【論 文
1
UDC :624
.
012.
45 :624.
072.
31日本 建 築学会 構造 系論 文報 告 集 第 415号
・
199D年 9 月 Journal of Struct.
Constr.
Engng,
AIJ.
No.
415,
Sept.
,
1990曲
げ
せ
ん
断
を
受
け
る
鉄
筋
コン
ク
リ
ー
ト
柱
の
耐 力
,弾塑
性
変
形 並
び
に
崩 壊性 状
に
関
す
る
研 究
AN
ANALYTICAL
RESEARCH
ON
THE
STRENGTH
,
DEFORMATION
AND
FRACTURE
BEHAVIORS
OF
REINFORCED
CONCRETE
COLUMNS
SUBJECTED
TO
BENDING
,
SHEAR
AND
AXIAL
FORCE
山
田稔
* ,河 村
廣
* * ,谷
明 勲
* * * ,張
富 明
* ** *Minoru
YAMADA
,Hiroshi
KA
WAMURA
,
Afeinori
TAIVIJ
andFuming
ZHAIVG
D
・et ・ th・1
・ck ・f
d
・f
・m ・bility
・f
R
/C
・h
・ ・t・・1
・m・・,
it
i
・v・ ・yimp
・ ・tant t・ t・e・t・t・ength anddeformation
simultineously in analytical study,
In
this paper,
Direct
Compression
Field
and IndlrectCompression
Field (Truss )are used to simulate the shear resistant mechanism QfR
/C
short columns.
Flrstly,
alower
bound
analysiヨis
performed
,
and the var 重ation of shear resistant mechanism as well as the st【ess conditions of the ・ ・1・m ・・ a・edi ・cu ・sed・ Then,
・ mac … m・d
・l
i
・d
・v・1
・P・d
by
Eq
・ival・nt A・i・ISt
・engthmethods
,
and comparisonis
carried out with the lowerbound
analysis.
By
taking account of fle−
xure resistance properly into出e above macro.
model,
a macro analytical model is cQnstructedfor
RIC
columns subjected to combinedbending
, shear and compressionfQrce
.
Using
the above mac.
ro
.
model,
strength surfaces of R/C
columns are obtained, and thro皿gh
deformation
analysis,
the elasto−
plasticdeformation
behaviors
andfailure
modes ofRIC
columns are clarified.
KegWOtils
:R6
蜘 r‘召4
Concrete
,
Short
Column,
Bending,Shea
厂,
Deformation,
F厂α砌 re,
Macr
ひ
MedeL
1.
序1968年の
.
十一
勝沖地震 に お い て, 鉄筋コ ン クリー
ト (RC ) 短 柱の せ ん断 破 壊が多 数 発 生し, 最 大 耐 力に基 づいた設 計の 欠陥が露呈 さ れ た。
すなわ ち,
せ ん断 爆 裂 破 壊に象 徴さ れ る よ うに,
せ ん断 破 壊を生じ る RC 短 柱は曲げ破 壊を生 じ る長 柱 より変形 能 力が小さ く,
こ の 変 形 能 力の欠 如こそ,
せ ん断 問 題のポイン トであ るU・
2)。
.
卜勝 沖 地 震 以 後, 曲げ せ ん断を受け るRC
柱の 最 大せ ん断 耐 力だけ で はな く, 弾 塑 性 変 形 性 状などに関す る実 験 的な研 究 も多く行わ れ る ように なっ た。
し か し,
実 験 的な研 究に比べ,
解 析 的 な研 究は ま だ不 十分と言わ ざ る を得な い。
有 限 要素法 を用い
,
最 大 耐 力 を 含 めた弾 塑 性変形解析・
も不 可 能で はない が3刷,
塑 性 域, 特に破壊まで の コ ン ク リー
トの構 成則につ いて ま だ解 明され ていない 点が多 く,
解 析 も煩 雑で あ る。一
方,
曲 げ 抵抗とせん断 抵 抗の 力の流れ をマ クロ 的に と らえ, マ クロ解 析モデル を用い るこ とに より, 曲げせ ん 断 を受けるRC
柱の最 大 耐 力 を含め,
最 大 耐 力 以 後 崩 壊に至るま での弾塑性変形,
並 びに崩壊 性 状を よ り簡 明に求め ること は耐 震 安全性を論 じ る う えで望まし い こと と考え ら れ る。RC
部 材の せ ん断 耐 力につ い て,
文献5
>に は1973 年まで の主な研究成果が まと め ら れて い る。
ひ び割れが 生じ る ま で, せ ん断 力は コ ンク リー
トの せん断応力に よ るもので あ る が, ひ び割れが 生じ た後,
せ ん断抵抗は主 に,
[1] 骨 材の噛み 合い作用 ;[2
] 主 筋の だ ぼ作 用 ; [3] 圧 縮 域コ ン クリー
トの せ ん断 応 力 ;[4
]せ ん断 補 強 筋の効果の4
つの部 分よ り構成さ れるとして い るf’
亅
。
マ クロ解析モデル を用い る 場合,
上述の [3 ]をアー
チ 機 構,
[4 ]を トラ ス機構にモ デル化す ること が多い。
また,
近年,
塑性 理 論 を応用 してせ ん断 耐 力を求め る試 みが盛んに行わ れて お り, せ ん断 耐 力の下 界 解 を求め る た め に,
アー
チ機 構と トラス機構が多 く用い ら れて いる(例え ば
,Nielsen
andBraeestrupfi
),
加 藤
・
称 原η,
.
本研 究の一
一
部は参 考 文 献16},
17) に おいて 発表し た。
1 神 戸 大 学 教 授・
工博 * * 神 戸 大 学 助 教 授・
工博 * * * 神 戸 大 学 助手・
工修 *# * 神戸 大学 大学 院 生・
工修Prof
.
of KQbe Univ.
,
Dr.
Eng.
Asst
.
Prof.
of Kobe Univ.
,
Dr.
Eng.
Research Associate ol Kobe Univ
.
,
M.
Eng,
Graduate Student of Kobe Univ
.
,
M.
Eng.
Collinss
〕 ,服 部・
柴 田・
大 野 9 ),
JenseniD
),
Thurlimann
”) )。
し か し,
せん断 耐 力の解 析に比べ,
マ クロ 解析モ デル に よる弾塑 性 変 形 解 析は わずか の例 しか 見 あ た ら ない。
当 研 究 室でも,
置 換ブレー
スモデルlz )・
13〕や置換トラス モデ ル川 を用いて変 形 解 析を行っ て いる が,
解 析モ デ ルの中 に は せ ん断 抵 抗 機 構を詳 細に検 討 して はい ない。
ま た,
若 林・
中村15 )は耐 力 解 析のせ ん断 抵 抗機構に基づ き,
ト ラスモ デル とアー
チモ デル の荷重 変形 関係を累加す るこ とに よ りせ ん 断が卓 越す る RC 短柱の 変形解析を行っ てい る。
曲げせん断を受け る
RC
柱の耐 力,
弾塑性 変形 並 び に崩 壊 性 状を解 明す る た めのマ ク ロ解 析モ デル は,
せ ん 断 抵 抗と せ ん断変形だ け で な く, 曲 げ抵 抗と曲 げ変形も 考 慮で き,
実 際の破 壊モー
ドに も対 応でき る よ う に 工夫 す る必 要がある。 しか し, 従来の曲げ解 析モ デル の中に は せん断が考 慮さ れてお らず, 同じ ように せん 断 解 析モ デル の中に は曲げ が適切に考慮さ れていない (例え ば,
トラス モ デル で は,
曲げモー
メン トは専ら鉄 筋に負 担さ れ, コ ンク リー
トの 曲げ抵 抗は考 慮され て いない等 〉。 した がっ て,一
つ のマ クロ解 析モ デル を用い,
曲 げと せ ん断 を 同 時に考 慮 すること は ま だ十分で な い。
本 研 究で はまず,
各々 の極 端な領 域に おいて, せ ん断 抵 抗 機 構と 曲げ抵 抗 機 構を分 離 し て考え る。
その後, 曲 げせん断 塑 性ヒン ジに着 目し, 曲 げ とせ ん断抵 抗機構を結 合す るこ と に よ り曲 げせん 断 を受 けるRC
柱のマ クロ 解析モ デ ル を構 築する。
本 報で は, 第 2章におい て まず, せ ん断が卓 越する
RC
短 柱に対し,
耐 力機構は直接 圧 力 場 (アー
チ ) と 間 接圧力場 (トラ ス)に より構成さ れ る と し, 抵 抗 機 構の 推 移お よび最 大 耐 力 等につ いて,
塑性 解析理論に基づ く 下界解 析 を 行 う。
その後,
上 述の抵 抗 機 構に基づ き,
変 形 解析に も応 用で き る よ うに,
「軸 方 向 抵 抗 等 価 置 換 解 析モデル」を 提 案 する1% 最 後に,
第 3 章に お い て, 上 記の モ デルの 中に曲 げ抵 抗 も考慮に 入 れ,軸 圧,曲 げモー
メ ン ト,
せ ん断 力を受け るRC
柱のN −M −
Q
マ クロ解 ,本
一Q
,杢
e
諷 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 (a)D.
C.
F.
+ Trロss (b)Truss Fig.
1 圧 力 場の傾き が 異 なる場 合の短柱の抵 抗機構一
76
一
析モデル を 構築し,
弾 塑 性変形 解析11) を行うこ と によ り,
RC 柱の弾塑性変形 並びに崩 壊 性 状 を解 析 的に明らか に しよ う と す る もの であ る。
し か し,
曲 げ せ ん 断 を 受 けるRC
柱の耐 力 機 構に影 響す る因 子は多く, 破壊 性 状も多岐 多 種で あ る。
マ クロ 解 析モ デルを 用い て,
こ れ ら すべ て を同 時に考 慮す るの は不 可 能と言え よ う。
特に,
付 着 割 裂 破 壊に代 表され る 付 着せ ん断 系 破 壊はRC
柱の主要な破 壊モー
ドの一
つ であ る が,
マ クロ解析モ デル を用いるこ とはまだ困 難で あり,
今 後の課題 と し たい。
2.
せ ん断が卓越す るRC 短 柱の せん断耐 力 2−
lRC 短 柱の せん断抵 抗機構Park and
PaulayiS
)は,
せん 断 力は曲げモー
メ ン トの 導 関 数で あ るこ と か ら出発 し,RC
梁の せ ん断抵 抗は アー
チ 機 構と梁機構に分解できる こと を示
した。 せ ん断 補 強 筋が あ る場合,
梁機 構は ト ラス機 構とすること が一
般 的で あ る。
加藤・
称 原7 )お よ び後の 若 林・
南19 }は4S°
トラ ス機 構と残1
りの コ ン ク リー
トによる アー
チ機 構を用 い,
せ ん断耐 力の下界解を求め たが, これらの研 究では 基 本 的に上述の 二種 類の抵抗機 構を各々独 立に考え て い る。JensenS
)は RC 梁に対し, コ ン ク リー
ト圧 力 場の傾 き が等しい トラス機構と アー
チ機 構 を 用い, 塑 性 解 析の下 界 解を求め た (こ の 考え方は
,Chern
andOstapen−
ko2°1
に よる Plate Girderの Post Buckling 解 析に用い
られ たものと同 様で あ る〉。 せ ん断 補 強 筋が ない場 合の ア
ー
チ機ess
} か ら,
せ ん断 補 強 筋が多い場 合の トラス機構m まで,RC
部材のせ ん 断 抵 抗 機 構は連 続 的に変化す る と考え ら れ る。
ま た,
曲 げモー
メ ン トの影 響により,
圧 力 場の傾 きは部 材 長 さ方 向で変 化す ること が考え られ る。
上 述の加藤・
称 原7お よび若 林・
南19切 用いた抵 抗機 構 では,
ト ラス とアー
チ の コ ン クリー
ト圧力 場の傾き が異な る。
し か し,
実際の 柱は こ れ らの研 究の ように断 面幅方 向では な く, 断 面高 さ方 向に圧 力 場が アー
チ と トラスに分け ら れ ている と筆 者らは考え て い る。
圧 力 場の傾き が異な るこ とっ い て,
圧 力 場 とフー
プ筋の 力 を 合 力で表す と,
Fig.
1に示す抵 抗 機 構が考え ら れ る。
し か し,D .
C .
F .
十Truss
の場合,
柱 中 央 部 分に ア「 チコ ン ク リー
トと トラス コ ン ク リー
ト が重な り,
コ ン ク リー
トは 二軸 応 力 状 態に ある ため, 降 伏 条件を満足 す る た めの下 界 解 を求める こと が煩 雑であ り,
マ クロ解析モ デル と し て も不 都 合を 生 じ る。
実 用 的 なマ クロ解析モデル で は,
力の流れ(す な わ ち 抵 抗機 構 ) を簡 明に表すこと がで き,
かつ 部 材の応 力 状 態を一
軸 応 力 状態の よ うに簡 潔に表せ ることが望 ましい 。 アー
チ と トラス の 圧力 場の傾きが等 し いとすれ ば,
圧 力 場は一
軸 応 力 状 態にあり,
中心軸圧縮を受ける場合, 抵 抗 機 構は軸方向の アー
チの み であるが,
軸圧 お よ び曲皿
↓
・杢
。諾
一Q
Hg.
2 RC 短柱の抵 抗機構の推移 げ せ ん断 を 受 ける場 合,
フー
プ筋の増 加お よ びH
/D
の 増 大に従っ て,RC
短柱の 抵抗機構は Fig.
2に示す よ う に推移す ること が 推察で き る。 す な わ ち,
フー
プ筋がな いRC
短柱の抵抗 機 構は,
せ ん断 力が柱の一
端か ら直 接 他 端に伝 達 さ れ る直 接圧力 場 (DirectCompression
Field−
D.
C .
F.
)であ る が,
フー
プ筋が ある場合, 直 接圧 力場 (Fig.
2
のハ ッ チ部 分 ) 以 外に, せん断 力の一
部分はフー
プ筋,
主筋等を介し て柱の一
端か ら 間接 的に 他端 に 間接 圧 力 場 (lndirect CompressionFieid−
1,
C ,
F ,
orTruss
)に より伝 達さ れる。 フー
プ筋 をさ ら に増や す と,
せ ん断 力は完 全に間 接圧力 場 (トラス機構) の み に よ り伝達 さ れ,
HID が大き い場 合も同じこ と が 百 え る。本 章で は
,
複 曲率曲げせ ん断 を 受けるRC
短柱の 抵 抗 機 構をD.
C.
F.
+Truss, ある いはTruss
と し,
まず 2−
2節におい て,
塑 性 解 析 理 論に基づ く 下界解析を行う ことに より抵 抗 機 構の推 移,
柱の応 力 状 態,
せ ん断 耐 力 な ど を検 討する。 そ の後, 2−
3 節に おい て , 下 界 解 析の 結 果も参 考に し,
変 形 解 析が可 能な 「軸 方向抵抗 等 価 置 換モデル」に よる解 析 を 行う。
2−
4 節に これ を さら に簡 略 化 し,
「軸 抵 抗 等 価 置 換 近 似解析法」を提示し,
最 後に,
2−
5節に これ らの解 析 法の比 較検討を行う。抵抗機構の連 続 性を保つ ために, まず 本 章で は
,
か ぶ り が ないRC
短柱を考え る。 引 張 鉄 筋 と 圧 縮 鉄 筋は等 量 とし,
フー
プ筋は柱長さ方 向に均 等 配 置 され る。
材料 の応カー
ひずみ関 係を剛 塑 性とし, コ ン ク リー
トの引張 強度を無視す る。 ま た,
柱の 最 大せ ん断 応 力 度 をO.
5
Fc
とす る。
解 析に用いる 基本パ ラ メー
タ を下 記に示す。
・一
蒜
1
聟
一
購
謙
難 躑
d
血al ・−
2嶽
一
購
扁
驚翻
謡
31
。、A =HID
柱 長さ比 た だ し,
。
A :片 側 主筋 断 面 積 rσg :主 筋 降 伏 応 力Tl
ー Ψq
至
轌 ρ UI ■ 亠 U
・
〔1−k
}dk ・
d
TII
▼O
本
→hCIl
Ψd
(a)D.
C.F.
+
Truss
]
(b
) Truss Fig.
3 塑性解析に用いるRC 短柱の抵抗機構 渦 : フー
プ筋 断 面 積 h σ : フー
プ筋 応 力 度D
:柱 断 面せ いFc
:コ ン ク リー
ト圧 縮 強 度Pt
:引 張 鉄 筋 比 hay :フー
プ筋 降伏応 力b
:柱断 面 幅d
:主 筋 間距離 s :フー
プ筋 間 隔 Pが フー
プ筋 比 ま た,
本 章で の, か ぷ り が ないRC
短柱につ い ては,
下 記の パ ラ メー
タを 新たに定 義す る。
rA・
rσy Φ’
=
=
〔D
/d
)・
Φb・d ・
Fe
2−
2 塑性 解 析に よ る下 界 解2−2一
工 基 本 方 程 式Fig.
3
に示 す2種 類の抵 抗 機 構 を用い,
解析 を行う。
圧力 場の傾き を θと すれ ば,
抵 抗 機 構は,tan
θ〉 λの 場 合に DL’
C.
F.
+ Truss とな り ,tan
θ≦ λの場 合にTruss
と な る。 こ こ で,
直 接 圧 力 場の柱 端 部での高さ をh ・
d
(0≦k
≦1),
応 力 度 をコ ンク リー
ト強 度F
。,
間接 圧力 場の柱 端 部での 高さを (1− k
)d
, 応 力度をa・
Fc
(0
≦α≦1),
圧 縮 側 主 筋と引 張 側 主 筋の合 力 を 各々C
とT
と す れば,
幾 何 学 的 関 係お よ び柱 端 部の釣 合 条 件に より式 (1)一
(4) が 得ら れ る。
D
.
C .
F.
+Truss
の場 合 (Fig.
3(a)を参照),
tan θ=
λ/(1−
k} (幾 何学的関係 )・
……一
(1
) n=C
十 T十[h
十α(1− h
>]sin2 θ・
…・
・
……・
(2a
) m=
[C − T
十 献1− h
}(1−
a)sin2 θユ/2……
(3a ) q= [k
+α(1− h
)]sin θ・
cOS θ一 …………
(4a) Truss の場 合 (Fig.
3
(b
)を参 照 )p n=C
十T
十 a・
sinZ θ……・
・
…・
・
t・
………・
…
(2b
)m
=
=
[C −
T]/2・
・
……・
…・
…・
・
……・
………・
・
(3b ) qt=
a’
sin θ’
cos θ”…’
……・
…・
…・
…・
……
(4b) ま た, 間接圧 力 場 とフー
プ筋との釣 合 条 件に より (5)一
77
一
式
,
複 曲 率 載 荷 条 件に よ り (6
)式が各々得ら れ る。V ・
h σ/h σy=
a・
cosz θ・
・
……・
・
…
…・
…・
…・
…
(5 )m = λ
6
(〜/2・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
−t・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t−・
・
・
・
・
・
・
…
(6 ) ・ だ …
一
τ翫
・町
翫
・
・一
、.
£
凡 は柱 端 部の無 次 元 化さ れ た軸 力,
曲げモー
メ ン ト,
せ ん 断 力 ・表・・
b
−
。翻
7
−
、.
紜
・ 圧縮 但・主 筋 と引張 側 主 筋の無 次元化さ れ た力 を 表す。
ま た,式 (3a ) と式 (3b
>並 びに式 (6
)に よ り せ ん断 耐 力に対す る 曲げモー
メ ン トの影 響が考慮される。
2−
2−
2 せん 断耐力の解 以 上の基本方程式 (1
)一
(6
)に基づ き,
下 記の (a),
(b
),
(c)に示す各軸 力領 域に対す る下 界解が各々得ら れ る (式 (9
>〜
(21
)}。
た だ し,
nl= 1十2Φ’
・
r・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
…
一・
・
…
−t9・
(7a
)n2
=
1十2φ’
一
昭一
λv胴 下・
一
…
tt・
t・
『
・
t・
・
(7も) ns=
0.
5+2φ’
…・
……・
…・
・
…・
……・
・
…・
・
一
(7c )n4
=
1−
2φ’
一
嬰尸十 λPt
=ijT
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
7d
)ns
=
0.
5−
2Φ’
→−
2λ・
V(V桶一
十 λ)・
・
・
・
・
・
・
…
(7e ) n6
=−
2¢’
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t−・
s−・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(7f )Vi
→(
λ1一
函
)
…・
……・
・
……一 ……
(・・) 1・
・
・
…
『
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(8b
) 嫣;
λ2十1 (a)高軸力領域 :圧縮側 主 筋は 圧縮 降 伏 (C=
Φ’
), 引 張 側 主 筋は弾性 (T
≦φ’
)。
(a−1
) n、≧n≧n,:領 域,
間 接 圧 力 場の 応力 度 係数 α=
1,
フー
プ 筋は 弾 性 (h σ≦ hσy)と す れ ば,
λ十 λ2十4(1十2φ’
−
n>(n− 2
Φ’
)tan
θ=
2(1十2φ’
−
n)・
・
・
・
・
・
…
tt・
一一・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
…
一・
(9) λ1
(1十4Φで一
2n)一
← 1十4(1十2φ’
−
n){n−
2φ’
)/λ2 } q=rT
〒
trnmu
2(1+ λり……・
・
………一
(10) (a−
2) n、≧ n ≧ ns :領 域,
a≦1, ha;
h σyとす れ ば,
tan
θ は式 (9)で与え ら れ, q=
λ2十4(1十2φ’
−
n)(n−
2φt )一
λ1
/2十 λ.
Ψ・
一 …一 …………・
…一 ・
…
(11) た だ し,
Ψ〉娼 の 場 合に は領 域 は存 在せず,
Ψ=
0 の 場合に は領 域 は存 在し ない。 ・
(b
) 中 軸 力 領 域 :主 筋は弾 性 (1Cl
≦ φ’,
lTI
≦ φ’
)。
(b−
1) ns ≧ n ≧ n、:領 域 , た だ し, V≦Ψi, a≦1,
h σ=
nay とすれ ば,
tan θ
冨舸
+λ・
・
………・
・
………・
(12}q;
lpm
「−
N
/2−
←λ・
ず・
・
4−…
4−・
…
一
一
・
・
・
・
・
・
…
(13) (
b−
2) ns ≧ n ≧ n、:領 域,
た だ し,
Ψ ≧Vi, a=
1,
h σ=
hay と す れ ば,
セm θ=
倆一 ………・
………
(14)一 78
q=
v〆画・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
…
阜
・
・
・
・
・
・
…
一
…
(15
) 〔c) 低 軸 力 領 域 :引 張 側 主 筋の み降伏 〔C
≧一
φ’
,
T =一
Φ’
) 。ただ
…
1
:
:
1
:
1
:
凝
:
;
(c−
1) a≦1, hσ= 、σ,:領域 ,0
≦r
<軌 の場 合2
λ・
7 ・
tan3
θ十(1− 2
φノ
ー
n)tan2 θ一
λ(1−
2Ψ)tan θ一
(2φ’
十n)=
0・
・
・
・
・
・
・
…
〔16)q
一
潔 論
・ …v − ・
一 ・
一 ……一
(17
) び≧ 鸚の場 合 : tan θ;
{ λ2十4(n 十2φり/野一
λ1
/2………・
(18)q=
{ (λ・
V)2十4(n 十2ΦつΨ一
λ・
Fi/2・
・
・
・
・
…
(19) (c−
2) α≦1 , 、、σ≦h σ。:領 域 , た だ し,
0≦V<V
,, 以上の解 析では,
α=
1あ るいは h σ=
h σ v と し,
解は 簡 単に求め ら れ るが, a お よびhO と も未 定の場 合, ha をO−
hay まで変 化 させ,
釣 合 条 件 を満 足 するよ う な 最 大せ ん断 耐 力q
を求め る。
便 宜 上,
こ こ では,
h σ の代 わ り に Ψ を変 化さ せ, 式 (16), (17)を用い,q
を最 大にするよ うに数 値 計 算 を行 う。
ただし,
ψ=
0の場 合,
λ十 λ2十4
(1− 2
Φ厂
一
n)(n十2
Φつtan
θ=−
2
’
(
it
[一
=π一
n)…
・
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
…
(20
) q=1
λ:一
←4 (1− 2
φ’−
n)(n十2Φつ一
λ}/2…
(21) 2−
2−
3 短柱の応 力状 態と抵 抗 機 構の推 移 以上の よ う に, 軸力などに よ り5つ の領 域に分け てRC
短柱の せ ん断 耐 力 を 求め た。
各々 の領 域に対し,
主 筋,
フー
プ筋,
間接圧力場の応 力状 態 を整理 し下記に示す。
高 軸 力 領 域 :圧縮 側 主 筋圧縮 降伏,
引 張 側 主 筋 弾 性。
領 域 :た だ し,
Ψ >0,
n1≧n≧n,,
フー
プ筋 弾 性,
間 接 圧 力 場圧縮降伏。
領 域 : ただ し,
Ψ≦V,,
n,≧n≧n3,
フー
プ筋 降 伏,
間 接圧力 場弾性。
中 軸 力領 域 :主 筋は弾 性。 領 域 : ただ し,
Ψ≦Vi,
n,≧n≧n、,
フー
プ筋 降 伏, 間 接圧力場弾 性。
領 域 :ただ し,
v≧ v,,
n、≧ n ≧n、,
フー
プ筋 降 伏,
間 接圧力場 圧縮 降 伏。
低 軸 力 領 域 :圧 縮 側 主 筋 弾 性,
・
引 張 側 主 筋引張降伏。
た だ し,
n4≧n≧ns (Ψ≧ 鸚), ns≧n≧ns (Ψ≦ び1),
領域 : ただし,
’
v≧ 襲,
n、≧n≧ ns,
フー
プ 筋 降 伏,
間接 圧 力 場弾性。
領 域 :ただし,V
くV、,
フー
プ筋弾 性,
間 接 圧力場弾 性。
1.
51
.
4t.
21.
00.
80.
60.
40.
2−
0.
〇−
0.
2−
O.
4“
0.
6
n 0.
5 1 彑 eWσy n 1.
61.
4t.
21.
OO.
80
.
60
.
40.
2−
0.
0−
O.
2−
O.
4−
0.
6 n の 皿 1.
0冒 σy n」
、
」
丶i
脚 」o
i
Ψ.
。5 Ψlo
… … …i
q
O.
i O.
2 0.
3 0.
4.
と
L
λ
.
2Fig
.
4 塑性解 析による せ ん断 耐 力の.
ド界解 (φ’
=
o.
30)せ ん断耐 力が
一
定となる領 域 が存在する ために は, す な わ ち,
ns>n5 (望≦凱 の場合)あ るい は ng>n4 (Ψ ≧ 凱 の場 合)と なる ためには, φ’
〉軋 以上の主 筋 補 強 が要求さ れ る。
n3;
ns,
n2・・n、
と置く と,
φ1
は次 式よ り.
求め ら れ る。・・一
:
:
寛
縉
声
λLl
戀 ;
…・
一
・…主筋 補 強が少な い場合 (Φ
’
〈 φ;),
曲 げ破
壊を生じ る こ と が あ る。 しか し, 柱端 部で は,
間 接 圧 力 場の合 力の 中心 は断 面 中 心の引 張 側あ るい は断 面 中心にあり,
間 接 圧 力 場 部 分の 曲 げ 抵 抗は負 (D.
C .
F .
+Truss
} あるい は0
(Truss)である た め,
直 接 圧 力 場の 割合が小さ い 場 合 (Fig.
3で はk
が小さい場 合 }, す な わ ち高 軸 力で ない場 合に は, 上記の解 析は柱の 曲 げ抵 抗を過 小 評 価 す ること と な る。
し た がっ て,Fig.
3に示す せ ん断 抵 抗 機 構を用い て曲 げ破 壊 を 評 価する ことは不適切である。
H/
d
をλ=
1,
2,
主 筋 指 標 を φ’
=o.30
, フー
プ 筋 指 標 を Ψ=
0,0.
05,0.
10
と し,
フー
プ 筋の 応 力 状 態 をFig.
4に示す。
軸 力が高い場 合 (領 域 } お よ び軸 力が 低い場 合 (領域 ),
フー
プ 筋は降 伏 していない。 また, フー
プ 筋が 多い 場合,
フー
プ筋 は降 伏 し な くな り,
Fig.
4中の 領 域 と領 域 は広 く な る。
軸 力の減 少と フー
プ筋の増 加と と もに,
圧 力 場の傾き θ は小さ く な る。 しか し, せ ん断耐力が一
定の領 域 (領 域 )で は,
圧力 場の傾きは一
定と なり (式 (12)、
(14)),
Fig.
8の 破線に示す ように,V
≦r
匸の場 合,
圧 力 場の傾きは
フー
プ筋に影 響 されず,r
>e
,の場 合,
圧 力 場の傾き は λ と は関 係 しない。
さ らに,
トラ ス機 構と な る た め,
すな わ ち,tan
θ 〈 λとな るた めに は,
式 (14)よ り, 少な くと も Ψ 〉嫣 なる フー
プ筋 補 強が 必要である。 2−
2−
4 せ ん断耐 力の解 析 例λ
=
1,
2, 主筋指 標を φ’
=
0.
30, フー
プ筋 指 標 を ψ=
0,
0.
05 ,0.
10 と し, RC 短 柱の せ ん断耐 力をFig.
4に 示 す。
軸 力が高い場 合 (領 域 )あるい は軸 力が 低い場↓
N
−
→ Q θ , ’ ’ ’ , ’ ’ ’↓
N− 一
→ PQ{
Truss 〔1−k
〕d.
』
噌
O.
昌
k・
dd
(a)D.
C.
F.
+ Truss國
凵
L
』 曵 (b
) TrUSS Fig.
5 RC 短柱の軸 抵 抗 等 価置換 解析モデルユ
合 (領 域 ),
フー
プ筋が 降 伏し ないた め, せ ん断 耐 力 はフー
プ筋 指 標に影 響さ れ ない。 また,
曲 げモー
メ ン ト の 影響で,
Fig.
4に示す よ うに,
n−
q相 関 曲線 は対 称 と は な ら ず,
軸 力が低い領域で は外 凸 とは な ら ない場 合 が あ る。2−3
軸抵 抗 等 価 置 換による せん断耐.
力上述の よ うに
,
RC 短 柱の抵 抗 機 構 (圧 力 場の傾きに よ り 決 め ら れ る)お よ び応 力 状 態は軸 力 並びに 部 材 諸元 に よ り変 化す る もの である。
最 大せ ん断 耐 力だ けで はな く,
その後の 変形性 状をも 究明 す る た めに は,
前節の Fig.
3に示す抵抗機構を変 形 解 析が可 能に な る ように工 夫する必 要が あ る。
こ こ では まず,
曲.
げ を考 慮せず,
軸 カー
せ ん断 力を受け る RC 短柱につ い て, 抵 抗 機 構 を 考 慮 し たマ クロ 解 析モ デル を構 築 す る。
Fig.
5に示 す よ う一
79
一
1+
2
Φ, , 0.
5+2Φ , O.
5−
2Φ 0−
2Φ, n q 『s Fig.
6 軸 抵抗等価置 換 解 析によ る n−
q相 関 関 係 に,
短 柱の抵 抗 機 構は前節と同様にD .C .
F.
+Truss あ るい CSTruss
と し,
変 形 解析モ デル に も拡 張で き るよ うに,
マ クロ 解 析モ デルは 正側圧力 場 (そ の合 力を太 実 線で表す)と負 側圧力 場 (そ の合 力 を太 破 線で表 す )が 対 称に存 在するもの と す る。 ただし,Fig.
5(a)で は,
細 実 線に囲ま れ ている部 分は正 側 直 接 圧 力場 (D .
C .F .
) で あり,
そ れ以外の部 分は正 側 間接圧力 場であ り, 負 側 圧 力 場は 正側圧 力 場 とは対 称とな るが,
同 図で は その合 力 (太 破 線)の み示し ている。
さ らに,
同モデル は,
[1 ] 中 心 軸 圧縮耐 力と柱 断面の圧 縮 耐 力との等 価 条件, [2
] フー
プ筋と間接圧 力 場 との釣 合 条 件,
の 2つ の基本条件 によ り決 定さ れ ること と し, フー
プ筋は降 伏してい る と 仮 定す る (これ は,
2−
2節に述べ た領 域,
,
に対 応す る)。
ま た,
抵抗機構は軸 力に よっ て変 化し ない こ と とする。直 接 圧 力 場の 幅を断 面 幅
b
,柱 端 部での高さ をk ・
d
(0
≦h
≦1),
間 接圧 力 場 の幅 を β・
b (0≦ β≦1 ),
柱 端部で の高 さ を (1− k
)d
(O
≦k
≦1
), 圧 力 場の応 力 度をコ ン ク リー
ト強 度 Fcと す れば,
以 下の解が得ら れ る。 (a ) D.
C.
F.
+Truss
の場 合 :0≦ ぴ≦(0.
5/λ2)フ
ー
プ筋と間接圧 力 場 との釣 合 条件に よ り,Ψ
=
β・
cost θ…・
………・
…・
・
………・
(23) 断 面 圧 縮 耐 力との等価条件より,
2[
h
十β(1− k
)]sin2 θ=
1………・
………・
…・
(24)上 記二式お よ び 幾何 学 的 関 係 (式 (1 })よ り
,
2λ・
V 。
tan3
θ十tan2 θ一
2λ(1一
Ψ)tan
θ一
1=
0・
・
…
一
・
・
・
・
・…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(25) (b
) Trussの場 合 :V≧(0.
5/λi) 断 面圧縮耐 力と の等 価 条 件より,
2
β・
sin2 θ=
1…・
………・
………
(26 ) 式 (23)と (26)より,
tan θ
=
1/V2
”
lf
…………・
…………・
………
(27}こ の よ うに決定さ れ たマ クロ モ デルの無次元化され た せ ん断 力と軸力の q
−
n 相 関 関 係をFig.
6
に示す。
ただ し,
同 図 中の最 大せ ん断 耐 力 qsは次 式より求め ら れ る。
q
ε=
O.
5/tan θ…………・
…・
…・
・
………
(28)Ψ
=0
の 場 合, 式 (25)と式 (28 )よ り,
塑性解 析 の 下界 解 (式 (12>,
(13
))と同 様な解が得ら れ る。
一
80
一
0.
5 0,
4 0.
3 0.
2 0,
1 q30
1
2
3 4 5 Fig,
ア 諸 解 析 法に よる最 大せ ん断 耐 力q。50
5軸抵抗等価 置 換 解 析 (以 下に は等 価 解 析と称す る)に よ る最大せん断 耐 力qsを
Fig・
7の細 線で示す。 2−
4 軸 抵 抗 等 価 置 換に よ る近似 解析2−3
節で は, マ ク ロ解 析モ デルを構 築する一
つ の方法 を提示し た が, 式 (25)の 三次式 を解く必 要が あ る。 こ れ を簡単化する ために,Fig.
5
に示すマ クロ解 析モ デル にお け る 圧力 場の強 度を E。/sin’
θに増 大さ せ るとい う 仮定を新た に設 定 するこ と に よ り,以 下の解が得られ る。
(a)D .
C .
F .
+Truss
の場合 :0
≦ 望≦(0.
5/λ2) 断 面圧縮耐 力との等 価 条 件よ り,ん十β(
1−
k
)=
0.
5・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
29
) フー
プ 筋 と間 接 圧 力 場との釣合条件よ り,
V
=fi
/tan2
θ一………・
………・
一 ・
……
(30 )上記二式お よ び幾 何 学 的 関 係 (式 (1)〉より
,
kZ− 1.
5
k
十 〇.
5− V ・
λ2=0・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
…
(31) よっ て,
4λ・
t−・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(32
) tan θ= 1十 1十16Ψ・
λtqε= o
.
5/tan
θ=
(1十1十
16
望・
λ2 )/(sλ)・
…
(33) (b
)Truss
の場 合 :Ψ≧(o.
5
/λ2 ) 断面圧縮 耐 力との等 価 条 件に よ り,
fi
=O.
5………・
・
…・
…・
…………・
……・
…
(34) 式 (30
)と (34) よ り,
tan θ=
1/V2
−
M
…・
…・
……・
………・
・
(35)qε
=
=
o.
5/t母n θ = vπ /2………・
・
・
…
…
〔36 )Truss
の場 合,
軸 抵 抗等価 置 換に よ る近 似 解 析 (以下 に は近 似 解 析と称す る)は等 価 解 析と同じ結 果が得ら れ る。
近 似 解 析に よ る q−
n 相 関 関 係も等 価 解析と 同様に,
Fig.
6と な る。
また, 最 大せん断 耐力 q。 はFig.
7の太 線で示す。
2−
5 諸 解 析 方 法の 比 較 検 討Fig
,
7に示す よ うに,
等価解析に よる最 大せん断 耐 力 は常に 塑 性 解 析 解 (F
界 解 )よ り小さい。
こ れ は,
go ア5 60 45 θ Ψ
.
05,
10 O i2
3 4 5 Fig.
8 諸 解 析 法による圧 力 場の傾き.
i5
1
Fig.
5に示 すマ クロ解 析モ デル に は正負側圧力 場が同 時 に存在し,
断 面の 圧縮 耐 力との等 価 条件に制約さ れ,
せ ん断 抵 抗の た め のコ ンク リー
トが塑 性 解 析の場合より多 く な ら ない こ とによ る もの である。
コ ン ク リー
ト強 度 を 増大さ せ た た め,
λ 〔=
H /d
) が 小さい場 合,
Fig.
7に 示す よ う に,
近 似 解 析の最 大せ ん断 耐 力は塑性解 析お よ び等 価 解 析より大きいが, λ が大き く な るにつ れて近 似 解 析によ る最 大せ ん断 耐 力は等価解析に近づ く。 また,
塑性解析に よ る せ ん断 耐 力は一
般に実 験値より大き く,
これ は柱の中の 多軸 応 カー
ひずみ状態,
並 びに コン ク リー
トの 応 カー
ひずみ関 係 を 剛 塑 性と仮定し た た め と考え ら れ る。
軸 抵 抗 等 価 置 換 解 析で は,
負側の 圧力場によ り耐 力は低 減さ れ て いる。Fig
,
8に は, 塑性解 析 (せ ん断 耐 力が一
定と な る領 域 ),
等 価 解 析 と近 似解析の圧力 場 角 度 θ (す な わ ち 抵 抗 機 構 )と λ, フー
プ筋 指 標 V の関 係 を 示す。
同 図に は柱 対 角 線 の 角度 を一
点 鎖 線で 示 し,
こ の 角 度はD .
C
.
F .
+Truss
機構とTruss
機 構の境界 を 表 す。
等 価 解析と近 似解析に比べ,
塑 性 解 析に よ る 圧 力 場の傾きは 大きいが, λの増大につ れて いずれも一
定 値に近 づく。
等 価 解 析 と近 似解析を 比較すると,
λ が大きい場 合,
両 者の圧 力場 角度は まっ た く同じ であ る が, λが小さい場 合,
両 者の間に差 を生 じ る。
せ ん断が卓 越す る
RC
短柱に対 し,
曲 げを考 慮せ ず,
上 述の等 価 解 析お よび近似 解析に よるマ クロ モ デル を用 い,
変形 解 析がで き る が,…
般 的に は曲 げ抵 抗も考慮す る 必要が あ る。
近 似 解析に よ るマ ク ロモ デル が簡単で あ り,
次 章では,
これ を用い, モ デル の 中に曲 げ抵 抗も考 慮に人 れ た曲げ せ ん断解 析モ デル を構 築す る。3.
曲げせ ん断を受け る RC 柱の弾塑性 変 形 性 状 3−
1 解 析モ デ ル 2章で は,
、
せ ん断が卓 越す るRC
短 柱のせ ん断 耐力,
諾
・
一一
←Q
LL4
(H
/D
}≦2
,塔
→Q
一
(H/D}≧2 Fig.
9 RC 柱の変 形 解 析モデル 抵抗 機構の推 移など を検 討し た。
せ ん断 耐力 だ けで は な く,
弾塑性 変 形, 破 壊モー
ド も含め て適切に評 価 する た めに は,
曲 げ抵 抗 を考 慮し た変形 解析モ デル を構 築 する 必要が ある。
曲げが卓越 す る 場合,
柱 端 部に変 形が集 中 して い る ため, 変 形解析に際して塑 性ヒ ンジモ デル は よ く用いられて いる。
曲 げせ ん断を受け る場 合において も,
吉 岡・
岡 田・
武田 らm )に 指摘 さ れ る よ うに, 塑 性 ヒン ジ の概 念は同 様に適 用でき る。 塑 性ヒ ンジの長さは部 材諸 元の 関 数である が21)・
2Z),
こ こ では,
定 数と仮 定する。
Fig.
9に は,
主 筋を2
本の 鉛 直 材 (R1 とR2 ), 断 面コ ン クリー
トを4 本の斜 材 (せ ん断 抵 抗に対し, 正 載荷側C1
とC2
, 負 載荷側C3
とC4
)と し,
曲 げせん断 を受 けるRC
柱の弾塑性 変 形 解 析モ デル を 示す。
し た がっ て, コ ンク リー
ト (斜材 }は せ ん断 だけ で な く, 曲げ に も抵 抗 し てい る。
上記の モ デル は次の項 目よ り決定さ れ る、
曲 げせ ん断塑性ヒ ンジの長さ 瓦L
・一
留
,囓
……・
…・
…・
一 ………・
・37
・ せん断 抵 抗の考慮 2−
4節で述べ た か ぶ りが ない RC 短柱に対する軸 抵 抗 等 価 置 換 近 似 解 析の結 果を援 用す る。 式 (32)と (35 ) の中に λ 〔;H
/d
)の 代わ りにA
(=HID
)を代入す ることに より,
斜 材の傾き θ お よ び柱の無 次元化さ れ た最 大せ ん断 耐 力 qs (q。≦0.
5と する}が次 式よ り得ら れ る。
ぴ≦ 嫣 の場 合,
ta・・
−
1+ 1睾
盖
.
ガー …・
…・
…・
・
……
・・8
>一
81
一
一
n … Φ 2131130,
2Φ 皿f
囗 Fig.
10 RC 長 柱の断 面三 質 点モデルと n−
m 相関 関係 q.=
(1
十 1十16Ψ・
A2
)/(8/V
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(39) Ψ≧ 鸚 の場合,tan
θ; 1/V2
”
ir
−
∴・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(40)
qε
=
V2
−
ip
「 /2・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
r・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
▼
・
・
・
・
・
・
…
(41) た だ し, Ψ「o
=
O。
5/A2・
・
・
・
・
・
・
…
tS−tS…
−tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(42> 曲 げ抵 抗の考 慮 曲げ解析の断 面三質 点モ デル23 )(Fig.
10) を参 考に し て次式よ り曲げ抵 抗を考慮する。
すな わち, コ ン ク リー
ト斜材の面積は次 式よ り与え ら れ る。
ACi
=Ac4
ニAe
/3
Aci=Acs=Ae
/6
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(43 >Ae =bD
/sin θ 無 次元化さ れ た最大 曲 げ 耐 力 況アは 次 式 よ り求 め られ る。m ,一 、
$
・(
dD
)
・……・
…・
…・
…・
…………・
(44 ) ・一
、.
鎧
,
一 。鎧
, ・一
。3
瓦亠
… 力N,
曲げモー
メン トM ,
せん 断 力Q
を無 次 元 化す る と, 軸 力と せ ん断力の み を受ける場 合,
柱の耐 力 相 関 関 係は近 似 解 析 と 同 様に Fig.
6
(た だ し, 同 図 中の φ’
を Φと置 く〉と な る が,
軸 力と曲げモー
メ ン トの み を 受 け る場 合, 柱の 耐 力相 関 関 係は断 面と 同様にFig.
10と な る。
3−
2 曲 げせ ん断を受け るRC
柱の最 大 耐 力Fig.
9に示す変形 解 析モ デル につ い て は,
Fig.
10に 示す n−
m 曲げ耐 力相関関係と Fig.
6に示す n−
q せ ん 断 耐 力 相 関 関係と比較し ながら, 曲げ せ ん断を受け るRC
柱の n−
m−q
耐力 空 間 を求める。
す な わ ち,
曲げと せ ん断を独 立に考え, 耐 力の小さ い方をRC 柱の耐 力 と す る。
し た がっ て,
n−
m−
q 耐 力 空 間 の 略図 は Fig.
11に示 す よ うに,
耐 力 曲 面は曲げで 決 定さ れ る面 と せ ん断に決 定さ れ る面の 二つ の 領 域に分 け られ て い る。
塑 性ヒンジに お け る変 形 状 態を仮 定す ることに よ り,
耐力 空間に対する曲げ と せ ん断の相 互 影 響 も考 慮で き る が,
こ の点は今 後の課 題と し た い。
一
ヒ記の n−
m−
q耐 力 空 間に よ る耐力 を』
Fig.
12の太 線 で 示す。 ま た,
同 図に は建築学 会RC 規 準 !Sa )もとで あ る せ ん 断耐 力の実 験 式25図 比 較し や すい た めに式 (45)一
一
82
一
0,
5 O.
4 0.
3 O.
2 0,
1 Fig.
11 RC 柱の n一
肌一
q耐 力 空 間 0 1 2 3 4 5 Fig.
12 n−
m−
q耐力と実 験 式との比 較 に無 次 元 化 する〉も併せ て細 線で示す。q.一
藩
鋒
論
・
(18駐
凡〉・…Wt
・
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・
…
(45)ただし
,d
/D = 0.
80
, コ ン クリー
ト強 度F
.=200
kg
/ cm2,
主 筋とフー
プ 筋の降 伏 応 力をrav=
h σ。・
=
3000kg
/ cm2,
断 面寸法に関す る補 正 係 数 をk
.=
LO,
せ ん断 応 力 度はO.
5・
F
,で頭 打 ちとする。
Fig.
12
に示す よ うに, 解 析で は,
H /D が大きい場合, 曲 げ 耐 力に よ り柱の耐 力が決 定さ れ る た め,
最大 耐 力は フー
プ筋に影 響 され な い。
HID が小さ く,
解 析で は せ ん断破 壊す,
る場 合,
実 験 式は本 解 析 結 果と 比べ , フー
フ 筋の影 響が小さ く,
す な わ ち,
コ ンク リー
トの負 担 分 〔直 接 圧力場〉が大き く,
フー
プ筋 (間 接 圧 力 場 )の負 担 分 が小さい ことが分る。 また, HID が小さ い場 合,
解 析 結 果は実 験 式 (下限値で もある)・
より大きい が,
両 者は ほ ぼ近い 耐 力が得られてい る。
3−
3 曲げせ ん断を 受 けるRC
柱の弾塑性変 形 解 析Fig
.
9に 示す 解析モ デル を 用い て弾 塑性 変 形 解 析を行 う。
曲 げせ ん断ヒ ンジ 以 外の柱 部 分 を 変 形しない 剛 体とし