筋疲労課題中における大脳皮質感覚運動野領域のヘモグロビン濃度変化について

理 学 療 法 学

　

第

37

巻 第

1

号

　

35

〜

40

頁 （

201Q

年 ）

研 究 論 文

筋 疲 労 課 題 中

に

お

け

る

大 脳 皮 質 感

覚

運動 野

領

域

の

　　　　　　

ヘ

モ

グ

ロ

ビ

ン

濃

度変 化

_に

つ い

て

＊

一

_{近赤外分光}

_イ

_メ

ー

_ジ

_ン

_グ装

_置

_に

_{よ る}

_検

_討

岩

部 達 也

1

）＃

大 西 秀 明

D

　

久 保

雅 義

1

）

　　　　

古

川 勝 弥

1

）

2

）

桐 本

　

光

3）

要 旨

【

目的

】

筋 疲 労 課 題 申

に

お け

る

筋 力

，

筋 活 動

お よ び

大 脳 皮 質 感 覚

運

動

野

領

域

の

_活動

の

_{時 間 的 変 化 を明}

ら か に す るこ とである

。

_【

対

象

およ び

方法 】 対 象

は

健 常 男性 成

人

7

名

と し た

。

筋

疲

労 課

題 は

，

最

大

収

縮の

50

％

（

50

％

MVC

）

での

右

千 指 把 持

300

秒

問 持 続 と

，

最 大 収 縮 （

100

％

MVC

）

での

右 手 指 把 持

120

秒 間 持 続

の

2

条 件

と し た

。

両

条

件におい て

，

120

秒

問の

安 静

の

後

に

課 題 を 遂 行

し

，

課 題 終 ゴ後

300

秒 間

の

安 静 時 間

を

設

け

た

。

安 静

時 お よ び 課 題 遂 行 中の大 脳 皮 質 酸 素 化ヘ モ グロ ビ ン変 化 量

〔

∠　

oxyllb

） を

近 赤 外 分 光

イメ

ー

ジング

装 置 （

fNIRS

）

を

用

いて

計 測

し た

。

ま た

，

把 持

力

お よ び

筋

竃 図 を

併

せ て

記

録

し た

、

，

【

結

果

】

両

条 件

下に お い て

，

把 持 開 始 後 直

ちに ∠ oxyHb の

増 加

がみ ら れ た が

，

50

％

MVC

で は 把

持 力

お よ び

筋 活 動

の

低

下の

後

に

時 間

をお い て ∠ 〔｝xyHb の

緩

やか な

減 少

が

認

め ら れ

，

1

〔｝

0

％

MVC

では

，

把 持

力

お よ び 筋

活

動 が 低 下 し てい る に

も関 わ

ら

ず 課 題 終

r

間 近 ま

で ∠］

oxyHb

の

増 加 が 認

め ら

れ

た。

両 条件

にお

け

る ∠ oxyHb の

減

衰 率 は

，

筋 電 図の減

衰

率 に 比べ

少

な かっ た

。

【

結 論

】負

荷 量の

異

なる

疲 労

課 題 に おい て

，

筋 活 動

が

低

F

し てい る に も

関

わ ら

ず

，

感覚

運

動 野 領

域の

活

動

は 最

大

収

縮

条

件

で

増

加

し

続

け，

最 大

ド

収 縮 条 件

では

増 加

後

に

低 下 す

る こ と が

明

ら か と なっ た

。

キ

ー

ワ

ー

ド

　 筋 疲 労

，

大

脳 皮 質

，

近

赤 外 線

分 光

法

は じ

め

に

　

筋 疲 労

と は

，

力

を 産

生

す る 能

力

の

減

少 と

定

義

さ れ 亅〕，

末

梢

性

疲

労

と

中

枢性

疲

労

に

分

類

す

ること がで き る

，

：

末梢

性 疲 労

は

神 経 筋 接 合 部

よ

り

遠

位

の

_{要 因}

によ

り引 き起

こさ

れ

る

力

の

産

生の

減 少

と

言 え

，

1

_{卜枢 性 疲 労}

_は

_{神 経 筋 接 合 部}

よ

り

近

位

の

要 因

に よ る

随 意 的

な 運

動 遂 行

に

伴 う筋 出 力

の

減 少

と

言 え

る 2

−

4）。

一

般

に

，

筋 疲 労

はその

両 方

の

要 因

が ＊

　

Oxyge

［IEItiotl　

Changes

　

in

　

Se

［lsorim 〔，Lor （⊃ortex 　

durinE

　

Exhaug

．

tive

　

Handgrip

　

Task

　

−

A

　

Near

−

inf

／rarcd 　

Spectroscopy

　

SLudy

−

1

） 新 潟 医 療 福 祉 大 学 大 学 院　 保健 学 専 攻 　理学療法学分 野

　 〔〒

9503198

新 潟県新 潟 市七区島見町

1398

〕

　

Tatsu

／

．

a 　

Iwabe

，

　

PT

，

　

Hideaki

　

Onishi

，

　

PT

、

　

PhD

、

　

Mas

と點y‘｝shi 　

Kubo

，

　

PT

，

　

PhD

，

　

Karsuya

　

FurLlkawa

．

　

PT

：

FieLd

　〔，

f

　

PhysicH

］

Therapy

．

　

Niigata

　

UnLversity

　Qf 　

heaLth

　and 　wett

’

are 　grad”

’

ate 　scheo ！

2

） 新 潟リハ ビ _{リ テ}

ー

_ション 病 院　リハ ビ リ テ

ー

ション部

　

KaLsuya

　

Furukawa

，

　

PT

：

Deparume

”L（｝

f

　

RehabTLTtation

，

　

Niigata

　

ICehubilitation

　

H

く｝spita1

3

）新 潟 医 療 福 祉 大 学 　 作 業 療 法学科

　 Tlknri　

1

〈irLmoto

．

　

OT

，

　

MS

：

Departmont

　c〕

f

　

O

〔：cupational 　

T

】］erupy

，

　

Niiga

匸_a

UnLx

　_ersiLy　o正

LIeal

ヒ

h

　and 　

XVelfar

・

e ＃

　 E

−

rrluiL：hpmO70 〔_｝

1

_＠nullw

．

ac

、

_JP

　 （受 付 日　 20｛〕9 年 8 月 19 凵 ／受 理口　

2009

年

10H13

日 ｝

関連 し

てい ること

が 示 さ れ

てい る5）

。

中 枢 性 疲 労

に

お け

る

皮 質

およ び

皮 質

下の

活 動

につ い て は_，

持 続 ま

た は間

欠

的 な 最 人

随

意

収

縮

課

題 お よ び 最 大 下

随

意

収

縮

課

題

遂 行

中

の

_脳

_活

_{動 領}

域 を

，

機 能

的 磁 気 共

鳴

両 像

（

Functional

MagDetic

　

ResollaIlce

　

Imaging

_；

fMRI

_）

や

陽電 チ

・

放 射 断

層 撮 影 な

どの

イ

メ

ー

ジング

装 置 を 用

いて

報 告 され

てい る fi）7）

。

ま

た

，

課 題 遂 行

の

時

間

経 過

に

伴 う

一

次

運

動

野の 興

奮 性

の

低

ド8）9）や 運

動

関

連 領

野

神 経 活 動

の

低

下6）

　

IO）

な

どの

，

中 枢 神 経 系 活 性 化

の

_不

足 く

central

　activation

faiJure

；

CAF

）の 出 現 につ い て も 関 心 が 向 け ら れてい る

6

）

8

−

10）D

　

随 意 収 縮

_{課 題 遂 行}

に よ

_り

，

_{筋 力}

の

低

下に

伴

い

一

一

次

運 動 野の

神 経 活 動

は次

第

に

増 加 す

る こ と が

報

告 さ れてい る s｝8

−

⊥°） 。

しか し

，

fMRI

を用

い

た 研 究

に よ

り

，

課

題 開

始

から

一

次

運

動

野お よ び運

動

関

連 領

野の

神

経 活 動 が 増 加 し た

後

，

時

問経 過

に

伴

い

一・

定

になるか

，

ま

た は

低

下 す る こ と が

報 告

さ れて い る 6）10）。 さ ら に

，

経 頭 蓋 磁 気 刺 激

（

Transcranial

　

Magnetic

　

Stimulation

_；

TMS

_{） を 用}い て 選 択 的 に

一

次 運

動 野

か ら

疲 労 筋

へ の

出力 を評 価

した研

究

36

理 学 療 法 学 　 第

37

巻 第

1

号 に お いて

も

，

大 脳 皮 質

の

一

次

運 動 野の

活 動

が 低 ドす るこ

と

が

研 究

で

明

ら か に なっ てい る 9）

_。

_{ま た}

_，

_脳

波

お よ び

筋

電

図

（

Electromyogram

；

EMG

）

の周 波

数 帯

の

・

致

性

を 調 査 し た 研 究において も

，

筋 疲 労

に

伴

い

一

致

性

が

低

下 し て

く

るこ と

が 示 さ れ

てい る10 。

中 枢 神 経 系

の

障 害

で

あ

る

，

脳 卒 巾

12）やパ

ー

_キン ソ ン

病

13」

等

の

疾 患

や

，

振 戦M ）

等

の

病 態

おい て

も

， 脳

波

およ び

EMG

の

一

致 性

の

_低

下 を

引 き起

こ し てい るこ と が

報 告

さ れ てい る

。

し か し な が ら

，

筋 疲 労 に 伴 う 皮 質 神 経 活 動の低 下 や

EMG

との

致 性 低

下 を引 き起

こ

す 屮枢 神 経 系

に よ る

筋 活 動 調 節

の メ カニ ズ ム につ _い ては

未

だ

明確

で

な く

，

こ

れ

らの

解 明

は

臨 床

に お いて

多

く

存 在

する疲

労 徴

候 に

対 す

る

考 察

の

一

助 と な る と

考

え ら れ る

。

　 筋 持 続 収

縮

中

に お

け

る

筋 活 動

と 大

脳 皮 質 神 経 活 動

の

経

時 的 変 化

つ い て

調 査 す

る

た め

に

，

本

耕

究

に

お

い て は

大 脳

皮 質 神 経 活 動

の

計 測

に

近 赤 外 分 光 イ

メ

ー

ジ ン グ

装 置

（

Functiona

］

Near

−lnfrared

　

Spectroscopy

；

fNIRS

） を 用 いたcfNIRS は，

神

経 血

管

相

k

：

作

用 に

基

づ く

神

経 活 動 に

伴

う

局 所

脳 血 流 変

化

を

，

ヘ モ グロビ ン

濃 度

変

化

を

検

出 す る こ とに よ

り測 定 す

る

装 置

で ある

、

TMs

に よ り

誘

発 さ れる

運 動 誘 発 電 位

で は

，

大 脳 皮 質神 経 細 胞

の

活 動 状 態

と 脊 髄 運 動 神 経 細 胞の活 動 状

態

を

併

せ て反 映 し て し ま

う

が

，fNIRS

や

fMR

工で は

，

大 脳

皮

質

神 経

細 胞の

活

動 状

態

の み を

計

測 す る こ と が 可 能 で あ る

。

ま た

，fNIRS

は

fMRI

に比べ て空

問 分 解 能

に

劣

る もの の

，

時 閲 分 解 能

に

優 れ

，

経 時 的 な大 脳 皮 質 神 経 活 動

の

変 化 を

モニ タリング

す

るこ と が

1rr

_能

で

あ

る とい

う 利 点

が

あ

る

。

さ

らに

，

rMR

王に 比

較

し て測

定

環

境

の

制

限が

少

な

く

，

過 負 荷

の

課

題

を 実

行

し や

す

い こ と も

有

利 な

点

で

あ

るtt

　

本研 究

で は

，

fNIRS

の

特徴

を

生

か し て

筋

疲

労

に 関

連

し た

筋 活 動

と

大 脳 皮 質 運 動 感 覚 野 領

域の

神 経 活 動

の

経 時 的

変 化 を明 らか

に

す

るこ と

を 凵的

と し た、

対 象

お よ び

方 法

L

対

象

　

右 利

き健 常

男

性

7

名 （

23

．

1

±

2

．

1

歳

）

を 対

象

と し

，

実

験

へ の

参 加

の

前

に

実 験 内 容

につ いて ト

分

な

説

明 を 行い ，

文 書

にて同

意 を得

た，

本 研 究

は

，

新

潟

医療 福 杜

大

学倫

理

委 員会

の

承

認 を

得

て

実 施

した

（

17035

−

08070

）

。

2

．

把 持 力 お よ び

EMG

の 記

録

　

被験 者

は，

椅

r

に 腰 を

掛

けた座

位 姿 勢

で

，

両

上 肢 と も ド垂

位

と し

，

前

腕

回

内外 中 間位 を保 持

し た。

把 持 力

は

，

握

力 計 （

MLTOO3

／

D

　

Grip

　

F

〔｝rce　

TranduceL

　

ADInstrunlents）

に よ り

計 測

した

。

EMG

計 測

は

，

導

出

筋

を

指

伸 筋

，

前 腕 屈 筋

群

（

長 掌 筋 直

下

）

，

尺 側 手 根 屈 筋

，

腕 橈 骨 筋

の四

筋

と し

，

表 而 電 極 によ り 記

録

し た

。

ま た

，

各

々

_約

3Cln

の 電

極

間 隔 と した 。

EMG

信 号

を

前 増 幅 器 （

DPA

−

10P

，

ダ イ ヤメ デ ィ カ ル シ ス テム） お よ び

増 幅 器 （

DPA

−

2008

，

ダ イ ヤメディカル シ ステム

）

で

増 幅 し

，

生 体 信 号 解 析

シ ス テ ム

（

Power

　

Lab

　

8

／

30

，

　

ADInstruments

_{） に}よ リサ ンプ リ ン グ

周

波 数

lkHz

で

抽

出 し，

把

持

力 信 号

と と も にパ

ー

ソナル コンピュ

ー

タ

ー

に

取

り

込

ん だ

。

3

．

NIRS

計 測

　

近

赤 外 分

光 イメ

ー

ジング

装 置 （

多

チャン

ネ

ル

脳 酸 素

モ ニ タ

OMM

−

3000A

．

島 津 製 作 所

）に よ

り

，

大 脳 皮 質

ヘ モ グロ ビン

濃 度 変 化 を 計 測

し

た

。

送 光

プロ

ー

ブ

10

本

（

Tl

か ら

TlO

）

お よ び

受 光

プロ

ー

ブ

10

本

（

R

ユか ら

R10

）

を

3cm

間 隔

で

格 子 状

に

配 置

し

，

全

31

チャ

ネ

ル の

計 測

を

行

っ た

（

図

IA

）

。

本研 究

に おい ては

筋 活 動

と

皮 質運 動 感

覚

野

領 域

の

神 経 活 動

との関

係

を

調 査

する た め

，

左

IL

．

球 運

動 関 連 領 域 直 上

の

計測 プ

ロ

ー

ブ

を 設 置

し た

（

図

IB

）

。

な

お

．

サンプ リング

間隔

は

160msec

と し た

。

4．

実 験

手

順

　

筋

疲

労 課

題 は

，

最 大 随 意 収 縮 （

100

％

MVC

）

で の

右

手 指 把 持

12

〔〕

秒 間 持 続

と

，

最

大 随 意

収

縮の

50

％ （

50

％

MVC

）

で の

右 手 指 把 持

300

秒 間 持 続

の

2

条

t

，

1

，_{と し た}

。

両

条 件

とも

120

秒

間の

安 静

の

後

に課 題

を遂 行

し

，

課 題 終

了

後

300

秒 聞の

安 静 時

間

を 設

けた

。

安 静 時

およ び

課 題 遂

行 時 に

，

頭

部

，

体

幹

，

下 肢 お よ び 対 側の ト肢 な どの

活動

が 起 き ない よ

う

に 十 分 に 注 意 を 促 し

，

計 測 を 開 始 し た

。

課 題 開始 前

に

，

5

秒 問

の

100

％

MVC

把 持 動 作

を

行

わ せ，

凵標 把 持 力

を

決 定

し た

、

課 題 遂 行 時

に

把 持 力 波 形

を

，

パ

ー

_ソナル コ ンピュ

ー

タ

ー

上で

視 覚 的

に フ ィ

ー

ドバ ック し

，

目

標 把 持 力

の

維 持

に

努

め させ た。

各 条 件

は

，

1

凵

以

L

を あ

け た

別

目 に

実 施

し

た

。

5

．

デ

ー

タ

解 析

　

得

ら れ た

EMG

信 弓

』

は

，

全 波 整

流の

後

，

1001

ポ

イ

ン ト で ス ム

ー

ジング

処

理 を

行

い

，

そ れ ぞ れ

最

大 随 意 収 縮 時の

A

＆）uroe　

踵

゜e怕

 

欝

鵡

_賑

覊

灘

灘

躍黔

　 　 　 　

兜

曜．

璽孅

．

　 　 　

or

B

　

図

1MRS

照 射

・

受 光 プロ

ー

ブの装 着 図 とプロ

ー

ブ配 置 図

A

　

照 射プロ

ー

ブ お よ び受光 プロ

ー

ブの配置 図

．

　

国 際

10

−

2

〔〕法に 基づい た

CZ

に

21

チャ ンネル を配 置 する様 　 に プロ

ー

ブ を設 置し た

．

B

　

プロ

ー

ブ固 定用 ホル ダを 装 着した

・

例

．

筋

疲労

課題中に おける大 脳 皮 質ヘ モ グロ ビン濃 度 変 化

37

EMG

信 号

にて

正 規 化

し

た （

％

EMG

）

。

ま

た

，

手 指 領 域

の

皮 質

活

動

との 比

較

を

す

る

為

に 四

筋

の

_{平 均}

％

EMG

（

mean ％

EMG

） 求

め た

。

　

NIRS

_{信 号 は}

，

3

つ の チャネル

（

ユ

9

，

22

，

23

チ ャネル

）

を

手 指

の運

動 感 覚

野

領

域 と し

，

脳 活 動

との

関 連

が

高

い∠ QxyHbl5 ）の

平 均 値 を求

め たc

，

　

mean

％

EMG

お よ び∠  xyHb の

課 題 開 始

か ら

最 大 値

に

至

る

ま

で の

時 間

および

最 大 値

か ら

課 題 終 了 ま

で の

減 衰

率

を

算

川 し，

SPSS

に よ る

一

_{元 配}

_置

_分

_散

_分

_析

_{を 川い て}

_検

定

し

，

ま た

事

後

検

定

には

Tukey

　

llSD

法

を用い

，

有 意

水

準

は

5

％ と し た

。

結

果

1

．

∠　oxyHb と

把 持 力

お よび

筋 活 動

の

時 問 的 変 化

　

ユ

00

％

MVC

条件

に お

け

る

典 型 的

な ∠

oxyHb

，

把 持 力

，

mean

％

EMG

の

変 化

パ タ

ー

ン を 図

2

に 示 す

。

課 題 開 始

後 直

ち に 耙

持 力

お よ びmeaIl ％

EMG

は

最

大 と な

り

，

そ の

_後

，

課

題

終

了

まで

減 少

が み ら れ た

。

対 照 的

に

，

∠ oxyHb は 課 題

開

始

後

か ら

課

題

終

一

r

直 前

まで

増 加

し

続 け

た。 こ の

変 化

は

，

7

人

の

被 験 者

に おい て

共 通

で

あ

っ

た

（

図

3

）

。

　

50

％

MVC

条 件

に お

け

る

典 型 的 な

∠

oxyHb

，

把 持 力

， mean ％

EMG

の

変 化

パ _タ

ー

ンを 図

4

に 示

す

。

課 題 開

始

後

し ば ら く

把 持 力

は 目

標 力

を

維 持

し た が

，

mean ％

EMG

は

徐

々 に

増 大

が み ら

れ

た。

ま

た

，

把 持 力

が

1

．

［

標 力

を

維 持

で

き

な

くな

る

時

に

，

mean

％

EMG

が

最 大 値

を

迎

え

，

その

後

は

把 持 力

，

mean

％

EMG

と

も

に

徐

々 に

減 少

し た

。一

方

で， ∠oxyHb は 課 題

開 始 後

よ り

徐

々 に

増

加 し

，

把

持

力

，

mean ％

EMG

の

減

少 が

起

こ っ た

後

に

，

し ば ら く して

緩

や か な

減

少 が み ら れ た

。

こ の

変 化

は

7

人の

被 験 者

におい て

共 通

で

あ

っ た

（

図

5

）

u

2

．

最 大値 ま

で の

時 間

お よ び

課

題

終

了

ま

で の

減 衰 率

　

そ れ ぞ れの

条 件

に お け る

，

∠　ox

．

　

_yllb

お よ びmean ％

EMG

が

課

題

開

始

後

か ら

最

大 値 に

達

す る まで の

時 間

を

表

1

に

示 す

。

100

％

MVC

条 件

におい て

，

∠　oxyHb は

，

全

て の

被 験 者

に

お

い て

課題 終 ∫直 前 ま

た は

直後

に

最 人 値

に

至

っ た

（

⊥

12

．

5

土

10

，

3，

_{平 均 値}

±

_標

_準

_偏

_差

）

。

_{し か し な が ら}

，

mean

％

EMG

は， 課 題 開 始

初

期

（

9．

8

±

3

」

秒 ）

に

最

大 験 b

．

！

．

，

5

輳

羣

讐

ξ　 　 　 　

一一

一

：_一

耄

1

＿

無

織

li

，

’

11

_忌

_／

_＼

犠

　

器

liiL

＿

、

 

　 　 肆　　　　fiO　　　 1

’

1

／

1

／

　　　Iso 　　　誉垂

冂

　　　 狗“ 　 　 　 一 　 　 　 　しm 亅e 〔sec） 乱

＿

＿＿ ＿＿＿

＿

．

s

，

it

　

4．

，

。

　

．、

．

。

　

、

1

。 図

2



100

％

MVC

条件

にお ける課 題 中の ∠ QxyHb

，

　

EMG

，

_把 　 　 持 力の

一

例 　 　 矢 印：課 題 期 間 課 題 開 始 後 直 ちに把 持 力お よびmean ％

EMG

の

低

下 が み ら れ た

，

tl　oxyHb は

，

徐々に増 加 し

，

把

持

力

お よ び rnean ％

EMG

が低下 し てい る にも関 わ ら ず 課 題終了間近 まで ∠ oxyHb の増 加 が 認めら れ た

．

3

鳴6

、

羹　

・

拳Oltl 螽

靴

郷

N

イ鵬

・

釋踟

罍

。 ，

讐

継

蠡

∵

．

_器

罎

、。ゆ 盡_{蹴 b}

、

　 ui 　 　 9　 　 　緲

」

ン ◎

ご

禰

_ト

_＿

一

＿

 

＿

1

　 　 　 焦 12v　 　ISF〕　 　24

唱

1　 3

∈

ト

3　 　s

．

Gv　 　 42e − 　 　 　 thエle｛seの 4

説

｝

　 　

呂

暑

雛

　 　

」

沿

嚠

）　　 嬉Gc　 　1

’

2G 図

4 　50

％

MVC

条件 に お け る課題中の ∠　oxyHb

，

　

EMG

， 把 持

　 　

力の

一

_例

　 　 矢印

：課 題

期

間 課題開 始 後

，

把 持 力は暫 くの問

50

％

MVC

を 維 持 し

，

その後 徐々 に低 下 した

．

mean ％

EMG

は徐々に増 加し

，

把 持 力の低 下 と同 時 期に徐々に低下 し た

．

』 oxyHb は

，

課 題 開 始 後 か ら 増 加 が み られ

，

把 持 力お よ び mean ％

EMG

の低 下の後に

A

oxyHb の緩や か な 減 少 が 認 め ら れ た

．

　 　 o冒

黛　　

100

％

MVC



野

書

∵

「

　

餮

腕

　

．

舗

1　　　

緬 → 　 　 　

time

（sec ） 図

3

　

100

％

MVC

条 件に おける課題 巾 の ∠　oxvl ｛

b

の 　 　 経 時 的 変化 （全被 験 者） 　 　 矢 印：_{課 題 期 間}

｛

_（

舞

州

震 脳 崎 鷲 び ぷ 鵠 〉 霽 Q ＃ 鮭　

’

副

50

％

Mvc

　 … 塗

甘

1

．

05

擁

煎

轡

轟

　

鰯

靉

靆

誕

一 毳浙　　LEO　纐 　　跡 σ　s51　 鐙ニ ー 　 　 　 　

t

撫le〈導ec＞

跨

＼

蟹

_熱

_灘

図

5　50

％

MVC

条什

に おける課 題111の∠ oxyHb の

_経時

的

変化

　 　 （全 被 験 者 ） 　 　 矢 印 ：課 題 期聞

38

琿学療 法 学

　

第

37

巻第

1

号

表

1

課題開 始か ら最 大 値 まで の時 問 の減 衰

率

は

，

条 件 聞

で

有 意

な

左

は認め られ な かっ た

。

侍 間 （秒 ）

100

％

MVC

条

件

50

％

MVC

条件 ∠］〔，xvHb

　　　　　　　

112

．

5

± ⊥

0

．

3

＊ 1 rnean ％

EMG



9

．

8

±

　

3

．

1

＊2 ∠ oxvlIb



_ユ

₁₉

_．

₆

±ユ

7

，

6

＊u mean ％

EMG

　　　　

58

ユ±

16

．

4

（

mean ±

SD

_） ＊1 ：

100

％

MVC

条 件の ∠ oxyHb と

100

％

MVC

条 件の 　 　mean ％

EMG

との 間 （

p

＜

0

．

0

⊥）

，

100

％

MVC

条 件の

　 　

∠ oxyHb と

50

％

MVC

条 件の mean ％

EMG

との 問

　 　

（

P

く

O

．

01

）

．

＊2

：

100

％

MVC

条 件のmean ％

EMG

と

50

％

MVC

条件の

　 　

∠］〔）xyTIb と の 問

　

（

p

＜

0

．

01

）

．

100

％

MVC

条 件 の

　 　

m じan ％

EMG

と

50

％

MvC

条 件

の mean 　％　

EMG

との

　 　

間

（

p

＜

0

．

D1

）

．

＊3 ：

50

％

MVC

条 件

の ∠ oxyHb と

50

％

MVC

条 件 の 　 　mcan ％

EMG

との問　〔

p

＜

0

．

01

）

．

表

2

　

最 大値か ら 課 題終了 直 前 ま での減 衰率 減 衰 率 〔％ ） ∠oxyHb

　　　　　　

3

．

5

±

　

3

．

0

＊

l mean ％

EMG

　　　

79

．

4

±

　

7

．

6

＊2 ∠ oxvHb

　 　

32

．

4

±

1

・

1

．

2

“G nlean ％

EMG

　　　

84

．

1

±　

5

，

4

考

察

100

％

MVC

条 件

50

％

MVC

条 件 （lnean ±

SD

_）

：

］

’

　

1 ：

100

％

MVC

条 什の ∠ oxyHb と

100

％

MVC

条 件の

　 　

mcan ％

EMG

との 聞 （

p

＜

0

．

O

⊥）

，

］

OO

％

MVC

条 件の

　 　

∠ oxyllb と

50

％

MVC

条 件

の∠ oxyHb との間

（

p

く 　 　

o

．

oD

．

　

loo

％

MVC

条 件の ∠ oxyHb と

50

％

MvC

条件 　 　のmeall ％

EMG

との閊 （

p

＜

0

．

Ol

）

．

寧2 ：

100

_％

MVC

_{条 件の}rnean ％

EMG

と

50

％

MVC

条件の 　 　 ∠ 〔〕xyHb との問　（p 〈

0

．

Ol

）

．

＊3 ：

50

％ ：＞

IVC

条 件 の ∠ oxyHb と

5

〔〕％

MVC

条 竹 の 　 　mean ％

EMG

との問 （p〈

0

．

01

）

．

値

に

至 り

，

∠

oxyHb

と

比

べ

_{有 意}

_に

_短

い

時 間

で

あ

っ

た

（

p

＜

O．

01

）

，

，

ま た

，

50

％

MVC

に お い て

，

∠oxyHb は

119

，

6

±

17

．

6

_秒

で

，

Inean ％

EMG

は

58

．

1

±

16

．

4

_秒

で最 大

値

と

な り

，

∠ oxyHb に比べ mean ％

EMG

は

有 意

に 短い

時

間で

あ

っ た 〔

p

＜

0

．

01

）ttt

条 件 問

で の mean

％

EMG

の

最

大 値 ま

で の

時

聞 は

，50

％

MVC

条 件

に

比

べ

IOO

_％

MVC

条 件

は

有 意

に

短

い

時 間

で

あ

っ

た が （

p

＜

0．

01

）

，

　

A

〔｝xyHb に 関 し て は

条 件

間で

有 意

な

差

は み られ なか っ た

。

　

そ れ ぞ れの

_条

件

に お け る，

Zi

　oxyHb とlnean ％

EMG

の

最

大

値

か ら

誅 題

終

∫

直 前

まで の

減 衰 率 を 表

2

示 す

、

，

100

％

MVC

にお ける ∠ oxvHb の減 衰 率 は

3

，

5

±

3

．

0

％で

あ り殆

ど

減 少

を

見

せ な かっ た が

，

meaI1 ％

EMG

の

減

衰

率

は

79

．

4

±

7

．

6

_％

で あっ た

。

50

％

MVC

において は

_，

∠ oxyHb の

減 衰 率

は

32

．

4

±

14

．

2

_％ で あっ た が

，

　mean ％

EMG

の

減 哀 率

は

84

．

1

±

5

．

4

_％

で あ

り

，

　

LOO

％

MVC

時 と ほ ぼ 同

様

に

70

％以 ヒの

減 衰 率

を 示 し た

，

t 両 条

件

に おい

て

，

zd　oxyHb の 減 衰 率 は

，

　mean ％

EMG

の 減

哀 率

に比

べ

_{有 意}

に少 な かっ た （

p

〈

O

．

Ol

）

。

ま た 条 件 問 に お け る ∠ oxyHb の

減 衰 率

は

，

100

％

MVC

条 件

が

50

％

MVC

条

件

に比べ 有 意 に少 な かっ た 〔

p

＜

0．

0

ユ

）

。

mea1 ／_％

i

£

MG

　

ユ

00

％

MVC

条 件

と

50

％

MVC

条 件

の

双 方

に

お

い て

，

mean ％

EMG

が

低

．

ド

し

始

め たに

も 関 わ らず 感 覚 運 動 野

領 域 にお

け

る ∠ QxyHb は

増 加

を

続

けた

。

持

続

収

縮

課

題

中

に

一

次 運 動

野の興

奮 性

が

増 大

す るこ と は

，

い

_く

つ かの

先 行 研 究

によ

り報 告

さ れてお

り

6）81 ω

_，

_本

_研

_究

_{に お け る}

感 覚 運 動

野

領

域の

神

経

_活

動の増 加 も

，

Iltij

様

の

_現

．

_象

と

考

え

ら

れ る

。

本

研

究

に おい て は

，

一

次

感 覚

運

動 野 領 域

の

神 経

活 動

が 増

加

して い る に も か か わ ら

ず

，

脊髄

運

動 神 経 細 胞

の

興 奮 性

の

低 下

を

意 味 し

てい る IIユ

ean

％

EMG

は

低

ド し てお

り

，

求

心

性 神 経 細 胞

お よ び

介 在 神 経 細 胞

か

ら脊 髄 運

動 神 経 細 胞

へ の

抑 制 性

入

力

の

増

大

，

ま た は 興

奮

性 人 力の

減 少 を

反

映

し てい るので は ない か と

考

え

ら れ る

。

　

mean

％

EMG

の 減

衰

率 は

100

％

MVC

条

件

と

50

％

M

、℃ 条 件の 問で有 意 差 が み ら れ な かっ た が

，

∠ oxyHb の 減

．

衰

は

100

％

MVC

条 件

で は

殆

ど

減 衰

は み ら れ

ず

，

50

％

MVC

条 件

で は

30

％ 程 度

の

減 衰 率

を

示

し た

。

50

％

MVc

条 件

におい て

，

　mean

％

EMG

が

低

下した

後

に

時 間

を お

いて

感 覚 運 動 野 領 域

に お

け

る∠

oxyHb

の

緩

や か な 低 下 が 観 察 さ れ た

。

最 大 お よ び 最 大 卜

．

収 縮 中 に お け る

一一

次

運

動

野 およ び運

動 関

連 領 野の

神

_{経 活 動}

が

一

定

と な る か

，

ま た は 低 下 す る こ と は

，rMRI

を 用いた 研

究

に よ り 報 告 さ れ てい る6HO ｝

。

し か し な が ら

，

皮

質

神

経 活

動の

低

ドの

原 因

につ い ては

明 確

では ない

。一

つ の

．

1

’

T

_］

’

_{能 性}

_{と し} て

，

求

心

性 神 経 細 胞

の

活 動

に よ る

一

次

運

動 野 神 経細 胞

の

抑 制

が

考

え ら れる

。

脳 磁 図

を川い た

研 究

に よ

り

，

筋 疲 労

に

伴

い

，

運 動 感 覚 を

反

映

してい る

と言 わ

れ る

運 動 誘 発 磁

界 が 増 人 す

るこ と が

報 告

さ

れ

てい る16〕

。

さ ら

に

，III

お

よ び

IV

_求

心 性

神

経 細 胞の 発 火 頻 度の増 大 が

一

次 運

動

野 の

興 奮 性

を

低

「さ せ る 可 能

性

が

報 告

さ れ てい る17／

’

、

IrI

お よ び

IV

求

心

性

神

経 細 胞

は

，

筋 内

の

機 械

的 ま た は

化

学

的 な刺 激

に

敏 感

で

あ り

，

筋収 縮

による

末梢

r

肛

管

の

疎

血や

代 謝 産 物

の

蓄 積

に

伴

い

発

火

頻 度

が

増 加 す

る

18

−

22）

_。

_{こ れ} らの こ とか ら

，

木 研 究

におい て は

，

100

％

MVC

条

件で は

早 期

か

ら筋 活 動

や

把 持 力

が

低

「

し続 け

，

末 梢

血

管

の

_疎

1fLL

や

代 謝 産 物

の

蓄 積

の

程 度

が

少 な

かっ た こ と に

対

し

，

50

％

MVC

条 件

で は 長

時

閲

・

定

の

強 度

で

収 縮

を

維 持

した た め，

末 梢

血

管

の

疎

血 や

代 謝 産 物

の

蓄 積 が

よ

り増 大

し た の で は ない か と

考 え

ら れる．

す な

わ

ち

50

％

MVC

条 件

に おい ては

，

III

お よ び

IV

求 心 性 神 経 細 胞

の

発

火

頻

度 が ユ

00

％

MVc

条 件

に比べ よ

り増 大

し た た め

，一

次 運

動

野 の

神 経 活 動

の

減 少

に至っ たこと が

考

え ら れ る

。

　

本 研 究

の

限 界

は

，

fNIRS

が 比

較

約

優

れ た

時

聞 分

解 能

に

比

べ

，

_{空 間分 解 能}

に乏 しい た め

，一

次 運 動 野 およ び

一

次

体 性 感 覚 野

を

分 離

して

測 定

す るこ と が 困 難 で あっ たこ と が あ げ られ る

。

さ らに

，

神 経

1

血

符

相 圧

作

用 に

基

づ いた

皮

筋 疲 労 課 題 中に おける大脳

皮質

ヘ モ グロ ビン濃 度 変 化

39

質 神 経 活 動

を

測 定

し てい るた め

，

抑

制 性

入

力

お よ び 興

奮

性

入

力

の

双 方 を 反 映 し

て い る

可 能 性 も あ

る。

ま

た

，

NIRS

信 号

が 頭

表 部

よ

り近 赤 外 光 を 照 射

，

脳 実 質

を

通

る 拡 散 光 を 検 出 し てい る信 号の

為

，

脳

外 組 織

1

虹

流

の

成 分

を

多 分

に

検

出 し て し ま

う

可

能性

が あ る。 そ れ

を裏 付 け

る よ

う

に

，

NIRS

信 号 が 心

拍

動

，

動 脈

圧

変 動

お よび

呼 吸 な ど

の

影 響

を 受 け る こ と が 報

告

さ れ てい る23）

。

本

研

究

で

使

川 し

た

課 題

は

，

最 大 努力

を

伴 う

た め

体

循

環

へ _の

_影

_{響 を}

_無

視

で き ない と

考 え

られる

。

加

えて

，

疲 労 課 題

も

高負 荷

の

2

条件

の み で あ

り

， ユ

00

％

MVC

条 件

に お

け

る

課 題 遂 行

時 間 が

，

50

％

MVC

条 件

の ∠oxyHb の

低

ド と ほ ぼ

同 時

期

に終

了

して し ま

う

た め

，

∠ oxyHb の 低 ドが

，

負 荷

強

度

に

関 連

せ

ず

，

課

題

遂 行 時 間

にのみ

関

連 し てい る 可 能 性

も考

え ら れ る。

今 後

，

ア

ー

チフ ァク トの

同定

や

，

よ

り低

い

負 荷 強 度

に よ る

課

題

設 定

，

課 題 遂 行 時 間

の

調

整

，

他

の

皮 質 領 域 神 経 活 動

の

解 析 を含

め て

検 討 を加 え

てい

く必 要

が あ る

。

結

論

　

本研 究

におい て

，

筋 疲

労

課

題

遂行

中

に

筋活 動

が

低

下 し

始

めたに

も 関

わ ら

ず

，

運 動 感覚 野 領 域

の

神 絹 活 動

が

増 加

し

続 け

る こと

が示 さ

れ た。 これによ

り

，

持 続 収 縮 課題 遂

行 中

の

筋 活 動

の

低

下 は

一

次

運

動 野

の

神 経 活 動 低

下で は

な

く

，

脊 髄 運 動 神 経 細 胞

の興

奮性

の

低

下 に よ る

も

のが

大 き

い の で は

な

いか

と推 察

さ れ

た

。

　

ま た

，

最 大 収 縮 条 件 と 最 大

．

ド収 縮 条

件

に おいては

，

筋

活 動

の

減 少 度 合

いが

等

しいに

も

か か わ ら

ず

，

最 大下 収 縮

条件

で は

筋 活 動 低

F

の

後

，

し ば ら

く

し て

皮 質 神 経 活 動

の

低

下 が

認

め られた

。

こ れ は

，

求 心 性 神 経 細 胞

か ら

大脳 皮

質神 経 細 胞

へ の

感 覚 入 丿

丿

が 両 条 件 間

で

異 な り

，

感覚 運 動

野

領 域

の

活 動

の

抑 制

が

最大

ド

収

縮

条 件

で よ り大 き かっ た ので はない かと

考 え

ら れた

。

文 　 　献

1

）

Bigland

−

Ritchie

　

B

，

　

Jones

　

DA

，

　et　al

．

：

Central

　and 　

periph

．

　 eral　

fatigue

　

in

　sustained 　rnaximu 皿 　voluntary 　contrac

−

　 zions 　of　

human

　

quadriceps

　nlusctle

．

　

Clin



SCi



Mol

　

Med

．

　

1978

：

54

：

609

−

61

〜

1

，

2

）



Asmussen



E



； 馬

luscle

　

fatiguc

，

　

Mcd

　

Sd

　

Sp

りrts

　

Exerc

．

　

1979

；　／⊥：

313

−

321

．

3

）

Big

⊥and

．

Ritchie



B

：

EMG

／

force

　

rc］ations



and



fatigue



in

　

humall

　volun しaryc〔mtractions

，

　

Exerc



SporLs



Sci

　

Rev

．

　

1981

：

9

：

75

−

1

廴

7

，

4

）

　

Gandevia

　

SC

：

Nel

⊥ral



contrd

　

in

　

huninn

　

muscle

　

fatigue

：

　

Changes

　

in

　「nusclc 　af［e「ents

，

　m ‘，

to

　neurons 　and 　Ill〔，

t

（⊃

　

cortical　

drivo

．

　

Acta

　

Physiol

　

Scarld

．

1998

；

162

：

275

−

283

．

5

｝

Gandevia

　

SC

；

Spinal

　alld 　 supraspinai 　

factors

　

ln

　

hum

とm

　

muscle 　

fatigue

．

　

Physiol

　

Rev

，

200

王：

81

：ユ

725

−

1789

．

6

）

Liu

　

jZ

，

　

Shan

　

ZY

，

　et 　al∴

IlumaII

　

brain

　activati〔〕n　

during

　 sustained 　and 　

intermittent

　submaxirnal 　

fatigue

　rnusc ⊥e

　

contraeLions ：an　

FMRI

　study

．

　

J

　

Neurophysiol

．

2003

；

9

．

　

0

：

　

300

−

3

工

2

．

7

）

De

匸t皿ers　

C

，

　

Lemon

　

RN

，

　et 〔ε

1

．

：

Cere

．

bral

　activatiom 　

dur

−

　

ing

　

the

　exertion 　of　sustained 　static　

forcc

　

in

　filan

．

　

NeurQrep

⊂，rt

，

1996

：

7

：

2103

−

2110

．

8

）

Gandcvia

　

SC

，

　

Aliel

〕

GM

，

　et α

L

：

S

叩 rasp ［11al　

f

：　cl〔〕rs　

Ln

　

human

　muscle 　

fatigtle

　_eviden ⊂e　

ror

　subop 匚

imal

〔〕urput 　

from

　

the

　mot 〔〕r 　cortex

．

　

J

　

Physio

！

．

1996

：

490

：

529

−

536

，

9

）

Brasil

−

Neto

　

Jp，

　

Jo

⊥〕anssoll 　

R

，

　et α

1

．

；

C

；entrul 　

fatigue



as

　 revealcd 　

by

　

p

〔｝stexercise 　

decrement

　of　rnotor 　ext〔｝

kcd

　

polelltiEl

⊥s

．

1vluscle

　

Nerve

．

1994

；

17

：

713

−

719

．

lO

〕

Ut

⊥

JZ

，

　

Dai

　

TH

，

　et α

t

．

：

Nonlinear

　cortica 亅mQdulation 　of 　 lnuscle 　

fatigue

：afunctional 　

MRI

　study

．

　

Brain

　

Rcs

，

2002

；

　

957

：

320

−

329

．

Ll

）

Yang

　

Q

，

　

Farlg

　

Y

，

　et 〔tl

．

：

Wcakening

　of　

functional

　corti

．

　

comuscu ］ar　coupling 〔】uring 　muscte 　

fatigue

．

　

Brain

　

Res

．

　

2008

；

1250

：

10

ユ

ー

112

，

12

）

Mima

　

T

，

　

Toma

　

K

，

　_et　aZ

．

_：

Coherence

　

between

　_{cor 廿cal　arld}

　 muscular 　act

．

ivities

　aftcr　9

．

　ubcortical 　s1エ

’

okc

．

　

S

τrokc

．

2001

；

　

32

：

2597

−

2601

．

13

）

Sa

！enius　

S

，

　

Avikainei

ユ

S

，

　et　al

．

：

Dcfeclive

　corrical　

drive

　

tD

　mu5cle 　

in

　

Parkins

〔｝11

’

s　

d

［scase 　and 　

ils

　

improvemenl

　 w 琵

h

　

levodopa

．

　

Bruin

．

2002

：

125

：

491

−

5

〔〕

O

．

14

）

Hellwig

　

B

、

　

Ilausslcr

　

S

　

，

et　al

．

：

Tremor

−

correlated 　cortical 　 activ ［τ

y

　　

detected

　　

by

　　eleclroerl〔：ephalography

．

　　

Chn

　

Neurophysio

！

，

2000

；

Ll

⊥；

8

 

6

−

SO9

．

15

）

HDshi

　

Y

，

　

K

。

bayashi

　

N

．

　 L

・

t

　al

．

：

lnT

．

erpi

’

elaio1ユ of　nearin

−

　

frar

¢

d

　spectroscc 〕

py

　signals ：astudy 　wiLh 　a　ncxへ

dy

　

dcvel

−

　 oped 　

perfused

　rat　

brain

　model

．

　

J

　

Apply

　

Physiol

．

2001

； 　

90

：　

1657

−

1662

．

16

）　

Jean

−

Claude

　

J

、

　

−

N

・

lichel

　

P

_，

　et　al

．

：　

A

　

dynarnic

　neLwork

　

invelving

　

MI

−

SI

，

　

SIIJnsular

．

　medial 　

insular

，

　and　cingulate 　 cortices 　controls 　lnus ⊂ular　actMty 　

during

　all　

isometric

　 contracti 〔m　reaction 　lime 　

task

，

　

Hum

　

Brain

　

Mapp

．

2009

_；

　

30

：

675

−

688

．

17

）

Martin

　

PG

．

　

Weerakkody

　

N

．

　L

・

t

α

1

．

：

Group

　

IH

　and　

IV

　nlus

−

　

cle



afferents



differentLally



affec 仁



the



mo1Qr



cor ［cx

　

and 　 motoneurones ［n　

humans

．

　

J

　

Physio

］

．

2008

；

586

；⊥

277

−

⊥

289

．

18

）

Knilki

　

KD

，

　

Sc

．

homburg

　

ED

，

　et　al

．

：

Synaptic

　responses 　of 　

lUmbar

　a⊥pha

．

nlOtOneuroneS 　LO　ChemiCal 　algeSiC　Stimu ］a

−

　

tion

　of　skeletal 皿 uscle　

ill

　spinal　eats

，

　

Brain

　

Res

．

1979

_；

　 　訌

60

：

549

−

552

，

19

）

Li

　

j，

　

Sino

、、　ay

　

L

工：

ATP

　

stilnulaLes 　chemically 　sensitive 　 and 　sensitizes 　I1］echanicaUy 　sensilix，e　afferents

．

　

Arn

　

J

　

Physiol

　

Hearl

．

　

Circ

　

Physiel

．

2002

_：

283

：

2636

−

2643

．

20

）

Mensc

　

S

：

Nerve

し1s　outf［ow 　

from

　skeietat 　muscte 　

follow

−

　

lng

　chemical 　noxieus 　stiniulation

，

　

J

　

Physioi

．

1977

；

267

：

　

75

−

88

．

21

）

Rutto

　

DM

，

　

Kaufman

　

MP

；

E

［

fcct

　of　metabo ⊥

ic

　

_products

　of 　 エnuscular 　colltraction 　on 　

dlscharge

　of　

group

　

III

　alld　

I

、

　 afferonts

．

　

J

　

App

ヒ

Physiol

．

⊥

988

：

64

：

2306

．

2313

．

22

）

Sinoway

　

IJ

．

　

Hjll

　

JM，

　 L

・

t

　aZ

．

：

Effe

〔：rs　of　con 亡raction　and

　

⊥actic



acid



on



thc



discharge

　

of



gro

しLp



lll



Inuscle



affer

−

　 enしs　

irl

　cats

．

　

J

　

NeuropllysioL

　！

993

；

69

：

LO53

．

1059

，

23

）

　

Boas

　

DA

，

　

Dale

　

−

iL｝｝

C

，

　 et

　

ai

．

：

　

Diffuse

　

optical

　

i

皿 aging

　

Qf

　 　

brain

　

activatlion：apPrQaches



to



optimizing



image

，

　sensi

・

　

tivity

．

　resolulion

，

　and



accuracy

、

　

Neuroimage

：

200t

］；

23

：

,to

IM\fi

uee

fi

₃₇

k

ig

_]

liL

<Abstract>

Oxygenation

Changes

in

Sensorimotor

Cortex

during

Exhaustive

Handgrip

Task

-A

Near-infrared

Spectroscopy

Study"'

Tatsuya

Iwabe,

PT,

Hideaki

Onishi,

PT,

PhD,

Masayoshi

Kubo,

PT,

PhD

Field

of

Physical

Therqpy,

Niigata

Universit,}'

of'

health

and weijdre _.araduate school

Katsuya

Furukawa,

PT

Dqpartment

ofRehabUitatton,

IViigata

Rehabilitation

Hbspitat

Field

of

Physical

Theruprv,

Niigata

Uhiversity

_of

health

and welfttre

_graduate

sehool

Hikari

Kirimoto.

OT,

MS

Departneent

of

Occmpational

71herqm,,

ATiigata

Uhiversdy

of

Health

and

We(fttre

Purpose:

W'e

investigatecl

the

relationships

of

changes

among

muscle

forces,

muscle

activities and sensorimotor cortical

activity

during

cxhaustive

task,

Subject

and

Method/

Seven

male

healthy

subjects

_participated

in

this

experiment.

Subjects

perforrned

handgrip

task

with maximul votuntary contraction

(100%MVC)

for

120

s and with

50%

maximal contraction

{50%MVC)

for

300

s.

The

rest

period

was

given

berore

(120

s) and after

(300

s)

the

'Lask,

The

cerebral cortex oxy-hemoglobin concentration change

(AoxyHb)

was

measurecl

by

Near-infrared

spectroscopy

{NIRS)

from

the

beginnin.cr

of

_the

first

rest

_period

to

end

oi

the

second

rest

_period,

ptduscle

force

and electromyogram were

aLso

measured

in

the

same

_period,

Result:

In

both

conditions,

AoxyHb

in

sensorimotor cortex exhibited sieady

increases

in

initjal

part

of

the

handgrip

task.

In

50%MVC

c:ondition,

the

decrease

of

AoxyHb

was

preceded

by

the

decrease

in

muscLe

force

and rr]uscle activity.

However,

In

100%MVC

cendition,

the

decrease

of

id oxyHb was observed only at

the

end of

the

hand

grip

task,

In

both

conditions, reduction rates

of

AoxvHb

were

Less

than

that

of

the

muscle activit.ies.

Conclusion:

This

study

demonstrated

that.

in

100%MVC

condition, sensorimotor cortlcal activitN

keeps

increasing

even

though

muscle

activity

starts

decreasing

due

to

fatigue.

However,

in

50%

MVC

eondition,

deerease

in

senserimotor

corticat

aetivity

is

ebserx,ed

significantly

Later

then

the

occurrence of

the

in

muscle activit.y.