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国語科(言語文化・古典)における調べ学習の取り組み

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Academic year: 2021

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Ⅰ はじめに

1  次期「学習指導要領」の変更点 ( 1 )「学びに向かう力、人間性」とアクティブ・ラーニング 現在、文部科学省では、次期「学習指導要領」に向けての全面改訂が行われており、そ の審議が大詰めを迎えている。平成26年(2014年)11月に中央教育審議会総会「初等中等 教育における教育課程の基準等の在り方について」の諮問を受け、12月に教育課程企画特 別部会を設置し、以降、平成27年(2015年) 8 月にいたるまで、14回にわたる審議が行わ れた。現在、その審議の「論点整理」を受けて、各教科のワーキンググループと特別チー ムが最終段階の話し合いを行っている。現在のスケジュールでは、平成28年度(2016年 度)内に中央教育審議会として答申をまとめ、平成32年(2020年)から順次実施していく ことになっている1 ) この次期「学習指導要領」は、「何を知っているか、何ができるか(個別の知識・技能)」 「知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)」「どのように 社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びに向かう力、人間性等)」を 3 本柱と していて、特に 3 本目の「学びに向かう力、人間性等」までを可視化・具体化することを 求めているのが特徴である。また、この 3 本柱を推進するには、子どもたちがどのように 学ぶかも重要視されており、「課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び(いわゆる 「アクティブ・ラーニング」)」がその中心となる。そのための推進力は、「子供の学びに向 かう力であり、これを引き出すためには、実社会や実生活に関連した課題などを通じて動

国語科(言語文化・古典)における調べ学習の取り組み

児 玉 里 麻

要約  次期「学習指導要領」で、高校における古典は、「言語文化」という名称で従来の「古典」 よりも言語活動に重点をおいた学習内容となることが見込まれる。そうした中で、言語表 現活動と日本文化学習、さらには、国際理解教育の一助となるアクティブ・ラーニングの 実践を報告する。 キーワード:古典教育、調べ学習、教育実践、アクティブ・ラーニング、学習指導と学校 図書館

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機付けを行い、子供たちの学びへの興味と努力し続ける意志を喚起する必要がある」2 ) としている。 ( 2 )「国語科」と「外国語活動・外国語科」の連携 次期「学習指導要領」では、言語能力の向上が重要視されており3 )、「言語能力向上に 関する特別チーム」(以下、特別チーム)を設置し、横断的な学習と指導の在り方につい て検討している。これは、話題になっている「小学校からの英語教育」だけを意味するも のではなく、教科をこえて連携して言語能力を育成するものである。現行の学習指導要領 においても、「言葉による記録、要約、説明、論述、討論のほか、歌、絵、身体による表 現など、言語及び非言語による学習活動を『言語活動』として重視し、その充実を図って いる」4 )ものであり、今回の改訂もその延長上にある。 「国語科」と「外国語活動・外国語」の連携の効果5 )について、特別チームの指摘とし て、 8 点が挙げられたが、特に ・日本語と外国語を相対的に捉えることによって、その構造や語彙などの仕組み、それ らが有機的に結び付いているシステム、その背景となる文化など、日本語と外国語の 違いに気付き、それぞれの理解を深めることができる。 ・日本語と外国語を相対的に捉えることによって、言語、文化、習慣、時代が違ってい ても、表面的な違いを超えた深いところでの共通性や普遍性-言葉の働き、人間の心 や思考の基本は同じだということが理解できる。 の 2 点に沿ったものになる過去の授業実践について報告をする。 ( 3 )「国語科(古典教育)」の改善の方向性 平成28年(2016年)5 月発表の「国語科ワーキンググループ」による進捗状況によれば6 )、 「学びに向かう力、人間性等」について、「言葉を通して社会や文化を創造しようとする態 度を育成するために、自分のものの見方や考え方を深めようとする態度、集団の考えを発 展させようとする態度、心を豊かにしようとする態度、自己や他者を尊重しようとする態 度、我が国の言語文化を享受し、継承・発展させようとする態度、自ら進んで読書をする ことで、人生を豊かにしようとする態度が求められる」と説明している。そして、この中 の「言語文化」という言葉が、今後、科目名称として取り上げられることになり(現時点 では、仮称である)、古典教育が従来の「享受(読む)」ことを超えて、「継承・発展」す ることまで求められることとなった。具体的には、今後、中学校において「古典作品の 様々な種類や代表的な古典作品を知る」こと7 )や、高等学校の必履修科目である従来の 「国語総合」を、「現代の国語(仮称)」「言語文化(仮称)」に設定することを提案してい る8 )。「言語文化(仮称)」科目の内容として、「上代(万葉集の歌が詠まれた時代)から 近現代につながる我が国の言語文化への理解・関心を深める科目・言語の文化的側面(我 が国の歴史の中で創造され、上代から近現代まで継承されてきた文化的に高い価値をもつ 言語そのもの)への理解・関心を深め、これを継承していく一員として、自身の言語によ る諸活動に生かす能力」を育成する科目と定義し、「言語による諸活動に生かす」ことを

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求めている。 2  桜美林中学の状況 筆者は、1995年度から2005年度まで桜美林中学・高等学校で国語科非常勤講師として勤 務していた。本大学の付属中学・高等学校として、建学の精神を育み、多文化共生を掲 げ、国際的に貢献できる人物の養成を目指している。「自分で考え、自分のことばを紡ぎ だす」ことを教育目標の一つとして掲げて、コミュニケーション・スキルの向上を推進し ており、それは筆者の勤務中から継続されている方針である。そして、特筆すべきは、中 学の古典の授業を既に平成12年度(2000年)から「言語文化」と名称を変更し、言語表現 活動と古典・日本文化学習に力を入れている点である。すなわち、従来の「古文・漢文を 音読する」「古典作品の内容を理解する」ことを超えて、文化学習と言語表現活動を結び 付けた教育実践を行っている。筆者が関与したのは2000年度から2005年度の話になるが、 今回の「学習指導要領」の改訂に沿った実践例の一つとして、ここに報告し、あわせて今 後の高等学校「言語文化(仮称)」科目への展開を考えてみたいと考える。

Ⅱ 桜美林中学での実践

1  学習の目標 日本の文化と世界の文化を比較することで、自国への理解を一層深めること、また、文 化や言葉は異なっても、深いところでの共通性や普遍性(人間の心や思考の基本)は同じ であることを理解することを目標とし、 3 年間を通してのカリキュラムとした。そして、 図書館の書籍・マルチメディア室(PC)を使って情報を収集し、中学 1 年、2 年でグルー プ発表、3 年生で論文形式での発表を行うこととした。題材は「日本と世界の昔話・神話」 とした。これは、昔話や神話は、その国の特徴がよく出るものであると同時に普遍性を持 つものである点を考慮したものである。具体的には、日本の昔話を調べ、自分なりに絵や 言葉にすることで日本の伝統文化についての理解を深めること、最終的には、同じテーマ を持つ世界の昔話・神話と比較して、日本文化の独自性と同時に人間の思考・感情の普遍 性を理解することを目標とした。 2  学習の展開 ( 1 )中学 1 年 教科書で「浦島太郎」「竹取物語」を既に学習済みの段階で、夏休みに「日本の昔話」 を調べてくることを宿題とした。この時に、できるだけ他の人が知らない昔話を選ぶよう に指導し、今までに聞いたことのあるメジャーな作品・昔話を除いた。生徒たちは、図書 館で「日本の昔話」・「日本の伝説」を検索し、多くの昔話を調べ、コピーや要約をしてい た。この時に調べてきたものの一部を挙げると、「酒呑童子」「死霊に乗る話(今昔物語

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集)」「赤い水の精進が沼」「かっぱの一文銭」「犬とネコとうろこ玉」などがあり、各地の 伝説から説話を基にした昔話まで多岐にわたる。三学期にグループ分けを行い、そのグ ループに属する生徒が調べてきた昔話から 1 話を選び、「紙芝居」として発表した。学習・ 紙芝居作成・発表に、 3 学期「言語文化」の全ての教科時間(11〜13時間)を充てた(不 足する場合は、放課後に自主的に残っているグループも少数ながらあった)。紙芝居とし て表現する上で、まず、昔の日本人の格好・生活を絵にするために、図書館や日本史の資 料集で平安時代や江戸時代の衣装・生活を調べ、さらにどのような朗読をすれば紙芝居と して面白いのかを考えて工夫するよう指導した。初年度の取り組みでは、クラス内での発 表だけで終わったが、後に、文化祭での展示、さらには付属幼稚園での実演に発展した年 度もあった。 ( 2 )中学 2 年 夏休みに「世界の創世神話」を調べてくることを宿題とした。 1 学期最後の授業時に教 員側で準備した「人はなぜ増えつづけるのか(『古事記』イザナギ・イザナミ)」の人形劇 を実演し、創世神話とはどういうものかの説明を行った。しかし、神話という概念につい て知識がないためか、初年度の実践では、ギリシア神話や聖書の話をそのまま調べてくる 生徒が多く、バラエティに富んだ神話を集めることはできなかった。これは後に、「神様 (創造主・太陽の神・悪魔)」「世界が出来た理由・最初の人間・死後の世界・巨人・小人」 「神同士の戦い・神と人の戦い・人と動物の戦い」といったジャンルを指定することで対 応することになった(参考資料 1 )。題材として選ばれた地域・民族は、ギリシア・北 欧・アフリカ・中国・ベトナム・インカ帝国・アメリカ先住民などである。また、イン ターネット検索をして、そのままダウンロードをし、内容を読んでこない生徒も見受けら れたので、要約することを必須とした。 2 学期末にグループ分けを行い、そのグループに 属する生徒が調べた神話の中から 1 話を選び、冬休み中に、神話の舞台となっている国 が、現在のどの国にあたるのか、当時のその国の人々はどのような衣装を着ていたかを調 参考資料 1 (パスファインダー抜粋)

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べることを宿題とした。この時、社会科の資料集だけでなく、博物館のパンフレットやイ ンターネットで検索することを指導した。 3 学期の教科時間(11〜13時間)を使って、人 形制作・発表を行った。人形についてはあらかじめ教員がペープサート9 )の型紙を渡し ておき、それをもとに人形を作成し、背景を模造紙に描いて発表を行った。グループ内 で、ナレーター(朗読・登場人物の声)、人形操作、小道具・背景操作を分担し、表現を 工夫するよう指導した。しかし実際には、発表練習時間が少なく、ナレーターの声を聞き ながらタイミングよく机の下から人形や小道具を動かすことは難しいということが分かっ た。次年度以降、より簡単な方法を模索した(パネルシアター10)など)が、時間的制約 もあり成功したとはいいがたい。 ( 3 )中学 3 年 夏休みの宿題として、「共通するテーマを持つ日本の昔話・神話と世界の昔話・神話」 を調べてくることとした。この時、「パスファインダー11)」(参考資料 1 ・ 2 参照)を渡 し、キーワードや参考にできるインターネットサイト、近くの図書館などを紹介した。 3 学期に日本と世界の神話を比較し、相違点を挙げて考察する小論文を書くことを意識させ た上で調べてくるように指示を出した。 3 学期の教科時間(11時間〜12時間)に、マルチ メディア室で、比較する国の気候や文化を調べ、Wordを使って原稿用紙10枚以上の小論 文を作成した。その時、小論文の構成は、「目次」「はじめに(日本の神話と比較する海外 の神話を明記し、比較した地域・民族の文化について調べたことを書く)」「第 1 章 日本 の神話と世界の神話のあらすじ」「第 2 章 比較( 1 )同じ点( 2 )異なる点」「第 3 章  考察(なぜ同じ点があるのか、異なる点があるのか、文化や歴史の相違点を参考に考察す 参考資料 2 (パスファインダー抜粋)

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る)」「おわりに(論文を書いた感想)」「参考文献(論文を書くのに使った資料・サイト 名)」という章立てとし、書くべき内容を指示した。パソコンの操作およびWordの使い 方については、慣れている生徒が多く、また苦手な生徒には操作方法を教える姿勢が見ら れた。毎回、「個人進行表」を提出させ、それぞれの進度を教員が把握したが、なぜ同じ 点・違う点があるのか、という考察では、苦労をした生徒も多く、教員がある程度のヒン トを与えることになった。本来は、先行研究を参照すべきであるが、中学生であるため、 自分の想像でよいこととし、異なる点については気候や文化の違いに着目すること、ま た、同じ点については人間に共通する心情に着目するよう指導した。最後に印字・製本し た際の生徒たちの満足度は高く、独自にイラストなどを加えて規定の原稿用紙十枚以上を 書いた生徒も多かった。 3  評価 1 学年・ 2 学年は、制作面と発表面において、生徒同士の相互評価と教員による評価を 加えた。 3 学年は教員による評価をした。「関心・意欲・態度」については、宿題への取 り組み方、制作中の態度、及び発表を聞く態度で判断し、「思考・判断・表現」は、言語 活動としての発表方法に工夫があったか、及び小論文の内容について論理的に文章を構成 できたかどうか、文化・歴史を踏まえて相違点を指摘できたかを中心に評価した。さらに 「技能」及び「知識・理解」については、題材とした昔話・神話を適切に要約しているか、 及び小論文の章立て(特に参考文献の書き方)について評価の基準とした。

Ⅲ 今後の展開として考えられること

以上の取り組みは中高一貫教育である桜美林中学ならではのものであり、これをこのま ま高等学校の「言語文化(仮称)」に取り入れることはできない。しかしながら、幼稚園 の頃から読み聞かせなどで親しんでいた「昔話」を題材に、各国の昔話・神話と比較する ことで国際理解の一助にもなる。また、神話を題材・モチーフにしたゲームやライトノベ ルなども多数存在し、生徒にとっては「このゲーム・マンガのもとは、この神話だった」 といった興味・関心にもつながるだろう12)。さらに、調べる中で外国語の物語を読んだ り、絵巻や絵画、彫刻などを参照にしたりすることもあり、教科を超えた「主体的学習」 になる題材である。もちろん、「教育課程企画特別部会における論点整理について(報告)」 13)にも、「指導法を一定の型にはめ、教育の質の改善のための取組が、狭い意味での授業 の方法や技術の改善に終始するのではないかといった懸念」が指摘されているように、桜 美林中学での実践がすべての中学・高校で行われる「型」にはなりえない。「教員一人一 人が、子供たちの発達の段階や発達の特性、子供の学習スタイルの多様性や教育的ニーズ と教科等の学習内容、単元の構成や学習の場面等に応じた方法について研究を重ね、ふさ わしい方法を選択しながら、工夫して実践できるようにすることが重要である」ことは言

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うまでもない。しかし、「社会や自分との関わりの中で生かす、捉えるという科目」とし て「言語文化」という科目の可能性を考える上で、例えば「創世神話」を調べる各地域の 生徒たちが集まって、相違点を指摘し合うことで、自国の文化への理解を深めると同時 に、他国の文化を受け止め、さらには共通性や普遍性を知ることができる教材例として、 この実践例をもとに生徒の興味・関心に従って様々な方向へ発展させることができるだろ う。また、昔話・神話は、心理学面からの考察、民俗学からの考察もあるので、それらの 先行論文を参照するというアプローチも可能であろう。 次期「学習指導要領」が「学びに向かう力、人間性等」を 3 本柱の 1 つとして重点を置 くこと、「言語能力の向上」として日本語と外国語を相対的にとらえることを目標として 掲げること、さらに新設される「言語文化(仮称)」の目標を踏まえた上で、各学校の特 色・生徒の興味関心に基づいた指導例の 1 つとして、この実践報告が参考となれば幸いで ある。 1 )文科省「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教 育に関する有識者会議(第 1 回)」配付資料2016年 5 月13日  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/122/shiryo/__icsFiles/afieldfi le/2016/05/13/1370860_004.pdf 2 )文科省「教育課程企画特別部会における論点整理について(報告)」配布資料2015年 8 月26日  h t t p : / / w w w . m e x t . g o . j p / c o m p o n e n t / b _ m e n u / s h i n g i / t o u s h i n / _ _ i c s F i l e s / afieldfile/2015/12/11/1361110.pdf 3 )「知的活動、感性・情緒、コミュニケーション能力の基盤として、生涯を通じて個人の自己形成 に関わるとともに、文化の継承や創造に寄与する役割を果たすものである」  (文科省「教育課程部会 総則・評価特別部会(第 8 回)」配付資料2016年 5 月23日  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/061/siryo/__icsFiles/afieldfi le/2016/06/02/1371489_ 2 _ 3 _1.pdf 4 )注 3  文科省「教育課程部会 総則・評価特別部会(第 8 回)配付資料」同 5 )注 3  文科省「教育課程部会 総則・評価特別部会(第 8 回)配付資料 2 - 3  教科別ワーキン ググループ等の議論の進捗状況等」 6 )注 5 同 7 )文科省「教育課程部会 国語ワーキンググループ 第 5 回配付資料 小中高を通じた伝統や文化 に関する学習の改善の方向性(素案)」 平成28年 3 月14日  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/068/siryo/__icsFiles/afieldfi le/2016/03/31/1369048_04_1.pdf 8 )注 7 配布資料「高等学校国語科改訂の方向性」  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/068/siryo/__icsFiles/afieldfi le/2016/03/31/1369048_03.pdf 9 ) 2 枚の紙に絵を描き,その紙に竹串などを挟んで貼り合わせて人形を作り,串の部分を手に持っ て演じる紙人形劇.明治期からあった紙人形劇を,戦後,永柴孝堂(1908-1984)が復興させて

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保育に取り入れる際,ペーパー・パペット・シアターを略して「ペープサート」と命名したとさ れる.台詞に合わせて人形の表裏を動かして動作を表現して演じる.表情,姿勢,持物,服装な どを表と裏で変化させ,反転時に観客の関心を誘う演出が特徴である.(後略)『図書館情報学用 語辞典 第 4 版』 10)本来は、「白や黒の起毛した布地を張った60×100cm程度のパネル(舞台)に,不織布で作った 人形や背景の絵を貼ったり外したり移動したりしながら物語を演じる人形劇」(『図書館情報学用 語辞典 第 4 版』)を指すが、この実践では模造紙にマグネットをつけた人形を貼ったり外した りすることとした。 11)利用者に対して,特定の主題に関する各種情報資源や探索方法を紹介・提供する初歩的なツー ル.(中略)個々の資料・情報資源が人為的に重み付けされた上で解題を付してリスト化され, 調べ方に関する解説もなされているため,単なるリストやリンク集とは異なる『図書館情報学用 語辞典 第 4 版』 12)授業の中で、「ドラゴンボール」(鳥山明による少年漫画 集英社『週刊少年ジャンプ』で1984年 から1995年までの約10年半にわたって連載されていた人気漫画)が、中国の「西遊記」を主人公 のモチーフにしていること、さらに「 7 つの玉を全て集めると、どんな願いも 1 つ叶う」という ドラゴンボールを集める過程での友情やバトルは、日本の「南総里見八犬伝」をモチーフにして いると説明すると、読んでみたいという生徒が多数いた。 13)注 2 同

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