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彙報

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Academic year: 2021

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奈良教育大学学術リポジトリNEAR

彙報

雑誌名 高円史学

23

ページ 67‑70

発行年 2007‑10‑01

URL http://hdl.handle.net/10105/8848

(2)

歴史学研究室便日ソ

昨年号のこの欄では学部改組のことを書いた︒続いて今

年度は大学院改組である︒既存の大学院とは別物として設

本学では大学院教育学研究科の中に︑既存の修士課程に加

え専門職学位課程を置くという形で進められようとしてい

る ︵本誌が読者の元に届く頃には︑その可否も判然として

いよう︶︒専門職学位課程の学生定員を確保するため︑定

員の純増が難しい中︑既存修士課程の定員を供出すること

になり︑社会科教育は現在の六名から三ないし四名に削減

されることになった︒いわゆる教職大学院の問題性につい

ては︑例えば﹃世界﹄六月号掲載の佐久間亜紀氏︵上越教

育大︶ ﹁誰のための ﹁教職大学院﹂なのか﹂が簡明に指摘

している︒ここで指摘されている問題性については︑私も

大学院改革に関してではないが︑切実に感じる場面が増え

それにしても︑﹁改革﹂といえば︑政治・経済はもちろ んのこと︑大学のあり方までアメリカに見習えとなるのは

どういうことだろうか︒大学の歴史は圧倒的にヨーロッパ

のそれが長い︒もちろんそこにも克服すべき課題はあるの

だろうが︑日本で大学改革というとき︑およそヨーロッパ

の大学のあり方など見向きもされないのは不思議でならな

い︒では︑ヨーロッパの大学はアメリカの大学に比べて︑

学問的・知的に劣っているのだろうか︒そんなことはない

だろう︒制度がどう変わろうと︑研究・教育の中身をしっ

かりやっていればよいという向きもあるかも知れない︒し かし︑それがどこまで通用するのだろうという危機感をい だかざるを得ないほど︑大学は激しく変えられようとして

いるといって過言ではない︒

そんな時︑わたしたちとしてはたいへん残念なことをお

知らせしなければならない︒本学教授本城正徳先生には︑

ご健康上の理由により︑本年度をもってご退職されること

67

(3)

となった︒このことをうかがったとき︑私としては足下の

大地が崩れるような衝撃を受けた︒が︑先生のご健康のた

めとあれば致し方ない︒ついては︑本誌次号を本城先生の

ご退職記念号としたく︑皆さまのご寄稿をお待ちする次第

求めて−﹂ です︒学校とは何をするところなのかが問われ

ています︒社会科部の四人は︑次の授業・発表をします︒

本年度の三年生以上の歴史学専攻生は二名︵日本史九

名︑西洋史二名︶︑大学院生は二名︵いずれも日本史︶ で

櫻本豊己

信田和則

林  検

車窪寿弥

三年﹁いねとくらし﹂

四年﹁奈良盆地の米づくりと水﹂

五年﹁日本の工業﹂

六年﹁アジア太平洋戦争﹂

便

今年度の人事異動で倉持祐二さんが退職され︑京都橘大

学に移られました︒新しい職場での倉持さんのご活躍を期

待しています︒また︑林綾さんが社会科部に所属すること

今年一一月一七日︵土︶ に第三六回教育研究会を開催し

ます︒研究主題は﹁みんなの学校−教えと学びの公共性を 櫻本 学力を考える中学年分科会で︑地域に見られる米

づくりの姿を通して︑社会認識をどのように培っ

ていくかを提案します︒

附属中学校便り

改憲論議がやかましく聞かれる車︑憲法施行六〇周年の

夏を迎え︑真の﹁平和﹂を実現するための﹁憲法の重要性﹂

をあらためて考えさせられています︒戦後の精神の両論と

(4)

してあった﹁憲法﹂と﹁教育基本法﹂︒その ﹁教育基本法﹂

は改められ︑ますます教育現場には競争原理が浸透し︑子

どもたちの世界でもつながりを失って孤立化する傾向に拍

車がかかっています︒

附属中も例外ではありません︒そんな中にあって社会科

が果たすべき任務はさらに重要性を増しています︒学校づ

くりのなかで︑社会科が中心となって︑民主主義を定着さ

せ︑発展させていくこと︒このことにおわりはありません︒

頑張っていきたいとおもいます︒

よりよい社会の実現をめざし︑未来に大きな展望を描く

ために︑いま﹁持続可能性﹂をキーワードに附属中では研

究をすすめています︒社会科では︑世界遺産教育の分野か

ら︑持続可能な社会のための価値観形成について︑その教

育内容や学習方法についての考察をすすめています︒この

研究の成果は︑今秋の教育研究会で公開授業・発表として

示していければと考えています︒

摂関政治と母后

大学院  鬼平 可奈氏

﹁戦時下における畜犬の献納・供出運動﹂

を教材化する

附属小学校  倉持 祐二氏

摂関政治研究の課題

教育学部  今  正秀氏

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卒業論文題目 ︵二〇〇六年度︶

倉橋めぐみ

児島 有希

田淵 温子 近世信濃国における庶民教育近江浅井氏の領国支配

律令国家による調庸収奪

−調塩・調庸布二局級織物の生産過程に

(5)

中野 克哉

自前 圭啓

村上  暢 迫るー平氏政権と瀬戸内諸国織田政権と室町幕府

戦国大名武田氏の領国支配

−国人領主との関係においてー

西

大佐 菜代

松本  真 パレスチナ問題の史的考察

アメリカ南北戦争後の再建の歴史

修士論文題目︵二〇〇六年度︶

鬼平 可奈  摂関政治と母后

原稿の募集について

誌面をより豊かにするため︑会員の皆様の寄稿を

お待ちしております︒歴史学・歴史教育に関する論

文︑歴史教育に関する実践報告等を︑四〇〇字詰原

稿用紙換算で三〇枚以内︵原則として註・図・表等

も含む︶ にまとめ︑奈良教育大学歴史学研究室宛に

﹁高円史学原稿﹂と記してお送り下さい︒ワープロ原

稿で投稿される場合は︑採用時に原稿のフロッピー

等メディアも提出して頂ければ幸いです︒

参照

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