本研究所の紀要『言語と文化』第29号をお届けします。 本号には研究論文2篇、研究ノート1篇、報告2篇、共同研究報告1 篇、計6篇を掲載しています。まずは、投稿して下さった方々、そして ご多忙の中貴重な時間をさいて査読に協力してくださった方々には心よ り厚く御礼を申し上げます。 さて、4年前に本研究所で始められた「日中韓言語・文化に関する国 際学術シンポジウム」ですが、第4回となる今年度の大会は、11月12 日に会場を韓国仁川市にある仁荷大学校に移して、韓国日本言語文化学 会が主催、本学と北京外国語大学が共催のもとで開催されました。韓国 駐在の日本大使が来賓として講演をなさり、地元韓国日本言語文化学会 に所属する韓国内各主要大学の研究者はもとより、日本からは本学の他、 筑波大学、千葉大学、学習院大学、中国からは北京外国語大学など多く の研究者が参加してくださり、盛会となりました。本学に関して言えば、 前回に続き野島正也学長が今回も基調講演をなさり、文学部からは日本 語日本文学、英米語英米文学、中国語中国文学3学科の6名の教員、そ して本研究所の準研究員1名が研究発表を行いました。事務局として、 シンポジウムはこのように国際的に大きな盛り上がりが得られたことを 素直に喜びたいと思います。この場を借りて、同シンポジウムの構想か ら実施まで、多方面から支えてくださった関係各位に深く感謝を申し上 げます。来年度、会場の番は再び本学に回ってくることを思うと、身が 引き締まる思いをせずにはいられません。引き続きご指導とご支援を賜 るようお願い申し上げます。 2017年に入り、新年早々に、本研究所の王唯斯準研究員が中国外文 局全国翻訳専門資格試験事務局・中国翻訳協会等主催の「第5回全国 翻訳専門資格試験論文コンテスト」で二等賞に入賞したといううれしい ニュースが飛び込んでまいりました。本研究所が受け入れた若手研究者 の活躍が国際的に認められたことは誠に喜ばしいことです。 ところで、本号の掲載数は近年にしてはやや少ないとお感じの方がい らっしゃるかもしれません。決して投稿が少なかったというわけではあ りません。厳正な審査の結果、掲載にいたらなかったものがあったから です。査読制度を取り入れている以上、学術雑誌としての水準を維持す るためには、やむを得ないことです。これからも学術雑誌として、さら に多くの研究成果を送り出したく、多くのご投稿を期待しつつ、巻頭の 言とします。 平成29年3月 言 語 文 化 研 究 所 所長 蒋 垂 東
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