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公立大学法人 奈良県立医科大学 女性研究者支援センター

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公立大学法人 奈良県立医科大学 女性研究者支援センター

vol. 20

第2 0号

March 2017

News Letter

Contents

●FD講演会「大学の使命と男女共同参画」を 開催しました

●ステップアップ研修で本学における男女共同 参画の現状について発表を行いました

●ワークライフバランス推進のためのアンケート 集計結果報告

●研究支援員配置制度を利用して  ~公衆衛生看護学小松雅代助教~

●講習会参加における無料託児を提供してい ます

●コミュニケーションスキルを学ぼう!

 第20回「気付かずにやっていませんか?

 STOP!これが、アカハラ」

●Information

2 月 9 日、本学教育開発センターと共催で FD 講演会「大学の使命と男女共同参画」

を開催しました。

講師に首都大学東京 都市教養学部 江原由美子教授をお招きし、大学において男女共 同参画の推進に取り組むことの意義について講演していただきました。江原先生は理 論社会学・ジェンダー研究を専門とし、長年首都大学東京において社会学の教鞭をと られていました。平成 21 年からは 6 年間副学長を務められ、現在は大学院教員として 指導を行っておられます。

講演では、なぜ男女共同参画意識の浸透や推進体制を構築することが必要なのかを 研究・教育・社会貢献という大学の使命に関連づけて説明いただきました。講演後の アンケートでは「大学の使命と男女共同参画の関連性について理解することができた」

「女性人材を生かす方法をもっとお伺いしたい」といった感想が寄せられました。

当日は各分野の所属長の姿も多く見られ、男女共同参画について考える大変貴重な 機会となりました。

2月 8 日(水)、医師免許取得後1年を経た研修医全員を対象として、臨床研修センター 主催で行われたステップアップ研修会に当センターのマネージャー、須崎康恵講師が参 加しました。

この研修会は次年度から「先輩研修医」になるにあたり、日ごろの業務の振り返りや 後輩への指導方法等を学ぶことにより、研修医の資質向上を目指して開催されました。

医療人としての心構え、医療安全の大切さ、研究の面白さ、男女共同参画の現状、専門 医制度等、今後のキャリア形成の一助となる講演が数多く行われました。

須崎講師は「本学における男女共同参画の現状」というテーマで、本学教職員の職種別男女割合や、医学科学生及び研修医に行っ たキャリア形成に関する意向調査の結果、本学教員の競争的資金の獲得状況、全教職員に行ったワークライフバランス推進のための アンケート結果を示し、本学における男女共同参画の現状を発表しました。男女を問わず、自らが望むキャリアを思い描きながら能 動的に仕事をしていくこと、他職種の人たちの立場を理解した上で円滑な連携をとること、そして適正なワークライフバランスをと ることが、重要であると話しました。来年度から先輩となる研修医の皆様にとって、これからの職業人生を豊かにするために、いろ いろな事を考える良い機会になったのではないかと思われます。

Report

1   FD 講演会「大学の使命と男女共同参画」を開催しました

Report

2   ステップアップ研修で本学における男女共同参画の現状につい

て発表を行いました

(2)

前号に引き続きワークライフバランス推進のためのアンケート集計結果から一部を抜粋し報告していきます。

現在の仕事にやりがいを感じていますかという質問に対し、全職種で感じている(とてもそう思う+ややそう思う)と答えた割合が、

感じていない(あまりそう思わない+全くそう思わない)と答えた割合を大幅に上回っており、本学の教職員が自身の仕事にやりがい を持って取り組んでいることがうかがえます(図1)。職種別では、教員と医師(臨床系教員、医員、臨床研修医)は、やりがいを感じ る(とてもそう思う+ややそう思う)と回答した割合が 80% を超えており、他の職種に比べて有意に高い結果でした。

昨年の年次有給休暇の取得日数については、医師の 55.8%、看護師の 60.7% が取得日数は 3 日以内と回答しています(図2-1)。ま た、医療技術職員を所有免許別にみると、臨床検査技師の 54.7%、薬剤師の 69.6%、臨床工学技師の 68.9% が 3 日以内と答えており ( 図 2-2)、大部分の医療職が十分な有給休暇を取得できない状況にあるという結果でした。

Report

3  ワークライフバランス推進のためのアンケート集計結果報告

図1:現在の仕事にやりがいを感じているか

図 2-1【職種別】昨年の年次有給休暇の取得日数

図 2-2【医療技術職員(所有免許別)】昨年の年次有給休暇の取得日数

とてもそう思う ややそう思う どちらとも言えない あまりそう思わない 全くそう思わない 無回答

0% 20% 40% 60% 80% 100%

38.7 46.2 11.6

2.5

31.8 52.3 12.0

3.2 49.5

8.8 26.4 12.0

3.0

18.7 50.2 21.5 7.2

2.0 41.1

11.5 31.0 13.7

2.5

教員全体(n=199)

医師全体(n=283)

看護師(n=659)

医療技術職員(n=251)

事務・技術・

看護補助職員(n=445)

0日 1~3日 4~6日 7~10日 11~15日 16~19日 20日以上 わからない 無回答

0% 20% 40% 60% 80% 100%

19.6 27.1 23.6 8.0 4.5 15.6

30.0 25.8 15.9 8.0 2.8 14.8

10.6 50.1 14.9 3.8 16.2 2.4

12.4 36.7 18.7 19.1 5.6 4.0

7.4 18.0 22.0 21.8 10.6 6.1 3.1 6.3 4.7

教員全体(n=199)

医師全体(n=283)

看護師(n=659)

医療技術職員(n=251)

事務・技術・

看護補助職員(n=445)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

12.4 36.7 18.7 19.1 5.6 2.8 4.0

14.1 40.6 15.6 17.2 4.7 4.7

23.2 46.4 16.1 8.9

10.3 58.6 17.2 3.43.4 6.9

7.4 18.5 14.8 33.3 7.4 7.4 3.7 7.4

9.4 18.8 15.6 25.0 18.8 12.5

27.9

2.3 32.6 32.6 2.32.3

医療技術職員(n=251)

臨床検査技師(n=64)

診療放射線技師(n=43)

薬剤師(n=56)

臨床工学技士(n=29)

理学療法士・作業療法士

(n=27)

それ以外(n=32)

0日 1~3日 4~6日 7~10日 11~15日 16~19日 20日以上 わからない 無回答

(3)

また、医師の長時間労働に関して、「1 週間あたりの総労働時間」が週 60 時間以上と回答した医師の割合は、昨年度の調査報告では 57.6% と過半数を超えていましたが、今年度は 47.0% と有意な低下を認めました(図 3-1,2)。

昨年度の調査報告と比較し、週 60 時間以上と回答した割合は特定の職階で低下しているのではなく、全職階で低下傾向にあり、医 師全体に長時間労働を見直す機運が生まれていることを期待したいと思います。

研究支援員配置制度を利用された女性研究者の声を紹介します。今回は公衆衛生看護学小松助教に原稿執筆をお願い致しました。

<小松先生コメント>

平成 27 年度、平成 28 年度と 2 年に渡り研究支援員配置制度を利用させていただきました。女性研究者支援センターのコーディネー ターである岡本希准教授に本制度のことを教えていただき、城島教授にご相談の上、申請をいたしました。私は公衆衛生看護学に在 籍しており、現在の研究テーマは、在宅高齢者の QOL と在宅療養生活に関する研究 ( 藤原京スタディ ) と難病患者と家族介護者に 関する研究です。いずれも、地域に暮らす方々が疾病を抱えても、その人らしく生活するために適切なアセスメントのもと、どのよ うな条件や環境で支援させていただけるのかを考えるものです。

本制度を利用させていただき、これらの研究を進め、初年度には学内若手研究 者研究助成に、翌年には科学研究費助成 ( 挑戦的萌芽研究 ) の採択をいただくこ とができました。支援員には、看護学科の卒業生でもある大学院生が来てくれた ことで、単に業務の支援だけでなく、研究のヒントや精神的な優しさや和みも与 えてくれました。これは、研究を行う上で大きな励みとなりました。これからも、

この制度が本学の女性研究者の活躍を支えていただけることを心より祈念する とともに、深く感謝申し上げる次第です。ありがとうございました。

Report

4  研究支援員配置制度を利用して  ~公衆衛生看護学小松雅代助教~

講習会参加における無料託児を提供しています

 本学では育児休業中の女性教職員の復職支援や子育て中の女性教職員の能力向上を図ることを目的に、本学の研究者等に 受講を義務付けている講習会等において託児サービスを提供しております。FD講演会、医療安全管理研修会、倫理講習会、

感染防止セミナー等を受講の際は是非利用してください。

【場 所】奈良県立医科大学 なかよし保育園

【対 象 者】本学に勤務する女性教職員で未就学児を自身が主として保育している方

【対象児童】生後6ヶ月~就学前

【定 員】3名(原則先着順となります)

【費 用】無料

図 3-1:平成 27 年度【職種別】

1 週間あたりの総労働時間 図 3-2:平成 26 年度【職種別】

1 週間あたりの総労働時間

20% 40% 60% 80% 100% 20% 40% 60% 80% 100%

30 時間未満 30~40 時間未満 40~50 時間未満 50~60 時間未満 60 時間以上 無回答

0%

(n=199) 教員全体

医師全体 (n=283)

(n=659) 看護師

医療技術職員

(n=251)

事務・技術・

看護補助職員

(n=445)

6.5 5.5 19.6 27.1 39.7 1.5

10.2 8.8 10.2 21.2 47.0 2.5

19.7 16.4 43.4 15.9 2.62.0

17.1 10.0 49.0 16.7 5.6 1.6

19.1 26.1 38.9 11.0 3.8

0%

教員全体 (n=160)

医師全体 (n=245)

(n=724) 看護師

医療技術職員

(n=251)

事務・技術職員

(n=436)

7.5 3.8 16.9 26.3 45.0 0.6

6.9 6.1 7.3 20.0 57.6 2.0

24.0 15.9 41.4 14.4 2.31.9

25.1 9.2 38.6 22.3 3.2 1.6

22.7 27.5 31.7 9.2 3.9 5.0

(4)

前回に引き続き本学で定められたハラスメントの定義を紹介します。

今回はアカデミックハラスメント(アカハラ)の定義、該当する行為についてです。

第 20 回 『気付かずにやっていませんか? STOP !これが、アカハラ』

Communication Skills Number

コミュニケーションスキルを学ぼう! 20

ハラスメントを未然に防ぐためのコミュニケーションスキルについて毎号ご紹介していきます。

アカデミックハラスメント

〈定義〉 「研究、教育に関わる優位性のある立場を背景に、適正な範囲を超えて、その立場を濫用し、相手方に対 して不適切で不当な言動を行うことにより、その者に精神的、身体的苦痛又は不利益を与え、研究、教 育活動の環境を悪化させること」

〈該当する行為〉

・学習、研究活動への妨害

・合理性のない卒業、進級の妨害

・選択権の侵害

(就職、進学の妨害、望まない配置転換、退職勧奨等)

・指導義務の放棄、指導上の差別

・研究成果の収奪

・指導の範囲を超えた暴言、過度の叱責 など  アカハラにより就労上または就学上の環境が害され、大 切な人材の能力が発揮できなくなるような事態を招かな いために、全教職員及び学生が日頃からお互いの人格を 尊重した言葉づかいや行動を心がけることが重要です。

NPOアカデミック・ハラスメントをなくすネットワークの HP(http://www.naah.jp/)にもアカハラに関する詳細 な情報が掲載されていますので、参考にしてください。

君のデータは 僕の名前で 発表させてもらうよ

分からないから 聞いているのに…

[編集後記]

 早いもので、平成28年度も残りわずかとなりました。春は別れと出会 いの季節であり、皆さまの部署でも様々な異動があると思います。女性 研究者支援センターにおきましても、多くの人が新たな道を歩まれるこ ととなりました。今までお世話になった方々の思いを引き継ぎ、来年度以 降も皆さまのお役に立てるよう、スタッフ一同力を合わせて参りますので よろしくお願いいたします。

[編集・発行]

奈良県立医科大学 女性研究者支援センター「まほろば」

〒634-8521奈良県橿原市四条町840 奈良県立医科大学基礎医学棟5階

TEL:0744-23-8011(直通)0744-22-3051(代)内線:2525 E-mail:[email protected]

にこにこ

 講師の中村伸一先生は、自治医科大学卒業後、一貫して僻地医療に携わり、医学生や臨床研修医への教育にも力を注いでおら れます。今回は、地域医療の多職種連携についてご講演いただく予定です。多くの方のご参加をお待ちしています。

【日時】平成 29 年 4 月 21 日(金)17:30 ~ 18:30

【場所】奈良県立医科大学 臨床第一講義室

【講師】おおい町国民健康保険 名田庄診療所 所長 中村 伸一先生

【対象】本学および附属病院の教職員、大学院生、学生、一般

 FD 講演会を実施します

大切なことは全て地域から学んだ ~住民、多職種、医師が支えあう地域医療~』

自分で考え なさい!

えっ!?

参照

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