• 検索結果がありません。

放射線耐性を持つ緩歩動物クマムシに関する研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "放射線耐性を持つ緩歩動物クマムシに関する研究"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

放射線耐性を持つ緩歩動物クマムシに関する研究

著者 宮澤 俊義

雑誌名 技術報告

17

ページ 85‑85

発行年 2012‑03‑11

出版者 静岡大学技術部

URL http://doi.org/10.14945/00006577

(2)

放射線耐性を持つ緩歩動物クマムシに関する研究

系:理工系、専門分野:化学 、課題番号

23915015

宮澤 俊義

静岡大学理学部技術部

1.研究目的

クマムシ(図1.)は、分類上は節足動物に近い緩歩動物門に含まれ体長は約0.1mmから0.8mm 位の微生物で深海から陸上の苔の中まで様々な所に多様な種が分布している。その大きな特徴は乾 燥状態になると、体を樽状に変化させ、100年以上も長生きしたり、高温、超低温、真空、高気圧 や放射線にも耐えうる能力を持つと言われている。この様に他の生物が生きる事が不可能な、極限 の環境でもたくましく生きる事が出来る。「最強の生物」とも言われているゆえんである。しかし ながら今まであまり注目されて来なかったクマムシの極限状態の能力について、しっかりとした調 査・研究がされて来なかったのも事実でありその真偽の方は定かではない。

そこで本研究ではクマムシの放射線耐性の能力に着目して、γ線照射装置を使用してクマムシに 放射線を照射して、本当に放射線耐性の 能力がクマムシに有るかどうかを調査 して見る。その他液体窒素を使った超低 温の実験や、電子レンジで加熱する高温 実験などを行い、極限状態の環境変動に 対するクマムシの抵抗性の様子を実験 する。この実験を通してクマムシの能力 の真偽のほどを、特に放射線耐性を中心 に調査する。また身近な生物を通じての 生物や放射線教育の教材開発にも力を 注ぐ。

図1.クマムシ 2.実験実施計画

2.1 クマムシの多くは陸上のコケ植物の中に生息しているので、静岡大学のキャンパス内のコケ植 物を採集してシャーレに入れて水を張り、実体顕微鏡・光学顕微鏡で観察する。どのコケ植物 にどんなクマムシがいるのかを調べてキャンパスのクマムシマップを作成する。

2.2 スライドグラス等に寒天をたらしてその上にクマムシを置くと、脱水状態になり体を樽状態に 変化させる。その樽状態に変化したクマムシを極限状態の環境変化の耐性の実験に使用する。

2.3 理学部附属放射科学研究施設にあるコバルト60γ線照射装置を使用して、放射線耐性の実験 を行う。また樽状になったクマムシを液体窒素に浸けたり、電子レンジで加熱したり薬品に浸 けたりして実験する。

2.4 以上の事柄をまとめて、クマムシの見つけ方、キャンパスのクマムシの分布図、クマムシの極 限状態の耐性能力、身近な生物を使った生物学や放射線教育の教材開発に努める。

参照

関連したドキュメント

になると、高エネルギーのX線、γ線、陽子線、さらに炭素の原子核のような重粒子線が用いられる。この ように放射線は診断と治療の両面に使われている。

第6問 次の問いに答えよ。 (1)

私たちが怖れている放射線と  地球には天然の放射性物質が存在 は し,いつも自然界の放射線を浴びてい

放射線には,アルファ (α)線,ベータ(β)

レントゲンがX‐線を発見してから120年になる。X‐線発見直後,また3年後のキュリー夫妻のラジウム発

Ⅶ 高精度放射線治療を支える技術 1 )IGRT

近年、放射線防護と放射線影響の分野において、生命現象を 多種多様な構成要素からなる複 雑な大規模システム として捉える システムバイオロジー

 放射線の性質を特徴づけるものとして透過能力があります。これは、放