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7.サードプレースの現状と健康増進の「場」としての可能性

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Academic year: 2021

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神戸市の行った調査に協力して集計・分析を実施した。データの研究への二次利用につい て神戸市の倫理審査委員会の承認手続き中であるため、神戸市に報告済みの要旨のみ掲載 した。神戸市の報告書は巻末の参考資料を参照のこと。

平成30年度厚生労働科学研究費補助金

(循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)

分担研究報告書

7.サードプレースの現状と健康増進の「場」としての可能性

研究分担者 村田千代栄(国立長寿医療研究センター 社会参加・社会支援研究室長)

<要旨>

サードプレースは、自宅以外に居心地よく感じる場所であり、自宅と職場や学校の間を結 び、非公式な出会いや、健康情報などのやり取りが生まれる場所ともなっている。20 歳か ら64歳の神戸市民を対象にした調査データ(n=5630)から、性に欠損のない者について分 析を行った。サードプレースがあると回答した人は、男女ともに性4割弱であった。サード プレースには性・年齢階層差も見られ、50 歳以上では、男性は飲み屋、女性は習い事や趣 味をあげる人が多く、20から34歳では、男性では習い事や趣味、女性ではカフェをあげる 人が多かった。

サードプレースがある人の特徴として、無配偶・飲酒・非喫煙者・精神的健康度良好であ ることがあげられ、女性に限っては、高所得・無職であることも関連していた。しかし、サ ードプレースによっては、飲み屋など喫煙者や肥満者が多く集積する場所もあった。社会的 に排除されがちな人々でも、リスクの有無を問わず気軽に集えるサードプレースは、健康増 進や市民の交流の場となるだけでなく、健康格差縮小に役立つ可能性がある。今後、サード プレースを健康の場として活用するためには、聞き取りなど質的検討による情報収集も有 用であろう。

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