eビ ジ ネ ス の 普 及 に 関 す る 一 考 察
一 新 技 術 と既 存 技 術 との融 合 を考 え る一
今 野 克 義
1.は じ め に
ユ
前稿 で は,経 営 環境変化 に伴 う経営戦略 を
① 規 模 の経済
② 範 囲の経済
③ 時 間の経 済
の3段 階 に体 系 化 し,そ の特 徴 を論 じた。
ゐ
前 稿 で は,日 本 企 業 と して物 流 の最 先 端 をい くセ ブ ンイ レ ブ ンジ ャパ ン を 例 に挙 げ,同 社 が 「時 間 の経 済 」 を実 践 して い る こ とを明 らか に し,情 報 の 鮮 度 を更 に 追 及 して い く経 営 戦 略 を論 じて い る。
周 知 の 通 り,経 営 環 境 は そ の 変 化 の 速 度 を更 に増 して い る 。 こ れ ま で は
「良 し」 と され て きた 成功 体 験 が 全 く通 用 しな くな り,代 わ って これ まで は 未 知 だ っ た ものが 「良 し」 と され て きて い る。 前 稿 で は,主 な小 売 業 が 従 来 の ビ ジ ネ スモ デ ル か ら脱 却 す る こ とが で きず に苦 しみ,ま た,金 融 業 も何 と か して時 代 が 求 め る価 値 に向 か お う と して い る こ とを明 らか と して い る。 む
ろ ん,ネ ッ ト企 業 は そ の 新 しさか ら,基 本 的 に は 「時 間 の経 済 」 を実 践 し,
次 の価 値 へ と方 向性 を見 出 して い る と考 え られ た 。
わ
本 稿 で は,前 稿 で の 考 え方 を押 し進 め,イ ン タ0ネ ッ ト(IP技 術)ビ ジ ネ ス と既 存 の 業 務 シス テ ム とが 融 合 す る こ とに よ る企 業 戦 略 の変 化 に つ い て, 明 らか に して い く試 み を展 開 して い く。 近 年 台 頭 して きて い るIP技 術 を踏 ま
ヰ
え,ユ ビ キ タ ス 社 会 へ の 対 応 を探 っ て い き た い 。
企 業 で 利 用 さ れ て い る 業 務 シ ス テ ム が,1960年 代 以 降 い か に して 改 善 を 重 ね,今 日 のIPソ リュ ー シ ョ ン に 到 達 した か を 明 ら か に す る こ と に よ っ て ,今
日企 業 に 起 き て い る 経 営 環 境 の 変 化 を 如 実 に 表 す こ とが で き よ う。
2.業 務 シ ス テ ム の 変 遷
今 日 のIP技 術 が 確 立 さ れ,企 業 の 業 務 シ ス テ ム に活 用 さ れ る ま で の 歴 史 的 経 緯 とそ の 特 徴 に つ い て 整 理 して お き た い 。
一 般 的 にIP技 術(=イ ン タ ー一ネ ッ ト)は1957年 に 端 を 発 す る と い わ れ て い る 。 「ソ ビ エ ト連 邦 」 の 人 工 衛 星 「ス プ ー トニ ッ ク」 が 世 界 に 先 駆 け て 宇 宙 へ 飛 び 立 ち ,米 ソ冷 戦 下 に あ っ た 世 界 を 震1uさ せ た 。 こ の 状 況 を重 く見 た 当 時 の ア メ リ カ 合 衆 国 は 「ス プ ー トニ ッ ク シ ョ ッ ク」 と位 置 付 け,科 学 技 術 の 挽 回 に注 力 した の で あ る 。
そ の 後,ア メ リ カ 合 衆 国 は 国 防 省 のARPA(AdvancedResearchProject
Agency:高 等 研 究 計 画 局)に 対 し て,予 期 し な い 情 報 の 空 白 状 況 を 発 生 さ せ な い シ ス テ ム の 早 急 な 開 発 を 指 示 した 。1962年 ,こ れ に応 じ る 形 で 開 発 さ れ た の が,核 攻 撃 を 受 け て も シ ス テ ム が 停 止 しな い 分 散 型 ネ ッ トワ ー ク シ ス
o)
テ ム の 研 究 で あ っ た 。 こ れ が 今 日のIP技 術 を 支 え て い る 研 究 で あ っ た と い え る 。
こ の研 究 で は,ア メ リ カ 合 衆 国 内 の4つ の 施 設 ,カ ル フ ォ ル ニ ア 大 学 ロ サ ンゼ ル ス 校,ユ タ大 学 ,ス タ ン フ ォ ー ド国 際 研 究 所,カ ル フ ォ ル ニ ア大 学 サ ン タ バ0バ ラ校 を コ ン ピ ュ ー タ ネ ッ トワ ー ク に よ っ て 相 互 接 続 し,世 界 初 の
84国 際経営論集No.262003
広 域 通 信 網 を構 築 した。 また,各 施 設 問 を複 数 の通 信 回線 で結 び,通 信 回線 の リダ ン ダ ン ト化 も実 現 した。
s1
図1で 示 す よ うに,通 信 回線 の リ ダ ンダ ン ト化 で, 仮 に
①A→B問 の 回線 が攻 撃 に よ り不 通 とな っ て も
②A→C→Bの 経 路,あ る い は,A‑D→Bの 経路 でAB問 の通 信 網 が 確 保 され
③AB間 の通 信 が 可 能 とな る 。
図1通 信 回 線 の リダ ン ダ ン ト化 (筆者 作 成)
こ れ が 今 日のIP技 術 を支 え る基 幹 技 術 の 原 型 で あ る 。
さ て,こ れ と 同 時 に コ ン ピ ュ ー タ シ ス テ ム が 企 業 の 情 報 シ ス テ ム に 組 み 入 れ ら れ,業 務 の 効 率 化 が 図 られ る 。 あ と で 示 す よ う に1960年 代 以 降 様 々 な業 務 シ ス テ ム が 登 場 して き た 。
本 節 で は 代 表 的 な 業 務 シ ス テ ム を歴 史 的 な 流 れ に 基 づ い て 整 理 し,1960年 代 か ら今 日 に至 る ま で を体 系 的 に 論 じて い く。
結 果 か ら先 に 言 え ば,1960年 代 か ら始 ま る 一 連 の 情 報 シ ス テ ム は,今 日 の IP化 へ の 布 石 で あ る 。 す な わ ち,今 日 のIP技 術 は こ れ ま で の 蓄 積 され た 技 術
の集 大 成 で あ る と も換 言 で き,過 去 の技 術 を な い が しろ に した議 論 は成 り立 た な い。
よ って,本 節 で は,1960年 代 以 降 の代 表 的 な企 業 情 報 シス テ ム を整 理 し, 今 日のIP技 術 浸 透 へ の道 程 を探 っ て い きた い 。
(1)「 電 子 デ ー タ処 理 シ ス テ ム」(EDP‑ElectronicDataProcessing)
企 業 の 業務 シ ス テ ム を包 括 的 に論 ず る場 合,1960年 代 に登 場 した 「電 子 デ ー タ処 理 シス テ ム」 か ら始 め る のが もっ と も自然 で あ る
。
「電 子 デ ー タ処 理 シス テ ム」 とは,主 に
① 給 与 計 算
② 会 計 記 帳
③ 売 上 集 計
等 の事 務 処 理 の 円滑 な運 営 を支 援 す る もの で あ る。電 子 デ0タ 処 理 シス テ ム は 一般 的 な事 務 作 業 で あ る給 与 計 算 や 会 計 処 理 の 際 に発 生 す る膨 大 な デ ー タ処 理 に使 わ れ たが,専 用 端 末 と しての 存 在 で あ っ た た め広 く普 及 す る こ と は な か った 。 当然 なが ら高 価 な代 物 で あ り,コ ン ピュ0タ シス テ ム に多 額 の 投 資 をす る こ とが で きた企 業 が 導 入 した だ け で あ っ た。
(2)「 経 営 情 報 シ ス テ ム 」(MIS‑ManagementlnformationSystem)
そ の 後,1970年 代 に経 営 管 理 の た め に 導 入 さ れ た 業 務 シ ス テ ム が 「経 営 情 報 シ ス テ ム 」 で あ る 。
「経 営 情 報 シ ス テ ム 」 で は 主 に
① デ ー タ ベ ー ス
② コ ン ピ ュ ー タ の ネ ッ トワ ー ク化 等 の 業 務 処 理 を 目指 した 。
「経 営 情 報 シ ス テ ム 」 は 前 述 の 「電 子 デ ー タ シ ス テ ム 」 の 機 能 を拡 張 した もの で あ り,導 入 当 初 は デ0タ ベ ー ス 構 築 を 目 的 と した 業 務 シ ス テ ム を 目指
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した よ うで あ る 。 しか しな が ら,1970年 代 当 時 の コ ン ピ ュ ー タ の 能 力 で は 技 術 的 に対 応 し き れ な い シ ス テ ム だ っ た た め,コ ン セ プ トを残 し た ま ま衰 退 し
て い っ た と い わ れ て い る 。 ま た,当 時 の 未 熟 な コ ン ピ ュ ー タの 性 能 で は,コ ン ピ ュ ー タ ネ ッ トワ0ク の コ ン セ プ ト も十 分 に 実 行 す る こ とが で きず,複 数 の コ ン ピ ュ ー タ を 介 し て 情 報 を交 換 す る こ とが で き な か っ た 。
さ ら に は,経 営 者 が 業 務 上 の 判 断 を行 な う際 に必 要 な 情 報 を,必 要 な と き に提 供 す る シ ス テ ム も 目指 し た が,同 様 に,当 時 の コ ン ピ ュ ー タ の 性 能 が 未 熟 だ っ た た め,満 足 な 性 能 を 達 成 で きず,や は り受 け 入 れ られ な か っ た ・
(3)「 意 思 決 定 支 援 シ ス テ ム 」(DSS‑DecisionSupportSystem)
「意 思 決 定 支 援 シ ス テ ム 」 は1970〜80年 代 に,「 経 営 情 報 シ ス テ ム 」 の 後 継 概 念 と して 提 唱 さ れ た 経 営 管 理 シ ス テ ム で あ る 。
「意 思 決 定 支 援 シ ス テ ム!と 「経 営 情 報 シ ス テ ム 」 との 最 大 の 違 い は,エ ン ドユ ー ザ が 直 接 コ ン ピ ュ ー タ を操 作 で き る よ う に な っ た こ と で あ る 。
つ ま り,限 られ た ホ ス トコ ン ピ ュ ー タ を 複 数 人 で 交 代 し な が ら利 用 す る 方 法 か ら脱 した の で あ る 。 こ れ は,今 日 の コ ン ピ ュ ー タ利 用 法 に も大 き な 影 響 を与 え て い る 。時 代 的 背 景 を 考 慮 す れ ば,企 業 が 高 価 な 「経 営 情 報 シ ス テ ム 」 の ホ ス トコ ン ピ ュ ー タ を 複 数 導 入 す る こ とが で きず,実 際 の 業 務 に は 活 用 で き な か っ た とい え る 。 す な わ ち 「複 数 人 対 単 数 の コ ン ピ ュ ー タ」 を操 作 す る 煩 雑 さか ら導 入 が 見 送 ら れ,衰 退 し て い っ た 経 緯 が あ る か ら で あ る 。
「意 思 決 定 支 援 シ ス テ ム 」 で は 「複 数 人 対 複 数 コ ン ピ ュ ー タ」 と して 考 え ら れ て お り,よ り迅 速 な 業 務 シ ス テ ム と して 導 入 さ れ た 。 今 日,個 人 が 専 用 の コ ン ピ ュ ー タ を 利 用 して 業 務 シ ス テ ム 上 に 参 画 して い る試 金 石 で あ っ た と
もい え よ う。
む ろ ん,「 意 思 決 定 支 援 シ ス テ ム 」 は ユ ー ザ イ ン タ ー フ ェ ー ス が 発 展 途 上 に あ り,コ ン ピ ュ ー タの 専 門 家 で な け れ ば 活 用 し え な い ほ ど の 複 雑 な 操 作 を 必 要 と して い た 。 一 般 的 な 社 員 が こ の シ ス テ ム を 扱 う こ と は 困 難 で あ り,日
常 的 な 業 務 に 活 用 され る に い た ら ず,衰 退 し て い っ た 。
(4)「 戦 略 情 報 シ ス テ ム 」(SIS‐StrategicInformationSystem)
1980年 代 に 入 り,パ ー ソ ナ ル コ ン ピ ュ ー タ の 時 代 に突 入 す る と 「戦 略 情 報 シ ス テ ム 」 が 提 唱 され る 。
「意 思 決 定 支 援 シ ス テ ム 」 の 発 展 形 と し て 提 唱 さ れ た 同 コ ン ピ ュ ー タ シ ス テ ム は 利 用 者 層 を拡 げ た 。
パ ー ソナ ル コ ン ピ ュ ー タが 一 般 社 員 に も提 供 さ れ
,基 幹 業 務 シ ス テ ム と接 続 さ れ た の で あ る 。 パ0ソ ナ ル コ ン ピ ュ ー タ は1985年 に マ イ ク ロ ソ フ ト社 が 発 売 し た ウ ィ ン ドウ ズ1.0を 皮 切 り に 社 会 へ と浸 透 し て い く。 ユ990年 に は バ ー ジ ョ ン3.0,1992年 に は 大 ヒ ッ ト した バ ー ジ ョ ン3 .1が 発 売 さ れ る こ と と な っ た 。 比 較 的 安 価 な パ ー ソ ナ ル コ ン ピ ュ ー タ は 企 業 内 で も受 け 入 れ ら れ
,ホ ス トコ ン ピ ュ ー一タ へ 接 続 す る ク ラ イ ア ン ト機 と し て徐 々 に 普 及 して い っ た
。 こ れ は,ロ ー カ ル エ リ ア ネ ッ トワ0ク(LAN)の 前 身 形 で あ り
,い わ ゆ る ス タ ー 型 の コ ン ピ ュ ー タ ネ ッ トワ ー ク を 普 及 させ た とい え る 。
加 え て,パ ー ソ ナ ル コ ン ピ ュ ー タ の 普 及 はa経 営 者 が 占 有 し て い た 情 報 シ ス テ ム を全 て の 社 員 に 開 放 して 企 業 内 の 情 報 ネ ッ トワ ー ク構 築 の 原 動 力 と な っ た 。
88国 際 経 営 論 集NQ.262003
名称 年代
主 な機能 ネ ッ トワ ー ク 化電 了 デ ー タ 処 理 シ ス テ ム(EDP)
ElectricDataProcessing 1960
給与計算
売上集計
×経 営 情 報 シ ス テ ム(MIS) ManagementInformationSystem
197D
経営管理 情報提供
△(技 術 が 未 成 熟 で あ っ た)
意 思 決 定 支 援 シ ス テ ム(DSS) DecisionSupportSystem
1970 か ら 1980
経 営 管 理 全 般 EUC*i
○(主 にTSS*2と し て の 利 用)
戦 略 情 報 シ ス テ ム(SIS) StrategicInformationSystem
1980 経 営管理全般 EUC
◎(企 業 間通 信 も可 能 とな った)
表1業 務 シ ス テ ム の 変 遷 (筆 者 作 成)
制EUC(エ ン ドユ ー ザ コ ン ピ ュ ー テ ィ ン グ)
*2TSS(タ イ ム シ ェ ア リ ン グ シ ス テ ム)
(5)ナ レ ッ ジ マ ネ ジ メ ン ト
1990年 代 に な る と,
・ソ フ トウ ェ ア の 進 化(操 作 性 の 向 上 な ど)
・ハ ー ドウ ェ ア の 進 化(CPUの 性 能 向 上 な ど)
・イ ン フ ラ ス トラ ク チ ャ の 進 化(通 信 施 設 の 産 業 基 盤 な ど)
と い っ た,本 格 的 な コ ン ピ ュ ー タ社 会 の 到 来 を 呼 ぶ 技 術 的 進 化 が 多 方 面 で 相 次 い で 起 こ っ た 。 こ れ に 同 調 して,業 務 シ ス テ ム も企 業 内 に お い て 必 須 の ア イ テ ム と な り,あ ら ゆ る 概 念 ・シ ス テ ム が 出 現 して き た 。 そ して,そ の 概 念 を 一 般 化 し た の が ナ レ ッ ジ マ ネ ジ メ ン トで あ る 。
こ こ で,ナ レ ッ ジ マ ネ ジ メ ン トを導 くた め に,重 要 で あ る と考 え ら れ る 概 念 ・シ ス テ ム を挙 げ て お き た い 。
・SCM‑SuppiyChainManagement(サ プ ラ イ チ ェ ー ン マ ネ ジ メ ン ト)
サ プ ラ イチ ェ ー ンマ ネ ジ メ ン トは企 業 活 動 の管 理 手 法 の ひ とつ で あ り,取 引 先 との 問 の 受 発 注,資 材 の 調 達 か ら在 庫 管 理,製 品 の 配送 まで を包 括 的 に 管 理 す る こ とを 目的 と して い る。
こ の手 法 を活 用 して い る企 業 が デ ル コ ン ピ ュー タで あ る。 同社 は ア メ リカ 合 衆 国 内 の 本 部 か ら東 南 ア ジ ア に点 在 して い る製 造 組 み 立 て拠 点 に指 示 を出 し,航 空便 で 全 世 界 の顧 客 の元 へ 商 品 を提 供 して い る。 また,同 社 の サ プ ラ イチ ェー ンマ ネ ジ メ ン トは イ ン ター ネ ッ ト上 に よる注 文 の場 合 ,お よそ10日 間程 度 で納 入 を行 な え る。 サ プ ライ チ ェー ンマ ネ ジ メ ン トに よ る経 営 効 率 化 策 で,同 社 の在 庫 は圧 縮 さ れ,在 庫 に よる損 失 額 を最 小 限 に抑 え る こ とに成 功 してい る。
す なわ ち,サ プ ラ イチ ェー ンマ ネ ジ メ ン トとは 各事 業 ドメ イ ンの川 上 か ら 川 下 まで を コ ン ピュ ー タネ ッ トワー ク を使 っ て包 括 的 に管理 す る こ とで余 分
な在 庫 な ど を削 減 し,コ ス トを引 き■ドげ る効 果 が あ る と され る。
・ERP‑EnterpriseResourcePlanning(企 業 資 源 計 画)
企 業 資 源計 画 とは企 業 が 保 有 して い る全 て の経 営 資 源 を有 効 に活 用 す る と い う考 え で あ る。企 業 資 源 計 画 で は全 て の経 営 資 源 を統 合 的 に管 理 し,経 営 の効 率 化 を図 る 目的 で広 く普 及 して い る。
ボー イ ング社 が アメ リカ,ヨ ー ロ ッパ,日 本 の設 計 開発 拠 点 をグ ロー バ ル 情 報 ネ ッ トワ ー クで 結 ん だ事 例 を挙 げて 考 察 してお く。
従 来,シ ス テム エ ンジ ニ アが 開発 業 務 に携 わ る時 間 は平 均 して8時 間 で あ った 。 これ は先 進 国 で あ れ ば常 識 的 な考 え で あ るが ,生 産 性 とい う側 面 か ら 考 察 した場 合,必 ず し も合 理 的 な もの で は な い 。 シス テ ムエ ンジ ニ ア が そ れ 以 上 の労 働 を して生 産 性 を向 上 させ る こ と も可 能 で は あ るが 現 実 的 に は難 し
90国 際経営論集No.262003
い 。 そ こで,ボ ー イ ン グ社 で は世 界 各 国 の 開発 拠 点 を グ ロ ーバ ル情 報 ネ ッ ト ワー クで 結 び,24時 間 化 す る こ と よ って 経 営 資 源 の効 率 的 な運 用 に挑 ん だ・
つ ま り,同 社 は世 界 各 国 の 拠 点 を3つ の 時 間軸 に分 散 させ て,そ れ らの ゾ ー ン を有 機 的 に結 合 させ る こ と に よ っ て 開 発 期 間 の 短 縮 化 を は か った の で あ る。
ま た,企 業 資 源 計 画 の 前 身 と して資 材 所 要 量 計 画(MRP)が1960年 代 か ら生 産 管 理 手 法 と して捉 え られ,企 業 資 源 計 画 が広 く普 及 して い く1990年 代 まで活 躍 して い た こ と も加 え てお く。
なお,資 材 所 要 量 計 画 とは,生 産計 画達 成 を前 提 と して,部 品 表 と在庫 情 報 か ら発 注 す べ き資 源 の量 と発 注 時期 を割 り出す もの で あ る。 前 述 の サ プ ラ イチ ェ ー ンマ ネジ メ ン トの 基 本 形 で あ り,在 庫 の圧 縮 と不 足 の解 消 を同時 に 実 現 した とい える 。
この資 材 所 要量 計 画 に物 流 管 理 機 能 と財 務 管 理 機 能 を追 加 した もの が企 業 資 源 計 画 とな った の で あ る。
さ ら に は,あ ら ゆ る 企 業 活 動 に 目 標 値(BPR‑BusinessProcess
Reengineering)を 設 定 して,そ れ ら を達 成 す る た め の 最 適 化 を 図 り業 務 の 効 率 化 を実 現 した 。
・CRIVICustomerRelationshipManagement
企 業 資 源 計 画 は 企 業 内 で の 活 動 を 表 す 概 念 で あ っ た が,同 時 に,顧 客 と の 関 係 を 良 好 に 保 つ 概 念 も考 察 し な け れ ば な ら な い 。
CRMは 企 業 が 自 社 の 情 報 シ ス テ ム を 活 用 してY顧 客 と の 長 期 的 な 関 係 を 築 く手 法 の こ と で あ り,換 言 す れ ばB2B,B2Cの 関 係 を安 定 化 させ る た め の 概 念 で あ る と も い え る 。
同概 念 で は,コ ン ピ ュ ー タ内 に あ る デ ー タベ ー ス で 商 品 の 受 発 注,メ ン テ ナ ン ス,ク レ ー ム 対 応 な ど を総 合 的 に行 い,顧 客 との 密 接 な 関 係 を 一 貫 して
管 理 す る こ と を実 現 させ て い る 。 こ の シ ス テ ム を 活 用 す る こ と に よ り,企 業 は 顧 客 の ニ ー ズ に き め 細 か く対 応 す る こ とが で き ,顧 客 満 足 度 を 高 め,そ の 結 果 と して 顧 客 を リ ピ ー タ ー へ と 囲 い 込 む こ とが で き る 。
CRMを 実 現 す る ツ ー ル と して,マ イ ク ロ ソ フ ト社 のSQLサ ー バ 群 やIBM 社 の ノ ー ッ 群 が 挙 げ ら れ る 。
KM‑knowledgemanagement(ナ レ ッ ジ マ ネ ジ メ ン ト)
以 上 の概 念 を受 け,ナ レ ッジマ ネ ジ メ ン トの特 性 につ い て考 え て み た い 。 ナ レ ッジマ ネ ジ メ ン トと は個 々の 社 員 が 持 つ知 識 や情 報 を組 織 全 体 で 共有 し,有 効 に活 用 す る こ とで 業 績 を上 げ よ う とい う経 営 手 法 で あ る。 「知 識 管 理 」 な どと訳 され,「KM」 と略 され る こ と もあ る。
また,実 際 には,「 有 形 資 産(タ ンジ ブ ル)」 を指 す だ け で は な く,む しろ,
フラ
「無 形 資 産(イ ン タ ン ジ ブ ル)」 を 指 して い る と考 え る べ き で あ る 。そ う し た 考 え か ら,知 識 管 理 と は,個 々 の 社 員 が 経 験 した 「形 式 知 」 だ け で は な く, 経 験 則 や 仕 事 の ノ ウ ハ ウ と い っ た,普 段 は あ ま り言 語 化 さ れ な い 「暗 黙 知 」
ま で を含 ん だ 幅 広 い も の を 指 す と い え る 。
「ナ レ ッ ジ マ ネ ジ メ ン トと は 単 な る コ ン ピュ ー タ シ ス テ ム の 名 称 で は な く,
S)
シ ス テ ム を利 用 して業 務 プ ロセ ス全 体 を改 善 す る こ と指 す 。」
とい う よ うに,同 概 念 は本 節 で論 じて い る経 営 活 動 全 般 を包 括 的 に指 す 。
9)
そ う した ナ レ ッジ マ ネ ジ メ ン トの 導 入 を して い る事 例 は 多 数 あ る。 製 造 業,サ ー ビス 業,ま た教 育 産 業 に至 る まで,知 識 を経 営 の糧 とす る企 業 に は 必 要 な業 務 シス テ ム で あ る とい え る。 近 年,多 くの 企 業 が 自社 内 のLANを 顧 客 向 け に敷 設 した イ ンタ ー ネ ッ ト網 と相 互 接 続 を行 ない ,す そ野 の広 い サ ー ビス を実 現 させ て い る。今 後,こ う した流 れ は ます ます 加 速 して い く もの
と考 え られ る。
92国 際 経 営 論集No.262003
名称 対象
主 な 目的 関連サ プ ラ イ チ ェ ー ン マ ネ ジ メ ン ト(SCM) SupplyChainManagement
B2B B2C
物流 の包括 的
管理 EDI
企 業 資 源 計 画(ERP) EnterpriseResourcePunning
自社内
経営資源管理
MRPBPR
カ ス タ マ ー リ レ ー シ ョ ン シ ッ プ マ ネ ジ メ ン ト(CRM) CustomerRelationshipManagement
ii B2C
顧客 の囲い込
み EDI
ナ レ ッ ジ マ ネ ジ メ ン ト(KM) knowledgemanagement
自社内
1
無形資 産の活
用 EDI
表2業 務 シ ス テ ム の変 遷(1990年 代) (筆者 作 成)
3.ユ ビ キ タ ス 化
IP技 術 が 急 速 に 私 た ち の 身 の 回 り に 普 及 し,も は や イ ン タ ー ネ ッ ト自体 が 生 活 の 一 部 と な りつ つ あ る 。 こ れ は,意 識 して イ ン タ ー ネ ッ トを論 じて い た 次 元 か ら,無 意 識 に イ ン タ ー ネ ッ トを 受 け 入 れ て い る状 態 とい え る 。 す な わ
ち,イ ン タ ー ネ ッ トは 既 に 私 た ち の 生 活 に浸 透 して い る の で あ る 。
さ て,2003年2月 末 の 日本 の イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 者 数 は5645万 人 と さ れ て
ユ0̀
い る 。そ の お よ そ4割 が 「ブ ロ ー ドバ ン ド」 を利 用 し て い る 。 な お,こ の 統 計 に は携 帯 電 話 ・PHS等 か ら の 利 用 者 も含 ま れ て お り,実 際 の 状 況 に 則 した 結 果 で は な い か と考 え る 。 しか し な が ら,普 及 率 と い う 尺 度 だ け で 考 察 し よ
う とす れ ば さ ら に 高 い 数 値 が 得 られ る もの と考 え ら れ る 。
ll)
な お,総 務 省 に よ れ ば,2005年 末 に は 日本 の イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 者 数 が 8700万 人 を 超 え る と さ れ て お り,現 在 の2.5人 に ひ と りか ら,1.5人 に ひ と り の イ ン タ ー ネ ッ トに 発 展 して い く こ とが 予 測 され て い る 。
従 来,イ ン タ ー ネ ッ トへ の 接 続 に は パ ソ コ ンが 必 要 で あ っ た 。 そ れ ま で は
操 作 が 煩 雑 で,難 し い モ ノ と さ れ て い た パ ソ コ ン は1995年 の ウ ィ ン ドウ ズ95 発 売 に よ っ て 身 近 な 存 在 と な りつ つ あ っ た 。 そ して,3年 後 に は ウ ィ ン ドウ ズ98が 発 売 され イ ン タ ー ネ ッ ト時 代 を切 り拓 き始 め る 。 そ の 後 の 目覚 ま しい 発 展 劇 は 記 憶 に 新 し い と こ ろ で あ る 。
と こ ろ で,パ ソ コ ン だ け が い わ ば独 占 して き た 「イ ン ター ネ ッ ト」 は あ ら ゆ る機 器 に 開 放 さ れ つ つ あ る 。 日本 で は 携 帯 電 話 の サ ー ビス と して イ ン タ ー ネ ッ トが 組 み 込 ま れ,ま た,ア メ リ カ 合 衆 国 で はPDAの 機 能 と し て イ ン タ ー ネ ッ トが 普 及 して い る
。 こ れ は,IP技 術 の 進 化 が 可 能 と した 機 能 で あ り, こ う し た 流 れ は 今 後 も一 般 家 庭 や 企 業 の 隅 々 に 組 み 込 ま れ る で あ ろ う。
筆 者 は 前 稿 で イ ン タ ー ネ ッ トの 浸 透 化 に つ い て 既 に論 じて い る 。 パ ソ コ ン の 普 及 を通 して セ グ メ ン テ ー シ ョ ン さ れ た 市 場 に ネ ッ トワ ー ク と い う モ ノ を 普 及 させ,や が て は そ の パ ソ コ ン 同 士 を イ ン タ ー ネ ッ ト環 境 に 接 続 させ る こ と に よ り第 一 の ス テ ップ が 完 了 す る 。つ い で,イ ン タ ー ネ ッ ト環 境 に,金 融, あ る い は 電 子 決 済 市 場 を 組 み 込 む こ と に よ り家 庭 内 ・企 業 内 に密=接 な ネ ッ ト ワ ー ク が 構 築 さ れ る とい う も の で あ る 。 さ ら に は,そ う した イ ン タ ー ネ ッ ト 環 境 が 家 庭 内 の 家 電 製 品 に 普 及 す る こ と に よ り様 々 な メ リ ッ トが 生 ま れ る こ
と と な る。 要 す る に パ ソ コ ン を基 軸 と した イ ン タ ー ネ ッ ト化 は 既 に 完 遂 して お り,そ の 次 の 段 階 と し て 情 報 家 電 と称 さ れ る 機 器 が 普 及 し始 め て い る とい
う こ と な の で あ る 。
あ ら ゆ る段 階 で ネ ッ トワ ー ク化 さ れ た 機 器 群 は 設 置 場 所 を 問 わ ず シ ー ム レ ス に 稼 働 す る こ とが で き る 。 こ れ が す な わ ち 筆 者 が 考 え る 「情 報 の 同 時 性 と 共 有 の 経 済 」 の 論 拠 で あ り,今 後 と も大 き く発 展 し て い くで あ ろ う 。
12
イ ン タ ー ネ ッ トに 続 で き る パ ソ コ ン以 外 の 端 末 をIAと い う 。 例 を 示 せ ば, イ ン タ ー ネ ッ ト機 能 を 内 蔵 し たPDA,メ ー ル 機 能 を 内 蔵 し た 携 帯 電 話,さ ら に は,イ ン タ ー ネ ッ ト機 能 を 内 蔵 した 電 子 レ ン ジ な ど で あ る 。 こ れ ら は 全 て 有 線 無 線 の 如 何 を 問 わ ず イ ン タ ー ネ ッ トに 接 続 して 何 ら か の 情 報 を 得 る こ
とが で き る 簡 易 端 末 で あ る 。 総 務 省 に よ る イ ン タ ー ネ ッ ト普 及 率 の 分 析 で 確 94国 際経営論集No.262003
13)
認 で き る よ う に,今 後 も イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 者 が 増 大 す る に伴 い あ ら ゆ る 形 態 の 簡 易 端 末 が ネ ッ ト接 続 さ れ る と み ら れ て い る 。
さ て,ユ ビ キ タ ス ・ネ ッ トワ ー ク は,あ ら ゆ る 機 器 群 が ネ ッ トワ ー ク に 接 続 し,情 報 を 相 互 に 交 換 で きる 環 境 を 指 す 。す な わ ち 「い つ で も,ど こ で も, 必 要 な 情 報 を」 とい う人 間 の欲 求 を瞬 時 に 満 た す パ ラ ダ イ ム で あ る 。
社 会 がIP技 術 を 急 速 に 取 り入 れ,ユ ビ キ タ ス 化 して い る 。 各 家 庭 ・各 企 業 に パ ソ コ ン が 普 及 し,ま た,そ れ が イ ン タ ー ネ ッ トに接 続 さ れ る 。 や が て, あ ら ゆ る 機 器 群 が イ ン タ ー ネ ッ トに接 続 さ れ 「ネ ッ ト化 」 して い く こ と に よ る ユ ビ キ タ ス 化 は 今 後 ま す ま す 進 展 して い く もの と思 わ れ る 。
4.IPビ ジ ネ ス を 支 え る 技 術
さ て,本 論 に戻 り,IPビ ジ ネ ス を支 え る 技 術 に つ い て 考 察 して い き た い 。 IPビ ジ ネ ス を支 え て い るIP技 術 は
(1)TCP/IP (2)HTTP (3)WWW
(4)デ ー タセ ン ター
の ハ ー ドウ ェ ア 的 な側 面 と (5)イ ン トラ ネ ッ ト
(6)XML
の ソ フ トウ ェ ア 的 な 側 面 に 大 別 で き る 。
(1)TCP/IP(TransmissionControlProtocol/lnternetProtocol)
特 に デ ジ ュ リ ス タ ン ダ ー ド で あ るTCP/IPは イ ン タ ー ネ ッ ト の 基 幹 技 術 と し て 全 世 界 の コ ン ピ ュ ー タ で 利 用 さ れ て い る 。 約50億 個 あ るTCP/IPの 保 有
じわ
ア ドレス は,次 世 代 の 規 格 に改 善 され る な ど,益 々 の進 展 が 見 られ る 。これ
15)
は,企 業 戦 略 に よ る デ フ ァ ク トス タ ン ダ0ド の 様 相 と は 一 線 を 隔 した 状 況 で あ り,イ ン タ ー ネ ッ トの 自 由 な様 相 と は や や 違 う。
しか し な が ら,イ ン タ ー ネ ッ トが こ れ ほ ど ま で に社 会 に 浸 透 し,あ ら ゆ る ビ ジ ネ ス チ ャ ン ス を創 出 して い る 状 況 を鑑 み れ ば,TCP/IPの デ ジ ュ リ ス タ ン ダ ー ド化 は 大 成 功 で あ っ た とい え る 。
(2)HTTP(HypertextTransferProtocol)
TCP/IP通 信 網 上 で 利 用 さ れ るHTTPは,ウ ェ ブ サ ー バ と ク ラ イ ア ン トPC が デ ー タ を送 受 信 す る 際 に使 用 さ れ る 重 要 な プ ロ トコ ル で あ る 。 イ ン タ ー ネ
ッ トを根 本 か ら支 え て い る 基 幹 技 術 で あ り,こ れ を な く し て は 画 面 上 に ホ ー ム ペ ー ジ を表 示 させ る こ と が で き な い 。
こ れ ま で 随 時 改 善 を 重 ね,HTML文 章 を は じめ,DHTML,SHTML,
XML文 書 を 扱 う こ と が で き る よ う に な っ て き た 。 同 時 に,各 文 書 か ら 関 連
16j
付 け られ て い る画 像,音 声,動 画 な どの フ ァ イル を 自 由 に扱 う こ と もで きる 等,応 用 範 囲 が広 い 。
(3)WWW(WorldWideWeb)
ネ ッ ト ワ ー ク上 で 用 い ら れ る ドキ ュ メ ン トシ ス テ ム をWWWと い う 。 一 般 的 に は 「イ ン タ0ネ ッ ト」 と表 現 さ れ る場 合 が 多 い が,実 際 に は 単 な る ドキ
ュ メ ン トシ ス テ ム で あ る 。
1989年 に欧 州 核 物 理 学 研 究 所(CERN)の 研 究 員 が 研 究 所 内 の 論 文 を 広 く 世 界 中 に提 供 す る た め に 開 発 した 閲 覧 シ ス テ ム で あ る 。
1991年,ア メ リ カ 合 衆 国 にCIX(CommecialInternetExchange
Association)が 設 立 さ れ,イ ン タ ー ネ ッ トは 事 実 上 商 用 開 放 さ れ た 。 そ の 後,NCSA,ネ ッ トス ケ ー プ社 ら が ブ ラ ウ ザ を 開 発 ・提 供 し イ ン タ ー ネ ッ ト が 爆 発 的 に 広 が っ て い く こ と と な る 。
96国 際経営論集No.262003
17;
なお,今 日で はW3CがWWWで 用 い られ る技 術 につ い て の仕 様 を示 し,国 際 標 準 化 にあ た っ てい る 。
(4)デ ー タ セ ン タ ー(datacenter)
イ ン タ ー ネ ッ ト接 続 業 務 や,機 器 の 保 守 ・運 用 サ ー ビ ス な ど を提 供 す る 施 設 を デ ー タ セ ン タ ー とい う。 富 十 通 株 式 会 社 が 保 有 す る 館 林 デ ー タ セ ン タ ー 等 が そ れ で あ る 。24時 間,365日,絶 対 に 止 ま ら な い シ ス テ ム を提 供 して い
る 。
近 年,デ0タ セ ン タ ー は 「イ ン タ ー ネ ッ トデ ー タ セ ン タ ー 」(IDC)と も 呼 ば れ る よ う に な り,IP技 術 を駆 使 し た 施 設 が 続 々 と登 場 して い る 。 イ ン タ ー ネ ッ トデ ー タ セ ン タ ー が 登 場 して く る 背 景 に は,B2Cの 台 頭 を挙 げ る こ と が で き る 。
つ ま り,既 存 の ビ ジ ネ ス で は 営 業 時 間 内 の サ ー ビス 提 供 を前 提 と して い た が,IP技 術 を用 い た ビ ジ ネ ス で は ナ レ ッ ジ マ ネ ジ メ ン ト等 の あ ら ゆ る シ ス テ ム を 統 合 し,顧 客 に24時 間 対 応 で き る 仕 組 み を構 築 して い る か ら で あ る と考 え ら れ る の で あ る 。
も と よ り,ネ ッ トワ ー ク に 接 続 さ れ て い る 機 器 は24時 間 稼 動 す る も の で あ る が,シ ス テ ム 障 害 や 停 電 等 に よ る 予 期 し な い トラ ブ ル を 未 然 に 防 ぐ に は, デ ー タ セ ン タ ー に そ れ らの 機 器 運 用 を 委 託 し てTCOの 削 滅 を 目指 し て い る
と もい え る 。
い ず れ に し て も,デ ー タ セ ン タ ー の 役 割 は ま す ま す 重 要 度 を 増 し,結 果 と して 情 報 の 一 極 集 中 化 を招 く事 態 と な りつ つ あ る 。 こ う し た,情 報 の 一 極 集 中 化 問 題 に つ い て は 文 字 通 り 「賛 否 両 論 」 と な る と こ ろ で あ り,今 後 の 考 察
も含 め て 更 な る 研 究 を 要 す る と認 識 し て い る 。
(5)イ ン トラ ネ ッ ト
個 人,企 業 がLANを 構築 し た 上 で 情 報 の 共 有 や ス ケ ジ ュ ー ル 管 理 等 を行
う シ ス テ ム を 総 称 し て イ ン トラ ネ ッ トとい う。 主 に
① 電 子 メー ル機 能
② ス ケ ジュ ー ル管 理
③ 電 子 掲 示 板
等 の 機 能 を備 え て い る 。
イ ン トラ ネ ッ トの 機 能 は 上 記 の 通 り グ ル ー プ 内 の メ ンバ ー 間 お よ び外 部 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 円 滑 化 す る 電 子 メ ー ル 機 能 や ス ケ ジ ュ ー ル 管 理,電 子 掲 示 板 に代 表 さ れ る オ ン ラ イ ン型 の 業 務 シ ス テ ム で あ る 。 各 メ ンバ ー は ス
ケ ジ ュ ー ル を 共 有 す る ス ケ ジ ュ ー ラ 機 能,ア イ デ ア や ノ ウ ハ ウ な ど を デ ー タ ベ ー ス 化 して 共 有 す る 文 書 共 有 機 能 ,稟 議 書 な ど複 数 の メ ンバ ー で 回 覧 さ れ
る 文 書 を 電 子 化 し て 流 通 させ て 業 務 の 効 率 化 を は か っ て い る。
実 際 の 製 品 は これ ら の 機 能 を組 み 合 わ せ た も の が 多 く,イ ン タ ー ネ ッ ト ・ イ ン トラ ネ ッ ト機 能 を付 加 し た 形 で 製 品 化 さ れ て い る 。
当 初,イ ン トラ ネ ッ トはWWWシ ス テ ム を模 倣 した 簡 易 シ ス テ ム で あ っ た が,多 機 能 な グ ル ー プ ウ ェ ア 製 品 が 登 場 す る に つ れ て,そ の 性 能 を 向 上 させ て い っ た 。 グ ル ー プ ウ ェ ア 製 品 に はWWW機 能 を 備 え た もの が 多 く,一 般 的 な ブ ラ ウザ か ら容 易 に ア ク セ ス で き る よ う に な っ て い る 。 そ の た め 各 方 面 で
18)
導 入 さ れ,本 学 経 営 学 部 で もマ イ ク ロ ソ フ ト ・エ ク ス チ ェ ン ジ が 運 用 さ れ た 。
(6)XML(eXtensibleMarkupLanguage)
主 にHTTPやHTTPS上 で デ ー タ を 送 受 信 す る 際 に 用 い ら れ る 拡 張 型 の マ 0ク ア ッ プ 言 語 で あ る
。
XMLの 特 徴 は ユ ー ザ 自 身 が 独 自 の タ グ セ ッ ト を記 述 で き,自 由 な 書 式 で 指 定 で き る と こ ろ に あ る 。 図2で 示 す よ う に,歴 史 的 な 経 緯 でXMLを み る
98国 際 経 営 論 集No.262003
と,XMLがSGMLの 後 継 言 語 で あ る と わ か る 。 一 般 的 に,XMLはHTMLの
後 継 で あ る と考 え られ が ち で あ る が,そ れ は誤 認 で あ る 。 む し ろ,今 後 の マ ー ク ア ッ プ 型 言 語 はXMLを 基 本 と して 拡 張 さ れ るXHTML言 語 に 移 行 され て い くの で あ る 。
レ HTML
L̲▲ SGML
) XML
一 一 一 ウ[亟=]
図2XMLの 歴 史 的 背 景 と展望 (筆者 作 成)
今 後 もIPビ ジ ネ スで は ます ます複 雑 な業 務 シス テ ムが 構 築 され て い くと考 え られ る。 デ ー タベ ー ス等 の命 令 で は実 行 不 可 能 な部 分 と,XMLの 持 つ 柔 軟 な言 語 セ ッ トを組 み合 わ せ れ ば,よ り効 果 的 なサ イ ト運 営 をす る こ とが 可 能 と な る。 そ う した 意 味 で,XHTMLの タ グセ ッ トが 今 後 の シス テ ム構築 に 強 い影 響 を もた らす と考 え られ る。
5.お わ り に
本 稿 で は,企 業 の業 務 シ ス テ ム の歴 史 につ い て 時 系 列 で 論 じて きた 。 そ の 歴 史 的発 展 の経 緯 は前 述 の 通 り,改 善 につ ぐ改 善 の連 続 で あ り,過 去 の技 術
を着 実 に積 み 重 ね て い る とい え る 。
新 技 術 は過 去 の技 術 を捨 て て 開発 され た もの で あ る との 見 解 が な され る 。 しか し,技 術 を開発 した方 々の 足 跡 は必 ず や活 用 され て い るの で あ る。 過 去 の蓄 積 を元 に,今 後 も魅 力 的 な技 術 が 次 々 と開発 され るで あ ろ う。
IP技 術 は今 日の イ ン ター ネ ッ トを支 え る基 幹技 術 で あ る と同 時 に,企 業 と 顧 客 を結 ぶ新 しい マ ー ケ テ ィ ング チ ャ ネル で あ る とい え る。 この新 興 チ ャ ネ ル にお い て顧 客 との密 接 な関係 を構 築 し,新 た な市 場 を開 拓 して い くこ とが 企 業 に とっ て今 一 番 求 め られ て い る方 向 性 で あ ろ う。
周 知 の 通 り、企 業 が 利 益 を獲 得 で きる唯 一 の場 所 は市 場 で あ る。 そ の市 場 に企 業 の み な らず,こ れ まで は参 加 す る こ とが で きな か っ た顧 客 まで もが 参 入 す る よ う に な り,ま す ます 市 場 は ダ イナ ミ ック に変 貌 して い る。 セ キ ュ リ テ ィー問 題 等 の難 題 を抱 えて もなお 魅 力 的 な新 市 場 で あ る と もい え よ う。
以 上,研 究 活 動 と実 務 活 動 を両 立 して,eビ ジ ネス が 企 業 に与 え る影 響 に つ い て さ らに 明 らか に して い くこ とが 今 後 の課 題 で あ る。
参 考 文 献
1)照 屋 行 雄,行 川 一 郎 「著](2002)『 ビ ジ ネ ス の 国 際 感 覚 が 身 に つ く キ ー ワ ー ド100』 中 央 経 済 社
2)小 松 章(2003)「 経 営 学 』 新 世 社
3)山 田 晃 久(2002)『ITと 国 際 ビ ジ ネ ス 』 南 窓 杜
4)CharlesC.Poirie[著],StephenE.Reiter ,松 浦 春 樹[監 訳],山 田 勝 也 [訳],尾 西 克 治,平 田 智 也(2001)『 サ プ ラ イ チ ェ ー ン ・コ ラ ボ レ ー シ ョ ン 原 材 料 調 達 ・生 産 ・物 流 ・販 売 シ ス テ ム 最 適 化 の 追 求 』 中 央 経 済 社
5)圓 川 隆 夫(1998)「 制 約 条 件 の 理 論 が 可 能 に す る サ プ ラ イ チ ェ ー ン の 全 体 最 適 」 『ダ イ ヤ モ ン ドハ ー バ ー ド ・ ビ ジ ネ ス 』11月 号pp.22‑32,ダ イ ヤ モ ン ド 社
6)加 護 野 忠 雄(1999)『 競 争 優 位 の シ ス テ ム 事 業 戦 略 の 静 か な 革 命 』PHP 研 究 所
7)衣 笠 洋 輔(1996)「 日 本 企 業 が 直 面 し て い る 構 造 的 諸 問 題 」 「神 奈 川 大 学 国 際 経 営 論 集 』No.10
8)国 領 二 郎(1998)『 マ ネ ジ メ ン ト ト レ ン ド』 経 営 研 究 所 9)畑 中 邦 道(1999)『 経 営 の フ ロ ン テ ィ ア 』 日経BP企 画
10)横 澤 利 昌[編],荒 田 弘 司,後 藤 俊 夫,廣 井 孝[著](1998)『 顧 客 価 値 経
100国 際 経 営 論 集No.262003
営 』 生 産 性 出 版
ll)吉 川 元 忠(2001)「 情 報 エ コ ノ ミ ー 』 文 藝 春 秋 社
12)海 老 沢 栄 一[編](1994)『 統 合 化 情 報 シ ス テ ム 』 日 科 技 連 出 版 社
13)海 老 沢 栄 一[著],寺 本 明 輝[著],行 時 博 孝[著](!999)『 智 恵 が 出 る 組 織 創 造 性 創 出 の プ ロ セ ス 』 同 友 館
14)島 田 達 巳[編],海 老 沢 栄 一[編](1989)『 戦 略 的 情 報 シ ス テ ム 構 築 と 展 開 』 日 科 技 連 出 版 社
15)リ チ ャ ー ド ・ベ リ ヤ ー ド[著1,阿 保 栄 司/監 修 島 津 誠[訳],松 浦 春 樹 [訳](2003)『 コ ン ポ ー ネ ン ト ・ベ ー ス ド ・ビ ジ ネ ス 経 営 とITと の 新 た な ゲ ー ム 』 同 友 館
16)常 田 稔(199ユ)『 マ ネ ジ メ ン ト ・サ イ エ ン ス マ ネ ジ メ ン トへ の 自 然 科 学 的 ア プ ロ ー チ 』 成 文 堂
17)黒 須 誠 治[編](1997)「 次 世 代 生 産 シ ス テ ム 自 律 分 散 協 調 型 の 生 産 シ ス テ ム 』 白 桃 書 房
18)黒 須 誠 治[著](1998)『 デ ザ イ ン ・ア プ ロ ー チ に よ る 情 報 シ ス テ ム 構 築 法 』 白 桃 書 房
19)田 中 正 仁,狩 野 正 人,野 田 誠 二,室 谷 憲 三,高 橋 可 祝[著](2000)『e一 ビ ジ ネ ス とITソ リ ュ ー シ ョ ン 』 日科 技 連 出 版 社
20) 21}
22) 23) 24)
近 安 理 夫(2001)『 戦 略 的ERPの 実 践 』 東 洋 経 済 新 報 社 新 谷 文 夫(2000)『 図 解IT戦 略 』 東 洋 経 済 新 報 社
衣 笠 洋 輔(1979)『 日 本 企 業 の 成 長 戦 略 』 日本 経 済 新 聞 社 西 垣 通(200ユ)『IT革 命 』 岩 波 書 店
AlfredD.Chandler,JrX1990)SCALEANDSCOPE:fiheDynamicsof
IndustrialCapitalism,HarvardUniversityPress.(A.D.チ ャ ン ド ラ ー[著], 安 部 悦 生 ・川 辺 信 雄 ・工 藤 章 ・西 牟 田 祐 二 ・ 日 高 千 影 ・ 山 ロ ー 臣[訳]『 ス
ケ ー ル ・ ア ン ド ・ ス コ ー プ 』 有 斐 閣 25}FrancisMclnerneyandSeanWhite(2000)FutureWealth,NorthRiver
Ventures.(F・ マ キ ナ ニ ー,S・ ホ ワ イ ト[著],竹 中 平 蔵[訳]『 ス ピ ー ド の 経 営 革 命 』 三 笠 書 房
26}H.lgorAnsoffandEdwardJ.McDonnell(1990)IMPLANTINGSTRATEGIC
MANAGEMENT,Prentice‑HallInternational.(H.1.ア ン ゾ フ[著],中 村 元 一 ・黒 田 哲 彦 ・崔 大 龍[訳]『 「戦 略 経 営 」 の 実 践 原 理 』 ダ イ ヤ モ ン ド 社 27)マ イ ケ ル ・ デ ル[著],国 領 二 郎 監 訳 ・吉 川 明 希 訳(2000)『 デ ル の 革 命
「ダ イ レ ク ト」 戦 略 で 産 業 を変 え る』 日本 経 済 新 聞社 28)玉 木 欽 也[著](1996)「 戦 略 的 生 産 シ ス テ ム』 白桃 書 房
29)玉 木 欽 也[編],小 酒 井 正 和,松 田岳 士,青 山 学 院 大 学 総 合 研 究所AML2プ ロ ジ ェ ク ト[著](2003)『eラ ー ニ ング実 践 法 サ イバ ー ア ラ イ ア ンス の世 界 』 オ ー ム社
30)屋 内 恭 輔[著1,安 部 隆 明(2003)『XMLス キ ーマ 書 法 』 毎 日 コ ミュニ ケ ー シ ョ ンズ
102国 際 経 営 論 集No.262003
〈資料集 〉
(出 典)総 務 省 「通 信 利 用 動 向 調 査 」
http:〃www.johotsusintokei.soumu.ga・Jp/whitepaper/ja/h15/index.htmlな ど
に よ り作 成 した 。
ブ ロ ー ドバ ン ド利 用 人 口 の現 状 と予 測
(万 人) 平 成14年(2002年)末 平 成19年(2007年)末
イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 人 口 6,942 8,892
ブ ロ ー ドバ ン ド利 用 人 口 1,955 5,967
自宅 に お け るパ ソ コ ン か らの イ ン タ ー ネ ッ トの接 続 方 法 の 推 移
%}
ブ ロ ー ドバ ン ド 回 線xt
常 時接 続 (ISDN}
ダ イ ヤ ル ア ツ プ (ISDN}
ダ イヤ ル ア ツプ (電話 回線)
平 成12年 末 6.9 一 34.0 56.2
平 成13年 末 14.9 一 24.6 47.2
平 成14年 末 29.6 16.8
f 11.2 44.9
L ノ
V
常 時 接 続 で の 利 用44.3x2
X1
X2
「ブ ロ ー ドバ ン ド回線 」:DS」 ケ ー ブル イ ン ター ネ ッ トT無 線(FWA等) 及 び 光 フ ァ イバ 。光 フ ァイ バ は平成13年 か らの 調査 項 目。常 時 接 続(ISDN)
は,平 成14年 か らの調 査 項 目
常 時 接 続 回 線(ブ ロ ー ドバ ン ド回線 及 び 常 時 接 続(ISDN))を 利 用 して い る世 帯 とは,ブ ロー ドバ ン ド回 線 又 は常 時 接 続(ISDN)の い ず れ か1つ 以 上 を利 用 して い る世 帯 を指 す
ブ ロ ー ドバ ン ド回線 契 約 数 の 推 移
(万 契 約)
(年度 末)平 成11 12 13 14
FTTH 0.02 2.6 31
無線
o.og 0.8 3.3ケ ー ブ ル イ ン タ ー ネ ッ ト 22 7s 146 207
DSL 0.02 7.1 238 702
合計
22!「 86 387 943
ブ ロ ー ドバ ン ドア ク セ ス 方 法 と利 用 可 能 な コ ン テ ン ツ
1.鍵1むP暮 陀 封b購
ヨ ヒ
ケ ー=プル ィ ン04¢}鐘 裳繍 毒鰻 露 襲 勤醐 、難1 翻 乳 織 薦:難 嚢 轟 毒蟹 ,
羅孝
翻 灘導 灘 〆 ・
鐸 コ15卜 沁 嚢s
lン 舘 楽 黙 面'直 僻 酵 黛濫嘱'諭'裾
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舞鱒 薦縁 ・i;
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肇2N幡i酬bps54聯 奪 髄 脚 ・
ト げ ゑヤ ヰやガ ナモ
け ゆ ちナサ エ ヤ ナ
.㌔紬 矯 秒 ∴ 院 納9秒 約 ヨ穆
舞 。 疏 酔舐 ・
♪ ﹁'亀'4ウ
'七'"︑翫#轟窩恥紬
鰺 輪 雛
縣轟茸無叢毒鑑
鈴 簸 蝋 ゆ 脚簸 醐
,毒繍絆朝噛
"憩君雫碍佃簿軌醤鉱無
嚢
蓼竃瑠
無器竃.炉立︾㍗'碑帝融鱒醐 ︑写も暗中
鑓
平成14灘 度 末時 鳶 で。提 撲 さ調 て島、る、サ ー ビスで の最 大速 綾 壌葺E(4dt国電 筑電 子披 衛者 協 会}に お廿愚親 格 で・の最 宍速 度
膏 津 ・映像 デ ジ萄 ル僖 号 を モ胸 ぞ識 の圧 縮技 衛 に より情報 量 を小 さく して儀 遣 なた場 倉
{出 卑1「情 報 通 信 イ ン'フう に閣 す る・≡圃査 」
104 国 際 経 営 論 集No.262003
ブ ロ ー ドバ ン ド契 約 数 の 国 際 比 較(上 位15か 国 ・地 域,2002年 末)
o 20夢4◎0600葛o(1毒Poo120Φ140()董,600
(芳 契 約) 転巳ウ02(》 ◎o 米 国
韓 国 臼 嵐 カ ナ ダ ドイ ツ 台 零 フ ラ ン ス イ ギ リ ス オ う ン 蟹'
香 港 ペ ル 牟㌧
ス ウ ェ 篇デ ン オ}ス ト リ ア デ ン7一 ク イ タ リ7
露 馨 濫 鼎 魯 惣 卑 睾 罫 串 幣 憂 魯 魯 輩 蓄 翠 婁 誌 盤 蔀 軸 ㌣ 粗 僻#憲 曲 濫 糊 骨
舞 タ#卑 蔀 暫 聾 伽 包
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軸 奪 奪 雷セ 富313 韓 掌 智 孝 旧5i
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携 帯 電 話 及 び携 帯 イ ン タ ー ネ ッ ト契 約 数 の推 移
(万契 約)
(年 月)
携帯電話契約数
(う ち)携 帯 イ ン タ ー ネ ッ ト契 約 数
!1.2 4,050 0.5
11.3 4,153 5
12.3 5,114 750
13.3 6,094 3,457
14.3 6,912 5,193
15.3 7,5G6 6,246
1
※ 携 帯 イ ン タ ー ネ ッ ト契 約 数 は,携 帯 電 話 事 業 者 に よ るiモ ー ド,EZweb(旧 EZaccessを 含 む),J‑Skyの サ ー ビ ス の 契 約 数 合 計
ド イ ツ 13.8
シ ン ガ ポ ー ル 12.0
フ ラ ン ス !1.7
米 国 8.9
イ ギ リ ス 6.8
※ 数値 は各 国の主要 な事 業者 に お ける携帯 電話契 約数 に 占め る携帯 イ ンター ネ ッ トの契約比 率
1)今 野 克 義(2003)「 経 営 環 境 変 化 に 伴 う 国 際 ビ ジ ネ ス 戦 略 」 神 奈 川 大 学 経 営 学 部 国 際 経 営 論 集,25号 。
2)セ ブ ン イ レ ブ ン の 物 流 シ ス テ ム の 効 率 性 を 主 に 論 じ た 。
3)本 稿 で は,イ ン タ ー ネ ッ ト プ ロ ト コ ル の 略 語 で あ るIPを 総 称 し てIP技 術 と 表 記 す る こ と と す る 。
4)ユ ビ キ タ ス と ユ ー ビ キ タ ス と い う2つ の 表 言己が あ る が,本 稿 で は ユ ビ キ タ ス と 表 記 し て お く。
5)分 散 処 理 の 方 法 は い く つ か あ る が,代 表 的 な の が ハ ニ カ ム 型 ネ ッ ト ワ ー ク で あ る 。 こ れ は,一 点 を 中 心 と し た ネ ッ ト ワ ー ク を 相 互 接 続 す る シ ス テ ム の こ と で,中 心 と な る 場 所 に ホ ス ト コ ン ピ ュ ー タ を 置 き,周 囲 の ク ラ イ ア ン ト を 制 御 す る と い う 方 法 で あ る 。 近 年 で は ピ ァ ツ ー ピ ァ(P2P)通 信 も ユ ー ザ 問 で 人 気 が 広 が り,ま さ に 気 軽 に 相 互 接 続 で き る よ う な 時 代 と な っ て い る 。 6)冗 長 化
7)野 中 郁 次 郎 氏(2002年11月13日)『 ジ ャ ス ト シ ス テ ム ナ レ ッ ジ マ ネ ジ メ ン ト ・フ ォ ー ラ ム2003』 赤 坂 プ リ ン ス ホ テ ル,の 基 調 講 演 を 参 考 に し た 。 8)http://e‑wards.jp/w/E3838AE383ACE38383E382B8E3839EE383SDE382B8
E383AIE383B3E38388.htmlを 参 照 し た 。
9)大 阪 府 教 育 セ ン タ ー,カ ゴ メ 株 式 会 社,鹿 島 建 設 株 式 会 社,カ ネ ボ ウ 株 式 会 社,川 崎 汽 船 株 式 会 杜,関 西 学 院 大 学,山 梨 県 甲 府 市,サ ン ケ ン 電 気 株 式 会 社,住 友 金 属 工 業 株 式 会 社,株 式 会 社 西 武 百 貨 店,ス テ ム 株 式 会 社,株 式 会 社 ブ リ ヂ ス ト ン,三 菱 商 事 株 式 会 社 な ど が 積 極 的 に 導 入 し て い る 。
10)http=〃www.iajapan.org/iwp/な ど を 参 考 と し た 。 1工)資 料 を ご 参 照 く だ さ い 。
106国 際 経 営 論 集No.262003
12)イ ン タ ー ネ ッ ト器 具,な ど と も 表 記 さ れ る 。 13)資 料 を ご 参 照 く だ さ い 。
14)実 際 に はDHCP機 能 に よ り プ ラ イ ベ ー ト ア ド レ ス(192.168.0.0等)が 浸 透 し て い る の で50億 全 て のIPが 使 わ れ る こ と は ま ず な い と 考 え ら れ て い る 。 し か し な が ら,ユ ビ キ タ ス 社 会 を 前 に,v6化 を は か り,IP資 源 の 不 足 を 回 避 し
た い と の 憶 測 が あ る 。
15)TCP/IPが デ フ ァ ク ト ス タ ン ダ ー ド で あ る か デ ジ ュ リ ス タ ン ダ ー ドで あ る か は 議 論 が 分 か れ る と こ ろ で あ る 。NetBeaui,IPX/SPXな ど 他 に も 有 力 な プ
ロ ト コ ル が あ り な が ら,実 際 はTCP/IPが 利 用 さ れ て い る か ら で あ る 。 16)ア ン カ ー と も 言 わ れ る 。
17)http://www.w3.org/
18)平 成8年 度 か ら 平 成13年 度 ま で 。