高校陸上競技部指導者の広報活動について
A s t u d y on P u b l i c i t y A c t i v i t i e s f o r T r a c k a n d F i e l d E v e n t s by High S c h o o l C o a c h e s
阿部
はじめに
スポーツ活動の指導に当たって、指導者はコーチ ングの成果をあげるためにさまざまな活動を行って いる。それらの活動のなかで、直接選手と相対して 行う活動をコーチングの技法として整理し、指導者 が行っているコーチングの技法について調査をして
きた。
コーチング活動には、直接選手に働きかけるので はないが、選手の指導に大きな影響があったり、チ ームを作り上げたり、クラブのモラルを高めたりす るのに重要な働きをする活動がある。そのような活 動のひとつに広報活動があげられる。
アメリカのノンフィクション作家マイケル・ルイ スはその著「コーチ」の中で、熱血的な指導で、か つての生徒たちに慕われている老コーチを描いてい る 7) 。老コーチの指導内容やコーチングスタイルは かつて自分が在学したときと変わっていないのに、
現在では生徒の母親などから批判され、校長から指 導の軌道修正を迫られたり、馘首の危機にさらされ ていると嘆いている。
日本では理不尽な要求を繰り返す保護者が現れ
「モンスターペアレント」と呼ばれたりしているが、
10 年ほど前から学校への保護者や地域住民からの 諸要求(要望、苦情、イチャモン)が多くなってき たという 9) 。このような事態への対策に学校や教員 が悩まされているのは、保護者対策を詳細に述べて いる本が数多く出版されていることからも理解され る 4) 5) 6) 0
このような風潮のなかで運動部活動の指導を円滑
征 次
に進めるには、周囲の理解を得ることが必要であ る。高校陸上競技部の指導者の中には、毎回 B4 用 紙裏表 10 ページ以上の部報を作成し、年に数回送 ってくることもある 8) 。また、手紙などで選手に理 解を求める指導者の例が紹介されている\
学級担任の保護者対応の基本的な活動である日常 の連絡方法として、連絡帳・電話・手紙・メール・
学級通信・通知表があげられている 2) 。コーチが部 の活動や指導内容・指導方針について理解を得る方 法も、基本的には学級担任の活動と同様と思われる
が、ワープロやインターネットの急速な普及•発展によって、 2006 年にホームページを有する高校の 陸上競技部は神奈川県で 13 校 (5.2%) 、埼玉県 11 校 (5.1% )、兵庫県 10 校 (4.8%) あった と報告されているが 3) 、広報の方法は多様化してい ると思われる。
以上のことなど考慮すると、運動部指導者が部活 動への理解を得るために、多様な方法で部活動を広 報する必要に迫られているものと思われる。
研究目的
高校の運動部活動において、部活動への理解を得 る必要性が高まり、活動内容を広報することに対す る認識に変化があり、広報の方法や対象が変化して いると思われる。また、コーチによる広報活動を、
コーチングの技法として位置づけることの妥当性に
ついて、検討する必要があると思われる。そこで高
校の陸上競技部指導者の広報活動について、必要性
の認識や方法・対象・内容などの実態を明らかにす
2
阿 部 征 次ることを目的に調査を行い資料が得られ、コーチン グの技法としての位置づけについて検討したので報 告する。
研究方法
研究方法は広報に関する 19 の質間項目からなる 質問紙を作成し,郵送で配布・回収した。対象は平 成 18 年度インターハイ都道府県予選大会で、男女 それぞれ総合 6 位に入賞した高校 660 の陸上競技 部顧間とし、男女とも入賞した高校があったため 4
59 名を対象とした。回収数は 302 で回収率は 65.
8 %であった。なお請求があった 192 名には集計 結果を速報として返送した。
結果と考察
1.
指 導 対 象 の 陸 上 競 技 部 と 指 導 者 に つ い て 今回調査の対象とした指導者が指導している高校 陸上競技部と、指導者自身の属性に関する質問に対 する回答の、回答数と回答数全休 (302) に対す る比率や平均値は下記の通りであった。
(1) 指導対象陸上競技部員の性別
男女 254 84.1%
男子のみ 20 6.6%
女子のみ 28 9.3%
(2) 今年度の平均部員数
男女 42.6 土 17.55 (最小 9 最大 97) 男子の 3 7 . 7 士 15.5 5 (最小 17 最大 70) 女子のみ 23.5 士 8.54 (最小 8 最大 43) 全平均 40. 5 士 17 . 66 (最小 8 最大 97) (3) 平均指導者数
男 性 1 . 9 土 0 .97 ( 最 小 〇 最 大 6 ) 女 性 0.3 士 0.53 (最小 0 最大 2 ) (4) 指導者の平均年齢
4 4 . 9 士 8.43 (最小 24 最大 64) (5) 平均指導経験年数
20.3 士 9.14 (最小 1 最大 40) (6) 現在の陸上競技部の平均指導年数
1 . 6 士 9.42 (最小 1 最大 40)
部員は男女ともにいる高校が大半であり、部員数 には大きな偏りが見られ、男子部員の方が多い傾向 を示している。指導者の年齢や経験年数にも大きな バラッキが見られる。
(7) 指導方針、標語(モットー)など
高校の指導者は指導するクラブの方向性や部員の モラルを高めるため、日常的に自己の考えをミーテ ィングで話したり、標語にして部室に貼り出したり することが多い。常に話す内容や標語には部活動の 指導に臨む姿勢が表れ、広報活動と関わりがあると 考えられる。
そこで、指導者がどのような指導方針でコーチン グ活動をしているかを知るため、指導方針やクラブ の標語・モットーなどの記述を求めた。記述された 文章をキーワードによって分類し、次のような結果 が得られた。
練習態度 89 31.3 % 人間形成 45 15.8 %
感 謝 25 8.8 %
努力 23 8.1 %
生活習慣 17 6.0 % 文武両道 15 5.3 %
高校生 13 4.8 %
礼儀・挨拶 12 4.6 %
自主性 , 3.2 %
杜会人 8 2.8 %
勝利 1 0.4 %
その他 12 4.2%
計 272 100.0%
「練習態度」に分類される記述は「目標を持つ」
「練習目的の理解」「やる気・元気・明るく」「科学 的根拠の学習」など多岐にわたる内容が含まれてい る。「人間形成」には「陸上競技を通して人間性を 高める」や「人間的成長が記録の向上」といった記 述が見られた。
「感謝」には「感謝の心」の大切さを説く記述が 分類された。「生活習慣」が記録向上に重要である
という記述も多かった。
クラブ活動と学業の両立を求める「文武両道」を
標榜したりそれに類する記述が見られた。キーワー
ド「高校生」と「社会人」は、それぞれ「選手であ る前に高校生として」や「よき杜会人となる」こと を求める記述である。「勝利」のみを全面に出す記 述は、わずか 1 名に見られただけだった。
これらのことから、高校指導者が部活動を単に勝 利だけを追求するのではなく、人間性を高める教育 の一環として活動している様子がうかがわれる。ま た、人間性を高めることや生活習慣を規則正しくす ることが、競技力を高めることになつながると指導
していると理解される。
2 .
広報活動について広報活動について、必要性、目的、対象、方法、
内容、担当者、効果、保護者との関係等についての 質問に対する回答は、次の通りである。
(8) 広報の必要性
必要だと強く思っている 89 必要だと思っている 177 どちらとも言えない 26 あまり必要ないと思う 6
地域住民の理解を得る 85 資金などの援助を得る 6 中学生の勧誘のため 133
28.1 % 2.0 % 44.0 %
その他 25 8.3%
広報活動の目的としては「部員の情報を伝える」
と「部員の保護者の理解を得る」が 52.3 %で最も 多かった。次いで「中学生の勧誘のため」が 44.
0 %だった。そして「部の活動全体を伝える」 34.
4 %、「地域社会の理解を得る」 28.1 %と続いて いる。これらのことから、広報活動は部員の保護者 に部員の活動について伝えることを最大の目的に行 われ、次に地域社会や中学生に部の活動全体につい て広報し、中学生の入学・入部を促すことを目的に
29.5 % 58.6 % 8.6 % 2.0 % まったく必要ないと思う 2 0. 7 %
無回答 2 0. 7 %
(9) 広報活動の必要性の従来との比較 必要性が非常に高くなった 76 必要性が高くなってきた 160 どちらとも言えない 55
25.2 % 53.0 % 18.6 % あまり高くなっていない 7 2.4 % まったく高くなっていない 2 0 . 7 % 無回答 2 0 . 7 % 広報の必要性を 88.1 %が認めており、 78.2%
が必要性が高まっていると認識している。
(10) 広報活動の目的 (3項目以内回答)
部の宣伝をする 45 14. 9 % 部の活動全体を伝える 104 34.4 % 部員の情報を伝える 158 52.3 % 部の練習内容を伝える 4 1.3 % 部の試合成績を伝える 69 22.8 % 部員の保護者の理解を得る 158 52.3 % 教職員の理解を得る 60 19. 9 %
行っていると見ることができる。
( 1 1 ) 広報の対象 (3 項目以内)
部員 1 1 1 36.8 %
部員の保護者 216 71. 5 %
教職員 95 31. 5 %
自校の高校生 41 13.6 % 他校の高校生 7 2.3 %
中学生 172 57.0 %
一般の人々 108 35.8 %
その他 31 10.3 %
(1 2) 広報の範囲
部内 34 11.3 %
校内 41 13.6 %
近隣の地域 78 25.8 %
県内 114 37. 7 %
関東•関西など地方
6 2.0 %
全国 25 8.3 %
無回答 4 1.3 %
広報の対象は「部員の保護者」が 71.5 %と最も 多く、「中学生」 57 . 0 % 、[部員」 36 . 8 % 、「一 般の人々」 35.8 % 、「教職員 J 31.5% と続いて いる。これらは目的と一致し、部活動への理解を得 るために部員の保護者を第一の対象とし、さらに地 域住民の理解を得て、中学生のスカウトに役立てた いという観点から、広報の対象者を想定していると 思われる。
広報の範囲については「県内」を想定している回
4
阿 部 征 次答が最も多く、次いで「近隣」となっている。目的 や対象への回答から考えると、広報の範囲が県内で あるのは広すぎるようにも感じるが、方法の変化に 対応して範囲が広く意識されているとも考えられ る 。
( 1 3) 広報の方法と頻度(複数回答)
パンフレットなど印測物
年 77 25.5
%平均 2.3 回
月12 4.0% 平均 1.0 回
週 1 0.3% 5 回
その他 0 0.0 %
計 97 32.1%
新聞 年 月 週
15 5 3
その他 l 計 24 部誌 年
月
7 8
4
5.0 % 1 . 7 % 1.0%
0.3 % 7.9 %
15.6 % 2.6 %
平均 4.7 回 平均 1 回 平均 1
回手紙
年 19
月
2
その他 4 計 25 保護者会などの会合
年 77
年 118
月
1
その他 6 計 125
6.3 % 0 . 7 % 1.3 % 8.3 %
25.5 % 39. 1 %
0.3 % 2.0 % 41.4 % 記者会見などマスメデイアの利用
年 4 1.3 %
平均 3.0 回 平均 1 .0 回
平均 2.3 回 平均 2.7 回 1 回
平均 2.1 回 平均 1.5 回 その他 1 0 . 3 %
計 56 18.5%
インターネット・ホームページ(更新回数)
年 61 20.2% 平均 2.6 回 月
週
日 2 6 ー
その他 4
計 8
その他 37
1.3 % 2.6 % 1 2.5
%平均 3.3 回 平均 3.3 回
6 6 1 1 2 4 1 0
ー
他 他 の ル の そ 計 一 月 年 そ 計 話 年 メ 電
8 . 6 % 0.3 % 0 . 7 % 5 . 3 % 35.1 %
平均 1.4 回 1 回 平均 2.5
回t
月 ︱
︱ ︱
1
ロ ー
1 2
0.3 % 0.3 % 0 . 7 % 1.3 %
0.3 % 0.3 % 0 . 7 %
1 回 1 回
1 回 1 同
広報活動をしていない 50 16.6%
広報活動をしていないという回答が 50 (16.
6 %)であることから、広報活動をしている指導者 は 252 名で 83.4 %である。
広報の方法で最も多いのは「保護者会などの会 合 」 41.4 %で、「ホームページ」 35.1% 、「パン フレットなど印刷物」 32.1% 、「部誌」 18.5%
であった。注目されるのはホームページを広報に使 ってる指導者が多いことである。前述した 2006 年の報告と比較すると非常に多くなっているように 見える。都道府県で総合入賞する裔校だから多いと 見ることができるが、ホームページの普及により急 速に増加したとも考えられる。ホームページを利用 することで、広報の範囲がより広く意識され、県内 を広報の範囲とする回答が多くなったと思われる。
多様な方法の広報活動が見られるが、頻度の観点 から見るとやや少ないようにも感じられるが、教員
としての指導者の多忙が理由とも思われる。
(14) 広報活動の内容(複数回答)
部の活動方針など 指導者紹介・文章・写真 部員紹介・写真
部員の意見.感想 部員の保護者の文章
120 39.7%
56 18.5%
79 26.2%
53 17.5%
8 2.6 %
5
高校関係者の文章 1 0.3 % 課せられることになる。部の関係者以外の自校関係 陸上競技関係者の文章 15 5.0 % 者とはホームページの担当者であると思われる。
試合日程 132 43. 7 % ( 1 6 ) 広報活動の効果
試合結果・成績 236 78.1 % 非常に効果がある 34 11.3 % 練習など部活動の日程 77 25.5 % 効果がある 183 60.6 %
練習内容 31 10.3 % どちらとも言えない 68 22.5 %
練習結果 4 1.3 % あまり効果はない 8 2.6 %
その他 13 4.3 % まった<効果はない
゜ 0.0 %
広報活動をしていない 50 1 6.6 % 無回答 , 3.0 % 公報の内容としては、多い順に[試合結果・成 ( 1 7 ) 広報活動の今後
績 」 78.1% 、「試合日程」 43.7% 、「部の活動方 非常に盛んになると思う 32 10.6 % 針など」 39.7% 、「部員紹介・写真」 26.2% 、 盛んになると思う 1 71 57.6 %
「練習など部活動の日程」 25.5 %となっている。 今と変わらないと思う 92 30.5 % 最新情報としての試合結呆や部活動の日程に関する だんだん少なくなると思う 1 0.3 % 内容が多くなるのは当然であろう。「部の活動方針 どんどん少なくなると思う
゜ 0.0 %
など」が内容の上位にあるのは、広報の目的として 無回答 6 2.0 % あげられた保護者や近隣住民の理解を得るためと思 広報活動の効呆については 7 1 .9 %が効果を認め、
われる。保護者の理解を得るためには、もう少し練 今後広報活動は盛んになるだろうと 68.2 %が認め 習に関する情報、練習中の部員の様子や指導者の活 ている。
動が取り上げられてもよいように思われる。東京成 ( 1 8 ) 部活動への保護者からの苦情
徳中・高校の部報「力をあわせて」には、練習の様 全くなかった 220 72.8 %
子や指導者と部員、指導者と卒業生•他校の指導者
1 件あった 40 13.2 % の交流の様子が掲載され、部や指導者についての理 2 3 件あった 34 11.3 % 解を促す内容であると感じる。 4 5 件あった 2 0.7 % ( 1 5 ) 広報活動の担当者 6 件以上あった 3 1.0%
顧問 189 62.6 % 無回答 3 1.0%
部員 30 9.9 % ( 1 9 ) 部活動への苦情の増減
卒業生 (OB や OG) 19 6.3 % 非常に増えている 14 4.6 %
部関係以外の自校関係者 69 22.8 % 増える傾向にある 108 35.8 % 部員の保護者 7 2.3 % 変わらない 167 55.3 % 梁者に依頼 6 2.0 % 減少傾向にある 3 1.0%
その他 6 2.0 % 非常に減っている 5 1 . 7 %
無匝答 7 2.3 % 無回答 5 1 . 7 %
広報活動をしていない 50 16.6 % この 1 年間の部活動への苦情については、 26.
広報活動の担当者は、指導者自身が 62.6 %と非 2 %があったと回答している。 40.4 %が苦情が増 常に多くなっている。授業やクラブの指導に時間の 加傾向にあると答えている。現在のところ、苦情の 多くを割いている指導者自身が、広報も担当するの 増加と広報活動とはあまり関連づけて捉えられてい は過重負担ともいえる。現状ではやむを得ないこと ないように思われた。
と思われるが、広報の必要性があまりなかった従前
と比較すれば、部員の指導の他に広報という負担が
6 阿 部 征 次
まとめ
学校に対する保護者の対応の変化により、部活動 の指導も周囲の理解を求めなければならない状況が 生じ、部活動を広報する必要性が高まっていると思 われる。そこで高校陸上競技部の指導者を対象に、
部活動の広報活動に関する調査を行い、次のような 結果が得られた。
(1) 指導者は部活動を勝利のみではなく、人間性 を高めるなど、教育の一環として指導している と思われる。
(2) 広報活動をしている指導者は 83.4%で、し ていないという回答は 16.6 %だった。部活動 の広報の必要性は高く、必要性は以前より高ま っていると認識されている。
(3) 広報活動は、部員の保護者の理解を得ること を最大の目的とし、地域住民の理解が得られ、
中学生のスカウトに役立つことを目的して行わ れている。
(4) 広報活動の対象は、保護者、中学生、部員、
地域住民の順であった。広報の範囲としては、
県内が最も多かった。
(5) 広報の方法は、保護者会が最も多く、次いで ホームページとなっている。ホームページの利 用が多いことが、対象者が狭い地域であるのに 対して、広報の範囲が広く県内と広いことと関 連していると思われる。
(6) 広報の内容としては、試合に関することが最 も多く、次いで部の活動方針、部員紹介などで あった。保護者や地域住民の理解を得るために は、練習の様子や指導者と部員の交流に関する 情報などを掲載する必要があると思われる。
(7) 広報活動は指導者自身が担当していることが 多く、過重な負担になっていると思われる。
(8) 広報活動は効果があると認められ、今後盛ん になると考えられている。
(9) 部活動への保護者の苦情は、 1 年間に 4 分の l 以上が経験し、 40 %以上が増加傾向にある と答えている。
以上のことから、運動部の広報活動には保護者や
部員・地域社会に部活動の理解を求めるには、重要 な活動であり、必要性が高まっていると見ることが できる。しかし、コーチングの技法と位置づけるに は、部員への直接の働きかけよりは、運動部をとり まく保護者や地域社会への働きかけのほうに大きな 意味があり、部員にはやや間接的な働きかけとなっ ている。また、広報活動を指導者が担当するには負 担も大きいので、部の活動を支えるマネジメントに 位置づけるのが妥当ではないかと思われる。
引用・参考文献