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奥 田 孝 雄

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Academic year: 2021

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(1)

( 3 0 9 )  

奈医誌. 0 .  N a r a  M e d .  A s s . )   44 ,  309~312 , 1 9 9 3  

手術患者の手術室入室より手術開始までの所要時間に 関与する因子

‑1992 年麻酔科管理症例の検討

勝 治 *

下 川 充 * * 松 津 伸 好 諸 井 慶 七 郎 奥 田 孝 雄 司

哉 子

奈良県立医科大学麻酔科学教室 奈良県立医科大学附属病院集中治療部*

奈良県立医科大学附属病院中央手術部**

仁 , 二 永 英 男 , 平 井 上 裕 章 , 謝 慶 畑 敏 弘 , 橋 爪 圭 長 登 志 , 葛 本 直 木 克 郎 , 田 山 準 山

長 柴 菊 家 康 哲 代 己 古 勝 宗 道 聡 口

本 上 北 梁 橋 井

CONTRIBUTING FACTORS T O   THE DURATION OF PREOPERATIVE  PERIOD IN THE OPERATING ROOM  OF NARA MEDICAL 

UNIVERSITY HOSPIT  AL IN 1992 

HITOSHI FURUYA ,  HIDEO NINAGA ,  KATSUJI HIRA I * ,  

KATSUYASU KITAGUCHI ,  HIROAKI YAMAGAMI ,  K E I I C H I  SHA ,  MITSURU SHIMOKAWA ホ ペ SOUTETSU YAN ,  TOSHIHIRO NAGAHATA ,  K E I J I  HASHIZUME ,  NOBUYOSHI MATSUZAW ,   A MICHIYO HASHIMOTO ,  TOSHI EINAGA ,  NAOYA KUZUMOTO ,  K E I S H I C H I R O  MOROI , 

SATOKI INOUE ,  KATSURO KIKUMOTO ,  JUNKO TAYAMA and TAKAO OKUDA  D ψ α γ t m e n t  0 1  A n e s t h e s i o l o g y ,  Nara M e d i c a l  U n i v e r s i t y  

I n t e n s i v e  C a r e  U n i t ,  Nara M e d i c a l  U n i v e r s i か H o s p i ωJ

*  *  S u r g i c a l  D e p a r t m e n t ,  Nara M e d i c a l  U

v e r s i t yH o s p i t a l  

R e c

i v

dS e p t e m b e r  2 9 ,  1 9 9 3  

A b s t r a c t :   The c o n t r i b u t i n g  f a c t o r s  which r e l a t e d  t o   t h e   d u r a t i o n  o f   p r e o p e r a t i v e  

p e r i o d  i n  t h e  o p e r a t i n g  t h e a t e r  o f  Nara M e d i c a l  U n i v e r s i t y  H o s p i t a l  a t e  a s s e s s e d .   The 3 2 9 5  

a n e s t h e t i c  r e c o r d s  from J  a n u a r y  1  t o  December 3 1  o f  1 9 9 2  were examined r e t r o s p e c t i v e l y .  

The d u r a t i o n  from a r r i v a l  a t  t h e  o p e r a t i n g  room t o  s t a r t  o f  s u r g e r y  were  c 1 a s s i f i e d  i n t o  f i v e  

g r o u p s  a c c o r d i n g  t o   consumed t i m e  a t  i n t e r v a l s  o f  3 0  m i n u t e s .   As t h e  r e s u l t s ,  a v e r a g e  

d u r a t i o n  was 4 7 . 8 : t 2 2 . 2  m i n .   I n  t h e  e l e c t i v e  c a s e s ,  t h e  most f r e q u e n t  s u b j e c t s ,  1 8 8 9  p a t i e n t s  

(57%) ,  were  c 1 a s s i f i e d  t o   3 0 ‑ 6 0  min g r o u p .   They were composed o f  c a s e s  i n   t h e  o t h e r  

d e p a r t m e n t s  e x c e p t  f o r  Department o f  2nd and 3 r d  S u r g e r y  which were  c 1 a s s i f i e d  t o  3 0 ‑ 6 0  

min g r o u p  and t h e  c a s e s  o f  Department o f  2nd and 3 r d  S u r g e r y  were  c 1 a s s i f i e d  t o  6 0 ‑ 9 0  min 

g r o u p .   I n  t h e  emergency c a s e s ,  1 8 1  p a t i e n t s ( 3 3 % )  were  c 1 a s s i f i e d  t o  l e s s  t h a n  3 0  min g r o u p .  

As f a c t o r s  o f  t i m e ‑ c o n s u m p t i o n  i n  t h e  p r e o p e r a t i v e  p e r i e d ( m o r e  t h a n  9 0  min) ,  we c O l l s i d ‑

e r e d  v a r i o u s  p r o c e d u r e s  s u c h  a s  i n t u b a t i o n  u s i n g  s p e c i a l  e n d o b r o n c h i a l  t u b e ,  p u n c t u r e  o f  

c e n t r a l  v e i n  and a r t e r y ,  c a n n u l a t i o n  o f   Swan‑Ganz c a t h e t e r ,  e p i d u r a l  p u n c t u r e ,  p o s t u r e  

(2)

( 3 1 0 )   古 家 仁 ( 他 1 8 名 〉

change e t c .   To r e d u c e  t h e  d u r a t i o n  o f  t h e  p r e o p e r a t i v e  p e r i o d ,  we s h o u l d  r e c o n s i d e r  t h e   t r a i n i n g  c u r r i c u l u m  o f  u n e x p e r i e n c e d  a n e s t h e s i o l o g i s t s  and keep t h e  teamwork between  a n e s t h e s i o l o g i s t s ,  s u r g e o n s ,  and n u r s e s .  

Index Terms 

o p e r a t i n g  room ,  p r e o p e r a t i v e  p e r i o d ,  manpower ,  a n e s t h e t i c  t e c h n i q u e  

最近,奈良県立医科大学附属病院においても手術件数 の増加に加えて,手術が長時間におよび症例が多くなり,

手術室看護婦や麻酔医の過労働が問題となってきている.

これに対する最善の対応策は手術室の増室だけでなくリ カバリールームの充実,それに伴う人員の増員である.

しかしこれらは予算等の関係で早急な実現は困難であろ う.そこでいかに効率よく多くの手術件数をこなしてい くかが問題となる.そのために患者の手術室入室から手 術開始までの時聞を短縮することも重要な一つの課題で ある.そこで 1 9 9 2 年度に奈良県立医科大学麻酔科が担当 した症例について患者入室から手術開始までの時間にお よぼす因子を検討した.

対象および方法

対象は 1 9 9 2 年 1 月 1 日より 1 2 月 3 1 日までに実施さ れた麻酔科担当症例 3 2 9 5 例で,麻酔科作成のデータ入力 システムに入力されたものについて検討した.第 1 外科,

第 2 外科,第 3 外科,整形外科,産婦人科,泌尿器科,

耳鼻咽喉科,眼科,口腔外科,皮膚科,救急科の計 1 1科 を対象とした.麻酔方法として,全身麻酔,硬膜外麻酔,

腰椎麻酔にて管理された症例で,局所麻酔症例は含まれ ていない.まず各症例の手術室入室から手術開始までの 所要時間〔ここで患者の手術室入室時間とは,患者がそれ ぞれの手術室に入室し,麻酔医の管理下に入った時聞を 意味し,手術開始時間は術者が執万を開始した時間とし た〉を 3 0 分未満, 3 0 分以上 6 0 分未満, 6 0 分以上 9 0 分未

満 , 9 0 分以上 1 2 0 分未満, 1 2 0 分以上の 5 段階に分類し,

各群について症例数,緊急手術の割合を検討した.さら に 3 0 分未満の症例に関しては,科,病名,麻酔方法と時 聞が短かった要因について, 9 0 分以上 1 2 0 分未満と 1 2 0 分以上の症例については,科,病名,麻酔方法,手術開 始が遅延した要因について検討した.

結 果

1 9 9 2 年の麻酔科管理症例 3 2 9 5 例の入室より手術開始 までの時間の平均は 4 7 . 8 士 2 2 . 2 分〔平均土標準偏差〉で あった. T a b l

1 : i こ各群の症例数を示すが,各群の特徴 は , 3 0 分以上 6 0 分未満の症例 j が 1 8 8 9 例と最も多く全体 の 5 7 . 3 %を占めた.予定手術では,第 2 外科,第 3 外科 以外の 9 科は 3 0 分以上 6 0 分未満の症例の割合が最も多 く,第 2 外科,第 3 外科は 6 0 分以上 9 0 分未満の症例が 最も多かった.

3 0 分未満の症例 5 4 3 例の内約 3 3 %が緊急症例であり,

その中でも産婦人科の緊急症例が 9 8 例 ( 5 4 . 1 %)と多く,

ついで、救急科の 3 3 例 ( 1 8 . 2 %)であった.緊急の疾患と しては虫垂炎,イレウス,帝王切開,子宮外妊娠,気管 内異物が特徴的で,麻酔方法としては腰椎麻酔が多く施 行されていた.

9 0 分以上 1 2 0 分未満の群では,大部分が予定手術で 1 5 2 例中 1 4 7 例あり,各科に特徴的な症例が多く見られ た. 口腔外科では開口困難など挿管困難症例に対して,

気管支ファイパースコープを使用しての挿管例が多く,

ファイパーを使つての意識下挿管が時間のかかる要因で あった.第一外科は食道癌例が多く,時聞がかかる要因

T a b l e   1 .   N u m b e r s  o f  e l e c t i v

a n de m e r g

n c yo p

r a t i o n s i n   1 9 9 2   a n e s t h e s i a  r e c o r d s  

~\ E ! e c t i v e  c a s e   E m r g e n c y  c a s e   T o t a !  

< 3 0   3 6 2   1 8 1   5 4 3   3 0 壬 & < 6 0   1 6 3 6   2 5 3   1 8 8 9  

60~五&<

9 0   5 9 8   7 2   6 7 0  

9 0 豆 &<120 1 4 7   5  1 5 2  

1 2 0 ; i ;   3 9   2  4 1  

T o t a !   2 7 8 2   5 1 3   3 2 9 5  

(3)

手術患者の手術室入室より手術開始までの所要時間に関与する因子 ( 3 1 1 )  

として硬膜外麻酔の穿刺,動脈ライン,中心静脈ライン 酔医や看護婦の勤務は過剰なものとなっている.現在ー に加えてスワンガンツカテーテノレの穿刺挿入をおこなし、, つの手術が終了して次の手術が始まるまで,全身麻酔症 側臥位のための体位変換が必要なためであった.第 2 外 例は 1 時間,腰椎麻酔症例は 3 0 分り間隔をあけるよう各 科で、は下垂体腫蕩に対するハーディーの手術や腹臥位で 科に要請している.これは全身麻酔の場合手術終了から の手術が特徴的であり,特にハーディーの手術は体位変 抜管して患者退室まで約 3 0 分,次の症例が入室して挿管 換に加えて, X 線透視装置の位置決定に時間を要した. が終了し手術開始まで 3 0 分として計算している.しかし 第 3外科では,冠動脈疾患が多く,これは動脈 2本の 本来この時間では無理なことは明白である.患者が退室 中心静脈ライン,スワンガンツカテーテルの挿入などラ しでも部屋の片づけや掃除があり,次の患者はすぐには インの確保が多く,それに加えて麻酔科の用意ができて 入室できない.手術患者に感染症があれば当然その手術 から外科医が体位をとり,ついで消毒,手洗いを始める 室の消毒の時聞が必要になる.この時聞を短縮する方法 ため余計時間がかかった.他に先天性心疾患が多く見ら として, リカバリーの充実と手術室の増室がある.ただ れるが,これは,小児のため麻酔の導入に時間を要し, この 2 つの方法を運営していくには人員の増員が不可欠 またラインの確保も大人に比べて困難であるといった点 であり,その中には麻酔医だけでなく看護婦およびパラ が時聞を要する因子となった.さらに肺癌症例も時間が メディカノレスタッフや清掃をおこなう人員などが必要で かかる症例が多く,こう L 、った症例では,硬膜外麻酔の ある.

ための穿刺,肺分離換気のための特殊な気管内チューブ そこで,現在実施可能な一つの方法として,患者入室 の使用,体位変換等時聞を要する因子が組合わさったた から手術開始までの時聞を短縮できないかを考えるため

めであった. に,この統計を実施し種々考察した.患者入室から手術

1 2 0 分以上の群では,予定手術 3 2 例,緊急手術 1 例 開始までの全症例の平均時聞は 47.8 分という結果がで で,予定のうち 2 3 例が第 3 外科, 6 例が第 2 外科, 2 例 た.患者入室から手術開始までには,心電図の装着,血 が第 l 外科 1 例が泌尿器科で,緊急手術の 1 例は整形 圧の測定,静脈ラインの確保,麻酔の導入,挿管,導尿,

外科の症例であった.それぞれの症例を調べてみると, 体位設定,術野消毒,手洗し、,覆布をかける等の操作が 第 3 外科の症例は,胸部大動脈癌が多く,小児の川崎病 おこなわれる.これ以外に重症例であれば各種のライン も 3 例見られた.胸部の大動脈癌では,中心静脈ライン を確保する必要があり,特に小児は成人に比べてライン 2 本,スワンガンツカテーテルに加えて,動脈ラインが の確保が困難なことが多く余計時聞がかかる.また特殊 3 ないし 4 本,脳体謝をモニターするための逆行性内頚 な挿管チューフ。を使って挿管する操作や硬膜外穿刺をお 静脈カテーテルが必要で,更に症例によっては肺分離換 こなうことも時聞を要する因子である.単純に計算する 気用の特殊な気管内チューブを挿管する必要があり,加 と,心電図を装着し血圧を測定する間約 3 分,静脈ライ えて脳波, Somatosensory evoked p o t e n t i a l C S E P ) など ン確保に 2 分,麻酔の導入挿管に 1 0 分,導尿と体位をと の特殊たモニターの装着の準備に時間がかかるものと考 る操作に 5 分,消毒 5 分,手洗い 1 5 分,覆布かけ 5 分と えられる.第 2 外科では,坐位の手術でおこなう脳腫蕩 計算しても合計 4 5 分かかることになる.更に動脈ライ 例が 2 例,腹臥位が l 例,側臥位が 1 例と体位変換をお ン,中心静脈の確保が必要な場合それぞれに各々 5 分づ こなう症例が多かった.特に坐位手術では体位をとるた つ計 1 0 分,スワンガンツカテーテルの挿入に 1 5 分,特 めに時間を要する以外に空気塞栓の予防,対処のための 殊な気管内チュープの挿管(気管支ファイパースコープ カテーテル挿入や心エコー装置の装着などに時間を要し の手技も含む〉に 1 0 分,硬膜外麻酔に 1 0 分かかりそれぞ た.第 1 外科は 2 例とも食道癌であり,延長要因として れを加算する必要がある.例えば食道癌の患者の手術の は 9 0 分以上 1 2 0 分未満の群の場合と同じで,硬膜外麻 場合約 8 0 分かかることになる.今回の結果では,手術開 酔,スワンガンツ,体位変換等に時間を要した. 始まで 3 0 分未満であった症例の特徴は,緊急手術が多

考 控

J苛ミ

く,全身麻酔でも割合ラインが少なくてすむ症例が多か

った点である.しかし緊急手術であるため術者も手術を

奈良県立医科大学における手術件数はここ数年来急激 早くすませようとする心構えがあった点も大事な要因と

な伸びを示し,麻酔科管理症例でも 1 9 8 7 年が 2 8 日 例 で 思われる.逆に 9 0 分以上の時聞がかかった症例で、は,重

あり,その後毎年約 1 0 0 例ず、つ増加し 1 9 9 2 年では 3 2 9 5 症例や侵襲の大きな手術,長時間かかる手術が多く,そ

例を数えるに至った.この間麻酔医の定員の増加は殆ど のため多くのライン確保が必要で結果として執刀までに

なく,この手術件数をこなすために現在の手術室での麻 時間がかかることとなった.しかしこれらは患者を安全

(4)

( 3 1 2 )   古 家 仁 ( 他 国 名 〉

に管理する上で必要なことである.また大学のような教 あると考える.手術室での効率の良い運営をしていくた 育施設でなく熟練した麻酔医がすべてを実施する施設で めに,今まで以上に麻酔科医,外科医,看護婦がそれぞ あれば,当然操作がより短時間ですむ.しかし,教育施 れ自覚を持ってお互いに協力する必要があると思われる.

設でこれら操作の時聞を短くするためには,所要時聞を 短縮するように心がけるよう教育し訓練するしかない.

研修施設では,このために麻酔科医の定員を増やし,本 来の形である麻酔専門医と研修医のマンツーマンでの麻 酔業務が可能になればさらに短縮できるであろう1).

麻酔医による時間の短縮は,このようにテグニックの 上達とし、う教育や訓練による面が主である.たとえば,

導入挿管は熟練すれば 5 分以内に終了可能で,動脈ライ ンや中枢の静脈ラインの確保,硬膜外麻酔も短縮可能で ある,また,外科医に余裕があるならば,執万する外科 医と,消毒やその他の外回りの雑事をする医師を別に確 保することで手洗いと同時に体位をとったり消毒をする

ことができ約 2 0 分短縮可能である.

以上のように,手術室を効率よく運用するための一方 法として患者入室から手術開始までの時間の短縮につい て検討した.麻酔医としては患者管理に必要な最低限の 麻酔科的処置を手際よくおこなうことが肝要である.術 者としては手術をいかに効率よくおこなうかを考え空白 の時間を少なくするように心がけるべきである.また手 術の予定を組むときには,術名により単純に手術時聞を 予定するのではなく,同じ病気であっても実際に手術す る術者の技量によりどれくら L 、かかるかを算出し,更に 患者の状態を考えどのような麻酔科的処置が必要かも念 頭に置いてそれぞれの症例で手術時間を考慮する必要が

AF

と め

奈良県立医科大学附属病院にて 1 9 9 2 年 1 月 1 日より 1 2 月 3 1 日までに実施された麻酔科担当症例 3 2 9 5 例を 対象に,患者入室から手術開始までに要した時間に関与 する因子を検討した.入室から手術開始までの所要時聞 を 3 0 分から 3 0 分単位で 5 段階に分類した.結果として 患者入室より手術開始までの平均時間は 4 7 . 8 土 2 2 . 2 分 であった. 3 0 分以上 6 0 分未満の症例が 1 8 8 9 例と最も多 く全体の 5 7 . 3 %を占めた.予定手術では,第 2 外科,第 3 外科以外の科は 3 0 分以上 6 0 分未満の症例が最も多く,

第 2 外科,第 3 外科は 6 0 分以上 9 0 分未満に多かった.

3 0 分未満の症例 5 4 3 例の内約 3 3 %が緊急症例で,麻酔 方法としては腰椎麻酔が多く用いられた. 9 0 分以上の群 では,時間を要する因子として,各種のライン確保,特 殊な挿管,硬膜外麻酔,体位変換など手術に必要不可欠 な処置によることが多かった.この時聞を短縮する対策 として,麻酔科医,外科医,看護婦それぞれが手術を早 く始め早く終わらせようとする自覚を持つことが重要で、

ある.

文 献

1)高橋成輔:より安全な麻酔のための人的要素.麻酔

3 4 :  1 1 6 ‑ 1 2 0 ,  1 9 8 5 .  

参照

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