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IRUCAA@TDC : №3:DNA binding protein 様遺伝子はTreponema denticola 鞭毛のスイッチングに関与する

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№3:DNA binding protein 様遺伝子はTreponema

denticola 鞭毛のスイッチングに関与する

Author(s)

山下, 慶子; 北村, 友里恵; 国分, 栄仁; 菊池, 有一郎;

齋藤, 淳; 石原, 和幸

Journal

歯科学報, 118(5): 474-474

URL

http://hdl.handle.net/10130/4750

Right

Description

(2)

474 学 会 講 演 抄 録

№3:DNA binding protein 様遺伝子は Treponema denticola 鞭毛のスイッチングに関与

する

山下慶子1)2),北村友里恵1)2),国分栄仁2)3),菊池有一郎2)3),齋藤 淳1)2),石原和幸2)3)

1) 2) 3)

(東歯大・歯周)(東歯大・口科研)(東歯大・微生)

目的:歯周炎は,病原性の強いマイクロバイオーム T. denticola DNA binding protein 様遺伝子欠損株

とそれに対する宿主の免疫反応により発症・進展す (欠損株)を作製した。次に,増殖速度と運動性の

る。T. denticola は 慢 性 歯 周 炎 病 巣 に 多 く 認 め ら 比較を行った。更に,DNA マイクロアレイにて,

れ,多数の病原因子を有している。 T. denticola の 2株間で発現変動を認める遺伝子群を抽出した。こ

主要な病原因子である major outer sheath protein の中で,表現形質の変化に関与している可能性があ

(Msp)は,歯周組織への定着や細胞傷害性に関与 る遺伝子についてリアルタイム PCR を行った。

する。過去に我々は, T. denticola msp 欠損株の遺 結果および考察:野生株と欠損株の増殖速度に有意

伝 子 発 現 を 網 羅 的 に 解 析 し,あ る DNA binding な差は認められなかった。欠損株の運動性は野生株

protein 様遺伝子の有意な発現上昇を確認した。こ と比較し有意に低下していた(p<0.01)。遺伝子発

のこ と か ら,Msp の 欠 損 と い う ス ト レ ス に 対 し 現の網羅的な解析の結果,欠損株において,鞭毛

DNA binding protein 様遺伝子による応答が起きて の機能に関わる遺伝子の有意な発現上昇を認めた

いると考えられた。しかし, T. denticola における (p<0.01)。これらに関してリアルタイム PCR を

この DNA binding protein 様遺伝子の機能に関する 行ったところ,欠損株において鞭毛の回転方向の切

報告は無い。そこで本研究の目的は, T. denticola 替え(スイッチング)に関与する遺伝子の発現が有

における本 DNA binding protein 様遺伝子の機能を 意に上昇していた( p<0.01)。この DNA binding

明らかにすることである。 protein 様遺伝子は, T. denticola 鞭毛の機能に関わ

方法:T. denticola ATCC 35405株(野生株)ゲノム る遺伝子の発現調節に関与していることが示唆され

DNA 中の DNA binding protein 様遺伝子をエリス た。

ロマイシン耐性遺伝子( ermB)によって置換し,

№4:高コレステロール飼育ラットに実験的根尖性歯周炎を起こさせた際の変化

田宮資己1),半場秀典2),村松 敬2),古澤成博1)(東歯大・歯内)1)(東歯大・修復)2) 目的:近年,高脂肪飼料で飼育されたマウスでは 髄後6週目に4%パラホルムアルデヒド溶液にて灌 Porphyromonas gingivalisによる炎症性サイトカイン 流固定を行い,肝臓および上顎骨を採取した。上顎 の産生が亢進することが報告されている。炎症性サ 骨は10%EDTA にて4週間脱灰後,通法にしたが イトカインは骨吸収と関連することから根尖病変の いパラフィン切片を作製し,H-E 染色ならびに抗 大きさに関係すると考えられるが,高コレステロー RANKL 抗体,抗 osteoprotegerin 抗体を用いた免 ル状態が根尖性歯周炎の病態にどのような影響を及 疫組織化学的染色を行った。また肝臓は Sudan III ぼすかを調べた研究は少ない。本研究では高コレス 染色を行い脂肪の状態を確認した。 テロール飼料で飼育したラットの臼歯に実験的根尖 結 果 お よ び 考 察:総 コ レ ス テ ロ ー ル 測 定 の 結 性歯周炎を発症させ病理組織学的に評価し,高コレ 果,1%コレステロール添加群で有意に高い値とな ステロールが根尖性歯周炎の病態に及ぼす影響を検 り,病理組織学的には1%コレステロール添加群で 討することを目的とした。 は肝細胞内に脂肪滴がみられ,Sudan III において 方法:本実験は東京歯科大学の動物実験委員会の承 もオレンジ色の染色が強く認められた。上顎臼歯で 認を得て行った(承認番号:302101)。実験には体 はいずれの群においても根尖部に膿瘍形成がみら 重150g 前後の Wistar 系ラット18匹を用いた。ラッ れ,周囲ではリンパ球や形質細胞を主体とする炎症 トを通常飼料(MF,オリエンタル酵母)と高コレ 性細胞浸潤がみられた。免疫染色では両群ともに ステロール飼料(MF+1%コレステロール添加, RANKL,osteoprotegerin に陽性を示す細胞が根尖 オリエンタル酵母)の2群に分け2週間飼育し,麻 病変内の膿瘍を取り囲む線維性組織内および骨周辺 酔下でカーバイドバーを用いて上顎右側第一臼歯 に局在していたが,両群間に明らかな差は観察され (M1)を咬合面から露髄させ,開放状態のままと なかった。 した。血液中のコレステロールの評価のため露髄後 これらの結果から高コレステロールが根尖性歯周炎 2週おきに尾静脈から血液を採取し,総コレステ の骨吸収に対し与える影響は少ないと考えられた。 ロール測定を行った。病理組織学的検討のために露 ― 106 ―

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