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氏名(生年月日)
本 籍
学位の種類
学位授与の番号 学位授与の日付 学位授与の要件
学位論文題目
論文審査委員
ヨシダ ァツマサ 吉田篤正(昭和24
医学博士 乙第584号 昭和57年10月15日
学位規則第5条第2項該当(博士の学位論文提出者)
Pathogenicity of Mγcoρ’∂sm∂ρηeσmoη伯e in Hamster Nasa1.Organ
Culture
(ハムスター鼻粘膜培養におけるMycoρ’∂s〃7∂ρηeσmo舶eの病原性)
(主査)教授 吉岡 守正
(副査)教授 石井 哲夫,教授 高尾 篤良
論 文 内 容 の 要 旨
研究目的
ノ吻ooヵ銚吻α勿6π解。η勿6感染時,耳鼻科領域の種々 の合併症が認められており,鼻・副鼻腔炎もその一つ である.又副鼻腔炎患者のM.勿餌珊。痂αθ血清抗体 価は正常人に比べて高いとの報告がある.ハムスター 鼻中隔の器官培養を用いて麗.勿甜〃zoη伽を感染さ せて,躍.勿甜〃zoη加の鼻粘膜に対する影響を調べ,
鉱羅臼吻。蛎α6と副鼻腔炎との関係を実験的に検討
した.
研究方法
使用菌株:〃1御甜吻。η勿6FH-P24株, FH株およ びMac株を用いた.
器官培養:体重約50gの雄ゴールデン・ハムスター より鼻中隔を取り出し,鼻中隔軟骨とともに約1mm 幅に線切りし,培養2日目に線毛運動良好なもののみ を実験に供した.基礎培地としてイーグル最少培地を 用い,馬血清を10%に加えた.
実験方法;各鼻中隔片1個口FH-P24株7.4×102,
7.4×103,7.4×104colony forming unit(CFU)/mlの 菌を接種して線毛運動を経時的に観察した.また,気 管輪・鼻中隔片にそれぞれ1個にFH-P24株1.8x105 CFU/mlを接種して,気管と鼻中隔の線毛運動を経時 的に観察した.同時にマイコプラズマの生菌数も経時 的に観察した.さらにFH-P24株, FH株, Mac株の気 管,鼻中隔の線毛運動の影響を比較観察した.1群10 個の鼻中隔片,気管輪を用い線毛運動の全くなくなっ
たものの割合を線毛運動障害(cilia-stopping effect;
CSE)の程度とした.
実験結果
鼻中隔片・気管輪の入った器官培養液中で,接種し た1匠卸片帆。忽αε生菌数は増殖し,20日目頃にピー クに達した.鼻中隔CSEは接種菌濃度に比例した.鼻 中隔の方が気管線毛よりCSEが早く起った. FH・P24 株死菌では線毛運動は全く障害されなかった.ビルレ
ンスの高いFH-P24株でCSEを認めたが,ビルレンス
の低いFH株とMac株でほとんどCSEはみられな
かった,
培養期間終了段階の病理組織学的所見では鼻中隔・
気管とも上皮細胞は扁平化し,線毛は消失していた.
電子顕微鏡的には上皮細胞に菌が付着しているのを認 めた.他方,対照群では病理組織的,電子顕微鏡的に も線毛障害性は認められなかった.
考察および結論
皿ρη劒吻。雇α6は非定型肺炎の原因菌として知ら れ,非定型肺炎罹患時の下気道よりの上行感染,ある いは直接感染によって上気道の障害も考えられる.本 実験でハムスターの鼻粘膜に躍.勿甜初0π毎θの感染 による病変がおこり,その主病変は線毛の脱落であっ た.またすでに証明されている気管線毛より,鼻粘膜 線毛の方が早期に,高度に障害性を認めた.特にビル
レンスの高いFH・P24株において著明であった.
器官培養を用いた鼻線毛の感染実験において,班.
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ρ麗襯。卿αθ,特にFH-P24株の・・ムスター鼻粘膜障害 性が示された.ハムスター鼻中隔粘膜を用いた実験結 果が,そのままヒト鼻副鼻腔粘膜にも起こるか否かは
明らかではないが,かかるCSEがヒト慢性副鼻腔炎あ るいはその急性増悪の原因となる可能性を示唆するも のと考えられる.
論 文 審 査 の 要 旨
従来マイコプラズマが培養気管線毛の運動を障害することは報告されていたが,本研究は紛60・
ρ伽〃zα伽働〃30痂α6が・・ムスターの鼻粘膜線毛に対しても同様な障害を与えることを始めて明らか にしたものである.本菌が鼻腔,副鼻腔にも病理学的変化を生ぜしめる可能性を示唆しており,学術 上価値ある論文と認める.
主論文公表誌
Pathogenicity of ノ匠y60メ)伽s㎜ 1ηzθz〃30η勿θ in Hamster N asal Organ Culture.(・・ムスター鼻粘膜培 養における物αψ伽㎜卸劒㎜oη勿θの病原性)
Acta Oto-Laryngologica 第94巻 141~148頁(1982年発行)
副論文公表誌
1)食道異物を疑おせた縦隔気腫の1症例.
耳鼻咽喉53(3)213~218(1981)
2)咽頭扁桃の細菌学的検索,
耳鼻咽喉 53(9)679~684(1981)
3)耳鼻科領域におけるClotiazepam(Rise)の使
用経験.
≡基礎と臨 15(12)478~481(1981)
4)Immunological Responses of Hamsters in the Acquired Immune State to 物60μαs窺α ρη6%〃zo多z批zθ Infection.(ノ匠yooρ1αs彫α 伽釧〃30忽磁感染に対する免疫・・ムスターにお ける免疫応答)
Microbiol Immunol
25 (12) 1255~1263 (1981)
5)ハムスター鼻粘膜に対するル1yooか1αs〃zα 勿6〃脚忽46感染実験.
耳鼻咽喉 54(6)439~443(1981)
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