グローバルコンピューティングに関する研究
〜Globus Toolkitの導入〜
(平成14年12月26日 原稿受付)
電気工学専攻伊藤光祐
工学研究科小出洋
Reserch for global computing
〜Globus Tbolkit introduction〜
by Kousuke ITOU Hiroshi KOIDE
Abstract
The authors installed a global computing environment by using Globus Toolkit. Globus Tbolkit is a toolkit which offers various core services needed for the software in廿astnlcture of global computing. However we have to process many steps to install Globus Tbolkit. It is especially di伍cult to introduce the toolkit to a platfo㎜which has not been supponed. The authors introduced Globus Toolkit to new platfo㎜s, FreeBSD 4.6.2R and Solads 9, to built a global computing environment. The authors show the details of poning the toolkit to each platfo㎝.
フォームでの利用は導入が困難になると考えられる.現
1はじめに 行のGl。b。、 T。。1h,2.2のリリ_スノ_トによると公式}こ
近年,広く分散配置されている計算機資源を用いて分 動作が確認されているのは下記のプラットフォームであ 散計算を行うグローバルコンピューティングに関する研 る(2).
究が盛んに行われている(D.グローバルコンピューティ ●Linux Kemel 2.x, Intel x86
ングは広域ネットワーク上に存在する計算機資源を用い ●Linux Kemel 2.4, Intel IA−64(Itanium)
て大規模処理を実現するものである.ここで,グローバ ●IRIX 6.5, MIPS ルコンピューティング環境の構築に必要な基本的なサー ●Solaris 7, UltraSPARC ビスを提供するツール群としてGlobus Projectによって ●Solaris 8, UltraSPARC 開発されたGlobus Toolkitが配布されている(2). Globus ●AIX 5.1
Toolkitはグローバルコンピューティングのための資源管 ●HP Tru645.1
理機構ユーザ認証,通信ライブラリなどの基本的なサー しかし,本研究室の計算機には主にFreeBSDを採用して ビスを提供しており,グローバルコンピューティングシ おり,現在もさまざま用途に使用している.そのため既 ステムのソフトウェアインフラストラクチャを構成する 存のシステムのままGlobus Toolkitをインストールする 要素として事実上の標準となっている. 必要があった.そこで今回は公式に動作が確認されてい しかしながら,グローバルコンピューティング自体が ないプラットフォームへのポーティングとして,Globus 大規模であるため,計算機へのインストール,証明書へ Tbolkitを複数の異なるプラットフォームへのインストー の署名要求,提供されている機能の把握など,それを構 ルを行い,その動作を確認した.
築するためのGlobus Tbolkitも実際に使用するまでには, 今回,実際にGlobus TooUdt 2.2をインストールしたプ 前準備がいろいろ必要である.特に証明書への署名に関 ラットフォームは下記のとおりである.
しては,セキュリティの面から一つの認証局からの署名 ●Redhat Linux 8.0, Intel x86 は原則として一度しか受けられないようになっており, ●FreeBSD 4.6.2−Release, Intel x86
しっかりと手順を把握した上で認証を受けるべきであ ●Solaris 9, SPARC
る.また,公式に動作が確認されていないプラット Linuxはすでに動作が確認されているため,そのLinux
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でのインストール手順やGlobus Tbol㎞tの動作をもとに 2.2通信
FreeBSDとSolaris 9へのインストールも行った.インス Globus Tbolkitの通信サービスはNexus通信ライブラリ トールはすべてバイナリを使用した. によって提供される.低レベルな通信APIを定義し,
Linuxについては全く問題なくインストールでき,そ メッセージパッシングやリモートプロシージャコールな の動作も確認できた.Solaris 9についてはバージョンこ どの高レベルなプログラミングモデルをサポートするた そ異なるが,Solaris 8用のバイナリを用いてインストー めに用いられる.メタコンピューティングのための通信 ルすることができた.また,FreeBSDについても多少の として,さまざまな通信プロトコルや通信方法をサポー 操作が必要であったがLinux用のバイナリでインストー トしている.
ルできることを確認した.
本稿ではGlobus Toolkit 2.2の具体的なインストール方 23情報
法を示しながら,導入手順を追っていき,正常にインス 情報サービス部分はGlobus Meta−computing Directory トールできているかを確認する. Service(MDS)が担当する. MDSはアーキテクチャタ イプ,OS,メモリ,ネットワーク帯域,利用可能な通信
2Gl伽s T。dkit プ゜トコル・IPアドレスとネットワークテクノ゜ジと
マッピングなどの情報を保持している.MDSは計算機 Globus TbolkitはGlobus Pr(jectにより作成された,グ 資源の構造や状態に関する情報を発見,公開したりそれ ローバルコンピューティングに必要とされるサービスの らの情報にアクセスするためのツールやAPIを提供す ッール群である⑥.グローバルコンピューティング環境 る.
を構築するためには,ユーザ認証,通信,リモートでの
プロセス生成,情報管理などの技術が必要となる. 24 セキュリティ
Globus Tbolkitが提供するサービスを表1に示す. Globus セキュリティには認証,承認,プライバシーなど様々 Tbolkitが提供するサービスは必要に応じて個別に利用す な要素があるが, Globus Tbolkitは認証のためのツールと ることができるようになっており,Globus Tbolkitを用い してGlobus Security Infrastructure(GSI)を提供している.
て上位のレベルのシステムを構築することが可能になっ Globus Tbolkitではユーザは計算に際し1度だけ認証を ている.ジョブの起動やセキュリティにGlobus Toolkitの 行い,そのときにプロセスがユーザに代わって資源を獲 サービスを用いて実装されたMPICH−Gがあり,異なる 得できるように証明書が発行される.各サイトのさまざ アーキテクチャ間でのMPIアプリケーションの実行も まな認証システムに対応できるようにGlobus IDとロー 可能にしている. カルユーザIDとの対応付けを行うようになっている.
次節よりGlobus Toolkitのサービスについて説明する
が,参考文献1の解説が非常にわかりやすくまとめてあ 25 Gbbusの使用例
るのでそのまま引用する. 次に,Globus Tbolkitの動作の仕組みを遠隔の計算機 資源上でジョブを実行するためのコマンドである 21資源管理 globusrunを例にとりGlobus Tbolkitのツール群がどのよ Globus Resource Allocation Manager(GRAM)は計算機 うに機能して実際に動作するのかを,図1を用いて順番 資源(プロセッサ)管理のための機構を提供する.GRAM に説明していく.
はfork, LSFやCondorなど,プロセス生成,管理の方法
に応じた型(manager type)を持つ.計算サーバは1つ以 (1)globusrunコマンドは図1に示されている形式で実 上のGRAMを提供し,各GRAMごとにクライアントか 行する. Gcitest. etl. go. jp−forkはジョブを投げる相
らの計算要求を受け付けるサーバプロセスである 手(GRAM)の名前であり,最後の引数は実行ファ gatekeeperをデーモンとして稼働させる.例えば, fork型 イルおよび引数をRSL(Resource Speci行cation とLSF型の2つのGRAMを提供する計算サーバの場合, Language)と呼ばれる方法に従って記述したもので 2つのgatekeeperがサーバプロセスとして稼働すること ある.
になる.fork gatekeeperにクライアントからジョブ要求が (2)globusmnコマンドはMDSのエントリを検索し,
届くとfork関数を使ってgatekeeperが動作するホスト上 gcitest. et1. go. jp−forkというGRAMに対するサービ でプロセスが生成され,LFS gatekeeperにクライアントか ス要求を受け付けるgatekeeperのDN(Directory
らジョブ要求が届くとLFSのbsubコマンドを使って Name)を獲得する.獲得されるDNは図に示されて
ジョブキューに投入し,LSFのスケジューリングに応じ いるような 遠citest. etl. go. jp:754:!C−US!0=Globus/
ていずれかのホスト上でジョブが実行される. 0=Electrotechnical Laboratory!CN=gcitest. etl. go. jp−
fork といったものであり,gatekeeperのホスト名や
表1−Globus coreサービス
サービス 名 前 概 要
資源管理 GRAM リソースの割り当ておよびプロセスの生成 通信 Nexus UnicasVMulticast通信サービス
情報 MDS システムの構造および状態に関する情報へのアクセス セキュリティ GSI 認証などのセキュリティサービス
状態管理
HBM
システムの状況サービス遠隔データアクセス GASS データへのリモートアクセスサービス
実行ファイル管理 GEM 実行ファイルの構築,キャッシングおよび配置
CL旧NT:
%gl◎busrun−s−r gcitest・etl・goJpイork、 (1)
&(executable=!binメlsHarguments=−al!usr)
J・bRequest(3) re uest re l(6)cancel re uest
Gatekeeper
(gcitestetLgojp−fork)
(4) Job Manager
Seheduler Spec臨 Plug悟
gatekeepeピs DN: (5)
goitest.etLgo4p:7541/C=US∫O=Gbbus〜
CN=9Cltest斑1.9α▲Pイ◎rk
図1−globusrun実行の様子(参考文献1より引用)
ポート番号が含まれている. を使ってジョブプロセスを生成し,LSF型のGRAM
(3)獲得されたDNを用いてgatekeeperにジョブの要求 の場合はLSFのbsubコマンドを呼び出す.
を送信すると,gatekeeperはパスワードの入力を求 (5)クライアントとjob managerの間ではジョブ送信成 めて認証を行う. 功/失敗の通知や,ジョブの取得要求などのやりと
(4)job managerはGRAMごとに設定されたファイルを りが行われる. Job managerは生成したプロセスの 読み込んで,各GRAMに応じた方針でジョブを生 実行が終了するまで,クライアントとジョブプロセ 成する.例えばfork型のGRAMの場合はfrok関数 スとの仲介を行う.ジョブプロセスの出力等は
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GASSを介してクライアント側の出力に送られる.
3.2 GPT2.2のインストール
このようにGlobus Tbolkitが提供するさまざまなツー http:〃wwwglobus.org/gt2.21download.htmlのダウンロー ルを利用することでリモート資源でのジョブの実行が可 ドページからGPT2.2のtarballをダウンロードしてくる.
能となっている. あとはダウンロードしてきたGPTのtarballを展開し
built_gpt を実行すればよい.
3 Globus Toolkit22のインストール 》ヒar z】wf gp七一2.2.2一訂e.taτ.gz > cd g・七一2●2●2
インストール方法は大きく2通りで,ソースからイン 〉./build_gp七 ストールする方法とバイナリからインストールする方法
がある(3).いずれの場合も最初にGrid Packaging Tbols ここで,今回使用したFreeBSDにおいて環境変数
(GPT)をインストールする必要がある. GPTはGlobus GPT_LOCArIONに1usr/10cal!globusを指定したにもかか Tbolkitをインストールするのに必要なパッケージツール わらずGPTを1usr/globusにインストールしようとするエ
を提供している.今回Globus Toolkitをインストールし ラーが出たため,新たに/usr以下にglobusというディレ た計算機のOSはRedhat Linux8.0, Solaris 9/SPARC, クトリを作成しGPT_LOCArIONも1usr/globusに変更し FreeBSD4.6.2−Releaseであり,すべてバイナリからイン た.この後 buik_gpt を実行したところうまくGPTを ストールを行った.Solaris 9とFreeBSDのバイナリは配 インストールすることができた.また, Solans 9につい 布されていないがSolaris 9についてはSolans 8用のバイ ては当初,ベンダーccが載っておらず, Cコンパイラに ナリを使用した.またFreeBSDについては, Linuxエ gccを使用してコンパイルしようとしていたが,うまく ミュレータが開発されておりLinux用のバイナリが動作 GPTがインストールできなかったため結局, Sun する可能性が高いことからLinux用のバイナリを使用し WorkShop 6 C CompilerをインストールしてからGPTを た.以降Globus Toolkit2.2のインストール手順を示す. インストールした.
3.1インストール環境設定 3.3Binary Bundleのインストール
まずGlobusをインストールするためのユーザアカウ ダウンロードページからLinux用のバイナリとSolaris ントとインストールディレクトリを作成する.ユーザア 用のバイナリをダウンロードする.Resource
カウントはglobus用のアカウントを新たに作成しても, Management, Infomation Services, Data Managementのす 既存アカウントでもよい.しかしrootでのインストール ベてについてClient, Server, SDKが提供されている.
は避ける.フルインストールした際のサイズは90メガ程 クライアントとしてのみ使用する場合はClientの 度になるため空き容量が十分あるところにインストール bundle,サーバとしてのみ使用する場合はServerの する. bundle, SDKのbundleはpre−built, platfonn speci恥, client 次に環境変数を設定する.環境変数はGlobusをイン とserverのライブラリやヘッダ含む.また, MPICH−G 2 ストールするディレクトリを指定するための などのアプリケーションをコンパイルするつもりなら GLoBus_LocArIoNとGPTをインストールするディレ sDKを導入する必要がある.
クトリを指定するGPT_LOCArIONである. GPT2.2をインストールしたLinuxやSolarisの計算機 c⑨h系 であればバイナリからインストールは gpt−install によ り容易に行える.
8●ヒ●皿▼ G工ρBU8_L◎Clk璽工ON <g10bu8_1n8セa11_d1エ》
8●t●nv GPT_LOCjWT工ON <卯七_in8ta11_dir》
》 SGPT_L㏄ハ肥工ON!8bin/gp七一iロg七a11 ¥
一一一一一一一一一一一一一一}一一一 一一}}…一〕ぶ一 一一一一@ ⊥一一一一一 一一一一一一 一 σ10】bu6−da七aL・一㎜O●m●互t−elig冗1七一2●2・2−i686−pc−
bash系 1i江眠一胆u−bi江.tar.gz
●率p◎rt GLOBUS_LO(汲肥工ON=<globu6_1n8ta11_diτ》
また,FreeB SDについてもこの時点では上記のコマン●ロqp◎工t GP「r_】LO㎝!r工ON=〈gpt_1]江8七a11_d1虻〉
ドにより何の問題もなくインストールできてしまう.し GlobusτbolkitとGm は異なるディレクトリにインス かし,実際にGlobusのコマンドを実行する段階になると トールすることが推奨されている.今回インストールし 共有ライブラリのOS/ABIの不一致によりエラーが起こ た際はGlobus TbolkitとGPrを同じディレクトリ る.ここからのインストール作業はCコンパイラにLinux
(1usr/10ca〃globus)にインストールした. Solaris 9の計算 用のgccを用いることでこのエラーを回避できる.
機については/usrnocal以下に十分な容量が確保できな FreeBSDにlinux_devtools及びlinux_glxをインストール かったため/export!Globus2_2にインストールした. しておく. Linux gccは/usr!compaもqinux/usr/bin!gccであ
る.環境変数CCをLinux gccに変更する. うため,この時点での設定変更は行っていない.以上で Globus Tbolkitのインストールは終了である。
最後にもう一度,FreeBSDにインストールする際の手
》 8●セ●n▼ ㏄ /U9エ!compa七!1inUX/U8r/bin/9CC
順についてまとめておく.
■G凹「はFreeBSDのgccでインストールする.
あとは通常通りどpt−instalfですべてのbundleをインス ■最初に設定したGI汀_LOCArIONは無視されるので トールすればよい. 一度 build_gpt を実行した後,ツールに合わせる.
次にGlobus Toolkitのコマンドへのpathなどの環境設 ■Bundleのインストールの前に環境変数CCをLinux 定をする. gcc(/usr/compa仰inux/usr!bin/gcc)に変更.先に,Linux
csh系 エミュレータ(linux_base), linux_devtools及び linux_glxをインストールしておく必要がある.
80urco S GLOBUS_㎜丁工ONノ●tc!gldbu8−u8●r−onv.c8h
4 インストールの確認 sh系
Globus Toolkitを実際に使用するには証明書
.$G】白oBus_1ρc却工oN!●七c/globu8−u8●r−●w・8h (ceHi丘cate)が必要になる. Globus Toolkit2.2には以下の 3種類の証明書(certi負cate)がある.
gpt−postinstall によりGlobus Toolkitをローカライズす 1.User certi6cate る. 2.Host certificate 3.LDAP certificate
GRAMやGridFrPを使う際にはHost certi6cateが必要に
>SGPU⊇エ゜N18b n/卯t−P°⊇8ta11 @ なり, MDSを使う際}まLDAP ceHi五ca、。が必要である.
これらの認証を受けるためには基本的にはGlobusCA また,いくつかのSDK bundleをインストールした場合は (ca@globus.org)に対してberti恥ateへの署名を要求する.
以下のコマンドを実行し,他のSDK bundleと依存のある また,HostとLDAP certi6cateについては正常に逆引きで ヘッダファイルを取得する必要がある. きるホストでなければならない.今回は動作確認が目的 であったのでcertificateへ署名する権限を得るために Globus simpleCA Packageを使用した(4x5).Globus simpleCA
> $GPT_㎜丁工ON/8bi11/gpt−bulld 《flavor> −no8rc
Packageは,テスト目的や,少人数でGlobus Toolkitを使 用する場合などの小規模での利用を目的としてリリース
<flavor>にはgcc32dbgを指定した. されたスクリプトである. Globus simpleCA Packageを利 用することで独自にCAを立ち上げる際の手順が簡略化
3.4C㎝Wguring Yoαlnstallati㎝ される.次にsimpleCAによるCA局の立ち上げる手順に 最後にインストール後の設定を行う.次に実行する ついて説明する.また簡単のためCAを立ち上げるボス setup−gsi によりGlobusが使用しているセキュリティソ トをHostO1としCAでない他のホストをHostO2とする.
フトウェアであるGSI(Grid Security Infrastructure)が用 simpleCAのインストールはダウンロードページより いるホストのセキュリティ情報がセットされる.このセ simpleCAのbundleをダウンロードしてきた後に,下記の キュリティ情報は1etc/grid−securityディレクトリ以下に コマンドを実行するだけである.
インストールされるためroot権限で実行する必要があ
る. 》SGPT_LOCM1エON/8biロ!σP七一㎞ild審 Globu8_8 imp1●_ca_bu:1d1●−1a七●8セ・七ar・92
〉 $GLOBUS_LO(ユ!P工ON!8e七up!globu8/5eセup−g8 i
〉 $GPT_LOC」A思工ON18b工11/gpヒーpo8tiロgta11
もしroot権限を持っていない場合は −nonroot オプショ
ンをつけて実行することで$GLOBUS_LOCArION/etcに とくに設定を変更しなければ次のような独自のCAが インストールされる. setup−gsi の実行で特に設定を変 HostO1で立ち上げられる.
更しなければ,Globusの認証局を使用する設定になる.
今回はGlobus simpleCA Packageによる認証局の構築を行
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!O=Grld!OU=Globug田●8セ!OU=g土ロp1●C」L一くHogセ㎜〉 》 ■GLOBσ9_L◎CA肥工ON/bi江1g1置d−ca一書ig鳳 ¥
−iロu8●τc 9τヒ_r●qu●8t.pem −out u80r_8 ig玖●d.P●孤
simpleCAでCAを立ち上げた場合, simpleCAをインス −in のあとにHostO2から受け取ったファイルを指定す トールしたユーザの $HOME/.globus/simpleCA ディレ る. −out には署名したあとのファイルを指定する.実 クトリにパッケージファイルglobus_simple_ca_[CA一 際には $HOME/.globus/simpleCAlnewcerts にも署名し HASHLsetup. tar gzが生成されている.このパッケージ たファイルが保存される.署名したあとのファイルを ファイルをHostO2で実行することで, HostO1のCAの情 HostO2に送り, HostO2はHostO1から受け取ったファイル 報がインストールされる.この情報がインストールされ を $HOME/.globs/usercert.pem にコピーする.この一 たホストにおいて発行された認証要求に対してHostO1 連の作業によりHostO2はHostO1から認証を受けたこと は署名することができる.HostO2での作業は下記の通り になる.
である. User Certificateを得たところでGlobus Toolkitのインス ●globus_simple_ca_[CA−HASH]_setup.targzパッケー トールのテストができる.
ジファイルをHostO1から取ってくる ●ユーザプロクシの作成とgatekeeperの起動 ●以下のコマンドを実行
> 6GP乎_LO(コ」丁工ON!8bin/gpセーbulldl畜
910bu 8_81π●1●_ca_【(コL−HムSH]■8●tup−0.9.tar.σz
>9τid−pro野一iniヒ
》 globu8−p●エ80na1一σat●k●白per −8七azt
〉 $GPT_LOC盈思工ON/8b1ロ/gpt−po8ti江8ta11
hostname:4589:/O=Grid!OU=Globus/CN=Name のような
出力が得られるのでその文字を以下のコマンドの
<contact>に入れて実行する.
〉$GLOBUS_LOC社工ON!8●セup 1冨
910㎞8_8⊥E珂P1●_ca_[GA−HJLSH 1_8●セup/8●七up−98i
> 910㎞8τU江 一〇 一工 くconヒact》 宴
、&(oxgcutablo=ノbin!dat●)
最後の setup−gsi はrootで実行する必要があるが, root 普通に data コマンドを打ったときの出力が得られれ 権限を持っていない場合は −nonroot オプションを付加 ば成功である.最後にgatekeeperを止め,プロクシを削
して実行すればよい. 除する.
ここまでで,HostO2にHostO1のCAの情報がセットさ 一一一一一 一…一一一一一…一一一一一一一.・_一一一一…
れたことになる.次にHostO2においてUser certincateリ >globu8−p。r80朋L1−ga七〇ko●por_killa11 クエストを発行する.リクエストの発行はglobus用のア 〉σ「1d−P「oxy−d●8七「oy
カウントやrootアカウントではなく一般ユーザのアカウ
ントで行う. ただし,このverifyも正常に逆引き可能なホストでな ければ globusrun でホストを見つけられず失敗する.
》SGLo8u5_Lo(澱エoN/b1江ノgr土d−c●☆−r●qu倫8t¥ 図2は実際にGlobus Toolkit2.2をインストールした 一c江 u8°エNamo 一£oエc●−ca c』脚H @ FreeBSDマシンで実行したときの画面である.実行させ たコマンドは uname−a であることから,正常に出力 ここでの −force オプションは同一ホスト上で2回目以 が得られたことがわかる.実行に失敗した際は各種工 降, grid−cert−request を実行する際に元のcertincateファ ラーコードが返される.
イルを上書きするためのものである.また −ca のあと の CA−HASH を指定することでHostO1に対してのリ
クエストを生成することになる.U、e, ceni』t,ファイ 5おわりに
ルは $HOME/.globus に生成される.このうちの 既存のシステムを利用してGrid環境を構築する必要 usercert_request.pem をHostO1に送る. 性から,公式には動作確認がされていなかったFreeBSD HostO1はHostO2から受け取った usercert」equest.pem とSolaris 9へのGlobus Tbolkit2.2のインストールを行
に次のコマンドで署名することができる. い,動作を確認しその手順を詳細に報告した.これによ り現在,動作が確認されていないプラットホームにおい てもGlobus Tbolkitを動作させることが可能であること
> gpid−pro×』1−init
Your id白n七it9‡ /0=〔〕r・id/OU=〔i lobusTest/OU=simp leC白一』}spc22◆cs.comp◆k』lu七ech◆ac◆JP/OU=cs◆comp◆k』lu七ech◆ac◆
Jp/0卜1=ITOU
Enter・〔択ID pass phrase foP 七h is i〔★∋n七i七U‡
Cr・eating proxU ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆.◆◆.◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆. Done
Y口ur pr㍉oHg is valid unti1; Fri Dec 27 07:41‡58 2002
> globus−personal−gatekeeper −start
GR∩H con七ac七: 』{spc22◆cs◆comp◆k」lu七ech◆ac.jp‡1157‡ノ0=Gr・id/〔]U=GlobusTest/OU=simpleC臼一』lspc22◆cs◆comp◆k」lu 七ech◆ac・JP/OU=cs◆comp◆kuutech◆ac.JP/CN=工TOU
> 910busrun −o −r 」jspc22◆cs.comp◆k』目」七ech.ac.JP:1157:/0=Gr・id/OU={]lobusTes七/OU=s impleC臼一」{spc22・cs・com p◆k』jutech◆ac.jp/OU=cs◆c口mp.kUu七ech◆∈lc.Jp〆Cト1=IT[IU I &(eHecu七able=/usr/bin/uname)(apgumen七s= −a II)
Fr鴫∋eBSD』lspc22.cs◆comp◆k」lutech◆ac.JP 4。6◆2一只ELE白SE FreeBSD 4◆6。2−RELE白SE 90: 』led白ug 14 21‡23:26 GHT 2002 murraU@bullder.freebsdmall.com‡/usr/src/sUs/compile/GENERエC↓386
1i{{㍑::1㌶:;;…at;1護:,;1;;織U。七。。h.白c.」p‡1、57,/。.G。id/。U。G、。b。。T。、t/・U・si,P・。CR−U。p,22.c。.。
omp◆k」lutech◆ac。JP/OU=cs◆cロ田P◆k』lu七ech◆ac.jp/CN=工TOU I
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図2−Testing GRAM実行画面
ケーションとはどんなものであるか,そしてGridコン 鱗 ピューティング環境における有効なスケジューリング手 声豫 法とはどんなもであるかなどを考えていく.
参考文献
超『・籏ぱ 、 (1)田中 良夫,平野 基孝,佐藤 三久,中田 秀基,関口 智 嗣:Globusを用いたグローバルコンピューティング環境の構 一、、、 、 築とその評価,研究報告「システムソフトウェアとオペレー ・ ティング・システム」アブストラクト No.081−Ol3(2001).
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図3−APG・id接続イメージ (5)麟1蒜㌫灘蒜館hh⌒ 輌妙
(6)小阪 隆浩:グローバルコンピューティングーCondorと Globus Toolkitの紹介一, PCクラスタ超入門2000,(2㎜)
が確認できた.コンピューティング環境が大規模である (7)Ap Gdd, http 〃wwMpgdd.org/
ためGlobus Tbolkitも実際に使いだすまでが大変である と考えられる.今回はGlobus simpleCA Packageにより構 築したCAでのユーザ認証であったため実際のGndコン ピューティングを実感することはできなかったが,正常 にインストールが完了していることが確認できたため GlobusCA局から認証を受ければすぐにでもGdd環境を 構築できる状態になったと考えられる.
これから九工大ノードの取りまとめからAP Grid(7)へ の接続という流れで,Globus Toolkitを用いて図3のよう に多数の計算機資源が使用できるようになる予定であ る.今後は,実際にGlobus Toolkitの各種サービスを利 用する上でどのような問題点があるのか,あるいは大規 模なGridコンピューティング環境を活かせるアプリ