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後藤正彦  吉田静磨

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(1)

in5占・       ,   L      患l略一葉学会雑,読第28幕第9早1056‑ 10詣貰

l

赤血球沈降反應に關する二三の考察

・長崎大学風土病研究所臨林部〔指導兼任所員横田教授〕

長崎大学医学部内科学第一教室(主   任横田教授〕

後藤正彦  吉田静磨

I (本文要旨のl部ほ昭和25年1月第173回長崎医学会例会に於て,本論文の要旨ほ昭和28年1月 エ 第i94園長崎医学会例会に放て発表Lた・ )

緒        言 赤血球沈降反応〔以下赤沈反応と省略)は・

既に18牡紀のなかば頃より試みられていたよ うである・ 19粥己の筏半項より一時顧みられ なくなった本反応は, 2耶掘己に入ってから再 び Fahreus 等を初めとし多数の研究者によ って理論的鼓びに臨淋的に研究せらる1に,至

った.本反応の臨林的価値に就ては種々論ぜ られて雅たが,本反応が桔梗症を初め諸種疾 患の診断及び・予後判断に際し,補助手段の一 つとして有力視せられていることは一般の認 めるところである・

正常人の赤沈値に.ついては Westergren, Kindstedt,今村'延島,貝ffi,渡部,寺尾等 其の他多数の報告がある Westergren民法 による1時間惜が5mm以下, 10mm以下,読 C川iは15mm以下を正常値となすべき等種々の 意見がある・赤沈値は人種,男女の別,測定 の時胡等によっても多少異るものであるが, 先づ一般の正常人に於ては男子10‑ 15mm, 女子15‑20mm以下を示すものと考‑てよか

らう・赤沈反応が生理的に促進するのは蒐づ 妊娠の場合である.妊娠の1‑2ケ月日頃迄 は不安定であるが, 3ケ月日頃より促進し始 め,以後漸次促進の度を増すのが普通である・く・

月経胡には促進するものが多いので,此の時

期に川於ける測定は避けるべきである。飲食物 の摂取,蓮動,精神的興奮等は某際上聞題に する程の影響は阜‑ないものと考‑られてい る・

疾病の場合の赤沈値は,機能的疾患に・於て は一般に正常値を示し,組粒の破壊力至吸牧 があるか,血液に変化を伴ふ場合に促進する と言はれている・赤沈値を測定する場合,早 の佑は測定時の温度,赤沈捧の内径,傾斜, 乾燥度,血液の振返度及び保存時問等に影響 せられるものである。叉赤沈値の促進せるも

のが,其の韓反覆測定せる場合に如何なる値 を示すかと言ふことは興味ある間‑珀である・

我々が日常測定する赤沈値を臨林上知吋に 応悶するかと言ふことは勿論重要なことであ るが,それに二光だち我々の行っている赤沈反 応の測定方法乃至測定条件そのものを今一度 検討してみる必要はないであらうか,我々は 測定時の温度及び赤沈捧の円躍が赤沈反応に 如何なる影響を及ぼすかと言ふ点と,赤沈促 進者の反覆測定の場合に如何なる成括が得ら れるかと言ふ点に就き,主として看護婦生徒 を対称として二三の巽駿を行ふ機会を得たの で其の成講を報告する・

其   の   l・

赤沈反應に及ぼす温度の影響 赤沈反応に及ぼす温度の影垂に就て:は北皇,寺尾

佐々等・ Weslergren,岡部,田村等I宮川 Wart・

mann等多数の報告がある・乏等ほすべて測定時の 温度の影響が重大なることを述べ,瞭温での測定ほ

(2)

赤血球沈降反応に関する=̲≡の考委         105てI i

遅くべきであるとなLている. 38ロCに於ける赤沈 値ほ‑脚こ】bocに於けるそれらの約2倍であると

Ⅰ槍 査 予め内径の略々同大なる赤沈棒2木宛を選び一組 となL,同一人による採取せる血液を用ひ,型の如 ( w亡stergren民法に従ひ 3.8プ左拘梅酸ソ←卵・4 ccに血液1.6ccを混じたものに託てほ赤沈反応を行

Ⅰ捜 査

言ほれ温度に‑よる赤沈値の補正に関しては固執 増野によって作られた補正案がある.

方  法

,i、如くし,其の中の1木は室温に放て. 1木ほ3O o.ocの恒温装置中で測定した.室温ほ5o.Ocの場合 と10‑.Ocの場合とについて行い, Ⅰ時間値を採用し た.

成  績

第1寮 iCPcと30‑c>の場合に放ける赤沈値の此校成績 倍率 10つc

10つc 30つ亡 倍率

ICFc

30つc

l

倍率 10‑c 牢光iff 30つc 倍率

0.5 J5y

1

I

2 1

5 2 2 3 3 3 4 5 5 5 5 6 10 20 3

ft 4 4 5 5 7 7 8 8 8 8 9 9

2.0 10.0 2.0

20.0 1.5

2

2 3

9

9 10 10 ll 12 12 13 13 17 20 5 6 7 9 9 10 10 10

】1

ll

ll

12 12 13 14 18

を! ≡ ,≡oi7 4.5

10.0 m:

13  17 23 27

13 14 15 18

^ 20 '/

21 25

^ 27 28曇

52 58

4  10 10 13

4 5

5 6

7

7 8

9

9 10

10 ll 12 7.6 1.ア  12

王Qo.Qcと30‑.Ocとに於ける赤沈値の比較は第l表の 通りである 50.Ocと300.0亡とに於ける赤沈値の比 重・ま東2蓑の通りである.即ち殆んど絶ての場合に

15 (U 20 28 10 14 15 1占 21

I1

15 9

】4 20 1ア 20 10 14 16 65 20 52 54 30 IO 23 24

2.5

ア.0 2.0

4.2 1.8 2.5 i.2

2.8 2.I 2.5

‖=‖

7.2 2.0

5.4 2.ア 0.8

2.0 30

〟 37 4Ⅰ 53 69 92

59 22 38 65 42 98 ffi 105

1.3

2.ア 3.0 I.3 1.3 3.8

I.1

1.8 2.8 0.6

1●3

0.5 1.8

2.I

¢.7 1.3 mn 1.0 m.

臼=‖

1.Ⅰ

於て温度の高い時の方が赤沈促進し.長塩著明な場

l

合tI=は 30o.Ocの場合の赤沈値がiQQ.Oc申場合のそ れの20倍を示し 5‑.Ocの場合の35倍を読Lた.而

(3)

1058

後 藤・曽  田 mmm

5‑c 30‑c 倍率

‑5‑cと30‑cとの場合に於ける赤沈値の比較成績

1

5‑c 30つc 倍率 5cc SO^c 倍率  5亡c 30つc 倍率

0.5

t<・t

二…三……言

5

…三p,三l

I5: ≡

Ⅰ5

15 i/

20 ;

I

1

1

2

2 3

29 35 4 5 6 6 7

10 10 10 10 10

J]

II

Il

12 14 14

】4 14 15 16 17 2占 30 4̲3 44 58 ]Q

幕5表

10‑cと3Q‑cとに放ける各人2E司の赤沈憤の比較

29.0 35.0 2.0

29.0 3.3

3

3 4

5

5 6

6 7 8 9

IO

Il チ 12 13 17

II  3.ア  19 20      ク

≡.…

43   2.5

8 占2 IO9 m 39 20

0.4 3.2 5.7 1.2 0.8 0.4

第年表

5⊂cと3恥とに放ける各人2回の赤沈値の比較 区 分  10‑c   30ロ亡   倍  率  区 分   5r〕c    30。亡   倍

il

H 0

()

69 28 53 37 3 1 5

77 58 98 65

】2 16

I.】

2.I I.8 I.ア 4.0 3 2

柿  ○

伊  ○

辻  O I

木  ○

帆  ○

3 6 5 5 3 2

】3 19 3 12

49 37 65 ア2 ES 58 占0 109

・5占 7ア

18.3

6.2

13.0

14.4

15.0

29.0

4.6

5.7

18.3

6.4

(4)

赤血球沈降反応に関する二三の考察       1059

Lて10ロ.Oc及び50.Ocの場合の赤沈値ば300・Ocの時 には極めて区々の値を示し 其の間に一定の関係を 認めることは出来ない∴直に300.Ocの場合の赤沈値 がiQo.Qc又は50.Ocの場合より小なる場合もあるが, 普通之を温度による逆転現象と呼んでいるが.夫々

4国見られた.

Ⅱ 考

上記の成韓に示す如く10‑.Oc乃至5‑.Ocの 場合の赤沈値は30‑.Ocで測定すれば極めて直 々の値を示すので,之等の赤沈値の度数分布 を作ってみても,上記の湿度に於ける一定の 補正曲線を作ることは不可能である.従って

10‑.Oc以下の低温に於て測定した赤沈値は, それが疾病に対して或程度の判断の資料には

叉同一人で2固宛温度の差異による赤沈値を比較 Lた成揖は第3表及び第4表の通りである. 3Qo.Oc の場合の赤沈値が5o.Qc或ひほ10‑.Ocの値に対する 倍率が2国共に路々同様のものもあり,又その間に

3倍位の差異が認められたものもあった.

なるとしても,共の意義は少いものである.

場合に払っては斯かる低温に於て測定した赤 沈値は,疾病に対L却って誤った判断の資料 を提供することさ‑ないと富‑まい.従って 斯かる低温に放ける赤沈値の測定は極力避け るべきであると考‑ち.

の  ニ

赤沈樟の内径が赤沈反應に及ぼす影響

赤沈棒は内径2.5mm 〔2.4‑2. 7mm〕の大さのも のを使用するのが原則とされている.

赤沈樟と赤沈値との問の閲廃については従来より 種々の意見が発表せられている.即ち赤沈棒の内径 小なるものを使用せる場合は赤沈促進し'内径大な るも‑のを使用せる場合ほ遮延するとなすもの.〔Fue‑

Ⅰ栓  査 赤沈樟の中より,内径の特に小さいと思はれるも の2本,中等大と思はれるもの2束,比較的大きい と恩ほれるもの4丸棒に大きいと′酌まれるも由2 風合計1O本を選び,同一の血液を用ひ, Westerg‑

耳 栓 査 成蹟は第5表の通りである.即ち測定した20名の 中lo宅(第1†第2,第3,第7,第12,第14・第 )5.第16,第lア,第19例)に放てほ1O耳に硯はれた 赤沈値の最高値と最任値との差異が10mm以下で・

その内の7例に放てほ5mm以下であった.而して 之等の中山ま赤沈値が正常値を京すものが多かった

〔第I1.第畠.嶺14'第16,第19例).上記10倒を除

rstem.甘orvat,岩原〕,之と反対に内径小なるもの では遅延し,大なるものでは促進するとなすもの, (westergren, Reichel),赤沈棒の内径の大さによつ てほ赤沈値に影響を与‑ないとなすもの〔Kate,太 田I岡部)等,意見がまちまちである.

方  法

sen氏草に従って型の如く赤沈値を測定し, l時間 値を採用した1血沈棒内径の測定は風土病研究所衛 生動物研究室の大島講師に依顔しf=.

成  績

いた他の10例中.内径最小の〔内径.2‑1.3mm〕赤 沈樺を用いた場合の赤沈値が最大値を京Lたもの止 9例(第5.第6,第8.第9.草lo,第Il,第13, 第18,第20例)であった.内径が2・占‑4・Ommの赤 沈棒を使用した場合の赤沈値に託ては,第4例を除 いた他の9例に放てほ殆んど差異を認めることが出 来なかった.

(5)

1060

・後 藤・曽一 田

第5表 こ・10未の赤沈棒を用ひた場合の赤沈値       †・ ‑‑

赤沈樟 内径 赤沈 棒番号

1.2mm

l i

i I

第l軌苦0 享2#

3's 4'xl賀冒

ク5〃

^6 ^

‑^7 ^

#8 s/.

〃9〃

〃IO〃

#¥¥*

^ 12/5‑

荒 (⊃

0

I

〔〕

渡  ○ 署  ○ 西  ○ 木  ○

^‑13^ 本  ○ //14^ 帆  O o //16* 木  ○

^17* 小  0

^18^

^19ク

^20 >J>

未 (〕

山  ○ 後  0

1

40 I.5 61 57 40 18 3Ⅰ 89 4缶 38 23 42 9 32 ア 16

21 8 42

3 . 2.6

2    3

2.9

4

l

Ei1.5 60 57 30 20 32 81 41 27 24・ト

38 12 328 12 108 48

1    1

3935 汁2 63 35 23 18 16 59 22 15 18 22 1314

2930

8ア

1占1占

色T 85 2527

室 温

3.2   3.2   3.2   3.3

5    6     7    8

3.9

9

4.0

】0

1    1

35   31 3    5 53   52 33   32 24   25 16   16 15   14 63   55

1

21  22 16 I  16 17   1ア 20   22 13   14 28   30

5 14   16

6

5   8

25   27 1

34 3 38 32 24 15 15 55 2〔〕

】5 1ア 20 13 m

6

】2 5 7 25

I 2

35   38 3    3 39   22 32   33 25   22 14  16 14  14 54    ^2 20 ' 21 1占I  15 16    ア 20   20 12   14 25   30 6     7 12   14

占     占

8    7

25    26

2

37 2.5 22 33 22 16 9 60 2l it!

Ⅰ7 21

Ⅰ3

26

7

13

7

28

22CC

220 220 2lO

320 ユlo 2ア0 2アロ 2ろ0 270 290 28つ 28つ 280 2lO 1アロ 200

Ⅰ80

laロ

250

臥 考 赤沈時の太さが赤沈値に及ぼす影響に就て は前述せる如く種々の意見があるが'我々の 冥放では内径2.6‑4.Ommの範囲では赤沈値 に殆んど差異を認めることが出奔なかつfE.

内径の特に小さい1.2‑1.3mm程度のもの を使用せる場合は,殆んど総てに促進する傾

・其

向が見られた.特に赤沈促進者に於て其の傾 向が大きいようである.従って赤沈韓を使用 する場合,内径の特に小なるものは使絹を避 汁,同一人では同一赤沈棒を位相するように 努むべきである.

の  三

赤沈塀選者に放ける赤萬値反覆検査成績

赤沈反応に影響を及ぼす諸因子に託ては緒言に於 のは主として体内に放て組織の破壊乃至吸収の行畔 て述べた通りであるが,赤沈速度が異常に促進する  れる場合及び血液に変化の生じた場合であるとされ

(6)

赤血球沈降反応に関する二三の考察       1051

ている.諸種検査に於て何等異常を証明することが 出来ないに拘らず赤沈値の常に促進しているものがI 集団検診時等に稀に発見せられることがある.私共

Ⅰ換  査 .昭和24年7月看護婦生徒全員の赤沈値を測定し.

3QCQcの値に換算Lた赤沈値がSMR 20mm以上のも のに就き,同年9月再度測定L, 2回目もSMR20

Ⅱ 掩  蓋

は長崎医大の看護婦生徒に放て赤沈値を測定し,促 進者のみに就て更に1 ‑2ケ月の間隔をおいて2回 測琵し,或成贋を得たので報告する.

方  ま

mm以上を示したものにつき同年10月更に3回目の 割琵を行った. Westeigren民法に従ひ塾の如く行 ひ, l時間値及び2時間値を測定した.

成  横

幕6乗 赤沈促進者の反覆検査成績(3QCC値に換算せる1時間値) 名 昭和24年7月 24年9月 24年10月 備         考

25    43. 75 75     39.25 20.ア5 27.0 25    】3.25 75     50. 75 75    12.5 .75    50.25

川  o   28.

蘇  0   30.

荒 〔〕  2占.

梶  0   20.

萬 0  45・

竹  0   22.

山  0   31.

岸  O l 23

蔓買卜蔓:::

岩  0   25 大  ⊂)  2占 向  0   2e' 相  0   43 牢  0   舶

渡  O L 51

5 5 0 75 0 5 75 75 25 75 .0 .0 .0 .5 .0 .0 .25 .75 .5 .25

25

23.25 1ア.75 25.0 24.0 29.5

】1.75 26.25 23.75

mL

lア.25 10.75 18.75

20.0 22.8 10.0 20.0

45.25 2ア.25 占8.25

20.25 24.75 6.0 13.75

21.0

47.0 17.75

35.0

18.5

12.5 15.5・

13.0 15.5

16.5

40.0 37.5 占7.25

肺浸潤の疑 十二指置虫症

十二指腸虫症

肺  浸  潤

肺浸潤及肋隈炎の既往歴あり・

/ /

肺  漫;潤

肺  浸  潤

節.浸  潤

(7)

1062       後 藤・膏 E・

成熟ま第占表の通りである.即ち約200名の石造 輪生徒に託て第l回目に測定Lた中でSMR 20mm以 上のものは29名(14.5プ占〕であった.上記29名中27 名に託て測定した2回目の SM二R20rnm以上のもの ほ18名〔66.7プ左〕であった.上記18名中17名に託て 測定した3回目のSMR 20mm 以上のものは8名

(35.3プ占〕 (測定人員の約5プ左)であった.

3回共にS祇R 20mm以上を示した8名に就き体 堤,血液像,糞便中寄生虫卵,尿I耳鼻咽喋疾風

ツ反応陽転年月日,恥部Ⅹ線像,主なる既往歴等を 甘 考

赤沈値は各個人に於て決して一定のもので なく,測定時期によ少或程度の変動を示すも のである。従って赤沈促進者と思はれるもの でも繰返して測定していると正常値を示す場 合が屡々ある。叉正常値を示すものが促進す る場合もある。 ‑ブ投の所謂健康老に裁て赤沈 惜を測定し,之を以て踏抜早期発見の手段と しようと試みた人に川口,同等がある。我々 の実験では1‑2ケ月の間隔で測定した場合で ち, 3回の測定に際し3回共SM且20mm, 以上を示したものは被横着の約5&であった 第1回目の SM且20mm 以上を示し,第2 回目以降に20mm 以下を示したもの」中に は,此の問に中耳炎,十二指腸虫症,胆嚢炎

調査Lた. 8名中4名ほ胸部結核性疾患にて静養篭 に起居L,勤務を免ぜられていたものであり. 2名 に於てほ糞便中十二指現虫卵を証明L貧血を呈Lで いたものであった.他の1名は胸部Ⅹ醍写真に於て 疑ほしき陰影を認軌 肺浸潤の疑を出て要注意とせ

られていたものであった.残りのl名ほ数年前肺浸 潤及び肋隈糞の既往歴あるも'現在胸部Ⅹ線写真に

J

於て異状を認めず.自覚症状をも有Lないもので'應iJ L

った.

等の治療を受けて軽快したものも数名ある.

我々の調査では3回共に SMR 20皿m 以上 促進せる8名中, 4名は明かに胸部枯枝性疾 患を有するものであゎ 他の2名も結操に関 係を有するもの」ようである。従って数回ct) 検査に於て常に赤沈値の促進するものでは, 結玩性疾患に最も注意を払ふべきである.其

の他貧血,特に十二指据虫症等に就ても注意 を払ふことが必要である。併し我々が外来患 者に於て,常に赤沈値が促進するものであi) 乍ら,諸検査に放て其の原因を確め得ないも のに遭遇することのあるのは審美であ少,反 覆検査に於ける赤沈促進者に &て常に共o)撹 田を把握し得るとはj手技らないのである。

絶括放びに結語 者達蘇生徒を対象として赤血≡蛾沈降反応に

閲し,温度の影響,赤沈棒内径の太さによる 影響及び反覆実施時に於ける瑞時促進者に就 ての考察を行払次の如き成績を得た.

A) 温度と赤沈値(1時間値)との問の B9係に就て各々約100名宛に行った実験では, (り10‑OCと30‑OCとの赤沈値の比較に於 て,殆んど総てが30‑OCの場合の方が10‑0 Cの場合より数倍大なる値を示し,両者の比 率が最大の場合は20対1であった.

(2) 5‑OCと30‑OCとの赤沈値の比較に於 て,殆んど総てが30‑OCの場合の方が5「OC の場合より数倍大なる値を示し,両者の比率 最も大なる場合は35対1であった.

(3)上記の二つの場合に於て,湿度の高い 場合の方が赤沈値小であった所謂逆転三現象と 称するものが夫々4例に認められた.

(4)同一人に放て或間隔を虫いて2回行つ た場合,湿度に影響せられる赤沈値の割合は 一定の場合もあり,其の問に3悟性の差異を 認めたものもあった.

以上の成債より考‑ると5‑OCと30‑OC及 び10‑OCと30‑OCとの赤沈値の比較に於ては, 夫々両者の間に一定のBg係を認めることが出 奔す, ‑#の値の比率は極めて1直々であるから' 5.0‑c乃至io‑ocの牡湿に於ける赤沈値の測 定は努めて避けるべきである.

B)各種の内径を有する10本の赤沈棒を

(8)

赤血球沈降反応に国中る二三の考察

用払, 20例に就て測定した赤沈1時間値では (1) 10例忙於ては最高値と最低値との差異が 10mm以下であi),その中の5例の赤沈値は 正常であった.

(2)最高値と最低値との差異がiOmm以上を 示した10例中, 9例までは赤沈棒の内径の小 なるもの(1.2‑1.3mm.)に於て最大の赤沈 惜を示した

(3)赤沈樺の円樫2.6‑4.Ommの範囲で測 定した赤沈値の問には殆んど差異を認めるこ とが出来なかった.以上の成績より考‑るに, 赤沈棒の内径の飴州、な右ものは使踊を避け るべきであ少,叉同一人虹於ては常に同一の 赤沈棒を位相することが望ましい.

iBE聖

iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiin

c)紀200名の看護婦生徒中1‑2」一月の 間隔を置いて3回測定した赤沈値(30‑. OC の値に換算) SMRが常に20mm以上を示した ものは8.名であった.此の8名忙就て体温, 血液像,糞便寄生虫卯,尿,耳鼻咽喉疾患i ツ反応陽転年月臥胸部Ⅹ線像,主なる既往 歴等に就き調査せしところ, 4名は陶部結核

r

性疾患を有し静養窒に起居し,勤務を免ぜら れ蕗も由であゎ, ■1名は肺浸潤の旋で要注意 とせられたものであE),他の1名は以前に肺 浸潤及び肋膜炎の既往歴を有するが現在は自 覚的にも他覚的忙も異状を認めないものであ った.残カの2名はJi・二指防虫卵を証明し貧 血を有するものであった.

(摘聾するに当り,横田教授の御指温並に御校閲を架謝す〕

主  要 1〕 ≡衰 義雄:赤  沈.    昭2占.

2)福武 勝博:日本医事那軌1379:2占5l, 昭25.

吉)今村 荒男:結  核18:291,昭15.

4)延島 一郭:結  核19:275.昭Ⅰ占.

5)具田 勝美.・結  核19:843.昭16.

G〕渡部 歌雄:結  核 21:154 昭18.

7)寺尾声部舌,外:結 核12:286.昭9.

酌 北里 董‑:結  核。19:629.昭16・

9〕佐々,小村:結  核 8:1270,昭5.

10)岡部 英一:東北医学雑誌.ア142,昭9.

11〕田札北村:結  核.20:叫昭1ア.

12〕宮川.岡西:肺 結 核.    昭23・

文  献

13) W且rtmann : Am. T. Med. Sci‑212 : 207, 1946

1年〕光春 由・:日女医事新乱1317:14叫 昭24.

15)増野 旭:日本医事新軌6占7:75.昭10.

16〕本件轟憧雄:結  核.20:占㍉昭1ア.

17)大哩 武司:結  核 21:426.昭ほ.

18〕笹本 浩:日茶医事新報1338:2占54, 昭24より引用.

19〕川E)啓介:海軍々医会会誌.27 : 142, 昭13.

20)岡 括己:結  核.15:占53,昭12.

参照

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