自閉症児における「家族の行動」に対する報告言語行動(タクト)の獲得と般化の検討 : 家族のコミュニケションに対する評価を中心に
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(2) 2. 家庭での指導について. ②介入期(1). 家庭での指導における正反応率は、全体で93%であ. 先行刺激と同時に、妹の顔写真と妹の行動を示すカ ード1枚を提示した。. った。. 3. 質問紙調査について. ③介入期一(2). 家族の対象児とのコミュニケーションに対する満足. 先行刺激と同時に、妹の顔写真と妹の行動を示すカ. 度以外の項目において、大きな変化は見られなかった。. ード2枚を提示した。. ④BL期(1). IV.考察. 先行刺激のみを提示した。. 1. 介入について. 介入を通し、対象児は適切な選択を獲得し、自分の. ⑤般化プローブ期 先行刺激のみを提示した。. 目で確認した出来事を正確にタクトできるようになっ. ⑥家庭での指導. ていった。妹以外の家族について、獲得した行動の般. 家庭において行われた指導は、両親により指導室と. 化は見られなかった。般化が見られなかった要因とし. ほぼ同じ手続きで行われた。家庭で用いられた手続き. て、文法的な回答のパターンを統一しなかったことが. は、指導室場面で行われている手続きとは時期がずら. 考えられる。. して行われ、指導室場面で行っている手続きの1つ前. 2. 家庭での指導について. のステップの手続きにより実施された。. 家庭での指導において用いる妹の行動を増やした指. 3)質問紙調査. 導室場面の13セッション目の頃から、指導室における. 対象児が報告言語行動を獲得する前後の、家族の対. 他の刺激(「ボールをする」など)の正反応率も比較的. 象児とのコミュニケーションに対する評価の変化を検. 早期に上昇した。指導機会が増え、尚且つ継続的に行. 討するため、家族に対して対象児とのコミュニケーシ. われることにより、回答する内容や場面が異なっても. ョンについて尋ねる質問紙調査を行なった。回答を求. 般化しやすくなるのではないかと示唆される. めた対象は、父親、母親、妹の3名であった。. 3、 質問紙調査について. III.結果. 介入前後において、量的な変化は見られなかったが、. 1. 介入について. 質的な変化はヒアリングなどを通して確認された。尺. 対象児に対する指導室における指導についての正反. 度において用いた項目が主観性に左右されるため、. 応率をFig.4に示した。BL期(1)において、正反応. 日々の感情に大きく依存することが要因であると考え. は確認できなかった。介入期(1)では徐々に正反応は. られる。. 上昇していった。介入期(2)では、11セッション目に. v 総合考察. 妹の行動をrトランポリンをする」に設定したところ、. 指導室と家庭での指導を並行して行うことにより、. 正反応率が60%にまで減少した。BL期(2)では正反. 報告言語行動(タクト)の獲得がスムーズであるとい. 応率は1OO%、100%であった。般化プロ』ブ期におい. うことが本研究により明らかになった回より日常に近. ては、正反応率はO%であった。. い場面を指導に用いることや、回答に用いる文法パタ. ーンを固定化することが、般化を促すためには有効で あることが示唆された。. 家族のコミュニケーションについて、r会話ができて いる」感じることが、コミュニケーションの評価に影 響を与えることが示唆された。 セ・’シ,レ量 Fi■ユ ^蜆。,ウトー二おけ苫玉垣臣事. 主任指導教員 井澤信三. 指導教員井澤信三. 一177一.
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