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琵琶歌 悲曲『淚の光』

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Academic year: 2021

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人をさけ山里歩く・﹄の頃の我はも淋し友ゐらなくて 歌 琶 琵 帝都に近き片田舎 牲傾き壁落もて 臨床に眺む月も亦 春は脱花の事、みも 一具の繰りの踊たりも 秋風野迭に立も初めて 冬の寒さも厭はれす 可細き腕の乙女子よ 花の盛りも早や過ぎん 曲悲

﹃ 一 決

見るもいぶせき賎.か家に 鳴く虫の一昔は哀れなり 雨 の 漏 る

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も何かせん 如ら十に過す乙女子よ 流汗瀧の苦みも 月の眺めも涙そふ 零に轄びつ日を遺る め

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て小車の 五ツ年せ前に父上は ± 口 回 孝 秀

(2)

81 遠き彼の世の放の昼 早︿も越ゆる三詮川 石をば積みて戯むる

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死出の放路も何時しかじ 過して今は兜卒なる 母は病の床に臥し 只戚涙の外ぞなし 順な乙女の亦心は 霊験如何で空しかる 都に皐ぷ傍らに 朝な夕なの苦しみに 騒し懐かし慕ひっ

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母の病気や妹の 泣くに泣かれぬ血の涙 人に後る

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例しなし 悌菩薩にも尋ねつ

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寮の河原や地識零 嬰子の群を横に見て 鬼の攻苦や針の山 禰勃の許に法を聞︿ 愛し我子の給仕には 優しき看護に日も足らむ 天地の紳に魂めらば カさ積む兄上は 新聞責

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や牛乳の 思ひは遠︿故郷を 自 が 苦 血 中 も 忘 れ 顔 苦しき思ひ胸に込み か

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る内にも歳月は 燕や雁の訪ひ去ちて

(3)

82 二年が閉夢幻 勇み勇みて郷関へ 其の喜びは如何ばかり 嬉し涙の溢れつ

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此の窓口ぴを分たんご 念げば早し我家なる 鯖れば母や妹は 嬉し涙は咳込みて やがて母上顔を上げ 如何に喜び給はんご 思ひは愚痴ご化するなり 側の見る目も羨まし 貧乏しき中にも輝くは 清き親子の情愛ぞ。 今や目出度き卒業に 錦を飾一り踊る身ぞ 隠せぎ色に現れて 寸時も母や妹に 汽車や電車はもぜかしく 蟻しき家を訪れ泊 袖ご棋に取りすがり 暫し言葉もな︿ばかり 無き父上のいましなば 嬉しきに付け悲しきに付け 優し母子の情愛は 朝日の露に潤ふとご 情き親子の情愛ぞ

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