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Academic year: 2021

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巻頭言

著者 涌井 秀行, WAKUI Hideyuki

雑誌名 明治学院大学国際学部付属研究所研究所年報 =

Annual report of the Institute for International Studies

巻 15

発行年 2012‑12‑01

その他のタイトル Preface

URL http://hdl.handle.net/10723/1448

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巻頭言

明治学院大学・国際学部付属研究所は、学部教員の共同研究と個人研究 のサポートを主要な任務としている。その研究成果は、講義内容等にも活 かされ、学部・大学院教育の充実にも大いに資するはずである。なぜなら、

研究こそが深く濃い内容を生み出し、その深く濃い内容理解・研究こそが 講義を豊かなものにしてくれるからだ。難しいことを、決して水準を落と すことなく、易しく、分かりやすく語ることは難しい。この意味で研究こ そが、学部教育充実の「基本のき」であり、付属研究所に期待されている ことだろう。その期待に応え、今年も教員たちの研究成果を発表できるこ とは大きな喜びである。

共同研究は最終報告が 2本、中間報告が 2 本である。表題を見ただけで もその多様性がうかがえる。その中で竹尾茂樹所員が主催した「海と山が 醸成するアジアの文化」(最終報告)では、個人論文ではあるが、「近代化 と『山の文化』の変容―マタギ文化の歴史的検討を通して―」が所載され た。

原武史前所長の公開セミナーの報告がある。昨年度は「歴史と現在」を メインテーマに、毎回多彩なゲストを迎え、「都市空間」、「文学と東京」、

「戦争と鉄道」、「演歌と夜汽車」等々の論題で対談するという企画であっ た。成果は『歴史と現在』(河出書房新社)として出版されている。フォー ラムは学部の教員の研究発表の場である。多彩なテーマは、「知の刺激」

をファカルティー・メンバーをはじめとして、大学全体に与えたと思う。

こうした成果を研究所が発信できたことを誇りに思う。だが、我々はこ こにとどまってはならない。とくに共同研究の質の充実が求められるだろ う。共同研究は、問題意識の摺合せ・研究方法と資料の共有のもとづくも のである。文字通り力を合わせてことにあたる「協同」の成果が、次にわ れわれに求められてものである。

201212 国際学部付属研究所 所長 涌井 秀行

参照

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