アジア経済の過去・現在・未来
2015年4月24日 日本銀行副総裁
中曽 宏
日本証券アナリスト協会主催国際セミナーにおける講演
アジアのGDPシェア
1
実質GDP成長率 世界に占めるGDPシェア
(資料)IMF、Angus Maddison "Statistics on World Population, GDP and Per Capita GDP, 1-2008 AD"
図表1
(注)1. 1980年以降はIMF、それ以前はMaddisonによる算出。
2. アジアは、日本、中国、インド、NIEs(韓国、台湾、シンガポール、香港)、ASEAN4
(インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン)、パキスタン、バングラデシュ、ミャンマー、
スリランカ、ネパールの計16か国。
0 10 20 30 40 50 60 70
1700 1820 1870 1900 1950 1980 2000 2020
(アジアのGDPシェア、%)
IMF 予測
年 1990 2010
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 アジア
世界
(前年比、%)
年
アジアの金融市場
2
株価 為替
(資料)Bloomberg
図表2
80 85 90 95 100 105 110 115 120 125
13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 新興国 アジア ラ米 (2013年初=100)
テーパー・
タントラム
月
70 80 90 100 110
13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 新興国 アジア ラ米 (2013年初=100)
減価 テーパー・
タントラム
月
アジア諸国の経済成長
3
(資料)世界銀行、Penn World Table
図表3
(注)各年代の平均。横軸は対数表示。
0 2 4 6 8 10
500 1,000 5,000 12,000 50,000
1人当たり実質GDP(PPPベース)
1人当たり実質GDP成長率
(%)
(ドル)
10-13年
中国 韓国
日本
タイ
60年代
低所得 中所得 高所得
60年代 60年代
60年代
70年代 80年代
90年代 00年代 10-13年
10-13年 10-13年 10-13年
60年代
インド
世界貿易を巡る変化
4
中国の輸入の対GDP比率 世界貿易量
(資料)CPB、HAVER
図表4
(注)世界GDPから推計される貿易量は、1996~2007年の貿易量とGDPの単回帰式から、貿易量を推計。
2008年以降は外挿。
10 15 20 25 30 35
95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15
(%)
2001/12月 WTO加盟
年 20
40 60 80 100 120 140 160 180 200
91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 世界貿易量
世界GDPから推計される貿易量
(2005年=100)
年
米国 日本 英国
フランス ドイツ
イタリア
カナダ
韓国
0 1 2 3 4 5 6 7 8
0 1 2 3
(労働生産性上昇率、%)
(研究開発投資対GDP比率、%)
研究開発投資と労働生産性
5
全産業 製造業
(資料)OECD、国際連合、ILO、HAVER
図表5
(注)2000~2012年平均。右図の研究開発投資は民間企業ベース。
日本 米国 英国
ドイツ フランス
イタリア カナダ
韓国
-1 0 1 2 3 4
0 1 2 3 4
(労働生産性上昇率、%)
(研究開発投資対GDP比率、%)
中国
日本
インド 2.0
2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5
0 20 40 60 80 100
(都市化率、%)
(一人当たりGDP、ドル、対数)
都市化の進展
6
都市化率と経済成長 アジアの都市化率
(資料)国際連合、IMF
図表6
(注)2014年時点。
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
50 60 70 80 90 00 10 20 30 40 50 世界 アジア 中国 日本 インド
(都市化率、%) 国際連合予測
年
ビジネス環境とインフラ需要
7
ビジネス環境 アジアのインフラ需要見通し
(資料)世界銀行、アジア開発銀行
図表7
(注)アジアのインフラ需要見通しは、2010~2020年の累計額(2008年実質価格)。集計対象はアジア太平洋地域の30か国。
0 1 2 3 4 5
エネ ルギ ー
( 電 力
)
運輸 通信 水道・衛生 道路 港湾 鉄道 空港
(兆ドル)
運輸の内訳 総額:約8.0兆ドル
(189か国中の順位)
ビジネス
環境 事業設立 建設許可
取得 電力事情
シンガポール 1 6 2 11
香港 3 8 1 13
韓国 5 17 12 1
マレーシア 18 13 28 27
台湾 19 15 11 2
タイ 26 75 6 12
日本 29 83 83 28
中国 90 128 179 124
フィリピン 95 161 124 16 インドネシア 114 155 153 78 インド 142 158 184 137
人口動態
8
出生率 15~64歳人口比率
(資料)国際連合、HAVER
図表8
(注)出生率は、各国の合計特殊出生率。
0 1 2 3 4 5 6 7
55 60 65 70 75 80 85 90 95 00 05 10 日本 中国 韓国 インド タイ
年
50 55 60 65 70 75
50 60 70 80 90 00 10 20 30 40 50 日本
中国 韓国 インド タイ
(%) 国際連合予測
年
アジアにおける社債発行残高
9
(資料)Asian Bonds Online
図表9
(注)対象国は、日本を除くアジア9か国。
10 12 14 16 18 20 22 24 26
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000
05 06 07 08 09 10 11 12 13
自国通貨建て 外貨建て
外貨建て比率(右目盛)
(10億ドル) (%)
(10億ドル) (%)
年
決済システムの接続のイメージ
10 図表10
日本 海外
JGB
A銀行 B銀行
日銀ネット(国債系)
外貨
A銀行 B銀行
資金決済システム 接続
DVP
(注)DVP(Delivery Versus Payment)は、国債などの証券の引渡しと代金の支払いを同時に決済する仕組み。
フィリピン マレーシア
中国 香港
インドネシア
シンガポール タイ
韓国
【イメージ図】
カンボジア ブルネイ
ミャンマー ラオス
ベトナム
CMIM
取極書要請国に対し、各国のドル外貨準備 から協同で資金を拠出する約束
日本
CMIM(
チェンマイ・イニシアティブ・マルチ化)
11 図表11
タイ中央銀行
③ 担保受入れ連絡
タイ・バーツ
日本銀行
(担保の保管人)
日本国債
A銀行
日本拠点等 A銀行
タイ拠点
① 担保差入れの指示
② 担保差入れ
④ 流動性供給
<
タイ>
<
日本>
クロスボーダー担保スキーム
12 図表12
(日本銀行・タイ中央銀行間の事例)