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常陸太田市都市計画マスタープラン(案)

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(1)

常陸太田市都市計画マスタープラン

(案)

(2)

序章 「都市計画マスタープラン」について... 1

第1章 市民アンケート・中高校生アンケート調査状況 ... 7

1−1 市民アンケートのまとめ ... 7

1−2 中高校生アンケートのまとめ ... 11

第2章 都市の課題と将来像 ... 13

2−1 都市づくりの課題 ... 13

2−2 まちづくりの将来像 ... 16

2−3 まちづくりの目標 ... 17

2−4 将来の都市構造... 21

2−5 人口・産業フレーム ... 28

第3章 土地利用方針 ... 32

3−1 土地利用の課題... 32

3−2 土地利用方針 ... 33

第4章 交通施設の整備方針 ... 37

4−1 交通施設の課題... 37

4−2 交通施設の整備方針 ... 38

第5章 「水と緑」の整備方針 ... 43

5−1 公園・緑地等の課題 ... 43

5−2 公園・緑地等の整備方針 ... 44

第6章 都市景観の整備方針 ... 48

6−1 都市景観の課題... 48

6−2 都市景観形成方針 ... 49

6−3 都市景観の重点地区 ... 52

第7章 防災・防犯の整備方針 ... 53

7−1 防災・防犯の課題 ... 53

7−2 防災・防犯まちづくりの方針 ... 55

第8章 市民参画・協働のまちづくり ... 58

8−1 市民参画の課題... 58

8−2 市民参画・協働のまちづくりの方針 ... 59

第9章 整備方針のまとめ... 60

(3)

序章

「都市計画マスタープラン」について

(1)

マスタープラン見直しの背景と目的

常陸太田市都市計画マスタープランは、平成17年3月に都市計画法第18条の2に 基づき策定し、将来の土地利用や都市計画の決定と、その実現を目指した様々な都市 計画事業を推進する根拠となってきました。

しかしながら、計画策定中から国道 349号バイパス沿道においては、将来の都市的 土地利用の実現に向けて課題が指摘されておりました。前回の都市計画マスタープラ ンでは、将来見通しが確定的でないことから諸条件が整った段階で、実現に向けた検 討を図るものとしてきておりましたが、常陸太田市の優れた立地条件や社会経済情勢 の変化により商業需要が高まっており、より一層の民間活力を適正に誘導する必要が 求められております。

一方、市は第5次総合計画を平成18年12月に策定し、賑わいのある魅力的な商店 街や店がある空間づくりや、主要幹線沿道の都市計画的な土地利用を進めることとい たしました。

また、国においては、平成18年5月に都市計画法の一部を見直して大規模集客施設 の立地を制限し、都市計画の手続きを通じて適正な立地を図ることとしました。さら に、茨城県においても、「大規模な集客施設の立地に係る都市計画指針」が平成 19年

11月に施行されたところであります。

現在、市は常陸太田駅周辺で市のシンボル的な地区へ更新していくための整備を進 めております。また、金砂郷地区の一部の区域においては、現在進展している住宅開 発が適切に行われるよう準都市計画区域の指定を行いました。

これらを背景として、総合計画や現在の都市計画マスタープランの検証を行いつつ、 近年の社会経済情勢の変化等を踏まえながら、土地利用や都市施設整備についての検 討を加えて、より実効性のあるまちづくり計画としての改訂を行います。

参考)都市計画法第18条の2

市町村は、議会の議決を経て定められた当該市町村の建設に関する基本構想並びに 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針に即し、当該市町村の都市計画に関する基 本的な方針(以下この条において「基本方針」という。)を定めるものとする。 2 市町村は、基本方針を定めようとするときは、あらかじめ、公聴会の開催等住民

の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする。

3 市町村は、基本方針を定めたときは、遅滞なく、これを公表するとともに、都道 府県知事に通知しなければならない。

(4)

(2)都市計画マスタープランの位置づけ

都市計画マスタープランは、都市計画法第18条の2に位置づけられた「当該市町 村の都市計画に関する基本的な方針」であり、地域地区、都市施設、市街地開発事 業などの、個別具体の都市計画を運用する上での根拠となるマスタープランです。

本マスタープランの内容は、常陸太田市総合計画や茨城県都市計画マスタープラ ン、国土利用計画に即するとともに、都市計画分野以外の計画などと整合するもの です。

地方自治法

茨城県長期 総合計画

常陸太田市 総合計画 (地方自治 法第2条)

都市計画法 都市計画マスタープラン

茨城県都市計画マスタープラン

広域都市計画ブロックマスタープラン

都市計画区域マスタープラン (都市計画法第7条)

国土利用計画法

県の国土利用 計画 (国土利用計 画法第7条)

県の土地利用 基本計画 (国土利用計 画法第9条)

都市計画以 外の分野 (産業・福

祉等)

常陸太田市都市計画 マスタープラン

(都市計画法第18条の2)

市街地整備 基本計画

景観形成 基本計画

各種マス タープラン

個別分野の計画 土地利用・道

路・公園等

都市計画の決 定・変更

事業推進のプロ グラム

具体的なまちづくり事業の展開

即する 即する

連携 整合

国土利用計画 (国土利用計 画法第8条)

(5)

(3)都市計画マスタープランの対象範囲

都市計画マスタープランの対象範囲は、都市計画法によりまちづくりをコント ロールすることが可能な都市計画区域、及び新たに指定する準都市計画区域(金 砂郷地区)とします。常陸太田市の都市計画区域は、日立都市計画区域の一部で あり、常陸太田市域南側の一部 5, 800ha です。また、準都市計画区域は都市計画 区域西側に隣接する広さ約 303ha となっています。

∼都市計画区域∼

都市計画区域は市町村の行政区域にとらわれず、一体の都市として総合的に整 備・開発、及び保全する必要がある区域を県知事が指定するものです。

また、都市計画法上では、農林漁業との健全な調和を図りつつ、健康で文化的 な都市生活と機能的な都市活動を確保するという、都市計画の基本理念を達成す るために、都市計画法や、その他の法令の規制を受けるべき区域と定義されます。

常陸太田市の都市計画区域は、日立市、常陸太田市で構成される「日立都市計 画区域」の一部です。

(6)

∼準都市計画区域(金砂郷地区)∼

都市計画区域外の金砂郷地区の一部の地区においては、農地転用による小規模 な宅地開発による住宅が増えており今後も増加傾向にあります。このため市街化 が進行すると見込まれ、市街化区域のように積極的な整備や開発を行う必要はな いものの、適切な土地利用の誘導を行わないと何らかの支障をきたす恐れがある と考えられることから、土地利用の整序のみを行う目的で、下図の区域を準都市 計画区域に指定し開発の適切な誘導を図ります。

(7)

図4 都市計画マスタープランの対象範囲

(4)マスタープランの目標年次

(8)

(5)マスタープラン見直しの流れ

都 市 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン の 見 直 し に あ た っ て は 、 学 識 経 験 者 及 び 市 民 の 代 表 の 方々によるマスタープラン検討会議として「常陸太田市まちづくりを考える会」を 開催してきました。

また庁内の検討体制としては、検討委員会により検討を進めてきました。

    現況調査 ・都市づくりの現況 ・上位・関連計画の整理   まちづくりの課題

   都市の将来像

・まちづくりの理念と将来像 ・将来の都市構造

・人口・産業フレーム     部門別計画  ・土地利用方針  ・交通施設の整備方針  ・「水と緑」の整備方針  ・教育施設等の整備方針  ・都市景観の整備方針  ・防災・防犯の整備方針  ・市民参加のまちづくり 常陸太田市まちづくりを

考える会 常陸太田市都市計画

マスタープラン 策定委員会 第1回H20. 7. 22

常陸太田市都市計画 マスタープラン

策定委員会

 都市計画マスタープラン  ・原案作成

 ・成案とりまとめ

庁内策定体制 市民参加 都市計画マスタープランの見直し

都市計画審議会諮問

常陸太田市 まちづくりを考える会

第1回H20. 7. 29

(9)

第1章

市民アンケート・中高校生アンケート調査状況

常陸太田市都市計画マスタープラン策定に当たり、市民の皆様のご意見を反映させ るため、一般市民を対象とした市民アンケート調査及び将来の常陸太田市を担う中学 生・高校生を対象とした中高校生アンケート調査を平成 15 年2月に実施しました。

それぞれのアンケート調査の概要は以下の通りです。

1−1 市民アンケートのまとめ

調査対象は、都市計画区域内に在住している満 20 歳以上の男女のうち、無作為層 化抽出により抽出した都市計画区域内人口の約 10%の 3, 100 人です。

回収状況は発送数 3, 100、回収票数 1, 224 であり、回収率は 39. 5%となりました。

(1)常陸太田市の将来像

常陸太田市の将来像については、「子供や高齢者が安心して暮らせる街」が最も 多く、26. 5%となりました。次いで「道路・鉄道が充実し、交通上便利な街」「静 かな自然の中でゆったりと暮らせる街」等となりました。

図1−1 常陸太田市の将来像

26. 5% 12. 8% 12. 5% 10. 4% 9. 4% 9. 1% 7. 6% 6. 7% 1. 4%

0. 0% 5. 0% 10. 0% 15. 0% 20. 0% 25. 0% 30. 0%

子供や高齢者が安心し て暮らせるまち 道路・鉄道が充実し、

交通上便利なまち 静かな自然の中でゆっ

たりと暮らせるまち 商業や工業などの産業

活動が活発なまち

山や川、公園など自然 が豊かなまち

緑が多く、まちなみの 整ったまち 地域の歴史を大切にし 観光地として人の集ま

るまち スポーツやレクリエー ション、文化活動等の 活動が活発なまち 中心市街地に、より人 口を集中させる、コン

(10)

(2)重点的に行うべきこと

身近な地区で重点的に行うべきこととしては、都市基盤整備が最も多く、次いで 防災対策、緑化等となりました。

図1−2 重点的に行うべきこと (3)商業環境のあり方

将来の商業環境については、「国道沿いに車で買い物が便利な店」が最も多く、 次いで「大型店による新たな商業拠点づくり」「身近な商店街の活性化」となりま した。

図1−3 商業環境

34. 2% 31. 3% 12. 3% 6. 3% 5. 3% 4. 1% 2. 7%

0. 0% 5. 0% 10. 0% 15. 0% 20. 0% 25. 0% 30. 0% 35. 0% 40. 0% 現 状 の 宅 地 の 道 路 ・ 公 園 ・

下 水 道 整 備 等 の 基 盤 整 備 を 進 め る べ き 狭 い 道 路 の 拡 幅 や 避 難 場 所 の 確 保 な ど 、 防 災 対 策

を 進 め る べ き 樹 林 や 河 川 環 境 の 保 全 、 公 園 整 備 な ど に よ る 緑 化

を 進 め る べ き 工 場 や 自 動 車 に よ る 騒 音 や 振 動 防 止 な ど 、 公 害 対

策 を 進 め る べ き

宅 地 開 発 を よ り 積 極 的 に 推 進 す る べ き

建 物 の 高 さ 制 限 や 用 途 規 制 を 強 め て 、 現 状 の 居 住

環 境 を 守 る べ き 住 宅 の 色 彩 や 形 態 を 一 部 統 一 す る な ど の 景 観 形 成

を 進 め る べ き

24. 6% 23. 1% 22. 1% 11. 1% 9. 6% 4. 4%

0. 0% 5. 0% 10. 0% 15. 0% 20. 0% 25. 0% 30. 0% 国 道 沿 い に 車 で の 買 い

物 が 便 利 な 店

大 型 店 に よ る 新 た な 商 業 拠 点 づ く り

身 近 な 商 店 街 の 活 性 化

中 心 商 店 街 の 活 性 化  

小 売 店 を 共 同 化 し 、 規 模 を 拡 大 す る

(11)

(4)道路整備のあり方

将来の道路整備を考えたとき、最も多いのは「身近な生活道路の整備」であり、 次いで「交差点改良などの危険箇所の解消」「周辺市町村とを結ぶ国県道の整備」 等となりました。

36. 3% 15. 4% 13. 8% 13. 1% 9. 2% 6. 2%

0. 0% 5. 0% 10. 0% 15. 0% 20. 0% 25. 0% 30. 0% 35. 0% 40. 0% 身 近 な 生 活 道 路 の 整 備

交 差 点 改 良 な ど の 危 険 箇 所 の 解 消 周 辺 市 町 村 と を 結 ぶ 国

県 道 の 整 備 歩 道 の 段 差 解 消 な ど 歩

行 環 境 の 整 備

市 内 の 幹 線 道 路 の 整 備

自 転 車 に よ る 通 行 の 利 便 性 向 上

図1−4 道路整備のあり方 (5)公園整備のあり方

将来の公園整備を考えると、最も多いのは「自然を生かした活動ができる公園 の整備」であり、次いで「スポーツ・レクリエーション活動ができる公園の整備」 「身近に安らげる小さい規模の公園整備」等となりました。

27. 5% 21. 0% 17. 2% 14. 0% 7. 6% 6. 1%

0. 0% 5. 0% 10. 0% 15. 0% 20. 0% 25. 0% 30. 0% 自 然 を 生 か し た 活 動 が

で き る 公 園 の 整 備

ス ポ ー ツ ・ レ ク リ エ ー シ ョ ン 活 動 が で き る 公

園 の 整 備

身 近 に 安 ら げ る 小 さ い 規 模 の 公 園 整 備

史 跡 ・ 文 化 財 を 活 用 し た 公 園 の 整 備

西 山 公 園 の よ う な 比 較 的 大 き な 公 園 の 整 備

街 中 で 休 憩 で き る 小 さ い 空 間 の 整 備

(12)

(6)まちづくりへの興味

まちづくりへの興味は、「興味がある」が最も多く、次いで「どちらとも言えな い」等となりました。「非常に興味がある」「興味がある」の合計で約 50%となりま した。

41. 6%

39. 8%

6. 8%

6. 7%

0. 0% 5. 0% 10. 0% 15. 0% 20. 0% 25. 0% 30. 0% 35. 0% 40. 0% 45. 0% 興 味 あ る      

ど ち ら と も 言 え な い

非 常 に 興 味 あ る    

な い      

(13)

1−2 中高校生アンケートのまとめ

調査は、市内の中学校4校、高校3校の各校第2学年の2クラスを対象に中学 生 256 名、高校生 261 名(抽出率 13. 5%)に調査を行いました。

(1)特に大事だと思うもの

まちづくりの中で特に大事だと思うものは、「買い物の便利さ」「鉄道やバスなど の利用しやすさ」「歩道の歩きやすさ」「自転車の走りやすさ」の順となりました。

図1−7 特に大事なこと

25. 0%

20. 5%

15. 9%

8. 1%

7. 1%

7. 1%

5. 4%

3. 7%

3. 3%

0. 0% 5. 0% 10. 0% 15. 0% 20. 0% 25. 0% 30. 0%

買い物の便利さ   

鉄道やバスなどの利用 しやすさ

歩道の歩きやすさ、自 転車の走りやすさ

スポーツなどができる 大きな公園の利用しや

すさ

自宅周辺での緑の豊か さや日当たり、静かさ

街路樹や生け垣、建物 などのまちなみの美し

身近に遊べる小さな公 園や広場の利用しやす

図書館や文化センター などの利用しやすさ

(14)

(2)常陸太田市の将来像

常陸太田市の将来像については、「大きな店や働く場などがたくさんあるまち」 が最も多く、次いで「山や川、公園などの自然環境に恵まれたまち」「静かで暮ら しやすい住宅が多いまち」の順となりました。

図1−8 常陸太田市の将来像 (3)まちづくりへの参加

まちづくりへの参加は、「誘われれば協力したい」が 35%と最も多く、「進んで協 力したい」とあわせると 50%を超えました。

図1−9 まちづくりへの参加

35. 0%

20. 7%

20. 1%

19. 7%

1. 2%

0. 0% 5. 0% 10. 0% 15. 0% 20. 0% 25. 0% 30. 0% 35. 0% 40. 0% 誘 わ れ れ ば 協 力 し た い

住 み や す い ま ち に し て い く た め 、 進 ん で 協 力

し た い

熱 心 な 人 に 任 せ た い  

わ か ら な い      

協 力 し た く な い      

22. 4% 18. 4% 14. 6% 13. 1% 10. 5% 4. 5% 2. 8%

0. 0% 5. 0% 10. 0% 15. 0% 20. 0% 25. 0% 大 き な 店 や 働 く 場 な ど

が た く さ ん あ る ま ち

山 や 川 , 公 園 な ど の 自 然 環 境 に 恵 ま れ た ま ち

静 か で 暮 ら し や す い 住 宅 が 多 い ま ち 観 光 や イ ベ ン ト な ど に よ り 人 や 情 報 が 集 ま る

ま ち ス ポ ー ツ や レ ク リ エ ー シ ョ ン 活 動 が 盛 ん な ま

地 域 の 歴 史 を 大 切 に し 、 ふ れ あ え る ま ち

(15)

第2章

都市の課題と将来像

2−1 都市づくりの課題

(1)常陸太田市の課題

現況調査及びアンケート調査により、次のような課題があげられます。 ① 合併による市域拡大等に伴う都市構造の再編

平成 16 年 12 月に 1 市1町2村が合併し、福島県境まで接し、県内で最も面積 の広い自治体となりました。都市計画区域外の面積は、都市計画区域の約 5 倍と 大幅に増えたことから、都市計画区域においては市域全体への都市サービスを提 供する機能を強化していく必要があり、商業サービスや行政サービスなどの拠点 となる都市サービスのエリアを広げていく必要があります。

② 少子高齢化への対応

わが国では、世界でも例を見ないほどの急速な高齢化と少子化が進行してお り、常陸太田市においても少子高齢化への対応は大きな課題となっています。 アンケート調査では目指すべき都市の将来像として「子供や高齢者が安心し て暮らせるまち」が最も多くあげられ、少子高齢化対策に対する人々の関心の 高さがうかがわれます。そのため、今後は少子高齢化に対応したまちづくりを 進めていく必要があります。

③ 自然環境の保全と生活の中での緑の活用

常陸太田市の中心市街地は、周辺を山地や農地に囲まれており、豊かな自然 環境が残されています。将来において豊かな生活環境を形成するためにも、こ うした自然環境の保全を図るとともに、市街地内での緑化を進めていく必要が あります。

④ 都市基盤施設の整備

道路や公園などの都市基盤施設に関しては、近隣市町村と結ぶ幹線道路など の整備が進められています。しかし市街地内の生活道路や歩道の整備、比較的 規模の大きな公園の整備などは遅れていることから、安全で快適な生活環境を 実現する上で、都市基盤施設の計画的な整備を進める必要があります。

(16)

⑤ 産業(買い物・働く場等)の振興

住宅地の規模と比較して、買い物をする場や働く場が不足しており、アンケ ート調査でも、特に常陸太田市の未来を担う中高生が問題意識を持っています。

まちに活力を与え、若い人が将来の常陸太田市で安心して暮らしていくため には、商業・業務などの産業振興をより一層図る必要があります。

⑥ 観光・レクリエーション機能の充実

成熟社会を迎え、個人の自由時間の増大により、観光・レクリエーション需 要が高まり、スポーツやレクリエーションを、気軽に楽しむことのできる環境 づくりが求められています。

また、常陸太田市は歴史的な建造物が数多く残されている観光地として知ら れており、これからも多くの観光客が訪れる個性的なまちづくりを進めていく 必要があります。

(2)全国的なまちづくりの課題

近年、全国的にまちづくりの課題となっている項目を次にまとめます。 ① 人口減少時代のまちづくり

国立社会保障・人口問題研究所が平成 18 年 12 月に発表した人口推計による と、我が国の人口は平成 18 年には概ねピークを迎え、その後は長期の減少過程 に入ると予測されています。

今後は大きな事業による都市の拡大を目指すのではなく、今ある公共施設等 を生かしたコンパクトで効率的なまちづくりが求められています。

② 多様なライフスタイルへの対応

今後我が国は、人口減少を背景に経済成長は緩やかになり、国民の価値観や ライフスタイルはより多様化しております。社会が成熟するなかで、量より質 が優先する社会の到来とも言えます。こうした中で、日常の生活環境について も個性的で質の高い居住環境が求められています。

③ 車社会の進展による移動の広域化

(17)

④ 防犯・防災意識の高まり

我が国では阪神・淡路大震災を契機に、大地震を想定した防災対策への関心 が高まっています。特に大地震対策は、コミュニティを含めたまち全体で対応 する必要があるため、様々な側面からの検討が必要です。

また、近年犯罪件数が増加しており、子供や高齢者をねらった犯罪も少なく ありません。そのため、まちづくりの面からも対応が必要とされています。

⑤ 市民参加の進展

(18)

2−2 まちづくりの将来像

常陸太田市の主な長所・特徴としてあげられるのは、自然が豊かであること、多 くの歴史文化がある観光地であること、良好な住宅都市であることです。そこでま ちづくりの将来像は、自然や歴史文化を活用したより質の高い居住環境を提供し、 その中で住民同士、または来訪者との交流により豊かな生活を実現することを目指 す「豊かな自然と歴史を活かした 誰もが住んで良かったと思えるまち 来て良か ったと思えるまち」とします。

○ (特徴1)自然が豊か

常陸太田市は、阿武隈山系から関東平野に変化する位置にあるため、 起伏の大きな山地、横に広がりのある農地や河川等、立体的で広がり のある地形に、多くの緑が残されています。

○ (特徴2)多くの歴史文化がある観光地

常陸太田市は、西山荘や鯨ヶ丘など史跡や歴史文化を感じることの できる地区が残されていることから、観光地として多くの人が訪れて います。

○ (特徴3)良好な住宅都市

常陸太田市の市街地は、低層住宅の割合が高いことから、多くの人 が住宅都市というイメージを持っています。特に水戸市や日立市など との人口の交流が多く、こうした近郊都市で働く多くの人が、住宅を 求めて常陸太田市に転入することが多いと考えられます。

まちづくりの将来像

「豊かな自然と歴史を活かした

誰もが住んで良かったと思えるまち

来て良かったと思えるまち」

(歴史的市街地と生活市街地との共存)

(19)

そのため、様々な立場で多くの人が積極的にまちづくりに参加し、自らのまちを育 てていく「市民参加」が必要となります。今後とも市民参加のまちづくりを進めてい きます。

2−3 まちづくりの目標

まちづくりの将来像をもとに、まちづくりの目標として次の4つをあげます。

都市機能向上や快適性の向上を目指した市街地のまちづくり

合併により拡大した市域に対応したサービスを提供するため、また、人口減少時 代においても必要な交流人口を広域的に集めるため、広域幹線網の国道 349 号バイ パスの沿道を広域的な商業サービスや行政サービスなど、都市サービスの拠点とし て位置づけます。

鯨ヶ丘は歴史・伝統のある古くからの市街地として個性ある景観を重視し、近隣 住民から県外からの観光客までの利用を想定した観光・交流の拠点として位置づけ ます。

住宅地は、中心市街地を中心に都市として都市機能を計画的に配置することによ る様々なサービスを受けられる拠点として人口増加のための受け皿とします。

幹線道路網については長期未着手となっている路線の見直しなどを行い、幹線道 路網の再編と整備の促進を図ります。

《国道 349 号沿道の都市サービス拠点の拡充》 《鯨ヶ丘地区の魅力の向上》

《住宅地の計画的な配置》 《幹線道路網の再編》

楽しい子育て、豊かな老後のまちづくり

あらゆる世代が社会参加を通し、生き甲斐を見いだせるようなまちを目指します。 そのためにはまず都市空間がすべての人にとって、安心して、使いやすいものである こと、いわゆるユニバーサルデザインに基づいたものであることが必要です。「茨城 県ひとにやさしいまちづくり条例」を考慮して、すべての人が等しく社会参加できる ように環境の整備を進めていきます。

今後、少子高齢化社会に対応し、子供の遊び場の確保、交通安全性の向上などによ り、子供を育てる環境の向上を目指すとともに、歴史を踏まえたまちづくりや生涯学 習を推進することで、生き甲斐を持った第二の人生を送れるまちづくりを進めます。

(20)

《子育て環境の向上》

《歴史文化を大切にしたまちづくり》

《生活を支え合うコミュニティの醸成・生涯学習の推進》

自然と共に生きるまちづくり

常陸太田市は豊かな自然環境に恵まれ、市民はそれを誇りにしています。こうした 自然環境を保全し、後世に残していく必要があります。また、質の高い居住環境を形 成するために、公園緑地や親水空間などを通して、自然環境を生活空間の一部として 活用していきます。

《自然環境の保全》

《市街地内での緑地空間の拡大》

人が行き交う交流のまちづくり

常陸太田市は、県北地域内において交通利便性の高い位置にあります。今後、県北 地域の交流拠点として、商業的魅力の向上や働く場の提供、都市・農村の交流を行っ ていきます。整備の遅れている機能については、広域的な交流をもとに周辺都市との 連携・機能分担に努めます。

また、常陸太田の歴史と文化を感じる街なみづくりや、観光地やレクリエーション 施設の機能を高めることで、多くの人が集まる都市を目指します。

《幹線道路の整備》

《産業の振興(商業、業務施設の誘致等)》 《都市・農村の交流》

《歴史や文化を感じる街なみづくり》

(21)

図 2- 1 まちづくりの将来像 少子高齢化への対応

都市基盤施設の整備

自然環境の保全と 生活の中での緑の活用

産業( 商業・業務等) の振興

観光・レクリエーション機 能の充実

まちづくりの課題(常陸太田市)

近年のまちづくりの課題(全国的な情勢)

人口減少時代のまちづくり

多様なライフスタイル への対応

市民参加の進展 車社会の進展による

移動の広域化

防犯・防災意識の高まり

まちづくりの将来像

「自然と共に生きるまちづくり」

「人が行き交う交流

のまちづくり」

まちづくりの目標

「 都 市 機 能 向 上 や 快 適 性 の 向 上 を

目指した市街地のまちづくり」

合 併 に よ る 市 域 拡 大 等 に 伴う都市構造の再編

誰も

もが

が住

住ん

んで

で良

良か

かっ

った

たと

と思

思え

える

るま

まち

来て

て良

良か

かっ

った

たと

と思

思え

える

るま

まち

(歴

歴史

史的

的市

市街

街地

地と

と生

生活

活市

市街

街地

地と

との

の共

共存

存)

「楽しい子育て豊かな老後の

(22)

2−4 将来の都市構造

常陸太田市(都市計画区域内)の地形は、大きくは北部山間地と南部平坦地に 二区分され、その間で中心的な都市的土地利用が営まれています。また市街地か ら放射状に延びる都市軸上に、近年、住宅地や工業団地などの開発が進んできて います。将来においても、現在の都市構造を基本的に維持していきます。

山地と農地・集落地は、主に自然環境の保全を行いながら、集落地の居住環境 の向上を図る地区とします。また、住宅団地や工業団地については、現在の良好 な居住環境、生産環境の保全・維持に努めます。

また、現在の都市計画区域は地域によって特色があり、まちづくりの上ではそ の特徴を生かしていく必要があります。本章では、人の集まる「拠点」、まちをつ なぐ「軸」についてそのあり方を検討するとともに、地域ごとの特徴について検 討します。

(1)特色ある「拠点」の形成

【駅周辺地区】

駅周辺地区は、J R 常陸太田駅があり、幹線道路が交差する交通の要衝です。 今後の高齢社会への対応や観光地としての振興を図るため、公共交通機関は重 要な役割を担うこととなります。しかし現在は、国道が不規則に交差している 交差点であることにより、交通渋滞の発生が多くなっています。

そのため駅周辺地区には、交差点形状の改良や安全でわかりやすい歩行空間 の形成、バスやタクシー、自転車、自家用車などを含めた交通結節機能の高度 化などが図られます。さらに、市内外から人が集まる交流拠点、市内周遊の出 発点として、交流施設や観光案内も含めた情報発信機能等の強化を推進すると 共に、それら施設整備においてはユニバーサルデザインを導入します。

土地利用面から見ると、駅周辺地区としての商業・業務施設をいかに集積す るかという課題を抱えています。

(23)

【鯨ヶ丘地区】

鯨ヶ丘は、江戸時代から昭和初期にかけて棚倉街道の商業の集積地として繁 栄し、現在もその名残りの土蔵や歴史的建築物、歴史的景観などが残されてい ます。

本地区は、これら独特の歴史や地形を生かした落ち着いた雰囲気の街なみを 活かした観光資源として、地元の人々や来訪者などが気軽に立ち寄れる憩いの 場として、さらに近隣型の気軽に利用できるカフェ等がある商業地、安心して 暮らせる生活空間として地区形成を図っていきます。

【国道 349 号沿道地区】

国道 349 号沿いの市役所から北側部分には、大型の商業施設が立地しており、 その周辺は面的整備が行われて整った住宅地となっています。

本地区は、市域拡大に伴う都市サービスの向上を図る地区として、大型商業 施設や工場、研究施設などの計画的な立地誘導を行い、周辺環境と調和のとれ た地区形成を図ります。

(24)

【歴史拠点地区】

市 の 西 部 に は 西 山 荘 や 佐 竹 寺 等 の 史 跡や 西 山 公 園 な ど が 点 在 し て お り 、 道 路・ハイキングコースの整備も進められています。

本地区は常陸太田市の代表的な観光地として、回遊性の確保や利便性の向上 を図ります。

【長期的歴史拠点検討地区】

鯨ヶ丘地区北側の若宮八幡宮、太田小学校、太田第一高校周辺は、かつて舞 鶴城が築城されていた地区であり、市の歴史上重要な地区となっています。

本地区は、市の歴史を象徴する地区として、舞鶴城跡地という歴史性を感じ させるようなまちづくり、施設整備などを長期的に検討していきます。

【レクリエーション拠点地区】

自然休養村周辺には豊かな自然環境の中にマウンテンバイクトレイル、観光 ぶどう園、寺社があり、近隣にはゴルフ場もあります。

将来的には国道 293 号常陸太田東バイパスが整備され交通利便性が向上する ため、公園整備やレクリエーション施設の誘致等を進め、レクリエーション拠 点として位置づけていきます。

【瑞竜山墓所周辺地区】

水戸徳川家瑞竜山墓所のある地区です。歴史文化資産としての保全活用を図 っていきます。

【国道 349 号久慈川周辺地区】

(25)

【梵天山地区】

梵天山には、茨城県第2の規模を持つ前方後円墳である梵天山古墳があり、 そのまわりには 10 数基の古墳群、60 数基の横穴墳(島の百穴)もあります。現 在、県の史跡指定を受け、茨城百景

にも選ばれていることから、常陸太 田市の重要な史跡としてその保全と 活用を図ります。

【幡山古墳群周辺地区】

幡山古墳群周辺には、長幡部神社、阿弥陀仏と三十三石仏、森東貝塚等の史 跡があります。本地区は歩行空間を確保することなどにより、まつりの道と併 せて緑と歴史の感じられる空間づくりを進めます。

(2)特色ある「軸」の形成

【国道 349 号バイパス沿道・国道 293 号常陸太田東バイパス沿道】

国道 349 号バイパスと国道293 号常陸太田東バイパスは、常陸太田市の骨格 を形成する主要幹線道路であり、沿道に田園風景が広がる地区のほか、特に国 道 349 号バイパス沿道の一部の区間には、本市の広域的商業業務拠点として既 存の商業や、隣接する田園の景観と調和するような拠点作りを図る地区があり ます。国道 349 号バイパスは常陸太田市を南北に貫く道路であるとともに、主 に水戸市方面から常陸太田市に入る入り口でもあります。また国道 293 号常陸 太田東バイパスは、常陸太田市街地と大森町等の市街地をつなぐとともに、常 磐自動車道や日立市方面からの入り口ともなります。

そのためこれら2路線の沿道は景観誘導の重点地区として、地元住民、企業 等の協力を得ながら特色のある景観形成を図ります。

【まつりの道の形成】

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(27)

(3)特色ある「地域」の形成

調査対象地域をおおむね次の5つの地域に分け、それぞれの地域において特徴 のある地域づくりを進めます。

中 央 部

鉄道駅、鯨ヶ丘地区等を中心とした常陸太田市の市街地及びその周辺です。 ・ 商業・業務施設が集積し、観光施設のある交流拠点です。

・ 歴史ある市街地として、産業の振興とともに美しい街なみづくり、バリアフリー などによる安心して暮らせるまちづくりが求められています。

→「緑・歴史を感じられる広域交流拠点の形成」

北 部

市街地北側の丘陵部及びその周辺です。

・ 丘陵部や河川沿岸に広がる美しい田園風景や、国見山を中心とした山並みが特徴 となっています。巨峰ぶどうの生産が盛んであり、観光農園などによる活用が図 られています。

・ ゴルフ場、マウンテンバイクトレイル、ハイキングコース、自然休養村などのレ クリエーション施設があります。

→「美しい田園風景の観光・レクリエーション拠点の形成」

北 東 部

はたそめ住宅地及びその周辺です。

・ 自然環境の豊かさや街なみの美しさが評価されています。 ・ 幡山古墳群、長幡部神社など史跡があります。

→「緑が多く、利便性の高い居住環境の形成」

東 部

常陸太田工業団地や大森町市街地等の周辺です。

・ 常陸太田工業団地、大森町の工業地域があります。真弓ヶ丘ニュータウンや大森 町に住宅市街地が点在しており、幹線道路沿道にも市街地が散在する傾向にあり ます。

・ 日立市との連携が深い地域であるとともに、常磐自動車道のインターチェンジに も近接する地域です。

→「市街地の連携による質の高い業務・居住環境の形成」

西 部

佐竹南台ニュータウンや佐竹寺等のある地域です。

・ 佐竹寺等の寺社や山寺の晩鐘の碑など、史跡が多い地域です。

・ 水戸市方面から J R 水郡線もしくは国道 349 号で常陸太田市に入ると、前面に大き く広がる農地や遠くに見える山地など、特徴的な景観が広がる地域です。

→「景観保全や観光地整備による水戸市方面からの入り口の形成」

金 砂 郷 地 区

準都市計画区域の指定がされた金砂郷地区の一部です。

・ 基盤となる国道 293 号、県道和田上河合線があり、小学校、中学校が立地してい ます。

・ 農地転用による小規模な宅地開発により住宅が増え、人口も増加しています。

(28)
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2−5 人口・産業フレーム

(1)人口フレーム

本マスタープランの対象区域(都市計画区域と準都市計画区域)について、目 標年次である平成 40 年の人口を推計します。推計方法は次のとおりです。

・平成 23 年、平成 28 年の市人口は、本市の第 5 次総合計画基本構想で設定された 将来人口とします。

・平成 23 年、平成 28 年の対象区域人口は、将来の市人口に占める対象区域人口の 割合を推計し、市将来人口に乗じることで算出します。

・平成 40 年の対象区域人口は、現マスタープラン策定後に算出された「新茨城県長 期総合計画の県人口フレーム( H42 値) 」「県北臨海都市圏交通戦略策定調査におけ る旧市域人口推計値( H42 値) 」及び「③国立社会保障・人口問題研究所推計による 常陸太田市将来人口( H42 値) 」を基に推計し、比較検討することで将来人口を設定 します。

図 2- 4 人口フレーム算定方法

対象区域人口フレーム

県長期総合計画における人口

フレーム( 県人口 H42 値)

県北臨海都市圏交通戦略策定

調査による人口推計値( 旧市域

人口 H42 値)

国立社会保障・人口問題研究

所の推計値( 市人口 H42 値)

県人口に占める市人口割合を

設定し乗じる

都 市 計 画 区 域 人 口 割 合 ( H42

値) を推計し乗じる

市人口に対する対象区域人口

割合 ( H42 値) を推計し乗じる

準都市計画区域人口( H42 値)

を推計し加算する

市人口に対する対象区域人口

割合 ( H42 値) を推計し乗じる

対象区域人口( H42) を算出し、さらに H28 値からの変動量を按分し H40 値を算出

(30)

将来の人口推計から、平成 40 年の常陸太田市の人口を54, 000 人、対象区域の 人口を 37, 000 人と設定します。また、市人口に対する市街化区域人口割合の将来 推計を行い、平成 40 年の市街化区域人口を 15, 600 人と設定します。

表 2- 1 人口フレームの設定

常陸太田市 人口( A)

都市計画区 域人口( B)

準都市計画 区域人口( C)

対象区域 人口( D)

市街化区域 人口( E)

対象区域 人口割合( F)

市街化区域 人口割合( G) 昭和 60 年

36, 628

※ 1

( 59, 273)

33, 300 2, 120

※ 2

35, 420 14, 741 59. 76% 24. 87%

平成 2 年

37, 624

※ 1

( 59, 758)

34, 016 2, 272

※ 2

36, 288 15, 491 60. 72% 25. 92%

平成7年

39, 545※ 1

( 61, 525)

35, 990 2, 611

※ 2

38, 601 17, 004 62. 74% 27. 64%

平成 12 年

39, 680※ 1

( 61, 869)

36, 288 3, 384

※ 2

39, 672 16, 940 64. 12% 27. 38%

平成 17 年 59, 802 35, 431 3, 628

※ 2

39, 059 16, 541 65. 31% 27. 66%

平成 23 年 57, 500 35, 200 3, 800 39, 000 16, 200 67. 83% 28. 17%

平成 28 年 55, 000 34, 200 3, 800 38, 000 15, 600 69. 09% 28. 36%

平成 40 年 54, 000 33, 100 3, 900 37, 000 15, 600 68. 52% 28. 89% ※ 1:上段は合併前の旧常陸太田市人口、下段は旧常陸太田市、旧金砂郷町、旧水府村、旧里美村の合計値 ※ 2:準都市計画区域人口:近似値として久米、薬谷、大里、大平の字別人口の合計値を用いる

各値の算出式:対象区域人口D=B+C

対象区域人口割合F=D÷ A(%) 市街化区域人口割合G=E÷ A(%)

表 2- 2 対象区域の人口フレーム

(31)

(2)産業フレーム

① 生産規模(工業出荷額、卸・小売販売額)

工業出荷額、及び卸・小売販売額の将来値は、過去の実績値データにデフレ ター補正を行い、回帰分析により推計しました。

平成 40 年の工業出荷額は約 718 億円、卸・小売販売額は約 325 億円と推計さ れます。

図2−5 生産規模(工業出荷額、卸・小売販売額)の推計フロー

表2−3 産業規模フレームの推計結果

年次

区分

基準年 平成 28 年 平成 40 年

(2016 年) (2028 年)

生産

規模

工業出荷額 H18 581 億円 約 637 億円 約 718 億円

卸・小売販売額 H19 503 億円 約 424 億円 約 325 億円

資料:工業統計調査

(32)

② 就業構造(産業別就業者数)

産業別の就業者数については、常陸太田市の将来人口推計結果と将来就業率、 及び産業別就業人口の将来構成比を設定することで、将来の産業別就業者数を 推計しました。

これにより、平成 40 年度の第1次産業就業者は約 1, 600 人、第2次産業就業 者は約 4, 800 人、第3次産業就業者は約 15, 200 人と推計されます。

図2−6 就業構造の推計フロー

表2−4 産業規模フレームの推計結果

年次

区分

平成 17 年( 基準年) 平成 28 年 平成 40 年

( 2005 年) (2016 年) (2028 年)

第1次産業 4, 594 人( 15. 5%) 約 2, 700 人( 10. 8%) 約 1, 600 人( 7. 4%)

第2次産業 8, 439 人( 28. 5%) 約 6, 500 人( 25. 9%) 約 4, 800 人( 22. 2%)

第3次産業 16, 548 人( 55. 9%) 約 15, 900 人( 63. 3%) 約 15, 200 人( 70. 4%)

合 計 29, 581 人 約 25, 100 人 約 21, 600 人

(33)

第3章

土地利用方針

3−1 土地利用の課題

① 豊かな自然環境・農地と調和したまちづくり

常陸太田市の都市計画区域は、北側に山地が広がり、久慈川や里川などの清 流が流れる自然に恵まれた場所にあります。この豊かな自然を後世に伝えてい くため、土地の有効利用に努め、自然環境と都市環境とが調和するまちづくり を目指していく必要があります。

また、南側の平地部や丘陵部に広がる農地は、周囲の豊かな自然とともに美 しい景観を形成する重要な要素であり、農業としての常陸太田市の産業を支え る大きな役割を担っています。特に梨やぶどう栽培は観光としての役割も含め てまちづくりでの活用が期待されています。

② 快適な居住環境の提供

常陸太田市街地は住宅地の割合が高く、「住宅市街地」としての側面が比較的 強い都市です。本市の住宅地は、土地区画整理事業により都市基盤が整備され た地区もありますが、たとえば鯨ヶ丘地区周辺のように木造家屋が密集し、道 路が狭く、公園・広場等が少ない地域もあります。今後の高齢社会では安心し て歩くことができ、豊かな暮らしを実現できる質の高い居住環境の実現を図る ことが必要となっています。

③ 商業・業務、工業などの産業振興

常陸太田市の用途地域は、商業系・工業系用途地域の割合が比較的低い状況 にあります。アンケート調査によれば、買い物の場、働く場の不足をあげる声 が多く、若者の定着を進めるためには産業の振興は必要不可欠です。

(34)

3−2 土地利用方針

土地利用に関する課題や、将来都市構造等を踏まえ、次のような土地利用方針 を設定します。

【広域商業・業務地】

国道 349 号沿道地区は、合併により拡大した市域に対応した公共施設や大規 模商業施設などが集積する都市サービスの拠点的な役割を果たす地区です。

また、国道 349 号沿道は、大型沿道商業施設の立地が進む地区として、広域 的に人を集める快適で利便性の高い商業地区の形成を図るとともに、用途地域 が準工業地域に指定されている地区については、沿道型の商業地という地域の 現状にあった用途地域へと変更し、適正な土地利用の誘導を図ります。

さらに、今後の広域的な商業などが期待される区域への用地需要に対しての 適正な立地誘導を図るために、既存ストックの活用と、周辺環境へ配慮した市 街化調整区域を含めた地区計画等の制度などの活用により、産業振興拠点の拡 大を図ります。

【近隣商業・観光商業・業務地】

駅周辺地区や鯨ケ丘地区は、歴史的市街地と生活市街地が共存する地区です。 駅周辺地区は、鉄道駅を含めた周辺市街地の面的整備事業を推進することで、 鉄道やバスなどの交通利便性を高めると共に、交流施設や観光案内を含む情報 発信機能等の充実を図り、市内周遊の出発点、市の玄関口にふさわしい都市機 能の向上を目指します。

鯨ケ丘地区は、近隣型の商業地であると共に、常陸太田の歴史・文化を色濃 く残す観光資源がたくさん残されていることから、歴史的街なみを活かした景 観の形成に努めるとともに、より多くの観光客を呼び込むことのできる店舗の 立地を促進します。

【工業地】

常陸太田工業団地、大森町周辺を対象とします。この地区は企業誘致の推進 を図る地区です。

常陸太田工業団地については、今後とも引き続き、常陸太田市の工業拠点と して位置づけ、周辺環境との調和、生産環境の向上等に努めます。

(35)

補完的な区域として、工業、研究開発施設などの立地を周辺環境へ配慮した市 街化調整区域を含めた地区計画等の制度などの活用により検討し、産業振興拠 点の拡大を図ります。

【住宅地】

現在、住宅を中心として建物立地が進んでいる地区を対象とします。 街路や公園など都市基盤が整備された大規模開発団地や土地区画整理事業整 備済み地区等においては、現在の良好な居住環境の維持・保全を図ります。こ のような良好な居住環境を将来にわたっても確保していくために、地区計画制 度や、法的制度によるまちづくりルールの活用を図ります。また住宅団地とし て開発されたものの、現在市街化調整区域に指定されているはたそめ住宅地、 真弓ヶ丘ニュータウンは、市街化区域への編入を検討します。

既成市街地の住宅地は、道路や公園などの都市基盤整備、公共施設のバリア フリー化、緑化推進等を図りながら快適な居住空間の形成を進めます。また一 部の建物密集地区では、面的整備事業や道路・公園整備等による手法を検討し ながら地域の防災機能向上を目指します。

市街地の幹線道路の沿道は、用途地域の変更を行うことにより、より高度な 土地利用促進を図ります。特に県道常陸太田烏山線の馬場町交差点から誉田小 入口交差点まで、都市計画道路停車場増井西線の誉田小入口交差点から国道 293 号宮本町交差点までの道路沿道は、第一種住居地域への用途地域変更を進めま す。

都市計画区域外の金砂郷地区の一部の区域については、市街化区域のような 積極的な整備や開発は行いませんが、農地を転用した小規模な宅地開発による 住宅が増加しているため、土地利用の整序のみを行う目的で準都市計画区域を 指定し、開発の適切な誘導を図ります。

【地区計画等の制度活用により市街化を図る区域】

(36)

【農業集落地】

農業集落地は、主に南側平地の河川沿岸に広がる農地・集落を対象とします。 農地はおおむね農用地区域に設定されており、今後とも農地の維持・保全を図 る地域です。また地域の特産品である梨やぶどうは、観光農園などによりまち づくりの中での活用を図っていきます。

農地周辺にある樹林や河川等の自然環境については、農地と一体となって良 好な景観を形成している要素であり、保全を図ります。

集落地については、周辺環境と調和した集落の形成を図るとともに、居住環 境の改善を進めます。

【丘陵地】

丘陵地は、本区域北側の丘陵地上に広がる樹林地、農地や集落等を対象とし ます。一部の地域には、県を代表する風景地である「太田県立自然公園」や「高 鈴県立自然公園」、保安林が指定されており、樹林、河川等の自然環境の保全・ 育成を図る地域です。

地域内に存する集落地については自然環境と調和した集落形成を図るととも に、居住環境の改善を進めます。

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第4章

交通施設の整備方針

4−1 交通施設の課題

① 市民活動の広域化と産業振興を支える幹線道路網の形成

モータリゼーションの進展に伴い、就業や通学、買物や娯楽・レジャー活動 など、市民の行動範囲はますます広域化しています。また産業活動の発展のた めには、物流・人流を担保する基盤道路が不可欠です。こうした活動を支える ために、幹線道路網の充実を図り、産業活動の振興や交流人口の増加につなげ る必要があります。

② 狭小な生活道路の解消

一部の住宅地においては、住宅が密集しており宅地に接道する道路が狭小な 地区があります。こうした地区では日常生活の利便性の問題だけではなく、災 害時には火災延焼や建物倒壊の危険性、緊急車両が入れない等の問題がありま す。アンケート調査においても、「身近な生活道路の整備」を重点的におこなう べきだと多くの市民から指摘されています。

③ 安全な歩行者空間の確保

幹線道路において、歩道が一部未整備な部分があるなど、歩行者にとって安 全性の確保が必要となっている区間があります。今後、高齢者の増加に従い、 安全にまちの中を歩ける空間の確保が必要となってきます。

④ 公共交通の利便性向上

高齢者の増加により、自ら自動車を運転できない人の増加が予想されること から、公共交通の重要性は高まることになります。常陸太田市における公共交 通は鉄道とバスが中心となるため、鉄道・バスの利便性向上や結節点機能の整 備が必要となります。

また、地球温暖化などの環境問題の重要な原因となっている CO

2の排出量の減

少に対する取組に寄与するためにも、過度な自家用車利用から公共交通機関を 適切に利用する方向へ誘導する交通施策も必要となっています。

⑤ 社会情勢等を考慮した道路整備のあり方の検討

(39)

4−2 交通施設の整備方針

(1)広域的な交通を担う幹線道路

広域的な交通を担う幹線道路については、未整備区間の整備促進を図ります。 特に、常陸那珂港を含むひたちなか地区開発による周辺地区への発展エネルギ ーを受け止めるとともに、広域高速道路網へのアクセス性向上のためにも、(仮称) 常陸太田南部幹線道路、茨城北部幹線道路(県道常陸那珂港山方線)の整備を促 進します。

幹線道路は、できるだけ植樹帯の確保や並木の設置等を行い、道路の景観形成 や周辺の緑化に努めます。

利用者にとってわかりやすい道路を目指して、道路や公共公益施設、観光施設 などの案内標識の整備を進めます。

【高規格幹線道路(高速道路)・地域高規格道路】

高規格幹線道路は、国土レベルの広域的な自動車交通を処理するよう整備さ れるとともに、幹線道路と連携して広域的な交通や都市内の交通を適切に処理 することができるよう配置されます。

また地域高規格道路は、高規格幹線道路と一体となって、地域発展の核とな る都市圏の育成や地域相互の交流促進、空港・港湾などの広域交流拠点との連 結等に資する自動車専用道路です。

<常磐自動車道>

日立南太田ICに近接していることから、国道 293 号常陸太田東バイパス 及び(仮称)常陸太田南部幹線道路の整備によりインターチェンジへのアク セス性向上を図り、広域性な交通利便性を確保します。

<茨城北部幹線道路(地域高規格道路)>

茨城北部幹線道路は、北関東自動車道に接続して常陸那珂港から県北西部 へ延びる地域高規格道路です。この茨城北部幹線道路は、北関東地域の国際 物流拠点として整備が進められている常陸那珂港の整備効果を常陸太田市内 へと導くものとなります。また常陸那珂港地区の持つ「高度技術産業集積都 市」「レクリエーション・リゾート都市」という機能と直結し、産業やレクリ エーション面での利便性を高める効果があります。

(40)

【主要幹線道路】

主要幹線道路は、都市の拠点間を連絡するとともに自動車専用道路と連携し、 都市に出入りする交通及び都市内の主な地域間相互の交通を集約して処理を行 う道路です。

<国道 293 号常陸太田東バイパス>

国道 293 号常陸太田東バイパスは、常陸太田市街地の外郭を形成する環状 道路の役割を果たす道路の一つであり、東側に点在する住宅地や工業地を繋 ぐ役割を持つ幹線道路です。本路線は全線供用を促進します。

<国道 349 号バイパス>

国道 349 号バイパスは、常陸太田市街地を南北に縦断し、南北方向の周辺 市町村を繋ぐ道路です。本路線は全線4車線化を促進します。

【幹線道路】

幹線道路は、都市内の各地区又は主要な施設相互間の交通を集約して処理す る道路です。特に市街地内においては、主要幹線道路、幹線道路で囲まれた区 域内から通過交通を排除し良好な環境を保全するよう適切に配置します。

常陸太田市の幹線道路は以下の6路線があげられますが、いずれも周辺市町 村と連絡を図るとともに、中心市街地の骨格を形成する中心的な道路です。

都市計画道路の長期未着手区間については、沿道の土地利用状況や市街地構 造等、社会経済情勢の変化を考慮して、計画幅員の縮小、廃止など整備のあり 方を検討していきます。

<国道 293 号(旧道)>

市の東西を横断する、市街地の骨格を形成する道路です。また常陸太田市 街地と主に日立市や栃木県方面の周辺市町村とを連絡する道路です。

常陸太田駅前での国道 349 号との交差点は、交差形状の改善により、より 安全な交差点へと改良します。

<国道 349 号(旧道)>

市を南北に縦断する、市街地東側の骨格を形成する道路です。また常陸太 田市街地の放射状道路の一つとして、主に水戸市や福島県方面の周辺市町村 とを連絡する道路です。

<県道日立笠間線・木崎稲木線>

(41)

<(仮称)常陸太田南部幹線道路>

(仮称)常陸太田南部幹線道路は、常陸太田市の南部地域において、北部 幹線道路・国道 349 号、国道6号を東西に連絡し、金砂郷地区を含めた常陸 太田市街地の環状道路を形成します。

<県道常陸太田烏山線・県道常陸太田大子線> 常陸太田市と大子町方面とを繋ぐ道路です。 <都市計画道路新宿∼西宮線>

市街地内の東西を繋ぐ幹線道路であり、将来的には日立笠間線バイパスと 連絡して日立市までの利便性の向上を目指す道路です。

【補助幹線道路】

補助幹線道路は、主要幹線道路又は都市幹線道路で囲まれた区域内において、 当該区域で発生集中する交通を集約し適正に処理する道路です。また区域内に おいて良好な都市環境を実現するため区域内を通過する自動車交通の進入を誘 導しないよう配置します。

都市計画道路の長期未着手区間については、沿道の土地利用状況や市街地構 造等、社会経済情勢の変化を考慮して、計画幅員の縮小、廃止など整備のあり 方を検討していきます。

<岡田亀作線、加藤町西沢目線、蔓荼羅寺前根道線、白坂蔓茶羅寺前線、栄町西 宮線、日立笠間線バイパスへのアクセス道路>

(2)生活道路(住宅から幹線道路につながる幅員4∼6m程度の道路)

市道整備が計画されている区間では、未整備区間の整備を進めます。また幅員 4m未満の狭あい道路については、安全で良好な市街地の形成と居住環境の整備 を図るため土地所有者の協力を求め、建築基準法にも定められている幅員4mの 道路機能を確保できるように拡幅を進めます。

市街化区域内の住宅が密集している地区は、土地区画整理事業や地区計画等の 事業を想定し、地区の住民とともに問題解決に向けた検討を進めていきます。

(3)歩道・自転車道

市街地内の幹線道路については、歩道・自転車歩行車道の設置等により、歩行 者の安全性確保に努めます。

歩道を歩きやすくするため、歩道脇や交差点付近へのポケットパークの設置や 歩道の途中へのベンチ・案内板の設置など、休憩施設や案内施設の整備を進めま す。

(42)

自転車道の整備を優先的に行います。

駅や商店街、公共公益施設等をつなぐ幹線道路は、高齢者や障害者等の積極的 な社会参加を図るため、段差解消等のバリアフリー化を進めます。

歩行安全性の確保については、道路横断に際し危険な箇所を改善します。また 見にくい信号、標識等の改善を行うとともに、視覚障害者、車いす使用者が利用 しやすい施設にします。また、点字ブロックの連続設置、警告用ブロックの敷設、 改善により、視覚障害者の歩行の安全性を確保します。点字ブロックは、市役所、 福祉施設、銀行などの生活上必要な施設のある地区を結ぶように敷設します。

(4)公共交通

常陸太田市の主要な公共交通である鉄道、バスについては、路線バス・市民バ スの維持を図るとともに、市民の利便性向上を目指した施策の検討を図ります。

駅前広場については、パークアンドライドやキスアンドライド、サイクルアン ドライドを可能とする施設整備を行い、公共交通の結節点として、鉄道・バス等 の乗り換えの利便性を向上し、地域公共交通網の充実を図ります。

また、これからの少子高齢化等を考慮し、公共交通機関の各施設においては、 全ての人が利用しやすいようユニバーサルデザインの考え方を導入し整備します。

さらに地球規模の環境問題である CO

2排出量の増加による地球温暖化などの環

境問題に対する取組として、過度な自家用車の利用から公共交通機関を適切に利 用する方向へ誘導する交通施策などの推進に努めます。

(5)踏切道

(43)
(44)

第5章

「水と緑」の整備方針

5−1 公園・緑地等の課題

① 近隣公園・地区公園の不足

既成市街地には規模の小さな公園は数多くありますが、比較的規模の大きな 近隣公園・地区公園がありません。

アンケート調査においても「自然を生かした活動ができる公園の整備」「スポ ーツ・レクリエーション活動ができる公園の整備」などを重点的に行うべきで あるという意見が多く、レクリエーション機能を持った比較的規模の大きな公 園が必要となっています。

またこうした比較的規模の大きな公園は、地震などの大規模災害時には避難 場所や物資の集積場など、救援・復旧の拠点や避難の場にもなります。特に災 害時には市街地内もしくはその周辺に防災機能を持つ公園が必要となります。

② 少子高齢化への対応

従来、子供の遊び場として設置されていた小規模な公園ですが、少子高齢化 が進む中で、利用者ニーズの変化がみられます。子供が安全に遊べる場の確保 はこれまで同様必要ですが、高齢者が休息したり体操を行ったりする場所、コ ミュニティの場としての公園広場の活用がより注目されてきています。

③ l水 zの活用

常陸太田市内には久慈川や源氏川、里川、茂宮川などの河川や、湧水、農業 用水路など、豊かできれいな水があります。特に茂宮川の河口(日立市)は県 内唯一の干潟を形成しております。このように l水 zは常陸太田市にとって重 要な資源の一つとして位置づけられます。

こうした lきれいな水 zは、親水、利水の観点からも保全し、活用を図る必 要があります。

④ 豊かな自然環境の保全と市街地内の緑化推進

豊かな自然環境は常陸太田市の特徴でもあり、美しい景観を形成する重要な 要素でもあります。保全方策として公園整備、風致地区の指定などの施策を用 い、自然環境の保全を図ることが必要です。

(45)

5−2 公園・緑地等の整備方針

(1)近隣公園・地区公園

近隣公園とは都市計画により定められる都市公園であり、主に近隣に居住する 人が利用することを目的とする公園です。

地区公園は主に徒歩圏域に居住する人が利用することを目的とした公園です。 これらの公園について整備の検討を進めます。

【近隣公園の整備】

<( 仮称) 稲木町近隣公園>

佐竹高校東側の、将来的に市街地を想定する区域内に設置します。 <( 仮称) 金井近隣公園>

国道 349 号バイパス沿道の将来的に市街地を想定する区域内に設置します。 <( 仮称) 大森近隣公園>

現在公園の少ない大森町に近隣公園の整備を行います。 <( 仮称) 馬場町近隣公園>

馬場町の国道 349 号(旧道)沿道に整備を行います。

【地区公園の整備】

<( 仮称) 磯部地区公園>

磯部町の国道 349 号と 349 号バイパスの間に整備を行います。

(2)緑地・緑道

市街地内の貴重な樹林地等の緑地については、保全を図るために都市緑地の指 定を進めます。

また緑道は、快適な散策路、サイクリングロードとして整備を図ります。

【緑地の保全・整備】

鯨ヶ丘の主要な神社である馬場八幡宮及び若宮八幡宮については、鎮守の森 や周辺の樹林を保全します。また、馬場八幡宮については隣接地への公園整備 を検討します。

【緑道の整備】

河川沿岸のサイクリングロード、散策の道として源氏川自転車道、里川河岸 緑道、久慈川サイクリングロードの整備を図り、全線供用を目指します。

図  2- 1  まちづくりの将来像 少子高齢化への対応 都市基盤施設の整備 自然環境の保全と 生活の中での緑の活用 産業( 商業・業務等) の振興観光・レクリエーション機能の充実 まちづくりの課題(常陸太田市) 近年のまちづくりの課題(全国的な情勢) 人口減少時代のまちづくり 多様なライフスタイル への対応 市民参加の進展 車社会の進展による 移動の広域化 防犯・防災意識の高まり  まちづくりの将来像 「自然と共に生きるまちづくり」 「人が行き交う交流 のまちづくり」 まちづくりの目標 市民参加のまちづく
図  2- 2  常陸太田市都市計画区域の都市構造図
図  2- 3  地域ごとの目標
図  4- 1  将来道路網図
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参照

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