23 赤-橙
6.12 シース
芳香族ポリアミド系繊維は,電線構成材料に悪い影響を与えないものとする。ただし,ノンハロゲ ン材料とする。
6.7 ジュート・紙・ゴム・プラスチック又はこれらのひも
ジュート・紙・ゴム・プラスチック又はこれらのひもは,絶縁体などの電線構成材料に悪い影響を 与えないものとする。ただし,ノンハロゲン材料とする。
6.8 ガラス糸
ガラス糸は,JIS C 3410による。ただし,ノンハロゲン材料とする。
表20-鉛合金種類と成分
名称 合金元素
Cd Cu Sb Sn Te Pb
PK021S(E合金) ― ― 0.15~
0.25
0.35~
0.45 ― 主成分 PK043S(1/4Cu-Te) ― 0.006~
0.009 ― ― 0.006~
0.009 主成分 PK012S(1/2C) 0.06~
0.09 ― ― 0.17~
0.23 ― 主成分
6.12.6 ふっ素ゴム ふっ素ゴムは,表25を満足しなければならない。
6.12.7 クロロプレンゴム クロロプレンゴムは,表26を満足しなければならない。
表21-ポリオレフィンシースの材料特性
項目 特性 試験方法適用箇条番号
導体許容温度 ℃ 85 ―
機械的特性 常温 引張強さ MPa 9.8以上 7.23.1
伸 び % 120以上
耐空気老化特性
加熱温度 ℃ 100 7.23.2
加熱時間 h 240
引張強さの残率 % 80以上
伸びの残率 % 80以上
熱可塑的特性 耐加熱変形性
加熱温度 ℃ 90 7.23.5
加熱時間 h 4
減少率 % 50以下
耐低温巻付性
加熱温度 ℃ 90 7.23.6
加熱時間 h 168
巻付前の冷却温度 ℃ -20 巻付前の冷却時間 h 4
巻付後の結果 き裂を生じてはならない。
ハロゲン化水素ガス発生量 検出限界以下であること。 7.23.8
銅鏡腐食 % 5以下 7.23.9
発煙性 煙の濃度 m-1 1.0以下 7.23.10
酸素指数 27以上 7.23.11
表22-ポリオレフィンエラストマーシースの材料特性
項目 特性 試験方法適用箇条番号
導体許容温度 ℃ 85 ―
機械的特性 常温 引張強さ MPa 7.8以上 7.23.1
伸 び % 200以上
耐空気老化特性
加熱温度 ℃ 100 7.23.2
加熱時間 h 168
引張強さの残率 % 70以上
伸びの残率 % 60以上
耐油性
加熱温度 ℃ 100 7.23.7
加熱時間 h 24
引張強さの残率 % 60以上
伸びの残率 % 60以上
ハロゲン化水素ガス発生量 検出限界以下であること。 7.23.8
銅鏡腐食 % 5以下 7.23.9
発煙性 煙の濃度 m-1 1.0以下 7.23.10
酸素指数 27以上 7.23.11
表23-強化ポリオレフィンシースの材料特性
項目 特性 試験方法適用箇条番号
導体許容温度 ℃ 85 ―
機械的特性 常温 引張強さ MPa 9.8以上 7.23.1
伸 び % 120以上
耐空気老化特性
加熱温度 ℃ 100 7.23.2
加熱時間 h 240
引張強さの残率 % 80以上
伸びの残率 % 80以上
熱可塑的特性 耐加熱変形性
加熱温度 ℃ 90 7.23.5
加熱時間 h 4
減少率 % 50以下
耐低温巻付性
加熱温度 ℃ 90 7.23.6
加熱時間 h 168
巻付前の冷却温度 ℃ -20
巻付前の冷却時間 h 4
巻付後の結果 き裂を生じてはならない。
表23-強化ポリオレフィンシースの材料特性(続き)
項目 特性 試験方法適用箇条番号
ハロゲン化水素ガス発生量 検出限界以下であること。 7.23.8
銅鏡腐食 % 5以下 7.23.9
発煙性 煙の濃度(D)m-1 1.0以下 7.23.10
酸素指数 27以上 7.23.11
耐摩耗性 1 500回以上 7.23.15
表24-耐熱ポリオレフィンエラストマーシースの材料特性
項目 特性 試験方法適用箇条番号
導体許容温度 ℃ 105 ―
機械的特性 常温 引張強さ MPa 9以上 7.23.1
伸 び % 150以上
耐空気老化特性
加熱温度 ℃ 135 7.23.2
加熱時間 h 168
引張強さの残率 % 60以上
伸びの残率 % 60以上
耐油性
加熱温度 ℃ 100 7.23.7
加熱時間 h 24
引張強さの残率 % 60以上
伸びの残率 % 60以上
ハロゲン化水素ガス発生量 検出限界以下であること。 7.23.8
銅鏡腐食 % 5以下 7.23.9
発煙性 煙の濃度 m-1 1.0以下 7.23.10
酸素指数 27以上 7.23.11
耐磨耗性 1 500回以上 7.23.15
表25-ふっ素ゴムシースの材料特性
項目 特性 試験方法適用箇条番号
導体許容温度 ℃ 85 ―
機械的特性 常温
引張強さ MPa 9.8以上 7.23.1
伸 び % 200以上
耐空気老化特性
加熱温度 ℃ 230 7.23.2
加熱時間 h 24
引張強さの残率 % 90以上
伸びの残率 % 75以上
耐油性
加熱温度 ℃ 120 7.23.7
加熱時間 h 18
引張強さの残率 % 80以上
伸びの残率 % 70以上
表26-クロロプレンゴムシースの材料特性
項目 特性 試験方法適用箇条番号
導体許容温度 ℃ 85 ―
機械的特性 常温 引張強さ MPa 10.0以上 7.23.1
伸 び % 250以上
耐空気老化特性
加熱温度 ℃ 100 7.23.2
加熱時間 h 168
引張強さの残率 % 70以上
伸びの残率 % 60以上
耐油性
加熱温度 ℃ 100 7.23.7
加熱時間 h 24
引張強さの残率 % 60以上
伸びの残率 % 60以上
6.13 あじろがい装
あじろがい装は,亜鉛めっき鋼線とし,表27を満足しなければならない。
表27-亜鉛めっき綱線の材料特性
項目 特性 試験方法適用箇条番号
引張強さ MPa 343以上 7.23.1
伸 び % 12以上
亜鉛めっき 硫酸銅溶液に1回浸したと き,表面に赤の密着性金属銅 が折出してはならない。
7.23.13
6.14 テンションメンバ 6.14.1 亜鉛めっきピアノ線
亜鉛めっきピアノ線は,JIS C 3522のピアノ線に亜鉛めっきを施したものとし,表28を満足しな ければならない。
表28-亜鉛めっきピアノ線の材料特性
項目 特性 試験方法適用箇条番号
引張強さ MPa 1 960以上 7.23.1 耐ねじり性 回 25以上 7.23.14
6.14.2 ステンレス鋼線
ステンレス鋼線は,JIS G 4309に規定する軟質1号あるいは、同等の強度を有する防錆処理鋼線と する。
6.15 水密コンパウンド
水密コンパウンドは,絶縁体などの電線構成材料に悪い影響を与えず,導体許容温度では,電線か ら流出しないものとする。ただし,ノンハロゲン材料とする。
6.16 ペイント
ペイントは,JIS C 3410による。ただし,ノンハロゲン材料とする。
7. 試験方法 7.1 構造試験
構造試験は,JIS C 3005 4.3 構造による。ただし,光ファイバ素線の構造試験はJIS C 6822によ る。
7.2 導体抵抗試験
導体抵抗試験は,JIS C 3005 4.4 導体抵抗による。ただし,補償導線の場合の換算は,条長1 m の往復当たりとし,銅ニッケル合金線の導体抵抗温度換算係数(αt)は,測定温度0℃~35℃では1 とする。
7.3 耐電圧試験
耐電圧試験は,次のいずれかを行う。
7.3.1 金属被覆がある電線の耐電圧試験
金属被覆がある電線の耐電圧試験は,空気中において,単心の場合は導体と金属被覆間に,多心の 場合は導体相互間及び導体と金属被覆間に,50 Hz又は60 Hzの正弦波に近い波形をもった交流電圧を 徐々に加え,約1分間で規定の試験電圧まで上昇させ,規定時間これに耐えるかどうかを調べる。こ の場合,金属被覆は接地しておくものとする。
7.3.2 金属被覆がない電線の耐電圧試験
金属被覆がない電線の耐電圧試験は,電線を1時間以上水に浸した後,単心の場合は導体と接地し た水との間に,多心の場合は導体相互間及び導体と接地した水との間に50 Hz又は60 Hzの正弦波に近 い波形をもった交流電圧を徐々に加え,約1分間で規定の試験電圧まで上昇させ,規定時間これに耐 えるかどうかを調べる。
7.4 絶縁抵抗試験 7.4.1 常温絶縁抵抗試験
常温絶縁抵抗試験は,7.3の耐電圧試験終了後,JIS C 3005 4.7.1 常温絶縁抵抗による。ただし,
測定電圧は300 V以上の直流電圧とする。
7.4.2 高温絶縁抵抗試験
高温絶縁抵抗試験は,JIS C 3005 4.7.2 高温絶縁抵抗による。ただし,DGPAC,DGPA及びDGPLAは,
より合せ前の絶縁線心を使用してもよい。
7.5 光ファイバの損失試験
光ファイバの損失試験は,JIS C 6823による。
7.6 光ファイバの帯域試験
光ファイバの帯域試験は,JIS C 6824による。
7.7 屈曲試験
7.7.1 屈曲試験(一般)
屈曲試験(一般)は,適切な長さの電線を,室温において電線の仕上り外径の8倍の直径をもつ棒 のまわりに180°屈曲し(曲げ1回)次にこれをもどし(曲げ2回),反対方向に180°屈曲する(曲 げ3回)。
このようにして曲げを11回行った後,電線を曲げたままで7.3の耐電圧試験を行い,これに耐えるか どうかを調べる。ただし,光ファイバケーブルでは,光学的な導通状態の確認及び外観試験により光 ファイバの断線の有無,シースのき裂の有無を調べる。
7.7.2 屈曲試験(可とう性)
屈曲試験(可とう性)は,JIS C 3005 4.27 曲げ(キャブタイヤ構造)による。ただし,この試験 は,導体の公称断面積が38 mm2を超えるものには適用しない。
なお,回転半径(r)及び固定距離(l)は,表29のとおりとする。
表29-回転半径・固定距離 導体の公称断面積
mm2
回転半径(r) mm
固定距離(l) mm
3.5以下 150 200
5.5~38 100 300
7.8 低温屈曲試験
低温屈曲試験は,適切な長さの電線を,-30℃±2℃の空気中に1時間放置した後,取り出して1 分間以内に室温において電線の標準仕上り外径の5倍の直径をもつ棒のまわりに1回巻き付け,シー スの表面にき裂が生じるかどうかを調べる。
7.9 水密試験
水密試験は,長さ約1.5 mの電線を約1.2 mが槽内にあるように水圧槽に入れて行う。この状態で177 kPaの水圧を連続6時間加えたときの漏水量を測定する。ただし,あじろがい装は除去してもよい。
7.10 滴下試験
滴下試験は,長さ約30 cmの電線を,垂直につるして,85℃±1℃の温度で18時間加熱したときの水 密コンパウンドの滴下量を測定する。
7.11 ひねり試験
ひねり試験は,適切な長さの電線を,常温においてその一端をひねり試験機の上部のつまみに止め,
他端に電線の断面積1 mm2当たりDPAT,TPAT,MPAT及びMPAT-Sは0.276 N,TTPATは0.167 Nのおもり をつるす。おもりは,垂直方向には自由に移動できるが,電線にひねりが発生しないように支持する。
この場合,上下両端のつまみの距離を電線の最大仕上り外径の10倍(8倍)に15 cm(12 cm)を加え た値とし,上部のつまみを左右にそれぞれ185度(145度)ずつ回して電線にひねりを与える(これを ひねり1回という)。毎回12回~14回(8回~15回)の割合で1 000回のひねりを与えて導体の断線の 有無,シースや絶縁体のき裂の有無を調べる。
備考1. 電線の断面積は,付表40~付表43及び付表46の最大仕上り外径で算出する。
2. 試験装置の都合により,( )内の数値で試験を行ってもよい。
3. あらかじめ電線の導体は,すべて直列に接続し,導体が断線した場合にこれを表示するよ うな適切な回路をつくっておく。
4. 両端のつまみから5cm以内の範囲で導体の断線又はシースや絶縁体のき裂が生じた場合は 再試験を行う。
7.12 衝撃試験
衝撃試験は,JIS C 3005 4.28 衝撃による。
なお,おもりの質量及びおもりの落下の高さは表30のとおりとする。