＜1 ：0.375×L＋0.125

dB 以下

L＜0.2 ：0.2 dB 以下

7.5

表３－性能（続き） 項目 性能 試験方法 適用箇条番号 屈曲性 （一般） 導体素線の断線及びシースにき裂を生じないで耐電 圧試験に耐えなければならない。 光ファイバケーブルの場合は，断線及びシースにき裂 が生じてはならない。 7.7.1 （可とう性） シースにき裂を生じないで，各線心の導体素線の断線 は30％を超えてはならない。 7.7.2 低温屈曲性 シースにき裂を生じてはならない。 7.8 水密性 500 mＬ以下 7.9 耐滴下性 １g以下 7.10 耐ひねり性 導体の断線並びに絶縁体及びシースにき裂を生じて はならない。 7.11 耐衝撃性 絶縁体及びシースに破損又はひび割れを生じないで， 各線心の導体素線の断線は30％を超えてはならない。 7.12 静電容量 付表の値に適合しなければならない。 7.13 特性インピーダンス 付表の値に適合しなければならない。 7.14 熱起電力 4.10 mV ± 0.125 mV 7.15 難燃性 燃焼が電線最上端まで達してはならない。 7.16 耐炎性 炎を取り去ったとき，自然に炎が消え，かつ，燃焼が 止まった試験片表面をぬぐったとき，燃えた部分が試 験片の先端に達してはならない。 7.17 耐火性 絶縁抵抗 （MΩ） 加熱前 50 以上 7.18 加熱後 0.4 以上 絶縁耐力 加熱前 1 500 V/１分間に耐えな ければならない。 加熱中 600 V/30分間に耐えな ければならない。 加熱後 1 500 V/１分間に耐えな ければならない。 燃焼距離 150 mm未満 耐張力 1 960 N 以上 7.19 表面伝達インピーダンス１） _{700 mΩ/m 以下 7.20} EMPレスポンス１） _{60 dB 以上 7.21}

表３－性能（続き） 項目 性能 _{適用箇条番号} 試験方法 伝搬遅延時間 表５を満足すること。 7.22 反射減衰量 表５を満足すること。 減衰量２） _{表４または表５を満足すること。} 近端漏話減衰量 表４または表５を満足すること。 電力和近端漏話減衰量 表５を満足すること。 遠端漏話減衰量 表５を満足すること。 電力和遠端漏話減衰量 表５を満足すること。 コロナ消滅電圧 付表の値に適合しなければならない。 電圧定在波比 付表の値に適合しなければならない。 注１） _{表面伝達インピーダンス及びEMPレスポンスは，表１の遮 蔽付ケーブルだけに適用する。また，} 10BASE－５用ケーブルに関する表面伝達インピーダンスは図１のとおりとする。 注２） _{LANケーブルにだけ適用する。同軸ケーブルに関する減衰量は付表のとおりとする。}

表４－カテゴリー５LAN 用ケーブルの伝送特性 （NH－FTP５-４，NHU－FTP５-４，NHU－FTP５S-４） 表５－エンハンスドカテゴリー５LAN 用ケーブルの伝送特性 （NH－FTP５E－４，NHU－FTP５E－４，NHU－FTP５ES－４） 項目 周波数 MHz 特性 伝播遅延 ns／100m １ 570 以下 10 545 以下 100 538 以下 スキュー ns／100m － 45 以下 反射減衰量 dB（ケーブル長 100 m）１） １～10

_{20＋5 log(f)}

_以上 ２） 10～20 25 以上 20～100

_{25－7 log(f/20)}

_以上 ２） 減衰量 dB/100m １ 2.2 以下 ４ 4.5 以下 ８ 5.8 以下 10 6.5 以下 16 8.2 以下 20 9.3 以下 25 10.4 以下 31.25 11.7 以下 62.5 17.0 以下 100 22.0 以下 項目 周波数 MHz 特性 減衰量 dB/100m １ 2.2 以下 ４ 4.5 以下 10 6.5 以下 16 8.2 以下 20 9.3 以下 25 10.4 以下 31.25 11.7 以下 62.5 17.0 以下 100 22.0 以下 近端漏話減衰量 dB １ 62 以上 ４ 53 以上 10 47 以上 16 44 以上 20 42 以上 25 41 以上 31.25 40 以上 62.5 35 以上 100 32 以上

表５－エンハンスドカテゴリー５LAN 用ケーブルの伝送特性（続き） （NH－FTP５E－４，NHU－FTP５E－４，NHU－FTP５ES－４） 項目 周波数 MHz 特性 近端漏話減衰量 dB（ケーブル長 100 m）１） 0.772 67.0 以上 １ 65.3 以上 ４ 56.3 以上 ８ 51.8 以上 10 50.3 以上 16 47.3 以上 20 45.8 以上 25 44.3 以上 31.25 42.9 以上 62.5 38.4 以上 100 35.3 以上 電力和近端漏話減衰量 dB（ケーブル長 100 m）１） 0.772 64.0 以上 １ 62.3 以上 ４ 53.3 以上 ８ 48.8 以上 10 47.3 以上 16 44.3 以上 20 42.8 以上 25 41.3 以上 31.25 39.9 以上 62.5 35.4 以上 100 32.3 以上 遠端漏話減衰量 dB（ケーブル長 100 m）１） １ 63.8 以上 ４ 51.7 以上 ８ 45.7 以上 10 43.8 以上 16 39.7 以上 20 37.7 以上 25 35.8 以上 31.25 33.9 以上 62.5 27.8 以上 100 23.8 以上 電力和遠端漏話減衰量 dB（ケーブル長 100 m）１） １ 60.8 以上 ４ 48.7 以上 ８ 42.7 以上 10 40.8 以上 16 36.7 以上 20 34.7 以上 25 32.8 以上 31.25 30.9 以上 62.5 24.8 以上 100 20.8 以上 注１） _{ケーブル長 100 m にて測定する。} 注２）

_f

_{は周波数（MHz）を示す。}

（出展元 IEEE 802.3） 図 1－10BASE－５用同軸ケーブル伝達インピーダンス特性

5. 構造 構造は，付表１～１０７に示す寸法及び構成によるほか，次のとおりとする。 5.1 導体 導体は，6.1.1の素線をより合わせたものとするほか，次のとおりとする。 なお，水密性を必要とする電線には，6.15の水密コンパウンドをより合せのすき間に充てんする。 5.1.1 より合せの方法 より合せの方法は，JIS C 3410による。 5.1.2 より線の接続 より線の接続は，JlS C 3410による。 5.2 絶縁体 絶縁体は，次のとおりとし，絶縁体厚さの許容差は，表６のとおりとする。 表６－絶縁体厚さの許容差 番号 絶縁体厚さの許容差 該当電線の記号 １ 絶縁体の平均厚さは，付表１～ 付表２８，付表３０，付表３４ ～付表３７，付表４５～付表５ ２, 付表５４～付表５５，付表 ６１～付表７７及び付表８０ ～付表８２の値以上とし，最小 厚さは，付表１～付表２８，付 表３０，付表３４～付表３７， 付表４５～付表５２, 付表５ ４～付表５５，付表６１～付表 ７７及び付表８０～付表８２ の値の90％から0.1 ㎜ 減じた 値以上とする。 H－SPOC，H－DPOC，H－TPOC，H－FPOC，L－SPOC，L－DPOC， L－TPOC，SH－TPOC，SH－TPOCS，H－MPOC，L－MPOC，DGPAC， DGPA，DGPLA，MEOC，L－ TTEOC，MTTEOC，H－SPOCS，H－ DPOCS，H－TPOCS，H－DPOC－S，H－TPOC－S，L－ SPOCS， L－DPOCS，L－TPOCS，L－ DPOC－S，L－TPOC－S，H－MPOCS， H－MPOC－S，L－MPOCS，L－MPOC－S，L－TTEOCS，L－TTEOC －S，MTTEOCS，MTTEOS， MEOC－S，HSPAP，SPAP， DPAP， TPAP，FPAP，DPNP，TPNP，FPNP，DPAT，TPAT，MPAT，TTPAT， WP－FPAP，ICPAS，MPAT－S，L－DPF，CAEOC，CASIC，H －SXJ，H－DXJ，H－TXJ，H-FXJ，H－MXJ，H－DXJS，H－ TXJS，H－FXJS，H－DXJS－S，H－TXJS－S，H－MXJS，H －MXJS－S，H－TTXJS，H－TTXJS－S，L－TTXJS，L－TTXJS －S，MTTXJS，CAEUS，CASIS，CUEUS，6600 V－TPOC，6600 V－TPJ ２ 絶縁体の平均厚さは，付表９７ ～付表９８及び付表１００～ 付表１０１の値以上とし，最小 厚さは, 付表９７～付表９８ 及び付表１００～付表１０１ の値の90％以上とする。

表６－絶縁体厚さの許容差（続き） 番号 絶縁体厚さの許容差 該当電線の記号 ３ 絶縁体の平均厚さは，付表３ ８～付表４４, 付表５３，付 表８ ３ ～ 付表 ８ ４及 び 付 表 ９９の値の90％以上とし，最 小厚さは，付表３８～付表４ ４, 付表５３，付表８３～付 表８ ４ 及 び付 表 ９９ の 値 の 80％以上とする。 ２PACT，SPA，DPA，TPA，Al－SPN，Al－SPA，Al－TPA，FP －DEOC，FP－TEOC，FP－ DEU，FP－TEU，FP-DEUS， FP－TEUS，NHU－MUS ４ 絶縁体の厚さは，付表２９， 付表３１～付表３３及び付 表７８～付表７９の値を標 準とする。 M22TTEOS－S，TTEOC－S，TTEO－S，M３EOC－S，TTEUS－S，M３ EUS－S 5.2.1 EPゴム絶縁体 EPゴム絶縁体は，6.2.1のEPゴムを導体と同心状に被覆する。 5.2.2 ポリエチレン絶縁体 ポリエチレン絶縁体は，6.2.2のポリエチレンを導体と同心状に被覆する。 5.2.3 難燃けい素ゴム絶縁体 難燃けい素ゴム絶縁体は，6.2.3の難燃けい素ゴムを導体と同心状に被覆する。 5.2.4 耐熱ポリマー絶縁体 耐熱ポリマー絶縁体は，6.2.4の耐熱ポリマーを導体に同心状に被覆する｡ 5.2.5 耐熱エラストマー絶縁体 耐熱エラストマー絶縁体は，6.2.5の耐熱エラストマーを導体に同心状に被覆する｡ 5.2.6 発泡ポリエチレン絶縁体 発泡ポリエチレン絶縁体は，中心導体とほぼ同心円状に6.2.6の発泡ポリエチレン絶縁を被覆する。 5.3 セパレータ層・テープ層・耐火層 セパレータ層，テープ層及び耐火層は，付表１～付表１０７によるほか，次のとおりとする。 5.3.1 セパレータ層 セパレータ層は，導体と絶縁体との間に6.9のテープを施す。 5.3.2 テープ層 テープ層は，絶縁体，より合せ又は遮蔽編組の上に6.9のテープを施す。 5.3.3 耐火層 耐火層は，導体と絶縁体との間に6.11の耐火テープを施す。

5.4 光ファイバコード 光ファイバコードは，次のとおりとする。 5.4.1 光ファイバ心線 光ファイバ心線は，6.3の光ファイバ素線の上に6.4のポリアミド樹脂を光ファイバ素線と同心状に 被覆する。 5.4.2 抗張力体 抗張力体は，光ファイバ心線上に6.6の芳香族ポリアミド系繊維を光ファイバ心線と同心状に密接し て配置する。 5.4.3 被覆 被覆は，抗張力体上に6.2.2のポリエチレン，6.12.1のポリオレフィン又は6.4のポリアミド樹脂を 光ファイバ心線と同心状に被覆する。 5.5 編組 編組は，6.5 又は，6.6で，次のとおり行う。 5.5.1 綿糸編組 綿糸編組は，２本以上より合わせた綿糸を用い，編組を行う。 5.5.2 合成繊維編組 合成繊維編組は，合成繊維を用い，編組を行う｡ 5.5.3 ガラス編組 ガラス編組は，ガラス糸を用い，編組を行う｡ 5.5.4 抗張力体編組 抗張力体編組は，6.6の芳香族ポリアミド系繊維を用い，編組を行う｡ 5.6 識別 5.6.1 線心の識別 線心の識別は，次のとおりとする。 a) 色別による識別 色別による識別は，絶縁体の色，テープの色，編組の色又はその他適切な方法 によって行い，表７のとおりとする。編組の色によって識別を行うとき２色以上を必要とする場 合は，表７の第１欄の色を地色とし，第２欄及び第３欄の色を適切な方法で織り込む。

表７－色別による識別 線心順位 第１欄 第２欄 第３欄 線心順位 第１欄 第２欄 第３欄 １ 黒 ― ― 23 白 黒 赤 ２ 白 24 赤 白 ３ 赤 25 緑 ４ 緑 26 橙 ５ 橙 27 青 ６ 青 28 黒 赤 緑 ７ 白 黒 29 白 ８ 赤 30 赤 黒 ９ 緑 31 緑 橙 10 橙 32 橙 緑 11 青 33 青 白 橙 12 黒 白 34 黒 13 赤 35 白 赤 14 緑 36 橙 白 青 15 青 37 白 赤 16 黒 赤 38 茶 ― ― 17 白 39 黒 18 橙 40 白 19 青 41 赤 20 赤 緑 42 緑 21 橙 43 橙 22 黒 白 赤 44 青 b) ナンバリングによる識別 ナンバリングによる識別は，絶縁体上又は絶縁体上のテープのアラビ ア数字によって行う。 なお，ナンバリングの色は，判別しやすい色とし，テープを用いる場合，ナンバリング面を外 にする。 c) ドットマークによる識別 ドットマークによる識別は，絶縁体の色及び絶縁体上のドットマーク を用いて行い，表８のとおりとする。 なお，ドットマークの色は，判別しやすい色とする。

表８－ドットマークによる識別（線心） 線心順位 絶縁体の色 ドットマーク 線心順位 絶縁体の色 ドットマーク １ 白 23 白 ２ 白 24 白 ３ 白 25 白 ４ 白 26 白 ５ 白 27 白 ６ 白 28 白 ７ 白 29 白 ８ 白 30 白 ９ 白 31 黒 10 白 32 黒 11 白 33 黒 12 白 34 黒 13 白 35 黒 14 白 36 黒 15 白 37 黒 16 白 38 黒 17 白 39 黒 18 白 40 黒 19 白 41 黒 20 白 42 黒 21 白 43 黒 22 白 44 黒 5.6.2 対の識別 対の識別は，次のとおりとする。 a) ナンバリングによる識別 ナンバリングによる識別は，通常絶縁体の色を白とし，各対の１線心 だけを 5.6.1 b)によって行う。 b) 色別及びナンバリングによる識別 色別及びナンバリングによる識別は，通常絶縁体の色を黒及 び白（自然色でもよい）とし，各対の識別は遮蔽編組上テープのナンバリングによって行う。 なお，テープは容易にはがれてはならない。 c) ドットマークによる識別 ドットマークによる識別は，絶縁体の色及び絶縁体上のドットマーク を用いて行い，表９のとおりとする。 なお，ドットマークの色は，判別しやすい色とする。

表９－ドットマークによる識別（対） 対心順位 絶縁体の色 ドットマーク 対心順位 絶縁体の色 ドットマーク １ 黒－白 31 赤－緑 ２ 黒－白 32 赤－緑 ３ 黒－白 33 赤－緑 ４ 黒－白 34 赤－緑 ５ 黒－白 35 赤－緑 ６ 黒－白 36 赤－緑 ７ 黒－白 37 赤－緑 ８ 黒－白 38 赤－緑 ９ 黒－白 39 赤－緑 10 黒－白 40 赤－緑 11 黒－白 41 赤－緑 12 黒－白 42 赤－緑 13 黒－白 43 赤－緑 14 黒－白 44 赤－緑 15 黒－白 45 赤－緑 16 黒－白 46 赤－緑 17 黒－白 47 赤－緑 18 黒－白 48 赤－緑 19 黒－白 49 赤－緑 20 黒－白 50 赤－緑 21 黒－白 51 赤－緑 22 黒－白 52 赤－緑 23 黒－白 53 赤－緑 24 黒－白 54 赤－緑 25 黒－白 55 赤－緑 26 黒－白 56 赤－緑 27 黒－白 57 赤－緑 28 黒－白 58 赤－緑 29 黒－白 59 赤－緑 30 黒－白 60 赤－緑

d) 色別による識別 色別による識別は，絶縁体により行い，表１０のとおりとする。 表１０－色別による識別 対番号 絶縁体の色 対番号 絶縁体の色 １ 黒－白 24 赤－青 ２ 黒－赤 25 赤－濃茶 ３ 黒－緑 26 赤－灰 ４ 黒－橙 27 赤－黄 ５ 黒－青 28 赤－紫 ６ 黒－濃茶 29 赤－茶 ７ 黒－灰 30 赤－桃 ８ 黒－黄 31 緑－橙 ９ 黒－紫 32 緑－青 10 黒－茶 33 緑－濃茶 11 黒－桃 34 緑－灰 12 白－赤 35 緑－黄 13 白－緑 36 緑－紫 14 白－橙 37 緑－茶 15 白－青 38 緑－桃 16 白－濃茶 39 橙－青 17 白－灰 40 橙－濃茶 18 白－黄 41 橙－灰 19 白－紫 42 橙－黄 20 白－茶 43 橙－紫 21 白－桃 44 橙－茶 22 赤－緑 45 橙－桃 23 赤－橙

5.6.3 ３個よりの線心識別 ３個よりの線心識別は，通常絶縁体の色を黒，白，（自然色でもよい）及び赤とし，各３個よりの 識別は，遮 蔽編組上のテープのナンバリングによって行う。 なお，テープは容易にはがれてはならない。 5.6.4 補償導線・測温抵抗体用導線の識別 補償導線及び測温抵抗体用導線の識別は，次のとおりとする。 a) 補償導線の識別 補償導線の識別は，絶縁体の色，テープの色又はその他適切な方法により行い， その色は，正導体（軟銅線又はすずめっき軟銅線）は赤，負導体（銅ニッケル合金線）は白とし， 各対の識別は，負導体（白線心）のナンバリングによって行う。 b) 測温抵抗体用導体の識別 測温抵抗体用導体の識別は，２心の場合は赤及び白とし，３心の場合 は，赤，白及び黒とする。 5.6.5 光ファイバコードの識別 光ファイバコードの識別は，次のとおりとする。 a) 色別による識別 色別による識別は，光ファイバコードの被覆の色によって行い，その色は次に よる。 ２心 黒，白 b) ナンバリングによる識別 ナンバリングによる識別は，光ファイバコードの被覆上にアラビア数 字によって行う。 なお，ナンバリングの色は，判別しやすい色とする。 5.6.6 LANケーブルの識別 LANケーブルの識別は次のとおりとする。 a) 対の識別 対の識別は表１１のとおりとする。 表１１－対の識別 対番号 絶縁体の色 １ 青－白 ２ 黄－茶 ３ 緑－黒 ４ 赤－灰 b) ユニットの識別 マルチLANケーブルのユニットの識別は，ナンバリング印刷によるものとし， 内部シースの上にアラビア数字によって行い，表１２のとおりとする。 表１２－ユニットの識別 ユニット ナンバリング印刷 １ １ ２ ２ ３ ３ 5.7 耐張索 耐張索は，6.14.1の亜鉛めっきピアノ線をより合わせた後，6.9のテープを施したものとする。ただ し，亜鉛めっきピアノ線の素線径は0.18 mm ± 0.015 mmとする。 5.8 補強線

補強線は，6.14.2のステンレス鋼線に，6.12.1のポリオレフィン又は6.12.2のポリオレフィンエラ ストマーを鋼線と同心状に被覆する。ただし，ステンレス鋼線の素線径は，付表５６～付表５７及 び付表８８～付表８９のとおりとする。 5.9 対より・３個より 5.9.1 対より 対よりは，絶縁を施した線心２条をより合わせる。 5.9.2 ３個より ３個よりは，絶縁を施した線心３条をより合わせる。 5.10 より合せ より合せは，絶縁を施した線心，対より又は３個よりを通常同心よりにより合わせる。ただし，MPAT， TTPAT，WP－FPAP，MPAT－S SGI－OC，SSMA－OC，SGI-FU，SSMA-FU，SGI－U及びSGI－ATは，付表４ ７～付表４９，付表５１，付表５６～付表５７及び付表８６～付表８９に示す方法でより合わせる。 また，より合せに際して線心，対より又は光ファイバコード相互間に，必要により次に示す介在物 のいずれかを入れながら円形により合わせる。ただし，キャブタイヤケーブル又はキャブタイヤコー ドの場合は，線心のより合せのすき間を埋めてシースを施す。 a) 6.7 のジュート，紙，ゴム，プラスチック又はこれらのひも b) 6.5 の綿糸又は合成繊維 c) 6.8のガラス糸 d) 6.15の水密コンパウンド 5.11 遮 蔽 5.11.1 各心遮 蔽編組・各対遮 蔽編組・各３個より遮 蔽編組 各心遮 蔽 編組，各対遮 蔽編組及び各３個より遮 蔽編組は，6.1の軟銅線又はすずめっき軟銅線を用 い，JIS C 3410によって行う。ただし，編組密度は70％以上とし，対より又は３個よりの上に施す場 合の編組下径は，対よりの場合は線心外径の1.64倍，３個よりの場合は線心外径の1.95倍とする。 5.11.2 一括遮蔽編組 一括遮蔽編組は，6.1のすずめっき軟銅線を用い，JIS C 3410によって行う。ただし，編組密度は85％ 以上とし，編組角度は20°～40°とする。 5.11.3 銅テープ遮蔽 銅テープ遮蔽は，軟銅テープを重ね巻きする。 5.12 外部導体 外部導体は，6.1に規定する素線を用い，均一に編組する。 5.13 シース シースは，次のとおりとし，シース厚さの許容差は，表１３のとおりとする。

表１３－シース厚さの許容差 番号 シース厚さの許容差 該当電線の記号 １ シースの平均厚さは，付表１ ～付表１２，付表１４～付表 ３５，付表４５～付表５２， 付表５４～付表５７， 付表６ １～付表８２及び付表８５～ 付表８９の値以上とし，最小 厚さは，付表１～付表１２， 付表１４～付表３５，付表４ ５～付表５２，付表５４～付 表５７， 付表６１～付表８２ 及び付表８５～付表８９の値 の85％から0.1 mm を減じた 値以上とする。 H－SPOC，H－DPOC，H－TPOC，H－FPOC，L－SPOC，L－DPOC，L－ TPOC，SH－TPOC，SH－TPOCS，H－MPOC，L－MPOC，DGPAC，DGPA， MEOC，L－TTEOC，MTTEOC，H－SPOCS，H－DPOCS，H－TPOCS，H－ DPOC－S，H－TPOC－S，L－SPOCS，L－DPOCS，L－TPOCS，L－DPOC －S，L－TPOC－S，H－MPOCS，H－MPOC－S，L－MPOCS，L－MPOC－ S，L－TTEOCS，L－TTEOC－S，MTTEOCS，MTTEOS，M22TTEOS－S， MEOC－S，TTEOC－S，TTEO－S，M３EOC－S，HSPAP，SPAP，DPAT， TPAT，MPAT，TTPAT，WP－FPAP，ICPAS，MPAT－S，L－DPF，CAEOC， CASIC，SGI－OC，SSMA－OC，SGI－FU，SSMA－FU，SGI－U，SGI－ AT，H－SXJ，H－DXJ，H－TXJ，H－FXJ，H－MXJ，H－DXJS，H－TXJS， H－FXJS，H－DXJS－S，H－TXJS－S，H－MXJS，H－MXJS－S，H－ TTXJS，H－TTXJS－S，L－TTXJS，L－TTXJS－S，MTTXJS，TTEUS－ S，M３EUS－S，CAEUS，CASIS，CUEUS，SGI－KU，6600 V－TPOC， 6600 V－TPJ ２ シースの平均厚さは，付表３ ６～付表３７の値以上とし， 最小厚さは，付表３６～付表 ３７の値の85％から0.3 mm を減じた値以上とする。 DPAP，TPAP，FPAP，DPNP，TPNP，FPNP ３ シースの平均厚さは，付表１ ３の値以上とし，最小厚さは， 付表１３の値の90％から0.1 mm を減じた値以上とする。 DGPLA

表１３－シース厚さの許容差（続き） 番号 シース厚さの許容差 該当電線の記号 ４ シースの平均厚さは，付表３ ８～付表４３, 付表５９～付 表６０,付表８３～付表８４ 及び付表１０２～付表１０７ の値の90％以上とし，最小厚 さは，付表３８～付表４３, 付表５９～付表６０,付表８ ３～付表８４及び付表１０２ ～付表１０７の85％以上とす る。 ２PACT，SPA，DPA，TPA，AL－SPN，Al－SPA，Al－TPA，NH－FTP５ －４，NH－FTP５E－４，FP－DEOC，FP－TEOC，FP－DEU,FP－TEU， FP－DEUS，FP－TEUS，NH－FTP５－４,NH－FTP５S－４，NHU－FTP ５E－ ４ ，NHU－FTP５ES－ ４，NHU－MFTP５E－12，NHU－ 6.15/2.17EFCXF ５ 内部シースの最小厚さは，付 表５８，付表９０～付表９２ 及び付表９４～付表９５の値 以上とし，外部シースの平均 厚さは，付表５８，付表９０ ～付表９２及び付表９４～付 表９５の値の90％以上，最小 厚さは付表５８，付表９０～ 付表９２及び付表９４～付表 ９５の値の85％以上とする。 NH－RG/U，NHU－RG/U，NHU－RG/U－TXE，NHU－RG/US，NHU－S－ ７C－FB，NHU－S－７C－FB－S ６ シースの平均厚さは，付表９ ６～付表１０１の値以上と し，最小厚さは，付表９６～ 付表１０１の値の90％以上と する。 NHU－２SUS，NHU－２AU，NHU－２U，NHU－MUS，NHU－１S50MUS， NHU－１S75MUS ７ シースの厚さは，付表９３の 値を標準とする。 NHU－EFTXF 5.13.1 ポリオレフィンシース ポリオレフィンシースは黒色とし，6.12.1のポリオレフィンをケーブル心と同心状に被覆する。 5.13.2 ポリオレフィンエラストマーシース ポリオレフィンエラストマーシースは，黒色とし，6.12.2のポリオレフィンエラストマーをケーブ ル心と同心状に被覆する。

5.13.3 強化ポリオレフィンシース 強化ポリオレフィンシースは黒色とし，6.12.3の強化ポリオレフィンをケーブル心と同心状に被覆 する｡ 5.13.4 耐熱ポリオレフィンエラストマーシース 耐熱ポリオレフィンエラストマーシースは，6.12.4の黒の耐熱ポリオレフィンエラストマーをケー ブル心と同心状に被覆する｡ただし，6 600 V 高圧ケーブルは赤色とする。 5.13.5 鉛被 鉛被は，6.12.5の合金鉛をケーブル心と同心状に被覆する。 5.13.6 ふっ素ゴムシース ふっ素ゴムシースは， 6.12.6の黒のふっ素ゴムをケーブル心と同心状に被覆する｡ 5.13.7 クロロプレンゴムシース クロロプレンゴムシースは，6.12.7の黒のクロロプレンゴムをケーブル心と同心状に被覆す る｡ 5.13.8 シース外径・許容差 シース外径及び許容差は，付表１～付表７，付表９～付表１１，付表１４～付表２７，付表３０～ 付表３１，付表３３，付表５３～付表５４及び付表５６～付表５７のとおりとする。 5.14 補強層 補強層は，シースの中間に6.10の帆布テープの突き合せ巻き又はこれと同等以上の強さのものを施 す。この場合補強層は，上下シースと接着させなければならない。 5.15 あじろがい装 あじろがい装は，次のとおりとし，その編組は均一で表面に傷があってはならない。 a) 素線は，6.13.1の亜鉛めっき鋼線又は6.13.2のアルミニウム合金線による。ただし，亜鉛めっき 鋼線の素線径は 0.32 mm ± 0.013 mmとし，アルミニウム合金線の素線径は 0.32 mm ± 0.05 mm とする。 b) 編組方法は，JIS C 3410による。 5.16 ペイント ペイントは白色とし，あじろがい装の上に6.16のペイントをはがれることのないように均一に塗布 する。ただし，6 600 V 高圧ケーブルは赤色とする。 5.17 防食層 防食層は黒色とし，6.12.2のポリオレフィンエラストマーをケーブル心と同心状に被覆する。防食 層の平均厚さは，付表１３の値以上とし，部分的厚さは，付表１３の値の85％から0.1 mm減じた値以 上とする。 5.18 ガラス編組上の塗料 ガラス編組上の塗料は，耐熱性コンパウンドを含浸する｡ただし，二重ガラス糸編組の内部編組には， 耐熱性コンパウンドを施さなくてもよい｡コンパウンドの色は，黒色とする｡

5.19 仕上り外径・許容差 仕上り外径及び許容差は，付表１～付表１０７のとおりとする。 6. 材料 6.1 導体 6.1.1 素線 素線は，JIS C 3102又はJIS C 3152による。 6.1.2 銅ニッケル合金線 銅ニッケル合金線は，銅及びニッケルを主とした合金線とする。 6.1.3 軟質アルミニウム合金線 軟質アルミニウム合金線は，アルミニウムを主とした合金線とする｡ 6.1.4 銀めっき線 銀めっき線は,6.1.1の素線に銀めっきを施したものとする。 6.1.5 カッパ―ウエルド線 カッパ―ウエルド線は,鋼線に銅を被覆したものとする。 6.2 絶縁体 6.2.1 EPゴム EPゴムは，表１４を満足しなければならない。 6.2.2 ポリエチレン ポリエチレンは，表１５を満足しなければならない。 6.2.3 難燃けい素ゴム 難燃けい素ゴムは，表１６を満足しなければならない。 6.2.4 耐熱ポリマー 耐熱ポリマーは，表１７を満足しなければならない｡ 6.2.5 耐熱エラストマー 耐熱エラストマーは，表１８を満足しなければならない｡ 6.2.6 発泡ポリエチレン 発泡ポリエチレンは,6.2.2のポリエチレンを発泡させたものとする。

表１４－EPゴム絶縁体の材料特性 項目 特性 試験方法適用箇条番号 導体許容温度 ℃ 85 ― 機 械 的 特 性 常 温 引張強さ MPa 4.2以上 7.23.1 伸び ％ 300以上 耐 空 気 老 化 特 性 加熱温度 ℃ 135 7.23.2 加熱時間 h 168 引 張 強 さ 加熱後の残率 ％ 70以上 130以下 伸 び 加熱後の残率 ％ 70以上 130以下 耐 空 気 加 圧 老 化 特 性 圧 力 kPa 560 7.23.3 加熱温度 ℃ 127 加熱時間 h 40 引張強さの残率 ％ 70以上 伸びの残率 ％ 70以上 耐 吸 水 特 性 静 電 容 量 特 性 50 ℃ 温 水 に 浸 せ き 1日後と14日後間の増加率 ％ 15以下 _7.23.4 7日後と14日後間の増加率 ％ ５以下 ハロゲン化水素ガス発生量 検出限界以下で_{あること。} 7.23.8 銅鏡腐食 ％ ５以下 7.23.9 発煙性 煙の濃度 m－1 _{1.5以下 7.23.10}

表１５－ポリエチレン絶縁体の材料特性 表１６－難燃けい素ゴム絶縁体の材料特性 項目 特性 試験方法適用箇条番号 導体許容温度 ℃ 75 ― 機 械 的 特 性 常 温 引張強さ MPa 9.8以上 7.23.1 伸び ％ 300以上 耐 空 気 老 化 特 性 加熱温度 ℃ 90 7.23.2 加熱時間 h 96 引張強さの残率 ％ 80以上 伸びの残率 ％ 65以上 ハロゲン化水素ガス発生量 検出限界以下で あること。 7.23.8 銅鏡腐食 ％ ５以下 7.23.9 発煙性 煙の濃度 m－1 _{1.5以下 7.23.10} 項目 特性 試験方法適用箇条番号 導体許容温度 ℃ 95 ― 機 械 的 特 性 常 温 引張強さ MPa 5.0以上 7.23.1 伸び ％ 150以上 耐 空 気 老 化 特 性 加熱温度 ℃ 200 7.23.2 加熱時間 h 240 引張強さ MPa 4.0以上 伸 び ％ 120以上 耐 吸 水 特 性 静 電 容 量 特 性 50℃ 温 水 に 浸 せ き 1日後と14日後の増加率 ％ 15以下 7.23.4 7日後と14日後の増加率 ％ ５以下 ハロゲン化水素ガス発生量 検出限界以下で あること。 7.23.8 銅鏡腐食 ％ ５以下 7.23.9 発煙性 煙の濃度 m－1 _{1.5以下 7.23.10}

表１７－耐熱ポリマー絶縁体の材料特性 項目 特性 試験方法適用箇条番号 導体許容温度 ℃ 105 ― 機 械 的 特 性 常 温 引張強さ MPa 49以上 7.23.1 伸び ％ 100以上 耐 空 気 老 化 特 性 加熱温度 ℃ 158 7.23.2 加熱時間 h 168 引張強さの残率 ％ 60以上 伸びの残率 ％ 60以上 耐 吸 水 特 性 静 電 容 量 特 性 50_℃ 温 水 に 浸 せ き 1日後と14日後の増加率 ％ 15以下 7.23.4 7日後と14日後の増加率 ％ ５以下 ハロゲン化水素ガス発生量 検出限界以下であ ること。 7.23.8 銅鏡腐食 ％ ５以下 7.23.9 発煙性 煙の濃度 m－1 _{1.5以下 7.23.10}

表１８－耐熱エラストマー絶縁体の材料特性 6.3 光ファイバ素線 光ファイバ素線は，JIS C 6832の石英系マルチモード光ファイバ素線（GI形）50/125（SGI－50/125） または,JIS C 6835の石英系シングルモード光ファイバ素線（SM形）9.2/125（SSMA-9.2/125）とする。 6.4 ポリアミド樹脂 ポリアミド樹脂は，表１９を満足しなければならない。ただし，電線構成材料に悪い影響を与えない ものとし，燃焼したとき，ハロゲン化水素ガスを発生しない材料（以下，ノンハロゲン材料という。） とする。 表１９－ポリアミド樹脂の材料特性 項目 特性 試験方法適用箇条番号 引張強さ MPa 35以上 7.23.1 伸び ％ 200以上 曲げ弾性率 MPa 500以上 7.23.12 6.5 綿糸・合成繊維 綿糸及び合成繊維は，JIS C 3410による。ただし，ノンハロゲン材料とする。 6.6 芳香族ポリアミド系繊維 項目 特性 試験方法適用箇条番号 導体許容温度 ℃ 105 ― 機 械 的 特 性 常 温 引張強さ MPa 6.9以上 7.23.1 伸び ％ 200以上 耐 空 気 老 化 特 性 加熱温度 ℃ 158 7.23.2 加熱時間 h 168 引張強さの残率 ％ 60以上 伸びの残率 ％ 60以上 耐 吸 水 特 性 静 電 容 量 特 性 50 ℃ 温 水 に 浸 せ き 1日後と14日後の増加率 ％ 15以下 7.23.4 7日後と14日後の増加率 ％ ５以下 ハロゲン化水素ガス発生量 検出限界以下で あること。 7.23.8 銅鏡腐食 ％ ５以下 7.23.9 発煙性 煙の濃度 m－1 _{1.5以下 7.23.10}

芳香族ポリアミド系繊維は，電線構成材料に悪い影響を与えないものとする。ただし，ノンハロゲ ン材料とする。 6.7 ジュート・紙・ゴム・プラスチック又はこれらのひも ジュート・紙・ゴム・プラスチック又はこれらのひもは，絶縁体などの電線構成材料に悪い影響を 与えないものとする。ただし，ノンハロゲン材料とする。 6.8 ガラス糸 ガラス糸は，JIS C 3410による。ただし，ノンハロゲン材料とする。 6.9 テープ テープは，紙・綿・合成繊維，プラスチック，ガラス，マイカ，アルミニウム，銅又はこれらの複 合体とし，絶縁体などの電線構成材料に悪い影響を与えず，綿テープ及び合成繊維テープは，織むら， ふし，糸抜けなどの欠点があってはならない。ただし，ノンハロゲン材料とする。 6.10 帆布テープ 帆布テープは，綿糸又は合成繊維を用い，絶縁体などの電線構成材料に悪影響を与えず，織むら， ふし，糸抜けなどの欠点がないもので表面にはゴムなどの絶縁コンパウンドを塗布したものでなけれ ばならない。ただし，ノンハロゲン材料とする。 6.11 耐火テープ 耐火テープは，マイカを主成分としたもので，絶縁体などの電線構成材料に悪い影響を与えないも のとする。ただし，ノンハロゲン材料とする。 6.12 シース 6.12.1 ポリオレフィンシース ポリオレフィンシースは，表２１を満足しなければならない。 6.12.2 ポリオレフィンエラストマーシース ポリオレフィンエラストマーシースは，表２２を満足しなければならない。 6.12.3 強化ポリオレフィンシース 強化ポリオレフィンシースは，表２３を満足しなければならない｡ 6.12.4 耐熱ポリオレフィンエラストマーシース 耐熱ポリオレフィンエラストマーシースは，表２４を満足しなければならない｡ 6.12.5 合金鉛 合金鉛の種類と成分は表２０を満足しなければならない。