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巻頭言

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Academic year: 2021

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巻 頭 言

本号は普通号ということで,研究報告が学科を問わず掲載されている。論文記述上の形 式などは分野によってかなり違うが,いずれにおいても各報文には新しい知見やオリジナ ルな主張や見解が述べられているはずである。 私の今の専門は「繊維材料学」だが,その研究手法の基本は大学学部および修士課程で 学んだ「化学」である。思い返せば,大学の卒業研究の頃は学生生活のなかでも最も充実 した日々で,楽しい思い出がたくさん蘇ってくる。私は生物化学に興味を持っていたので, F先生の「錯体化学」の研究室を選んだ(錯体とは金属のまわりに「配位子」と呼ばれる原子 もしくは原子団が結合している化合物の総称)。F先生は,生体内で行われているある作用と 同じ作用ができる錯体の合成を目指していたからである。しかし,私は新しい「配位子」 を合成するために有機化学の技術が必要であったため,研究室に所属してすぐに「有機合 成(有機化合物を合成する)」の先生の研究室で指導を受けることになり,前期のほとんど をかけて配位子にするための有機化合物を合成していた。やっと念願の化合物が合成でき, F研に戻った時には先生はアメリカで半年間研修ということになり,卒業研究発表会が終 わってから帰国された。先生の留守中は同じ分野の教授が相談にのってくれたり,卒業し た先輩が研究室を訪ねてくれて実験上の相談にのってくれたりした。そのような状況でも 同期の仲間たちは実験の進め方をほぼ理解していたので,F先生に指示されていたテーマ にそって自由に実験を進めた。 先日,その F先生の定年退官を記念する最終講義と懇親会が催された。現役の 4年生 も含めて,F研を卒業した OG,OBが集合した。私も約 30年ぶりに,先生をはじめ研究 室の同期や先輩と会った。先生の最終講義はこれまでの研究の足跡とその成果であった。 先生は,研究室を出た元学生たちに,卒業研究を通して先生の研究に貢献したことについ て感謝の言葉を述べ,それらの研究結果がどうなったか,どういう意義があったかを話さ れた。先生の研究は,うまく行かなかったこともよい成果が挙げられたことも様々であっ たが,一貫していたのは研究上のチャレンジ精神だった。常に前を見て新しい知見を得る ために情熱をもって果敢に挑戦されたその姿勢は研究者として尊敬に値すべきものである。 日本の化学の土台は,すべてがノーベル賞に直結するものではなくても,ひたすらに励む こういう研究者たちに支えられ,発展を遂げているのだ,そして今,教え子に囲まれて研 究の成果を振り返る F先生の人生は素晴らしいと思った。最終講義のなかで「私は学生諸 君に,失敗を恐れるな,失敗したら必ず何かをんできなさいと言ってきました」と先生 は仰った。実は私も,「失敗のない人生は有り得ない」と考え,「失敗したらただでは起き あがらないで何かをみ,前進の一歩につなげよう」としてきた。そしてこれが,いつの 間にか自分の人生のモットーになったと思っていた。しかし,最終講義を聞いて,人生 50 年を越えたこの私のモットーのオリジンは F先生の教えだったということに初めて気づい た。F先生に研究室で教えていただいた時間は短かったが,多感で吸収力のある若い時期に 先生の研究に対する情熱と人生に対する姿勢に触れ得て有難かった。私も研究に情熱を燃や し,若い学生たちの人生の一助となる精神的な何かを与えられれば本望だと思う。(N.K.)

参照

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10) Wolff/ Bachof/ Stober/ Kluth, Verwaltungsrecht Bd.1, 13.Aufl., 2017, S.337ff... 法を知る」という格言で言い慣わされてきた

部を観察したところ,3.5〜13.4% に咽頭癌を指摘 し得たという報告もある 5‒7)

いない」と述べている。(『韓国文学の比較文学的研究』、

②立正大学所蔵本のうち、現状で未比定のパーリ語(?)文献については先述の『請来資料目録』に 掲載されているが

「カキが一番おいしいのは 2 月。 『海のミルク』と言われるくらい、ミネラルが豊富だか らおいしい。今年は気候の影響で 40~50kg

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