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1 回中国語海外短期語学研修実施報告

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Academic year: 2021

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(1)

長崎大学留学生セ ンター紀要 第1

5

200 7

1

回中国語海外短期語学研修実施報告

一参加学生が書いたアンケー トとレポー トを中心に‑

17

永井智香子

キーワー ド :中国語海外短期語学研修

1

.は じめに

平成

1 8

年度 より、留学生セ ンター と大学教育機能開発セ ンター、そ して留 学生課が合同で行 う、初習外国語 (中国語、韓国語、フランス語)、既習外国 請 (英語)を全学教育外国語科 目として学んでいる学生を対象 とした海外短 期語学研修が順次、実施 され ることになった。平成

1 8

9

2

日か ら

9

月23

日まで、先陣を切 って中国語の短期語学留学が実施 された。

長崎大学 において初習外国語は 2年間 (4セ メスター)週90分 1コマ、計

4

単位 (一部の学科では

2

単位)学ばなければな らない必修科 目である。 中 国語の短期語学研修の対象は原則 として

2

年生 とした。つま り、すでに中国 語の単位を

3

単位取得 した学生が最後の

4

単位 目を

2

年生の夏の語学研修で 取得 しようとい うプログラムである。行き先は長崎大学の協定校、北京教育 学院の国際交流センターで、費用 は渡航費、学費、宿舎費、見学費、食費等 すべて含めて約

1 4

万円であった。

留学生セ ンター としてこのよ うなプログラムの実施 にかかわるのは初めて で、準備段階 より試行錯誤の連続であった。当初、

1

学年約

1 00 0

名の学生が 初習外国語 として履修 している中国語であるか ら、参加学生を集めるのは難 しくない と考 えられていた。 しか し、実際には思 うように参加希望者が集ま らず、途方 に暮れた こともあった。それでもなん とか

8

名の参加者が決定 し、

実施 にこぎつ けた

1)

0

参加者は

8

名 (経済学部

6

名、工学部

2

名) と少なかったが、結果的 には 海外短期語学研修 に参加 した ことにより、全員が中国語力を飛躍的 に伸ばし ただけでな く、現地の中国人や他の国か ら来ている留学生 との交流を楽 しん だ り、また、北京のさまざまな場所 に足 を運んだ りすることを通 じて充実 し た異文化体験 を行 うことができた。全員、帰国後

1

単位 を取得することがで

(2)

きた。参加者

8

名は初習外 国語 として必要な単位 を全て取得 し、大学での必 修科 目としての中国語 の勉強 を終 えたが、平成

1 8

1 0

月か ら留学生センター を使 って開かれた中国語専任教員 によるボランテ ィア中国語 クラスに全員参 加 し、週 に

1

回、 中国語の勉強 を続 けた。その結果、

8

名の うち

3

名が中国 語検定

4

級 を受 けたが、全員が合格 した。 さらに、平成

1 9

年春 にはその うち

1

名が中国語検定

3

級 に合格 した。

参加学生

8

名 に出発前、そ して短期語学研修終了後 にアンケー トを実施 し た。 さらに、帰 国後、語学研修 についての レポー トの提 出も義務付 けた。本 稿は語学研修参加者‑のアンケー トと帰 国後提出 された レポー トの結果 を中 心 に、筆者が引率 して気付いた ことを加 えて、実施報告 としてま とめた もの である。

2.

出発前のア ンケー トか ら

出発前 に

3

回参加者全員が集 まる機会 を持 った。その ときに参加 の動機 と プログラム‑期待 していることを問 う記述式のアンケー トを行 った。

A4

イズの用紙

1

枚 に二つ の質問を書 くよ う指示 した簡単なものであった。まず、

以下 に二つの質問別 に学生たちが書いた ことを簡単 に表 にま とめてみた。

2‑1

参加の動機 について 純粋 に中国語が好 きだか ら

自分が知 っている中国語で相手 にものを伝 えたい 将来外 国 と関わ る仕事 をしたいか ら

自ら行動 したい と思 っていた ところ、ち ようど中国語研修があつたか ら 日本以外 の国の言語、文化 を学びたいか ら

日本 の隣国である中国のことを知 りたい と思 つたか ら

もともと夏 は台湾 に語学研修で行 こうと思 っていた ところ、大学か ら行 け ると知 り、値段 も安かつたので決めた

夏 に外国に行 きたい と思 っていて、どうせ行 くな らただの旅行 じゃない も のに参加 したい と思 っていた ところ、中国語研修 プログラムは比較的安 く

(3)

長崎大学留学生センター紀要

1 5

2 0 0 7

1 9

1

年生の夏休みは何 もせず にただ無駄 に過 ごして しまったo̲今年 こそもつ と有意義な夏休み にしようと思い、参加 を決めた

中国人留学生 と話 をしている うち に一度 中国に行ってみたい と思 うように なった

普段の生活の中では外国‑行 く機会 はな く、しかも学生 として留学できる チャンスなので参加 しようと思った

中国語Ⅳの単位がもらえるのもいい

中国語の勉強だけでな く、観光な ど、文化 に触れる機会があるとい うとこ ろに魅力 を感 じた

以上が動機であるが、意外だったのはこの留学プログラムの特徴 とも言 え ることの一つが単位が取得できるとい うことであるにもかかわ らず、そのこ とに触れていたのは

1

名だけだった ことである。全体的にみて、 中国語が勉 強 したい とい うことを参加の動機 として全面的に押 し出 しているとい うより、

む しろ、外国に行ってみたい、外国の文化に触れてみたいな どと、異文化体 験 をしてみたい とい うようなことを書いているものが多い よ うである。その 他、いい経験が したい、値段が比較的安いな どとい う動機 もみ られる0

2‑2

プログラムに期待すること

文化や現在の中国の状況、日常的な中国の習慣な ど中国のことをより多 く 知 ることができること

(3

名)

るようになること

普段生活するにあたって知ってお くべき言葉など日常的な中国語を学ぶ こと 万里の長城等、中国の代表的文化地 に行きたい

中国の文化な どについて直接体験 したい

ただ行って、単位 をとってそれで終わ りとい う結果 にだけはな らない よ う

(4)

プログラム修了後 も中国語の勉強 をしたい 文化交流

中国の学生 との交流

(2

名) (特に日本のことをどう思っているのか知 りたい) 中国語の上達

(3

名)

土 日は遠出 したい

ほ とん どのものがプログラムに期待するもの として中国語の上達 をあげて いる。"単位を とるだけでそれで終わ りにはした くない""修了後 も勉強 を続 けたい"な どの言葉か らも中国語上達‑の高い意欲が うかがえる。また、 中 国の有名な ところを訪問 した り、 さま ざまな文化的な体験 をすることを期待

しているとい うことが うかがえる。 "自分の成長" とい う言葉 も目にとまる。

3.

北京教育学院が準備 した語学留学 プログラムについて

具体的な語学プログラムを紹介する前 に学生の住環境 について簡単 に紹介 したい。北京教育学院国際交流セ ンターは近 くに大 きいバスター ミナルがあ るとい う交通の便のいい ところに位置する。教室、留学生寮、食堂、体育錯 な どが一つの敷地内にある。長崎大学の学生 も

2

人一部屋で留学生寮に住ん だ。留学生寮 にはタイ、 ロシア、韓国、アメ リカな どか らの留学生が滞在 し ていた。

平成

1 8

3

月 に北京教育学院を訪問 した ときに長崎大学留学生セ ンター と 北京教育学院国際交流セ ンター間で相互 に合議書 をかわ し、プログラムの事 前打ち合わせ を行った。その際、教科書は 『汲靖会講301句』 (北京増言大学 出版社)で、午前 中は中国語のクラスで、午後は文化のクラスがあること、

そ して、週末 に万里の長城 に行 くな ど、プログラムについて説明があった。

より詳 しいプログラムがわかったのは北京 に到着 してか らであった。以下 の表がそのプログラムである (最初、予定 されていなかったが実施 されたも のも書 き加 えた。変更 されたものは変更後のものを書いた。訪問 したい場所

と午後の文化のクラスについてはい くつかある文化のクラスや場所か ら

7

に学生 に話 し合 って選んでもらい、その結果 を北京 に事前 に報告 していた)。

(5)

長崎大学留学生センター紀要 第15

2007

2 1

1 4:0

0‑ 1

5:3 0 9‥ 3 0 ‑ 1 1‥ 1 5 巨 1‥ 3 0 ‑ 1 2‥ 1 5

9

3

日 (日) 北京動物 園訪問 両替、開講式、歓迎食事会

4

日 (月) 発音復習 と日常会話 実践活動 (情報収集)

5

日 (火) テキス ト

1 4

1 3:1 5

音楽会

6

日 (水) テキス ト

1 5

1 7:0 0

鮫子作 り

7

日 (木) テキス ト

1 6

8

日 (金) 実践活動の準備 道聞き と買い物の実践

1 9:0 0

‑京劇鑑賞

9

日 (土) 北海公園、天安門、王府井訪問

1 0

日 (冒)

1 1

日 (月) テキス ト

1 7

カンフ‑クラス

1 2

日 (火) テキス ト

1 9

切 り紙 クラス

1 3

日 (水) テキス ト

2 0

薙和宮訪問、音楽会、買物

1 4

日 (木) テキス ト

2 1

太極拳 クラス

1 5

日 (金)

8:0 0‑

万里の長城訪問

1 6

日 (土)

1 4:0 0‑

茶館訪問

1 7

日 (冒) 実践活動 (午前 中は準備、午後 は中国般家庭訪問)

1 8

日 (月) テキス ト

2 2

カンフ‑クラス

2 0

日 (水) テキス ト

2 5

2 1

日 ̲(木) 筆記試験 と面接試験 太極拳

(6)

プログラムを見るとわかるが、

1

日何 も予定がなかったのは

9

1 0

日のみ である。

筆者は前半の引率をした。引率 中はできる限 り授業の見学をし、学生たち と行動を共 にするよ うにした。 中国語 は二人の教師が交代で教 えたが、単語 レベルで英語 を使 うことがあったが、使われていた言語は中国語のみであっ た。最初、学生たちは中国語で中国語 を教 えるクラスにとま どっていたが、

す ぐに慣れた ようである。

1

週間もす ると大学側か らの情報伝達は学生 らに 直接 中国語でな され るようになっていた。また、簡単な 日常会話ができるよ

うになっていた。 とにか く、その上達振 りには目を見張 るものがあった。

また、 中国人学生 との交流 も加 えると計

4

回の実践活動があった。 これは その名の とお り教室 を出て、実際に中国人 と話す ことによって与 えられたタ スクをこなす活動であった。初 日か ら実践活動があ り、学生 らには(∋郵便局 に行って 日本までの手紙 にはい くらの切手が必要か②美容院 に行ってカ ッ ト はい くらか聞 く③バス停 に行って王府井 に行 くには どのバスに乗 った らよい か聞 くとい う三つのタスクが出 された。 もちろん、事前 に準備のクラスがあ り、終わったあ との復習クラスもあった。実践活動は夕方

5

時 ごろまで続い た。 「最初か らきび しいですね」 と中国語の教師にきくと 「最初 にこれをする と、緊張感 と中国語 を話す ことに対す る恐怖がな くなる」 とい うような答 え がかえってきた。はた して、その教師の言 うとお りであった。学生 らはその 後、実践活動 を楽 しみ、確実 に中国語の力をつけていった。

受 け入れ大学側 にとっては長崎大学か らの参加が

8

名 とい うのは少な く、

好ましい ことではなかったが、結果的 には人数が少な く、小回 りのきくプロ グラム となった

。1 3

日の音楽会や員い物のプログラムはあ とか ら加 えられた ものである。人数が少ないので、教師の車 に分乗 した り、公共の乗 り物 を利 用 した り、簡単 に動 くことができた。また、

8

人 と少人数なので、一つのグ ループ としてま とまるのに時間がかか らなかった。

学生たちは互いに切碇琢磨 しあい、 よく勉強 した。 自由時間にはバスケ ッ トボールや卓球 を楽 しんでいたものも多かったが、夜 には全員、与えられた 自習室で遅 くまで競 うように勉強 を続 けていた。

以下 に帰国後実施 したアンケー トの結果 を報告 したい。

(7)

長崎大学留学生センター紀要

1 5

2 0 0 7

23

4. 帰国後実施 した語学研修 についてのアンケー トの結果

アンケー トは参加学生が帰 国 した ころ届 くよ う8名全員 に郵送 した。 アン ケー トは大 き くわ けて 6つ の部分 に分 けられ る。その 6つ とは( ∋中国語 の授 業 について②文化のクラスについて③見学、旅行、体験な どについて④食事 について⑤宿舎 について⑥北京教育学院受 け入れ態勢全般 についての 6 つで ある。

評価 は 5 段階評価 とした。つま り、 3 はまあまあ、 5 がもっ ともよいプラ ス評価、 1 が最 も悪いマイナス評価 とい う具合であった。 さらに、それぞれ にコメン トを書 く欄 をも うけたO以下 に( 丑か ら⑥ まで順番 に結果 を報告 した い。

4‑1 アンケー トの結果

① 中国語の授業について

評価)まで の評価別の人数 とコメン ト 1 ( マイナス評価)、 3 普通、 5 ( プラス

1 2 3 4 5

1 .̲レベル について 0 人 0 人 1 人 3 人 4 人 2. 先生の教 え方 について 0 人 0 人 0 人 1 人 7 人 3. 進度 について 0 人 0 人 0 人 3 人 5 人 4. 初 日の情報収集の実践活動 0 人 0 人 0 人 2 人 6 人 5. 員い物の実践活動 ( 値切 る) 0人 0人 1 人 2 ‑ 人 5 人

②文化のクラスについて

評価)までの評価別 の人数 とコメン ト 1 ( マイナス評価) 、 3 普通、 5 ( プラス

1 2 3 4 5

1 .カ ンフ‑クラス 1 人 1 人 2 人 2 人 2 人

2. 太極拳 クラス 1 人 1 人 1 人 3 人 2 人

3. 切 り紙 クラス 2 人 1 人 2 人 1 人 2 人

(8)

③見学、旅行、体験な どについて

評価)までの評価別 の人数 とコメン ト 1 ( マイナス評価)、 3 普通、 5 ( プラス

1 2 3 4 5

1. 9 月 4 日の音楽会 1 人 2 人 2 人 1 人 1 人 2. 鮫子作 り 0 人 1 人 2 人 1 人 4 人 3. 京劇鑑賞 0 人 1 人 0 人 2 人 5 人 4. 北海公園、天安門、王府井 0 人 0 人 0 人 1 人 7 人 5. 薙和宮、西単、音楽会 0 人 0人 1 人 3 人 4 人 6. 万里の長城 0 人 0 人 0 人 0 人 8 人 7. ̲茶館 ( 茶 と舞台) 0 人 0 人 0 人 3 人 5 人 8. 中国人の学生 との交流 0 人 0 人 0 人 0 人 8 人

④食事 について

評価)までの評価別 の人数 とコメン ト 1 ( マイナス評価)、 3 普通、 5 ( プラス

1 2 3 4 5

⑤宿舎について

評価)ま での評価別 の人数 とコメン ト 1 ( マイナス評価)、 3 普通、 5 ( プラス

1 2 3 4 5

(9)

長崎大学留学生セ ンター紀要 第1

5

200 7

⑥北京教育学院受け入れ態勢全般について

2 5

評価)までの評価別の人数 とコメン ト

1 2 3

4

5

北京教育学院の受け入れ態勢全般について

0

0

0

0

8

4‑ 2 アンケー トの結果か らわかること

中国語の授業、見学、旅行、体験、宿舎、食事、 これ らは どれも高い評価 であることが、アンケー トの結果か らわかる。

特 に目をひ くのが、アンケー トの最後の項 目⑥番の受け入れ態勢全般 につ いて問 う質問にたいして全員が最高のプラス評価をしていることである。 「 京教育学院はすぼらしかった。言 うことなし」 「文句のつけようがない」 「 ごく良かった。物事を頼む とす ぐに手配 して くれた りだ とか、先生たち自ら が、観光に連れていって くだ さり、 よかった。卒業の ときも、 これほどして くれるのか と驚 くほどであった」 「最初不安だったが、 とても歓迎的で接 しや すかった。先生方 も体調の面まで心配 して くれて中国に来た とい うよりも実 家に帰って来たような気持ちだった

また行きたいです。パンフレッ トとか あった らほしいです」 とい うようなコメン トが書かれていた。 これ らのコメ ン トは参加者

8

名がいかに満足 していたか とい うことをあらわ している。

文化のクラスで一部低い評価が見 られる。 コメン トには 「途 中か らどつち がカンフ‑で どっちが太極拳かわか らな くなった

(3

名)

‑自由時間を増 や して街に出かけた り、言語実践 をしたほ うがよい

切 り紙は想像 していた ものと違った

(3

)」

などと書かれていた。 このことか ら、内容がだぶって いた り、想像 していたもの と違っていた りしたことが低い評価の原因である ことがわかる。また、「自由時間をもっと増や してほしい」 とい うコメン トが 書かれているが、 このことは帰国後の学生 との雑談の中で多 くのものがその ことに触れていた。特 に後半は中国語の力も上が り、 自分たちだけで動ける ようになってきたので、午後は自由に出掛 けたかった とい うわけである。

(10)

5.

レポー トに書かれていたこと

前述のよ うに短期語学研修実施後、アンケー トのほかにレポー トの提出も 義務付 けた。

8

名中

4

名 しか提出 しなかったが、そ こにはアンケー トか らは 見えて こない興味深い ことも書かれていた。

まず、中国語 に関 してであるが、最初は全然聞いた り話 した りすることが できなかったが、実践活動 を織 り交ぜたプログラムにより、授業で習った こ とをす ぐに使 ってみる機会が与 えられ、 自分の中国語力の上達 を実感できた こと、 さらには中国語がコ ミュニケーシ ョンツールであることを実感できた 喜びな どについて全員が触れていた。また、小人数であったことが よかった、

あるいはそのことに関連 している記述 もい くつか見 られた。た とえば、以下 のよ うな記述があった。

・8人 とい う人数が よかった と思います。25人も集まっていた ら収拾がつか なかった と思います。

・8

人みんながそれぞれ伸びよ うと努力 していた ことが本 当に目に見えて、

お互い競争 しあって伸びていこ うとしていたので、私 にとってす ごくいい環 境で した。

・私 は受身な人間ですが、 こんなに刺激があったのは、小 さい集団のなかに いて、 自分 に降 り注がれたものが より濃 くて、 より多かったか らです0

北京教育学院の受 け入れ態勢 については次のような記述があった。読む と アンケー トの結果で全員が受け入れ態勢 について最高の評価 をしたその理由 がよくわかる。

・先生方は皆親切で私たちの勉強や、 中国での生活のために一生懸命 になっ て くれて、 とても うれ しかったです。卒業式の ときのセンター長の 「ここは あなたたちの第二の家だか らいつでも帰 ってきな さい」 とい う言葉 には とて も感動 しま した。たった

3

週間 しか滞在 していなかった私たち

8

人を家族の ように扱 って くれる北京教育学院 に来 られて本当によかった と思っています

・・どの場所 にいっても、先生方がその場所 について説明をして くだ さって、

中国の歴史を知 ることができま した。あちらの先生方の対応はよく、いつで も私たちのことを気遣って くだ さって、 こち ら側 も言いたい ことを素直 に言

(11)

長崎大学留学生センター紀要 第

1 5

2 0 0 7

27

うことができました。

中国語 を学ぶ ことを通 じて国際交流のすぼ らしさや異文化を実感できたこ とについて触れていたものもいた。た とえば、以下のような記述があった。

・中国に着いたばか りの頃は全 くといっていいほ ど中国語 を話す ことができ ませんで した。ですか ら、最初のころは自分か ら学院の人々に話 しかけよう とも思わなかったし、授業 もただ単位 を取るためにがんばろ うと思 っていま した。それほど、当初 に自分 には国際交流に対す る情熱がなかったのです。

私が中国語を本気で習得 したい と思 ったきっかけは、たまたま同じ大学に留 学 していたタイの学生 と知 り合ったことで した。最初は自己紹介程度 しかで きませんでしたが、少 しずついろいろなことについても中国語で話せるよう になっていき、だんだん中国語で会話す ることが楽 しくなっていったのです。

その頃か ら私はもっとそのタイの学生 と仲良 くなるために、必死 になって中 国語を勉強 しま した。授業 もより集 中して受 けるよ うになった し、 日常生活 の中でも分か らない ことがあった ら、す ぐに辞書で調べ る習慣 を身 につ けま した。その結果帰国するころには、ある程度の日常会話 をスムーズに使いこ なせ るよ うにな りました。

・‑接するのが中国人だけでな く、世界各国から来ている学生 もいて、彼 ら との交流もでき、お互いが異文化にも係わ らず話 していて面白かったし、やっ ぱ り国が違っても同じ人間なんだ、 自分は とても小 さい世界 にいたんだ とい

うことを実感できた。

さらに、参加 した ことによって自分が変わった とい うよ うな記述 もい くつ か見 られた。た とえば、次のようなものである。

・‑留学をすれば、価値観や ものの見方が変わるとい うことです。私はこの 留学で人間的に成長できた と実感 しています。それはやは り、中国で

3

週間 生活することにより、色々な面で自信が身についたか らだ と思います0

・私にとってこの

3

週間はきっと私の人生のターニングポイン トになるでしょ う。今 ここで学んだこと、体験 した こと、感 じた こと、 この全てを心把刻ん

(12)

でこれか らの中国語の勉強や生活そ して将来 につなげていきたい と考えてい ます。

6.

おわ りに

以上、アンケー トとレポー トの内容 を中心 に中国語短期語学研修 について みてきた。参加 した

8

名全員にとって、人生のひ とつの節 目ともなる貴重な 体験 となった ことがわかる。

学生たちの中には帰国後す ぐに留学生課 に留学相談 に行ったものもいた、

また、留学生セ ンターで開講 されている留学生 と日本人学生の合同クラスに 参加 したものもいた。 より長期の留学を決めた者 もいる。

わずか

3

週間ではあるが、留学 により学生は成長 し、変わるとい うことを 目の当た りにす ることができた。

1)

・ 中国語の短期語学研修の準備段階か ら実施、実施後 については 『留学 交流

長崎大学における大学間交流の新 しい取 り組み

」( γ ol . 1 8N o . 1 2

D e c e m b e r2 0 0 6

ぎ ょうせい) に詳 しい。

参照

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